JP2002180302A - ずり落ち防止靴下及びその製造方法 - Google Patents

ずり落ち防止靴下及びその製造方法

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JP2002180302A
JP2002180302A JP2000376488A JP2000376488A JP2002180302A JP 2002180302 A JP2002180302 A JP 2002180302A JP 2000376488 A JP2000376488 A JP 2000376488A JP 2000376488 A JP2000376488 A JP 2000376488A JP 2002180302 A JP2002180302 A JP 2002180302A
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sock
socks
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JP2000376488A
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Shinji Kageyama
眞治 景山
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BONDY KK
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BONDY KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で優れたずり落ち防止効果を奏す
るずり落ち帽子靴下及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 靴下本体1の口ゴム部2内側に、加熱硬
化型又は室温硬化型シリコーンゴムにより、通気孔4を
多数有し着用者の肌に接するスキン層13と靴下に接着さ
れる接着層15とを層構造とするずり落ち防止層3を形成
したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着用後にずり落ち
るのを防止できるずり落ち防止靴下及び該靴下の製造法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ずり落ち防止靴下については、実
開昭56−42905号、同57−44106号、同5
8−117702号などとして種々の提案がなされ、実
用に供されているものもあるが、実際の使用に際して、
充分にずり落ちを防止できるものは殆んどなく、また、
ずり落ち防止部の構成物が肌あれの原因となって長時間
着用には不向きという面もあった。
【0003】即ち、従来のずり落ち防止靴下は、口ゴム
部にゴム糸を編み込んだり、口ゴム部にゴム質のテープ
を取付けたものなどであるが、いずれも当初はずり落ち
を防止できるものの、長期の使用や洗濯などによりゴム
が劣化して、ずり落ち防止効果を奏することが出来なく
なるという問題があった。また、ずり落ち防止構造が口
ゴム部の内面に厚目に凸出しているものでは、長時間使
用するとその部が蒸れたり、肌に当たって肌あれを惹起
するという問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来技術に鑑み、簡単な構造で優れたずり落ち防止効
果を奏するずり落ち防止靴下及びその製造方法を提供す
ることを、その課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明ずり落ち防止靴下の構成
は、靴下本体の口ゴム部内側に、加熱硬化型又は室温硬
化型シリコーンゴムにより、通気孔を多数有し着用者の
肌に接するスキン層と靴下に接着される接着層とを層構
造とするずり落ち防止層を形成したことを特徴とするも
のであり、また、その製造方法の構成は、アルミニウム
金属薄板等から成り表面に剥離性を持たせた転写板の表
面に、加熱硬化型シリコーンゴムを塗布して硬化させた
着用者の肌に接するスキン層を設け、該スキン層に自己
接着性を有する加熱硬化型シリコーンゴムを積層して接
着層を形成した後、該接着層を、靴下本体の口ゴム部の
内側に当て、転写板を介して加圧,加熱することにより
靴下本体に浸透させて接着し、この後前記転写板を剥離
することにより、前記スキン層を靴下本体に一体化させ
てずり落ち防止層に形成することを特徴とするものであ
る。
【0006】本発明の発明者は、優れたずり落ち防止効
果のある靴下を開発することを目的として、研究を重ね
た結果、靴下本体の口ゴム部に着用者の肌になじみやす
く且つ肌に接した後は滑りにくい性質を備えたシリコー
ンゴムによりずり落ち防止層を形成すればよいことを知
得し、本発明を完成した。
【0007】即ち、転写版の表面に離型剤としてフッ素
樹脂を塗着し、該フッ素樹脂面に、二液型又は一液型で
加熱硬化型のシリコーンゴム(信越化学社製)を用いて、
着用者の肌に接するスキン層を形成し、このスキン層の
上に、二液型又は一液型で加熱硬化型の自己接着型シリ
コーンゴムを積層して接着層を形成した後、該接着層を
靴下本体の口ゴム部に当て、転写板の上から熱プレスに
より加圧,加熱すれば、接着層が靴下本体の生地に圧入
された後、温度が上がって固化することにより、靴下本
体の生地にスキン層を接着してずり落ち防止層を形成す
るのである。また、本発明では、表面が剥離性を付与さ
れた転写板に肌に接するスキン層を形成するから、スキ
ン層の肌に接する面が滑らかであって着用者に肌あれが
生じず、更に、前記スキン層と接着層の形成に際してそ
れら層に連通する通気孔を多数形成しておけば、靴下の
着用時に肌が蒸れるおそれのないずり落ち防止靴下を製
造できることを知得して、本発明を完成したのである。
【0008】なお、シリコーンゴムを用いてずり落ち防
止層を形成する場合、スクリーン版を用いて靴下の口ゴ
ム部に直接塗付する方法もあるが、これでは口ゴム部に
スクリ−ンの紗の跡が残り、滑らかな仕上がりになるよ
うに塗布することができず、また、生地への浸透程度を
制御することが困難であり、シリコーンゴムの粘度が高
い場合は、紗の跡が残り、同じく粘度が低い場合は、シ
リコーンゴムの大部分が生地に浸透してしまうので加工
できなくなるため、本発明では、加工手順を多く掛けな
がらも、上記のようにすることにより、優れたずり落ち
防止効果を得られるようにしたのである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態例を図
により説明する。図1は本発明ずり落ち防止靴下の口ゴ
ム部を裏返した状態の斜視図、図2は図1のずり落ち防
止層を拡大した断面図、図3は本発明方法において転写
板にスキン層及び接着層を設けた状態の断面図である。
【0010】図1において、1は靴下本体、2はその靴
下本体1の口ゴム部、3は口ゴム部2の裏面に形成した
ずり落ち防止層、4は該ずり落ち防止層3に形成した通
気孔であって、前記ずり落ち防止層3と通気孔4は、次
にようにして形成される。
【0011】まず、図3に例示したように、アルミニウ
ム金属薄板からなる転写板11の表面に剥離面12を形成す
るフッ素樹脂を塗布し、その上に、加熱硬化型のシリコ
ーンゴム(信越化学社製)を、多数の通気孔が形成され
るパターンのスクリーン版を用いて厚さ100μ程度塗布
し、一例として、100〜150℃で約30分〜3時間程度加熱
して固化することにより、通気孔14が多数設けられた着
用者の肌に接する厚さが100μ程度のスキン層13を形成
し、該スキン層13が常温まで冷却されたら、その上に前
記スクリーン版と同様のスクリーン版を用いて、加熱硬
化型,自己接着型のシリコーンゴムを塗布し、通気孔14
に連通する通気孔16が多数設けられた厚さが50〜100μ
程度の接着層15を形成する。従って、図3のスキン層13
と接着層15とにより、図2のずり落ち防止層3が形成さ
れ、図3の通気孔14と同16により、図2の通気孔4が形
成される。
【0012】上記のようにして剥離面12,スキン層13,
接着層15を設けられた転写版11を、その接着層15を靴下
本体1の口ゴム部2の裏面にあてがい、熱プレスにより1
00〜150℃、30分〜3時間程度加圧,加熱すれば、接着
層15のシリコーンゴムは靴下本体1における口ゴム部2
の編成部の内部に浸透して接着され、ごく薄いスキン層
13が口ゴム部2に一体化される。上記加工が終了した
ら、冷却後、転写版11を剥離すれば、口ゴム部2から剥
離するおそれのない表面が滑らかなスキン層13がずり落
ち防止層3として形成された靴下が得られるのである。
なお、熱プレスによる加圧,加熱に際しては、両面同時
に加工することも可能である。なお、上記における加熱
温度と加熱時間は一例であって、加熱温度と時間をどの
程度にするかは、試作などを通じて経験的に設定すれば
良い。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述の通りであって、シリコー
ンゴムの肌になじみやすく、且つ滑りにくい特性を利用
すると共に、口ゴム部への浸透接着を図るために前記ゴ
ムの塗布を、加工に手数は掛かるが二度に分けて行うこ
とにより、スキン層と接着層との層構成によるずり落ち
防止層を形成するから、該ずり落ち防止層が靴下本体か
ら剥離するおそれはなく、しかも肌に接した状態で滑り
にくいので、靴下の着用時にずり落ちるおそれのない靴
下を得ることができる。
【0014】また、本発明によるずり落ち防止層は、ご
く薄く形成されしかもその表面は転写板の剥離面に接し
て仕上るため非常に滑らかで肌に貼り付く感じのフィッ
ト感で着用でき、また、ずり落ち防止層の全面に通気孔
が形成されているので、長時間着用しても蒸れたり、ず
れ落ち防止層の出張りにより肌があれるということもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ずり落ち防止靴下の口ゴム部を裏返した
状態の斜視図。
【図2】図1のずり落ち防止層を拡大した断面図。
【図3】本発明方法において転写板にスキン層及び接着
層を設けた状態の断面図。
【符号の説明】
1 靴下本体 2 口ゴム部 3 ずり落ち防止層 4 通気孔 11 転写板 12 剥離面 13 スキン層 14 スキン層の通気孔 15 接着層 16 接着層の通気孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴下本体の口ゴム部内側に、加熱硬化型
    又は室温硬化型シリコーンゴムにより、通気孔を多数有
    し着用者の肌に接するスキン層と靴下に接着される接着
    層とを層構造とするずり落ち防止層を形成したことを特
    徴とするずり落ち防止靴下。
  2. 【請求項2】 アルミニウム金属薄板等から成り表面に
    剥離性を持たせた転写板の表面に、加熱硬化型シリコー
    ンゴムを塗布して硬化させた着用者の肌に接するスキン
    層を設け、該スキン層に自己接着性を有する加熱硬化型
    シリコーンゴムを積層して接着層を形成した後、該接着
    層を、靴下本体の口ゴム部の内側に当て、転写板を介し
    て加圧,加熱することにより靴下本体に浸透させて接着
    し、この後前記転写板を剥離することにより、前記スキ
    ン層を靴下本体に一体化させてずり落ち防止層に形成す
    ることを特徴とするずり落ち防止靴下の製造方法。
  3. 【請求項3】 スキン層と接着層には、塗布,積層する
    とき両層を貫通する通気孔を形成する請求項2のずり落
    ち防止靴下の製造方法。
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