JP2002179265A - シート供給装置とこの装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート供給装置とこの装置を備えた画像形成装置

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JP2002179265A JP2000376616A JP2000376616A JP2002179265A JP 2002179265 A JP2002179265 A JP 2002179265A JP 2000376616 A JP2000376616 A JP 2000376616A JP 2000376616 A JP2000376616 A JP 2000376616A JP 2002179265 A JP2002179265 A JP 2002179265A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートを確実に供給するようにする。 【解決手段】シート供給装置は、シートが収容されるシ
ート収容カセット36と、シートに接触し回転すること
で、シートを送り出す第1のシート供給ローラ371
と、第1のシート供給ローラのシート供給方向の上流側
に配置され、シートに接触し回転することでシートを送
り出す第2のシート供給ローラ280と、第1および第
2のシート供給ローラによって送り出されたシートを1
枚に分離し、さらに下流へと搬送する分離搬送ローラ対
372,373と、第1および第2のシート供給ローラ
を制御するシステムコントローラと、を備えて、システ
ムコントローラが、第1および第2のシート供給ローラ
をそれぞれ独立に動作可能に制御して、第1および第2
のシート供給ローラの両方でシートを供給することで、
複数枚のシートの一部を重ねた状態で分離搬送ローラ対
を通過させるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを必要とす
る装置に先行シートの後端部分と後続シートの先端部分
とを重ねて順次シートを供給するシート供給装置と、こ
のシート供給装置を装置本体に備えて、シート供給装置
から供給されてきたシートに画像を形成する複写機、プ
リンタ、ファクシミリ、およびこれらの複合機等の画像
形成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シートに画像を形成する画像形成
装置がある。画像形成装置には、電子写真方式、インク
ジェットプリント方式等がある。電子写真方式の画像形
成装置は、シートに画像を形成する速度(画像形成速
度)を速めて画像形成能率を高める場合、シートの供
給、搬送、および画像形成プロセス等の一連の動作を高
速で行っていた。画像形成プロセスには、潜像形成、現
像、シートへのトナー像の転写、さらに、シートへのト
ナー像の定着等がある。また、シートの供給は、画像形
成装置本体に装備したシート供給装置によって行われて
いる。
【0003】例えば、1分間あたり30枚の画像形成が
可能な画像形成装置を、1分間あたり60枚の画像形成
ができるようにするには、上記のシートの供給、搬送お
よび画像形成プロセスに必要な駆動速度を2倍にしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来の画像形
成装置で高速画像形成を実現する場合、まず、シート供
給装置のシートの搬送速度を速める必要があった。しか
し、従来のシート供給装置は、シートの搬送速度を速く
すると、シートの供給間隔を一定に保持することが困難
になったり、シートを数枚重ねた状態で送る重送現象が
生じたりして、その対策を講じる必要があった。
【0005】さらに、画像形成プロセスも高速化するた
め、画像形成プロセスの潜像形成において、デジタル画
像形成装置では、その画像処理、およびレーザ等の潜像
形成部を高速で稼働させる必要があり、例えば、1分間
あたり30枚の画像形成が可能な装置に対して1分間あ
たり60枚の画像形成が可能な装置への展開を行う場
合、その画像クロック周波数を2倍にした画像処理部等
が必要とされていた。また、アナログ画像形成装置で
は、複写する原稿をスキャンする原稿スキャナの駆動速
度を2倍にする必要があった。しかも、デジタル画像形
成装置、アナログ画像形成装置、双方ともに、トナー像
の現像、転写等の画像形成プロセスは、いわば電子写真
方式の画像形成装置において最も重要な部分である。
【0006】このため、設計、試作の段階において、そ
の構成、および手法を決定するまでに長い検討時間を要
し、高速画像形成にともなう画像形成装置の開発には多
大なリソースが要求されていた。また、画像処理および
レーザ等の潜像形成部を高速画像処理に耐えられる構造
にする必要があり、構造が大型化、複雑化していた。
【0007】なお、インクジェットプリンタ方式におい
ても、画像形成速度を速くすると構造が大型化、複雑化
することがあった。
【0008】そこで、本発明は、シートを確実に供給す
ることができるとともに、さらに、シートの搬送速度を
速くすることなくシート供給能率を高めてシートを供給
するシート供給装置と、このシート供給装置を装置本体
に備えて、画像形成速度を速くすることなく、画像形成
能率を高めた画像形成装置とを提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のシート供給装置は、シートが収容されるシ
ート収容手段と、前記シートに接触し回転することで、
前記シートを送り出す第1のシート供給回転体と、前記
第1のシート供給回転体のシート供給方向の上流側に配
置され、シートに接触し回転することでシートを送り出
す第2のシート供給回転体と、前記第1および第2のシ
ート供給回転体によって送り出されたシートを1枚に分
離し、さらに下流へと搬送する分離搬送手段と、前記第
1および前記第2のシート供給回転体を制御する制御手
段と、を有し、前記分離搬送手段は、前記第1もしくは
第2のシート供給回転体のどちらか一方がシートを供給
している場合では、複数枚のシートを1枚に分離し、前
記第1および第2のシート供給回転体の両方がシートを
供給している場合では、複数枚のシートを分離せずに搬
送するように構成され、前記制御手段は、前記第1およ
び第2のシート供給回転体をそれぞれ独立に動作可能に
制御し、前記第1および第2のシート供給回転体の両方
でシートを供給することで、複数枚のシートの一部を重
ねた状態で前記分離搬送手段を通過させるようになって
いる。
【0010】本発明のシート供給装置の前記第2のシー
ト供給回転体は、前記シート収容手段に収容されたシー
トの後端から、所望するシートの重ね量と前記シート収
容手段に収容されたシートの先端から前記分離搬送手段
までの距離を加えた長さ以上の位置に配置されている。
【0011】本発明のシート供給装置の前記制御手段
は、前記第1のシート供給回転体を動作させて、先行シ
ートを送り出し、前記先行シートの後端が前記第1のシ
ート供給回転体を通過した後、前記先行シートと次行シ
ートが重なっている状態のうちに前記第1のシート供給
回転体で前記次行シートを送り出し、前記次行シートの
先端が前記分離搬送手段に達した際に前記第2のシート
供給回転体を動作させ、前記第1および第2のシート供
給回転体の両方で前記次行シートを搬送するよう、制御
するようになっている。
【0012】本発明のシート供給装置の前記制御手段
は、前記第1のシート供給回転体を動作させて、先行シ
ートを送り出し、前記先行シートの後端が前記第2のシ
ート供給回転体を通過した後、前記第1のシート供給回
転体を通過する前に前記第2のシート供給回転体を次行
シートに接触させて送り出し、前記先行シートの後端が
前記第1のシート供給回転体を通過した後、前記第1お
よび第2のシート供給回転体を動作させ、前記第1およ
び第2のシート供給回転体の両方で前記次行シートを搬
送するよう、制御するようになっている。
【0013】本発明のシート供給装置の前記第1および
第2のシート供給回転体が同時に前記次行シートに接触
している時間は、前記次行シートの先端が前記分離搬送
手段に達し、前記先行シートの後端が前記分離搬送手段
を抜けるまでである。
【0014】本発明のシート供給装置の前記第1のシー
ト供給回転体を前記先行シートの後端が通過する前に、
前記第2のシート供給回転体によって給送される前記次
行シートは、前記分離搬送手段に達する位置まで供給さ
れるようになっている。
【0015】本発明のシート供給装置の前記次行シート
を前記分離搬送手段方向へ前もって給送した前記第2の
シート供給回転体は、前記先行シートの後端が前記第1
のシート供給回転体を通過するまで駆動を停止するよ
う、前記制御手段によって制御されるようになってい
る。
【0016】本発明のシート供給装置の前記分離搬送手
段はシートを搬送方向に送るフィードローラと、前記フ
ィードローラに圧接して挟持部を形成し、シートを戻す
方向の駆動を入力される、トルクリミッタを有するリタ
ードローラとで構成されるローラ対であり、前記リター
ドローラの分離戻し力は、前記第1および第2のシート
供給回転体のいずれか一方で複数枚のシートが前記挟持
部に進入した際にシートを戻す方向に回転し、前記第1
および第2のシート供給回転体の両方によって複数枚の
シートが前記挟持部に供給された場合には、シートを搬
送する方向に回転するように設定されている。
【0017】本発明のシート供給装置は、さらに、前記
第2のシート供給回転体をシート搬送方向に移動させる
回転体位置調整手段を有している。
【0018】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、上記いずれか1つのシート供給装置と、前記
シート供給装置から供給されたシートに画像を形成する
画像形成手段と、を有している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態のシート
供給装置と、このシート供給装置を装置本体に備えた画
像形成装置であるデジタル複写機とを図に基づいて説明
する。
【0020】なお、本発明のシート供給装置は、本実施
形態の画像形成装置であるデジタル複写機のみに装備さ
れるものではない。他の形態の複写機、ファクシミリ、
プリンタ、これらの複合機、あるいは、シートの自動供
給を必要とする装置等の装置本体にも装備することがで
きるようになっている。従って、本発明のシート供給装
置は、装備される機器がデジタル複写機に限定されるも
のではない。
【0021】[デジタル複写機]図1は、本発明の実施
形態の画像形成装置であるデジタル複写機の概略正面断
面図である。
【0022】図1に基づいてデジタル複写機の構成およ
び動作を説明する。
【0023】デジタル複写機10は、デジタル複写機本
体3の上部にリーダ部1を備え、中間部から下部にプリ
ンタ部2を備えている。プリンタ部2は、シート供給装
置40を備えている。
【0024】(リーダ部1の構成)リーダ部1は、原稿
が載置される原稿台11、原稿台11に載置された原稿
を上方から押圧する原稿押圧板12、原稿の画像面を照
射する光源13、画像面からの反射光を導く複数のミラ
ー14およびレンズ15、反射光を光電変換素子(CC
D)により光電変換を行い、得られた電気信号に対して
種々の画像処理を行う機能を有する光電変換部16を主
要構成部品として構成されている。
【0025】(リーダ部1の動作)ユーザは、原稿台1
1上に原稿をその画像面が下方を向くようにして載置し
た後、その上から原稿押圧板12で押さえる。光源13
は、光を原稿に照射しながら矢印K1方向に移動し、原
稿の画像面を走査する。画像面からの反射光像は、複数
のミラー14およびレンズ15を介して、CCD上に結
像され、ここで電気信号に光電変換される。電気信号と
なった画像信号は、画像処理部16において、種々の画
像処理が施された後、次のプリンタ部2に送出される。
【0026】(プリンタ部2の構成)プリンタ部2は、
図1に示すように、リーダ部1より送出されてきた電気
信号を、レーザを駆動する信号に変換する画像制御部1
7、レーザ素子18、後述する感光ドラム30の表面を
レーザ光によって走査するポリゴンスキャナ19、感光
ドラム30を含む画像形成部(画像形成手段)21、定
着前搬送ベルト38、シート搬送方向の最下流側に配設
された定着器39、シート搬送路44にシートを供給す
るシート供給装置40、手差しによるシートをシート送
りパス45に供給するマルチシート送り装置43等を備
えている。
【0027】また、画像形成部21は、矢印方向に回転
自在に固定部品に支持された感光ドラム30、その周辺
にその回転方向に沿ってほぼ順に配設された、感光ドラ
ム30表面を一様に帯電する一次帯電器31、感光ドラ
ム30上の静電潜像を現像する現像器20、感光ドラム
30上のトナー像をシートPに転写する転写帯電器3
5、感光ドラム30の転写残トナーを除去するクリーナ
34、クリーナ34内部の感光ドラム30の残トナーを
かき落とすクリーナブレード34a、除電を行う補助帯
電器33、そして残留電荷を除去する前露光ランプ32
等を備えている。
【0028】さらに、現像器20には現像ローラ20a
が配設されている。現像ローラ20aは、感光ドラム3
0に対して反対方向に回転して、感光ドラム30上にト
ナー像を現像するようになっている。
【0029】シート供給装置40(詳細は後述する)
は、上段シート供給カセット36、下段シート供給カセ
ット37、第1シート供給ローラ371、第2シート供
給ローラ380、フィードローラ372、リタードロー
ラ373等を備えて、シートをシート搬送路44に供給
するようになっている。
【0030】マルチシート送り装置43は、デジタル複
写機本体3の側部に設けられている。このマルチシート
送り装置43からは、そのシート送りパス45がストレ
ートであることから、ユーザが手差しで画像形成部21
に対して、材質、大きさ等の性状の異なる種々のシート
を供給することができるようになっている。
【0031】(プリンタ部2の動作)シート供給装置4
0、あるいはマルチシート送り装置43は、シート搬送
路44、シート送りパス45をへてシートを画像形成部
21に供給する。転写帯電器35は、感光ドラム30上
のトナー像をシートに転写する。定着前搬送ベルト38
は、トナー像が転写されたシートPを定着器39に搬送
する。定着器39の定着ローラ39a,39bは、回転
してシートPを挟持搬送しながら加熱加圧し、シートに
トナー像を定着する。最後、搬送ベルト42が、デジタ
ル複写機本体3の外部に設けてある排出シートトレイ4
1にトナー像定着後のシートPを排出する。
【0032】(デジタル複写機の制御ブロック)図2
は、デジタル複写機の制御ブロックである。システムコ
ントローラ(シート供給制御手段)101は、デジタル
複写機10を統括的にコントロールするようになってい
る。システムコントローラ101は、主に、デジタル複
写機10内の各負荷の駆動、センサ類の情報収集解析、
および前述した画像処理部16、画像制御部17に加え
て、操作部102、すなわちユーザインターフェースと
のデータの交換の役割を担っている。
【0033】(シート供給装置)次に、図3を用いてプ
リンタ部2に設けられたシート供給装置40を説明す
る。シート供給装置40は、先行シートの後端部分に後
続シートの先端部分を重ねた状態でシート搬送路44に
シートを供給するようになっている。
【0034】(シート供給装置の構成)シート供給装置
40は、シート供給カセット(シート収容手段)36
(37)と、第1のシート供給ローラ(第1のシート供
給回転体)371、第2のシート供給ローラ(第2のシ
ート供給回転体)380と、シート供給カセット36
(37)から第1のシート供給ローラ371および第2
のシート供給ローラ380によってピックアップしたシ
ートを1枚ずつ分離する分離搬送ローラ対(分離搬送手
段)としてのフィードローラ(フィード回転体)37
2、リタードローラ(リタード回転体)373、および
ローラ位置調節機構(回転体位置調節手段)395等を
備えている。なお、シート供給ローラは、2つに限定さ
れず、3つ以上備えていてもよい。また、シート供給ロ
ーラの代わりにベルトを使用してもよい。
【0035】以下の説明において、上段シート供給カセ
ット36、下段シート供給カセット37についての動作
は、双方とも同じであるので、上段シート供給カセット
36についての動作のみ説明し、下段シート供給カセッ
ト37についての動作の説明は省略する。
【0036】分離搬送ローラ対372、373は、シー
トを1枚に分離する機構を有するリタードローラ対であ
る。リタードローラ対は、シート搬送方向に回転するフ
ィードローラ372と、トルクリミッタ375を介して
シートを戻す方向の回転を入力されているリタードロー
ラ373とが圧接することで構成されているのは周知で
ある。複数枚のシートがローラ対に進入してきた場合、
トルクリミッタ375が作用してシートを1枚に分離
し、その他のシートは、シート搬送方向とは逆方向に戻
されるわけだが、本来戻されるはずのシートに対して所
定以上の搬送力を与えることで、シートを逆方向に戻そ
うとするリタードローラ372の戻し力に打ち勝って、
シートを重ねた状態で搬送することも可能である。
【0037】次に、図3に基づいて、第1のシート供給
ローラ371と、第2のシート供給ローラ380とを説
明する。
【0038】第1のシート供給ローラ371と、第2の
シート供給ローラ380は、シート供給カセット36の
上方に位置している。
【0039】第1のシート供給ローラ371は、シート
に離接する方向(矢印D方向)に移動するよう回転アー
ム386の回転端部386aに保持されている。そし
て、不図示の駆動源によって矢印E方向に回転してシー
トを送り出す。回転アーム386は、引っ張りばね38
3によって、第1のシート供給ローラ371をシートか
ら離す方向に常時牽引されている。シート供給ソレノイ
ド381は、矢印F方向に作動して、回転アーム386
を引っ張りばね383に抗して牽引したり、その牽引を
解除したりするようになっている。シート供給ソレノイ
ド381は、第1のシート供給ローラ371をシートに
圧接させる役目を有しており、第1のシート供給ローラ
371、回転アーム386、引っ張りばね383、およ
びシート供給ソレノイド381等は、第1のシート供給
部391を構成している。
【0040】第2のシート供給ローラ380も、シート
に離接する方向(矢印D方向)に移動するように回転ア
ーム387の回転端部387aに保持されている。そし
て、不図示の駆動源によって矢印E方向に回転してシー
トを送り出す。回転アーム387も、引っ張りばね38
4によって、第2のシート供給ローラ380をシートか
ら離す方向に常時牽引されている。シート供給ソレノイ
ド382は、矢印F方向に作動して、回転アーム387
を引っ張りばね384に抗して牽引したり、その牽引を
解除したりするようになっている。シート供給ソレノイ
ド382は、第2のシート供給ローラ380をシートに
圧接させる役目を有しており、第2のシート供給ローラ
380、回転アーム387、引っ張りばね384、およ
びシート供給ソレノイド382等は、第2のシート供給
部392を構成している。
【0041】第2シート供給部392は、ローラ位置調
節機構395を有しており、シートのサイズに応じてシ
ート搬送方向(矢印G方向)における位置を調節するこ
とができるようになっている。ローラ位置調節機構39
5は、モータ385、このモータ385によって回転す
るピニオン394、このピニオン394に噛合している
移動可能に保持されたラック393、およびラック39
3と一体の移動片396等で構成されている。移動片3
96は、回転アーム387の回転中心端部387bに連
結されている。ラック393はシートの上面と平行で、
かつシート搬送方向(矢印G方向)に往復移動可能にな
っている。
【0042】ローラ位置調節機構395は、第2のシー
ト供給部392をシートのサイズに応じて、シート搬送
方向(矢印G方向)の位置を調節して、第2のシート供
給部392がシートの供給を安定した状態で行えるよう
にしている。
【0043】(シート供給装置の動作)次に、上述のシ
ート供給装置の動作について説明を行う。以上の構成に
おいて、第1のシート供給ローラ371は、シート供給
ソレノイド381の作動によってシート供給カセット3
6に収納された最上位のシートに接触し、不図示の駆動
源から供給された駆動力によって回転して、シート供給
カセット36からシートをフィードローラ372とリタ
ードローラ373との挟持部に向けて送り出す。また、
第2のシート供給ローラ380も、シート供給ソレノイ
ド382の作動によってシートに接触し、不図示の駆動
源から供給された駆動力によって回転して、シートを分
離搬送ローラ対372、373の挟持部に向けて送り出
す。なお、第1のシート供給ローラ371および第2の
シート供給ローラ380はそれぞれ独立して制御可能に
構成されている。
【0044】以上のように、本実施形態のシート供給装
置40は、第1、第2のシート供給ローラ371,38
0によって、シートをシート搬送路44に順次供給して
行くが、一般にシート供給装置は、初めてシートを取り
扱う部分であり、シートの挙動の安定性を維持すること
が最も難しい部分である。その結果、デジタル複写機1
0における画像形成を高速化するとき、シート供給装置
での速度アップは困難を極めている。
【0045】そこで、本発明のシート供給装置40は、
分離搬送ローラ対372,373によって搬送している
先行シートP1の後端部分がシート供給カセット36に
積載された後続シートP2の先端部分と重なっていると
き、第1、第2のシート供給ローラ371,380によ
って後続シートP2を搬送して分離搬送ローラ対37
2、373を先行シートと重なった状態で通過させ、先
行シートの後端部分と後続シートの先端部分とを重ねて
供給するようにしてある。この結果、単位時間あたりに
搬送できるシートの枚数は、一定の間隔を空けてシート
を給送していた従来のシート供給装置よりも増大させる
ことができる。つまり、本発明を実施したシート供給装
置40は、2つのシート供給ローラ371,380のシ
ート供給速度を向上させなくても、実質的にシート供給
の速度を向上させたことと等しいシートの供給を可能に
している。
【0046】なお、2つのシート供給ローラの駆動タイ
ミングを変化させることによってシートの重なり長さを
調整することが可能となっているので、それぞれの場合
にわけて説明を行う。
【0047】(第1実施形態)第1の実施形態として、
第1のシート給送ローラ371で1枚目のシートの給送
を開始し、1枚目の後端が第1のシート給送ローラ37
1のローラ位置を通過したら、そのまま引き続き2枚目
のシートを第1のシート給送ローラ371で給送する場
合を説明する。つまり、シートの重なり量は給紙カセッ
トに収容されているシート先端位置から第1のシート給
送ローラ371がシートと接触する位置までの距離であ
る。
【0048】まず、各部の配置関係を図3ないし図7に
基づいて説明する。分離搬送ローラ対372,373と
シート供給カセット36上のシートPの先端との距離を
「a」、シート供給カセット36上のシートの先端と第
1のシート供給ローラ371との距離を「b」、第2の
シート供給ローラ380とシート供給カセット36上の
シートの後端との距離を「c」、シートの重なり量を
「W1」とする。
【0049】本実施形態では、上述した通りシートの重
なり量W1は、距離bに相当する。例えば、距離bをシ
ートの搬送方向の長さの(1/5)の長さに設定する
と、シートの重なり量は、シートの搬送方向の長さの最
大(1/5)の長さまで可能となる。
【0050】距離cは、(a+b)≦cの関係となる位
置に配置されている。すなわち、第2のシート供給ロー
ラ380は、シート供給カセット36上のシートの先端
を分離搬送ローラ対372,373に送り込み、さらに
シート供給カセット36上のシート先端から第1のシー
ト供給ローラ371までの距離に相当する距離を確実に
搬送することができる位置に配設されていることにな
る。
【0051】以上の各部の配置関係に基づく、第1実施
形態の動作を説明する。
【0052】シート供給信号は、システムコントローラ
101のCPU101aによってタイミング生成される
(図9参照)。この信号をもとに、シート供給ローラ3
71,380の不図示のシート供給クラッチは、DC負
荷制御部108を介して駆動される。
【0053】第1のシート供給ローラ371が1枚目の
シートを供給するために、ソレノイド381がONして
いる時間は、第1のシート供給ローラ371がシートを
距離a分搬送するために必要な時間である。これによっ
て、1枚目のシートは確実に分離搬送ローラ対372,
373に挟持される位置まで搬送される。
【0054】図3に示すように、システムコントローラ
101がシート供給ソレノイド381をONにすると、
第1のシート供給ローラ371は、破線の位置から実線
の位置に移動して1枚目のシートP1に接触し、シート
供給方向に回転してシートP1の供給を開始する。
【0055】その後、図4に示すようにシートP1がシ
ート供給カセット36に格納された位置から、分離搬送
ローラ対372,373に到達するまでの距離aに相当
する時間経過した後、システムコントローラ101がシ
ート供給ソレノイド381をOFFにする。第1のシー
ト供給ローラ371は、実線の位置から破線の位置に移
動してシートから離れ、シート供給ローラ371でのシ
ート搬送は停止する。しかし、シートは、分離搬送ロー
ラ対372,373によってシート搬送路44のシート
搬送ローラ対46,46に供給される。
【0056】続いて、図5に示すように、シートP1の
後端が第1のシート供給ローラ371とシートとの当接
位置を通過すると同時に、システムコントローラ101
が第1のシート供給ソレノイド381をONにする。第
1のシート供給ローラ371は、破線の位置から実線の
位置に移動して2枚目のシートP2に接触し、シートP
2の供給を開始する。
【0057】第1のシート給送ローラ371によって、
シートP1の後端と重ね量bで搬送されたシートP2の
先端が分離搬送ローラ対372,373に到達する際、
システムコントローラ101は第2のシート供給ソレノ
イド382をONする。これにより、図6に示すよう
に、第2のシート供給ローラ380がシートP2に接触
し、シート搬送方向に対して搬送力を付与する。このと
き、第1のシート供給ローラ371もシートP2を搬送
している。
【0058】シートP2が分離搬送ローラ対372,3
73の挟持部に到達することで、挟持部にはシートP1
の後端部分とシートP2の先端部分が挟持されているこ
とになる。これにより、リタードローラ373はトルク
リミッタ375の作用により、シートP2を供給カセッ
ト36に戻す方向に回転を開始するのだが、シートP2
は第1および第2のシート供給ローラ371、380に
よってシート戻し力よりも大きな搬送力を付与されてい
るため、リタードローラ373の逆方向の回転に抗し
て、シート搬送方向へと搬送される。
【0059】第2のシート供給ローラ380は先のシー
トP1の後端が分離搬送ローラ対372,373の挟持
部を抜けるまでの間、つまり、挟持部にシートP2しか
存在しなくなるまで、シートP2に対して搬送力を付与
する。その後、システムコントローラ101の制御によ
って、第1および第2のシート供給ローラ371、38
0はシートP2から離間し、シートP2はフィードロー
ラ372によって搬送が行われる。以上の動作によっ
て、シートP2はシートP1に重なった状態のまま、分
離搬送ローラ対を抜けて画像形成部方向へと搬送されて
いく。
【0060】シートP2の後端が第1のシート供給ロー
ラ371のシート接触位置を通過した際に、第1のシー
ト供給ローラ371がその次のシートに接触して給送を
開始することで、その次のシート先端はシートP2の後
端に重なり量bで重ねられた状態で搬送することができ
る。
【0061】以上のように、システムコントローラ10
1が、第1、第2のシート供給ソレノイド381,38
2を制御することによって、距離bに相当する長さの重
ね合わせ量(W1)でシートP1の後端部分とシートP
2の先端部分とが重なって、順次、画像形成部21に搬
送されることになる(図7参照)。例えば、距離bが、
シートの搬送方向の長さ(L)の(1/5)の長さであ
る場合、(1/5)Lが重ね合わせ量になる。
【0062】以上のように、第1実施形態において、2
つのシート供給ローラ371,380を用いて、シート
P1の後端部分とシートP2の先端部分とを重ねて給送
することで、単位時間あたりの給送枚数が増加すること
となる。これにより実質的にシート供給の速度を向上さ
せたことと等価なシートの供給が可能になり、シート供
給装置40のシート供給能率を高めることができる。
【0063】また、シートの給送速度を速くすることな
く、シート供給能率を高めているため、確実にシートを
供給することができる。
【0064】さらに、シートの重ね合わせ部を分離搬送
ローラ対に挟持させている状態では、シート搬送方向に
配列された2つのシート供給ローラ371,380でシ
ートを供給しているので、より一層、確実にシートを供
給することができる。
【0065】(第2実施形態)第2実施形態は、上流側
のシート供給ローラ380を、下流側のシート供給ロー
ラ371と協働させて、シートを確実に送るようにする
他に、図8ないし図11に示すように、第1のシート供
給ローラ371が後続のシートに接触して回転する前
に、第2のシート供給ローラ380を後続のシートに接
触させて、後続のシートを事前に所定量供給してからシ
ートを重ねて搬送するものである。つまり、本実施形態
は上記第1実施形態の場合よりもシートの重なり量を大
きくして、シートの供給能率をより一層高めることがで
きるようにしている。
【0066】なお、第2実施形態の各部の配置関係にお
ける距離cは、第1の実施形態におけるc≧(a+
b)、前もって第2のシート供給ローラ380で後続の
シートを搬送可能な最大量である、aを加えたc≧(a
+b)となる。
【0067】距離aが後続のシートを前もって搬送可能
な最大量となるのは、後続のシートを第2のシート供給
ローラ380で前もって供給した際に、分離搬送ローラ
対372,373に後続のシートの先端が到達した時点
でリタードローラ373の重送防止作用が働き、それ以
上の搬送を防止する構成としているためである。
【0068】つまり、一つのシート供給ローラから付加
されるシートの搬送力では、リタードローラ373の戻
し力に打ち勝ち、シートが重なった状態で分離搬送ロー
ラ対の挟持部に進入させることができない、または進入
させたとしても所定の重なり量を維持したまま挟持部を
通過させることが難しいため、後続のシートが前もって
重ねられる量は距離aに相当する長さとなる。
【0069】続いて、第2実施形態におけるシート供給
動作について、説明を行う。図2に示すシステムコント
ローラ101がシート供給ソレノイド381をONにす
ると、図8に示すように、第1のシート供給ローラ37
1は、破線の位置から実線の位置に移動して先行のシー
トP1に接触し、先行シートP1の供給を開始する。
【0070】その後、図8に示すように、先行シートP
1がシート供給カセット36に格納された位置から、分
離搬送ローラ対372,373の挟持部に到達するまで
の距離aを搬送される時間が経過した後、システムコン
トローラ101が第2のシート供給ソレノイド382を
ONにする。また、既にシートP1が分離搬送ローラ対
によってシート搬送方向に搬送可能な状態となっている
ため、第1のシート供給ローラ371の駆動を停止す
る、またはシートP1からローラを離間させて図中破線
の位置までローラを移動させる。
【0071】図9に示すように、シートP1の後端が第
1のシート供給ローラ371の給送位置を通過する前
に、第2のシート供給ローラ380が後続のシートP2
に接触し、分離搬送ローラ対372,373方向にシー
トP2を搬送している。しかし、上述した通り、シート
P2は分離搬送ローラ対のリタードローラ373の重送
防止作用によって、挟持部に進入することが防止されて
いるので、シートP2が前もって搬送される距離は、距
離aが最大となる。よって第2のシート供給ローラ38
0のシートP2の供給時間は、距離aを搬送することが
可能な時間であればよく、その時間経過後は、ローラの
駆動を停止してもよい。
【0072】また、シートP2を前もって搬送する距離
がa未満とする設定である場合は、所望する距離を搬送
するのに必要な時間だけ、ローラ380を駆動してシー
トを給送すればよい。
【0073】シートP1の後端が第1のシート供給ロー
ラ371の給送位置を通過したタイミングで、シートP
2の先端は既に分離搬送ローラ対372,373の挟持
部に到達しているため、図10に示すように、第1のシ
ート供給ローラ371と第2のシート供給ローラ380
により、シートP2の再給送が開始される。これによ
り、シートP1の後端とシートP2の先端とが、重ね量
(a+b)で分離搬送ローラ対372,373の挟持部
を通過することとなる。
【0074】シートP1の後端が分離搬送ローラ対37
2,373の挟持部を通過すると、図11に示すよう
に、挟持部にはシートP2のみが挟持されていることに
なる。シートP1が挟持部を通過したタイミングで、第
1および第2のシート供給ローラの駆動を停止し、シー
トP2は分離搬送ローラ対372,373でシート搬送
方向に搬送される。
【0075】シートP2の後端が第2のシート供給ロー
ラ380の供給位置を通過した後、上記と同じように次
のシートを前もって分離搬送ローラ対372,373の
挟持部に到達する位置まで搬送し、重ね量(a+b)の
状態で待機することとなる。
【0076】以上のように、第2実施形態においても、
2つのシート供給ローラ371,380を用いて、先行
シートの後端部分と後続シートの先端部分とを重ねて給
送することで、単位時間あたりのシート給送枚数を増加
させることができる。これにより、実質的にシート供給
の速度を向上させたことと等価なシートの供給を可能に
してあるので、シートの給送速度を速くすることなく、
シート供給能率を高めてシートを供給することができ
る。
【0077】しかも、第2実施形態では、第1実施形態
よりもシートの重ね量を増加させる又は調整することが
できるので、よりシート供給効率を高めることができ
る。
【0078】また、シートの給送速度を速くすることな
く、シート供給能率を高めているため、確実にシートを
供給することができる。
【0079】(第3実施形態)次に、第2のシート供給
ローラ380の位置をシート搬送方向に調節する第3実
施形態を説明する。
【0080】図3に示すように、第2のシート供給ロー
ラ380は、ローラ位置調節機構395によって位置
を、シートサイズに応じてシート搬送方向(矢印G方
向)に調節することができるようになっている。
【0081】第2のシート供給部292の位置を調節す
ることによって、上段、下段シート供給カセット36,
37に積載されるシートのサイズが使用時によって変わ
るような場合、最大サイズのシートが積載されても、最
少サイズのシートが積載されても、どちらにもでも対応
できるようにすることができる。また、第2のシート供
給部292は、所定のシート重ね量に基づいて移動させ
ればよい。
【0082】このように、第2のシート供給部292の
位置を変えた場合においても、シート供給ソレノイド3
81,382を制御して、シートの先端と後端を重ねて
供給することができる。
【0083】以上、各実施形態に基づいて本発明を説明
してきたが、本発明を具備したシート供給装置40を装
置本体3に備えたデジタル複写機10は、シート供給装
置40が先行シートの後端部分と後続シートの先端部分
とを重ねて供給するようになっているため、画像プロセ
ス速度を変更することなく画像形成装置の高速化を安定
的にかつ容易に実現して、生産性を向上させることがで
きる。
【0084】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、シートを重ね
て給送するために複数のシート供給回転体を設けたこと
により、確実にシートを重ねて送ることができるため、
シート供給の効率を向上させることができる。
【0085】また、複数のシート供給回転体を用いるこ
とで、シートの重ね量を制御することが可能となる。こ
れにより、一つのシート供給回転体でシートを重ねる場
合よりも大きな重ね量でシートを供給することが可能と
なり、シート供給効率を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシート供給装置を装置本体
に備えた画像形成装置であるデジタル複写機の概略正面
断面図である。
【図2】図1の画像形成装置の制御ブロック図である。
【図3】図1のシート供給装置の正面図であるととも
に、第1実施形態の動作を説明するための図であり、先
行シートを供給開始するときの図である。
【図4】第1実施形態の動作を説明するための図であ
り、先行シートを分離搬送ローラ対まで送った図であ
る。
【図5】第1実施形態の動作を説明するための図であ
り、後続シートを供給開始するときの図である。
【図6】第1実施形態の動作を説明するための図であ
り、後続シートを供給中の図である。
【図7】第1実施形態の動作を説明するための図であ
り、先行シートと後続シートとが重なり、先行シートが
分離搬送ローラ対を抜け、後続シートが分離搬送ローラ
対によって搬送されている状態の図である。
【図8】第2実施形態の動作を説明するための図であ
り、先行シートを分離搬送ローラ対に搬送したときの図
である。
【図9】第2実施形態の動作を説明するための図であ
り、第2のシート供給ローラによって後続シートの先行
供給を開始するときの図である。
【図10】第2実施形態の動作を説明するための図であ
り、先行シートと後続シートとが重なった状態で、分離
搬送ローラ対で搬送され始めるときの図である。
【図11】第2実施形態の動作を説明するための図であ
り、先行シートと後続シートとが重なった状態で後続シ
ートが分離搬送ローラ対によって搬送されている状態の
図である。
【符号の説明】
P シート P1 先行シート P2 後続シート 1 リーダ部 2 プリンタ部 3 デジタル複写機の本体 10 デジタル複写機(画像形成装置) 21 画像形成部(画像形成手段) 36 上段シート供給カセット(シート収容手段) 37 下段シート供給カセット(シート収容手段) 40 シート供給装置 101 システムコントローラ(制御手段) 371 第1のシート供給ローラ(第1のシート供
給回転体) 372 フィードローラ、分離搬送ローラ対(フィ
ード回転体、分離搬送手段) 373 リタードローラ、分離搬送ローラ対(リタ
ード回転体、分離搬送手段) 374 リタード軸 375 トルクリミッタ 376 レジストローラ 380 第2のシート供給ローラ(第2のシート供
給回転体) 381 シート供給ソレノイド 382 シート供給ソレノイド 383 引っ張りばね 384 引っ張りばね 385 モータ 386 回転アーム 387 回転アーム 391 第1のシート供給部 392 第2のシート供給部 393 ラック 394 ピニオン 395 ローラ位置調節機構(回転体位置調節手
段) 396 移動片

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートが収容されるシート収容手段と、 前記シートに接触し回転することで、前記シートを送り
    出す第1のシート供給回転体と、 前記第1のシート供給回転体のシート供給方向の上流側
    に配置され、シートに接触し回転することでシートを送
    り出す第2のシート供給回転体と、 前記第1および第2のシート供給回転体によって送り出
    されたシートを1枚に分離し、さらに下流へと搬送する
    分離搬送手段と、 前記第1および前記第2のシート供給回転体を制御する
    制御手段と、を有し、 前記分離搬送手段は、前記第1もしくは第2のシート供
    給回転体のどちらか一方がシートを供給している場合で
    は、複数枚のシートを1枚に分離し、前記第1および第
    2のシート供給回転体の両方がシートを供給している場
    合では、複数枚のシートを分離せずに搬送するように構
    成され、 前記制御手段は、前記第1および第2のシート供給回転
    体をそれぞれ独立に動作可能に制御し、前記第1および
    第2のシート供給回転体の両方でシートを供給すること
    で、複数枚のシートの一部を重ねた状態で前記分離搬送
    手段を通過させることを特徴とするシート供給装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のシート供給回転体は、前記シ
    ート収容手段に収容されたシートの後端から、所望する
    シートの重ね量と前記シート収容手段に収容されたシー
    トの先端から前記分離搬送手段までの距離を加えた長さ
    以上の位置に配置されていることを特徴とする請求項1
    に記載のシート供給装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第1のシート供給
    回転体を動作させて、先行シートを送り出し、前記先行
    シートの後端が前記第1のシート供給回転体を通過した
    後、前記先行シートと次行シートが重なっている状態の
    うちに前記第1のシート供給回転体で前記次行シートを
    送り出し、前記次行シートの先端が前記分離搬送手段に
    達した際に前記第2のシート供給回転体を動作させ、前
    記第1および第2のシート供給回転体の両方で前記次行
    シートを搬送するよう、制御することを特徴とする請求
    項1または2に記載のシート供給装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1のシート供給
    回転体を動作させて、先行シートを送り出し、前記先行
    シートの後端が前記第2のシート供給回転体を通過した
    後、前記第1のシート供給回転体を通過する前に前記第
    2のシート供給回転体を次行シートに接触させて送り出
    し、前記先行シートの後端が前記第1のシート供給回転
    体を通過した後、前記第1および第2のシート供給回転
    体を動作させ、前記第1および第2のシート供給回転体
    の両方で前記次行シートを搬送するよう、制御すること
    を特徴とする請求項1または2に記載のシート供給装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2のシート供給回転体
    が同時に前記次行シートに接触している時間は、前記次
    行シートの先端が前記分離搬送手段に達し、前記先行シ
    ートの後端が前記分離搬送手段を抜けるまでであること
    を特徴とする請求項3または4に記載のシート供給装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1のシート供給回転体を前記先行
    シートの後端が通過する前に、前記第2のシート供給回
    転体によって給送される前記次行シートは、前記分離搬
    送手段に達する位置まで供給されることを特徴とする請
    求項4に記載のシート供給装置。
  7. 【請求項7】 前記次行シートを前記分離搬送手段方向
    へ前もって給送した前記第2のシート供給回転体は、前
    記先行シートの後端が前記第1のシート供給回転体を通
    過するまで駆動を停止するよう、前記制御手段によって
    制御されることを特徴とする請求項6に記載のシート供
    給装置。
  8. 【請求項8】 前記分離搬送手段はシートを搬送方向に
    送るフィードローラと、前記フィードローラに圧接して
    挟持部を形成し、シートを戻す方向の駆動を入力され
    る、トルクリミッタを有するリタードローラとで構成さ
    れるローラ対であり、前記リタードローラの分離戻し力
    は、前記第1および第2のシート供給回転体のいずれか
    一方で複数枚のシートが前記挟持部に進入した際にシー
    トを戻す方向に回転し、前記第1および第2のシート供
    給回転体の両方によって複数枚のシートが前記挟持部に
    供給された場合には、シートを搬送する方向に回転する
    ように設定されていることを特徴とする請求項1ないし
    7のいずれか1項に記載のシート供給装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のシート供給回転体をシート搬
    送方向に移動させる回転体位置調整手段を有することを
    特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のシ
    ート供給装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1項に記
    載のシート供給装置と、 前記シート供給装置から供給されたシートに画像を形成
    する画像形成手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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