JP2002181011A - 流体圧式パンチャー - Google Patents

流体圧式パンチャー

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JP2002181011A
JP2002181011A JP2000378242A JP2000378242A JP2002181011A JP 2002181011 A JP2002181011 A JP 2002181011A JP 2000378242 A JP2000378242 A JP 2000378242A JP 2000378242 A JP2000378242 A JP 2000378242A JP 2002181011 A JP2002181011 A JP 2002181011A
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cylinder
punch
die
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puncher
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Rikio Nishida
力夫 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造物などへの既設の鋼材であって孔あけすべ
き位置の直近に当該構造物やその鋼材自体の他の面が存
在する場合であっても、孔を空けることを可能にする。 【解決手段】C型フレームの一端にダイスホルダー6、
他端にダイスホルダーに対して往復移動可能に流体圧シ
リンダの出力ラム4を各々設け、ダイスホルダーにダイ
ス7、出力ラムの先端にダイスと嵌合するポンチ5を取
り付け、流体圧シリンダ3の昇圧に伴ってポンチをダイ
スに向かって移動させることにより、被加工物Wに孔を
打ち抜く流体圧式パンチャー1において、前記出力ラム
がシリンダに対してC型フレームの両端連結部分から離
れる方向に偏芯していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に建造物に既
設の鋼材などに孔を空ける場合に適した流体圧式パンチ
ャーに属する。
【0002】
【従来の技術】アングルや鉄鋼梁などの鋼材に孔を空け
る工具として、油圧ポンプなどの圧力源と組み合わせら
れて用いられる流体圧式パンチャーは、電気ドリルと異
なり、作業中でも静かで、切り屑も飛び散らず、更にま
た、大きな剪断力を発揮して短時間で孔を打ち抜くこと
を可能にする。従って、現場作業者は好んで使用してい
る。
【0003】鋼材に孔が空けられる時期は一般に2つに
大別される。第1は、他の部材や建造物に固定される前
に予め必要な孔が空けられ、現場で必要に応じて溶接な
どにより軽く仮止めした状態で、その孔にボルトを通す
ことにより当該他の部材や建造物に固定される場合であ
る。この手順によれば、予め工場で鋼材に孔あけ加工し
てから現場に搬送するだけで足りるので、現場で孔空け
加工する必要はない。第2は、既に鋼材がどこかの構造
物に固定されていて、その後に新たに他の鋼材や機器を
取り付けるなどの何らかの事情で孔空けの必要が生じる
場合である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1の場合、
鋼材を現場で取り付けようとすると、孔の位置やサイズ
が相手部材のそれと異なり、結局相手部材と現場で仮止
め等して位置を合わせ、再度孔を空ける必要が生じるこ
とが多い。その結果、正確な円形の孔ではなく長孔とな
り、ボルトに緩みが生じやすい。
【0005】他方、第2の場合、鋼材を構造物に固定す
る当初は、その後に他の鋼材や機器を取り付けることを
想定していないから、例えばL型アングルの一面を壁に
合わせて固定し他面に孔を空ける場合のように、孔あけ
すべき面が構造物への固定面と交差していて且つ孔空け
位置が構造物に接近しすぎていると、電気ドリルにして
も流体圧式パンチャーにしても、それら工具の本体が構
造物に当たってしまい、ドリル刃やポンチなどの刃物が
孔あけすべき位置に近寄れない。この事情は、第1の場
合であっても現場で仮止めしてから孔あけするときは同
様である。
【0006】それ故、この発明の課題は、構造物などへ
の既設の鋼材であって孔あけすべき位置の直近に当該構
造物やその鋼材自体の他の面が存在する場合であって
も、孔を空けることを可能にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
に、この発明のパンチャーは、C型フレームの一端にダ
イスホルダー、他端にダイスホルダーに対して往復移動
可能に流体圧シリンダの出力ラムを各々設け、ダイスホ
ルダーにダイス、出力ラムの先端にダイスと嵌合するポ
ンチを取り付け、流体圧シリンダの昇圧に伴ってポンチ
をダイスに向かって移動させることにより、被加工物に
孔を打ち抜く流体圧式パンチャーにおいて、前記出力ラ
ムがシリンダに対してC型フレームの両端連結部分から
離れる方向に偏芯していることを特徴とする。
【0008】この発明のパンチャーは、出力ラムが上記
の通り偏芯位置にあるので、出力ラムの先端に取り付け
られるポンチの中心からシリンダの外周面までの最短距
離Lをシリンダの外半径Rよりも短くすることができ
る。従って、シリンダの外周面が壁などの構造物に当た
っても、孔あけ予定位置が構造物から距離L以上離れて
いれば孔を打ち抜くことができる。
【0009】前記流体圧シリンダは、C型フレームの両
端連結部分から遠い位置に相対的に薄い肉厚と平坦な外
周面を有すると好ましい。そうすることにより、シリン
ダが均一な肉厚の円筒状のものよりも前記距離Lを更に
短くすることができるからである。
【0010】
【発明の実施の形態】−実施形態1− この発明のパンチャーの第1の実施形態を図1に軸方向
断面図、図2に底面図として示す。パンチャー1は、C
型フレーム2と、その上部に設けられた油圧シリンダ3
と、シリンダ3のストロークの範囲内で液密に軸方向に
往復移動しうる出力ラム4と、出力ラム4の先端に取り
付けられたポンチ5と、C型フレーム2の下部に設けら
れたダイスホルダー6と、ポンチ5と対向してそれと嵌
合可能なようにダイスホルダー6に取り付けられたダイ
ス7とを備えている。
【0011】シリンダ3は、詳しくはC型フレーム2の
上部に一体的に形成された円筒状部分31とその内側に
ねじ嵌合(ねじ山の図示は省略)されたシリンダエンド
32とからなる。円筒状部分31の下方は、シリンダエ
ンド32が嵌合された状態でもシリンダエンド32の内
径よりも小さい内径を有し、上方の大径部分との境界の
段差33がシリンダ3のストロークエンドとなってい
る。
【0012】出力ラム4の後部には、径方向に突出した
フランジ41が一体的に形成され、それが段差33に当
たることにより、出力ラム4の前進位置が定まる。円筒
状部分31の外周面は、フレーム2の上下連結部分から
遠い側で平坦に形成されており、そのためにその平坦部
分が他の部分よりも薄肉となっている。この肉厚差によ
り、シリンダ3の内径中心を基準とする外半径は、フレ
ーム2の上下連結部分に近い側で52mm、反対側で4
6mmとなる。この点、従来のシリンダの外半径が一様
に54mmであったのと相違する。
【0013】シリンダエンド32の後部は、円筒状部分
31に嵌合されることなく露出している。そして、その
外形は、フレーム2の上下連結部分に近い側に図略の油
圧ポンプとの接続口34が設けられていることと、接続
口34と反対側の外周面が円筒状部分の外周面と同一平
面をなすように平坦に形成されていること以外はほぼ円
柱状に形成されている。接続口34は、シリンダエンド
32内部の油路35を介して出力ラム4の後端面に連な
っている。
【0014】出力ラム4は、詳しくはそのフランジ41
とラム軸42とで中心が異なる。フランジ41は、シリ
ンダ3と同心状である。一方、ラム軸42の中心はシリ
ンダ3及びフランジ41の中心から15mm偏芯してお
り、シリンダ3の中心よりもフレーム2の上下連結部分
から遠い位置にある。ラム軸42の先端には、ラム軸4
2よりも更に同方向に5mm偏芯した位置にポンチ5が
取り付けられている。従って、シリンダ3に対するポン
チ5の偏芯距離は合計20mmである。ラム軸42の先
端は、出力ラム4の前進に伴って、シリンダ3より出て
ダイスホルダー6に向かう。フランジ41の前端面、ラ
ム軸42の外周面及びシリンダ3の内周面とで囲まれる
空間にはウレタン製のリターンゴム8が装填されてい
る。ダイスホルダー6及びダイス7には、ポンチが嵌合
するための貫通孔61、71が同心状に形成されてい
る。
【0015】以上の構成を備えるパンチャー1は、被加
工物Wをポンチ5とダイス7との間に置いて接続口34
に油圧ポンプの給油口を接続し給油すると、油路35よ
り流入する油が出力ラム4の後端面を押し、出力ラム4
がリターンゴム8の弾力に抗して前進する。それに伴っ
てポンチ5がダイス7に向かって移動し、移動途中で被
加工物Wを打ち抜く。打ち抜き後、油圧を解除すると、
圧縮されていたリターンゴム8の復元力により出力ラム
4がポンチ5を伴って元の位置に復帰する。
【0016】被加工物Wは、平板を図示のように上下の
2面a、cが対向するように直角に曲げ加工され、中間
の1面bが図略の壁に固定され、しかももう一つの被加
工物W’と2枚のスペーサSを介して溶接により仮止め
されたものである。3面a,b,cで囲まれる空間の奥
行きは44mmである。このような場合に被加工物Wの
下面c、2枚のスペーサーS及び被加工物W’の上面a
を一度に打ち抜こうとすると、ポンチを被加工物Wの面
cに合わせなければならない。
【0017】然るに、従来のパンチャーではシリンダの
外周面とポンチの中心までの距離が54mmもあること
から、ポンチが面cより10mmはみ出た位置でシリン
ダの外周面が被加工物Wの面bに当たってしまい、それ
以上ポンチを面cに接近させることができなかった。
【0018】これに対して、この実施形態のパンチャー
1によれば、シリンダ3の半径差6mmとポンチの偏芯
距離20mmとで合計26mmも従来に比べてポンチ5
を面b側に接近させることができ、その結果、面cの端
部より16mm内側に入り込むことができ、容易に孔を
打ち抜くことができる。
【0019】−実施形態2− 図3は実施形態2のパンチャーを示す平面図、図4は同
じく軸方向断面図、図5は左側面図である。
【0020】この実施形態のパンチャー11も実施形態
1のパンチャー1と同様に、C型フレーム12、油圧シ
リンダ13、出力ラム14、ポンチ15、ダイスホルダ
ー16及びダイス17を備えている。ラム軸がシリンダ
13に対して偏芯し、更にポンチ15がラム軸に対して
偏芯している点、並びにシリンダ13の内径中心を基準
とする外半径がフレーム12の上下連結部分側とその反
対側とで異なる点は、実施形態1と同様である。
【0021】しかし、出力ラム14のリターン機構は、
実施形態1でシリンダ3の内部に装填されたリターンゴ
ム8に代わって、実施形態2ではシリンダ13の両側に
配置された2本のスプリング18、18である。スプリ
ング18は、その上端がシリンダエンドの側面より径方
向に延びる上バー19に引っかけられ、下端がラム軸の
先端外周を囲むように固定されたブラケット20より径
方向に延びる下バー21に引っかけられることにより、
固定されている。そして、出力ラム14は油圧作動時に
スプリング18の弾力に抗して前進し、油圧が解除され
るとスプリング18の復元力により元の位置に戻る。
【0022】実施形態1のリターン機構によれば、リタ
ーンゴム8が、出力ラム4のストローク以上圧縮可能な
長さを必要としていたので、シリンダ3の長さをストロ
ークよりも長くしなければならなかった。これに対し
て、実施形態2のリターン機構によれば、リターン機構
となるスプリング18がシリンダ13の外部に配置され
ているので、シリンダ13の長さはほとんどストローク
分で足り、パンチャー全体の背を低くすることができ
る。従って、例えば、被加工物Wの上下面間距離が極め
て狭い場合であっても被加工物Wを打ち抜くことができ
る。
【0023】
【発明の効果】この発明のパンチャーは、出力ラムがシ
リンダに対して偏芯しているので、シリンダによってあ
まり妨害されることなく、孔あけ加工することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のパンチャーを示す軸方向断面図で
ある。
【図2】同じく底面図である。
【図3】実施形態2のパンチャーを示す平面図である。
【図4】同じく軸方向断面図である。
【図5】同じく左側面図である。
【符号の説明】 1、11 パンチャー 2、12 C型フレーム 3、13 油圧シリンダ 4、14 出力ラム 5、15 ポンチ 6、16 ダイスホルダー 7、17 ダイス W、W’ 被加工物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C型フレームの一端にダイスホルダー、他
    端にダイスホルダーに対して往復移動可能に流体圧シリ
    ンダの出力ラムを各々設け、ダイスホルダーにダイス、
    出力ラムの先端にダイスと嵌合するポンチを取り付け、
    流体圧シリンダの昇圧に伴ってポンチをダイスに向かっ
    て移動させることにより、被加工物に孔を打ち抜く流体
    圧式パンチャーにおいて、 前記出力ラムがシリンダに対してC型フレームの両端連
    結部分から離れる方向に偏芯していることを特徴とする
    流体圧式パンチャー。
JP2000378242A 2000-12-13 2000-12-13 流体圧式パンチャー Pending JP2002181011A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102162477A (zh) * 2011-03-25 2011-08-24 成都飞机工业(集团)有限责任公司 一种作动筒
CN105396934A (zh) * 2015-12-23 2016-03-16 安徽鲲鹏装备模具制造有限公司 一种带自动力的冲裁模具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102162477A (zh) * 2011-03-25 2011-08-24 成都飞机工业(集团)有限责任公司 一种作动筒
CN105396934A (zh) * 2015-12-23 2016-03-16 安徽鲲鹏装备模具制造有限公司 一种带自动力的冲裁模具
CN105396934B (zh) * 2015-12-23 2017-03-29 安徽鲲鹏装备模具制造有限公司 一种带自动力的冲裁模具

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