JP2002181966A - 移動体の計測方法および装置 - Google Patents

移動体の計測方法および装置

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JP2002181966A
JP2002181966A JP2000375341A JP2000375341A JP2002181966A JP 2002181966 A JP2002181966 A JP 2002181966A JP 2000375341 A JP2000375341 A JP 2000375341A JP 2000375341 A JP2000375341 A JP 2000375341A JP 2002181966 A JP2002181966 A JP 2002181966A
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downstream
moving
measuring
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JP2000375341A
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English (en)
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Eiji Kakimoto
英司 柿本
Shigeo Takamatsu
繁男 高松
Masao Kinoshita
正生 木下
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】視界に関係なく、計測ラインの上方を跨ぐ架構
設備も不要な移動体の計測方法および装置を提供する。 【解決手段】移動体1に搭載されて計測電波Wmを発信
する送信装置1aと、上流側計測ライン3Uと下流側計
測ライン3Dの上流側および下流側にそれぞれ等間隔を
あけて配置された上流側受信アンテナ4Ua,4Daお
よび下流側受信アンテナ4Ub,4Dbと、上流側受信
アンテナ4Ua,4Daおよび下流側受信アンテナ4U
b,4Dbにより受信された計測電波Wmの電界強度を
測定して、これら計測電波Wmの電界強度が等しくなっ
た時を計測ライン3U,3Dの通過時刻と判断する通過
時刻計測装置5U,5Dと、計測ライン3U,3D間の
通過時間を演算する中央管理装置8とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車、車、船、
馬などのレースやトレーニングのための走行などの走行
コースに設置されて計測ラインの通過時刻を測定する移
動体の測定方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば高速移動する移動体の移動時間
の検出と固体識別とを行う移動体の計測装置は、移動体
に予め識別用バーコードを付しておき、計測位置で移動
体からバーコードを読み取るものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来装置
は、移動体の上方からバーコードを読み取ることから、
計測ラインの上方に、計測装置を設けた架構設備を設置
する必要があり、景観に対する制約が厳しいところや、
海上や水上には設置が困難であるという問題があった。
またすべての計測位置に架構設備と計測装置を設置する
必要があることから、高コストになるという問題があっ
た。さらにバーコードが識別可能な明瞭な視界を確保す
る必要から、濃霧時など視界が悪い環境下での計測は不
可能であるという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決して、視界に関
係なく、また架構設備も不要で低コストで提供できる移
動体の計測方法および装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に発明の請求項1記載の移動体の計測方法は、移動体か
ら計測電波を発信させ、移動体の移動コースに直交する
計測ラインの上流側と下流側にそれぞれ等間隔をあけて
配置された上流側受信アンテナおよび下流側受信アンテ
ナにより、前記移動体からの計測電波を受信し、前記計
測電波の電界強度をそれぞれ測定して、電界強度が等し
くなった時を計測ラインの通過時刻と判断するものであ
る。
【0006】また請求項6記載の移動体の計測装置は、
移動コースに沿って移動する移動体の、移動コースに直
交する計測ラインの通過時刻を検出する移動体の計測装
置であって、移動体に搭載されて計測電波を発信する送
信装置と、前記計測ラインの上流側および下流側に等間
隔をあけて配置され移動体からの計測電波をそれぞれ受
信する上流側受信アンテナおよび下流側受信アンテナ
と、前記上流側受信アンテナと下流側受信アンテナとで
それぞれ受信された計測電波の電界強度を測定して、こ
れら計測電波の電界強度が等しくなった時を計測ライン
の通過時刻と判断する通過時刻計測装置とを具備したも
のである。
【0007】上記請求項1および6の構成によれば、移
動体から発信された計測電波を、計測ラインの上流側お
よび下流側に等距離離れて設置された受信アンテナで受
信し、各計測電波の電界強度をそれぞれ測定して、両電
界強度が等しくなる交点を移動体が計測ライン上の通過
した通過時刻と判断するので、移動体から計測電波を直
接検出できる位置に上流側受信アンテナと下流側受信ア
ンテナとを設置すればよく、従来のように計測ラインの
上方に掛け渡された架構設備などの構造物を必要としな
い。また、視界低下に影響されることなく正確な計測が
可能となる。
【0008】本発明に係る請求項2記載の移動体の計測
方法は、移動コースに沿って移動する移動体に、移動コ
ースに直交する上流側計測ラインから下流側計測ライン
を通過させ、この移動体の計測ライン間の通過時間を計
測するに際して、移動体から計測電波を発信させ、前記
上流側計測ラインの上流側と下流側に等間隔をあけて配
置された上流側受信アンテナおよび下流側受信アンテナ
により、移動体からの計測電波を受信して電界強度をそ
れぞれ測定し、これら電界強度が等しくなった時を上流
側計測ラインの通過時刻とし、前記下流側計測ラインで
上流側と下流側に等間隔をあけて配置された上流側受信
アンテナおよび下流側受信アンテナにより、移動体から
の計測電波を受信して電界強度をそれぞれ測定し、これ
ら電界強度が等しくなった時を下流側計測ラインの通過
時刻とし、上流側計測ラインの通過時刻と下流側計測ラ
インの通過時刻から移動体の通過時間を求めるものであ
る。
【0009】また請求項7記載の移動体の計測装置は、
移動コースに沿って移動する移動体を、移動コースに直
交する上流側計測ラインから下流側計測ラインを通過さ
せ、この移動体の計測ライン間の通過時間を計測する移
動体の計測装置であって、前記移動体に計測電波を発射
可能な送信装置と、前記上流側計測ラインの上流側と下
流側に等間隔をあけて配置された上流側受信アンテナお
よび下流側受信アンテナと、前記下流側計測ラインの上
流側と下流側に等間隔をあけて配置された上流側受信ア
ンテナおよび下流側受信アンテナと、前記上流側計測ラ
インで、上流側受信アンテナおよび下流側受信アンテナ
にそれぞれ受信された計測電波の電界強度を検出すると
ともに、これら電界強度が等しくなった時を移動体の上
流側計測ラインの通過時刻と判断する通過時刻計測装置
と、前記下流側計測ラインで、上流側受信アンテナおよ
び下流側受信アンテナにそれぞれ受信された計測電波の
電界強度を検出するとともに、これら電界強度が等しく
なった時を移動体の下流側計測ラインの通過時刻と判断
する通過時刻計測装置と、上流側計測ラインと下流側計
測ラインの通過時刻計測装置により計測された通過時刻
から通過時間を計算する中央管理装置を設けたものであ
る。
【0010】上記請求項2および7の構成によれば、上
流側計測ライン位置と下流側計測ライン位置で、それぞ
れ移動体から発信される計測電波を、各計測ラインから
上下流方向に等距離離れて設置された受信アンテナによ
り受信し、各計測電波の電界強度が等しくなるタイミン
グを計測ライン上の通過時刻と判断し、これにより計測
ライン間の通過所要時間(ラップタイム)を演算できる
ので、移動体から計測電波を直接検出できる位置に上流
側受信アンテナと下流側受信アンテナとを設置すればよ
く、従来のように計測ラインの上方に掛け渡された架構
設備などの構造物を必要としない。
【0011】本発明に係る請求項3記載の移動体の計測
方法は、上流側計測ライン付近で移動コースの左右両側
にそれぞれ配置された側方受信アンテナにより、移動体
からの計測電波を受信し、前記左右の側方受信アンテナ
により受信された計測電波の電界強度を測定して、上流
側計測ラインの通過時刻におけるそれぞれ電界強度に基
づき、上流側計測ライン上を通過する移動体の左右方向
の通過位置を演算し、下流側計測ライン付近で移動体の
左右両側にそれぞれ配置された側方受信アンテナによ
り、移動体からの計測電波を受信し、前記左右の側方受
信アンテナにより受信された計測電波の電界強度を測定
して、下流側計測ラインの通過時刻におけるそれぞれの
電界強度に基づき、移動体が下流側計測ライン上を通過
する左右方向の位置を演算し、上流側計測ラインおよび
下流側計測ラインの移動体の左右方向の通過位置から移
動体の移動距離を求めて、移動体の移動時間を補正する
ものである。
【0012】また請求項8記載の移動体の計測装置は、
計測ライン付近の移動コースの左右両側に、側方受信ア
ンテナをそれぞれ配置し、これら左右の側方受信アンテ
ナでそれぞれ受信された計測電波から電界強度を検出す
るとともに、通過時刻計測装置により判定された計測ラ
イン通過時刻における電界強度に基づいて、計測ライン
上の左右方向の通過位置を演算する通過位置計測装置を
設け、中央演算装置により、上流側計測ラインと下流側
計測ラインにおける前記通過位置から移動体走行方向の
移動距離を演算し、移動体の移動時間を補正するように
構成したものである。
【0013】上記請求項3および8の構成によれば、移
動体から発信される計測電波を、走行方向の左右両側に
配置された側方受信アンテナにより受信し、計測ライン
通過時に電界強度の比を検出することにより、移動体の
計測ライン上での左右方向の通過位置を計測することが
できる。したがって、移動体が斜め方向に移動した場合
であっても、通過位置から移動距離を求めて移動速度を
演算し、計測データを補正して、移動コースを直線移動
した場合の正確な所要時間に補正することができる。
【0014】本発明に係る請求項4記載の移動体の計測
方法は、請求項2または3の構成において、受信アンテ
ナの手前で発信されたマーカー信号を受信することによ
り、移動体から移動体の識別コードと周波数要求信号を
送信させ、前記識別コードと周波数要求信号とを周波数
指示装置で受信することにより、中央管理装置により計
測電波の空き周波数を選択し、前記周波数指示装置から
指定周波数を指示する周波数指定信号を移動体に送信
し、移動体で、前記周波数指定信号に基づいて指定周波
数の計測電波を発信させるものである。
【0015】また請求項9記載の移動体の計測装置は、
請求項7または8の構成において、移動体に、受信アン
テナの手前で移動体に向けて発信されたマーカー信号を
受信して、移動体の識別コードおよび周波数要求信号を
送信する移動体コントローラを設け、計測ラインの手前
に、移動体からの前記識別コードと周波数要求信号に基
づいて、中央管理装置により計測電波の空き周波数を選
択し、この周波数を指定した周波数指定信号を移動体に
発信する周波数指示装置を設け、前記移動体コントロー
ラにより、前記周波数指定信号を受信して、指定された
周波数の計測電波を発信させるように構成したものであ
る。
【0016】上記請求項4および9の構成によれば、移
動体から識別コードと周波数要求信号とを周波数指示装
置に送信させ、中央管理装置により、計測電波の空き周
波数を検出して選択し、周波数指示装置から使用する指
定周波数を移動体に送信させ、移動体では、指示された
周波数で計測電波を発信するので、中央管理装置では、
識別コードと計測電波の周波数で移動体を識別できて、
複数の周波数を使用して複数の移動体のラップタイムを
同時に計測することができる。また周波数の設定を各計
測ラインごとに行うことにより、多くの移動体が同時に
走行していても、先頭から所定個数の移動体だけを計測
することができる。
【0017】本発明に係る請求項5記載の移動体の計測
装置は、請求項2または3の構成において、受信アンテ
ナの手前で発信されたマーカー信号を受信することによ
り、移動体では、移動体コントローラにより計測電波の
空き周波数を検出して選択させるとともに、この指定周
波数で移動体の識別コードを含む計測電波を発信させ、
前記受信アンテナで受信した計測電波から移動体を識別
するものである。
【0018】また請求項10記載の移動体の計測装置
は、請求項7または8の構成において、移動体に、受信
アンテナの手前で移動体に向けて発信されたマーカー信
号により、計測電波の空き周波数をスキャンし空き周波
数を検出して使用周波数に設定するとともに、移動体の
識別コードを含む前記使用周波数の計測電波を送受信機
から発信する移動体コントローラを設け、通過時刻計測
装置により、計測アンテナで受信した計測電波の周波数
に基づいて移動体を識別するように構成したものであ
る。
【0019】上記請求項5および10の構成によれば、
移動体に設けた移動体コントローラにより、計測電波の
空き周波数を検出して設定し、識別コードを含む計測電
波を設定周波数で移動体から発信させるので、複数の周
波数を使用して複数の移動体のラップタイムを同時に計
測することができる。また多くの移動体が同時に移動し
ていても、先頭から所定個数の移動体だけを計測するこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る移動体の計
測装置の第1の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明
する。
【0021】ここで移動体はたとえば競馬用の馬であっ
て、計測装置は調教用馬場の走行コースに設置されてい
る。図1に示すように、移動体1には、所定位置に無指
向性の送信アンテナ(図示せず)から計測電波Wmを発
信する送信機1aが搭載されている。また走行コース2
には、走行方向に所定の計測距離をあけてセンターライ
ンCLに直交する上流側計測ライン3Uと下流側計測ラ
イン3Dが設けられている。そして、上流側計測ライン
3Uと下流側計測ライン3Dの一側部(図は進行方向に
向かって左側部)には、上下流側に等しい距離L,Lを
あけて上流側受信アンテナ4Ua,4Daおよび下流側
受信アンテナ4Ub,4Dbがそれぞれ設置され、移動
体1の送信機1aから発信される計測電波Wmが受信さ
れる。
【0022】上流側計測ライン3Uの上流側受信アンテ
ナ4Uaおよび下流側受信アンテナ4Ubはケーブルを
介して上流側通過時刻計測装置5Uに接続され、また下
流側計測ライン3Dの上流側受信アンテナ4Daおよび
下流側受信アンテナ4Dbはケーブルを介して下流側通
過時刻計測装置5Dに接続されている。前記上流側およ
び下流側の通過時刻計測装置5U,5Dでは、計測電波
Wmの電界強度を測定してそれぞれの上下流側計測ライ
ン3U,3Dにおける電界強度が等しくなった時を計測
ライン3U,3D上の通過時刻と判断している。
【0023】すなわち、無指向性、あるいはたとえば計
測ライン3U(3D)方向に指向性を有する上流側受信
アンテナ4Ua(4Da)および下流側受信アンテナ4
Ub(4Db)が計測ライン3U(3D)の上流側およ
び下流側に等距離離れてそれぞれ設置されている。そし
て移動体1から発信される計測電波Wmが上流側および
下流側受信アンテナ4Ua,4Ub(4Da,4Db)
にそれぞれ受信されると、電波の電界強度は距離により
減衰することから、移動体1が計測ライン3U(3D)
の上流側や下流側に位置する場合には、移動体1と上流
側、下流側の受信アンテナ4Uaと4Ub(4Daと4
Db)の距離が異なるために、上流側および下流側受信
アンテナ4Ua,4Ub(4Da,4Db)で受信され
る受信電波Wmの電界強度が相違し、移動体1が計測ラ
イン3U(3D)上にある場合には、移動体1と上流
側、下流側の受信アンテナ4Uaと4Ub(4Daと4
Db)の距離が等しくなり、受信電波の電界強度が等し
くなる。
【0024】ここで、上流側受信アンテナ4Ua,4D
aおよび下流側受信アンテナ4Ub,4Dbが計測ライ
ン3U,3Dから上流側および下流側に等距離L離れて
配置されており、両ピーク値Pa,Pb間で電界強度E
a,Ebが等しくなる交点Xが計測ライン3U,3D上
に移動体1があると判断し、交点Xが計測ライン3U,
3D上の通過時刻Ta,Tbと判断される。
【0025】そして通過時刻計測装置5U,5Dから中
央管理装置(中央演算装置)8に通過時刻Ta,Tbが
出力され、これにより計測ライン3U,3D間のラップ
タイムや走行速度が演算されて表示装置9に表示され
る。
【0026】また、上流側計測ライン3Uおよび下流側
計測ライン3D上で走行コース2の側端から等距離Ls
離れた位置に、移動体1からの電波を受信する側方受信
アンテナ6UL,6UR,6DL,6DRがそれぞれ設
置されている。そして、上流側計測ライン3Uの左右側
方受信アンテナ6UL,6URが上流側通過位置計測装
置7Uに接続されるとともに、下流側計測ライン3Dの
左右側方受信アンテナ6DL,6DRがケーブルを介し
て下流側通過位置計測装置7Dに接続されている。これ
により、左右の側方受信アンテナ6UL,6UR,6D
L,6DRからそれぞれ受信した計測電波Wmから電界
強度を検出し、ピーク値(通過時刻計測装置5U,5D
により判定された通過時刻Ta,Tb)における電界強
度の差Δeを予め求めておいた基準値と比較することに
より、上流側および下流側計測ライン3U,3Dにおけ
る移動体1の左右方向の通過位置を演算するように構成
される。
【0027】また別の方法として、側方受信アンテナ6
UL,6UR,6DL,6DRは、無指向性アンテナ
か、または計測ライン方向に指向性を有する指向性アン
テナが使用され、通過位置計測装置7U,7Dでは、図
3に示すように、左の側方受信アンテナ6UL(6D
L)で受信された計測電波Wmの電界強度と、右の側方
受信アンテナ6UR(6DR)で受信された計測電波W
mの電界強度El,Erの変化を示すグラフに基づい
て、通過時刻計測装置5U(5D)により計測された通
過時刻Ta(Tb)における電界強度の比e=Er/E
l(またはEl/Er)を求める。予め、この電界強度
の比eから通過位置を決定するために、計測ライン3U
(3D)上の通過位置における左右の側方受信アンテナ
6UL,6UR(6DL,6DR)の受信電界強度の比
の参照値を求めておき、計測された電界強度の比と比較
して通過位置を判断する。そして選られた通過位置から
斜め走行した場合の実際の斜行移動距離を求め、得られ
たラップタイムとこの斜行移動距離から、直線走行した
場合のラップタイムに補正することができる。
【0028】通過時刻計測装置5U,5Dで求められた
上流側計測ライン3Uと下流側計測ライン3Dにおける
通過位置の演算値は中央管理装置8に出力され、中央管
理装置8は、上流側計測ライン3Uと下流側計測ライン
3Dにおける通過位置が異なる場合には、上流側計測ラ
イン3Uから下流側計測ライン3Dまで走行ラインCL
に対して傾斜して走行したと判断してラップタイムを補
正し、補正したラップタイムも表示装置9に表示するよ
うに構成されている。
【0029】なお、上記実施の形態では、上流側計測ラ
イン3Uおよび下流側計測ライン3D上に側方受信アン
テナ6UL,6UR,6DL,6DRを設置したが、計
測ライン3U,3Dから上流側および下流側にずれた位
置であっても、同様に計測ライン3U,3D上の移動体
1の通過位置を計測することができる。
【0030】上記実施の形態によれば、移動体1から発
信された計測電波Wmを、上流側および下流側計測ライ
ン3U,3Dの近傍で、計測ライン3U,3Dから上下
流側に等距離離れた上流側、下流側の受信アンテナ4U
a,4Ua,4Da,4Dbで受信し、通過時刻計測装
置5U,5Dにより各計測電波Wmの電界強度Ea,E
bをそれぞれ測定して、両電界強度Ea,Ebが等しく
なる交点Xを移動体1が計測ライン3U,3D上の通過
時刻Ta,Tbを判断するので、受信可能範囲とした移
動体1からの計測電波Wmを直接検出できる位置に上流
側受信アンテナ4Ua(4Da)と下流側受信アンテナ
4Ub(4Db)とを設置すればよく、計測ライン3
U,3Dの上方に掛け渡された架構設備などの構造物を
必要としない。また、使用する周波数を適正に選択する
ことにより、視界を遮るきりや雨に影響されることなく
正確な計測が可能となる。
【0031】また計測ライン3U,3D上の左右両側に
配置された側方受信アンテナ6UL,6UR,6DL,
6DRにより、移動体1からの計測電波Wmを受信し、
通過時刻計測装置5U,5Dにより得られた通過時刻T
a,Tbに基づいて通過位置検出器7U,7Dにより計
測電波Wmの電界強度Er,Elの差Δeまたは比eを
検出することにより、計測ライン3U,3D上の通過位
置を計測することができる。これにより、斜め方向に走
行した移動体1のラップタイムを、正確なラップタイム
に補正することができる。
【0032】次に図4,図5に基づいて第2の実施の形
態を説明する。なお、第1の実施の形態と同一部材には
同一符号を付して説明を省略する。また、第1の実施の
形態で説明した側方受信アンテナ6UL,6UR,6D
L,6DRおよび通過位置計測装置7U,7Dを、この
第2の実施の形態に付加することもできる。
【0033】この実施の形態は、複数の周波数の異なる
計測電波Wmを使用して複数の移動体1を識別し、同時
に計測ラインの通過時刻を計測できるように構成したも
のである。この実施の形態では、移動体1が多数であれ
ば、すべての移動体1にそれぞれ周波数(以下チャンネ
ルという)を付与することができないことを想定してお
り、付与できるチャンネルの数を限定し、たとえば各計
測ラインごとに、先着順から複数番までの移動体を計測
するように構成している。
【0034】すなわち、各移動体1には、図5に示すよ
うに、移動体1の自己を識別するための識別コードWb
と、ここで使用する計測電波Wmのうちで指示された周
波数を切り替えて送受信アンテナ1cから計測電波Wm
を発信できる送受信機1bと、これを指示するための移
動体コントローラ12がそれぞれ搭載されている。
【0035】また上流側および下流側計測ライン3U,
3Dの移動方向下流側の所定位置には、それぞれ移動体
1の送受信機1bに対してマーカ信号Waを送信する送
信アンテナ11aを有するマーカ信号発生装置11U,
11Dが配置されている。ここで移動体1では、送受信
機1bがマーカ信号Waを受信すると、移動体コントロ
ーラ12により識別コードWbと周波数要求信号Wcを
送受信機1bから発信するように構成されている。な
お、ここで複数の移動体1からの信号の混信を避けるた
めに、それぞれの識別コードWbと周波数要求信号Wc
の送信時期をずらすように各移動体1毎に移動体コント
ローラ12がそれぞれ設定されている。
【0036】さらに、送信アンテナ11aの下流側に
は、前記識別コードWbおよび周波数要求信号Wcを送
受信アンテナ13aを介して受信する周波数指示装置1
3U,13Dがそれぞれ配置されている。中央管理装置
8は、周波数指示装置13U,13Dから入力された周
波数要求信号Wbにより、適正な空きチャンネルを選択
し、このチャンネルを指示する周波数指示信号Wdを送
受信アンテナ13aから移動体1に向かって送信するよ
うに構成されている。そして、中央管理装置8では、そ
の移動体1の識別子と使用する計測電波のチャンネルが
記録される。
【0037】なお、中央管理装置8では、図6に示すよ
うに、3本以上の計測ライン1〜6が設置された走行コ
ース2において、移動体1で1つのチャンネルが使用さ
れると、その移動体1から発信される計測電波Wmが干
渉または混信する範囲Lt内では、他の移動体1にその
チャンネルを付与しないように構成されている。
【0038】したがって、各計測ライン3U,3Dに接
近するごとに、マーカ信号Waにより略先頭(実際には
無指向性の送信アンテナ11aでは、送信アンテナ11
aに最も接近した移動体1であり、指向性を有するアン
テナでは、指向性の電界強度パターンに最初に接した移
動体1を先頭という)の移動体1から順に識別コードW
bと周波数要求信号Wcが送信され、識別コードWbに
よる移動体1の識別と使用するチャンネルの指示とが、
チャンネルの数だけ繰り返される。そして各計測ライン
3U,3Dでは、通過時刻計測装置5U,5Dにより先
頭から使用チャンネルの数だけの移動体1の計測ライン
3U,3Dの通過時間が計測される。
【0039】上記実施の形態によれば、マーカ信号Wa
により移動体1から識別コードWbと周波数要求信号W
cを送信させ、周波数指示装置13U,13Dにより空
きチャンネルを選択して周波数指示信号Wdを移動体1
に送信し、各移動体1では周波数指示信号Wdにより、
それぞれ計測電波Wmを指示チャンネルで発信させるの
で、複数の移動体1の通過時刻Ta,Tbを計各測ライ
ン3U,3Dでそれぞれ検出することができる。
【0040】また、計測ライン3U,3Dごとに移動体
1から識別コードWbを送信させるとともに、使用する
計測電波Wmの周波数を設定し直すことにより、多数の
移動体1のうち、先頭から使用可能なチャンネルの範囲
で所定順位までの移動体1の通過時刻を計測することが
できる。したがって、計測に必要な、先頭の移動体1お
よびその後続の移動体1群のみの通過時刻を計測ライン
3U,3Dごとに計測することができるので、すべての
移動体1を計測するような設備を設置する必要もない。
なお、移動体コントローラ12の設定により、複数の移
動体1のうち所望する単数または複数の移動体1のみを
計測可能となる。
【0041】さらに図7に基づいて移動体の計測装置の
第3の実施の形態を説明する。なお、先の実施の形態と
同一部材には同一符号を付して説明を省略する。なお、
第1の実施の形態で説明した側方受信アンテナ6UL,
6UR,6DL,6DRおよび通過位置計測装置7U,
7Dを、この第3の実施の形態に付加することもでき
る。
【0042】この実施の形態は、第2の実施の形態で
は、中央管理装置8により空きチャンネルの選択と指定
をおこなったが、第3の実施の形態では、移動体コント
ローラ12に、空き周波数のスキャン機能および設定機
能を持たせるとともに、その計測電波Wmに移動体1を
識別可能な識別コードを組み込んで送受信機1bから発
信させる機能を設けたものである。これにより、周波数
を割り当てやすく、また、後続にも出来る限り多くのラ
ップタイム計測の機会を与えることができる。
【0043】すなわち、上流側および下流側計測ライン
3U,3Dの上流側所定位置には、それぞれ移動体1の
送受信機1bに対してマーカ信号Waを送信する送信ア
ンテナ11aを有するマーカ信号発生装置11U,11
Dが配置されており、移動体1では、このマーカ信号W
aを受信すると、計測電波Wmの周波数のスキャンして
空きチャンネルを検出して設定し、識別コードを組み込
んだ計測用電波Wmを設定チャンネルで発信する。
【0044】これを受信アンテナ4Ua,4Ub,4D
a,4Dbで受信して、通過時刻計測装置5U,5Dか
ら中央管理装置8に移動体1の識別子が送信される。ま
た、通過時刻計測装置5U,5Dにより各計測ライン3
U,3Dにおける通過時刻Ta,Tbを計測し、中央管
理装置8にに受信チャンネル番号と共に通過時刻Ta,
Tbが出力される。
【0045】上記実施の形態によれば、第2の実施の形
態と同様の効果を奏することができる。なお、第2およ
び第3の実施の形態において、中央管理装置が移動体が
計測ラインを通過した情報を通過時刻計測装置から受信
した後に、各移動体との間で使用しているチャンネルを
通じて、そのチャンネルを開放し、初期設定のチャンネ
ル(たとえば全移動体共通)を使用するように指示し
て、後続のチャンネルが割り当てられていない移動体へ
再度チャンネルを割り当てるようにし、少ないチャンネ
ルを有効活用することもできる。
【0046】また、上記各実施の形態では、走行コース
2の2個所に計測ライン3U,3Dを設置して計測する
ように構成したが、3個所以上に計測ラインを設けて計
測し、それぞれの計測ライン間のラップタイムを計測す
ることもできる。
【0047】さらに、上記実施の形態では、計測ライン
3U,3Dの上流側および下流側に等距離離れて、無指
向性か、計測ライン3U(3D)方向に指向性を有する
指向性の上流側受信アンテナ4Ua(4Da)および下
流側受信アンテナ4Ub(4Db)を設置した。しか
し、図8に示すように、移動体1とアンテナとの距離が
接近している場合、受信指向性パターンPU,PDのヘ
ッド部分Phでは、計測ライン3U(3D)上において
受信電界強度に差が小さいことから、指向性を計測ライ
ン3U(3D)に対して上流側と下流側にそれぞれ所定
角度α傾斜させることにより、受信指向性パターンP
U,PDのサイド部分Psを使用して、計測ライン3U
(3D)における受信電界強度に差を大きくして使用し
てもよい。
【0048】
【発明の効果】以上に述べたごとく請求項1および6の
発明によれば、移動体から発信された計測電波を、計測
ラインの上流側および下流側に等距離離れて設置された
受信アンテナで受信し、各計測電波の電界強度をそれぞ
れ測定して、両電界強度が等しくなる交点を移動体が計
測ライン上の通過した通過時刻と判断するので、移動体
から計測電波を直接検出できる位置に上流側受信アンテ
ナと下流側受信アンテナとを設置すればよく、従来のよ
うに計測ラインの上方に掛け渡された架構設備などの構
造物を必要としない。また、視界低下に影響されること
なく正確な計測が可能となる。
【0049】本発明に係る請求項2および7の発明によ
れば、上流側計測ライン位置と下流側計測ライン位置
で、それぞれ移動体から発信される計測電波を、各計測
ラインから上下流方向に等距離離れて設置された受信ア
ンテナにより受信し、各計測電波の電界強度が等しくな
るタイミングを計測ライン上の通過時刻と判断し、これ
により計測ライン間の通過所要時間(ラップタイム)を
演算できるので、移動体から計測電波を直接検出できる
位置に上流側受信アンテナと下流側受信アンテナとを設
置すればよく、従来のように計測ラインの上方に掛け渡
された架構設備などの構造物を必要としない。
【0050】上記請求項3および8の発明によれば、移
動体から発信される計測電波を、走行方向の左右両側に
配置された側方受信アンテナにより受信し、計測ライン
通過時に電界強度の比を検出することにより、移動体の
計測ライン上での左右方向の通過位置を計測することが
できる。したがって、移動体が斜め方向に移動した場合
であっても、通過位置から移動距離を求めて移動速度を
演算し、計測データを補正して、移動コースを直線移動
した場合の正確な所要時間に補正することができる。
【0051】上記請求項4および9の発明によれば、移
動体から識別コードと周波数要求信号とを周波数指示装
置に送信させ、中央管理装置により、計測電波の空き周
波数を検出して選択し、周波数指示装置から使用する指
定周波数を移動体に送信させ、移動体では、指示された
周波数で計測電波を発信するので、中央管理装置では、
識別コードと計測電波の周波数で移動体を識別できて、
複数の周波数を使用して複数の移動体のラップタイムを
同時に計測することができる。また周波数の設定を各計
測ラインごとに行うことにより、多くの移動体が同時に
走行していても、先頭から所定個数の移動体だけを計測
することができる。
【0052】上記請求項5および10の発明によれば、
移動体に設けた移動体コントローラにより、計測電波の
空き周波数を検出して設定し、識別コードを含む計測電
波を設定周波数で移動体から発信させるので、複数の周
波数を使用して複数の移動体のラップタイムを同時に計
測することができる。また多くの移動体が同時に移動し
ていても、先頭から所定個数の移動体だけを計測するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動体の計測装置の第1の実施の
形態を示す構成図である。
【図2】同装置の通過時刻計測装置により検出される計
測電波の電界強度を示すグラフである。
【図3】同装置の通過位置計測装置により検出される計
測電波の電界強度を示すグラフである。
【図4】本発明に係る移動体の計測装置の第2の実施の
形態を示す構成図である。
【図5】同装置の移動体に搭載される装置構成図であ
る。
【図6】同移動体の計測装置の全体構成図である。
【図7】本発明に係る移動体の計測装置の第3の実施の
形態を示す構成図である。
【図8】指向性を有する上流側受信アンテナと下流側受
信アンテナの配置の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 移動体 1a 送信機 2 走行コース 3U 上流側計測ライン(計測ライン) 3D 下流側計測ライン(計測ライン) 4Ua,4Ub 上流側受信アンテナ 4Da,4Db 下流側受信アンテナ 5U,5D 通過時刻計測装置 6UL,6UR 側方受信アンテナ 6DL,6DR 側方受信アンテナ 7U,7D 通過位置計測装置 8 中央管理装置(中央演算装置) 9 表示装置 11U,11D マーカ発信装置 12 移動体コントローラ 13U,13D 周波数指示装置 Wm 計測電波 Wa マーカ信号 Wb 識別コード Wc 周波数要求信号 Wd 周波数指示信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 正生 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 Fターム(参考) 2F002 AA00 BA21 BA26 BB04 GA05 2F085 AA00 CC04 CC10 EE01 EE02 EE04 FF11 FF13 FF16 FF20 GG23 3E038 AA02 AA03 AA07 BA07 BA12 BB05 CA03 CA05 CA06 CA07 CB02 CB05 CC04 EA02 FA10 GA02 5J021 AA03 AA05 EA04 FA13 HA10 JA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体から計測電波を発信させ、 移動体の移動コースに直交する計測ラインの上流側と下
    流側にそれぞれ等間隔をあけて配置された上流側受信ア
    ンテナおよび下流側受信アンテナにより、前記移動体か
    らの計測電波を受信し、 前記計測電波の電界強度をそれぞれ測定して、電界強度
    が等しくなった時を計測ラインの通過時刻と判断するこ
    とを特徴とする移動体の計測方法。
  2. 【請求項2】移動コースに沿って移動する移動体に、移
    動コースに直交する上流側計測ラインから下流側計測ラ
    インを通過させ、この移動体の計測ライン間の通過時間
    を計測するに際して、 移動体から計測電波を発信させ、 前記上流側計測ラインの上流側と下流側に等間隔をあけ
    て配置された上流側受信アンテナおよび下流側受信アン
    テナにより、移動体からの計測電波を受信して電界強度
    をそれぞれ測定し、これら電界強度が等しくなった時を
    上流側計測ラインの通過時刻とし、 前記下流側計測ラインで上流側と下流側に等間隔をあけ
    て配置された上流側受信アンテナおよび下流側受信アン
    テナにより、移動体からの計測電波を受信して電界強度
    をそれぞれ測定し、これら電界強度が等しくなった時を
    下流側計測ラインの通過時刻とし、 上流側計測ラインの通過時刻と下流側計測ラインの通過
    時刻から移動体の通過時間を求めることを特徴とする移
    動体の計測方法。
  3. 【請求項3】上流側計測ライン付近で移動コースの左右
    両側にそれぞれ配置された側方受信アンテナにより、移
    動体からの計測電波を受信し、 前記左右の側方受信アンテナにより受信された計測電波
    の電界強度を測定して、上流側計測ラインの通過時刻に
    おけるそれぞれの電界強度に基づき、上流側計測ライン
    上を通過する移動体の左右方向の通過位置を演算し、 下流側計測ライン付近で移動体の左右両側にそれぞれ配
    置された側方受信アンテナにより、移動体からの計測電
    波を受信し、 前記左右の側方受信アンテナにより受信された計測電波
    の電界強度を測定して、下流側計測ラインの通過時刻に
    おけるそれぞれの電界強度に基づき、移動体が下流側計
    測ライン上を通過する左右方向の位置を演算し、 上流側計測ラインおよび下流側計測ラインの移動体の左
    右方向の通過位置から移動体の移動距離を求めて、移動
    体の移動時間を補正することを特徴とする請求項2記載
    の移動体の計測方法。
  4. 【請求項4】受信アンテナの手前で発信されたマーカー
    信号を受信することにより、移動体から移動体の識別コ
    ードと周波数要求信号を送信させ、 前記識別コードと周波数要求信号とを周波数指示装置で
    受信することにより、中央管理装置により計測電波の空
    き周波数を選択し、前記周波数指示装置から指定周波数
    を指示する周波数指定信号を移動体に送信し、 移動体で、前記周波数指定信号に基づいて指定周波数の
    計測電波を発信させることを特徴とする請求項2または
    3記載の移動体の計測方法。
  5. 【請求項5】受信アンテナの手前で発信されたマーカー
    信号を受信することにより、移動体では、移動体コント
    ローラにより計測電波の空き周波数を検出して選択させ
    るとともに、この指定周波数で移動体の識別コードを含
    む計測電波を発信させ、 前記受信アンテナで受信した計測電波から移動体を識別
    することを特徴とする請求項2または3記載の移動体の
    計測方法。
  6. 【請求項6】移動コースに沿って移動する移動体の、移
    動コースに直交する計測ラインの通過時刻を検出する移
    動体の計測装置であって、 移動体に搭載されて計測電波を発信する送信装置と、 前記計測ラインの上流側と下流側に等間隔をあけて配置
    され移動体からの計測電波をそれぞれ受信する上流側受
    信アンテナおよび下流側受信アンテナと、 前記上流側受信アンテナと下流側受信アンテナとでそれ
    ぞれ受信された計測電波の電界強度を測定して、これら
    計測電波の電界強度が等しくなった時を計測ラインの通
    過時刻と判断する通過時刻計測装置とを具備したことを
    特徴とする移動体の計測装置。
  7. 【請求項7】移動コースに沿って移動する移動体を、移
    動コースに直交する上流側計測ラインから下流側計測ラ
    インを通過させ、この移動体の計測ライン間の通過時間
    を計測する移動体の計測装置であって、 前記移動体に計測電波を発射可能な送信装置と、 前記上流側計測ラインの上流側と下流側に等間隔をあけ
    て配置された上流側受信アンテナおよび下流側受信アン
    テナと、 前記下流側計測ラインの上流側と下流側に等間隔をあけ
    て配置された上流側受信アンテナおよび下流側受信アン
    テナと、 前記上流側計測ラインで、上流側受信アンテナおよび下
    流側受信アンテナにそれぞれ受信された計測電波の電界
    強度を検出するとともに、これら電界強度が等しくなっ
    た時を移動体の上流側計測ラインの通過時刻と判断する
    通過時刻計測装置と、 前記下流側計測ラインで、上流側受信アンテナおよび下
    流側受信アンテナにそれぞれ受信された計測電波の電界
    強度を検出するとともに、これら電界強度が等しくなっ
    た時を移動体の下流側計測ラインの通過時刻と判断する
    通過時刻計測装置と、 上流側計測ラインと下流側計測ラインの通過時刻計測装
    置により計測された通過時刻から通過時間を計算する中
    央管理装置を設けたことを特徴とする移動体の計測装
    置。
  8. 【請求項8】計測ライン付近の移動コースの左右両側
    に、側方受信アンテナをそれぞれ配置し、 これら左右の側方受信アンテナでそれぞれ受信された計
    測電波から電界強度を検出するとともに、通過時刻計測
    装置により判定された計測ライン通過時刻における電界
    強度に基づいて、計測ライン上の左右方向の通過位置を
    演算する通過位置計測装置を設け、 中央演算装置により、上流側計測ラインと下流側計測ラ
    インにおける前記通過位置から移動体走行方向の移動距
    離を演算し、移動体の移動時間を補正するように構成し
    たことを特徴とする請求項7記載の移動体の計測装置。
  9. 【請求項9】移動体に、受信アンテナの手前で移動体に
    向けて発信されたマーカー信号を受信して、移動体の識
    別コードおよび周波数要求信号を送信する移動体コント
    ローラを設け、 計測ラインの手前に、移動体からの前記識別コードと周
    波数要求信号に基づいて、中央管理装置により計測電波
    の空き周波数を選択し、この周波数を指定した周波数指
    定信号を移動体に発信する周波数指示装置を設け、 前記移動体コントローラにより、前記周波数指定信号を
    受信して、指定された周波数の計測電波を発信させるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項7または8記載の
    移動体の計測装置。
  10. 【請求項10】移動体に、受信アンテナの手前で移動体
    に向けて発信されたマーカー信号により、計測電波の空
    き周波数をスキャンし空き周波数を検出して使用周波数
    に設定するとともに、移動体の識別コードを含む前記使
    用周波数の計測電波を送受信機から発信する移動体コン
    トローラを設け、 通過時刻計測装置により、計測アンテナで受信した計測
    電波の周波数に基づいて移動体を識別するように構成し
    たことを特徴とする請求項7または8記載の移動体の計
    測装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4797116B1 (ja) * 2010-12-14 2011-10-19 株式会社日立製作所 通過タイム計測装置、システムおよび方法
KR20160006928A (ko) * 2014-07-10 2016-01-20 주식회사 케이티 차량 인식 시스템, 방법 및 수신기

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KR20160006928A (ko) * 2014-07-10 2016-01-20 주식회사 케이티 차량 인식 시스템, 방법 및 수신기
KR101614762B1 (ko) * 2014-07-10 2016-04-29 주식회사 케이티 차량 인식 시스템, 방법 및 수신기

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