JP2004232462A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

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Hisashi Owada
寿 大和田
Okiyuki Shibata
興志 柴田
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Abstract

【課題】上流スワールにより、円錐形に噴射する燃料の噴射量と噴霧形状と粒径の安定した電磁式燃料噴射弁を提供する。
【解決手段】電磁式燃料噴射弁(インジェクタ)において、燃料を噴射する燃料噴射孔の上流側に、燃料に旋回力を与える燃料旋回部材を有すると共に、前記燃料旋回部材の内径部でガイドする可動弁ガイド部に、可動弁のストローク以上の弾性量を有する弾性体部材を配置し、この弾性体部材を介在してガイドすることで、前記燃料旋回部材の内径部と前記可動弁ガイド部との隙間を通過する未旋回燃料流量を抑止したシール構造とし、燃料噴射量と噴霧形状と粒径の安定化を図れるように構成した。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁式燃料噴射弁において、噴射する燃料噴霧形状及び噴射流量を制御する内部シール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電磁式燃料噴射弁(以後、インジェクタと称す)は、その内部に通電して発生する磁気力(磁気吸引力)により、可動弁が吸引されて弁座から離れ、燃料が噴射される。インジェクタをエンジンに用いる場合、この噴射された燃料量と燃料噴霧の形状がエンジンの燃焼性能に影響することが知られている。特に、筒内燃料噴射方式のガソリンエンジン用インジェクタは、燃焼室内に直接燃料を供給する構造になり、短時間に正確な必要燃料量を噴射すると共に、筒内燃焼室の形状に合わせた形状の燃料噴霧を噴射することが要求されている。
【0003】
また、燃料噴霧の特性で、エンジンの燃焼性能に影響するものとして燃料噴霧の粒径及び角度がある。一般に、この粒径が小さく噴霧角度ばらつきが小さいほど燃焼性能は安定することから、燃料噴霧の微粒化と噴霧角度のばらつきを抑えることが要求されている。
【0004】
燃料噴霧を円錐形の微粒化にする方法として、燃料に旋回力を与える燃料旋回方式がある。これは旋回力により燃料噴射時の速度を上げると共に、燃料噴霧を円錐形状に形成し、噴霧の膜厚を薄くして微粒化を促進するものである。
【0005】
この方法では、旋回室を通過する旋回燃料流と旋回部材の内径部でガイドする可動弁ガイド部との隙間を通過する少量の未旋回燃料流との合成により燃料噴射量と噴霧形状が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記燃料旋回方式では、旋回室を通過する旋回燃料流と旋回部材の内径部でガイドする可動弁ガイド部との隙間を通過する少量の未旋回燃料流との合成により燃料噴射量と噴霧形状が形成されるため、寸法ばらつき及び可動弁の往復摺動により前記ガイド部の隙間が変化した場合、未旋回燃料流量の増減により旋回効率が悪化して燃料噴射量と噴霧形状及び粒径のばらつき要因となる。
【0007】
本発明の目的は、可動弁ガイド部の隙間を通過する未旋回燃料流量を抑止したシール構造とし、燃料噴射量と噴霧形状と粒径の安定したインジェクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達するために、本発明のインジェクタ1は、弁座面16と、この弁座面16との間で燃料通路の開閉を行う可動弁8と、コイル3を有して前記可動弁8を駆動する駆動手段とを備え、前記燃料通路を開閉して燃料を噴射するインジェクタ1において、燃料を噴射する燃料噴射孔15の上流側に、燃料に旋回力を与える燃料旋回部材6を有すると共に、前記燃料旋回部材6の内径部6aでガイドする可動弁ガイド部8aに、可動弁8のストローク以上の弾性量を有する弾性体部材7を配置し、この弾性体部材7を介在してガイドすることで、前記燃料旋回部材6の内径部6aと前記可動弁ガイド部8aとの隙間を通過する未旋回燃料流量を抑止したシール構造とし、燃料噴射量と噴霧形状と粒径の安定化を図れるように構成されたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0010】
図1を用いてインジェクタ1の構造を説明する。インジェクタ1には、燃料ポンプ(図示せず)から加圧された燃料が供給されており、可動弁8とノズル5側に形成された弁座面(シート面)16との間で燃料通路の開閉を行い、燃料噴射孔15からの燃料の噴射量を制御している。
【0011】
可動弁8の駆動力を発生する手段として、インジェクタ1にはコイル3が具備されている。
【0012】
コイル3に通電されず磁気吸引力が無い時は、可動弁8が弁座面16に押し付けられて閉弁するように、ばね部材であるリターンスプリング10が設けられている。
【0013】
コイル3が通電されると磁束が発生し、コア12,ヨーク4と可動弁8を磁路として通り、コア12,ヨーク4と可動弁8との間に磁気吸引力が発生する。これにより可動弁8が弁座面16から離れる方向に(図1上側)変位し、燃料噴射孔15から燃料が噴射される。弁座面16の近傍には燃料微粒化のため、燃料に旋回力を与える部品である燃料旋回部材6が具備されている。これにより、噴射された燃料噴霧は、円錐状の微粒化噴霧として形成される。
【0014】
ここで図2に示す様に、従来の燃料旋回方式では、旋回室6bを通過する旋回燃料流と旋回部材6の内径部6aでガイドする可動弁ガイド部8aとの隙間を通過する少量の未旋回燃料流との合成燃料流として、燃料噴射量と噴霧形状及び粒径が形成されるため、前記旋回部材6の内径部6aでガイドする可動弁ガイド部8aとの隙間がばらつくと、未旋回燃料流量が増減して燃料噴射量と噴霧形状(設定噴霧円錐角θ2に対しθ1〜θ3の範囲で変動)及び粒径のばらつき要因となる。
【0015】
次に、図3と図4を用いて本発明の実施例を説明する。
【0016】
図3と図4では、旋回部材6の内径部6aでガイドする可動弁ガイド部8aとの隙間に可動弁8のストローク(燃料通路の開閉往復距離)以上の弾性量を有し、径方向に圧縮された、例えば、合成ゴム製のOリング又は角形状リング(図4)等の弾性体部材7を配置し、この弾性体部材7を介してガイド機構とする。弾性体部材7は、可動弁8の往復運動(燃料通路の開閉運動)の際にシール機能を保持したまま弾性領域内での変形となるため、摺動運動はしない。この様に、旋回部材6の内径部6aでガイドする可動弁ガイド部8aとの隙間を通過する未旋回燃料流を抑止したシール構造とすることで、旋回効率の悪化を防止し燃料噴射量と噴霧形状(設定噴霧円錐角θ2)と粒径の安定化が図れる。
【0017】
更に、可動弁8はインジェクタ1の軸心上で燃料通路の開閉運動をすることが可能となるため、可動弁8と弁座面16の耐磨耗性が向上する。
【0018】
【発明の効果】
燃料噴射量と噴霧形状と粒径の安定したインジェクタが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるインジェクタの縦断面図。
【図2】従来技術を示す構成図。
【図3】本発明の第一実施例を示す構成図。
【図4】本発明の第二実施例を示す構成図。
【符号の説明】
1…インジェクタ、2…ボビン、3…コイル、4…ヨーク、5…ノズル、6…燃料旋回部材、6a…燃料旋回部材の内径部、6b…旋回室、7…弾性体部材、8…可動弁、8a…可動弁ガイド部、9…スペーサ、10…リターンスプリング、11…アジャスタ、12…コア、13…コネクタモールド、14…フィルタ、15…燃料噴射孔、16…弁座面、θ2…設定噴霧円錐角。

Claims (3)

  1. 弁座と、この弁座との間で燃料通路の開閉を行う可動弁と、コイルを有して前記可動弁を駆動する駆動手段とを備え、前記燃料通路を開閉して燃料を噴射する電磁式燃料噴射弁において、燃料を噴射する燃料噴射孔の上流側に、燃料に旋回力を与える燃料旋回部材を有すると共に、前記燃料旋回部材の内径部でガイドする可動弁ガイド部に、可動弁のストローク以上の弾性量を有する弾性体部材を配置し、この弾性体部材を介在してガイドすることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  2. 請求項1に記載の電磁式燃料噴射弁において、前記弾性体部材は、前記燃料旋回部材の内径部と前記可動弁外周ガイド部との間で径方向に圧縮されていることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  3. 前記弾性体部材は、前記可動弁の往復運動の際に弾性領域で変形するもので、摺動運動させないことを特徴とする請求項1又は2記載の電磁式燃料噴射弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016125367A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 愛三工業株式会社 燃料供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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