JP2002180132A - 高張力鋼の製造方法 - Google Patents
高張力鋼の製造方法Info
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- JP2002180132A JP2002180132A JP2001338070A JP2001338070A JP2002180132A JP 2002180132 A JP2002180132 A JP 2002180132A JP 2001338070 A JP2001338070 A JP 2001338070A JP 2001338070 A JP2001338070 A JP 2001338070A JP 2002180132 A JP2002180132 A JP 2002180132A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、溶接性及び音響異方性に優れた引張
強さ780N/mm2級高強度鋼の製造方法を提供す
る。 【解決手段】質量%でC:0.075〜0.094%、
Si:0.01〜0.4%、Mn:0.5〜1.5%、
P:0.01%以下、S:0.01%以下、Ni:0.
5〜2%、Cr:0.1〜0.9%、Mo:0.2〜1
%、Nb:0.003〜0.03%、Al:0.01〜
0.08%、N:0.0005〜0.008%を含み、
さらにCu、V、Tiの一種又は二種以上を含み、Pc
m値が0.24以下で、且つCeq値が0.45以上で
あり、実質的にBを含有しない鋼を、1000〜125
0℃に加熱し、かつT=85Mn+40Ni+95Cr
+120Mo+3100Nb+40Cu+500V+1
000(Ti−3.42N)+580とした場合に圧延
仕上温度をT℃〜1050℃とし、Ar3変態点以上か
ら直接焼入れする。
強さ780N/mm2級高強度鋼の製造方法を提供す
る。 【解決手段】質量%でC:0.075〜0.094%、
Si:0.01〜0.4%、Mn:0.5〜1.5%、
P:0.01%以下、S:0.01%以下、Ni:0.
5〜2%、Cr:0.1〜0.9%、Mo:0.2〜1
%、Nb:0.003〜0.03%、Al:0.01〜
0.08%、N:0.0005〜0.008%を含み、
さらにCu、V、Tiの一種又は二種以上を含み、Pc
m値が0.24以下で、且つCeq値が0.45以上で
あり、実質的にBを含有しない鋼を、1000〜125
0℃に加熱し、かつT=85Mn+40Ni+95Cr
+120Mo+3100Nb+40Cu+500V+1
000(Ti−3.42N)+580とした場合に圧延
仕上温度をT℃〜1050℃とし、Ar3変態点以上か
ら直接焼入れする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶接性および音響異
方性に優れた780N/mm2級高張力鋼の製造方法に
関するものである。
方性に優れた780N/mm2級高張力鋼の製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】780N/mm2級高張力鋼(以下、H
T780と称す)はこれまでに種々の鋼種が提案されて
いるが、その殆どが焼入れ性向上のためにBを添加し
て、焼入れ焼戻し処理を行なうことにより製造されてい
る。これらの鋼は優れた母材強度および靭性を有する
が、Bを含有するので溶接部の硬化性が高い(溶接低温
われ感受性が高い)ので、溶接施工時において溶接われ
防止対策を行う必要がある。
T780と称す)はこれまでに種々の鋼種が提案されて
いるが、その殆どが焼入れ性向上のためにBを添加し
て、焼入れ焼戻し処理を行なうことにより製造されてい
る。これらの鋼は優れた母材強度および靭性を有する
が、Bを含有するので溶接部の硬化性が高い(溶接低温
われ感受性が高い)ので、溶接施工時において溶接われ
防止対策を行う必要がある。
【0003】一般に、溶接割れ防止対策としては溶接部
を100℃以上に予熱することが行われているが、高温
に加熱された作業環境は安全衛生上の観点から好ましく
なく、またかかる環境下では施工能率が著しく低下す
る。
を100℃以上に予熱することが行われているが、高温
に加熱された作業環境は安全衛生上の観点から好ましく
なく、またかかる環境下では施工能率が著しく低下す
る。
【0004】このようなB含有鋼HT780の問題点を
解決するために、特公昭49−42568号公報および
特開平4−314825号公報等にBを含有しないB無
添加高張力鋼が提案されている。
解決するために、特公昭49−42568号公報および
特開平4−314825号公報等にBを含有しないB無
添加高張力鋼が提案されている。
【0005】前者は、C:0.07〜0.09%、S
i:0.46から0.50%、Mn:1.30〜1.3
8%、Cu:0.10〜0.23%、Ni:0.43〜
0.92%、Cr:0.95〜1.20%、Mo:0.
48〜0.59%、Ti:0.08〜0.015%、A
l:0.08〜0.11%(いずれも重量%)を含有す
るものであって、高靭性溶接熱影響部を有する高張力鋼
を開示している。
i:0.46から0.50%、Mn:1.30〜1.3
8%、Cu:0.10〜0.23%、Ni:0.43〜
0.92%、Cr:0.95〜1.20%、Mo:0.
48〜0.59%、Ti:0.08〜0.015%、A
l:0.08〜0.11%(いずれも重量%)を含有す
るものであって、高靭性溶接熱影響部を有する高張力鋼
を開示している。
【0006】後者は、C:0.038〜0.053%、
Cu:1.02〜1.72%、Nb:0.013〜0.
032%、V:0.021〜0.057%、Ti:0.
011〜0.019%を含み、かつ59.3C+Cu≦
4.2を満足するようにC及びCuを含有し、熱間圧延
ののち直接焼入れを行い、析出強化を活用するため55
0〜600℃にて焼戻し処理を行なう溶接性に優れたH
T780の製造方法を開示している。
Cu:1.02〜1.72%、Nb:0.013〜0.
032%、V:0.021〜0.057%、Ti:0.
011〜0.019%を含み、かつ59.3C+Cu≦
4.2を満足するようにC及びCuを含有し、熱間圧延
ののち直接焼入れを行い、析出強化を活用するため55
0〜600℃にて焼戻し処理を行なう溶接性に優れたH
T780の製造方法を開示している。
【0007】一方、橋梁などの溶接構造物においては、
安全性確保の観点から溶接欠陥の検出を斜角による超音
波探傷によって厳密に行う必要がある。超音波探傷検査
においては鋼板の最終圧延方向(L方向)と最終圧延方
向に直交する方向(C方向)における音速に差がある
と、欠陥の正確な検出が困難となる。
安全性確保の観点から溶接欠陥の検出を斜角による超音
波探傷によって厳密に行う必要がある。超音波探傷検査
においては鋼板の最終圧延方向(L方向)と最終圧延方
向に直交する方向(C方向)における音速に差がある
と、欠陥の正確な検出が困難となる。
【0008】この場合にL方向とC方向の検査とを区別
して評価判定することは技術的に限界があるため、欠陥
エコーであると疑わしいものが発見された溶接個所は全
て補修しなければならず、必要以上の欠陥補修を余儀な
くされ、施工費が莫大なものになる。
して評価判定することは技術的に限界があるため、欠陥
エコーであると疑わしいものが発見された溶接個所は全
て補修しなければならず、必要以上の欠陥補修を余儀な
くされ、施工費が莫大なものになる。
【0009】このような音響異方性に関する問題点を解
決するために、特開昭63−235431号公報は音響
異方性の小さい鋼板の製造方法を開示している。本技術
は(C+Mn/6)値が0.36%以下で、かつ炭素当
量値Ceqが0.40%以下の組成を有する鋼を100
0℃以上1200℃以下に加熱し、オーステナイトの再
結晶域で全圧下率を50%以上、圧延仕上げ温度を85
0℃以上とし、Ar3変態点を50℃下回る温度域から
毎秒5℃以上15℃未満の冷却速度で400℃以上68
0℃以下の温度域まで冷却して音響異方性の小さい鋼板
を製造する方法である。
決するために、特開昭63−235431号公報は音響
異方性の小さい鋼板の製造方法を開示している。本技術
は(C+Mn/6)値が0.36%以下で、かつ炭素当
量値Ceqが0.40%以下の組成を有する鋼を100
0℃以上1200℃以下に加熱し、オーステナイトの再
結晶域で全圧下率を50%以上、圧延仕上げ温度を85
0℃以上とし、Ar3変態点を50℃下回る温度域から
毎秒5℃以上15℃未満の冷却速度で400℃以上68
0℃以下の温度域まで冷却して音響異方性の小さい鋼板
を製造する方法である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
49−42568号公報に記載のB無添加高張力鋼は、
Siを0.46%以上含有するため溶接性及び溶接継手
靭性が不十分である。
49−42568号公報に記載のB無添加高張力鋼は、
Siを0.46%以上含有するため溶接性及び溶接継手
靭性が不十分である。
【0011】また、特開平4−314825号公報に記
載のB無添加高張力鋼は、溶接性に優れるものの、析出
強化を活用して母材強度を確保するため、焼戻し処理を
550〜600℃といった低温域で実施することが必要
不可欠となる。
載のB無添加高張力鋼は、溶接性に優れるものの、析出
強化を活用して母材強度を確保するため、焼戻し処理を
550〜600℃といった低温域で実施することが必要
不可欠となる。
【0012】このため溶接継手強度が不十分となり、こ
の対策として母材強度を確保するために低音域で圧延す
ることも考えられる。しかしながら、低温域で熱間圧延
された鋼板は、L方向とC方向とで超音波の伝播速度が
大きく異なる音響異方性の増大を引き起こす。
の対策として母材強度を確保するために低音域で圧延す
ることも考えられる。しかしながら、低温域で熱間圧延
された鋼板は、L方向とC方向とで超音波の伝播速度が
大きく異なる音響異方性の増大を引き起こす。
【0013】特開昭63−235431号公報に記載の
音響異方性の小さい鋼板は、炭素当量値Ceqが0.4
0%以下あるためHT780としては母材強度が不十分
であり、また仮に母材強度がHT780程度まで達成さ
れた場合においても、Ceqが0.40%以下であるた
め溶接継手強度が不足する。
音響異方性の小さい鋼板は、炭素当量値Ceqが0.4
0%以下あるためHT780としては母材強度が不十分
であり、また仮に母材強度がHT780程度まで達成さ
れた場合においても、Ceqが0.40%以下であるた
め溶接継手強度が不足する。
【0014】以上のように溶接性および音響異方性の両
者ともに優れたHT780に対する需要家の要望が高い
にもかかわらず、かかる高張力鋼は未だ実現されていな
い。
者ともに優れたHT780に対する需要家の要望が高い
にもかかわらず、かかる高張力鋼は未だ実現されていな
い。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者はこれらの問題
点を解決するため、780N/mm2級高張力鋼を対象
にその成分組成、製造条件について鋭意検討を行った。
点を解決するため、780N/mm2級高張力鋼を対象
にその成分組成、製造条件について鋭意検討を行った。
【0016】図1は、音響異方性に及ぼす圧延仕上げ温
度(℃)の影響を示すもので、質量%でC:0.09
4,Si:0.20、Mn:1.04,P:0.00
4、S:0.002,Ni:1.21、Cr:0.4
8,Mo:0.42、Nb:0.016,Al:0.0
22、N:0.0027,Pcm:0.23、Ceq:
0.51,T(=85Mn+40Ni+95Cr+12
0Mo+3100Nb+40Cu+500V+1000
(Ti−3.42N)+580)(℃):853の組成
の鋼材につき両者の相関を調べた結果を示す特性線図で
ある。
度(℃)の影響を示すもので、質量%でC:0.09
4,Si:0.20、Mn:1.04,P:0.00
4、S:0.002,Ni:1.21、Cr:0.4
8,Mo:0.42、Nb:0.016,Al:0.0
22、N:0.0027,Pcm:0.23、Ceq:
0.51,T(=85Mn+40Ni+95Cr+12
0Mo+3100Nb+40Cu+500V+1000
(Ti−3.42N)+580)(℃):853の組成
の鋼材につき両者の相関を調べた結果を示す特性線図で
ある。
【0017】図から明らかなように、圧延仕上げ温度が
約853℃のあたりで音響異方性が大きく変化し、この
温度以下で熱間圧延を仕上げると音響異方性が1.02
を大きく上回るようになる。
約853℃のあたりで音響異方性が大きく変化し、この
温度以下で熱間圧延を仕上げると音響異方性が1.02
を大きく上回るようになる。
【0018】図2は、図1と同じ組成の鋼を用い、シャ
ルピー衝撃特性に及ぼす圧延仕上げ温度(℃)の影響を
調べた結果を示す特性線図である。
ルピー衝撃特性に及ぼす圧延仕上げ温度(℃)の影響を
調べた結果を示す特性線図である。
【0019】図から明らかなように、圧延仕上温度が約
853℃のあたりで破面遷移温度が大きく変化し、この
温度域で熱間圧延を仕上ると破面遷移温度vTsが−4
0℃を大きく上回り、靭性が大幅に劣化する。
853℃のあたりで破面遷移温度が大きく変化し、この
温度域で熱間圧延を仕上ると破面遷移温度vTsが−4
0℃を大きく上回り、靭性が大幅に劣化する。
【0020】図3は、引張り強さに及ぼす圧延仕上温度
の影響を示すもので、圧延仕上げ温度が約853℃のあ
たりで引張り強さが大きく変化し、この温度以下で熱間
圧延を仕上げると引張り強さが780N/mm2を大き
く下回るようになる。
の影響を示すもので、圧延仕上げ温度が約853℃のあ
たりで引張り強さが大きく変化し、この温度以下で熱間
圧延を仕上げると引張り強さが780N/mm2を大き
く下回るようになる。
【0021】このように、HT780鋼の場合、熱間圧
延条件をその成分組成から求められるパラメータにより
規定した場合、音響異方性、靭性及び強度が向上するこ
とが見出された。
延条件をその成分組成から求められるパラメータにより
規定した場合、音響異方性、靭性及び強度が向上するこ
とが見出された。
【0022】本発明はこれらの知見を基に更に検討を加
えてなされたものであり、即ち、本発明は、質量%で
C:0.075〜0.094%、Si:0.01〜0.
4%、Mn:0.5〜1.5%、P:0.01%以下、
S:0.01%以下、Ni:0.5〜2%、Cr:0.
1〜0.9%、Mo:0.2〜1%、Nb:0.003
〜0.03%、Al:0.01〜0.08%、N:0.
0005〜0.008%、さらにCu:0.01〜1.
5%、V:0.005〜0.1%、Ti:0.003〜
0.02%の一種又は二種以上を含み、Pcm値が0.
24以下、且つCeq値が0.45以上で、実質的にB
を含有せず残部Fe及び不可避的不純物からなる鋼を、
1000〜1250℃に加熱し、T=85Mn+40N
i+95Cr+120Mo+3100Nb+40Cu+
500V+1000(Ti−3.42N)+580とし
た場合に圧延仕上温度がT℃〜1050℃の範囲内にな
るように圧延後、Ar3変態点以上から直接焼入れし、
次いでAc1変態点以下の温度域に焼戻し処理すること
を特徴とする溶接性および音響異方性に優れた高張力鋼
の製造方法である。
えてなされたものであり、即ち、本発明は、質量%で
C:0.075〜0.094%、Si:0.01〜0.
4%、Mn:0.5〜1.5%、P:0.01%以下、
S:0.01%以下、Ni:0.5〜2%、Cr:0.
1〜0.9%、Mo:0.2〜1%、Nb:0.003
〜0.03%、Al:0.01〜0.08%、N:0.
0005〜0.008%、さらにCu:0.01〜1.
5%、V:0.005〜0.1%、Ti:0.003〜
0.02%の一種又は二種以上を含み、Pcm値が0.
24以下、且つCeq値が0.45以上で、実質的にB
を含有せず残部Fe及び不可避的不純物からなる鋼を、
1000〜1250℃に加熱し、T=85Mn+40N
i+95Cr+120Mo+3100Nb+40Cu+
500V+1000(Ti−3.42N)+580とし
た場合に圧延仕上温度がT℃〜1050℃の範囲内にな
るように圧延後、Ar3変態点以上から直接焼入れし、
次いでAc1変態点以下の温度域に焼戻し処理すること
を特徴とする溶接性および音響異方性に優れた高張力鋼
の製造方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の成分組成、製造条件の限
定理由について詳細に説明する。
定理由について詳細に説明する。
【0024】1.成分組成 C Cは母材強度および溶接継手強度をともに向上させるた
め添加する。0.075%未満では強度不足となり、
0.094%を超えると溶接性が著しく劣化するため、
0.075〜0.094%とする。
め添加する。0.075%未満では強度不足となり、
0.094%を超えると溶接性が著しく劣化するため、
0.075〜0.094%とする。
【0025】Si Siは母材強度および溶接継手強度をともに向上させる
ために添加する。0.01%未満では強度不足となり、
0.4%を超えると溶接性、溶接継手靭性が著しく劣化
するため、0.01〜0.4%とする。
ために添加する。0.01%未満では強度不足となり、
0.4%を超えると溶接性、溶接継手靭性が著しく劣化
するため、0.01〜0.4%とする。
【0026】Mn Mnは母材強度および溶接継手強度をともに向上させる
ために添加する。0.5%未満では強度不足となり、
1.5%を超えると溶接性が劣化するため、0.5〜
1.5%とする。
ために添加する。0.5%未満では強度不足となり、
1.5%を超えると溶接性が劣化するため、0.5〜
1.5%とする。
【0027】P Pは不純物元素で0.01%を越えると溶接継手靭性が
劣化するため、0.01%以下とする。
劣化するため、0.01%以下とする。
【0028】S Sは不純物元素で0.01%を越えると溶接継手靭性が
著しく劣化するため、0.01%以下とする。
著しく劣化するため、0.01%以下とする。
【0029】Ni Niは母材強度および靭性、並びに溶接継手強度を向上
させるために添加する。0.5%未満では強度および靭
性が不足し、2%を超えると経済性が損なわれるため、
0.5〜2%とする。
させるために添加する。0.5%未満では強度および靭
性が不足し、2%を超えると経済性が損なわれるため、
0.5〜2%とする。
【0030】Cr Crは母材強度および溶接継手強度をともに向上させる
ために添加する。0.1%未満では強度不足となり、
0.9%を超える添加は溶接性が損なわれるため、0.
1〜0.9%とする。
ために添加する。0.1%未満では強度不足となり、
0.9%を超える添加は溶接性が損なわれるため、0.
1〜0.9%とする。
【0031】Mo Moは母材強度および溶接継手強度をともに向上させる
ために添加する。0.2%未満では強度不足となり、1
%を超えると溶接性が損なわれるため、0.2〜1%と
する。
ために添加する。0.2%未満では強度不足となり、1
%を超えると溶接性が損なわれるため、0.2〜1%と
する。
【0032】Nb Nbは母材強度および溶接継手強度をともに向上させる
ために添加する。0.003%未満では強度不足とな
り、0.03%を超えると溶接金属の靭性が損なわれる
ため、0.003〜0.03%とする。
ために添加する。0.003%未満では強度不足とな
り、0.03%を超えると溶接金属の靭性が損なわれる
ため、0.003〜0.03%とする。
【0033】Al Alは脱酸およびミクロ組織の微細化による母材靭性の
確保のために添加する。0.01%未満では組織の微細
化による母材靭性の確保が不十分となり、0.08%を
超えると母材靭性が損なわれるため、0.01〜0.0
8%とする。
確保のために添加する。0.01%未満では組織の微細
化による母材靭性の確保が不十分となり、0.08%を
超えると母材靭性が損なわれるため、0.01〜0.0
8%とする。
【0034】N NはAlと反応して析出物を生成することによりミクロ
組織を微細化し、母材靭性を向上させるため添加する。
0.0005%未満では析出物の量が不足し、0.00
8%を超えると母材靭性および溶接継手靭性が損なわれ
るため、0.0005〜0.008%とする。
組織を微細化し、母材靭性を向上させるため添加する。
0.0005%未満では析出物の量が不足し、0.00
8%を超えると母材靭性および溶接継手靭性が損なわれ
るため、0.0005〜0.008%とする。
【0035】B Bは本発明では不純物元素であり、微量であっても溶接
性を著しく劣化させるため、0.0002%以下とする
のが好ましい。
性を著しく劣化させるため、0.0002%以下とする
のが好ましい。
【0036】Pcm(溶接割れ感受性指数) 溶接性の指標であるPcmは、溶接施工時の予熱温度の
低減化をはかるために0.24%以下とする。但し、本
発明ではPcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/
20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10
+5B(質量%)とする。
低減化をはかるために0.24%以下とする。但し、本
発明ではPcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/
20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10
+5B(質量%)とする。
【0037】Ceq(炭素当量値) 焼入れ性の指標であるCeqは、溶接継手強度および溶
接継手靭性をともに確保するために0.45%以上とす
る。但し、本発明ではCeq=C+Mn/6+Si/2
4+Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14(重量
%)とする。
接継手靭性をともに確保するために0.45%以上とす
る。但し、本発明ではCeq=C+Mn/6+Si/2
4+Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14(重量
%)とする。
【0038】本発明は以上の成分組成に、更にCu,
V,Tiの一種または二種以上を添加する。
V,Tiの一種または二種以上を添加する。
【0039】Cu Cuは母材強度および溶接継手強度をともに向上させる
ために添加する。0.01%未満では強度不足となり、
1.5%を超えると溶接性が損なわれるため、0.01
〜1.5%とする。
ために添加する。0.01%未満では強度不足となり、
1.5%を超えると溶接性が損なわれるため、0.01
〜1.5%とする。
【0040】V Vは母材強度および溶接継手強度をともに向上させるた
めに添加する。0.005%未満では強度不足となり、
0.1%を超えると母材靭性、溶接性が損なわれるた
め、0.005〜0.1%とする。
めに添加する。0.005%未満では強度不足となり、
0.1%を超えると母材靭性、溶接性が損なわれるた
め、0.005〜0.1%とする。
【0041】Ti Tiはミクロ組織の微細化を通じて母材靭性および溶接
継手靭性をともに向上させるために添加する。0.00
3%未満では組織の微細化による靭性向上の効果が不十
分となり、0.02%を超える母材靭性および溶接継手
靭性がともに損なわれるため、0.003〜0.02%
とする。
継手靭性をともに向上させるために添加する。0.00
3%未満では組織の微細化による靭性向上の効果が不十
分となり、0.02%を超える母材靭性および溶接継手
靭性がともに損なわれるため、0.003〜0.02%
とする。
【0042】2.製造条件 直接焼入れ時のスラブ加熱温度 合金元素の固溶をはかり十分な焼入れ性を確保するとと
もに、圧延時の所定の条件を達成するため、加熱温度は
1000℃以上とする必要がある。一方、1250℃を
超えるとミクロ組織が肥大化し、母材靭性を損なうため
1000〜1250℃とする。
もに、圧延時の所定の条件を達成するため、加熱温度は
1000℃以上とする必要がある。一方、1250℃を
超えるとミクロ組織が肥大化し、母材靭性を損なうため
1000〜1250℃とする。
【0043】直接焼入れ時の圧延仕上温度 本発明において圧延仕上温度は母材強度、母材靭性、音
響異方性に大きな影響を及ぼすため厳密に限定する必要
があり、添加元素の量に応じてもとまる温度T(=85
Mn+40Ni+95Cr+120Mo+3100Nb
+40Cu+500V+1000(Ti−3.42N)
+580)〜1050℃とする。
響異方性に大きな影響を及ぼすため厳密に限定する必要
があり、添加元素の量に応じてもとまる温度T(=85
Mn+40Ni+95Cr+120Mo+3100Nb
+40Cu+500V+1000(Ti−3.42N)
+580)〜1050℃とする。
【0044】圧延仕上温度を、上式より求まる温度Tよ
り低くした場合、急激に母材強度、母材靭性が低下し、
音響異方性は増大する。一方、1050℃を超えるとミ
クロ組織が粗大化し母材靭性の劣化が著しくなる。
り低くした場合、急激に母材強度、母材靭性が低下し、
音響異方性は増大する。一方、1050℃を超えるとミ
クロ組織が粗大化し母材靭性の劣化が著しくなる。
【0045】焼戻し温度 焼戻し温度はAc1変態点以下とする。溶接継手強度確
保のために600℃以上とすることが好ましく、一方、
700℃を超えると、急激に母材強度が低下するため、
600〜700℃(600℃以上700℃以下)とする
ことが好ましい。
保のために600℃以上とすることが好ましく、一方、
700℃を超えると、急激に母材強度が低下するため、
600〜700℃(600℃以上700℃以下)とする
ことが好ましい。
【0046】
【実施例】以下、添付の図面及び表1と表2を参照して
本発明の種々の実施例について説明する。
本発明の種々の実施例について説明する。
【0047】表1に供試鋼を示す。表1中の鋼1〜11
は成分組成が本発明の範囲内で、鋼12〜18は比較例
となっている。表1の最右欄T(℃)はT=85Mn+
40Ni+95Cr+120Mo+3100Nb+40
Cu+500V+1000(Ti−3.42N)+58
0)より求めた値を示している。
は成分組成が本発明の範囲内で、鋼12〜18は比較例
となっている。表1の最右欄T(℃)はT=85Mn+
40Ni+95Cr+120Mo+3100Nb+40
Cu+500V+1000(Ti−3.42N)+58
0)より求めた値を示している。
【0048】表2に本発明の効果を示す。板厚、スラブ
加熱温度、圧延仕上げ温度、焼戻し温度などの諸条件を
変えた種々の鋼板を製造し、音響異方性、破面遷移温度
(靭性)、機械的性質(引張強さ、降伏強さ)、溶接性
(最高硬さ)ついてそれぞれ調べた。尚、表2の鋼板N
o.は表1の鋼No.に対応する。ただし、鋼板17.
1、17.2は鋼17を用いている。以下、諸性質につ
いて説明する。
加熱温度、圧延仕上げ温度、焼戻し温度などの諸条件を
変えた種々の鋼板を製造し、音響異方性、破面遷移温度
(靭性)、機械的性質(引張強さ、降伏強さ)、溶接性
(最高硬さ)ついてそれぞれ調べた。尚、表2の鋼板N
o.は表1の鋼No.に対応する。ただし、鋼板17.
1、17.2は鋼17を用いている。以下、諸性質につ
いて説明する。
【0049】音響異方性はJISZ3060に規定され
た超音波試験に準拠して評価し、音速比が1.02以下
となるものを合格と判定した。
た超音波試験に準拠して評価し、音速比が1.02以下
となるものを合格と判定した。
【0050】破面遷移温度(vTs)は、JIS4号試
験片(JISZ2202)を用いて2mmVノッチシャ
ルピー衝撃試験(荷重10kgf)を行って求めた。
験片(JISZ2202)を用いて2mmVノッチシャ
ルピー衝撃試験(荷重10kgf)を行って求めた。
【0051】母材の表面遷移温度が−40℃以下となる
ものを合格と判定した。比較例の鋼板17.1、17.
2は、鋼17を焼戻し温度580℃、610℃として製
造したものである。鋼板17.1のvTsは−21℃、
鋼板17.2のvTsは−27℃であった。
ものを合格と判定した。比較例の鋼板17.1、17.
2は、鋼17を焼戻し温度580℃、610℃として製
造したものである。鋼板17.1のvTsは−21℃、
鋼板17.2のvTsは−27℃であった。
【0052】比較例の鋼板14では、溶接金属部の靭性
不良が、比較例の鋼板17.1、17.2では溶接継手
部の靭性不良が認められた。鋼板12、16、18では
最高硬さが350を超えている。一方、本発明例1〜1
1では良好な靭性が得られ、板厚50mmの鋼板5でも
vTsは−54℃と良好な値が得られている。
不良が、比較例の鋼板17.1、17.2では溶接継手
部の靭性不良が認められた。鋼板12、16、18では
最高硬さが350を超えている。一方、本発明例1〜1
1では良好な靭性が得られ、板厚50mmの鋼板5でも
vTsは−54℃と良好な値が得られている。
【0053】機械的強度として各鋼板の母材の引張強度
及び降伏強さをJIS4号試験片を用いて測定した。降
伏強さが685N/mm2以上、引張り強さが780N
/mm2以上となるものを合格とし、本発明の実施例は
全て合格した。一方、比較例13、15、17.2は強
度が不足している、溶接性は、溶接部の最高硬さによっ
て評価した。溶接方法:被覆アーク溶接、溶接電流:1
70A,溶接電圧:25v,溶接速度:150mm/
分、溶接雰囲気:20℃、試験片温度:20℃の条件に
て各鋼板を溶接し、JIS1号試験片(JIS Z31
01)を採取し、ビッカース硬度計で溶接部最高硬さを
求めた。最高硬さHv値が350以下を合格と判定し、
溶接性評価の一つの指標とした。
及び降伏強さをJIS4号試験片を用いて測定した。降
伏強さが685N/mm2以上、引張り強さが780N
/mm2以上となるものを合格とし、本発明の実施例は
全て合格した。一方、比較例13、15、17.2は強
度が不足している、溶接性は、溶接部の最高硬さによっ
て評価した。溶接方法:被覆アーク溶接、溶接電流:1
70A,溶接電圧:25v,溶接速度:150mm/
分、溶接雰囲気:20℃、試験片温度:20℃の条件に
て各鋼板を溶接し、JIS1号試験片(JIS Z31
01)を採取し、ビッカース硬度計で溶接部最高硬さを
求めた。最高硬さHv値が350以下を合格と判定し、
溶接性評価の一つの指標とした。
【0054】鋼板13、14、15、17.1、17.
2は最高硬さは良好であったが、鋼板13は溶接金属部
靭性不良、鋼板14は溶接継手強度不良、鋼板15、1
7.2は溶接継手強度、靭性不良であった。一方、本発
明の実施例はいずれも最高硬さ、溶接金属部及び継手部
の靭性、継手部の強度共に良好であった。尚、溶接金属
部靭性、溶接継手強度の具体的数値は省略した。
2は最高硬さは良好であったが、鋼板13は溶接金属部
靭性不良、鋼板14は溶接継手強度不良、鋼板15、1
7.2は溶接継手強度、靭性不良であった。一方、本発
明の実施例はいずれも最高硬さ、溶接金属部及び継手部
の靭性、継手部の強度共に良好であった。尚、溶接金属
部靭性、溶接継手強度の具体的数値は省略した。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【発明の効果】本発明法によれば、溶接性及び音響異方
性に優れた引張強度780N/mm2以上の高強度鋼が
得られ、産業上極めて有用である。
性に優れた引張強度780N/mm2以上の高強度鋼が
得られ、産業上極めて有用である。
【図1】音響異方性に及ぼす圧延仕上げ温度の影響を示
す図。
す図。
【図2】靭性(vTs)に及ぼす圧延仕上げ温度の影響
を示す図。
を示す図。
【図3】引張強さ(N/mm2)に及ぼす圧延仕上げ温
度の影響を示す図。
度の影響を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 束田 幸四郎 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 下田 達也 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 谷 三郎 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4K032 AA01 AA04 AA11 AA14 AA15 AA16 AA19 AA21 AA22 AA23 AA24 AA27 AA29 AA31 AA35 AA36 BA01 CA02 CA03 CC03 CC04 CD06 CF02
Claims (1)
- 【請求項1】 質量%でC:0.075〜0.094
%、Si:0.01〜0.4%、Mn:0.5〜1.5
%、P:0.01%以下、S:0.01%以下、Ni:
0.5〜2%、Cr:0.1〜0.9%、Mo:0.2
〜1%、Nb:0.003〜0.03%、Al:0.0
1〜0.08%、N:0.0005〜0.008%、さ
らにCu:0.01〜1.5%、V:0.005〜0.
1%、Ti:0.003〜0.02%の一種又は二種以
上を含み、Pcm値が0.24以下、且つCeq値が
0.45以上で、実質的にBを含有せず残部Fe及び不
可避的不純物からなる鋼を、1000〜1250℃に加
熱し、T=85Mn+40Ni+95Cr+120Mo
+3100Nb+40Cu+500V+1000(Ti
−3.42N)+580とした場合に圧延仕上温度がT
℃〜1050℃の範囲内になるように圧延後、Ar3変
態点以上から直接焼入れし、次いでAc1変態点以下の
温度域に焼戻し処理することを特徴とする溶接性および
音響異方性に優れた高張力鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001338070A JP2002180132A (ja) | 1993-12-29 | 2001-11-02 | 高張力鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-349653 | 1993-12-29 | ||
JP34965393 | 1993-12-29 | ||
JP2001338070A JP2002180132A (ja) | 1993-12-29 | 2001-11-02 | 高張力鋼の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32624794A Division JP3267081B2 (ja) | 1993-12-29 | 1994-12-27 | 高張力鋼及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002180132A true JP2002180132A (ja) | 2002-06-26 |
Family
ID=26578999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001338070A Pending JP2002180132A (ja) | 1993-12-29 | 2001-11-02 | 高張力鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002180132A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022022066A1 (zh) * | 2020-08-17 | 2022-02-03 | 莱芜钢铁集团银山型钢有限公司 | 一种极地海洋工程用钢板及其制备方法 |
-
2001
- 2001-11-02 JP JP2001338070A patent/JP2002180132A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022022066A1 (zh) * | 2020-08-17 | 2022-02-03 | 莱芜钢铁集团银山型钢有限公司 | 一种极地海洋工程用钢板及其制备方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050524 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050906 |