JP2002181649A - 圧力センサとその製造方法 - Google Patents

圧力センサとその製造方法

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JP2002181649A
JP2002181649A JP2000382255A JP2000382255A JP2002181649A JP 2002181649 A JP2002181649 A JP 2002181649A JP 2000382255 A JP2000382255 A JP 2000382255A JP 2000382255 A JP2000382255 A JP 2000382255A JP 2002181649 A JP2002181649 A JP 2002181649A
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Tatsuya Nakamura
竜也 中村
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタとターミナルピンの界面をオイル等
の流体から長期に亘って確実にシールすることができる
圧力センサを実現する。 【解決手段】 圧力センサは、流体収容室23と、この
流体収容室23内に配置されて圧力を電気信号に変換す
るセンサ38と、流体収容室23を構成する壁のセンサ
38側に一端が露出するターミナルピン42と、このタ
ーミナルピン42の露出部42b(突起部42a)とセ
ンサ38を接続するボンディングワイヤ26と、流体収
容室23を構成する側面壁37dとターミナルピン42
の露出部42b(突起部42a)間に亘って伸びるシー
ルSを備えている。そして、この圧力センサは、シール
Sとターミナルピン42の露出部42b(突起部42
a)またはシールSと流体収容室23を構成する側面壁
37dがプライマPを介して強固に接着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、圧力センサとそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来の圧力センサの一例を図6を参照
して説明する。図6は従来技術に係る圧力センサの流体
収容室付近の拡大図を示す。符号37はコネクタの一部
であり、非導電性材料で形成されており、流体収容室2
3を区画する壁の一部を構成する。流体収容室23は、
コネクタ37の壁とダイアフラム28によって密封され
ており、その密封された流体収容室23内に非腐食性の
オイル24が充填されている。流体収容室23の中央部
には凹部37aが形成されている。この凹部37a内に
センサ38が収容されている。センサ38は流体収容室
23内に収容されている非腐食性のオイル24の圧力に
応じた電気信号を出力する。凹部37aの両サイドには
空隙部37bが形成されている。この空隙部37bの底
となるコネクタ37の底面壁37eには、導電性ターミ
ナルピン42の露出部42bの下面が固定されている。
この露出部42bの上面は流体収容室23に露出してお
り、その露出面に突起部42aが形成されている。突起
部42aは空隙部37b内に収容されている。突起部4
2aとセンサ38はボンディングワイヤ26で接続され
ている。そして、コネクタ37とターミナルピン42の
界面Kをオイル24からシールするようにシールSが充
填されている。明らかに、この種の圧力センサは、流体
収容室23と、この流体収容室23内に配置されて圧力
を電気信号に変換するセンサ38と、流体収容室23を
構成する壁のセンサ38側に一端が露出するターミナル
ピン42と、このターミナルピン42の露出部42b
(突起部42a)とセンサ38を接続するボンディング
ワイヤ26と、流体収容室23を構成する側面壁37d
とターミナルピン42の露出部42b(突起部42a)
間に亘って伸びるシールSを備えている。
【0003】この種の圧力センサによると、圧力を検出
したい流体が腐食性の場合でも、検出流体の圧力がダイ
アフラム28から非腐食性のオイル24を介してセンサ
38に伝達されるので、腐食性の検出流体がセンサ38
等に直接接触しない。このためセンサ38等の腐食を防
止できる。そして、コネクタ37とターミナルピン42
の界面Kはシール剤Sでオイル24からシールされてい
ることから、流体収容室23内に封入されているオイル
24がコネクタ37とターミナルピン42の界面Kに侵
入かつ外部にリークすることを防止できる。
【0004】この種の圧力センサの製造工程の一部を図
7を参照して説明する。図7は従来技術に係る圧力セン
サの製造工程の一部を示した図である。まず金属を成形
してターミナルピン42を成形する。突起部42aもタ
ーミナルピン42と一体に成形する。成形されたターミ
ナルピン42にメッキを施す。メッキが施されたターミ
ナルピン42を型内にセットし、非導電性材料を型内に
充填することによってコネクタ37をインサート成形す
る。このようにしてインサート成形されたコネクタ37
にはターミナルピン42が埋設されている。ターミナル
ピン42の露出部42bはコネクタ37を貫通して露出
している。この状態が図7(a)に示されている。イン
サート成形されたコネクタ37を洗浄し、ターミナルピ
ン42の露出部42bとその近傍のコネクタ37の側面
壁37dを入念に洗浄する。洗浄されたコネクタ37に
対して、図7(b)に示すように、コネクタ37とター
ミナルピン42の界面Kをシールするようにディスペン
サ46によってシールSを充填する。その後、図7
(c)に示すように、ターミナルピン42の露出部42
b(正確には突起部42a)とセンサ38をボンディン
グワイヤ26で接続する。その後、図7(d)に示すよ
うに、流体収容室23内にオイル24を注入し、ダイア
フラム28によって封入する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 従来の圧力センサ
で、コネクタ37とターミナルピン42の界面Kをシー
ルSで良好にシールするためには、ターミナルピン42
のメッキ条件を厳しく管理しなければならなかった。即
ち、ターミナルピン42は、ボンディングワイヤ26と
の接合強度が高いことが求められ、同時にシールSが強
固に接着することが求められる。しかしながら、接合強
度が高くてシールSの接着性も良いという条件は厳し
く、メッキ条件を厳しく管理するする必要があり、管理
がうまくいかないとシールSの接着力が低下し、シール
が剥がれてオイル24がコネクタ37とターミナルピン
42の界面Kに侵入する。また、インサート成形された
コネクタ37はターミナルピン42の露出部42bとそ
の近傍のコネクタ37の側壁部37dにシールSの接着
を阻害する物質等が強固に付着するため、コネクタ37
を入念に洗浄しなければならなかった。しかも、洗浄処
理の条件管理が困難であり、念入りに洗浄したはずのも
のでもシールSの接着力が低下しシールが剥がれて、オ
イル24がコネクタ37とターミナルピン42の界面K
に侵入することがあった。さらに、検出流体の圧力が大
きい場合には、入念にターミナルピン42のメッキ条件
とコネクタ37の洗浄条件を管理しても、時間の経過と
ともにシールSの接着性が徐々に低下していき、最終的
にはコネクタ37とターミナルピン42の界面Kにオイ
ル24が侵入してしまう場合があった。このような問題
は、検出流体の圧力をセンサ38で直接的に検出する場
合にも生じていた。
【0006】本発明は、コネクタとターミナルピンの界
面をオイル等の流体から長期に亘って確実にシールする
ことができる圧力センサを実現することを目的とする。
また、そのための製造方法を提案する。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用と効果】 本発
明に係る圧力センサは、流体収容室と、この流体収容室
内に配置されて圧力を電気信号に変換するセンサと、前
記流体収容室を構成する壁の前記センサ側に一端が露出
するターミナルピンと、このターミナルピンの露出部と
前記センサを接続する導体と、前記流体収容室を構成す
る壁と前記ターミナルピンの露出部間に亘って伸びるシ
ールを備えている。そして、この圧力センサは、前記シ
ールと前記ターミナルピンの露出部または前記シールと
前記流体収容室を構成する壁がプライマを介して強固に
接着されていることを特徴とする。ここで、流体収容室
には圧力を検出したい流体が収容されることもあれば、
ダイヤフラム等によって圧力検出流体から分離されたオ
イル等の流体が収容されることもある。シールの材質は
特に限定されず、例えば、シリコンゴム系のシールや、
弾性のあるエポキシ系のシール等を用いればよい。ま
た、プライマの例としては、シランカップリング剤を成
分とするものが挙げられる。
【0008】本発明に係る圧力センサによると、シール
とターミナルピンの露出部またはシールと流体収容室を
構成する壁がプライマを介して強固に接着されているこ
とから、長期にわたって確実に、コネクタとターミナル
ピンの界面にオイル等の流体が浸入することを防止でき
る。また、従来では厳しく管理する必要のあったターミ
ナルピンのメッキ条件とコネクタの洗浄条件を緩和する
ことができ、管理条件を緩和してもコネクタとターミナ
ルピンの界面にオイル等の流体が浸入することを防止で
きる。
【0009】この圧力センサでは、前記ターミナルピン
の表面はボンディングの接合強度が高く、前記プライマ
は前記ターミナルピンの表面に接着性が高いことが極め
て好ましい。この特性の材料を選択すると、ターミナル
ピンのメッキ条件とコネクタの洗浄条件をより一層緩和
することができ、場合によっては洗浄工程を不要とする
こともできる。
【0010】本発明は、また、新規な製造方法を実現し
た。この製造方法は、導電性ターミナルピンを型内にセ
ットしておいて非導電性材料を型内に充填することによ
って、流体収容室に一端が露出したターミナルピンが埋
設されたコネクタをインサート成形する工程と、前記タ
ーミナルピンの露出部と前記ターミナルピンの露出部を
囲むコネクタの壁にプライマを塗布する工程と、このプ
ライマ上にシールを塗布する工程を実行することを特徴
とする。
【0011】本発明に係る製造方法によると、流体収容
室に露出するターミナルピンとその露出部を囲むコネク
タの壁にプライマを塗布しておいてからシール剤を塗布
するために、シールとターミナルピンの露出部またはシ
ールと流体収容室を構成する壁がプライマを介して強固
に接着される。
【0012】前記プライマを塗布する工程に先立って、
圧力を電気信号に変換するセンサと前記ターミナルピン
の露出部を導体で接続する工程を実行しておくことが好
ましい。この製造方法によると、プライマを塗布する前
にターミナルピンの露出部に導体が接続されることか
ら、ターミナルピンの露出部と導体の接続がプライマに
よって妨げられることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】 この実施の形態では、特に下記
の点を特徴とする。 (形態1) プライマの塗布工程完了からシール剤塗布
工程開始までの時間が30分以上24時間以下であるこ
とが好ましい。この条件によると、未乾燥のプライマが
シール剤に侵食することを防止しながらプライマの接着
性を高く維持することができる。
【0014】
【実施例】 本発明を具現化した好適な実施例を図を参
照して説明する。まず、本実施例に係る圧力センサを図
1から図3を参照して説明する。図1は本実施例に係る
圧力センサの縦断面図であり、図2は本実施例に係る圧
力センサの流体収容室付近の拡大図であり、図3は図2
のA−A線の断面図である。図1に示すように、本実施
例に係る圧力センサは、大きく分けて、アウターケース
36と、このアウターケース36の内側に取り付けられ
たコネクタ37を備えている。アウターケース36に
は、圧力導入部22が形成されている。この圧力導入部
22は検出流体の入口である上流側から中流付近までは
径が一定の円筒状に形成されており、下流側は径が徐々
に大きくなっている。圧力導入部22より下流側にはコ
ネクタ37が配置されており、圧力導入部22の下流側
とコネクタ37の上流側の間を分離するようにダイアフ
ラム28が取り付けられている。このダイアフラム28
は、押えリング29とともにアウターケース36に溶接
づけされている。このダイアフラム28で分離されるこ
とによって、コネクタ37には流体収容室23が形成さ
れている。また、コネクタ37には、ターミナルピン4
2が埋め込まれている。ターミナルピン42は黄銅で形
成されている。ターミナルピン42の先端部42cはコ
ネクタ37に形成された中空円筒部37c内に突出して
いる。なお、アウターケース36とコネクタ37の間
は、後に説明するオイル24の漏れを防止するためにシ
ール部材34でシールされている。
【0015】図2の拡大図に示すように、流体収容室2
3の中央部には凹部37aが形成されている。この凹部
37a内にセンサ38が収容されている。このセンサ3
8はピエゾ抵抗素子によって構成されたブリッジ回路を
備えており、ピエゾ効果により圧力に応じた電気信号を
出力する。凹部37aの両サイドには周方向に間隔をお
いて複数の空隙部37bが形成されている。この空隙部
37bは、図2のA−A線の断面図である図3に示すよ
うに、中空円筒状に形成されている。この空隙部37b
の底となるコネクタ37の底面壁37eには、導電性タ
ーミナルピン42の露出部42bの下面が固定されてい
る。この露出部42bの上面には突起部42aが一体成
形され、この突起部42aはターミナルピン42の一部
を構成している。この突起部42aは空隙部37b内に
収容されており、図2のA−A線からみると、図3に示
すように円形状に形成されている。突起部42aとセン
サ38はボンディングワイヤ26で接続されている。ボ
ンディングワイヤ26の端部は突起部42aにボンディ
ング(固相溶接)にて接合されている。ターミナルピン
42の露出部42bの上面には、プライマPが塗布され
ている。さらにプライマPの上面には、コネクタ37と
ターミナルピン42の界面Kをシールするようにシール
剤(具体的にはシリコンゴム)Sが塗布されている。こ
のシール剤Sは、ターミナルピン42の露出部42bの
上面と、突起部42aの側面と、コネクタ37の側壁面
37dのそれぞれの間に強固に接着されている。流体収
容室23内には非腐食性オイル(具体的にはシリコンオ
イルやフッ素オイル等)24が充填されている。このオ
イル24はダイアフラム28によって流体収容室23内
に封入されている。
【0016】次に本実施例に係る圧力センサの動作につ
いて説明する。図1に示す圧力導入部22内の検出流体
の圧力が変化すると、ダイアフラム28を介して隣接し
ているオイル24の圧力が変化し、センサ38から出力
される電気信号が変化する。圧力変化を示す電気信号は
ボンディングワイヤ26を通じてターミナルピン42の
突起部42aに伝達される。ターミナルピン42に伝達
された電気信号はターミナルピン42の先端部42cか
ら外部機器に伝達される。
【0017】次に本実施例に係る圧力センサの製造工程
の一部を図4を参照して説明する。図4は本実施例に係
る圧力センサの製造工程の一部を示した図である。まず
黄銅を成形してターミナルピン42の形状に成形する。
突起部42aもターミナルピン42と一体に成形する。
成形されたターミナルピン42にニッケル、アルミ等を
メッキ処理する。メッキが施されたターミナルピン42
を型内にセットし、PPS(PolyPhenylene Sulfide)
樹脂を型内に充填することによってコネクタ37をイン
サート成形する。このようにしてインサート成形された
コネクタ37にはターミナルピン42が埋設されてい
る。ターミナルピン42の露出部42bはコネクタ37
を貫通して露出している。この状態が図4(a)に示さ
れている。なお、インサート成形する際に用いる離型剤
の種類によっては、インサート成形後のコネクタ37を
簡単に洗浄する。
【0018】その後、図4(b)に示すように、ターミ
ナルピン42の露出部42b(正確には突起部42a)
とセンサ38を、アルミ等で形成されたボンディングワ
イヤ26で接続する。ターミナルピン42に施すメッキ
処理では、接合性の良いものが選択されており、ボンデ
ィングワイヤ26は突起部42aにしっかりと接合され
る。その後、図4(c)に示すように、ターミナルピン
42の露出部42bの上面にディスペンサ46でプライ
マPを塗布する。このプライマPはシランカップリング
剤を溶剤で希釈することで生成する。このプライマPの
塗布量は、接着性を高く維持できる量であればできるだ
け少ない方がよい。プライマPの塗布量が増えると強度
が低下するからである。さらにプライマPを、突起部4
2aの側面と、コネクタ37の側壁面37dにも塗布す
ることが好ましい。
【0019】プライマPの塗布を終了してから30分経
過後に、図4(d)に示すように、コネクタ37とター
ミナルピン42の界面KをシールするようにプライマP
上にディスペンサ46でシール剤Sを塗布する。そし
て、130℃程度でシール剤Sを硬化させる。これによ
りシール剤Sは、ターミナルピン42の露出部42bの
上面と、突起部42aの側面と、コネクタ37の側壁面
37dのそれぞれの間を強固に接着させる。プライマP
の塗布を終了してから30分を経過していると、プライ
マPは十分に乾燥しているため、未乾燥のプライマPが
シール剤Sに侵食することを防止できる。なお、プライ
マPを塗布後長期間に亘ってシール剤Sを塗布しないで
空気中にさらしていると、空気中の水分とプライマP中
のシランカップリング剤が結合して、接着性が低下する
ことがある。しかし本発明者の実験によって、プライマ
Pを塗布してから24時間程度であれば、プライマPの
接着性を高く維持できることが確認されている。その
後、図4(e)に示すように、流体収容室23内にオイ
ル24を注入し、ダイアフラム28によって封入する。
【0020】プライマPは粘度が低いことから、プライ
マPを塗布するとその塗布した部位の周囲までプライマ
Pの広がり(プライマPのはい上がり)が生じる場合が
ある。本実施例でいえば、図4に示すように、ターミナ
ルピン42の露出部42bの上面に塗布するつもりであ
ったプライマPが、突起部42aの先端(ワイヤ26を
ボンディングする部分)まではい上がってしまう場合が
ある。プライマPの広がった部位にボンディングワイヤ
26を接合すると、ボンディングワイヤ26が短期で外
れやすくなる等の取付不良が生じることがある。本実施
例に係る製造工程によると、プライマPを塗布する前に
センサ38とターミナルピン42の突起部42aの間に
ボンディングワイヤ26を接続することから、プライマ
Pのはい上がりによるセンサ38とターミナルピン42
の間のボンディングワイヤ26の取付不良を防止でき
る。
【0021】以上、本発明の実施例に係る圧力センサに
ついて説明したが、本発明は上記の実施例になんら限定
されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変
更、改良を施した形態で実施することができる。例え
ば、本実施例では、流体収容室23内にオイル24をダ
イアフラム28によって封入した圧力センサについて説
明したが、本発明の適用範囲はこれに限られず、例え
ば、ダイアフラム28がなく、検出流体の圧力をセンサ
38で直接検出する圧力センサにも適用することができ
る。この場合、コネクタ37とターミナルピン42の界
面Kに検出流体が侵入することを長期に亘って確実に防
止できる。また、本実施例では、抵抗式(ピエゾ抵抗
式)の圧力センサについて説明したが、本発明の適用範
囲はこれに限られず、例えば、静電容量式、振動式等の
すべての圧力センサに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る圧力センサの縦断面図。
【図2】本実施例に係る圧力センサの流体収容室付近の
拡大図。
【図3】図2のA−A線の断面図
【図4】本実施例に係る圧力センサの製造工程の一部を
示した図。
【図5】プライマのはい上がりを示した図。
【図6】従来技術に係る圧力センサの流体収容室付近の
拡大図。
【図7】従来技術に係る圧力センサの製造工程の一部を
示した図。
【符号の説明】
K:界面 P:プライマ S:シール剤 22:圧力導入部 23:流体収容室 24:オイル 26:ボンディングワイヤ(導体の一例) 28:ダイアフラム 29:押えリング 34:シール部材 36:アウターケース 37:コネクタ、37a:凹部、37b:空隙部、37
c:中空円筒部、37d:側面壁、37e:底面壁 38:センサ 42:ターミナルピン、42a:突起部、42b:露出
部、42c:先端部 46:ディスペンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体収容室と、この流体収容室内に配置
    されて圧力を電気信号に変換するセンサと、前記流体収
    容室を構成する壁の前記センサ側に一端が露出するター
    ミナルピンと、このターミナルピンの露出部と前記セン
    サを接続する導体と、前記流体収容室を構成する壁と前
    記ターミナルピンの露出部間に亘って伸びるシールを備
    えた圧力センサにおいて、 前記シールと前記ターミナルピンの露出部または前記シ
    ールと前記流体収容室を構成する壁がプライマを介して
    強固に接着されていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 【請求項2】 導電性ターミナルピンを型内にセットし
    ておいて非導電性材料を型内に充填することによって、
    流体収容室に一端が露出したターミナルピンが埋設され
    たコネクタをインサート成形する工程と、前記ターミナ
    ルピンの露出部と前記ターミナルピンの露出部を囲むコ
    ネクタの壁にプライマを塗布する工程と、このプライマ
    上にシールを塗布する工程を実行することを特徴とする
    圧力センサの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記プライマを塗布する工程の前に、圧
    力を電気信号に変換するセンサと前記ターミナルピンの
    露出部を導体で接続する工程を実行することを特徴とす
    る請求項2に記載の圧力センサの製造方法。
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