JPH07158730A - Hstの油圧モータの空転防止装置および空転防止方法 - Google Patents

Hstの油圧モータの空転防止装置および空転防止方法

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JPH07158730A
JPH07158730A JP33945593A JP33945593A JPH07158730A JP H07158730 A JPH07158730 A JP H07158730A JP 33945593 A JP33945593 A JP 33945593A JP 33945593 A JP33945593 A JP 33945593A JP H07158730 A JPH07158730 A JP H07158730A
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hydraulic motor
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動輪駆動用HSTを搭載した作業車のエンジ
ンが坂道の途中で停止したときに油圧ポンプの空転を防
止することである。 【構成】 油圧ポンプ1と油圧モータ3とが管路Aおよ
び管路Bにより接続され、循環回路が形成される。チャ
ージ油供給用の逆止弁5a,5b間の管路Eと油溜との
間にチャージ弁兼油補給用絞り弁6が設けられる。チャ
ージポンプ2が停止状態にありかつ油圧モータ3が動輪
9により駆動されたときに、チャージ弁兼油補給用絞り
弁6の絞り孔を介して油溜から作動油が吸入され、逆止
弁5aまたは5bを介して管路AまたはBに供給され、
さらに油圧モータ3に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は作業車の動輪駆動用HS
Tにおいて油圧モータの空転を防止する装置および方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクター、コンバイン、クレーン車等
の作業車には動輪駆動用HST(静油圧式無段変速装
置)が搭載されている。図9は、実開昭57−2524
4号公報に開示された従来の動輪駆動用HSTの油圧回
路図である。
【0003】図9において、エンジン(図示せず)によ
り油圧ポンプ1が回転駆動されると、その油圧ポンプ1
から作動油が吐出される。油圧ポンプ1から矢印20a
の方向に作動油が吐出された場合には、その作動油は管
路Aを介して油圧モータ3に吸入される。そして、油圧
モータ3から吐出された作動油は管路Bを介して油圧ポ
ンプ1に吸入される。このとき、油圧を平滑化して作動
不良を防止するために、作動油の一部が管路Bからニュ
ートラル弁4bの絞り孔を介して油溜に逃がされる。同
時に、油圧ポンプ1と共にエンジンにより駆動されるチ
ャージポンプ2から作動油(チャージ油)が吐出され、
逆止弁5bを介して管路Bに補給される。このとき、管
路A内の圧力は高くなっているので、ニュートラル弁4
aは作動油をブロックするように切り換えられている。
このようにして、作動油が管路Aおよび管路Bを循環
し、油圧モータ3が一方向に回転駆動される。この油圧
モータ3により作業車の動輪が駆動される。
【0004】油圧ポンプ1から矢印20bの方向に作動
油が吐出された場合には、その作動油は管路Bを介して
油圧モータ3に吸入され、さらに油圧モータ3から吐出
された作動油は管路Aを介して油圧ポンプ1に吸入され
る。この場合には、作動油の一部が管路Aからニュート
ラル弁4aの絞り孔を介して油溜に逃がされる。同時
に、チャージポンプ2から作動油(チャージ油)が吐出
され、逆止弁5aを介して管路Aに補給される。このと
き、管路B内の油圧は高くなっているので、ニュートラ
ル弁4bは作動油をブロックするように切り換えられて
いる。このようにして、作動油が管路Bおよび管路Aを
循環し、油圧モータ3が上記とは逆方向に回転駆動され
る。
【0005】なお、チャージポンプ2から吐出される作
動油のチャージ圧が所定の値を越えると、チャージリリ
ーフ弁16を介して作動油の一部が油溜に逃がされる。
また、管路Aまたは管路B内の油圧が所定の値よりも高
くなると、シャット弁18およびリリーフ弁19を介し
て作動油が油溜に逃がされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなHSTを
搭載した作業車が図10(a)に示すように坂道を昇っ
ているとき、その作業車が坂道の途中で停止すると、図
10(b)に示すように、その作業車は自重により下方
に移動し、作業車の動輪が逆方向に回転する。この場合
に、作業車のエンジンが停止すると、図9に示す油圧ポ
ンプ1およびチャージポンプ2が停止するとともに、動
輪の回転により油圧モータ3が逆に駆動され、油圧ポン
プとして作動することになる。
【0007】図9において、油圧モータ3が、例えば管
路Aから作動油を吸入して管路Bに吐出すると、管路B
の作動油はニュートラル弁4bの絞り孔を介して油溜に
逃がされる。このとき、チャージポンプ2は停止してい
るので、管路Aには作動油が補給されない。そのため、
管路A内の圧力が低下するとともに、ニュートラル弁4
aから管路Aに空気が混入し、管路A内の作動油が空に
なる。それにより、油圧モータ3に作動油が供給されな
くなり、油圧ロック状態が維持されずに、油圧モータ3
が空転する。その結果、作業車が坂道の途中から下方へ
暴走するという問題が生じる。
【0008】作業車が坂道を下っているときにエンジン
が停止した場合にも、同様に、作業車が坂道の途中から
下方へ暴走するという問題が生じる。
【0009】それゆえに、本発明の目的は、HSTを搭
載した作業車のエンジンが坂道の途中で停止したとき
に、油圧モータの空転を防止し、不測の加速が起こらな
いようにする油圧モータの空転防止装置および空転防止
方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)第1の発明 第1の発明に係る油圧モータの空転防止装置の要旨とす
るところは、油圧ポンプと油圧モータとの間に形成され
た作動油の循環回路に、その循環回路から油溜に作動油
の一部を逃がす逃油手段と、内部または外部の油溜から
循環回路に作動油を補給するチャージ手段とを設けた動
輪駆動用HSTにおいて、チャージ手段が停止状態にあ
りかつ油圧モータが動輪により駆動されたときに、循環
回路内に惹起される負圧で内部または外部の油溜の作動
油を循環回路に吸入する作動油吸入手段を設けたことに
ある。
【0011】(2)第2の発明 第2の発明に係る油圧モータの空転防止装置の要旨とす
るとことは、上記の動輪駆動用HSTにおいて、逃油手
段が、循環回路の往油路と油溜との間および循環回路の
復油路と油溜との間にそれぞれ設けられた一対のニュー
トラル弁からなり、チャージ手段が、油圧ポンプと共に
駆動されるチャージポンプと、チャージポンプから吐出
される作動油を循環回路の往油路および復油路にそれぞ
れ供給するための一対の逆止弁と、チャージポンプと内
部または外部の油溜との間に設けられたチャージリリー
フ弁とからなり、チャージリリーフ弁に絞り孔が形成さ
れ、チャージポンプが停止状態にあるときにチャージリ
リーフ弁に形成された絞り孔が作動油吸入手段として機
能することにある。
【0012】(3)第3の発明 第3の発明に係る油圧モータの空転防止装置の要旨とす
るとことは、上記の動輪駆動用HSTにおいて、逃油手
段が、循環回路の往油路と油溜との間および循環回路の
復油路と油溜との間にそれぞれ設けられた一対のニュー
トラル弁からなり、チャージ手段が、油圧ポンプと共に
駆動されるチャージポンプと、チャージポンプから吐出
される作動油を循環回路の往油路および復油路にそれぞ
れ供給するための一対の逆止弁と、チャージポンプと内
部または外部の油溜との間に設けられたチャージリリー
フ弁とからなり、作動油吸入手段が、チャージリリーフ
弁に並設されて内部または外部の油溜からの作動油の流
入を許容する逆止弁であることにある。
【0013】(4)第4の発明 第5の発明に係る油圧モータの空転防止方法の要旨とす
るところは、第3の発明に係る油圧モータの空転防止装
置において、作動油吸入手段となる逆止弁が、一対のニ
ュートラル弁の各々よりも小さい差圧で開くことにあ
る。
【0014】(5)第5の発明 第5の発明に係る油圧モータの空転防止方法の要旨とす
るところは、油圧ポンプと油圧モータとの間に形成され
た作動油の循環回路に、その循環回路から油溜に作動油
の一部を逃がす逃油手段と、内部または外部の油溜から
循環回路に作動油を補給するチャージ手段とを設けた動
輪駆動用HSTにおいて、チャージ手段が停止状態にあ
りかつ油圧モータが動輪により駆動されたときに、循環
回路内に惹起される負圧で内部または外部の油溜の作動
油を循環回路に吸入することにある。
【0015】
【作用】動輪駆動用HSTを搭載した作動車が坂道の途
中で停止すると、その作業車は自重により下方へ移動
し、動輪が回転する。この場合に、エンジンが停止する
と、油圧ポンプおよびチャージ手段が停止するととも
に、油圧モータが動輪の回転により駆動される。それに
より、油圧モータが油圧ポンプとして作動し、循環回路
内の作動油を吸入および吐出するとともに、逃油手段が
循環回路から油溜に作動油を逃がす。この場合、チャー
ジ手段が停止しているので、油溜から循環回路に作動油
が補給されない。
【0016】第1〜第4の発明に係る油圧モータの空転
防止装置および第5の発明に係る油圧モータの空転防止
方法においては、循環回路内の作動油が逃油手段により
油溜に流出されて循環回路内の圧力が減少すると、作動
油吸入手段により油溜の作動油が循環回路に吸入され
る。それにより、循環回路内に空気が混入することな
く、油圧モータに作動油が供給され、作動油の粘性によ
り油圧モータの急激な回転が抑制される。
【0017】第2の発明に係る油圧モータの空転防止装
置においては、既設のチャージリリーフ弁に絞り孔を開
設することにより作動油吸入手段が構成されるので、簡
単な構造でかつ安価に油圧ポンプの空転を防止すること
ができる。
【0018】第3および第4の発明に係る油圧モータの
空転防止装置においては、チャージリリーフ弁に並列に
簡単な構造の逆止弁を設けることにより作動油吸入手段
が構成されるので、簡単にかつ安価に油圧モータの空転
を防止するとができる。
【0019】しかも、チャージポンプが停止状態にあり
かつ油圧モータが動輪により駆動されたときには、逆止
弁により油溜から循環回路の方向に充分な量の作動油を
供給することができるので、確実に油圧モータの空転を
防止するとができる。また、チャージポンプの稼働中に
は、油溜へのチャージ油の流出が逆止弁により阻止され
るので、循環回路への作動油の補給が保証される。
【0020】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例による動輪駆動
用HSTの油圧回路図である。この動輪駆動用HST
は、トラクタ、コンバイン、クレーン車等の作業車に搭
載される。
【0021】図1において、動輪駆動用HST100
は、可変容量型の油圧ポンプ1、チャージポンプ2、油
圧モータ3、一対のニュートラル弁4a,4b、一対の
逆止弁5a,5bおよびリリーフ弁7を含み、さらにこ
の実施例の特徴であるチャージ弁兼油補給用絞り弁6を
含む。油圧ポンプ1およびチャージポンプ2はエンジン
8により駆動される。油圧ポンプ1および油圧モータ3
は管路Aおよび管路Bにより接続され、管路A,Bが作
動油の循環回路を構成する。一方、作業車の動輪9は油
圧モータ3により駆動される。
【0022】油圧ポンプ1から矢印20aの方向に作動
油が吐出された場合には、その作動油は管路Aを介して
油圧モータ3に吸入される。そして、油圧モータ3から
吐出された作動油は管路Bを介して油圧ポンプ1に吸入
される。このようにして、作動油が管路Aおよび管路B
を介して循環し、油圧モータ3により動輪9が一方向に
回転駆動される。このとき、作動油の一部が管路Bから
ニュートラル弁4bの絞り孔を介して油溜に逃がされ
る。同時に、チャージポンプ2が油タンク10から作動
油(チャージ油)を吸入し、管路Cに吐出する。管路C
に吐出されたチャージ油は、方向切換弁13、管路Dお
よびフィルタ12を介して管路Eに供給され、さらに逆
止弁5bを介して管路Bに補給される。このとき、管路
A内の圧力は高くなっているので、ニュートラル弁4a
は作動油をブロックするように切り換えられている。
【0023】油圧ポンプ1から矢印20bの方向に作動
油が吐出された場合には、その作動油は管路Bを介して
油圧モータ3に吸入され、さらに油圧モータ3から吐出
された作動油は管路Aを介して油圧ポンプ1に吸入され
る。このようにして、作動油が管路Bおよび管路Aを介
して循環し、油圧モータ3により動輪9が上記とは逆方
向に回転駆動される。この場合には、作動油の一部が管
路Aからニュートラル弁4aの絞り孔を介して油溜に逃
がされる。同時に、チャージポンプ2から管路Cに作動
油(チャージ油)が吐出され、方向切換弁13、管路D
およびフィルタ12を介して管路Eに供給され、さらに
逆止弁5aを介して管路Aに補給される。このとき、管
路B内の圧力は高くなっているので、ニュートラル弁4
bは作動油をブロックするように切り換えられている。
【0024】なお、チャージポンプ2から吐出される作
動油のチャージ圧が所定の値を越えると、チャージ弁兼
油補給用絞り弁6を介して作動油の一部が油溜に逃がさ
れる。また、管路Aまたは管路B内の圧力が所定の値を
越えると、リリーフ弁7が開くことにより管路A,B内
の圧力が調整される。この動輪駆動用HST100の全
体から漏れた作動油は油タンク10に戻される。
【0025】一方、作業車がレバー14を用いて方向切
換弁13を矢印22aの方向または矢印22bの方向に
切り換えると、作業機用シリンダ15による補助動力が
得られる。この作業機用シリンダ15により、例えばク
レーン等が駆動される。方向切換弁13を矢印21aの
方向に切り換えると、チャージポンプ2により管路Cに
吐出された作動油が、管路Fを介して作業機用シリンダ
15に供給され、さらに、作業機用シリンダ15から排
出された作動油が管路G、管路Dおよびフィルタ12を
介して管路Eに供給される。それにより、作業機用シリ
ンダ15が矢印22aの方向に駆動される。方向切換弁
13を矢印21bの方向に切り換えると、チャージポン
プ2から管路Cに吐出された作動油が、管路Gを介して
作業機用シリンダ15に供給され、さらに作業機用シリ
ンダ15から排出された作動油が管路F、管路Dおよび
フィルタ12を介して管路Eに供給される。それによ
り、作業機用シリンダ15が矢印22bの方向に駆動さ
れる。上記の動作において、管路C内の圧力が所定の値
を越えると、調圧弁11が開き、管路C内の圧力が所定
の値以下に調整される。
【0026】この実施例の動輪駆動用HSTを搭載した
作業車が坂道の途中で停止すると、その作業車は自重に
より下方に移動し、動輪9が回転する。この場合に、エ
ンジン8が停止すると、油圧ポンプ1およびチャージポ
ンプ2が停止するとともに、油圧モータ3が動輪の回転
により駆動され、油圧ポンプとして作動することにな
る。それにより、油圧モータ3が、例えば管路Aから作
動油を吸入して管路Bに吐出すると、管路Bの作動油は
ニュートラル弁4bの絞り孔を介して油溜に逃がされ
る。このとき、チャージポンプ2は停止しているので、
管路Aにはチャージポンプ2により作動油が補給され
ず、管路A内の圧力が低下しようとする。
【0027】しかし、このとき、チャージ弁兼油補給用
絞り弁6の絞り孔を介して油溜から作動油が吸入され、
逆止弁5aを介して管路Aに供給される。そのため、ニ
ュートラル弁4aから管路Aに空気が混入することはな
く、管路Aに補給された作動油が油圧ポンプ3に供給さ
れる。それにより、油圧ポンプ3の油圧ロック状態が維
持され、作動油の粘性で油圧モータ3の急激な回転が抑
制される。その結果、動輪9の回転が緩やかになり、作
動油の粘性による油圧モータ3の制動力が作業車の自重
による動輪9の駆動力よりも大きい場合には作業車は停
止することになる。
【0028】なお、動輪9の回転により油圧モータ3が
管路Bから作動油を吸入して管路Aに吐出する場合に
は、チャージ弁兼油補給用絞り弁6の絞り孔を介して油
溜から作動油が吸入され、さらに逆止弁5bを介して管
路Bに作動油が補給される。
【0029】このように、第1の実施例による動輪駆動
用HST100では、チャージ弁兼油補給用絞り弁6が
油圧ポンプ3の空転防止装置として働く。
【0030】図2に第1の実施例による動輪駆動用HS
Tの縦断面図を示す。センターセクション101および
ハウジング102により形成される内部空間内に可変容
量型の油圧ポンプ1および油圧モータ3が組み込まれて
いる。
【0031】油圧ポンプ1は、主として、駆動軸10
3、プランジャブロック104、可動斜板106からな
る。可動斜板106を斜板駆動部材107により矢印の
方向に傾転させて、エンジンにより駆動軸103を回転
させると、プランジャブロック104が駆動軸103と
共に回転し、可動斜板106の角度に応じてプランジャ
ブロック104内のプランジャ105がシリンダ内で前
後に摺動する。一方、油圧モータ3は、主として、出力
軸108、プランジャブロック109および固定斜板1
11からなる。油圧ポンプ1から供給される油圧により
プランジャブロック109内のプランジャ110が前後
に摺動すると、プランジャブロック109が出力軸10
8と共に回転し、出力軸108に接続される動輪を駆動
する。
【0032】センターセクション101、ハウジング1
02、油圧ポンプ1および油圧モータ3の間の空間が油
溜200となっている。センターセクション101の上
部には管路Eが形成され、管路Eと油溜200との間に
チャージ弁兼油補給用絞り弁6が取り付けられている。
このチャージ弁兼油補給用絞り弁6はポペット61、ス
プリング62および金具63により構成され、ポペット
61の中心軸に絞り孔64が開設されている。管路Eの
側部には、逆止弁取付け用孔50が設けられている。
【0033】図3にセンターセクション101の縦断面
図を示す。センターセクション101の上部から下部に
わたって管路Aおよび管路Bが形成され、センターセク
ション101の上部の中央にはこれらの管路A,Bにつ
ながる管路Eが形成されている。センターセクション1
01の上部の両側から管路A,Bにそれぞれ逆止弁5
a,5bが挿入されており、逆止弁5aの下方にリリー
フ弁7が取り付けられている。また、センターセクショ
ン101の下部から管路A,Bにそれぞれニュートラル
弁4a,4bが挿入されている。図2に示したチャージ
弁兼油補給用絞り弁6は管路Eの下端に形成されたチャ
ージ弁兼油補給用絞り弁用取付け孔60に挿入される。
【0034】図4にチャージ弁兼油補給用絞り弁6のポ
ペット61の詳細な構成を示す。図4(a)はポペット
61の正面図であり、図4(b)はポペット61の側面
図である。図4に示すようにポペット61の中心軸には
絞り孔64が開設されている。ポペット61の直径d1
は例えば10mmであり、絞り孔64の直径は例えば
1.8mmである。また、ポペット61の長さLは例え
ば9mmである。
【0035】なお、ポペット61および絞り孔64の寸
法はこれらには限定されず、チャージポンプ2が停止状
態にありかつ油圧モータ3が動輪9により駆動されてい
るときに、ポペット61の絞り孔64を介して油溜から
作動油が吸入されるように寸法を設定する。
【0036】第1の実施例では、既設のチャージリリー
フ弁に絞り孔を設けることにより油圧モータ3の空転防
止装置として動作するチャージ弁兼油補給用絞り弁6を
構成することができるので、部品点数を増やすことな
く、簡単にかつ安価に油圧モータ3の空転を防止するこ
とができる。
【0037】図5は本発明の第2の実施例による動輪駆
動用HSTの油圧回路図である。図5の動輪駆動用HS
T100が図1の動輪駆動用HST100と異なるの
は、チャージ弁兼油補給用絞り弁6の代わりに、既設の
チャージリリーフ弁16と並列に逆止弁17が設けられ
ている点である。
【0038】チャージリリーフ弁16は、管路E内の作
動油のチャージ圧が所定の値を越えたときに開き、作動
油の一部を油溜に逃がす。逆止弁17は、油溜から逆止
弁5a,5bの方向への作動油の流入を許容するように
設けられている。この逆止弁17は、ニュートラル弁4
a,4bの絞り弁よりも小さい差圧で開く。
【0039】なお、逆止弁17を省略して、管路Eをチ
ャージ用絞り作用が得られる狭小路または細孔(図示せ
ず)を介して油タンク10(外部油溜)に連通してもよ
い。
【0040】この実施例の動輪駆動用HST100で
は、チャージポンプ2が停止状態にありかつ油圧モータ
3が動輪9の回転により駆動されたときに、逆止弁17
が油圧モータ3の空転防止装置として動作する。油圧モ
ータ3が、例えば管路Aから作動油を吸入して管路Bに
吐出すると、管路Bの作動油はニュートラル弁4bの絞
り孔を介して油溜に逃がされる。このとき、チャージポ
ンプ2は停止しているので、管路Aにはチャージポンプ
2により作動油が補給されず、管路A内の圧力が低下す
る。この場合、逆止弁17はニュートラル弁4aの絞り
弁よりも小さい差圧で開く。したがって、逆止弁17を
介して油溜から作動油が吸入され、吸入された作動油は
逆止弁5aを介して管路Aに供給される。そのため、ニ
ュートラル弁4aから空気が混入することなく、管路A
に作動油が補給され、油圧モータ3に供給される。した
がって、油圧モータ3の油圧ロック状態が維持され、作
動油の粘性により油圧モータ3の急激な回転が抑制され
る。
【0041】なお、動輪9の回転により油圧モータ3が
管路Bから作動油を吸入して管路Aに吐出する場合に
は、逆止弁17を介して油溜から作動油が吸入され、さ
らに逆止弁5bを介して管路Bに作動油が補給される。
【0042】図6に第2の実施例による動輪駆動用HS
Tの上部の縦断面図を示し、図7にセンターセクション
の上部の縦断面図を示す。また、図8にセンターセクシ
ョンの上部の一部欠截平面図を示す。
【0043】図6に示すように、センターセクション1
01の上部に形成された管路Eの下端部とハウジング1
02内の油溜200との間に逆止弁17が設けられてい
る。図7に示すように、管路Eの下端部の両側にチャー
ジリリーフ弁取付け用孔160および逆止弁取付け用孔
170が形成され、チャージリリーフ弁16および逆止
弁17がそれぞれ挿入される。
【0044】図8に示すように、チャージリリーフ弁1
6はポペット161、スプリング162および金具16
3からなる。また、逆止弁17はボール171、スプリ
ング172、および孔173を有する金具163からな
る。ボール172およびスプリング172により油溜2
00から管路Eの方向への作動油の流入が許容されてい
る。
【0045】第2の実施例では、油圧モータ3の空転防
止装置として逆止弁17を用いているので、チャージポ
ンプ2の停止時に充分な量の作動油を油溜から管路Aま
たは管路Bに補給することができる。したがって、簡単
な構造で安価にかつ確実に油圧モータ3の空転を防止す
るとができる。一方、チャージポンプ2の稼働中には、
作動油の油溜への流出が逆止弁17により阻止されるの
で、管路Aおよび管路Bへの作動油の補給が保証され
る。
【0046】なお、逆止弁17の構造は上記実施例の構
造に限定されず、チャージポンプ2の停止時に油圧モー
タ3により管路Aまたは管路B内の作動油が吸入された
ときに油溜から管路Aまたは管路Bに作動油を吸入する
ことができれば、他の構造でもよい。
【0047】
【発明の効果】第1〜第5の発明によれば、チャージ手
段が停止状態にありかつ油圧モータが動輪により駆動さ
れたときに、作動油吸入手段により油溜の作動油が循環
回路に吸入されるので、油圧モータの油圧ロック状態が
維持され、作動油の粘性により油圧モータの急激な回転
が阻止される。それにより、HSTを搭載した作業車の
不測の加速が防止される。
【0048】特に、第2の発明によれば、既設のチャー
ジリリーフ弁に絞り孔を開設することにより簡単な構造
でかつ安価に油圧モータの空転を防止することができ
る。
【0049】また、第3および第4の発明によれば、チ
ャージリリーフ弁に並列に簡単な構造の逆止弁を設ける
ことにより簡単にかつ安価に、しかも確実に油圧モータ
の空転を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による動輪駆動用HST
の油圧回路図である。
【図2】第1の実施例による動輪駆動用HSTの縦断面
図である。
【図3】図2の動輪駆動用HSTのセンターセクション
の縦断面図である。
【図4】チャージ弁兼油補給用絞り弁の正面図および側
面図である。
【図5】本発明の第2の実施例による動輪駆動用HST
の油圧回路図である。
【図6】第2の実施例による動輪駆動用HSTの部分的
な縦断面図である。
【図7】図6の動輪駆動用HSTのセンターセクション
の部分的な縦断面図である。
【図8】図6の動輪駆動用HSTのセンターセクション
の上部の一部欠截平面図である。
【図9】従来の動輪駆動用HSTの油圧回路図である。
【図10】図9の動輪駆動用HSTの問題点を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 チャージポンプ 3 油圧モータ 4a,4b ニュートラル弁 5a,5b 逆止弁 6 チャージ弁兼油補給用絞り弁 7 リリーフ弁 8 エンジン 9 動輪 16 チャージリリーフ弁 17 逆止弁 64 絞り孔 100 動輪駆動用HST 200 油溜 A,B,C,D 管路 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと油圧モータとの間に形成さ
    れた作動油の循環回路に、その循環回路から油溜に作動
    油の一部を逃がす逃油手段と、内部または外部の油溜か
    ら前記循環回路に作動油を補給するチャージ手段とを設
    けた動輪駆動用HSTにおいて、前記チャージ手段が停
    止状態にありかつ前記油圧モータが動輪により駆動され
    たときに、前記循環回路内に惹起される負圧で内部また
    は外部の油溜の作動油を前記循環回路に吸入する作動油
    吸入手段を設けたことを特徴とする油圧モータの空転防
    止装置。
  2. 【請求項2】 前記逃油手段は、前記循環回路の往油路
    と油溜との間および前記循環回路の復油路と油溜との間
    にそれぞれ設けられた一対のニュートラル弁からなり、 前記チャージ手段は、前記油圧ポンプと共に駆動される
    チャージポンプと、前記チャージポンプから吐出される
    作動油を前記循環回路の往油路および復油路にそれぞれ
    供給するための一対の逆止弁と、前記チャージポンプと
    内部または外部の油溜との間に設けられたチャージリリ
    ーフ弁とからなり、 前記チャージリリーフ弁に絞り孔が形成され、前記チャ
    ージポンプが停止状態にあるときに前記チャージリリー
    フ弁に形成された前記絞り孔が前記作動油吸入手段とし
    て機能することを特徴とする請求項1に記載の油圧モー
    タの空転防止装置。
  3. 【請求項3】 前記逃油手段は、前記循環回路の往油路
    と油溜との間および前記循環回路の復油路と油溜との間
    にそれぞれ設けられた一対のニュートラル弁からなり、 前記チャージ手段は、前記油圧ポンプと共に駆動される
    チャージポンプと、前記チャージポンプから吐出される
    作動油を前記循環回路の往油路および復油路にそれぞれ
    供給するための一対の逆止弁と、前記チャージポンプと
    内部または外部の油溜との間に設けられたチャージリリ
    ーフ弁とからなり、 前記作動油吸入手段が、前記チャージリリーフ弁に並設
    されて内部または外部の油溜からの作動油の流入を許容
    する逆止弁であることを特徴とする請求項1に記載の油
    圧モータの空転防止装置。
  4. 【請求項4】 前記作動油吸入手段となる前記逆止弁
    は、前記一対のニュートラル弁の各々よりも小さい差圧
    で開くことを特徴とする請求項3に記載の油圧モータの
    空転防止装置。
  5. 【請求項5】 油圧ポンプと油圧モータとの間に形成さ
    れた作動油の循環回路に、その循環回路から油溜に作動
    油の一部を逃がす逃油手段と、内部または外部の油溜か
    ら前記循環回路に作動油を補給するチャージ手段とを設
    けた動輪駆動用HSTにおいて、前記チャージ手段が停
    止状態にありかつ前記油圧モータが動輪により駆動され
    たときに、前記循環回路内に惹起される負圧で内部また
    は外部の油溜の作動油を前記循環回路に吸入することを
    特徴とする油圧モータの空転防止方法。
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