JP2002180927A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

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JP2002180927A
JP2002180927A JP2000377982A JP2000377982A JP2002180927A JP 2002180927 A JP2002180927 A JP 2002180927A JP 2000377982 A JP2000377982 A JP 2000377982A JP 2000377982 A JP2000377982 A JP 2000377982A JP 2002180927 A JP2002180927 A JP 2002180927A
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JP
Japan
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fuel
fuel injection
spray
injection valve
valve
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JP2000377982A
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Yasuo Namaizawa
保夫 生井沢
Yoshio Okamoto
良雄 岡本
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】噴射する燃料噴霧を分割し、多方向に噴射でき
る構造を有する電磁式燃料噴射弁を提供する。 【解決手段】電磁式燃料噴射弁1において、燃料を噴射
する燃料噴射孔11の上流側に、燃料に旋回力を与える
燃料旋回部材8を有すると共に、燃料噴射孔11の下流
側に燃料噴霧を遮る突起部12を備え、燃料噴霧18を
分割し、多方向に噴射できるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料噴射弁におい
て、噴射する燃料噴霧の形状を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁式燃料噴射弁(以後、インジェクタ
と呼ぶ)は、その内部のコイルに通電して発生する磁気
力(磁気吸引力)により、可動弁が吸引されて弁座から
離れ、燃料が噴射される。この噴射された燃料噴霧の形
状が、エンジンの燃焼性能に影響することが知られてい
る。特に、吸気管形状に合わせ、燃料を多方向に噴射す
ることが要求されている。
【0003】また、燃料噴霧の特性で、エンジンの燃焼
性能に影響するものに、燃料噴霧の粒径がある。一般に
この粒径が小さいほど燃焼性能は良くなることから、燃
料噴霧を微粒化することが要求されている。
【0004】噴霧を微粒化する方法に、燃料に旋回力を
与える燃料旋回方式がある。これは旋回力により燃料噴
射時の速度を上げると共に、燃料噴霧を円錐形状に形成
し、噴霧の膜の厚さを薄くして微粒化を促進するもので
ある。この方式で、燃料を多方向に噴射する方法として
は、特開平2−125956号公報に2方向に噴射する
方法が開示されている。この方法では、燃料噴霧を2つ
の燃料通路孔に導いて燃料噴霧を分割している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平2−12595
6号公報の電磁式燃料噴射弁では、燃料噴射穴から噴射
された燃料噴霧を2つの燃料通路孔に導いて燃料噴霧を
分割しているが、この燃料通路孔部は、ひょうたん型の
複雑な形状の穴であり、加工が難しい点が問題であっ
た。また、噴霧を対称な2方向にしか分割できなかっ
た。
【0006】そこで、本発明の第一の目的は、より加工
しやすい単純な形状で、燃料噴霧を分割する方法を備え
た、電磁式燃料噴射弁を提供することにある。
【0007】本発明の第二の目的は、噴霧形成の自由度
を上げ、噴霧を3方向以上に噴射したり、非対称に噴射
する方法を備えた、電磁式燃料噴射弁を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
に、本発明の電磁式燃料噴射弁は、弁座と、この弁座と
の間で燃料通路の開閉を行う可動弁と、コイルを有して
前記可動弁を駆動する駆動手段とを備え、前記燃料通路
を開閉して燃料を噴射する電磁式燃料噴射弁1におい
て、燃料を噴射する燃料噴射孔11の上流側に、燃料に
旋回力を与える燃料旋回部材8を有すると共に、燃料噴
射孔11の下流側に燃料噴霧18を遮る突起部12を備
え、燃料噴霧18を分割し、多方向に噴射できるように
構成されたものである。
【0009】また、本発明の電磁式燃料噴射弁1は、弁
座と、この弁座との間で燃料通路の開閉を行う可動弁
と、コイルを有して前記可動弁を駆動する駆動手段とを
備え、前記燃料通路を開閉して燃料を噴射する電磁式燃
料噴射弁1において、燃料を噴射する燃料噴射孔11の
上流側に、燃料に旋回力を与える燃料旋回部材8を有す
ると共に、燃料噴射孔11の下流側に燃料噴霧18を遮
る突起部12を非対称に配置し、燃料噴霧18を不均等
に分割できるように構成されたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面をもとに、本発明の実
施の形態を示す。
【0011】まず、図1を用いて電磁式燃料噴射弁(以
下、インジェクタと呼ぶ)1の構造を説明する。インジ
ェクタ1には、燃料ポンプ(図示せず)から加圧された
燃料が供給されており、可動弁7と、ノズル3側に形成
された弁座面(シート面)10との間で燃料通路の開閉
を行い、燃料噴射孔11からの燃料の噴射量を制御して
いる。
【0012】可動弁7はプランジャ6の先端に取り付け
られており、可動弁7の駆動力を発生する手段として、
インジェクタ1にはコイル2が具備されている。
【0013】コイル2が通電されず吸引力が無いとき
は、プランジャ6及び可動弁7が弁座面10に押し付け
られて閉弁するように、ばね部材であるリターンスプリ
ング9が設けられている。
【0014】コイル2が通電されると磁束が発生し、コ
ア4,ヨーク5とプランジャ6を磁路として通り、コア
4,ヨーク5とプランジャ6との間に磁気吸引力が発生
する。これによりプランジャ6及び可動弁7が弁座面1
0から離れる方向に(図では上側に)変位し、燃料噴射
孔11から燃料が噴射される。
【0015】弁座面10近傍には燃料微粒化のため、燃
料に旋回力を与える部品である燃料旋回部材8が具備さ
れている。このため噴射された燃料噴霧18は、円錐状
に形成される。
【0016】図2及び図3,図4を用いて本発明の第一
実施例について説明する。
【0017】燃料噴射孔11から噴射された燃料は、燃
料旋回部材8により旋回力を与えられているので円錐状
になるが、ここで噴霧18を遮る突起部12を燃料噴射
孔11出口に設ける。すると噴霧18は突起部12の部
分が遮られ、突起部12以外の部分が遮られないので、
図3及び図4に示すように分割される。この様に噴霧1
8が多方向(この場合は2方向)に形成される。
【0018】次に、図5を用いて本発明の第二の実施例
を説明する。
【0019】図5では、突起部12を3個設けている。
この場合、噴霧18は3方向に噴射される。この様に突
起部12の数により、噴霧18の分割数を変えることが
できる。
【0020】次に、図6を用いて本発明の第三の実施例
を説明する。
【0021】図6は、突起部12を左右非対称にオフセ
ットさせた場合である。この場合、噴霧18は2方向に
噴射されるが、左右の比率は左側の方が多くなる。この
様に突起部12の配置間隔を変えることにより、噴霧1
8各々の比率を変えることができる。
【0022】次に、図7を用いて本発明の第四の実施例
を説明する。
【0023】図7は、突起部12を上下非対称にオフセ
ットさせた場合である。この場合、噴霧18は中心軸に
対称の方向に噴射せず、図では上側に偏って噴射され
る。この様に突起部12の配置を変えることにより、噴
霧18の噴射方向を変えることができる。
【0024】
【発明の効果】以上本発明によれば簡単な構成で分割噴
霧の種々の形態に対応可能な噴射弁を得ることができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁式燃料噴射弁の第一実施例を
示す断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図2を下側から見た図である
【図4】図3の部分拡大図である。
【図5】本発明の第二実施例を示す拡大図である。
【図6】本発明の第三実施例を示す拡大図である。
【図7】本発明の第四実施例を示す拡大図である。
【符号の説明】
1…インジェクタ、2…コイル、3…ノズル、4…コ
ア、5…ヨーク、6…プランジャ、7…可動弁、8…燃
料旋回部材、9…リターンスプリング、10…弁座面、
11…燃料噴射孔、12…突起部、13…Oリング、1
4…フィルタ、15…コネクタモールド、16…アジャ
スタ、17…スペーサ、18…噴霧。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁座と、この弁座との間で燃料通路の開閉
    を行う可動弁と、コイルを有して前記可動弁を駆動する
    駆動手段とを備え、前記燃料通路を開閉して燃料を噴射
    する電磁式燃料噴射弁において、燃料を噴射する燃料噴
    射孔の上流側に、燃料に旋回力を与える燃料旋回部材を
    有すると共に、燃料噴射孔の下流側に燃料噴霧が当たる
    高さと幅をもった少なくとも1ヶ以上の突起部を備えた
    ことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電磁式燃料噴射弁におい
    て、前記突起部を複数備え、かつ、前記突起部を非対称
    に配置したことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の電磁式燃料噴射弁におい
    て、幅または高さの、オリフィスの軸に対する対称性が
    異なる、前記突起部を設けたことを特徴とする電磁式燃
    料噴射弁。
JP2000377982A 2000-12-07 2000-12-07 電磁式燃料噴射弁 Pending JP2002180927A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012067679A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2013194624A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Hitachi Automotive Systems Ltd 燃料噴射弁

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