JP2002181190A - Hst付き作業車の圧油供給装置 - Google Patents

Hst付き作業車の圧油供給装置

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JP2002181190A
JP2002181190A JP2000385466A JP2000385466A JP2002181190A JP 2002181190 A JP2002181190 A JP 2002181190A JP 2000385466 A JP2000385466 A JP 2000385466A JP 2000385466 A JP2000385466 A JP 2000385466A JP 2002181190 A JP2002181190 A JP 2002181190A
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業車の種々の作業機構に必要な高い出力を
得ることができ、且つ油圧ポンプの出力の変更にも容易
に対応することができる圧油供給装置を提供する。 【解決手段】HSTの入力軸に接続され駆動される送油
ポンプと、前記HST及び送油ポンプの間に装着され該
送油ポンプを脱着自在に支持する油路板とを備え、該油
路板は、前記送油ポンプから吐出される圧油を取り入れ
るため外表面に開口した油取り入れ部と、取り入れた圧
油を少なくとも2方向の流路へ分岐する分岐部と、分岐
した1つの流路の油をHSTの作動油補給油圧に調圧す
る弁機構と、該弁機構を経た油をHSTの油補給ポート
へ導くためHST装着面に開口した補給用出口ポート
と、分岐した他の流路の油を作業車の作業機構へ導くた
め外表面に開口した作業用出口ポートとを備えているこ
とを特徴とする圧油供給装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動輪を無段変速
するHST(静油圧式無段変速機構)を備えた作業車の
ための圧油供給装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、HSTを備えた作業車のための圧油
供給装置は、コンパクト化を図る目的で、実公平7−3
2221号公報に記載のように、HSTの油圧ポンプの
ポンプ軸を入力軸とするチャージポンプの構造を保って
その出力を高め、作動ポンプとし、単一の作動ポンプ
で、HSTの作動油の補給、及び農作業や芝刈り等のた
めの作業機構の駆動を行なっていた。すなわち、作動ポ
ンプから吐出される圧油を分岐して、一方を減圧弁と抵
抗弁とを組み合わて調圧しHSTへの補給油とし、他方
をそのままの圧力で農作業や芝刈り等のための作業機構
へ送っていた。しかしながら、作動ポンプは、チャージ
ポンプの構造を保って出力を高めたものであるので、ロ
ータを収容するロータ室は作動ポンプのケース部材と油
路やバルブ類を設けたプレート部材とによって閉じら
れ、両部材に跨った油路が形成されるなど、HSTに隣
接するプレート部材と一体的に組み合わされる構造とさ
れていた。
【0003】したがって、作動ポンプの圧力は、ロータ
室や油路を経て、ケース部材とこれに隣り合うプレート
部材とのシール部に作用することとなり、シール部の耐
圧性の点から作動ポンプの作動圧が制限されることがあ
った。また、作動ポンプのケース部材がプレート部材と
一体的に組み合わされる構造となっているので、作動ポ
ンプの出力を変更する際には、ケース部材も設計し直さ
なければならず、その設計もプレート部材と組み合わせ
られるように形態が制限されたものとなった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題を解決し、作業車の種々の作業機構に必
要な高い出力を得ることができ、且つ油圧ポンプの出力
の変更にも容易に対応することができる圧油供給装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、HST付き作業車の圧油供給装置であっ
て、HSTの入力軸に接続され駆動される送油ポンプ
と、前記HST及び送油ポンプの間に装着され該送油ポ
ンプを脱着自在に支持する油路板とを備え、該油路板
は、前記送油ポンプから吐出される圧油を取り入れるた
め外表面に開口した油取り入れ部と、取り入れた圧油を
少なくとも2方向の流路へ分岐する分岐部と、分岐した
1つの流路の油をHSTの作動油補給油圧に調圧する弁
機構と、該弁機構を経た油をHSTの油補給ポートへ導
くためHST装着面に開口した補給用出口ポートと、分
岐した他の流路の油を作業車の作業機構へ導くため外表
面に開口した作業用出口ポートとを備えていることを特
徴とする圧油供給装置を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係
る圧油供給装置20、該圧油供給装置の後部及び前部に
各々結合されるHST40及び送油ポンプ60、HST
40に前部に結合されるトランスアクスル100、該ト
ランスアクスルの前部に結合されるデファレンシャルギ
ア装置100並びに前輪駆動軸170を、分解した状態
で示している。2図は、これらの組み立て状態を回転軸
中心を通る面の展開状態で示す階段断面図である。
【0007】HST40は、農作業や芝刈り等のための
一般の作業車に通常使用されるタイプのものであり、車
輌前後方向に沿って延びる入力軸42を有する油圧ポン
プ43と、該油圧ポンプ43との共働下に回転するモー
タ軸45を有する油圧モータ44と、前記油圧ポンプ4
3及び油圧モータ44を収容するハウジング41とを備
えている。HST40は、傾斜角度が可変の斜板43
a、これと連動する複数のピストン43b、及びシリン
ダ43cを備えた油圧ポンプ43と、角度を固定された
斜板44a、これと連動する複数のピストン44b、及
びシリンダ44cを備えた油圧モータ44と、油圧モー
タ44のモータ軸45と、油圧ポンプ43及び油圧モー
タ44の後端部を覆うように延び、これらのピストン間
を連通する油路(図示せず)が形成されたセンタセクシ
ョン46とを備えている。モータ軸45の回転は、後述
するトランスアクスル100及びデファレンシャルギア
装置150を経て前輪駆動軸170に伝えられる。な
お、斜板43aは、ハウジング41に支持された斜板連
動軸43d、該連動軸43dと連動するアーム及びワイ
ヤ等適宜の接続部材(図示せず)を介して、運転席近傍
に備えられた操作レバーに連結されている。
【0008】前記ハウジング41は、車体幅方向におい
てデファレンシャルギア装置100と略同位置にある本
体部41aと、該本体部41aから左側(車輌前方を向
いて左側。図2では図の上側に相当)へ延びた延在部4
1bとを有している。油圧ポンプ43及び油圧モータ4
4はハウジング本体部41aに収容されている。一方、
ハウジング延在部41bには、PTO軸71と、該PT
O軸への動力伝達をON−OFF制御する油圧クラッチ
72とが収容されている。
【0009】油圧ポンプ43の入力軸42は、後端がハ
ウジング41から後方へ突出し、図外のエンジンの出力
軸に連結される。また、入力軸42の前端は、ハウジン
グ41から前方へ延び、センタセクション46及び圧油
供給装置20を貫通して送油ポンプ60に接続されてい
る。さらに、入力軸42のうち油圧ポンプ本体より後方
に位置する部分には、PTO軸71における油圧クラッ
チ72より駆動側のギアに噛合するギア42aが回転不
能に取り付けられている。
【0010】油圧モータ44のモータ軸45は、前端部
がハウジング41から前方に突出し、センタセクション
46を貫通してトランスアクスル100内に延びてい
る。モータ軸45の後端部はハウジング41に支持され
ている。
【0011】圧油供給装置20は、HST40のセンタ
セクション46及び送油ポンプ60の間に装着される油
路板21を備えている。図3は、図1のIII−III線に沿
う断面で油路板21を示している。図3に示すように、
油路板21には、油路及び部品装着部を形成するように
種々の孔が形成されている。油路板21の側端部には送
油ポンプ60から吐出される圧油を取り入れるための油
取り入れ部22と、取り入れた圧油を3方向の流路へ分
岐する分岐部23と、分岐した1つの流路の油をHST
の作動油補給油圧に調圧する減圧弁24とを備えてい
る。油取り入れ部22には、送油ポンプ60から供給さ
れる油を濾過するための補助フィルタ22aが装着され
ている。油路板21はさらに、分岐部23を経た油をH
STの油補給ポートへ導くための補給用出口ポート25
と、分岐した他の流路の油を作業車の作業機構へ導くた
めの作業用出口ポート26と、これらのポートから出る
余剰油を排出するためのドレンポート27と、該ドレン
ポート27を油圧クラッチ72に対して油路板内で接続
する油路28とを備えている。この例では、作業用出口
ポート26に向かう油路28の途中に抵抗弁29が設け
られている。分岐部23は、油路板の端面から内方へ延
びるシリンダ状の長孔23aを備えている。長孔23a
のほぼ中央部には、油取り入れ部22が接続しており、
該中央部における油取り入れ部22とは反対側に作業用
出口ポート26に繋がる油路28が形成されている。長
孔23aの奥部には、補給用出口ポート25が油路板2
1の広い面に開くように(図3の紙面の向こうへ開くよ
うに)設けられている。長孔23の開口部寄りには、ド
レンポート27が油路板21の広い面に開くように(図
3の紙面の向こうへ開くように)設けられている。減圧
弁24は、中空で先端が閉じられ長孔23a内を摺動す
るスプール24aと、該スプール24a内に挿入された
コイルばね24bとを備えている。スプール24aは、
長手方向のほぼ中央部より先端側が段部を伴って細くな
っており、中空部240もこれに応じて段部を伴って細
くなっている。長孔の開口部は該開口部に螺入された栓
23bで閉じられ、コイルばね24bは、栓23bとス
プール24a内の段部との間に位置してスプール24a
を長孔23aの奥方に向けて付勢している。スプール2
4aには、中空部の先端部に小孔241が形成されてい
る。
【0012】スプール24aの中間部には、径方向に突
出したランド242が設けられており、長孔23aに内
側へ突出するように設けられた内フランジ23cとの間
のスペースの広狭を調節する。これにより、油取り入れ
部22から補給用出口ポート25への油の流量が調節さ
れる。このため、スプール24aの先端寄りには長孔2
3aに接するランド243が設けられ、該ランドに軸線
方向に小孔244が形成されている。したがって、ラン
ド242と内フランジ23cとの間を経た油の圧力は小
孔244を経てスプール24aの先端面に作用し、コイ
ルばね24bのばね力に抗してスプール24aを出口側
へ押圧する。その結果、油取り入れ部22からランド2
42と内フランジ23cとの間隙を経て補給用出口ポー
ト25へと流入する油の圧力が高い場合は、スプール2
4aが出口側へ押しやられて前記間隙を狭くし、流入す
る油の圧力が低い場合は前記間隙を広げるというように
バランスして、補給用出口ポート25へ向かう油の圧力
が低圧に調整される。
【0013】油取り入れ部22から油路板21に供給さ
れた油の一部は、油路28から抵抗弁29を経て作業用
出口ポート26へと流れる。他の一部は、スプール24
aの外側から小孔241を経て中空部240へと流れ
る。油は、小孔241を通過する際に流体抵抗により圧
力を低下することとなり、後述するHSTへのチャージ
圧まで減圧される。中空部240へ流れた油は、ドレン
ポート27へと流れる。
【0014】送油ポンプ60は、図1及び2に示すよう
に、駆動軸62がポンプ本体61から後方へ延び、油路
板21内でHSTの入力軸42の前端部に結合されてい
る。図4は、送油ポンプ60を車輌前方から見た図であ
り、図5は送油ポンプ60及びHST40の図2のV-V
線に沿う断面並びにデファレンシャル装置90の中央縦
断面を示す階段断面図図である。この例では、送油ポン
プ60は一般に市販されている通常のギヤポンプとされ
ており、ポンプ本体61内には、相互に噛合するギヤ6
3a及び63bがポンプ室内に収容され、一方のギヤ6
3aが駆動軸62により駆動される。ポンプ本体61に
おいて、ギヤの噛合部より上方に油の吸入路64、下方
に吐出路65が形成されている。吐出路65は、管継手
65aを介してポンプ本体外へ延び、油路板21の油取
り入れ部22に接続されている。吸入路64は、管継手
64aを介してデファレンシャル装置150に支持され
たサクションフィルタ102の出口管102aに接続さ
れている。サクションフィルタ102は、デファレンシ
ャル装置150のオイルタンク103に油路103によ
り接続されている。
【0015】次に、油路板21から送出された油の経路
について、図6をも参照しながら説明する。図6は、油
圧回路図であり、図中の番号は、既に説明した図面中の
部材番号と同一である。デファレンシャル装置の油タン
ク101に溜まった油は、サクションフィルタ102を
経て送油ポンプ60に吸引される。送油ポンプ60の吐
出路65から吐出された油は、油取り入れ部22から油
路板21内に取り入れられ、分岐部23で分岐し、一部
は油路28を経て作業用出口ポート26へと流れる。作
業用出口ポート26(図1、図3、図6)から送り出さ
れた油は、接続管を経て作業機構のアクチュエータAに
接続される。アクチュエータで圧力エネルギを放出した
油は、オイルクーラC等の適宜の処理部を経てHST4
0の入口ポート51へと導かれる。入り口ポート51か
ら導入された油はハウジング41内を流れてHSTの冷
却作用をなす。その後、油は出口ポート52から出て、
デファレンシャルギア装置100内の油タンク101に
溜められる。このようにして、送油ポンプ及び圧油供給
装置からアクチュエータを経る1つの循環路が形成され
る。
【0016】分岐部23で分岐され、減圧弁24を経て
油路板21の補給用出口ポート25から送出された油
は、HST40の油補給ポート53へ導かれる(図2、
図7)。図7は、HST40を図2のVII-VII線に沿う
断面で示す図である。図7に示すように、HSTのセン
タセクション46には、油圧ポンプ43の吐出及び吸入
のための2つの開口43d及び43e、油圧モータの吸
入及び吐出のための2つの開口44d及び44e、並び
に油圧ポンプ及び油圧モータの開口を1つずつ連通させ
るように相互に平行に延びる連通路54d及び54eが
形成されている。連通路54d及び54eは両端部付近
で接続路55a、55bにより相互に接続されている。
油補給ポート53は、該ポート内に装着された補給油用
フィルタ53aを介して、接続路55aに接続されてい
る。この補給油用フィルタ53aは、送油ポンプ60の
作動時に、該送油ポンプのギア噛合部で生じた摩耗粉が
油に混入して吐出されても、HST内へ進入して油圧ポ
ンプ、油圧モータ等の精密部品を損傷することがないよ
うに設けられている。連通路54d及び54eにおける
接続路55a側の端部付近にはチェック弁として作用す
るボールバルブ56d、56eが設けられ、油補給ポー
ト53から連通路54d及び54e内への流れが許容さ
れ、逆方向への流れが阻止されるようになっている。連
通路54d及び54eにおける前記とは反対側の端部付
近にもチェック弁として作用するボールバルブ56f、
56gが設けられている。これらのボールバルブ56
f、56gは、エンジン停止時に閉回路に負圧が生じよ
うとすると開いてこれらに連通するフィルタ57(第
2,6,7図)を介してハウジング41内の油を取り込
んで負圧を防止する。HSTの油圧ポンプ43及び油圧
モータ44は、作動時に回転部等からハウジング21内
へと僅かではあるが油の漏出を生じがちである。圧油供
給装置20から油補給ポート53を経てHST40に供
給される油は、このような油圧ポンプ及び油圧モータか
らの漏出分を補給して、その作動の安定性を保証する。
したがって、圧油供給装置20からHST40への油経
路は、連通路54d及び54eで終端している。
【0017】分岐部で分岐されドレンポート27から出
た油は、PTO駆動装置70へと流れる。先ず、PTO
駆動装置70について図2,図6,図8を参照しつつ説
明する。図8は、図2におけるVIII-VIII線に沿う断面
を示している。PTO駆動装置70は、PTO軸71
と、該PTO軸のON−OFF制御を行う油圧クラッチ
72と、該油圧クラッチ及びドレンポート27を接続す
る油圧回路とを備えている。PTO軸71は、車輌前後
方向に沿って延び、ハウジング延在部41bの前壁と延
在部41bの後端部を覆う閉塞部材41cとによって支
持されており、前端がハウジング延在部41bの前壁か
ら前方へ突出している。PTO軸71には、閉塞部材4
1cに軸受される後端部と、油圧クラッチ72を装着す
る部分とを連通する油路71aが、軸線方向に沿って形
成されている。該油路71aは、前記油圧クラッチ装着
部分において、PTO軸71の外表面に連通している。
油圧クラッチ72は、PTO軸71に回転自在に且つ軸
方向に摺動不能に支持され、ギア42aに噛合している
駆動ギア73と、該駆動ギアに接続された駆動側摩擦メ
ンバ74と、PTO軸71に支持された従動側メンバ7
5と、これら両メンバを互いに離間させるように付勢す
るコイルばね76とを備えている。
【0018】駆動側摩擦メンバ74は、駆動側摩擦板7
4aを有している。一方、前記従動側摩擦メンバ75
は、PTO軸71に回転不能に且つ軸方向に摺動不能に
支持された本体部75aと、該本体部及び駆動側摩擦メ
ンバ74間に位置し、本体部75aに回転不能に且つ軸
方向に摺動自在に支持された第2メンバ75bとを有し
ている。本体部75aには、PTO軸71に形成された
油路71aと第2メンバ75bを収容する油圧作用室と
を連通する油路71bが形成されている。また、該第2
メンバ75bには、駆動側摩擦板74aと係合する従動
側摩擦板75cが備えられている。
【0019】油圧クラッチ72への作動油の供給は、前
述のドレンポート27を介して行われる。 図8は、図
2におけるVII−VII線に沿う断面を示す。ドレンポート
27は、センタセクション46に形成された油路81a
及びハウジング41の下部に形成された油路81b並び
にハウジング41内を縦断するパイプメンバ81b’を
介して、前記閉塞部材41cに形成された油路81cに
連通している。油路81cは、切換弁(電磁弁)81d
を介して、油路81d及び油路81eのいずれかと選択
的に接続されるようになっている。油路81dの下流端
は、閉塞部材41cに軸受されるPTO軸71の後端部
に達しており、該PTO軸71に形成された油路71a
に連通している。従って、切換弁82によって油路81
cを油路81dに連通させると、ドレンポート27から
の吐出油は油路71a及び油路71bを介して、油圧ク
ラッチ72に作用する。一方、油路81eは、ハウジン
グ41内に連通している。従って、切換弁82によって
油路81cを油路81eに連通させると、ドレンポート
27の吐出油及びPTO軸71の油路71a,71b内
の油はハウジング41内に送り込まれる。
【0020】前記油路81dには、さらに、油圧の緩衝
装置83が接続されている。この例においては、緩衝装
置83として、アキュムレータを用いている。該アキュ
ムレータは、上流端(図の下端)が油路81dに連通
し、下流端がハウジング41内に連通する油路83a
と、該油路83aに沿って摺動可能な摺動部材83b
と、該摺動部材83を前記油路83aの上流端方向に付
勢するコイルばね83cとを備えている。緩衝装置83
は、斯かる構成により、ドレンポート27からの作動油
の油圧クラッチ72への急激な作用を防止し、これによ
り、油圧クラッチ72の係合を円滑に行わせる。即ち、
前記切換弁82によって油路81d中にドレンポート2
7からの作動油が送られてくると、該作動油は油圧クラ
ッチ72の方へ流れると共に、油路83aへ流れ込み、
コイルばね83cの付勢力に抗して、摺動メンバ83b
を押圧する。摺動メンバ83bは、油路81dにおける
作動油圧とコイルばね83cの付勢力とがつり合う箇所
まで摺動させられ、その箇所で停止する。したがって、
油路81dを介して油圧クラッチ72に作用する作動油
の油圧は、摺動メンバ83bを摺動させるようにも作用
し、摺動メンバ83bがコイルばね83cとのつり合い
点に至るまで、徐々に上昇することになる。このよう
に、緩衝装置83を備えることによって、油圧クラッチ
72に高圧の作動油が急激に作用することが防止され、
これにより、油圧クラッチ72の係合作用を円滑に行う
ことが可能となる。
【0021】さらに、この例においては、ハウジング延
在部41bにブレーキ機構76が備えられている。該ブ
レーキ機構76は、ハウジング延在部41bの前壁に支
持されたブレーキメンバと、該ブレーキメンバ及び本体
部75a間において、PTO軸71に回転不能に支持さ
れたブレーキディスクと、第2メンバ75bの摺動に連
動してPTO軸71の軸線方向に摺動し、前方への摺動
によってブレーキディスクをブレーキメンバに向けて押
圧する連動メンバとを備えている。ブレーキ機構76
は、斯かる構成を備えることにより、油圧クラッチ72
の係合時にはブレーキOFFとなり、油圧クラッチ72
の遮断時にはブレーキONとなるように動作する。
【0022】PTO軸71から駆動力を出力させる場合
は、切換弁82によって油路81cを油路81dに連通
させる。これにより、ドレンポート27の吐出油は、油
路81d、PTO軸71に形成された油路71a及び本
体部75aに形成された油路71bを通って、油圧クラ
ッチ72に作用する。油路71bから送り出される油
は、第2メンバ75bを、コイルばねの付勢力に抗し
て、駆動側メンバ74に向けて押圧する。これにより、
駆動側メンバ74の駆動側摩擦板74aと第2メンバ7
5bの従動側摩擦板75cとが係合状態となる。前述の
ように、駆動メンバ74は、入力軸42上のギア42a
に噛合しているから、両摩擦板の係合によって、駆動側
摩擦メンバ74から第2メンバ75bに駆動力が伝達さ
れる。前述のように、該第2メンバ75bは本体部75
aに対し回転不能とされ、且つ、本体部75aはPTO
軸71に対し回転不能とされているから、第2メンバ7
5bに伝達された駆動力はPTO軸71に伝達される。
このようにして、PTO軸71から駆動力が出力され
る。
【0023】そして、このように油圧クラッチが係合状
態となり、PTO軸71から駆動力が出力される場合
は、ブレーキ機構76はOFFとなる。即ち、第2メン
バ75bが後方(図8における左方向)へ摺動させられ
ると、連動メンバもこれに伴って後方に摺動する。従っ
て、ブレーキメンバ及びブレーキディスク間に制動力は
生じず、これにより、ブレーキ機構76はOFFとな
る。
【0024】一方、PTO軸から駆動力を出力させない
場合は、切換弁82によって、油路81cを油路81e
に連通させる。これにより、ポンプからの吐出油は、油
路81eを通って、ハウジング41内に戻される。ハウ
ジング41に戻された油は、トランスファ装置90を経
てデファレンシャル装置100へと戻る。即ち、ドレン
ポート27からの油が油圧クラッチ72に作用しないの
で、第2メンバ75bはコイルばねの付勢力によって前
方(図8における右方向)へ摺動させられる。従って、
駆動側摩擦板74a及び従動側摩擦板75cは、非係合
状態となり、これにより、駆動側摩擦メンバ74から従
動側摩擦メンバ75への動力伝達は遮断される。一方、
前記第2メンバ75bの前方への摺動によって連動メン
バは、ブレーキディスクをブレーキメンバに向けて押圧
する。従って、ブレーキメンバ及びブレーキディスク間
に摩擦抵抗が生じ、これにより、ブレーキ機構76はO
Nとなる。
【0025】以下には、HSTに結合されたトランスア
クスル100及びデファレンシャル装置150の機構に
ついて説明する。
【0026】図2に示すようにトランスアクスル100
は、ケーシング111がHST40とデファレンシャル
ギア装置150との間に脱着可能に支持されている。ま
た、ケーシングの着脱に伴ってHSTのモータ軸45と
デファレンシャル装置の入力軸との結合が可能となって
いる。すなわち、トランスアクスル100装着時には、
4本の長いボルトGがHST40からトランスアクスル
100を貫通してデファレンシャル装置150に螺入す
ることにより、これらを相互に結合する(図1参照)。
トランスアクスル100取り外し時には、デファレンシ
ャル装置150のベベルギアに噛合するトランスアクス
ルのベベルギアJと同様のベベルギアを、HST40の
モータ軸45の先端に取付け、これをデファレンシャル
装置のベベルギアに噛合させる。このとき、HST40
とデファレンシャル装置150とは、ボルトGより短い
4本のボルトを使用して相互に固定される。HST40
のモータ軸45は、トランスアクスルの入力軸125及
び出力軸112と同一軸線上に配置されており、出力軸
112はデファレンシャルギア装置150の入力軸の役
割をなす(本明細書においては、この同一軸線を主伝動
軸線(ML)と称する)。入力軸125の後端はケーシ
ングに軸受けを介して支持され、前端は出力軸112に
支持されている。出力軸112は、ベアリング113を
介してケーシング111に回転可能に支持されている。
HSTのモータ軸45がスプライン嵌合される入力軸1
25上には駆動ギア114が回転可能に装着され、トラ
ンスアクスルの出力軸112には、従動ギア115が固
着(相対回転及び摺動不能に固定)されている。
【0027】ケーシング111は、主伝動軸線MLに垂
直な方向へHST40を越えて延びる延在部116を備
え、該延在部には主伝動軸線MLに平行に延びる動力取
出軸117が設けられている。また、主伝動軸線MLと
動力取出軸117との間には、これらに平行に中間軸1
18が設けられている。中間軸118には、駆動ギア1
14に噛合する従動カウンタギア121と、従動ギア1
15に噛合する駆動カウンタギア122とが固着されて
いる。動力取出軸117には、取出し用ギア123が装
着され、従動ギア115と噛合している。
【0028】駆動ギア114の前方(デファレンシャル
ギア装置側)には、小径の低速用係合子24が一体的に
結合されている。入力軸125のモータ軸45における
駆動ギア114より先端側には、係合子24と同径同歯
数のスプラインハブ125aが固定されている。また、
トランスアクスルの出力軸112の後端部には高速用係
合子126が設けられている。そして、内歯を有するス
リーブ127が、これらのギアに噛合し得るように摺動
可能に嵌められており、その摺動により、低速用係合子
24とスプラインハブ125aとに噛合する位置、スプ
ラインハブ125aのみに噛合する位置、スプラインハ
ブ125aと高速用係合子126に噛合する位置をとり
得る。
【0029】次に、トランスアクスルのギアの伝動比に
ついて説明する。駆動ギア114と駆動カウンタギア1
22とは同歯数であり、これよりも大径の従動ギア11
5は従動カウンタギア121と同歯数である。これによ
り、駆動ギア114から従動カウンタギア121への伝
動比と、駆動カウンタギアから従動ギアへの伝動比とが
略同一となっている。さらに、従動カウンタギア121
から取出し用ギア123への伝動比が、駆動ギア114
から従動カウンタギア121への伝動比と同一とされて
いる。
【0030】取出し用ギア123は、動力取出軸117
に回転可能に支持されており、その後方には動力取出軸
117に対し摺動可能且つ相対回転不能にスライダ14
1が設けられている。取出し用ギア123は、後部へ延
びる筒状部を備え、該筒状部に内歯142が形成されて
いる。スライダ141は、前端部にギア123の内歯1
42と噛合する外歯143を備え、その後方に溝144
が形成されている。
【0031】ケーシング111上部の4WD切換えアー
ム100bを回転すると、溝14に係合したピンによ
り、スライダ141が動力取出軸117に沿って移動す
る。動力取出軸117は、入力側軸部117aと出力側
軸部117bとに分かれており、動力取出し用ギア12
3は入力側軸部117aに対して、一方向クラッチOW
Cを介して連結されている。スライダ141は出力側軸
部117bに対して相対回転不能で且つ摺動自在に設置
されている。
【0032】図2に示す状態では、取出し用ギア123
からの動力は、一方向クラッチOWCを介さず直接にス
ライダ141から出力側軸部117bへ伝達され、強制
四輪駆動モードとなる。スライダ141を図2にAで示
す距離だけ後方へ移動させると、取出し用ギア123と
スライダ141との係合が外れるが、入力側軸部117
aと出力側軸部117bとの係合はスライダ141によ
って維持される。この状態では、取出し用ギア123か
らの動力は一方向クラッチOWCを介して入力側軸部1
17aから出力側軸部117bへと伝達される。したが
って、一方向クラッチの作用により、後輪の回転数が前
輪の回転数を上回るときに駆動力の伝達が切られる半四
輪駆動モードとなる。スライダ141をさらに後方へ移
動させると、入力側軸部117aと出力側軸部117b
との係合も断たれ、二輪駆動モードとなる。
【0033】図示のトランスアクスルは、次のように作
用する。図2は、スリーブ127がスプラインハブ12
5aにのみ噛合している状態を示している。したがっ
て、エンジン1からHST40のモータ軸45に伝えら
れた動力は他のギアに伝達されないで、中立状態とな
る。
【0034】この状態から運転台のレンジシフトレバー
を操作すると、連動機構を介してスリーブ127が移動
してスプラインハブ125a及び高速用係合子126に
噛合する位置をとる。その結果、軸45及び112は直
結状態となり、入力軸125の回転はスリーブ127を
経て出力軸112に伝えられ、さらにデファレンシャル
ギア装置4に伝えられる。このようにして、動力は、後
述するような減速ギアトレーンを経ることなく伝達され
るので、車輌は、高速での走行或いは小さな負荷の作業
に適した駆動状態となる。
【0035】一方、中立状態からレンジシフトレバーを
操作してレンジシフトアーム100aを後方へ回動させ
ると、連動機構を介してスリーブ127は移動してスプ
ラインハブ125a及び低速用係合子124に噛合する
位置をとる。その結果、入力軸125の回転はスリーブ
127を経て駆動ギア114に伝えられる。駆動ギア1
14は、図2と共に説明したギアの噛合に基づき、従動
カウンタギア121、中間軸118、駆動カウンタギア
122、従動ギア115を経て、出力軸112に伝えら
れる。駆動ギア114より従動カウンタギア121が大
径であり、駆動カウンタギア122より従動ギア115
が大径であるので、伝動時に減速され、出力軸112か
らデファレンシャルギア装置4に伝えられる回転速度
は、低速となる。したがって、負荷の大きい作業に適し
た車輌の駆動状態が得られる。
【0036】また、後者の駆動状態において、従動カウ
ンタギア121の回転は、取出し用ギア123に伝えら
れる。図2に示す状態では、取出し用ギア123の内歯
142はスライダ141の外歯143に噛合しているの
で、取出し用ギア123の回転はスライダ141を経て
動力取出軸117に伝えられる。動力取出軸117の回
転は、コネクティングロッド、デファレンシャルギア装
置を経て、後輪に伝えられる。これにより、4輪駆動
(4WD)の駆動状態が得られる。前述のように、駆動
ギア114から従動カウンタギア121への伝動比、駆
動カウンタギア122から従動ギア115への伝動比
は、同一とされている。したがって、駆動ギア114か
ら従動カウンタギア121及び駆動カウンタギア122
を経て従動ギア115に伝えられるときの従動カウンタ
ギア121によって駆動される回転と、入力軸125が
直接に出力軸112へ伝えられる時の従動カウンタギア
121によって駆動される回転とは、同期する。これに
より、適切な4輪駆動状態が得られる。
【0037】図示の状態から2輪駆動に切換えるには、
運転台の4WD切換えレバーを操作して、4WD切換え
アーム100bを回動し、スライダ141を後方へ移動
させ、外歯143と内歯142との噛合を解けばよい。
【0038】この実施形態では、駆動ギア114から従
動カウンタギア121への伝動その他の伝動について伝
動比を減速となるように設定したが、これらの伝動比を
増速となるように設定することも可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏するH
ST付き作業車の圧油供給装置を提供することができ
る。すなわち、HSTの入力軸により駆動される送油ポ
ンプからの圧油を取り入れる油路板は、取り入れた圧油
を少なくとも2方向の流路へ分岐する分岐部と、分岐し
た1つの流路の油をHSTの作動油補給油圧に調圧する
弁機構と、該弁機構を経た油をHSTの油補給ポートへ
導くためHST装着面に開口した補給用出口ポートと、
分岐した他の流路の油を作業車の作業機構へ導くため外
表面に開口した作業用出口ポートとを備えている。した
がって、単一の送油ポンプにより、作業機構の駆動と、
HSTへの作動油補給との双方を、各々に適した圧力に
基づいて行なうことができる。
【0040】また、送油ポンプは、HST及び送油ポン
プの間に装着される油路板に脱着自在に支持され、油路
板には、送油ポンプから吐出される圧油を取り入れるた
めの油取り入れ部が外表面に開口して設けられている。
したがって、送油ポンプを油路板の外側から容易に脱着
することができ、装着の際には、送油ポンプからの圧油
は油路板の外表面に設けられた油取り入れ部から送り込
むようにすることができる。したがって、油路板中の油
路に制限を受けることなく種々の出力の送油ポンプを装
着することができる。このように、送油ポンプ及び油路
板が独立した形態を有しているので、各々において高い
シール性を確保する事ができる。したがって、シールの
耐圧性による制限を受けることが少なく、作業機構に対
応した高い出力の送油ポンプを使用することができる。
このように、脱着が容易であり圧油の供給も油路板外表
面の油取り入れ部から確実に行なうことができるので、
市販の送油ポンプを使用することもでき、作業機構に関
連する種々の要求に簡便に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る圧油供給装置をH
ST、トランスアクスル及びデファレンシャル装置と組
み合わせた状態を示す斜視図である。
【図2】 図1に示した組み合わせ状態を主として軸部
を通る断面で示す展開断面図である。
【図3】 図1に示した圧油供給装置における油路板を
示す縦断正面図である。
【図4】 図1に示した圧油供給装置の背面図である。
【図5】 図1に示した圧油供給装置、HST及びデフ
ァレンシャル装置の縦断側面図である。
【図6】 図1に示した圧油供給装置の油圧回路図であ
る。
【図7】 図1に示したHSTにおけるセンタセクショ
ンの縦断背面図である。
【図8】 図1に示した圧油供給装置及びHSTの縦断
側面図である。
【図9】 図1に示したトランスアクスルを主として軸
部を通る断面で示す展開断面図である。
【符号の説明】
20…圧油供給装置 21…油路板 22…油取り入れ部 23…分岐部 24…減圧弁 25…補給用出口ポート 26…作業用出口ポート 27…ドレンポート 28…油路28 29…抵抗弁 40…HST 41…ハウジング 42…入力軸 43…油圧ポンプ 44…油圧モータ 45…モータ軸 46…センタセクション 60…送油ポンプ 100…トランスアクスル 150…デファレンシャル装置 170…前輪駆動軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HST付き作業車の圧油供給装置であっ
    て、HSTの入力軸に接続され駆動される送油ポンプ
    と、前記HST及び送油ポンプの間に装着され該送油ポ
    ンプを脱着自在に支持する油路板とを備え、 該油路板は、前記送油ポンプから吐出される圧油を取り
    入れるため外表面に開口した油取り入れ部と、取り入れ
    た圧油を少なくとも2方向の流路へ分岐する分岐部と、
    分岐した1つの流路の油をHSTの作動油補給油圧に調
    圧する弁機構と、該弁機構を経た油をHSTの油補給ポ
    ートへ導くためHST装着面に開口した補給用出口ポー
    トと、分岐した他の流路の油を作業車の作業機構へ導く
    ため外表面に開口した作業用出口ポートとを備えている
    ことを特徴とする圧油供給装置。
  2. 【請求項2】 前記HSTの油補給ポートに供給される
    油を濾過するための補給油用フィルタが、前記補給用出
    口ポートの下流側に配置されていることを特徴とする請
    求項2に記載の圧油供給装置。
  3. 【請求項3】 前記補給油用フィルタが、前記油路板に
    おける前記HSTに向く側に装着されていることを特徴
    とする請求項2に記載の圧油供給装置。
  4. 【請求項4】 前記送油ポンプから供給される油を濾過
    するための補助フィルタが前記油取り入れ部に設けられ
    ていることを特徴とする請求項3に記載の圧油供給装
    置。
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