JP2002181877A - 波形記録装置及び事故点判別システム - Google Patents

波形記録装置及び事故点判別システム

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JP2002181877A
JP2002181877A JP2000382479A JP2000382479A JP2002181877A JP 2002181877 A JP2002181877 A JP 2002181877A JP 2000382479 A JP2000382479 A JP 2000382479A JP 2000382479 A JP2000382479 A JP 2000382479A JP 2002181877 A JP2002181877 A JP 2002181877A
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power system
accident
waveform
occurrence
recording device
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Masayasu Takeuchi
雅靖 竹内
Koji Shirai
浩司 白井
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/50Systems or methods supporting the power network operation or management, involving a certain degree of interaction with the load-side end user applications
    • Y04S10/52Outage or fault management, e.g. fault detection or location

Abstract

(57)【要約】 【課題】波形データを取り込む遠隔地に設置された装置
間で、起動遅れが生じても、同一時間軸の波形データを
取り込むことにより、電力系統での事故点を判別する波
形記録装置及び事故点判別システムを提供する。 【解決手段】電力系統(送電線12)に接続されたいず
れかの波形記録装置(例えば波形記録装置4とする。)
が電力系統における事故発生を検知すると、他方の波形
記録装置5に事故発生時前後の所定期間の電圧及び電流
の波形データを送信するように要求を送信する。送信要
求を受信した波形記録装置5は、電力系統の事故発生時
前後の所定期間における電圧及び電流波形データ時刻情
報とともに送信する。そして、波形記録装置4は、この
データを受信すると、この波形記録装置5の波形データ
と、波形記録装置4が計測した電力系統の事故発生時前
後の所定期間における電圧及び電流の波形データと、を
用いて電力系統の事故点を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の事故点
を判別する波形記録装置及び事故点判別システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、送電系統において、事故点を判別
する方法として、パルスデータ方式、サージ方式及び自
動オシロ(事故記録装置または電力用オシロ)を用いた
測定方式などがあった。以下に、その内容を説明する。
【0003】1.パルスデータ方式 電力系統(送電線など)で事故が発生した場合、事故点
では断線している場合が多い。この場合、送電線の任意
の点から事故点に対してパルス信号を送信すると、事故
点を端点として反射し、パルス信号が送信を行った点に
戻ってくる。よって、パルス信号を送信してから再度パ
ルス信号が戻ってくるまでの時間を測定することで、事
故点までの距離を計算で求めることができる。このよう
な方法を用いて事故点を判別する方式がパルスデータ方
式である。
【0004】2.サージ方式 電力系統で事故が発生した場合、事故点ではサージ波が
発生し、電力系統を伝搬していく。このサージ波の到達
時間を少なくとも2点で測定することで、事故点までの
距離を計算で求めることができる。このような方式を用
いて事故点を判別する方式がサージ方式である。
【0005】3.自動オシロ(事故記録装置)を用いた
測定方式 自動オシロは、系統事故発生時に、電圧・電流、遮断器
の開閉、保護継電器の動作状況などを、事故発生前(平
常時)から事故復帰までを自動的に記録し、事故解析の
手段として用いるためのものである。したがって、電力
系統において所定の場所(複数箇所)に自動オシロを設
けることで、事故発生時のデータを収集して、容易に事
故の解析を行うことができる。なお、ディジタル式フォ
ールトロケータを使用した場合も同様の効果が得られ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
事故点を判別する方法には、以下のような問題点があっ
た。すなわち、 1.パルスデータ方式においては、送電線の任意の点か
ら事故点に対してパルス信号を送信するための専用の装
置を設ける必要があった。また、電力系統において途中
に分岐があると、パルス信号を送信してから再度パルス
信号が戻ってくるまでの時間を正しく計測できないとい
う問題があった。
【0007】2.サージ方式においては、事故点で発生
したサージ波を測定するために、専用の装置を設ける必
要があった。また、複数の装置(少なくとも2台の装
置)間で時刻の同期をとる必要があり、例えば同期用に
マイクロウェーブ波の通信装置を専用の装置に設ける必
要があった。
【0008】3.自動オシロを用いた測定方式では、事
故が発生した際の起動条件などの設定は装置毎に行うた
め、設定した起動条件によっては事故時に必要なデータ
を測定する必要があるのにもかかわらず自動オシロが起
動しない場合があった。
【0009】そこで、上記3の問題については、次のよ
うな対策が講じられている。すなわち、自動オシロは、
通常、LANや専用回線などのネットワークに接続され
ていることを利用して、事故時に起動しない自動オシロ
に対してもリモート起動を行うことで、不起動を防止す
ることが可能となる。
【0010】しかしながら、リモート起動を行った場
合、相手側が起動信号を認識するまでに遅れが発生する
という問題があった。すなわち、上記のように自動オシ
ロは、ネットワークを介して他の自動オシロを起動する
ため、ネットワークの使用状況によっては回線が混雑
し、所謂ネットワーク渋滞が発生し、起動が遅れる場合
がある。また、他の自動オシロを起動するためにプログ
ラムを用いているが、プログラムを実行するまでの間の
僅かな時間のために、起動が遅れてしまう。
【0011】また、複数の自動オシロを起動した場合
に、各自動オシロの時刻を同期させる必要がある。つま
り、高精度な計測を行うためには、同一時刻データを扱
う必要がある。しかしながら、各自動オシロの時刻を同
期させるためには、前記のように同期させるための専用
装置を設ける必要があった。このように、自動オシロを
リモート起動した場合でも、種々の問題があった。
【0012】そこで、本発明は上記の問題を解決するた
めに創作したものであり、その目的は、波形データを取
り込む遠隔地に設置された装置間で、起動遅れが生じて
も、同一時間軸の波形データを取り込むことにより、電
力系統での事故点を判別する波形記録装置及び事故点判
別システムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の波形記録装置
は、少なくとも2台を使用して電力系統における事故点
を判別する波形記録装置であって、事故点判別に使用す
る他の波形記録装置と同期した現在時刻を計時する時計
手段と、電力系統の電圧及び電流の波形データを測定す
るとともに、電力系統の事故発生を検知する測定検知手
段と、現在までの所定期間における電力系統の電圧及び
電流の波形データを常時更新しながら時刻情報とともに
記憶する第1の記憶手段と、該測定検知手段が事故発生
を検知した際に、電力系統の事故発生時前後の所定期間
における電圧及び電流の波形データ送信要求を送信し、
また、他の波形記録装置からの送信要求に応じて電力系
統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の
波形データを送信する送信手段と、該他の波形記録装置
から送信された該送信要求を受信し、また、他の波形記
録装置から時刻情報とともに送信された電力系統の事故
発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形デー
タを受信する受信手段と、該受信手段が受信した他の波
形記録装置から送信された電力系統の事故発生時前後の
所定期間における電圧及び電流の波形データを記憶する
第2の記憶手段と、該他の波形記録装置から送信された
電力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び
電流の波形データと、該第1の記憶手段が記憶した電力
系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流
の波形データと、を用いて電力系統の事故点を判別する
制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】この構成において、波形記録装置は、少な
くとも2台を使用して電力系統における事故点を判別す
るために、時計手段と、測定検知手段と、第1の記憶手
段と、送信手段と、受信手段と、第2の記憶手段と、制
御手段と、を備え、時計手段で事故点判別に使用する他
の波形記録装置と同期した現在時刻を計時し、測定検知
手段で電力系統の電圧及び電流の波形データを測定する
とともに、電力系統の事故発生を検知し、第1の記憶手
段で現在までの所定期間における電力系統の電圧及び電
流の波形データを常時更新しながら時刻情報とともに記
憶し、送信手段で該測定検知手段が事故発生を検知した
際に、電力系統の事故発生時前後の所定期間における電
圧及び電流の波形データ送信要求を送信し、受信手段で
該他の波形記録装置から送信された該送信要求を受信
し、送信手段で他の波形記録装置からの送信要求に応じ
て電力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及
び電流の波形データを送信し、受信手段で他の波形記録
装置から時刻情報とともに送信された電力系統の事故発
生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形データ
を受信し、第2の記憶手段で該受信手段が受信した他の
波形記録装置から送信された電力系統の事故発生時前後
の所定期間における電圧及び電流の波形データを記憶
し、制御手段で該他の波形記録装置から送信された電力
系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流
の波形データと、該第1の記憶手段が記憶した電力系統
の事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波
形データと、を用いて電力系統の事故点を判別する。
【0015】したがって、電力系統に事故が発生した場
合、事故発生を検知した波形記録装置が他の波形記録装
置を起動し、また、各波形記録装置は、現在までの所定
期間における電圧及び電流の波形データを他の波形記録
装置と同期した時刻情報とともに記憶しているので、起
動遅れが問題になることなく、正確、確実に事故点の判
別を行うことが可能となる。
【0016】また、この発明において、前記時計手段
は、GPS衛星から発信された衛星搭載時計の時刻情報
を含んだ電波を受信する電波受信手段と、該受信電波の
時刻情報に基づいてGPS衛星搭載時計に同期した時刻
を計時するGPS時計手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0017】この構成において、波形記録装置の時計手
段は、GPS衛星から発信された衛星搭載時計の時刻情
報を含んだ電波を受信する電波受信手段と、該受信電波
の時刻情報に基づいてGPS衛星搭載時計に同期した時
刻を計時するGPS時計手段と、によって事故点判別に
使用する他の波形記録装置と同期した現在時刻を計時す
る。
【0018】したがって、GPS衛星搭載時計は、1〜
10マイクロ秒の精度で計時しているので、波形記録装
置は、他の波形記録装置と同期を取るための装置を設け
ることなく、安価かつ高精度に他の波形記録装置と略同
じ現在時刻を計時することが可能となる。
【0019】さらに、この発明において、前記制御手段
は、前記測定検知手段が電力系統の事故発生を検知する
か、または前記受信手段が前記送信要求を受信すると、
前記第1の記憶手段が記憶した電力系統の事故発生時前
後の所定期間における電圧及び電流の波形データを前記
第2の記憶手段に複写することを特徴とする。
【0020】この構成において、波形記録装置の前記制
御手段は、前記測定検知手段が電力系統の事故発生を検
知するか、または前記受信手段が前記送信要求を受信す
ると、前記第1の記憶手段が記憶した電力系統の事故発
生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形データ
を前記第2の記憶手段に複写する。したがって、第1の
記憶手段が記憶した電力系統の事故発生時前後の所定期
間における電圧及び電流の波形データが消去された後
も、第2の記憶手段に複写した波形データを用いて、確
実に事故点判別や他の解析を行うことが可能となる。
【0021】加えて、この発明の事故点判別システム
は、請求項1乃至3のいずれかに記載の波形記録装置を
少なくとも2台備えたことを特徴とする。
【0022】この構成において、事故点判別システムは
請求項1乃至3のいずれかに記載の波形記録装置を少な
くとも2台備えている。したがって、波形記録装置1台
のみが計測した電力系統の事故発生時前後の所定期間に
おける電圧及び電流の波形データでは、事故点判別する
ことは困難であるが、事故発生を検知した波形記録装置
は、他の波形記録装置に電力系統の事故発生時前後の所
定期間における電圧及び電流の波形データの送信を要求
するので、波形記録装置2台以上の該電圧及び電流の波
形データを用いて事故点判別することが可能となる。
【0023】また、この発明の事故点判別システムは、
ネットワークを介して、波形データサーバ装置及び少な
くとも2台の波形記録装置を接続して、電力系統におけ
る事故点を判別する事故点判別システムであって、事故
点判別に使用する他の波形記録装置と同期した現在時刻
を計時する時計手段と、電力系統の電圧及び電流の波形
データを測定するとともに、電力系統の事故発生を検知
する測定検知手段と、現在までの所定期間における電力
系統の電圧及び電流の波形データを常時更新しながら時
刻情報とともに記憶する第1の記憶手段と、該測定検知
手段が事故発生を検知した際に、電力系統の事故発生時
前後の所定期間における電圧及び電流の波形データ送信
要求を送信し、また、他の波形記録装置から送信要求に
応じて、時刻情報とともに電力系統の事故発生時前後の
所定期間における電圧及び電流の波形データを、該波形
サーバデータ装置に送信する送信手段と、該他の波形記
録装置から送信された該送信要求を受信する受信手段
と、を備えた波形記録装置と、該波形記録装置から送信
された電力系統の事故発生時前後の所定期間における電
圧及び電流の波形データを受信するサーバ受信手段と、
該受信手段が受信した電力系統の事故発生時前後の所定
期間における電圧及び電流の波形データを記憶するサー
バ記憶手段と、少なくとも2台の波形記録装置から送信
された電力系統の事故発生時前後の所定期間における電
圧及び電流の波形データを用いて電力系統の事故点を判
別するサーバ制御手段と、を備えた波形データサーバ装
置と、によって構成されたことを特徴とする。
【0024】この構成において、事故点判別システム
は、サーバ受信手段、サーバ記憶手段及びサーバ制御手
段を備えた波形データサーバ装置と、時計手段、測定検
知手段、第1の記憶手段、送信手段、受信手段、第2の
記憶手段及び制御手段を備えた少なくとも2台の波形記
録装置と、がネットワークを介して接続され、電力系統
における事故点を判別するために、波形記録装置は、時
計手段で事故点判別に使用する他の波形記録装置と同期
した現在時刻を計時し、測定検知手段で電力系統の電圧
及び電流の波形データを測定するとともに、電力系統の
事故発生を検知し、第1の記憶手段で現在までの所定期
間における電力系統の電圧及び電流の波形データを常時
更新しながら時刻情報とともに記憶し、送信手段で該測
定検知手段が事故発生を検知した際に、電力系統の事故
発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形デー
タ送信要求を送信し、受信手段で該他の波形記録装置か
ら送信された該送信要求を受信し、送信手段で他の波形
記録装置から送信要求に応じて、時刻情報とともに電力
系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流
の波形データを、該波形サーバデータ装置に送信する。
また、波形データサーバ装置は、サーバ受信手段で該波
形記録装置から送信された電力系統の事故発生時前後の
所定期間における電圧及び電流の波形データを受信し、
サーバ記憶手段で該受信手段が受信した電力系統の事故
発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形デー
タを記憶し、サーバ制御手段で少なくとも2台の波形記
録装置から送信された電力系統の事故発生時前後の所定
期間における電圧及び電流の波形データを用いて電力系
統の事故点を判別する。
【0025】したがって、電力系統に事故が発生した場
合、事故発生を検知した波形記録装置が他の波形記録装
置を起動し、また、各波形記録装置は、現在までの所定
期間における電圧及び電流の波形データを他の波形記録
装置と同期した時刻情報とともに記憶しているので、起
動遅れが問題になることなく、また、波形データサーバ
で正確、確実に事故点の判別を行うことが可能となる。
【0026】さらに、この発明において、前記波形記録
装置の時計手段は、GPS衛星から発信された衛星搭載
時計の時刻情報を含んだ電波を受信する電波受信手段
と、該受信電波の時刻情報に基づいてGPS衛星搭載時
計に同期した時刻を計時するGPS時計手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0027】この構成において、事故点判別システムに
使用する波形記録装置の時計手段は、GPS衛星から発
信された衛星搭載時計の時刻情報を含んだ電波を受信す
る電波受信手段と、該受信電波の時刻情報に基づいてG
PS衛星搭載時計に同期した時刻を計時するGPS時計
手段と、によって事故点判別に使用する他の波形記録装
置と同期した現在時刻を計時する。
【0028】したがって、GPS衛星搭載時計は、1〜
10マイクロ秒の精度で計時しているので、波形記録装
置は、他の波形記録装置と同期を取るための装置を設け
ることなく、安価かつ高精度に他の波形記録装置と略同
じ現在時刻を計時することが可能となる。
【0029】加えて、この発明において、前記波形記録
装置は、前記電力系統の事故発生時前後の所定期間にお
ける電圧及び電流の波形データを記憶する第2の記憶手
段と、前記測定検知手段が電力系統の事故発生を検知す
るか、または前記受信手段が前記送信要求を受信する
と、前記第1の記憶手段が記憶した電力系統の事故発生
時前後の所定期間における電圧及び電流の波形データを
前記第2の記憶手段に複写する制御手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0030】この構成において、事故点判別システムで
使用する波形記録装置は、第2の記憶手段で前記電力系
統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の
波形データを記憶し、制御手段で前記測定検知手段が電
力系統の事故発生を検知するか、または前記受信手段が
前記送信要求を受信すると、前記第1の記憶手段が記憶
した電力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧
及び電流の波形データを前記第2の記憶手段に複写す
る。したがって、第1の記憶手段が記憶した電力系統の
事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形
データが消去された後も、第2の記憶手段に複写した波
形データを用いて、確実に事故点判別や他の解析を行う
ことが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本発明の第1実
施形態に係る波形記録装置及び事故点検出システムの詳
細について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る
事故点検出システムの概略の構成図である。本発明の事
故点検出システム1は、波形記録装置4、波形記録装置
5、波形データサーバ装置11を含む構成であり、これ
らの装置は複数のLANなどがルータ3によって接続さ
れて構成されたネットワーク2を介して接続されてい
る。波形記録装置4と波形記録装置5とは、電力系統を
構成する送電線12の例えば端部近傍に接続されてい
る。また、波形記録装置4、波形記録装置5、波形デー
タサーバ装置11には、それぞれプリンタ10が接続さ
れている。
【0032】図2は、本発明の実施形態に係る波形記録
装置及び波形サーバ装置の概略の構成を示したブロック
図である。波形記録装置4及び波形記録装置5は、時計
手段である時計部22、第1の記憶手段であるループメ
モリ23、第2の記憶手段である記憶部24、測定検知
手段である計測部25、送信手段である送信部26、受
信手段である受信部27、データ出力部28、入力部2
9、表示部30、及び制御手段である制御部31を備え
ている。
【0033】波形記録装置4及び波形記録装置5に設け
られた時計部22は、他の波形記録装置と同期した現在
時刻を計時している。本発明の波形記録装置が備える時
計部22は、電波受信手段である電波受信部22aと、
GPS時計手段であるGPS時計部22bと、によって
構成されている。電波受信部22aは、GPS衛星から
発信された衛星搭載時計の時刻情報を含んだ電波を受信
するものである。また、GPS時計部22bは、電波受
信部22aの受信電波の時刻情報に基づいてGPS衛星
搭載時計に同期した時刻を計時するものである。GPS
衛星搭載時計は、1〜10マイクロ秒の精度で計時して
いる。また、ナビゲーションシステムなどにGPS時計
は使用されているので、上記の構成は安価かつ容易に実
現できる。よって、波形記録装置4及び波形記録装置5
は、それぞれ同期をとることなく、安価かつ高精度に略
同時刻を計時することができる。
【0034】ループメモリ23は、現在までの電力系統
の所定期間における電圧及び電流の波形データ、すなわ
ち、最新の電力系統における電圧及び電流のデータから
一定時間前までの電圧及び電流の波形データを記憶する
メモリである。図3は、ループメモリを説明するための
概念図である。図3に示したループメモリ23は、一例
として30分間のデータを記憶するように設定されてお
り、30分前のデータに対して現在のデータを上書きす
ることにより、最新のデータから30分前のデータまで
を記憶するようになっている。また、電力系統の電圧及
び電流のデータは、時計部22が計時する時刻情報とと
もに記憶するように設定されている。したがって、現在
時刻が10時00分であり、9時50分の前後1分間の
電圧及び電流の波形データについて送信要求があった場
合には、時刻情報に基づいて検索及び出力を容易に行う
ことができる。
【0035】記憶部24は、他の波形記録装置から送信
された電力系統の事故発生時前後の所定期間における電
力系統の電圧及び電流の波形データを記憶するものであ
る。記憶部24としては、例えば、ハードディスクなど
を使用し、データを一度記憶すると、データの上書き指
示を受けたり削除したりしない限り、半永久的にデータ
を記憶している。また、計測部25が電力系統の事故発
生を検知するか、または受信部27が他の波形記録装置
からの起動信号を受信すると、ループメモリ23が記憶
している電力系統の電圧及び電流の波形データのうち、
事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形
データは、制御部31がループメモリ23から記憶部2
4に複写するように設定されている。これにより、ルー
プメモリ23が記憶した電力系統の事故発生時前後の所
定期間における電力系統の電圧及び電流の波形データ
は、所定時間が経過すると、他のデータが上書きされて
消えてしまう。しかし、記憶部24にも上記の波形デー
タを書き込むことで、所定時間が経過後でも事故解析を
行うことができる。なお、上記事故発生時前後の所定期
間は、波形記録装置を設置した電力系統の状態や発生す
る事故に応じて、ユーザが任意に設定可能とする。
【0036】計測部25は、電力系統の電圧及び電流を
測定するとともに、電力系統の事故発生を検知する。事
故発生の検知方法としては、例えば、電力系統の電圧及
び電流を測定値が、予め設定しておいた電圧値及び電流
値を超えると検知するようにする。
【0037】送信部26は、電力系統の事故発生を検知
した際に、電力系統の事故発生時前後の所定期間におけ
る電圧及び電流の波形データ送信要求を送信する。ま
た、他の波形記録装置から送信要求に応じて電力系統の
事故発生時前後の所定期間における電力系統の電圧及び
電流の波形データを、送信要求元の波形記録装置に送信
する。
【0038】受信部27は、他の波形記録装置が事故発
生を検知した際に、電力系統の事故発生時前後の所定期
間における電圧及び電流の波形データ送信要求を受信す
る。また、他の波形記録装置から送信された電力系統の
事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形
データを受信する。
【0039】データ出力部28は、波形記録装置に接続
されたプリンタ10に印刷データなどを出力する。な
お、波形記録装置4及び波形記録装置5に接続されたプ
リンタ10は、事故点の判別結果、測定した電力系統の
電圧及び電流の波形データ及び他のデータを出力するた
めのものである。
【0040】入力部29は、波形記録装置の各種設定な
どを入力するためのものである。また、表示部30は、
測定データなどを表示するためのものである。
【0041】制御部31は、波形記録装置の各部を制御
する。また、ループメモリ23に記憶された電力系統の
事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形
データを、記憶部24に記憶させる場合は、前記の処理
を行う。さらに、受信部27で受信した電力系統の事故
発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形デー
タと、ループメモリ23または記憶部24が記憶した電
力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び電
流の波形データと、を用いて電力系統の事故点を判別す
る。事故点の判別には、キルヒホッフの方程式を用いる
ことにより、分岐が多数存在する、電力系統上でインピ
ーダンス分布に均一性が無いなど複雑な電力系統の場合
でも、高精度に事故点を判別することができる。
【0042】次に、波形データサーバ装置11の概略の
構成を説明する。図2(B)に示したように波形データ
サーバ装置11は、サーバ受信手段である受信部41、
送信部42、サーバ記憶手段である記憶部43、入力部
44、表示部45、データ出力部46及びサーバ制御手
段である制御部47を備えた構成である。
【0043】受信部41は、波形記録装置から送信され
た事故点判別結果のデータや電力系統の事故発生時前後
の所定期間における電圧及び電流の波形データなどを受
信する。
【0044】送信部42は、ネットワーク2に接続され
た他の機器や波形記録装置4、5に所定の情報を送信す
るためのものである。
【0045】記憶部43は、受信部41が受信した波形
記録装置から送信された事故点判別結果のデータや電力
系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流
の波形データを記憶するためのものである。
【0046】入力部44は、波形データサーバ11の各
種設定などを入力するためのものである。また、表示部
45は、波形データサーバ11の状態などを表示するた
めのものである。
【0047】データ出力部46は、波形データサーバ装
置11に接続されたプリンタ10に印刷データなどを出
力する。なお、波形データサーバ装置11に接続された
プリンタ10は、事故点の判別結果、測定した電力系統
の電圧及び電流の波形データ及び他のデータを出力する
ためのものである。
【0048】制御部47は、波形データサーバ11の各
部を制御するとともに、波形記録装置4,5から送信さ
れた電力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧
及び電流の波形データや電力系統の事故点判別結果を用
いて、事故解析を行う。
【0049】本発明の第1実施形態の概略の処理は、次
の通りである。電力系統(送電線12)に接続されたい
ずれかの波形記録装置(例えば波形記録装置4とす
る。)が電力系統における事故発生を検知すると、他方
の波形記録装置5に事故発生時前後の所定期間の電圧及
び電流の波形データを送信するように要求を送信する。
送信要求を受信した波形記録装置5は、電力系統の事故
発生時前後の所定期間における電圧及び電流波形データ
を時刻情報とともに送信する。そして、波形記録装置4
は、このデータを受信すると、この波形記録装置5の波
形データと、波形記録装置4が計測した電力系統の事故
発生時前後の所定期間における電圧及び電流波形データ
と、を用いて電力系統の事故点を判別する。
【0050】以下、フローチャートに基づいて本発明の
波形記録装置の電力系統における事故点判別処理の詳細
を説明する。図4は、本発明の波形記録装置の電力系統
における事故点判別処理を説明するためのフローチャー
トである。(A)は波形記録装置4の処理、(B)は波
形記録装置5の処理を示す。前記のように、波形記録装
置4及び波形記録装置5は、それぞれにループメモリ2
3を用いて、現在までの所定期間における電力系統の電
圧及び電流の波形データを常時更新しながら時刻情報と
ともに記憶している。また、波形記録装置4,5は、電
力系統に設置した別地点の波形記録装置(事故判別に必
要なデータを計測している波形記録装置)のアドレスを
記憶している。つまり、波形記録装置4及び波形記録装
置5は、互いに相手のアドレスを記憶している。
【0051】図4(A),(B)に示したように、波形
記録装置4,5は、電力系統において事故が発生したか
否かを確認し(ステップ101、ステップ201)、平
常時は、他の波形記録装置からデータ送信要求が送信さ
れているか否かを確認する(ステップ111、ステップ
211)。データ送信要求が無い場合は、再度ステップ
101、ステップ201の処理を行う。
【0052】一方、電力系統に事故が発生し、波形記録
装置4が起動(事故発生を検知)した場合(ステップ1
01)、アドレスが登録されている他の波形記録装置で
ある波形記録装置5に対して、電力系統の事故発生時前
後の所定期間における電圧及び電流の波形データを送信
するデータ送信要求を送信部26で送信する(ステップ
102)。この時、以下のデータをコマンドとして送信
する。 (1) 電力系統に事故が発生した際に波形記録装置4が起
動(事故を検知)した時刻 (2) 起動時刻の前後において、データを保存する必要が
ある時間帯(つまり、起動前と起動後においてそれぞれ
何秒間のデータが必要か) (3) 自己のアドレス(波形記録装置4のアドレス) また、制御部31は、ループメモリ23が記憶している
電力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び
電流の波形データを、記憶部24に複写する(ステップ
103)。そして、波形記録装置5からの送信要求に対
するデータを受信するまで待機する(ステップ10
4)。
【0053】図4(B)に示したように、波形記録装置
5は、電力系統の事故発生を検知せずに(ステップ20
1)、データ送信要求を受信したため(ステップ21
1)、電力系統の事故発生時前後の所定期間における電
圧及び電流の波形データを記憶部24に記憶させる(ス
テップ212)。また、波形記録装置5は、コマンドで
要求されたデータに基づいて、電力系統の事故発生時前
後の所定期間における電圧及び電流の波形データを、コ
マンド発信元の波形記録装置4に、送信部26で送信す
る(ステップ213)。そして、ステップ201の処理
を行う。
【0054】図4(A)に示したように、ステップ10
4において、波形記録装置4は、波形記録装置5から送
信された上記波形データを受信部27で受信すると、記
憶部24にこの波形データを記憶させる(ステップ10
5)。また、自己(波形記録装置4)の測定データであ
る電力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及
び電流の波形データと、波形記録装置5から送信された
電力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び
電流の波形データと、を用いて事故点の判別を行う(ス
テップ106)。さらに、事故点判別データや電力系統
の事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波
形データなどをデータ出力部28からプリンタ10に出
力するか、または波形データサーバ装置11に送信部2
6で送信する(ステップ106)。そして、ステップ1
01の処理を再度実行する。
【0055】なお、図4(A),(B)に示したよう
に、波形記録装置4及び波形記録装置5の処理手順は同
じであるため、波形記録装置5が最初に起動(事故発生
を検知)した場合も、同様の処理が実行される。
【0056】〔第2実施形態〕次に、本発明の第2実施
形態に係る事故点検出システムの詳細について説明す
る。第2実施形態に係る事故点検出システムは、図1に
示した第1実施形態の事故点検出システムと同様であ
り、各装置の各部の処理・動作が異なる。したがって、
第1実施形態と同一部分には同一符号を付して、詳細な
説明は省略する。
【0057】図1に示したように、本発明の第2実施形
態に係る事故点検出システム1は、波形記録装置4、波
形記録装置5、波形データサーバ装置11を含む構成で
あり、これらの装置は複数のLANなどがルータ3によ
って接続されて構成されたネットワーク2を介して接続
されている。波形記録装置4と波形記録装置5とは、電
力系統を構成する送電線12の例えば端部近傍に接続さ
れている。また、波形記録装置4、波形記録装置5、波
形データサーバ装置11には、プリンタ10が接続され
ている。
【0058】図2(A)に示したように、波形記録装置
4及び波形記録装置5は、時計部22、第1の記憶手段
であるループメモリ23、第2の記憶手段である記憶部
24、測定検知手段である計測部25、送信手段である
送信部26、受信手段である受信部27、データ出力部
28、入力部29、表示部30、及び制御手段である制
御部31を備えている。
【0059】波形記録装置4及び波形記録装置5に設け
られた時計部22は、それぞれ他の波形記録装置と同期
した現在時刻を計時している。本発明の波形記録装置が
備える時計部22は、電波受信手段である電波受信部2
2aと、GPS時計手段であるGPS時計部22bと、
によって構成されて、第1実施形態と同様、波形記録装
置4及び波形記録装置5は、それぞれ同期を取ることな
く、GPS衛星搭載時計に同期した現在時刻を計時する
ことができる。
【0060】記憶部24は、他の波形記録装置から送信
された電力系統の事故発生時前後の所定期間における電
力系統の電圧及び電流の波形データを記憶するものであ
る。記憶部24としては、例えば、ハードディスクなど
を使用し、データを一度記憶すると、データの上書き指
示を受けたり削除したりしない限り、半永久的にデータ
を記憶している。また、ループメモリ23が記憶した電
力系統の事故発生時前後の所定期間における電力系統の
電圧及び電流の波形データを記憶用にも使用する。この
場合、計測部25が電力系統の事故発生を検知するか、
または受信部27が他の波形記録装置からの起動信号を
受信すると、ループメモリ23が記憶している電力系統
の電圧及び電流の波形データのうち、事故発生時前後の
所定期間における電圧及び電流の波形データを、制御部
31がループメモリ23から記憶部24に書き込むよう
に設定する。
【0061】送信部26は、電力系統の事故発生を検知
した際に、電力系統の事故発生時前後の所定期間におけ
る電圧及び電流の波形データ送信要求を送信する。ま
た、他の波形記録装置から送信要求に応じて電力系統の
事故発生時前後の所定期間における電力系統の電圧及び
電流の波形データを、波形データサーバ装置11に対し
て送信する。
【0062】受信部27は、他の波形記録装置が事故発
生を検知した際に、電力系統の事故発生時前後の所定期
間における電圧及び電流の波形データの送信要求を受信
する。
【0063】制御部31は、波形記録装置の各部を制御
する。また、ループメモリ23に記憶された電力系統の
事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形
データを、記憶部24に記憶させる場合は、前記の処理
を行う。
【0064】次に、波形データサーバ装置11の概略の
構成を説明する。図2(B)に示したように波形データ
サーバ装置11は、サーバ受信手段である受信部41、
送信部42、サーバ記憶手段である記憶部43、入力部
44、表示部45、データ出力部46及びサーバ制御手
段である制御部47を備えた構成である。
【0065】受信部41は、波形記録装置から送信され
た事故点判別結果のデータや電力系統の事故発生時前後
の所定期間における電圧及び電流の波形データなどを受
信する。
【0066】送信部42は、ネットワーク2に接続され
た他の機器や波形記録装置4、5に所定の情報を送信す
るためのものである。
【0067】記憶部43は、事故点判別結果のデータや
受信部41が受信した波形記録装置から送信された電力
系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流
の波形データを記憶するためのものである。
【0068】制御部47は、波形データサーバ11の各
部を制御するとともに、波形記録装置4,5から送信さ
れた電力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧
及び電流の波形データを用いて電力系統の事故点を判別
する。事故点の判別には、キルヒホッフの方程式を用い
ることにより、複雑な電力系統(分岐が多数存在する、
電力系統上でインピーダンス分布に均一性が無いなど)
でも、高精度に事故点を判別することができる。
【0069】本発明の第2実施形態の概略の処理は、次
の通りである。電力系統(送電線12)に接続されたい
ずれかの波形記録装置(例えば波形記録装置4とす
る。)が電力系統における事故発生を検知すると、波形
記録装置4は、波形記録装置5に対して、電力系統の事
故発生時前後の所定期間における電圧及び電流波形デー
タを波形データサーバ11に送信するように要求を送信
する。さらに、波形記録装置4は、電力系統の事故発生
時前後の所定期間における電圧及び電流波形データを波
形データサーバ11に送信する。
【0070】この送信要求を受信した波形記録装置5
は、電力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧
及び電流波形データを波形データサーバ11に送信す
る。波形データサーバ11は、波形記録装置4及び波形
記録装置5から送信された各波形データを記憶部43に
記憶する。さらに、この波形記録装置4及び波形記録装
置5から送信された電力系統の事故発生時前後の所定期
間における電圧及び電流波形データを用いて電力系統の
事故点を判別する。
【0071】以下、フローチャートに基づいて本発明の
波形記録装置の電力系統における事故点判別処理の詳細
を説明する。図5は、本発明の波形記録装置の電力系統
における事故点判別処理を説明するためのフローチャー
トである。(A)は波形記録装置4の処理、(B)は波
形記録装置5の処理、(C)は波形データサーバ装置1
1の処理を示す。前記のように、波形記録装置4及び波
形記録装置5は、それぞれにループメモリ23を用い
て、現在までの所定期間における電力系統の電圧及び電
流の波形データを常時更新しながら時刻情報とともに記
憶している。また、波形記録装置4,5は、電力系統に
設置した別地点の波形記録装置(事故判別に必要なデー
タを計測している波形記録装置)のアドレスを記憶して
いる。
【0072】図5(A),(B)に示したように、波形
記録装置4,5は、電力系統において事故が発生したか
否かを確認し(ステップ301、ステップ401)、平
常時は、他の波形記録装置からデータ送信要求が送信さ
れているか否かを確認する(ステップ311、ステップ
411)。データ送信要求が無い場合は、再度ステップ
301、ステップ401の処理を行う。
【0073】一方、電力系統に事故が発生し、波形記録
装置4が起動(事故発生を検知)した場合(ステップ3
01)、アドレスが登録されている他の波形記録装置で
ある波形記録装置5に対して、電力系統の事故発生時前
後の所定期間における電圧及び電流の波形データを波形
データサーバ装置11へ送信する指示を含むデータ送信
要求を送信する(ステップ302)。この時、以下のデ
ータをコマンドとして送信する。 (1) 電力系統に事故が発生した際に波形記録装置4が起
動(事故を検知)した時刻 (2) 起動時刻の前後において、データを保存する必要が
ある時間帯(つまり、起動前と起動後においてそれぞれ
何秒間のデータが必要か) (3) 自己のアドレス(波形記録装置4のアドレス) また、制御部31は、ループメモリ23が記憶している
電力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び
電流の波形データを、記憶部24に複写する(ステップ
303)。そして、波形記録装置4は、波形データサー
バ装置11に送信する(ステップ304)。さらに、他
の波形記録装置である波形記録装置5からデータ送信要
求が送信されているか否かを確認する(ステップ31
1)。データ送信要求が無い場合は、再度ステップ30
1の処理を行う。
【0074】図5(B)に示したように、波形記録装置
5は、電力系統の事故発生を検知せずに(ステップ40
1)、データ送信要求を受信したため(ステップ41
1)、波形記録装置5の制御部31は、電力系統の事故
発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形デー
タを記憶部24に記憶させる(ステップ412)。ま
た、波形記録装置5は、コマンドで要求されたデータに
基づいて、電力系統の事故発生時前後の所定期間におけ
る電圧及び電流の波形データを、波形データサーバ装置
11に、送信部26で送信する。
【0075】図5(C)に示したように、波形データサ
ーバ装置11は、電圧及び電流の波形データを受信する
までは待機し(ステップ501)、上記波形データを受
信すると、制御部47は、記憶部43にこの波形データ
を記憶させる(ステップ502)。そして、各波形記録
装置から送信された電力系統の事故発生時前後の所定期
間における電圧及び電流の波形データを受信したか否か
を判定する(ステップ503)。全ての波形記録装置か
らの波形データを受信していない場合は、ステップ50
1を実行する。一方、ステップ503において、全ての
波形記録装置(波形記録装置4及び波形記録装置5)か
らの波形データを受信した場合は、全波形記録装置の電
力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び電
流の波形データを用いて、電力系統における事故点を判
別する(ステップ504)。また、事故点判別結果を表
示部45に表示するか、または、データ出力部46でプ
リンタ10に事故点判別結果のデータを出力する(ステ
ップ505)。そして、再度ステップ501の処理を行
う。なお、図5(A),(B)に示したように、波形記
録装置4及び波形記録装置5の処理手順は同じであるた
め、波形記録装置5が最初に起動(事故発生を検知)し
た場合も、同様の処理が実行される。
【0076】なお、第1実施形態及び第2実施形態で
は、2台の波形記録装置を使用して、事故点の判別を行
う構成であったが、これに限るものではなく、さらに複
数台の波形記録装置を使用してもよい。図6は、電力系
統図である。図6に示したように、途中に分岐点のある
電力系統(送電線12)においては、3台の波形記録装
置4,5,6を使用し、例えば、特許第2017904
号の平行2回線送電線の故障点標定方法を用いるように
設定することで、正確に事故点を判別することができ
る。
【0077】また、第1実施形態及び第2実施形態の構
成は、GPS時計を備えた自動オシロなどの従来の装置
に、図4、図5に基づいて説明した処理を行うようにし
たソフトウェア(プログラム)を追加することで、適用
可能である。また、GPS時計及び上記ソフトウェアを
追加することで、GPS時計を備えていないディジタル
リレーなどの従来の装置にも適用可能である。
【0078】さらに、従来の事故点判別システムでは、
事故が隣接する電力系統に事故波及した場合に、事故点
を判別するための装置が起動しないことがあった。しか
し、本発明の事故点判別システムは、隣接する電力系統
の波形記録装置に対して、事故のあった電力系統の波形
記録装置が波形データ送信要求を送ることで、起動させ
ることができる。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0080】電力系統に事故が発生した場合、事故発生
を検知した波形記録装置が他の波形記録装置を起動し、
また、各波形記録装置は、現在までの所定期間における
電圧及び電流の波形データを他の波形記録装置と同期し
た時刻情報とともに記憶しているので、起動遅れが問題
になることなく、正確、確実に事故点の判別を行うこと
ができる。
【0081】また、GPS衛星搭載時計は、1〜10マ
イクロ秒の精度で計時しているので、波形記録装置は、
他の波形記録装置と同期を取るための装置を設けること
なく、安価かつ高精度に他の波形記録装置と略同じ現在
時刻を計時することができる。
【0082】さらに、第1の記憶手段が記憶した電力系
統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の
波形データが消去された後も、第2の記憶手段に複写し
た波形データを用いて、確実に事故点判別や他の解析を
行うことができる。
【0083】加えて、波形記録装置1台のみが計測した
電力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び
電流の波形データでは、事故点判別することは困難であ
るが、事故発生を検知した波形記録装置は、他の波形記
録装置に電力系統の事故発生時前後の所定期間における
電圧及び電流の波形データの送信を要求するので、波形
記録装置2台以上の該電圧及び電流の波形データを用い
て事故点判別することができる。
【0084】また、電力系統に事故が発生した場合、事
故発生を検知した波形記録装置が他の波形記録装置を起
動し、また、各波形記録装置は、現在までの所定期間に
おける電圧及び電流の波形データを他の波形記録装置と
同期した時刻情報とともに記憶しているので、起動遅れ
が問題になることなく、また、波形データサーバで正
確、確実に事故点の判別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る事故点検出システムの
概略の構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る波形記録装置及び波形
サーバ装置の概略の構成を示したブロック図である。
【図3】ループメモリを説明するための概念図である。
【図4】本発明の波形記録装置の電力系統における事故
点判別処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の波形記録装置の電力系統における事故
点判別処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】電力系統図である。
【符号の説明】
1−事故点判別システム 2−ネットワーク 4,5−波形記録装置 10−プリンタ 11−波形データサーバ装置 12−送電線 22−時計部 23−ループメモリ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F070 AA05 BB10 CC04 CC11 DD15 FF04 FF12 GG07 2G033 AA01 AB01 AD18 AE01 AF01 AF02 AG14 5G058 EE01 EF01 EG13 EH02 EH03 5G064 AA04 AB03 AC01 AC03 AC09 BA01 CB19 DA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2台を使用して電力系統にお
    ける事故点を判別する波形記録装置であって、 事故点判別に使用する他の波形記録装置と同期した現在
    時刻を計時する時計手段と、 電力系統の電圧及び電流の波形データを測定するととも
    に、電力系統の事故発生を検知する測定検知手段と、 現在までの所定期間における電力系統の電圧及び電流の
    波形データを常時更新しながら時刻情報とともに記憶す
    る第1の記憶手段と、 該測定検知手段が事故発生を検知した際に、電力系統の
    事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形
    データ送信要求を送信し、また、他の波形記録装置から
    の送信要求に応じて電力系統の事故発生時前後の所定期
    間における電圧及び電流の波形データを送信する送信手
    段と、 該他の波形記録装置から送信された該送信要求を受信
    し、また、他の波形記録装置から時刻情報とともに送信
    された電力系統の事故発生時前後の所定期間における電
    圧及び電流の波形データを受信する受信手段と、 該受信手段が受信した他の波形記録装置から送信された
    電力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧及び
    電流の波形データを記憶する第2の記憶手段と、 該他の波形記録装置から送信された電力系統の事故発生
    時前後の所定期間における電圧及び電流の波形データ
    と、該第1の記憶手段が記憶した電力系統の事故発生時
    前後の所定期間における電圧及び電流の波形データと、
    を用いて電力系統の事故点を判別する制御手段と、を備
    えたことを特徴とする波形記録装置。
  2. 【請求項2】 前記時計手段は、GPS衛星から発信さ
    れた衛星搭載時計の時刻情報を含んだ電波を受信する電
    波受信手段と、該受信電波の時刻情報に基づいてGPS
    衛星搭載時計に同期した時刻を計時するGPS時計手段
    と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の波形記
    録装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記測定検知手段が電
    力系統の事故発生を検知するか、または前記受信手段が
    前記送信要求を受信すると、前記第1の記憶手段が記憶
    した電力系統の事故発生時前後の所定期間における電圧
    及び電流の波形データを前記第2の記憶手段に複写する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の波形記録装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の波形
    記録装置を少なくとも2台備えたことを特徴とする事故
    点判別システム。
  5. 【請求項5】 ネットワークを介して、波形データサー
    バ装置及び少なくとも2台の波形記録装置を接続して、
    電力系統における事故点を判別する事故点判別システム
    であって、 事故点判別に使用する他の波形記録装置と同期した現在
    時刻を計時する時計手段と、 電力系統の電圧及び電流の波形データを測定するととも
    に、電力系統の事故発生を検知する測定検知手段と、 現在までの所定期間における電力系統の電圧及び電流の
    波形データを常時更新しながら時刻情報とともに記憶す
    る第1の記憶手段と、 該測定検知手段が事故発生を検知した際に、電力系統の
    事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形
    データ送信要求を送信し、また、他の波形記録装置から
    送信要求に応じて、時刻情報とともに電力系統の事故発
    生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形データ
    を、該波形サーバデータ装置に送信する送信手段と、 該他の波形記録装置から送信された該送信要求を受信す
    る受信手段と、を備えた波形記録装置と、 該波形記録装置から送信された電力系統の事故発生時前
    後の所定期間における電圧及び電流の波形データを受信
    するサーバ受信手段と、 該受信手段が受信した電力系統の事故発生時前後の所定
    期間における電圧及び電流の波形データを記憶するサー
    バ記憶手段と、 少なくとも2台の波形記録装置から送信された電力系統
    の事故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波
    形データを用いて電力系統の事故点を判別するサーバ制
    御手段と、を備えた波形データサーバ装置と、によって
    構成されたことを特徴とする事故点判別システム。
  6. 【請求項6】 前記波形記録装置の時計手段は、GPS
    衛星から発信された衛星搭載時計の時刻情報を含んだ電
    波を受信する電波受信手段と、該受信電波の時刻情報に
    基づいてGPS衛星搭載時計に同期した時刻を計時する
    GPS時計手段と、を備えたことを特徴とする請求項3
    に記載の事故点判別システム。
  7. 【請求項7】 前記波形記録装置は、前記電力系統の事
    故発生時前後の所定期間における電圧及び電流の波形デ
    ータを記憶する第2の記憶手段と、前記測定検知手段が
    電力系統の事故発生を検知するか、または前記受信手段
    が前記送信要求を受信すると、前記第1の記憶手段が記
    憶した電力系統の事故発生時前後の所定期間における電
    圧及び電流の波形データを前記第2の記憶手段に複写す
    る制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項4また
    は5に記載の事故点判別システム。
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