JP2002179453A - セメント組成物及びその使用方法 - Google Patents

セメント組成物及びその使用方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 急激な粘度上昇を示し、かつ、強度発現性に
優れるセメント混和材及び使用方法の提供。 【解決手段】 セメント、アルカリ増粘型ポリマーエマ
ルジョン、硬化促進剤、及び粘土を含有するセメント組
成物。アルカリ増粘型ポリマーエマルジョンは不飽和カ
ルボン酸類とエチレン性不飽和化合物の共重合により得
られるアルカリ増粘型ポリマーエマルジョンが好まし
く、硬化促進剤はアルミン酸塩や硫酸塩を含有すること
が好ましい。使用方法は、セメントと粘土を予め混合
し、使用直前に硬化促進剤とアルカリ増粘型ポリマーエ
マルジョンを混合することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木・建築分野で
使用するセメント組成物及びその使用方法に関する。好
ましくは、地山の空洞や空隙部分の裏込め材、シールド
セグメントの充填材、二重管単相又は複相注入工法での
瞬結性注入材、及び二重管ダブルパッカー工法でのシー
ル材や一次注入材等、セメント組成物を使用したセメン
トミルク、セメントモルタル、又はコンクリートの粘度
を急激に上昇させる必要がある用途に使用するセメント
組成物及びその使用方法に関する。尚、本発明でいう部
や%の単位は、特に規定のない限り質量単位を表す。
【0002】
【従来の技術】トンネルの覆工においてはその背面に空
洞が、施工時や施工後に発生する場合がある。このと
き、空洞に裏込め材を充填してトンネルの安定化を図る
必要があった。従来、裏込め材としてセメントベントナ
イトが用いられてきたが、次のような課題があった。 流動性が大きすぎ、裏込め材が遠方まで不必要に逸流
する。 湧水があると裏込め材が流出する。
【0003】さらに、二重管ダブルパッカー工法では特
殊スリーブ管と地山の隙間にシール材を充填する必要が
ある。従来、シール材としてセメントベントナイトが用
いられてきたが、次のような課題があった。 強度発現性が小さいため、一次注入や二次注入に移る
までに時間がかかる。 粘性が小さく、材料分離しやすいため、特殊スリーブ
管の上部と下部に強度差が生じやすい。
【0004】そこで、高吸水性樹脂を添加して粘度を大
きくする方法(特開平10−237446号公報)や水
ガラスを添加して硬化促進する方法(特開平11−61
123号公報)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の方法も、粘度が上昇するまでに時間がかかる上、前者
の方法は高吸水性樹脂が高価であり、後者の方法はpH
値が13以上と高く、扱いづらいという課題があった。
【0006】本発明者らは、種々検討を重ねた結果、特
定のセメント組成物を用いることにより、急激な粘度
上昇を示す、強度の発現性に優れる、水中不分離性
がある、pH値が水ガラスを用いた場合に比べ低い、
セメントから溶出する6価クロム量を低減できる等の
知見を得て本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、セメン
ト、アルカリ増粘型ポリマーエマルジョン、硬化促進
剤、及び粘土を含有してなるセメント組成物であり、ア
ルカリ増粘型ポリマーエマルジョンが不飽和カルボン酸
類とエチレン性不飽和化合物の共重合により得られるポ
リマーエマルジョンである該セメント組成物であり、硬
化促進剤がアルミン酸塩及び/又は硫酸塩を含有してな
る該セメント組成物である。そして、セメント、粘土、
及び水を予め混合し、使用直前に硬化促進剤、アルカリ
増粘型ポリマーエマルジョン、及び水を含有してなる混
合物を混合して使用することを特徴とするセメント組成
物の使用方法であり、セメント、粘土、及び水を予め混
合し、使用直前に、硬化促進剤と水を含有してなる混合
物及びアルカリ増粘型ポリマーエマルジョンと水を含有
してなる混合物を混合して使用することを特徴とするセ
メント組成物の使用方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明のセメント混和材に用いられるアル
カリ増粘型ポリマーエマルジョンとは、アルカリにより
増粘するポリマーエマルジョンをいう。
【0010】アルカリ増粘型ポリマーエマルジョンとし
てはいろいろ挙げられるが、より優れた効果を示す点
で、不飽和カルボン酸類とエチレン性不飽和化合物の共
重合により得られるポリマーエマルジョンが好ましい。
ポリマーエマルジョンの重合方法としては、不飽和カル
ボン酸類とエチレン性不飽和化合物を、乳化重合、懸濁
重合、溶液重合、又は塊状重合等の方法により、共重合
する方法等が挙げられる。
【0011】不飽和カルボン酸類としては、アクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル
酸、シトラコン酸、アコニット酸、及びクロトン酸等の
不飽和カルボン酸、無水マレイン酸や無水シトラコン酸
等の不飽和カルボン酸無水物、並びに、イタコン酸モノ
メチル、イタコン酸モノブチル、及びマレイン酸モノエ
チル等の不飽和カルボン半エステルが挙げられる。これ
らの中では、より優れた効果を示す点で、不飽和カルボ
ン酸が好ましく、アクリル酸及び/又はメタクリル酸が
より好ましい。
【0012】エチレン性不飽和化合物としては、エチレ
ン、アクリルニトリルやメタクリロニチリル等のシアノ
ビニルモノマー、メチルアクリレート、エチルアクリレ
ート、ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、シ
クロヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、ヒ
ドロキシエチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート、及びグリシジルアクリレート等のアクリル酸
エステルモノマー、メチルメタクリレート、エチルメタ
クリレート、ブチルメタクリレート、ヒドロキシエチル
メタクリレート、及びグリシジルメタクリレート等のメ
タクリル酸エステルモノマー、ギ酸ビニル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニ
ル、カプリル酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン
酸ビニル、オクチル酸ビニル、及びネオデカン酸ビニル
エステル(商品名「ベオバ10」(シェルジャパン
製))等のC3〜18脂肪族カルボン酸ビニルエステ
ル、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、ブ
チルビニルエーテル、及びフェニルビニルエーテル等の
ビニルエーテルモノマー、アクリルアミドやメタクリル
アミド等のアミド系モノマー、マレイミド、N−メチル
マレイミド、N−エチルマレイミド、N−プロピルマレ
イミド、N−フェニルマレイミド、及びN−トルイルマ
レイミド等のマレイミド系モノマー、塩化ビニルや塩化
ビニリデン等のハロゲン化オレフィンモノマー、N−ビ
ニルピロリドン、並びに、エチレングリコールジメタク
リレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレー
ト、プロピレングリコールジメタクリレート、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリ
コールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリ
レート、ポリエチレングリコールジアクリレート、シア
ヌル酸トリアリル、イソシアヌル酸トリアリル、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート、アリルアクリレ
ート、及びアリルメタクリレート等の多官能性ビニルモ
ノマー等が挙げられる。これらの中では、より優れた効
果を示す点で、アクリル酸エステルモノマー及び/又は
メタクリル酸エステルモノマーが好ましい。
【0013】アルカリ増粘型ポリマーエマルジョン中、
不飽和カルボン酸類とエチレン性不飽和化合物の共重合
比(質量比)は、より優れた効果を示す点で、不飽和カ
ルボン酸類:エチレン性不飽和化合物=20:1〜1:
20が好ましく、5:1〜1:5がより好ましい。
【0014】アルカリ増粘型ポリマーエマルジョンの使
用量は、セメント100部に対して、固形分で0.01
〜10部が好ましく、0.1〜5部がより好ましい。
0.01部未満だと増粘効果が少なくなり、フローが大
きくなり、水中不分離性が悪くなるおそれがあり、10
部を超えると初期強度発現性が悪くなるおそれがある。
【0015】本発明のセメント混和材に用いられる硬化
促進剤としては、硫酸リチウム、硫酸ナトリウム、硫酸
マグネシウム、硫酸カリウム、カリウム明礬、硫酸カル
シウム、硫酸アルミニウム、及び硫酸鉄等の硫酸塩、炭
酸リチウム、炭酸ナトリウム、及び炭酸カリウム等の炭
酸塩、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化マグ
ネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化カリウム、及び
水酸化カルシウム等の水酸化物、塩化カルシウム、塩化
マグネシウム、及び塩化鉄等の塩化物、アルミン酸リチ
ウム、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム、及
びアルミン酸カルシウム等のアルミン酸塩、ケイ酸リチ
ウム、ケイ酸ナトリウム、及びケイ酸カリウム等のケイ
酸塩、ジエタノールアミンやトリエタノールアミン等の
アミン類、ギ酸カルシウムや酢酸カルシウム等の有機酸
のカルシウム塩、並びに、シリカゾルやアルミナゾル等
のコロイド等が挙げられる。これらの硬化促進剤の一種
又は二種以上を併用しても良い。これらの中では、強度
発現性が優れ、セメントから溶出する6価クロムを低減
できる点で、アルミン酸塩及び/又は硫酸塩が好まし
く、アルミン酸塩と硫酸塩を併用したものがより好まし
い。
【0016】アルミン酸塩の中では、強度発現性が最も
優れ、セメントから溶出する6価クロムを低減できる点
で、アルミン酸カルシウムが好ましい。
【0017】本発明のアルミン酸カルシウムとは、カル
シアを含む原料と、アルミナを含む原料等とを混合し
て、キルンでの焼成や、電気炉での溶融等の熱処理をし
て得られる、CaOとAl23とを主たる成分とし、水
和活性を有する物質の総称であり、CaO及び/又はA
23の一部が、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金
属酸化物、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化鉄、アルカリ
金属ハロゲン化物、アルカリ土類金属ハロゲン化物、ア
ルカリ金属硫酸塩、アルカリ土類金属硫酸塩等と置換し
た物質、あるいは、CaOとAl23とを主成分とする
ものに、これらが固溶した物質である。鉱物形態として
は、結晶質、非晶質いずれであってもよい。
【0018】これらの中では、反応活性の点で、非晶質
のアルミン酸カルシウムが好ましく、12CaO・7A
23組成に対応する熱処理物を急冷した非晶質のアル
ミン酸カルシウムがより好ましい。
【0019】アルミン酸カルシウムの粒度は、ブレーン
値で3000cm2/g以上が好ましく、5000cm2
/g以上がより好ましい。3000cm2/g未満だと
初期強度発現性が低下するおそれがある。
【0020】本発明の硫酸塩の中では、強度発現性の点
で、硫酸カルシウム及び/又は硫酸アルミニウムが好ま
しい。硫酸カルシウムとしては、無水石膏、半水石膏、
及び二水石膏等が挙げられる。これらの中では、強度発
現性の点で、無水石膏が好ましい。
【0021】硫酸塩の粒度は、ブレーン値で3000c
2/g以上が好ましく、5000cm2/g以上がより
好ましい。3000cm2/g未満だと強度発現性が低
下するおそれがある。
【0022】硬化促進剤としてアルミン酸塩と硫酸塩を
併用した場合、硫酸塩の使用量は、アルミン酸塩100
部に対して、20〜500部が好ましく、50〜150
部がより好ましい。20部未満だと強度発現性が小さく
なるおそれがあり、500部を越えるとフローが大きく
なり、水中不分離性が悪くなり、長期強度発現性が小さ
くなるおそれがある。
【0023】硬化促進剤の使用量は、セメント100部
に対して、0.5〜60部が好ましく、1〜20部がよ
り好ましい。0.5部未満だとpH値やフローが大きく
なり、水中不分離性が悪くなり、強度発現性が小さくな
り、セメントから溶出する6価クロムを低減できないお
それがあり、60部を越えると長期強度が小さくなるお
それがある。
【0024】本発明のセメント組成物に用いられる粘土
としては、ベントナイト、カオリナイト、酸性白土、活
性白土、スメクタイト、バーミキュライト、マイカ、ク
ロライト、ハロイサイト、クリソタイル、タルク、セピ
オライト、パリゴルスカイト、アロフェン、イモゴライ
ト、ギプサイト、ベーマイト、ゲータイト、火山灰、ゼ
オライト、サポナイト、合成珪酸アルミニウム及び合成
珪酸マグネシウム等の含水珪酸塩を主成分とする天然又
は合成のもの、又はこれらの混合物が挙げられる。これ
らの中では、膨潤度が大きい点で、ベントナイトが好ま
しい。
【0025】膨潤性粘土の膨潤力は、5ml/2g以上
が好ましく、10ml/2g以上がより好ましい。5m
l/2g未満だと粘度が上昇しなくなるおそれがある。
【0026】尚、ここでいう膨潤力は、次に示す方法に
て測定する。共栓つき100mlメスシリンダーに、ベ
ントナイト2.00gを少量ずつ分けて静かに加える。
但し、先に加えたベントナイトがシリンダー内壁に付着
せず、スムーズにシリンダー底に沈着するように1回に
加える量を調節する。先に加えた試料がほとんど沈着し
た後、次の試料を加える。全量加え終わったら栓をして
24時間放置後、容器内に堆積した試料の見かけ容積を
読み取り、膨潤力を算出する。
【0027】粘土の使用量は、粘土の種類や品質、セメ
ント、粘土、及び水の練り混ぜ順序により変わるため規
定することはできないが、一般的には、セメント100
部に対して、5〜500部が好ましく、50〜200部
がより好ましい。5部未満だと粘度が上昇せず、フロー
が大きくなり、水中不分離性が悪くなるおそれがあり、
500部を越えると粘土の粘性が高くなり過ぎ、セメン
ト組成物を混合できないおそれがある。
【0028】本発明のセメント組成物に用いられるセメ
ントは、特に限定されるものではなく、通常のセメント
が使用可能である。セメントとしては、普通、早強、超
早強、中庸熱、低熱、及び耐硫酸塩等の各種ポルトラン
ドセメント、これら各種ポルトランドセメントに、シリ
カ、高炉スラグ、又はフライアッシュ等を混合した各種
混合セメント、微粒子セメント、並びに、超微粒子セメ
ント等が挙げられる。
【0029】本発明のセメント組成物に、砂や砂利等の
骨材、AE剤、減水剤、高性能減水剤、気泡剤、消泡
剤、収縮低減剤、防錆剤、防水剤、膨張剤、及び防凍剤
等を併用してもよい。
【0030】水の使用量は、特に限定されるものではな
いが、セメント100部に対して、100〜1000部
が好ましく、250〜500部がより好ましい。100
部未満だとセメント組成物の混練が困難になるおそれが
あり、1000部を越えるとフローが大きくなり、水中
不分離性が悪くなるおそれがある。
【0031】本発明のセメント組成物は、セメント、ア
ルカリ増粘型ポリマーエマルジョン、硬化促進剤、及び
粘土を混合して得られる。セメント組成物の混合方法は
特に規定されないが、粘土の使用量を低減できる点で、
予め粘土と水を混合して粘土を膨潤させ、次いでセメン
トを混合し、さらに硬化促進剤とアルカリ増粘型ポリマ
ーエマルジョンを混合することにより粘度を急激に上昇
させる方法が好ましい。尚、硬化促進剤は予め水と混合
して溶液又は懸濁液とすることが、少量で均一な粘性体
が得られる点で、好ましい。アルミン酸塩単独の硬化促
進剤やアルミン酸塩と硫酸塩を併用した硬化促進剤を溶
液又は懸濁液にする場合、水と混合してから1時間以内
に硬化するおそれがあるので、硬化遅延剤を併用するこ
とが好ましい。
【0032】硬化遅延剤としては、クエン酸、酒石酸、
グルコン酸、及びリンゴ酸等のオキシカルボン酸、これ
らオキシカルボン酸の塩(ナトリウム塩やカリウム塩
等)であるオキシカルボン酸塩、ホウ酸、トリポリリン
酸塩、並びに、ピロリン酸塩等が挙げられる。これらの
硬化遅延剤の一種又は二種以上を併用しても良い。これ
らの中では、遅延効果が大きい点で、オキシカルボン酸
塩が好ましく、クエン酸ナトリウムがより好ましい。
【0033】硬化遅延剤の使用量は、セメント100部
に対して、0.01〜10部が好ましく、0.05〜5
部がより好ましい。0.01部未満だと遅延効果が小さ
いおそれがあり、10部を越えると強度発現性が小さく
なるおそれがある。
【0034】実際の使用にあたっては、裏込め材、二重
管単相、又は複相注入工法での瞬結性注入材等として使
用する場合は、粘土−セメント懸濁液と硬化促進剤−ア
ルカリ増粘型ポリマーエマルジョン−水の混合物からな
る、2種類の懸濁液又は水溶液を別々に圧送し、ノズル
先端で合流混合しながら使用してもよいが、粘土−セメ
ント懸濁液、硬化促進剤−水の混合物、及び、アルカリ
増粘型ポリマーエマルジョン−水の混合物からなる、3
種類の懸濁液又は水溶液を別々に圧送し、ノズル先端で
合流混合しながら使用することが好ましい。
【0035】二重管ダブルパッカー工法でのシール材等
として使用する場合は、地山と特殊スリーブ管の隙間に
注入管を入れ、上記2種類又は3種類の懸濁液又は水溶
液を別々に圧送し、両者を合流混合しながらシール材と
して充填してよい。又、粘土−セメント懸濁液と硬化促
進剤−アルカリ増粘型ポリマーエマルジョン−水の混合
物をミキサー等で混練したり、粘土−セメント懸濁液、
硬化促進剤−水の混合物、及びアルカリ増粘型ポリマー
エマルジョン−水の混合物をミキサー等で混練したりす
ることにより、粘度を上昇させたものを、地山と特殊ス
リーブ管の隙間に充填してもよい。
【0036】セメント組成物の合流混合の方法として
は、Y字管等の混合管を使用する方法、三重管を使用す
る方法、及び、硬化促進剤−水の混合物とアルカリ増粘
型ポリマーエマルジョン−水の混合物を、それぞれシャ
ワー状に粘土−セメント懸濁液に合流混合させるための
インレットピースを使用する方法等が挙げられる。又、
セメント組成物をより均一に混合するため、合流混合後
の管中にスパイラル状のミキサをセットし、さらにセメ
ント組成物を混合する方法も挙げられる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を示し、本発明をさら
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0038】実験例1 粘土80部と水300部をミキサーで混練した後、セメ
ント100部を混練してA剤を作製した。次に、セメン
ト100部に対して、表1に示す量の硬化促進剤a3
部、固形分で0.5部のアルカリ増粘型ポリマーエマル
ジョン、及び水5部を混合してB剤を作製した。A剤と
B剤をミキサーに続けて投入し、30秒間混練した。混
練物につき、フロー、水中不分離性、pH値、圧縮強
度、及び6価クロム溶出量を測定した。水中不分離性は
表2に基づいて評価した。結果を表1に併記した。
【0039】<使用材料> 粘土ア:ベントナイト、膨潤力24.0ml/2g、市
販品 セメント:普通ポルトランドセメント、市販品 硬化促進剤a:アルミン酸塩(アルミン酸カルシウム、
12CaO・7Al23組成に対応する熱処理物を急冷
したもの、非晶質、ブレーン値6000cm2/g)1
00部と硫酸塩(無水石膏、ブレーン値5400cm2
/g)100部からなる混合物 アルカリ増粘型ポリマーエマルジョンα:固形分濃度3
0%、エチルアクリレート/メタクリル酸共重合ポリマ
ーエマルジョン、ポリマー組成はエチルアクリレート:
メタクリル酸=45:55(質量比)
【0040】<測定方法> フロー:内径80mm、高さ80mmのシリンダーに混
練物を入れ、シリンダーを引き抜いた後の広がりを2分
後に測定した。 水中不分離性:土木学会の水中不分離コンクリート設計
施工指針付属書の水中分離度試験に準じて実施した。評
価基準を表2に示した。
【0041】pH値:材齢1日の硬化体を1mm以下に
粉砕し、その粉砕物1gを三角フラスコ(200ml)
に入れ、蒸留水100mlを加えた後に密栓して振とう
機で30分間振とうした。振とう後、直ちにpHメータ
ーでpH値を測定した。 圧縮強度:JIS R 5201に準じて実施し、所定材
齢の圧縮強度を測定した。 6価クロム溶出量:環境庁告示第46号に準じて測定し
た。測定材齢は1日。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】実験例2 粘土ア80部と水300部をミキサーで混練した後、セ
メント100部を混練してA剤を作製した。次に、セメ
ント100部に対して、表3に示す硬化促進剤3部と水
5部を混合してB剤を作製した。さらに、セメント10
0部に対して固形分で0.5部のアルカリ増粘型ポリマ
ーエマルジョンαと水5部を混合してC剤を作製した。
A剤、B剤、及びC剤をミキサーに続けて投入し、30
秒間混練した。混練物につき、フロー、水中不分離性、
及び圧縮強度を測定した。結果を表3に併記した。な
お、比較のため、アルカリ増粘型ポリマーエマルジョン
の代わりにアルカリ増粘性を有さない非アルカリ増粘型
ポリマーエマルジョンを用いて同様な実験を行った。
【0045】<使用材料> 硬化促進剤b:硫酸塩、硫酸アルミニウム、市販品 硬化促進剤c:炭酸塩、炭酸ナトリウム、市販品 硬化促進剤d:水酸化物、水酸化カルシウム、市販品 硬化促進剤e:アルミン酸塩、アルミン酸ナトリウム、
市販品 硬化促進剤f:コロイド、シリカゾル、市販品 硬化促進剤g:アルミン酸塩、アルミン酸カルシウム、
12CaO・7Al23組成に対応する熱処理物を急冷
したもの、非晶質、ブレーン値6000cm2/g 非アルカリ増粘型ポリマーエマルジョン:固形分濃度3
0%、スチレン/2−エチルヘキシルアクリレート共重
合ポリマーエマルジョン、ポリマー組成はスチレン:2
−エチルヘキシルアクリレート = 45:55(質量
比)
【0046】
【表3】
【0047】実験例3 粘土ア80部と水300部をミキサーで混練した後、セ
メント100部を混練してA剤を作製し、セメント10
0部に対して、表4に示す量の硬化促進剤a、硬化遅延
剤0.1部、及び水5部を混合してB剤を作製し、セメ
ント100部に対して固形分で0.5部のアルカリ増粘
型ポリマーエマルジョンβと水5部を混合してC剤を作
製し、フロー、水中不分離性、pH値、圧縮強度、及び
6価クロム溶出量を測定したこと以外は、実験例2と同
様に行った。結果を表4に併記した。
【0048】<使用材料> 硬化遅延剤:オキシカルボン酸塩、クエン酸ナトリウ
ム、市販品 アルカリ増粘型ポリマーエマルジョンβ:固形分濃度3
0%、エチルアクリレート/アクリル酸共重合ポリマー
エマルジョン(ポリマー組成はエチルアクリレート:メ
タクリル酸 =45:55(質量比))70部とエチレ
ン/酢酸ビニル共重合ポリマーエマルジョン(ポリマー
組成はエチレン:酢酸ビニル = 18:82(質量
比))30部からなる混合物
【0049】
【表4】
【0050】実験例4 表5に示す量の粘土と水300部をミキサーで混練した
後、セメント100部を混練してA剤を作製し、セメン
ト100部に対して、硬化促進剤a3部、硬化遅延剤
0.1部、及び水5部を混合してB剤を作製し、セメン
ト100部に対して固形分で0.5部のアルカリ増粘型
ポリマーエマルジョンαと水5部を混合してC剤を作製
し、フロー、水中不分離性、及び圧縮強度を測定したこ
と以外は、実験例2と同様に行った。結果を表5に併記
した。
【0051】<使用材料> 粘土イ:活性白土、膨潤力3ml/2g、市販品
【0052】
【表5】
【0053】
【発明の効果】本発明のセメント組成物を用いることに
より、セメントミルク、セメントモルタル、又はコンク
リートの特性を以下のように変えることができる。 急激な粘度上昇を示す。 強度発現性が優れる。 水中不分離性がある。 pH値が水ガラスを用いた場合に比べて低い。 セメントから溶出する6価クロム量を低減することが
できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 22:08 C04B 22:08 Z 22:14 22:14 A 14:10) 14:10) Z 111:70 111:70 (72)発明者 八木 徹 新潟県西頸城郡青海町大字青海2209番地 電気化学工業株式会社青海工場内 (72)発明者 金子 知弘 東京都千代田区有楽町1丁目4番1号 電 気化学工業株式会社内 (72)発明者 川内 敏夫 東京都千代田区有楽町1丁目4番1号 電 気化学工業株式会社内 Fターム(参考) 2D040 AA06 AB01 BB09 CA01 CA04 CA05 CA10 CB03 CD08 DC01 DC02 2D055 KA08 KB11 LA14 4G012 PA06 PB05 PB10 PB31 PC04 PC08 PC12 PE01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント、アルカリ増粘型ポリマーエマ
    ルジョン、硬化促進剤、及び粘土を含有してなるセメン
    ト組成物。
  2. 【請求項2】 アルカリ増粘型ポリマーエマルジョンが
    不飽和カルボン酸類とエチレン性不飽和化合物の共重合
    により得られるポリマーエマルジョンである請求項1記
    載のセメント組成物。
  3. 【請求項3】 硬化促進剤がアルミン酸塩及び/又は硫
    酸塩を含有してなる請求項1又は2記載のセメント組成
    物。
  4. 【請求項4】 セメント、粘土、及び水を予め混合し、
    使用直前に硬化促進剤、アルカリ増粘型ポリマーエマル
    ジョン、及び水を含有してなる混合物を混合して使用す
    ることを特徴とするセメント組成物の使用方法。
  5. 【請求項5】 セメント、粘土、及び水を予め混合し、
    使用直前に、硬化促進剤と水を含有してなる混合物及び
    アルカリ増粘型ポリマーエマルジョンと水を含有してな
    る混合物を混合して使用することを特徴とするセメント
    組成物の使用方法。
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