JP2002179244A - 整列装置 - Google Patents

整列装置

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JP2002179244A JP2000377891A JP2000377891A JP2002179244A JP 2002179244 A JP2002179244 A JP 2002179244A JP 2000377891 A JP2000377891 A JP 2000377891A JP 2000377891 A JP2000377891 A JP 2000377891A JP 2002179244 A JP2002179244 A JP 2002179244A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理能力を低下させず、整列レーン81内に規
定数の物品11を確実に整列させることができる整列装置
を提供する。 【解決手段】 搬送手段22から、規定数の物品11を整列
レーン81に受け入れる。整列レーン81に受け入れる物品
11が規定数に近付くまでは、搬送手段22による搬送速度
で物品11を整列レーン81に受け入れ、高い処理能力を維
持する。整列レーン81に受け入れられる物品11が規定数
に近付くにしたがって、下流側ストッパ手段101で、整
列レーン81に受け入れられる物品11の速度を低下させ
る。下流側ストッパ手段101で上流側ストッパ手段41と
の間に規定数の物品11を受け入れる位置で物品11を停止
させ、上流側ストッパ手段41で規定数の物品11より上流
側の物品11を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、規定数の物品を1
列に整列させる整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ペットボトルなどのプラ
スチックボトル、ボトル缶、およびビンなどの容器を保
管したり、輸送する場合、複数の容器を複数個ずつ複数
列に集合させた整列状態とし、この整列状態の容器をパ
レット上に複数段に積み重ねている。
【0003】そして、容器を整列させるのに用いられる
整列装置は、例えば、特開2000−16577号公報
に記載されている構成が知られている。
【0004】このような整列装置は、搬送手段により複
数の容器を1列状態で搬送し、この整列手段により搬送
手段で搬送されてくる容器を規定数ずつ複数列に整列さ
せ、払出手段により整列手段で整列された複数列の容器
を払い出し、移載手段により整列手段から払い出される
複数列の容器を受け入れてコンベヤ上に移載し、コンベ
ヤにより移載手段から移載された複数列の容器を搬出し
ている。
【0005】整列手段は、搬送手段による物品の搬送方
向に対して交差する方向に並設された複数列の整列レー
ンを有し、これら各整列レーンを搬送手段から容器を受
け入れる受入位置に順次移動させて各整列レーンに規定
数の容器を受け入れて整列させている。
【0006】整列手段の受入位置に対応して、整列レー
ンの上流側には上流側ストッパを配設し、下流側には下
流側ストッパを配設している。搬送手段から整列レーン
への容器の受入時には、下流側ストッパが上流側ストッ
パとの間に規定数の容器を受け入れて整列させることが
可能な規定数の容器の1列分長さに対応した位置に停止
しており、整列レーン内に受け入れられた先頭の容器を
下流側ストッパで停止させることにより整列レーン内に
規定数の容器を停止させ、上流側ストッパを規定数の最
後の容器とその容器より上流側の容器との間に進入させ
る。その後、下流側ストッパを退避させ、整列手段の横
移動により、受入位置から規定数の容器を収納した整列
レーンを移動させるとともに、その整列レーンに隣接し
た空の整列レーンを受入位置に移動させて物品の整列を
継続させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
整列装置では、整列レーンの上流側ストッパと下流側ス
トッパとの間の距離を、整列レーン内に整列させる規定
数の容器の1列分長さに一致させることで、整列レーン
内に規定数の容器を整列させ、上流側ストッパを規定数
の最後の容器とその容器より上流側の容器との間に進入
させているが、容器の寸法誤差などで、規定数の容器の
1列分長さが変化した場合、上流側ストッパの位置が規
定数の最後の容器とその容器より上流側の容器との間の
位置に一致せず、この状態で開閉ストッパを閉じると、
容器を挟み込んで破損させてしまう。
【0008】また、整列レーンの上流側ストッパと整列
レーンと間の隙間をセンサで監視し、規定数の容器が整
列レーンに入ったとき、もしこの隙間に容器が存在する
場合、つまり容器の寸法が規定値よりも大きく、1列分
長さが規定長さよりも長い場合には、整列手段の横移動
を禁止し、容器の噛み込みを防止する必要がある。
【0009】逆に、容器寸法が規定値よりも小さく、1
列分長さが規定長さよりも短い場合には、整列レーンに
規定数よりも多い数の容器が入ってしまう可能性があ
り、このときは、カウント用センサによるカウント値が
規定よりも多いことで、異常を検出する。
【0010】いずれの場合でも、これら容器寸法のばら
つきに起因する不具合が発生すると、整列処理が中断さ
れるため、処理能力が低下し、そして、整列レーン内の
容器を排除するなどの復旧作業をしたり、整列レーンの
下流側ストッパの停止位置をその都度調整しなければな
らないなど、多くの手間がかかる問題がある。
【0011】また、搬送手段から整列レーンに受け入れ
られる容器をセンサで検知して計数し、規定数の容器を
計数したときに、上流側ストッパで上流側の容器を停止
させることも考えられるが、搬送手段による容器の搬送
速度が高速である場合、センサによる計数ミスが発生し
やすいとともに、高速でかつ密着した状態で搬送される
容器の間に合わせて上流側ストッパを進入させることが
難しく、わずかなタイミングずれにより、整列レーンに
受け入れられる容器の数が規定数に対して増減したり、
上流側ストッパで容器を挟み込んで破損させる問題があ
る。また、搬送手段による容器の搬送速度を遅くすれ
ば、センサによる計数の確実性、および上流側ストッパ
による容器の停止の確実性が向上するが、処理能力が低
下する問題がある。
【0012】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、処理能力を低下させることなく、整列レーン内に
所定数の物品を確実に整列させることができる整列装置
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の整列装置
は、複数の物品を1列状態で搬送する搬送手段と、この
搬送手段から規定数の物品を受け入れて整列させる整列
レーンと、前記搬送手段から整列レーンに受け入れられ
る規定数の物品より上流側の物品を停止させる上流側ス
トッパ手段と、前記整列レーンへの物品の受入時に、整
列レーンに受け入れられる物品が規定数に近付くにした
がって整列レーンに受け入れられる物品の速度を低下さ
せるとともに、前記上流側ストッパ手段との間に規定数
の物品が受け入れられる位置で整列レーンに受け入れら
れる物品を停止させる下流側ストッパ手段とを具備して
いるものである。
【0014】そして、整列レーンへの物品の受入時に、
整列レーンに受け入れられる物品が規定数に近付くまで
は、搬送手段による搬送速度で物品を整列レーンに受け
入れられて、処理能力が向上し、また、下流側ストッパ
手段により、整列レーンに受け入れられる物品が規定数
に近付くにしたがって整列レーンに受け入れられる物品
の速度を低下させるとともに、上流側ストッパ手段との
間に規定数の物品が受け入れられる位置で整列レーンに
受け入れられる物品を停止させるので、上流側ストッパ
で規定数の物品より上流側の物品が確実に停止され、し
たがって、処理能力が低下することなく、整列レーン内
に規定数の物品が確実に整列される。
【0015】請求項2記載の整列装置は、複数の物品を
少なくとも1列状態で搬送する搬送手段と、この搬送手
段による物品の搬送方向に対して交差する方向に並設さ
れる複数列の整列レーンを有し、これら各整列レーンを
搬送手段から物品を受け入れる受入位置に順次移動させ
て各整列レーンに規定数の物品を受け入れて整列させる
整列手段と、前記搬送手段から整列レーンに受け入れら
れる規定数の物品より上流側の物品を停止させる上流側
ストッパ手段と、前記整列レーンへの物品の受入時に、
整列レーンに受け入れられる物品が規定数に近付くにし
たがって整列レーンに受け入れられる物品の速度を低下
させるとともに、前記上流側ストッパ手段との間に規定
数の物品が受け入れられる位置で整列レーンに受け入れ
られる物品を停止させる下流側ストッパ手段と、前記整
列手段の複数列の整列レーンに規定数の物品が整列され
た後、それら所定列数の整列レーンから物品を払い出す
払出手段とを具備しているものである。
【0016】そして、整列レーンへの物品の受入時に、
整列レーンに受け入れられる物品が規定数に近付くまで
は、搬送手段による搬送速度で物品を整列レーンに受け
入れられて、処理能力が向上し、また、下流側ストッパ
手段により、整列レーンに受け入れられる物品が規定数
に近付くにしたがって整列レーンに受け入れられる物品
の速度を低下させるとともに、上流側ストッパとの間に
規定数の物品が受け入れられる位置で整列レーンに受け
入れられる物品を停止させるので、上流側ストッパ手段
で規定数の物品より上流側の物品が確実に停止され、し
たがって、処理能力が低下することなく、整列レーン内
に規定数の物品が確実に整列される。
【0017】請求項3記載の整列装置は、請求項1また
は2記載の整列装置において、整列レーンに受け入れら
れる先頭の物品を検知する先頭物品検知手段を具備し、
下流側ストッパ手段は、整列レーン内を移動可能で、上
流側ストッパ手段との間に規定数の物品を受け入れて停
止する停止位置より上流側を待機位置とし、前記先頭物
品検知手段が整列レーンに受け入れられる先頭の物品の
検知したときに待機位置から停止位置へ向けて移動を開
始して、停止位置で停止するキャッチャを有しているも
のである。
【0018】そして、下流側ストッパ手段のキャッチャ
が、整列レーン内を移動可能で、上流側ストッパ手段と
の間に規定数の物品を受け入れて停止する停止位置より
上流側を待機位置とし、先頭物品検知手段が整列レーン
に受け入れられる先頭の物品の検知したときに待機位置
から停止位置へ向けて移動を開始して、停止位置で停止
するので、先頭の物品がキャッチャに当接したときの衝
撃が緩和され、キャッチャが規定数の物品を停止させる
停止位置に移動するまでの間で、物品の速度が確実に低
下して停止される。
【0019】請求項4記載の整列装置は、複数の物品を
1列状態で搬送する搬送手段と、この搬送手段から規定
数の物品を受け入れて整列させる整列レーンと、前記搬
送手段から整列レーンに受け入れられる規定数の物品よ
り上流側の物品を停止させる上流側ストッパ手段と、こ
の上流側ストッパ手段の位置に対する規定数の物品より
上流側の物品の位置を検知する停止位置検知手段と、前
記整列レーン内を移動可能で前記上流側ストッパ手段と
の間に規定数の物品を受け入れた位置で停止するキャッ
チャを有し、このキャッチャの停止位置を前記停止位置
検知手段による検知に応じて修正する下流側ストッパ手
段とを具備しているものである。
【0020】そして、整列レーンへの物品の受入時に、
下流側ストッパ手段のキャッチャにより、上流側ストッ
パ手段との間に規定数の物品を停止させた際に、上流側
ストッパ手段の位置に対する規定数の物品より上流側の
物品の位置を停止位置検知手段で検知し、キャッチャの
停止位置を停止位置検知手段による検知に応じて修正す
るので、物品の寸法誤差などによる規定数の物品の1列
分長さのばらつきに対応可能で、上流側ストッパにより
規定数の物品より上流側の物品が確実に停止され、した
がって、処理能力が低下することなく、整列レーン内に
規定数の物品が確実に整列される。
【0021】請求項5記載の整列装置は、複数の物品を
少なくとも1列状態で搬送する搬送手段と、この搬送手
段による物品の搬送方向に対して交差する方向に並設さ
れる複数列の整列レーンを有し、これら各整列レーンを
搬送手段から物品を受け入れる受入位置に順次移動させ
て各整列レーンに規定数の物品を受け入れて整列させる
整列手段と、前記搬送手段から整列レーンに受け入れら
れる規定数の物品より上流側の物品を停止させる上流側
ストッパ手段と、この上流側ストッパ手段の位置に対す
る規定数の物品より上流側の物品の位置を検知する停止
位置検知手段と、前記整列レーン内を移動可能で前記上
流側ストッパ手段との間に規定数の物品を受け入れた位
置で停止するキャッチャを有し、このキャッチャの停止
位置を前記停止位置検知手段による検知に応じて修正す
る下流側ストッパ手段と、前記整列手段の複数列の整列
レーンに規定数の物品が整列された後、それら所定列数
の整列レーンから物品を払い出す払出手段とを具備して
いるものである。
【0022】そして、整列レーンへの物品の受入時に、
下流側ストッパ手段のキャッチャにより、上流側ストッ
パ手段との間に規定数の物品を停止させた際に、上流側
ストッパ手段の位置に対する規定数の物品より上流側の
物品の位置を停止位置検知手段で検知し、キャッチャの
停止位置を停止位置検知手段による検知に応じて修正す
るので、物品の寸法誤差などによる規定数の物品の1列
分長さのばらつきに対応可能で、上流側ストッパにより
規定数の物品より上流側の物品が確実に停止され、した
がって、処理能力が低下することなく、整列レーン内に
規定数の物品が確実に整列される。
【0023】請求項6記載の整列装置は、請求項1ない
し5いずれか記載の整列装置において、上流側ストッパ
手段は、物品の搬送方向に対して交差する方向に互いに
開閉する両側のストッパ体を有し、これら両側のストッ
パ体が互い閉じた際に物品を両側から把持して停止させ
るものである。
【0024】そして、上流側ストッパ手段が、物品の搬
送方向に対して交差する方向に互いに開閉する両側のス
トッパ体を有し、これら両側のストッパ体が互い閉じた
際に物品を両側から把持して停止させるので、規定数の
物品と上流側の物品との間にストッパ部材などを進入さ
せて停止させる場合に比べて、物品の停止位置のばらつ
きを許容可能となるとともに、物品の破損が確実に防止
される。
【0025】請求項7記載の整列装置は、請求項6記載
の整列装置において、上流側ストッパ手段は、両側のス
トッパ体で物品の両側を把持する際に物品を搬送手段か
ら切り離すものである。
【0026】そして、両側のストッパ体で物品の両側を
把持する際に物品を搬送手段から切り離すので、把持さ
れた物品に対して加わる搬送力が軽減され、把持された
物品の下流側へのずれが防止される。
【0027】請求項8記載の整列装置は、請求項6また
は7記載の整列装置において、両側のストッパ体で把持
された物品の位置ずれを検知する位置ずれ検知手段を具
備し、上流側ストッパ手段は、前記位置ずれ検知手段で
物品の位置ずれを検知した際に両側のストッパ体による
物品の把持力を増加させるものである。
【0028】そして、位置ずれ検知手段により両側のス
トッパ体で把持された物品の位置ずれを検知した際、両
側のストッパ体による物品の把持力を増加させるので、
物品の位置ずれが増大するのが防止される。
【0029】請求項9記載の整列装置は、請求項1ない
し8いずれか記載の整列装置において、上流側ストッパ
手段は、搬送手段に対して物品の搬送方向と交差する方
向に移動可能に設けられているものである。
【0030】そして、上流側ストッパ手段を、搬送手段
に対して物品の搬送方向と交差する方向に移動可能に設
けたので、上流側ストッパ手段における物品の詰まり解
除などの作業が容易になる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の整列装置の一実施
の形態を図面を参照して説明する。
【0032】図において、整列装置で取り扱う物品は、
例えば飲料用のペットボトルを含むプラスチックボトル
などの容器11で、この容器11は、上端に口部を有する有
底の容器本体12、およびこの容器本体12の口部の周囲に
リング状に突設されたネック部13を有している。
【0033】図9ないし図11において、整列装置21
は、複数の容器11を図示しないパレット上に荷済みする
ために規定数ずつ複数列に整列させるもので、複数の容
器11を1列状態で供給搬送する搬送手段22、この搬送手
段22で搬送される複数の容器11を受け入れて規定数ずつ
複数列に整列させる整列手段23、この整列手段23で整列
された複数列の容器11を払い出す払出手段24、整列手段
23から払い出される複数列の容器11を受け入れて移載す
る移載手段25、この移載手段25で移載される複数列の容
器11を受け取る受取手段26、この受取手段26に受け取っ
た複数列の容器11を送り出す送出手段27、およびこれら
各構成を配置したフレーム28を有している。
【0034】なお、搬送手段22で容器11を搬送する方向
を搬送方向A、搬送方向Aと交差する方向で整列手段23
により複数列に整列させる方向をレーン並設方向B、こ
のレーン並設方向Bと平行で送出手段27により容器11を
送り出す方向を送出方向Cとする。
【0035】搬送手段22は、複数の容器11を搬送方向A
に沿って1列状態で搬送するもので、図2に示すよう
に、容器11の底部を吸引しながら搬送する吸引コンベヤ
31と、容器11に対して搬送方向Aにエアを吹き付けて搬
送するエアコンベヤ32とを組み合わせることにより、容
器11に対して大きなラインプレッシャを与え、スムーズ
な加速および高い搬送能力を得るようにしている。
【0036】吸引コンベヤ31は、コンベヤフレーム33を
有し、このコンベヤフレーム33の両端(搬送方向Aの下
流側のみ示す)に回転体34が回転自在に配設され、これ
ら回転体34を主体として無端状の搬送体35が掛け回され
ている。コンベヤフレーム33の内側には両端の回転体34
間の搬送体35部位を支持する支持面36を有する吸引ボッ
クス37が配設されている。搬送体35は、表裏面に通じる
通気性を有し、図示しないモータで搬送方向Aに向けて
回転駆動され、また、吸引ボックス37の支持面36には図
示しない複数の通気孔が形成され、吸引ボックス37内が
図示しない吸引ポンプで吸引される。そして、吸引コン
ベヤ31は、搬送体35の回動により、搬送体35上に載る容
器11の底部を吸引しながら搬送方向Aに向けて搬送す
る。また、コンベヤフレーム33上には容器11の両側下部
を搬送方向Aに沿ってガイドするガイドレール38が配設
されている。
【0037】エアコンベヤ32は、容器11のネック部13の
下側を両側からガイドするネックガイド39を有し、図示
しないエア吹付手段により、ネックガイド39でガイドさ
れた容器11に対して搬送方向Aに向けてエアを吹き付け
て搬送する。
【0038】また、図2に示すように、搬送手段22の整
列手段23に臨む端部であって、吸引コンベヤ31の端部上
方には、整列手段23への容器11の送り込みを停止させる
上流側ストッパ手段41が配設されている。このストッパ
手段41は、ストッパユニット42およびこのストッパユニ
ット42をエアコンベヤ32に対して搬送方向Aと交差する
方向(以下、ストッパ開閉方向Dという)に移動可能に
支持する支持機構43を有している。
【0039】支持機構43は、図2および図8に示すよう
に、ストッパユニット42を支持する支持部45を有し、こ
の支持部45の一端がエアコンベヤ32の端部上方に突出さ
れ、エアコンベヤ32の端部上面にはストッパ開閉方向D
に沿って複数のガイドレール46が配設され、これら各ガ
イドレール46にスライド可能に係合する複数のスライド
部材47が支持部45の下面に取り付けられている。そし
て、支持機構43により、ストッパユニット42が搬送手段
22の定位置と搬送手段22の一側方に引き出した引出位置
との間で移動可能に支持されている。なお、搬送手段22
の一側のガイドレール38にはストッパユニット42の位置
に対応してガイドレール38aが分割され、このガイドレ
ール38aが取付ねじ49で吸引コンベヤ31に着脱可能に取
り付けられており、ストッパユニット42を一側方に引き
出す際に取り外し可能に構成されている。
【0040】ストッパユニット42は、図5ないし図7に
示すように、支持部45の下方に支持された下側のベース
50および上側のベース51を有している。下側のベース50
の上面にはストッパ開閉方向Dの両側にそのストッパ開
閉方向Dに沿って両側のガイドレール52が配設され、こ
れら各ガイドレール52に沿ってスライド可能に係合する
各スライド部材53を介して両側のアーム体54がスライド
可能に配設されている。各アーム体54はベース50に形成
された開口部55を通じて下方へ導出され、各アーム体54
の下端に互いに対向して配置される両側のストッパ体56
がそれぞれ切離機構57を介して取り付けられている。
【0041】上側のベース51の下面中央にカムギヤ58が
支軸59によって回動自在に軸支され、このカムギヤ58と
各アーム体54とに各連結ロッド60の両端が回動自在に連
結され、カムギヤ58の一方または他方の回動により、両
側のアーム体54つまり両側のストッパ体56が互いに開閉
される。上側のベース51の上面にはカムギヤ58を回動さ
せるサーボモータなどのストッパモータ61が配設され、
このストッパモータ61の駆動軸に取り付けられた駆動ギ
ヤ62がカムギヤ58に噛合されている。
【0042】両側のストッパ体56を開閉可能に支持する
機構および開閉駆動する機構が両側のストッパ体56を開
閉させる開閉機構63として構成され、この開閉機構63に
より、両側のストッパ体56が互いに開閉されるとともに
互いに閉じた際に容器11の容器本体12の中間部を両側か
ら把持して停止させる。さらに、開閉機構63は、両側の
ストッパ体56を容器11の搬送方向Aに対して直交する方
向に直線的に移動させて開閉させるので、両側のストッ
パ体56で容器11の素早い把持ができる。
【0043】ストッパ体56は、例えば金属製のストッパ
プレート65を有し、このストッパプレート65の容器11に
接触する側に例えばウレタンゴムなどの弾性および摩擦
係数の高いシート状の接触部材66が取り付けられてお
り、搬送方向Aに沿って長く、例えば3本程度の容器11
を一括して停止可能とされている。
【0044】切離機構57は、ストッパ体56で容器11を停
止させた際に、ストッパ体56で把持された容器11を持ち
上げて吸引コンベヤ31の搬送体35からの駆動力を切り離
すもので、アーム体54から複数の突片68が突設されると
ともに、ストッパ体56のストッパプレート65から複数の
突片69が突設され、これら突片68,69が揺動軸70によっ
て回動可能に連結され、つまりアーム体54に対してスト
ッパ体56が上下方向に揺動可能に支持されている。アー
ム体54とストッパ体56との間には付勢手段としてのコイ
ルスプリング71が張設され、このコイルスプリング71に
よってストッパ体56の接触部材66が下方に向けて揺動す
るように付勢されている。アーム体54には、コイルスプ
リング71の付勢によるストッパ体56の揺動を所定角度に
規制する規制部72が配設されている。そして、図5(a)
に示すように、容器11の非停止時で、両側のストッパ体
56の開状態では、両側のストッパ体56の接触部材66が下
方に向いて、略ハの字形の状態にあり、また、図5(b)
に示すように、容器11の停止時に、両側のストッパ体56
が閉じて容器11を両側から把持する場合、ストッパ体56
が容器11の側面に当接して略平行となる際に、ストッパ
体56が上方に向けて揺動し、このストッパ体56の揺動に
伴って容器11が持ち上げられ、吸引コンベヤ31の搬送体
35からの駆動力が切り離される。
【0045】下側のベース50の下面には、容器11のネッ
ク部13の下側を両側からガイドする両側のネックガイド
74が配設されている。
【0046】下側のベース50の下面には、両側のネック
ガイド74の上方で容器11の口部の両側方に対応した位置
に両側のセンサ取付板76が配設されている。これら各セ
ンサ取付板76は、搬送方向Aに沿って長く、その搬送方
向Aに沿って所定のピッチで複数の停止位置検知手段お
よび位置ずれ検知手段としての光電スイッチ77が配設さ
れている。これら各光電スイッチ77は、対の投光部およ
び受光部を有し、これら対の投光部および受光部が両側
のセンサ取付板76に互いに対向して配設され、対の投光
部と受光部との間の光軸が搬送方向Aに対して交差する
方向に通り、光軸を容器11の口部で遮光した遮光状態で
容器ありが、光軸が通る透光状態で容器なしが検知され
る。
【0047】両側のアーム体54には、上流側ストッパ手
段41の端部の容器11にエアを吹き付けて整列手段23に送
り込むエアブラスタ79が配設されている。
【0048】また、図9ないし図11に示すように、整
列手段23は、搬送方向Aと交差する方向であるレーン並
設方向Bに沿って並設された複数列、本実施の形態では
8列の整列レーン81を有し、これら各整列レーン81はレ
ーン並設方向Bに沿って移動可能とする整列移動部82上
に形成されている。整列移動部82上には、各整列レーン
81のレーン並設方向Bの両側位置に対応して、ネックガ
イド83を上端に有する支持板84、およびガイド板85がそ
れぞれ配設され、これら両側のネックガイド83間および
両側のガイド板85間に搬送手段22から送り込まれる規定
数の容器11を受け入れて整列させる整列レーン81が形成
されている。各整列レーン81では、両側のネックガイド
83により容器11のネック部13を介して吊り下げ支持し、
両側のガイド板85により容器本体12の両側をガイドす
る。各整列レーン81のネックガイド83間およびガイド板
85間の間隔は容器11の種類に応じて任意に調整可能とす
る。
【0049】整列移動部82は、フレーム28に取り付けら
れた台部86上でレーン並設方向Bに沿って配設された複
数のガイドレール87に沿ってレーン並設方向Bに移動可
能に配設されている。台部86には、整列移動部82をレー
ン並設方向Bに移動させる整列駆動手段88が配設され、
この整列駆動手段88は、レーン並設方向Bの両端近傍に
回転自在に配設されたプーリ89、一方のプーリ89の下側
近傍に回転自在に配設されたプーリ90、一方のプーリ89
の下方でフレーム28上に配設されたモータ91およびこの
モータ91の駆動軸に取り付けられた駆動プーリ92、これ
らプーリ89,90および駆動プーリ92にわたって張設され
た無端状のベルト93を有している。そして、モータ91の
駆動によってベルト93が回動され、このベルト93に連結
された整列移動部82がレーン並設方向Bに沿って移動さ
れる。
【0050】そして、整列手段23では、搬送手段22に臨
む位置が搬送手段22から容器11を整列レーン81に受け入
れる受入位置aとし、整列移動部82のレーン並設方向B
の一端から他端へ向かう移動、または他端から一端へ向
かう移動によって各整列レーン81が受入位置aに順次移
動されるとともに、各整列レーン81に搬送手段22から送
り込まれる容器11が規定数ずつ受け入れられて整列され
る。
【0051】また、図1ないし図3に示すように、受入
位置aに対応して、整列レーン81への容器11の受入時
に、整列レーン81に受け入れられる容器11が規定数に近
付くにしたがって整列レーン81に受け入れられる容器11
の速度を低下させるとともに、上流側ストッパ手段41と
の間に規定数の容器11が受け入れられる位置で整列レー
ン81に受け入れられる容器11を停止させる下流側ストッ
パ手段101が配設されている。
【0052】下流側ストッパ手段101は、搬送方向Aの
下流側から整列レーン81内に進退可能とするとともに整
列レーン81内に沿って移動可能とし、整列レーン81内に
受け入れられる容器11と当接するキャッチャ102を有し
ている。
【0053】受入位置aの整列レーン81の上方におい
て、フレーム28の上部から搬送方向Aの両端のアーム部
103を介して支持フレーム104が搬送方向Aに沿って架設
され、この支持フレーム104上に搬送方向Aに沿ってガ
イドレール105が配設され、このガイドレール105に沿っ
てキャッチャ移動部106が移動可能に取り付けられ、こ
のキャッチャ移動部106に支持フレーム104の一側を通じ
て下側に回り込む断面略L字形のキャッチャアーム107
が取り付けられ、このキャッチャアーム107の下部にキ
ャッチャ102が取り付けられている。ガイドレール105の
一端にはキャッチャモータ108が配設され、このキャッ
チャモータ108の駆動によりキャッチャ移動部106がガイ
ドレール105に沿って移動される。キャッチャモータ108
の駆動力の伝達には、例えば、ガイドレール105と平行
にねじ軸が配置され、このねじ軸にキャッチャ移動部10
6が噛合されて、ねじ軸の回動によりキャッチャ移動部1
06が移動するように構成される。
【0054】キャッチャ102は、キャッチャアーム107に
取り付けられる取付部102a、およびこの取付部102aから
垂下された当接部102bを有している。
【0055】キャッチャアーム107には、整列レーン81
に受け入れられた先頭の容器11がキャッチャ102に達す
る直前で検知する先頭物品検知手段としての先頭容器検
知センサ109が配設されている。そして、キャッチャ102
は、上流側ストッパ手段41との間に規定数の容器11を受
け入れて停止する停止位置より上流側を待機位置とし、
先頭容器検知センサ109が整列レーン81に受け入れられ
る先頭の容器11の検知したときに待機位置から停止位置
へ向けて移動を開始して、停止位置で停止するように構
成されている。キャッチャ102の移動位置は、キャッチ
ャモータ108の回転量などから検知される。
【0056】また、図10および図11に示すように、
払出手段24は、受入位置aを中心とするレーン並設方向
Bの両側にそれぞれ独立してフレーム28に設置されてお
り、整列移動部82がレーン並設方向Bの一端側または他
端側に移動し、レーン並設方向Bの最も一端側または他
端側の整列レーン81が受入位置aに位置した各移動位置
において、受入位置aの整列レーン81を除く他の各整列
レーン81内の容器11を搬送方向(払出方向)Aに沿って
移載手段25側に払い出し可能になっている。容器11が払
い出される移載手段25側において、整列移動部82がレー
ン並設方向Bの一端側または他端側に移動した各位置か
ら容器11が払い出される各位置がそれぞれ払出位置b1,
b2とされている。
【0057】各払出手段24は、整列手段23の上方で搬送
方向Aに沿って移動可能とする払出移動部111を有し、
この払出移動部111は、フレーム28に取り付けられたガ
イドフレーム112のガイドレール113により搬送方向Aに
沿って移動可能に支持されている。払出移動部111には
各整列レーン81に進入して容器11を払い出す複数の払出
部114が支持されている。これら払出部114は、払出移動
部111に対して整列レーン81に進入する進入位置と整列
レーン81の上方に退避する退避位置との間で一体的に揺
動可能に支持され、シリンダ115の駆動によって進入位
置と退避位置とに揺動される。払出部114の数は、端部
の整列レーン81が受入位置aに位置する各移動位置で、
受入位置aの整列レーン81を除く他の各整列レーン81内
の容器11を一括して払い出し可能とするために、本実施
の形態では整列レーン81の数より1つ少ない7個として
いる。
【0058】ガイドフレーム112には払出移動部111を搬
送方向Aに沿って移動させる払出駆動手段116が配設さ
れ、この払出駆動手段116は、ガイドフレーム112の両端
近傍に回転自在に配設されたプーリ117、一方のプーリ1
17の下側近傍に回転自在に配設されたプーリ118、一方
のプーリ117の下方でフレーム28上に配設されたモータ1
19およびこのモータ119の駆動軸に取り付けられた駆動
プーリ120、これらプーリ117,118および駆動プーリ120
にわたって張設された無端状のベルト121を有してい
る。そして、モータ119の駆動によってベルト121が回動
され、このベルト121に連結された払出移動部111が搬送
方向Aに沿って移動される。
【0059】また、図9および図10に示すように、移
載手段25は、レーン並設方向(シャトル移動方向)Bに
沿って各払出位置b1,b2に移動可能とするシャトル131
を有し、このシャトル131に各払出位置b1,b2で整列手
段23から払い出される所定列数の容器11を受け入れて所
定の移載場所である受取手段26に移載する。
【0060】シャトル131は、レーン並設方向Bに沿っ
て移動するシャトル本体132、およびこのシャトル本体1
32の下側にレーン並設方向に沿って並設されて1列毎に
容器11を受け入れるとともに受け入れた容器11を解放可
能とする複数列の移載レーン133を有している。移載レ
ーン133の数は、各払出手段24によって払出位置b1,b2
に払い出される最大列数と同一で、本実施の形態では7
列としている。
【0061】シャトル131の上方において、フレーム28
上には複数のガイドフレーム134がレーン並設方向Bに
沿って配設され、これらガイドフレーム134上にシャト
ル本体132がレーン並設方向Bに沿って移動可能に支持
するガイドレール135が配設されている。
【0062】シャトル本体132は、各ガイドレール135に
沿って移動するスライド部136を有する支持プレート13
7、この支持プレート137の下面に取り付けられた連結部
138、およびこの連結部138の下部に取り付けられた枠部
139を有している。
【0063】フレーム28上にはシャトル131をレーン並
設方向Bに沿って移動させるシャトル駆動手段141が配
設され、このシャトル駆動手段141は、フレーム28上で
レーン並設方向Bの一方に回転自在に配設されたプーリ
142、他方に配設されたモータ143およびこのモータ143
の駆動軸に取り付けられた駆動プーリ144、これらプー
リ142と駆動プーリ144との間に張設されたベルト145を
有している。そして、モータ143の駆動によってベルト1
45が回動され、このベルト145に連結されたシャトル131
がレーン並設方向Bに移動され、各払出位置b1,b2に移
動される。
【0064】各移載レーン133は、容器11のネック部13
を両側から吊り下げ支持する両側のネックガイド146、
およびネックガイド146で吊り下げ支持された容器11の
両側をガイドする両側のガイド板147を有している。両
側のネックガイド146は、容器11のネック部13を把持し
てガイドする閉位置と、ネック部13を把持を解放する開
位置とに開閉駆動される。両側のガイド板147は、取り
扱う容器11の容器本体12の幅に対応して間隔が調整され
る。
【0065】なお、整列手段23と移載手段25との間に
は、整列手段23の各整列レーン81で整列されて各払出位
置b1,b2に払い出される容器11を移載手段25のシャトル
131に受け渡す複数のネックガイド体149が配列されてい
る。
【0066】また、受取手段26は、2箇所の払出位置b
1,b2のうち送出方向Cに寄った一方の払出位置b2の下
方に配置される昇降テーブル151、およびこの昇降テー
ブル151を昇降させる昇降機構152を有している。そし
て、昇降テーブル151は、上昇した位置であってシャト
ル131から容器11を受け取る受取位置と、下降した位置
であって送出手段27で容器11を送出可能とする送出位置
との間で昇降される。
【0067】また、送出手段27は、昇降テーブル151の
下降位置で昇降テーブル151上の容器11を送出方向Cに
向けて押し出す図示しない押出手段、昇降テーブル151
から押し出される容器11を載せて送出方向Cに搬送する
コンベヤ155を有している。
【0068】また、図12には、整列レーン81への容器
11の整列動作に関する構成のブロック図を示し、制御手
段161は、光電スイッチ77および先頭容器検知センサ109
からの信号を入力し、上流側ストッパ手段41のストッパ
モータ61、および下流側ストッパ手段101のキャッチャ1
02のキャッチャモータ108の駆動を制御する。
【0069】そして、制御手段161は、キャッチャ102
を、上流側ストッパ手段41との間に規定数の容器11を受
け入れて停止する停止位置より上流側で例えば容器11の
5〜6本分の長さ位置を待機位置とし、先頭容器検知セ
ンサ109が整列レーン81に受け入れられる先頭の容器11
の検知したときに待機位置から停止位置へ向けて移動を
開始し、整列レーン81に受け入れられる容器11が規定数
に近付くにしたがって、つまり停止位置に近付くにした
がって移動速度を低下させるとともに、上流側ストッパ
手段41との間に規定数の容器11が受け入れられる位置で
整列レーン81に受け入れられる容器11を停止させる機能
を有している。
【0070】さらに、制御手段161は、上流側ストッパ
手段41との間に規定数の容器11を受け入れた位置で停止
するキャッチャ102の停止位置を、上流側ストッパ手段4
1の光電スイッチ77による検知に応じて修正する機能を
有し、また、上流側ストッパ手段41による容器11の停止
状態のとき、光電スイッチ77で容器11の位置ずれを検知
した際に両側のストッパ体56による容器11の把持力を増
加させるようにストッパモータ61を制御する機能を有し
ている。
【0071】なお、整列装置21の他の各動作について
も、制御手段161によって制御される。
【0072】次に、整列装置21の作用を説明する。
【0073】まず、全般の整列動作について説明する。
【0074】搬送手段22により容器11を搬送方向Aに沿
って1列状態で搬送し、受入位置aに位置する整列手段
23の整列レーン81に送り込む。整列レーン81内に送り込
まれる容器11は、キャッチャ102により整列レーン81内
の所定の停止位置に停止させる。
【0075】整列手段23では、例えば一方の端部の整列
レーン81が受入位置aに位置する状態で、その整列レー
ン81内に容器11を受け入れる。受入位置aの整列レーン
81に規定数の容器11が送り込まれたら、ストッパ手段41
で容器11の送り込みを一時停止し、整列移動部86の一方
への移動によって容器11を受け入れた整列レーン81に隣
接する整列レーン81を受入位置aに移動させ、ストッパ
手段41を開放して受入位置aに移動した整列レーン81へ
の容器11の送り込みを再開する。なお、整列移動部86の
移動時には、キャッチャ102は整列レーン81外に退避
し、移動完了後に整列レーン81内に進入して容器11を所
定の停止位置に停止させる。
【0076】このように、受入位置aの整列レーン81に
規定数の容器11が送り込まれる毎に、容器11を受け入れ
た整列レーン81に隣接する整列レーン81を受入位置aに
順次移動させ、各整列レーン81内に容器11を順次整列さ
せる。
【0077】容器11の整列を開始した一方の整列レーン
81と反対側の他方の端部に位置する整列レーン81の手前
まで容器11の整列を完了し、例えば図9および図11に
示すように、その他方の端部の整列レーン81を受入位置
aに移動させたら、他方の端部の整列レーン81を除く残
りの各整列レーン81内に整列された所定列数の容器11を
一方の払出手段24で払出位置b1に一括して払い出す。す
なわち、払出手段24の各払出部114を整列レーン81の搬
送方向Aの上流側に進入させ、その状態で払出移動部11
1を搬送方向Aの下流側に移動させ、各払出部114で整列
レーン81内の所定列数の容器11を一方の払出位置b1に一
括して払い出す。
【0078】払出位置b1には、予め、移載手段25のシャ
トル131が待機していて、各整列レーン81から払い出さ
れる容器11をシャトル131の各移載レーン133に受け入れ
る。なお、各移載レーン133の搬送方向Aの下流側の端
部には図示しないストッパ部が配設されており、移載レ
ーン133の受け入れた容器11を所定位置に停止させる。
【0079】一方の払出手段24による払出が完了した
ら、各払出部114を各整列レーン81の上方に退避させ、
その状態で払出移動部111を搬送方向Aの上流側に移動
させ、次の払出動作に待機する。
【0080】払出手段24による払出動作中は、受入位置
aに位置する他方の端部の整列レーン81への容器11の送
り込みを並行して実行する。
【0081】払出手段24による払出動作が完了し、か
つ、他方の端部の整列レーン81に規定数の容器11を受け
入れたら、上述した整列動作時とは逆に、整列移動部86
を他方へ移動させ、この整列移動部86の他方への移動に
よって容器11を受け入れた整列レーン81に隣接する整列
レーン81を受入位置aに移動させ、そして、受入位置a
の整列レーン81に規定数の容器11が送り込まれる毎に、
容器11を受け入れた整列レーン81に隣接する整列レーン
81を受入位置aに順次移動させ、各整列レーン81内に容
器11を順次整列させる。
【0082】容器11の整列を開始した他方の整列レーン
81と反対側の一方の端部に位置する整列レーン81の手前
まで容器11の整列を完了し、その一方の端部の整列レー
ン81を受入位置aに移動させたら、一方の端部の整列レ
ーン81を除く残りの各整列レーン81内に整列された所定
列数の容器11を他方の払出手段24で払出位置b2に一括し
て払い出す。他方の払出手段24による払出動作は、上述
した一方の払出手段24による払出動作と同様である。
【0083】払出位置b2には、予め、移載手段25のシャ
トル131が待機していて、各整列レーン81から払い出さ
れる容器11をシャトル131の各移載レーン133に受け入れ
る。
【0084】このように、整列手段23は、整列移動部82
を一方から他方、または他方から一方に移動させながら
各整列レーン81に容器11を整列させ、各払出位置b1,b2
に対して整列された所定列数の容器11を交互に払い出
し、予め各払出位置b1,b2に移動して待機しているシャ
トル131に受け渡す。
【0085】なお、容器11を整列させる列数は、パレッ
トへの積載パターンによって決定する。例えば、500
mL角ボトルで、23個/列*18列のパターンの場
合、6列ずつの集合体を3回作ることで1段分のパター
ンを生成し、また、500mL丸ボトルで、19個/列
*17列のパターンの場合、6列+6列+5列の集合体
で1段分のパターンを生成する。
【0086】また、移載手段25のシャトル131は、払出
位置b1でシャトル131に容器11を受け入れた場合、昇降
テーブル151の上方つまり払出位置b2に移動して容器11
の移載動作および送出手段27による送出動作を実行し、
移載動作完了後はその払出位置b2で待機して払出位置b2
に払い出される容器11を受け入れ、この払出位置b2で容
器11の移載動作および送出手段27による送出動作を実行
し、移載動作完了後は払出位置b1に移動して払出位置b1
に払い出される容器11を受け入れる。したがって、シャ
トル131は、各払出位置b1,b2に交互に移動して、各払
出位置b1,b2に払い出される容器11を受け入れ、払出位
置b2において移載動作を実行する。
【0087】シャトル131からの移載動作は、払出位置b
1で容器11を受け入れたシャトル131が払出位置b2に移動
した後、または、払出位置b2で容器11をシャトル131に
受け入れた後、下方の送出位置に位置していた昇降テー
ブル151を上昇させ、シャトル131の各移載レーン133に
吊り下げ支持された容器11の底面に昇降テーブル151の
上面が接触するかあるいは近接する受取位置で停止させ
る。この状態で、各移載レーン133の両側のネックガイ
ド146を開いて容器11の支持を解除し、所定列数の容器1
1を昇降テーブル151上に移載する。所定列数の容器11を
載せた昇降テーブル151を送出位置に下降させる。
【0088】送出位置に下降した昇降テーブル151から
の所定列数の容器11の送出動作は、図示しない押出手段
により、昇降テーブル151上の容器11を送出方向Cに向
けて押動させることで、送出方向Cと反対側の列から1
列ずつ順に容器11を集合整列させながら、所定列数の容
器11を一体的に集合整列させ、コンベヤ155上に乗り移
らせる。
【0089】コンベヤ155上の所定列数の容器11を送出
方向Cの下流側に搬送し、送出方向Cの下流側におい
て、パレットに移載する1段分の容器11を整列させる。
【0090】次に、図1を参照して、整列レーン81への
容器11の整列動作について説明する。
【0091】図1(a)に示すように、前回の整列動作で
上流側ストッパ手段41の両側のストッパ体56を閉じ、搬
送手段22から整列レーン81への容器11の送り込みを停止
している状態で、容器11を整列させる整列レーン81を受
入位置aに位置させ、その整列レーン81内にキャッチャ
102を進入させるとともに規定数の容器11を停止させる
停止位置より上流側の待機位置で停止させる。
【0092】図1(b)に示すように、両側のストッパ体5
6を開き、搬送手段22から整列レーン81への容器11の送
り込みを開始する。整列レーン81に送り込まれる容器11
をキャッチャ102側の先頭容器検知センサ109で検知した
とき、キャッチャ102が下流側へ向けて移動を開始し、
さらに、キャッチャ102は、整列レーン81に受け入れら
れる容器11が規定数に近付くにしたがって、つまり停止
位置に近付くにしたがって移動速度を低下させる。その
ため、先頭の容器11とキャッチャ102とが共に移動しな
がら先頭の容器11がキャッチャ102に当接するので、そ
の当接時の衝撃を緩和でき、さらに、キャッチャ102が
規定数の容器11を停止させる停止位置に移動するまでの
間で、容器11の速度を確実に低下させ、跳ね返りなどが
発生することなく停止させることができる。
【0093】図1(c)に示すように、キャッチャ102が上
流側ストッパ手段41との間に規定数の容器11を受け入れ
る停止位置で停止する。キャッチャ102の停止により、
搬送手段22からキャッチャ102まで容器11が連なった状
態で停止する。
【0094】そして、図4(a)に示すように、例えば、
光軸P1,P2,P3の光電スイッチ77が規定数の容器11より
上流側の容器11のうちの先頭の容器11で遮光された状態
を適正な停止位置に設定した場合、これら光軸P1,P2,
P3の光電スイッチ77が全て遮光されていれば、上流側ス
トッパ手段41とキャッチャ102との間に規定数の容器11
が整列されていて適正と判断し、上流側ストッパ手段41
の両側のストッパ体56を閉じ、規定数の容器11より上流
側の容器11を両側から把持して停止させる。
【0095】また、図4(b)に示すように、例えば容器1
1の寸法ばらつきにより、規定数の容器11の1列分長さ
が短くなった場合には、規定数の容器11より上流側の容
器11のうちの先頭の容器11の位置が下流側にずれ、光軸
P3の光電スイッチ77のみが遮光で、P1,P2の光電スイッ
チ77が透光状態になる。このような場合には、キャッチ
ャ102を上流側に移動させ、光軸P1,P2,P3の光電スイ
ッチ77が全て遮光される位置で停止させる。これによ
り、上流側ストッパ手段41とキャッチャ102との間に規
定数の容器11が整列されて適正と判断し、上流側ストッ
パ手段41を作動させる。
【0096】また、図4(c)に示すように、例えば容器1
1の寸法ばらつきにより、規定数の容器11の1列分長さ
が長くなった場合には、規定数の容器11より上流側の容
器11のうちの先頭の容器11の位置が上流側にずれ、光軸
P1の光電スイッチ77のみが遮光で、P2,P3の光電スイッ
チ77が透光状態になる。このような場合には、キャッチ
ャ102を下流側に移動させ、光軸P1,P2,P3の光電スイ
ッチ77が全て遮光される位置で停止させる。これによ
り、上流側ストッパ手段41とキャッチャ102との間に規
定数の容器11が整列されて適正と判断し、上流側ストッ
パ手段41を作動させる。
【0097】このように、キャッチャ102により、上流
側ストッパ手段41との間に規定数の容器11を停止させた
際に、上流側ストッパ手段41の位置に対する規定数の容
器11より上流側の容器11の位置を光電スイッチ77で検知
し、キャッチャ102の停止位置を光電スイッチ77による
検知に応じて自動的に修正するので、容器11の寸法誤差
などによる規定数の容器11の1列分長さのばらつきに対
応でき、上流側ストッパ41により規定数の容器11より上
流側の容器11を確実に停止できる。修正したキャッチャ
102の停止位置は次回の整列時にも適用する。
【0098】なお、通常、容器11の寸法ばらつきは、容
器11の生産途中に急激に発生するものではなく、所々に
変化が現れるものであるため、光電スイッチ77を例えば
10mmピッチで配列しておけば、2ピッチ(例えば2
0mm)も急激に規定数の容器11の1列分長さが変化す
ることはないので、この程度のピッチに追従できれば、
最終的に50mmの1列分長さの変化が生じたとしても
追従できる。
【0099】続いて、図1(d)に示すように、ストッパ
体56を閉じた後、キャッチャ102が搬送方向Aの下流側
へ移動し、それにつれて規定数の容器11も上流側ストッ
パ手段41に設けられたエアブラスタ79の作用によって搬
送方向Aの下流側へ移動する。キャッチャ102は所定位
置で停止し、規定数の容器11を整列レーン81内の所定の
受入位置で停止させる。
【0100】図1(e)に示すように、キャッチャ102を搬
送方向Aの下流側へ移動させて整列レーン81の外部に出
し、整列レーン81の移動を許容する。
【0101】また、上流側ストッパ手段41により容器11
を停止させている状態においては、図5に示すように、
両側のストッパ体56で容器11の両側を把持した際に、容
器11を搬送手段22の吸引コンベヤ31の搬送体35から持ち
上げて、搬送体35からの駆動力を切り離すので、把持さ
れた容器11に対して加わる搬送力を軽減し、把持された
容器11の下流側へのずれを防止できる。しかも、容器11
の底面が搬送体35で擦れないので、容器11の底面に傷が
付くのを防止できる。
【0102】さらに、光軸P1,P2,P3の光電スイッチ77
の変化を監視し、両側のストッパ体56で把持された容器
11が下流側に位置ずれし、光軸P1の光電スイッチ77が透
光状態に変化した場合には、ストッパモータ61を駆動し
て両側のストッパ体56による容器11の把持力を増加させ
る。これにより、容器11の位置ずれが増大やストッパ体
56間からの飛び出しを防止できる。
【0103】以上のように、整列レーン81への容器11の
受入時に、整列レーン81に受け入れられる容器11が規定
数に近付くまでは、搬送手段22による搬送速度で容器11
を整列レーン81に受け入れられて、処理能力を向上で
き、また、下流側ストッパ手段101により、整列レーン8
1に受け入れられる容器11が規定数に近付くにしたがっ
て整列レーン81に受け入れられる容器11の速度を低下さ
せるとともに、上流側ストッパ手段41との間に規定数の
容器11が受け入れられる位置で整列レーン81に受け入れ
られる容器11を停止させるので、上流側ストッパ41で規
定数の容器11より上流側の容器11を確実に停止でき、し
たがって、処理能力を低下させることなく、整列レーン
81内に規定数の容器11を確実に整列できる。
【0104】さらに、下流側ストッパ手段101のキャッ
チャ102が、整列レーン81内を移動可能で、上流側スト
ッパ手段41との間に規定数の容器11を受け入れて停止す
る停止位置より上流側を待機位置とし、先頭容器検知セ
ンサ109が整列レーン81に受け入れられる先頭の容器11
の検知したときに待機位置から停止位置へ向けて移動を
開始して、停止位置で停止するので、先頭の容器11がキ
ャッチャ102に当接したときの衝撃を緩和でき、キャッ
チャ102が規定数の容器11を停止させる停止位置に移動
するまでの間で、容器11の速度を確実に低下させて停止
できる。
【0105】また、整列レーン81への容器11の受入時
に、下流側ストッパ手段101のキャッチャ102により、上
流側ストッパ手段41との間に規定数の容器11を停止させ
た際に、上流側ストッパ手段41の位置に対する規定数の
容器11より上流側の容器11の位置を光電スイッチ77で検
知し、キャッチャ102の停止位置を光電スイッチ77によ
る検知に応じて自動的に修正するので、容器11の寸法誤
差などによる規定数の容器11の1列分長さのばらつきに
対応でき、上流側ストッパ41により規定数の容器11より
上流側の容器11を確実に停止でき、したがって、処理能
力を低下させることなく、整列レーン81内に規定数の容
器11を確実に整列できる。
【0106】また、上流側ストッパ手段41が、容器11の
搬送方向Aに対して交差する方向に互いに開閉する両側
のストッパ体56を有し、これら両側のストッパ体56が互
い閉じた際に容器11を両側から把持して停止させるの
で、規定数の容器11と上流側の容器11との間にストッパ
部材などを進入させて停止させる場合に比べて、容器11
の停止位置のばらつきを許容できるとともに、容器11の
破損を確実に防止できる。
【0107】さらに、両側のストッパ体56を容器11の搬
送方向Aに対して直交する方向に直線的に移動して開閉
するので、両側のストッパ体56で容器11の素早い把持が
できる。
【0108】さらに、両側のストッパ体56で容器11の両
側を把持する際に容器11を搬送手段22から切り離すの
で、把持された容器11に対して加わる搬送力を軽減し、
把持された容器11の下流側へのずれを防止できる。
【0109】さらに、光電スイッチ77により両側のスト
ッパ体56で把持された容器11の位置ずれを検知した際、
両側のストッパ体56による容器11の把持力を増加させる
ので、容器11の位置ずれが増大するのを防止できる。
【0110】また、図8に示すように、上流側ストッパ
手段41は、支持機構43により、ストッパユニット42が搬
送手段22の定位置と搬送手段22の一側方に引き出した引
出位置との間で移動可能に支持されているので、上流側
ストッパ手段41における容器11の詰まり解除などの作業
を容易にできる。なお、ストッパユニット42を一側方に
引き出す際には、取付ねじ49を緩めてガイドレール38a
を外すことで、ストッパユニット42内に残る容器11も一
緒に一側方へ引き出すことができる。
【0111】なお、上述した実施の形態では、物品とし
てペットボトルなどの容器を示したが、これに限られる
ものではなく、ビンや缶などの容器、あるいは容器以外
の物品でもよく、これら物品の形状などに応じて整列装
置の各構成を対応させることにより、同様の作用効果が
得られる。
【0112】
【発明の効果】請求項1記載の整列装置によれば、整列
レーンへの物品の受入時に、整列レーンに受け入れられ
る物品が規定数に近付くまでは、搬送手段による搬送速
度で物品を整列レーンに受け入れられて、処理能力を向
上でき、また、下流側ストッパ手段により、整列レーン
に受け入れられる物品が規定数に近付くにしたがって整
列レーンに受け入れられる物品の速度を低下させるとと
もに、上流側ストッパ手段との間に規定数の物品が受け
入れられる位置で整列レーンに受け入れられる物品を停
止させるので、上流側ストッパで規定数の物品より上流
側の物品を確実に停止でき、したがって、処理能力を低
下させることなく、整列レーン内に規定数の物品を確実
に整列できる。
【0113】請求項2記載の整列装置によれば、整列レ
ーンへの物品の受入時に、整列レーンに受け入れられる
物品が規定数に近付くまでは、搬送手段による搬送速度
で物品を整列レーンに受け入れられて、処理能力を向上
でき、また、下流側ストッパ手段により、整列レーンに
受け入れられる物品が規定数に近付くにしたがって整列
レーンに受け入れられる物品の速度を低下させるととも
に、上流側ストッパ手段との間に規定数の物品が受け入
れられる位置で整列レーンに受け入れられる物品を停止
させるので、上流側ストッパで規定数の物品より上流側
の物品を確実に停止でき、したがって、処理能力を低下
させることなく、整列レーン内に規定数の物品を確実に
整列できる。
【0114】請求項3記載の整列装置によれば、請求項
1または2記載の整列装置の効果に加えて、下流側スト
ッパ手段のキャッチャが、整列レーン内を移動可能で、
上流側ストッパ手段との間に規定数の物品を受け入れて
停止する停止位置より上流側を待機位置とし、先頭物品
検知手段が整列レーンに受け入れられる先頭の物品の検
知したときに待機位置から停止位置へ向けて移動を開始
して、停止位置で停止するので、先頭の物品がキャッチ
ャに当接したときの衝撃を緩和でき、キャッチャが規定
数の物品を停止させる停止位置に移動するまでの間で、
物品の速度を確実に低下させて停止できる。
【0115】請求項4記載の整列装置によれば、整列レ
ーンへの物品の受入時に、下流側ストッパ手段のキャッ
チャにより、上流側ストッパ手段との間に規定数の物品
を停止させた際に、上流側ストッパ手段の位置に対する
規定数の物品より上流側の物品の位置を停止位置検知手
段で検知し、キャッチャの停止位置を停止位置検知手段
による検知に応じて修正するので、物品の寸法誤差など
による規定数の物品の1列分長さのばらつきに対応で
き、上流側ストッパにより規定数の物品より上流側の物
品を確実に停止でき、したがって、処理能力を低下させ
ることなく、整列レーン内に規定数の物品を確実に整列
できる。
【0116】請求項5記載の整列装置によれば、整列レ
ーンへの物品の受入時に、下流側ストッパ手段のキャッ
チャにより、上流側ストッパ手段との間に規定数の物品
を停止させた際に、上流側ストッパ手段の位置に対する
規定数の物品より上流側の物品の位置を停止位置検知手
段で検知し、キャッチャの停止位置を停止位置検知手段
による検知に応じて修正するので、物品の寸法誤差など
による規定数の物品の1列分長さのばらつきに対応で
き、上流側ストッパにより規定数の物品より上流側の物
品を確実に停止でき、したがって、処理能力を低下させ
ることなく、整列レーン内に規定数の物品を確実に整列
できる。
【0117】請求項6記載の整列装置によれば、請求項
1ないし5いずれか記載の整列装置の効果に加えて、上
流側ストッパ手段が、物品の搬送方向に対して交差する
方向に互いに開閉する両側のストッパ体を有し、これら
両側のストッパ体が互い閉じた際に物品を両側から把持
して停止させるので、規定数の物品と上流側の物品との
間にストッパ部材などを進入させて停止させる場合に比
べて、物品の停止位置のばらつきを許容できるととも
に、物品の破損を確実に防止できる。
【0118】請求項7記載の整列装置によれば、請求項
6記載の整列装置の効果に加えて、両側のストッパ体で
物品の両側を把持する際に物品を搬送手段から切り離す
ので、把持された物品に対して加わる搬送力を軽減し、
把持された物品の下流側へのずれを防止できる。
【0119】請求項8記載の整列装置によれば、請求項
6または7記載の整列装置の効果に加えて、位置ずれ検
知手段により両側のストッパ体で把持された物品の位置
ずれを検知した際、両側のストッパ体による物品の把持
力を増加させるので、物品の位置ずれが増大するのを防
止できる。
【0120】請求項9記載の整列装置によれば、請求項
1ないし8いずれか記載の整列装置の効果に加えて、上
流側ストッパ手段を、搬送手段に対して物品の搬送方向
と交差する方向に移動可能に設けたので、上流側ストッ
パ手段における物品の詰まり解除などの作業を容易にで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す整列装置による整
列動作を(a)〜(e)の順に説明する説明図である。
【図2】同上整列装置の整列手段の側面図である。
【図3】同上整列装置のキャッチャの正面図である。
【図4】同上整列装置のキャッチャの停止位置の修正を
(a)〜(c)に示す説明図である。
【図5】同上整列装置の上流側ストッパ手段を示し、
(a)は開状態の正面図、(b)は閉状態の正面図である。
【図6】同上整列装置の上流側ストッパ手段の一部の平
面図である。
【図7】同上整列装置の上流側ストッパ手段の一部の側
面図である。
【図8】同上整列装置の上流側ストッパ手段を示し、
(a)は定位置状態の正面図、(b)は引出状態の正面図であ
る。
【図9】同上整列装置の平面図である。
【図10】同上整列装置の側面図である。
【図11】同上整列装置の正面図である。
【図12】同上整列装置の整列動作に関する構成のブロ
ック図である。
【符号の説明】
11 物品としての容器 21 整列装置 22 搬送手段 23 整列手段 24 払出手段 41 上流側ストッパ手段 56 ストッパ体 77 停止位置検知手段および位置ずれ検知手段として
の光電スイッチ 81 整列レーン 101 下流側ストッパ手段 102 キャッチャ 109 先頭物品検知手段としての先頭容器検知センサ
フロントページの続き (72)発明者 今中 優 兵庫県加古川市野口町古大内900番地 オ ークラ輸送機株式会社内 (72)発明者 滝本 啓治 兵庫県加古川市野口町古大内900番地 オ ークラ輸送機株式会社内 Fターム(参考) 3E054 AA05 CA08 DB01 DB04 DB06 DB15 DB17 DD01 DD06 DD11 DD12 EA01 FA02 FA05 FA06 FA07 FD07 GA01 GB05 GC03 JA10 3F081 AA18 BA02 BC04 BD05 BD08 BD11 BD15 BD17 BD21 BF01 BF06 BF23 CC08 CC22 CD08 CD23 CE10 CE13 DA02 EA09 EA10 FB01 FB02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の物品を1列状態で搬送する搬送手
    段と、 この搬送手段から規定数の物品を受け入れて整列させる
    整列レーンと、 前記搬送手段から整列レーンに受け入れられる規定数の
    物品より上流側の物品を停止させる上流側ストッパ手段
    と、 前記整列レーンへの物品の受入時に、整列レーンに受け
    入れられる物品が規定数に近付くにしたがって整列レー
    ンに受け入れられる物品の速度を低下させるとともに、
    前記上流側ストッパ手段との間に規定数の物品が受け入
    れられる位置で整列レーンに受け入れられる物品を停止
    させる下流側ストッパ手段とを具備していることを特徴
    とする整列装置。
  2. 【請求項2】 複数の物品を少なくとも1列状態で搬送
    する搬送手段と、 この搬送手段による物品の搬送方向に対して交差する方
    向に並設される複数列の整列レーンを有し、これら各整
    列レーンを搬送手段から物品を受け入れる受入位置に順
    次移動させて各整列レーンに規定数の物品を受け入れて
    整列させる整列手段と、 前記搬送手段から整列レーンに受け入れられる規定数の
    物品より上流側の物品を停止させる上流側ストッパ手段
    と、 前記整列レーンへの物品の受入時に、整列レーンに受け
    入れられる物品が規定数に近付くにしたがって整列レー
    ンに受け入れられる物品の速度を低下させるとともに、
    前記上流側ストッパ手段との間に規定数の物品が受け入
    れられる位置で整列レーンに受け入れられる物品を停止
    させる下流側ストッパ手段と、 前記整列手段の複数列の整列レーンに規定数の物品が整
    列された後、それら所定列数の整列レーンから物品を払
    い出す払出手段とを具備していることを特徴とする整列
    装置。
  3. 【請求項3】 整列レーンに受け入れられる先頭の物品
    を検知する先頭物品検知手段を具備し、 下流側ストッパ手段は、整列レーン内を移動可能で、上
    流側ストッパ手段との間に規定数の物品を受け入れて停
    止する停止位置より上流側を待機位置とし、前記先頭物
    品検知手段が整列レーンに受け入れられる先頭の物品の
    検知したときに待機位置から停止位置へ向けて移動を開
    始して、停止位置で停止するキャッチャを有しているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の整列装置。
  4. 【請求項4】 複数の物品を1列状態で搬送する搬送手
    段と、 この搬送手段から規定数の物品を受け入れて整列させる
    整列レーンと、 前記搬送手段から整列レーンに受け入れられる規定数の
    物品より上流側の物品を停止させる上流側ストッパ手段
    と、 この上流側ストッパ手段の位置に対する規定数の物品よ
    り上流側の物品の位置を検知する停止位置検知手段と、 前記整列レーン内を移動可能で前記上流側ストッパ手段
    との間に規定数の物品を受け入れた位置で停止するキャ
    ッチャを有し、このキャッチャの停止位置を前記停止位
    置検知手段による検知に応じて修正する下流側ストッパ
    手段とを具備していることを特徴とする整列装置。
  5. 【請求項5】 複数の物品を少なくとも1列状態で搬送
    する搬送手段と、 この搬送手段による物品の搬送方向に対して交差する方
    向に並設される複数列の整列レーンを有し、これら各整
    列レーンを搬送手段から物品を受け入れる受入位置に順
    次移動させて各整列レーンに規定数の物品を受け入れて
    整列させる整列手段と、 前記搬送手段から整列レーンに受け入れられる規定数の
    物品より上流側の物品を停止させる上流側ストッパ手段
    と、 この上流側ストッパ手段の位置に対する規定数の物品よ
    り上流側の物品の位置を検知する停止位置検知手段と、 前記整列レーン内を移動可能で前記上流側ストッパ手段
    との間に規定数の物品を受け入れた位置で停止するキャ
    ッチャを有し、このキャッチャの停止位置を前記停止位
    置検知手段による検知に応じて修正する下流側ストッパ
    手段と、 前記整列手段の複数列の整列レーンに規定数の物品が整
    列された後、それら所定列数の整列レーンから物品を払
    い出す払出手段とを具備していることを特徴とする整列
    装置。
  6. 【請求項6】 上流側ストッパ手段は、物品の搬送方向
    に対して交差する方向に互いに開閉する両側のストッパ
    体を有し、これら両側のストッパ体が互い閉じた際に物
    品を両側から把持して停止させることを特徴とする請求
    項1ないし5いずれか記載の整列装置。
  7. 【請求項7】 上流側ストッパ手段は、両側のストッパ
    体で物品の両側を把持する際に物品を搬送手段から切り
    離すことを特徴とする請求項6記載の整列装置。
  8. 【請求項8】 両側のストッパ体で把持された物品の位
    置ずれを検知する位置ずれ検知手段を具備し、 上流側ストッパ手段は、前記位置ずれ検知手段で物品の
    位置ずれを検知した際に両側のストッパ体による物品の
    把持力を増加させることを特徴とする請求項6または7
    記載の整列装置。
  9. 【請求項9】 上流側ストッパ手段は、搬送手段に対し
    て物品の搬送方向と交差する方向に移動可能に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1ないし8いずれか記載
    の整列装置。
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