JP2002179152A - センサーチップ容器 - Google Patents
センサーチップ容器Info
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- JP2002179152A JP2002179152A JP2000379933A JP2000379933A JP2002179152A JP 2002179152 A JP2002179152 A JP 2002179152A JP 2000379933 A JP2000379933 A JP 2000379933A JP 2000379933 A JP2000379933 A JP 2000379933A JP 2002179152 A JP2002179152 A JP 2002179152A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】流通過程や使用中での外部からの衝撃によるセ
ンサーチップの折損がなく、また、使用中でのキャップ
装着時の容器内の密封性が良好なセンサーチップ容器を
提供する。 【解決手段】円筒状の容器本体100 の上端開口部150
を、位置決めされて螺着するキャップ200 で封止し、容
器本体の内側に貫通孔321 をもつ仕切り中栓300 を嵌着
して、上方のセンサーチップ収容室130 と下方の乾燥剤
収容室140 とに区画する。
ンサーチップの折損がなく、また、使用中でのキャップ
装着時の容器内の密封性が良好なセンサーチップ容器を
提供する。 【解決手段】円筒状の容器本体100 の上端開口部150
を、位置決めされて螺着するキャップ200 で封止し、容
器本体の内側に貫通孔321 をもつ仕切り中栓300 を嵌着
して、上方のセンサーチップ収容室130 と下方の乾燥剤
収容室140 とに区画する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療関係の測定、
検査、治療などに使用する医療用センサーチップを収容
するセンサーチップ容器に関するものである。
検査、治療などに使用する医療用センサーチップを収容
するセンサーチップ容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】上述の医療用センサーチップは、一般
に、小片で薄板状の形状を呈しており、このような形状
のセンサーチップを収容する包装容器としては、従来、
外気や湿気や雑菌などの侵入を防ぐ、気密性や密封性が
良好な包装容器が使用されていた。
に、小片で薄板状の形状を呈しており、このような形状
のセンサーチップを収容する包装容器としては、従来、
外気や湿気や雑菌などの侵入を防ぐ、気密性や密封性が
良好な包装容器が使用されていた。
【０００３】例えば、フィルム包装材料を用いて密封製
袋加して形成した柔軟なフィルムケースタイプのものが
多用されており、また、熱可塑性樹脂を用いて成形加工
法で形成した図５（ａ）に示す筒状の周壁（１１０）と
底板（１２０）からなる硬質なケース本体（１００）の
開口部（１５０）を、図５（ｂ）に示す天板（２１０）
の下面に比較的柔軟な栓部（２３０）をもつキャップ
（２００）の栓部を挿嵌させて密封した筒状ケースタイ
プなどが使用されていた。
袋加して形成した柔軟なフィルムケースタイプのものが
多用されており、また、熱可塑性樹脂を用いて成形加工
法で形成した図５（ａ）に示す筒状の周壁（１１０）と
底板（１２０）からなる硬質なケース本体（１００）の
開口部（１５０）を、図５（ｂ）に示す天板（２１０）
の下面に比較的柔軟な栓部（２３０）をもつキャップ
（２００）の栓部を挿嵌させて密封した筒状ケースタイ
プなどが使用されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の密封製袋された柔軟なフィルムケースの場合に
は、ケース本体は簡単であるものの、ケースが柔軟であ
るために外部からの衝撃でチップに折損が生じたり、ま
た、チップが１枚ずつケース内に包装されているため
に、取り出すときにケースを１つ１つ開封する手間が掛
かり、使い勝手が悪い面があった。
従来の密封製袋された柔軟なフィルムケースの場合に
は、ケース本体は簡単であるものの、ケースが柔軟であ
るために外部からの衝撃でチップに折損が生じたり、ま
た、チップが１枚ずつケース内に包装されているため
に、取り出すときにケースを１つ１つ開封する手間が掛
かり、使い勝手が悪い面があった。
【０００５】また、硬質なプラスチック製の筒状ケース
タイプの場合には、ケース本体は硬質であるため、外部
からの衝撃によるチップの折損は生じないものの、ケー
ス本体からチップを取り出すときに、キャップをケース
本体の開口部に対して、着脱を繰り返して使用するた
め、使用している間にキャップの栓部とケース本体の開
口部との密着性が低下して、ケース内の気密性や密封性
が徐々に損なわれることがあった。
タイプの場合には、ケース本体は硬質であるため、外部
からの衝撃によるチップの折損は生じないものの、ケー
ス本体からチップを取り出すときに、キャップをケース
本体の開口部に対して、着脱を繰り返して使用するた
め、使用している間にキャップの栓部とケース本体の開
口部との密着性が低下して、ケース内の気密性や密封性
が徐々に損なわれることがあった。
【０００６】本発明は、上述の従来の問題を解決したも
のであり、流通過程や使用中における外部からの衝撃に
よるセンサーチップの折損がなく、また、使用中におけ
るキャップ装着時の容器内の気密性や密封性が良好なセ
ンサーチップ容器を提供する。
のであり、流通過程や使用中における外部からの衝撃に
よるセンサーチップの折損がなく、また、使用中におけ
るキャップ装着時の容器内の気密性や密封性が良好なセ
ンサーチップ容器を提供する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第１
の発明は、円筒状の容器本体の上端開口部を、位置決め
されて螺着するキャップで封止し、容器本体の内側に仕
切り中栓を嵌着して、上方のセンサーチップ収容室と下
方の乾燥剤収容室とに区画するプラスチック製の容器で
あって、前記容器本体は、円筒状の周壁の下端内周面に
底板を連設し、前記周壁の上端外周部に、ネジの上方先
端と下方先端が対向し合う位置にあるほぼ半回転の２本
の対向するネジで雄ネジを形成し、この雄ネジのそれぞ
れの下方先端に垂下する位置決め突起を連設し、内周面
の上下方向の所定位置に周方向の水平な段差を設けて上
方より下方の内径を狭くし、この段差の上方の所定位置
の周方向に複数個の嵌合突起を間隔を置いて設け、前記
キャップは、円筒状の周壁の上端に天板を連設し、前記
周壁の内周面に前記容器本体の雄ネジと螺合するネジの
上方先端と下方先端が対向し合う位置にあるほぼ半回転
の２本の対向するネジで雌ネジを形成し、この雌ネジの
それぞれの下方先端のネジ方向延長位置に、前記容器本
体の位置決め突起の幅とほぼ同じ間隔を置いて前記雌ネ
ジの内径より大きい内径の係止突起を設け、前記天板の
内面に前記容器本体の開口部を封止する封止リングを垂
設し、前記仕切り中栓は、周壁の下端内側に底壁を連設
し、前記周壁に前記容器本体の周壁の段差と嵌合突起と
間に嵌着する段差を設け、前記底壁に複数個の貫通孔を
設けることを特徴とするセンサーチップ容器である。
の発明は、円筒状の容器本体の上端開口部を、位置決め
されて螺着するキャップで封止し、容器本体の内側に仕
切り中栓を嵌着して、上方のセンサーチップ収容室と下
方の乾燥剤収容室とに区画するプラスチック製の容器で
あって、前記容器本体は、円筒状の周壁の下端内周面に
底板を連設し、前記周壁の上端外周部に、ネジの上方先
端と下方先端が対向し合う位置にあるほぼ半回転の２本
の対向するネジで雄ネジを形成し、この雄ネジのそれぞ
れの下方先端に垂下する位置決め突起を連設し、内周面
の上下方向の所定位置に周方向の水平な段差を設けて上
方より下方の内径を狭くし、この段差の上方の所定位置
の周方向に複数個の嵌合突起を間隔を置いて設け、前記
キャップは、円筒状の周壁の上端に天板を連設し、前記
周壁の内周面に前記容器本体の雄ネジと螺合するネジの
上方先端と下方先端が対向し合う位置にあるほぼ半回転
の２本の対向するネジで雌ネジを形成し、この雌ネジの
それぞれの下方先端のネジ方向延長位置に、前記容器本
体の位置決め突起の幅とほぼ同じ間隔を置いて前記雌ネ
ジの内径より大きい内径の係止突起を設け、前記天板の
内面に前記容器本体の開口部を封止する封止リングを垂
設し、前記仕切り中栓は、周壁の下端内側に底壁を連設
し、前記周壁に前記容器本体の周壁の段差と嵌合突起と
間に嵌着する段差を設け、前記底壁に複数個の貫通孔を
設けることを特徴とするセンサーチップ容器である。
【０００８】そして、本発明の第２の発明は、前記キャ
ップの内周面に形成する２本の雌ネジの下方先端と係止
突起と間に対向する外周面の位置に、垂直な位置決め位
置表示突起を設け、かつ前記容器本体の位置決め突起の
下方先端の下方延長近傍位置に、位置決め表示を設けた
ことを特徴とする第１の発明に記載のセンサーチップ容
器である。
ップの内周面に形成する２本の雌ネジの下方先端と係止
突起と間に対向する外周面の位置に、垂直な位置決め位
置表示突起を設け、かつ前記容器本体の位置決め突起の
下方先端の下方延長近傍位置に、位置決め表示を設けた
ことを特徴とする第１の発明に記載のセンサーチップ容
器である。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に、本発明のセンサーチップ容
器の実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。
本発明のセンサーチップ容器（１０）は、図１に示すよ
うに、円筒状の容器本体（１００）の上端開口部（１５
０）を、位置決めされて螺着するキャップ（２００）で
封止し、容器本体の内側の用途に適合する所定の高さに
貫通孔（３２１）をもつ仕切り中栓（３００）を嵌着し
て、上方のセンサーチップ収容室と下方の乾燥剤収容室
とに区画するプラスチック製の容器である。本発明の容
器は、用途に適合する熱可塑性樹脂を用いて射出成形な
どの成形法により作製するが、通常では、キャップには
ポリプロピレンが使用され、容器本体にはポリプロピレ
ンや高密度ポリエチレンが使用され、中栓には高密度又
は低密度ポリエチレンが使用されるものである。
器の実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。
本発明のセンサーチップ容器（１０）は、図１に示すよ
うに、円筒状の容器本体（１００）の上端開口部（１５
０）を、位置決めされて螺着するキャップ（２００）で
封止し、容器本体の内側の用途に適合する所定の高さに
貫通孔（３２１）をもつ仕切り中栓（３００）を嵌着し
て、上方のセンサーチップ収容室と下方の乾燥剤収容室
とに区画するプラスチック製の容器である。本発明の容
器は、用途に適合する熱可塑性樹脂を用いて射出成形な
どの成形法により作製するが、通常では、キャップには
ポリプロピレンが使用され、容器本体にはポリプロピレ
ンや高密度ポリエチレンが使用され、中栓には高密度又
は低密度ポリエチレンが使用されるものである。
【００１０】次に、本実施形態の容器本体（１００）の
構造は、図１に示すように、円筒状の周壁（１１０）の
上端に開口部（１５０）をもち、下端内周面に底板（１
２０）を連設し、図２（ａ）乃至（ｃ）に示すように、
周壁（１１０）の上端外周部に、ネジの上方先端と下方
先端が対向し合う位置にある半回転の２本の対向するネ
ジで雄ネジ（１１１）を形成し、この雄ネジのそれぞれ
の下方先端に垂下するキャップで隠れる長さの位置決め
突起（１１２）を連設し、図１に示すように、周壁（１
１０）の内周面の上下方向の所定位置に周方向の水平な
段差（１１４）を設けて上方より下方の内径を狭くし、
図１及び図２（ａ）に示すように、段差（１１４）の上
方の仕切り中栓（３００）を嵌着する所定位置の周方向
に通常では３個の複数個の嵌合突起（１１５）を等間隔
を置いて設けるものである。なお、これらの嵌合突起の
高さは、仕切り中栓が挿入して嵌着できる高さである。
また、成形時に無理抜きになる場合には、無理抜き可能
な高さにするものである。また、段差の上方の周壁内周
面には、仕切り中栓を挿入し易くするために、上方が広
くなるように通常１°の勾配を設けるものである。
構造は、図１に示すように、円筒状の周壁（１１０）の
上端に開口部（１５０）をもち、下端内周面に底板（１
２０）を連設し、図２（ａ）乃至（ｃ）に示すように、
周壁（１１０）の上端外周部に、ネジの上方先端と下方
先端が対向し合う位置にある半回転の２本の対向するネ
ジで雄ネジ（１１１）を形成し、この雄ネジのそれぞれ
の下方先端に垂下するキャップで隠れる長さの位置決め
突起（１１２）を連設し、図１に示すように、周壁（１
１０）の内周面の上下方向の所定位置に周方向の水平な
段差（１１４）を設けて上方より下方の内径を狭くし、
図１及び図２（ａ）に示すように、段差（１１４）の上
方の仕切り中栓（３００）を嵌着する所定位置の周方向
に通常では３個の複数個の嵌合突起（１１５）を等間隔
を置いて設けるものである。なお、これらの嵌合突起の
高さは、仕切り中栓が挿入して嵌着できる高さである。
また、成形時に無理抜きになる場合には、無理抜き可能
な高さにするものである。また、段差の上方の周壁内周
面には、仕切り中栓を挿入し易くするために、上方が広
くなるように通常１°の勾配を設けるものである。
【００１１】次に、本実施形態のキャップ（２００）の
構造は、図１に示すように、円筒状の周壁（２１０）の
上端に天板（２２０）を連設し、図１及び図４（ｂ）に
示すように、周壁（２１０）の内周面に容器本体（１０
０）の雄ネジ（１１１）と螺合するネジの上方先端と下
方先端が対向し合う位置にある半回転の２本の対向する
ネジで雌ネジ（２１１）を形成し、図４（ｂ）及び
（ｃ）に示すように、この雌ネジ（２１１）のそれぞれ
の下方先端のネジ方向延長位置に、容器本体の位置決め
突起の幅とほぼ同じ間隔を置き、容器本体の雄ネジの下
方先端に垂下する位置決め突起を抵抗をもって乗り越え
られるように雌ネジの内径より大きい内径の係止突起
（２１２）を設け、図１及び図４（ｃ）に示すように、
天板（２２０）の内面に容器本体（１００）の開口部
（１５０）を封止する封止リング（２２１，２２２）を
垂設するものである。なお、封止リングは、容器本体に
キャップを螺合して装着したときに、容器本体の開口部
を封止するように設計するものであるが、その封止リン
グの形状は、外周面を容器本体の開口部周壁内面に密接
して封止するインナー封止リング（２２１）でも、先端
を容器本体の周壁天面と密接して封止するコンタクト封
止リング（２２２）でも、また、本実施形態のキャップ
のようにインナー封止リングとコンタク封止トリングと
を併用したものでもよい。
構造は、図１に示すように、円筒状の周壁（２１０）の
上端に天板（２２０）を連設し、図１及び図４（ｂ）に
示すように、周壁（２１０）の内周面に容器本体（１０
０）の雄ネジ（１１１）と螺合するネジの上方先端と下
方先端が対向し合う位置にある半回転の２本の対向する
ネジで雌ネジ（２１１）を形成し、図４（ｂ）及び
（ｃ）に示すように、この雌ネジ（２１１）のそれぞれ
の下方先端のネジ方向延長位置に、容器本体の位置決め
突起の幅とほぼ同じ間隔を置き、容器本体の雄ネジの下
方先端に垂下する位置決め突起を抵抗をもって乗り越え
られるように雌ネジの内径より大きい内径の係止突起
（２１２）を設け、図１及び図４（ｃ）に示すように、
天板（２２０）の内面に容器本体（１００）の開口部
（１５０）を封止する封止リング（２２１，２２２）を
垂設するものである。なお、封止リングは、容器本体に
キャップを螺合して装着したときに、容器本体の開口部
を封止するように設計するものであるが、その封止リン
グの形状は、外周面を容器本体の開口部周壁内面に密接
して封止するインナー封止リング（２２１）でも、先端
を容器本体の周壁天面と密接して封止するコンタクト封
止リング（２２２）でも、また、本実施形態のキャップ
のようにインナー封止リングとコンタク封止トリングと
を併用したものでもよい。
【００１２】また、仕切り中栓の構造は、図１に示すよ
うに、周壁の下端内側に底壁を連設し、周壁（３１０）
に容器本体（１００）の周壁（１１０）の段差（１１
４）と嵌合突起（１１５）と間に嵌着する段差（３１
１）を設け、図３（ａ）及び（ｂ）に示すように、底壁
（３２０）に用途に適合する大きさや形状の複数個の貫
通孔を設けるものである。この貫通孔（３２１）は、図
１に示すように、仕切り中栓（３００）で区画された上
方のセンサーチップ収容室（１３０）と下方の乾燥剤収
容室（１４０）とをつなぐ通気孔であり、乾燥剤収容室
内の乾燥剤が貫通孔を通してセンサーチップ収容室内の
湿気を吸収する。
うに、周壁の下端内側に底壁を連設し、周壁（３１０）
に容器本体（１００）の周壁（１１０）の段差（１１
４）と嵌合突起（１１５）と間に嵌着する段差（３１
１）を設け、図３（ａ）及び（ｂ）に示すように、底壁
（３２０）に用途に適合する大きさや形状の複数個の貫
通孔を設けるものである。この貫通孔（３２１）は、図
１に示すように、仕切り中栓（３００）で区画された上
方のセンサーチップ収容室（１３０）と下方の乾燥剤収
容室（１４０）とをつなぐ通気孔であり、乾燥剤収容室
内の乾燥剤が貫通孔を通してセンサーチップ収容室内の
湿気を吸収する。
【００１３】また、必要に応じては、図４（ａ）及び
（ｂ）に示すように、キャップ（２００）の内周面に形
成する２本の雌ネジ（２１１）の下方先端と係止突起
（２１２と間の位置と対向する外周面の位置に、垂直な
位置決め位置表示突起（２１３）を設け、かつ、図２
（ｂ）及び（ｃ）に示すように、容器本体（１００）の
周壁（１１０）外周面の位置決め突起（１１２）の下方
先端の下方延長近傍位置に、彫刻や印刷などで位置決め
表示（１１３）を設けてもよい。
（ｂ）に示すように、キャップ（２００）の内周面に形
成する２本の雌ネジ（２１１）の下方先端と係止突起
（２１２と間の位置と対向する外周面の位置に、垂直な
位置決め位置表示突起（２１３）を設け、かつ、図２
（ｂ）及び（ｃ）に示すように、容器本体（１００）の
周壁（１１０）外周面の位置決め突起（１１２）の下方
先端の下方延長近傍位置に、彫刻や印刷などで位置決め
表示（１１３）を設けてもよい。
【００１４】上述した本実施形態のセンサーチップ容器
（１０）は、図１に示すように、容器本体（１００）の
下方の乾燥剤収容室（１４０）に指定量の乾燥剤を収容
し、仕切り中栓（３００）を容器本体内へ挿入し、この
仕切り中栓を容器本体の周壁（１１０）内面に設けられ
た嵌合突起（１１５）を乗り越せさせると、容器本体の
周壁内面の段差（１１４）と仕切り中栓の周壁（３１
０）の段差（３１１）とが当接し、同時に仕切り中栓の
周壁上面が容器本体の嵌合突起に当接して、仕切り中栓
が容器本体の内側に嵌着する。そして、仕切り中栓の上
方のセンサーチップ収容室（１３０）に、指定枚数のセ
ンサーチップを収容させて、容器本体にキャップ（２０
０）を取付け方向へ回転させて螺合して行くと、半回転
したところで、容器本体の周壁外周面に設けられた雄ネ
ジ（１１１）の下方先端から垂下する位置決め突起（１
１２）を、キャップの周壁内面に設けられた雌ネジ（２
１１）の下方先端のネジ方向延長位置の係止突起（２１
２）が抵抗をもって乗り越え、容器本体の位置決め突起
がキャップの雌ネジの下方先端と係止突起と間に嵌着し
て停止し、同時に容器本体の周壁上端の開口部（１５
０）がキャップの封止リング（２２１，２２２）によっ
て封止されるものである。
（１０）は、図１に示すように、容器本体（１００）の
下方の乾燥剤収容室（１４０）に指定量の乾燥剤を収容
し、仕切り中栓（３００）を容器本体内へ挿入し、この
仕切り中栓を容器本体の周壁（１１０）内面に設けられ
た嵌合突起（１１５）を乗り越せさせると、容器本体の
周壁内面の段差（１１４）と仕切り中栓の周壁（３１
０）の段差（３１１）とが当接し、同時に仕切り中栓の
周壁上面が容器本体の嵌合突起に当接して、仕切り中栓
が容器本体の内側に嵌着する。そして、仕切り中栓の上
方のセンサーチップ収容室（１３０）に、指定枚数のセ
ンサーチップを収容させて、容器本体にキャップ（２０
０）を取付け方向へ回転させて螺合して行くと、半回転
したところで、容器本体の周壁外周面に設けられた雄ネ
ジ（１１１）の下方先端から垂下する位置決め突起（１
１２）を、キャップの周壁内面に設けられた雌ネジ（２
１１）の下方先端のネジ方向延長位置の係止突起（２１
２）が抵抗をもって乗り越え、容器本体の位置決め突起
がキャップの雌ネジの下方先端と係止突起と間に嵌着し
て停止し、同時に容器本体の周壁上端の開口部（１５
０）がキャップの封止リング（２２１，２２２）によっ
て封止されるものである。
【００１５】また、図４（ａ）に示すように、キャップ
（２００）の外周面に垂直な位置決め位置表示突起（２
１３）を設け、図２（ｂ）に示すように、容器本体（１
００）の周壁（１１０）外周面に位置決め表示（１１
３）を設けたものは、キャップの係止突起が容器本体の
位置決め突起を乗り越える感触とともに、キャップの位
置決め位置表示突起と容器本体の位置決め表示とを合わ
せるだけで、視覚的にも容器が密封されたことを知るこ
とができる。
（２００）の外周面に垂直な位置決め位置表示突起（２
１３）を設け、図２（ｂ）に示すように、容器本体（１
００）の周壁（１１０）外周面に位置決め表示（１１
３）を設けたものは、キャップの係止突起が容器本体の
位置決め突起を乗り越える感触とともに、キャップの位
置決め位置表示突起と容器本体の位置決め表示とを合わ
せるだけで、視覚的にも容器が密封されたことを知るこ
とができる。
【００１６】
【発明の効果】本発明のセンサーチップ容器は、容器が
硬質なプラスチックであるため、流通過程や使用中にお
ける外部からの衝撃によるセンサーチップの折損がな
く、使用中におけるキャップの着脱回数が多くても、キ
ャップがいつも位置決めされて容器本体に螺着されるた
め、キャップ装着時の容器内の密封性や密封性が使用回
数により低下することがなく、また、乾燥剤収容室の乾
燥剤の作用効果とともに、収容されたセンサーチップの
保護性が良好な容器である。
硬質なプラスチックであるため、流通過程や使用中にお
ける外部からの衝撃によるセンサーチップの折損がな
く、使用中におけるキャップの着脱回数が多くても、キ
ャップがいつも位置決めされて容器本体に螺着されるた
め、キャップ装着時の容器内の密封性や密封性が使用回
数により低下することがなく、また、乾燥剤収容室の乾
燥剤の作用効果とともに、収容されたセンサーチップの
保護性が良好な容器である。
【００１７】また、キャップが容器本体に完全に螺着さ
れたことが、感覚的にも視覚的にも明確に確認すること
ができる。
れたことが、感覚的にも視覚的にも明確に確認すること
ができる。
【図１】本発明の一実施形態のセンサーチップ容器の断
面図である。
面図である。
【図２】（ａ）は、本発明の一実施形態のセンサーチッ
プ容器の容器本体の平面図であり、（ｂ）は、その正面
図であり、（ｃ）は、底面図である。
プ容器の容器本体の平面図であり、（ｂ）は、その正面
図であり、（ｃ）は、底面図である。
【図３】（ａ）は、本発明の一実施形態のセンサーチッ
プ容器の仕切り中栓の平面図であり、（ｂ）は、その断
面図である。
プ容器の仕切り中栓の平面図であり、（ｂ）は、その断
面図である。
【図４】（ａ）は、本発明の一実施形態のセンサーチッ
プ容器のキャップの正面図であり、（ｂ）は、その底面
図であり、（ｃ）は、Ａ部分の拡大図である。
プ容器のキャップの正面図であり、（ｂ）は、その底面
図であり、（ｃ）は、Ａ部分の拡大図である。
【図５】従来の一例のセンサーチップ容器の容器本体の
断面図であり、（ｂ）は、その一例の蓋材の正面図であ
る。
断面図であり、（ｂ）は、その一例の蓋材の正面図であ
る。
１０……センサーチップ容器 １００……容器本体，ケース本体 １１０，３１０，２１０……周壁 １１１……雄ネジ １１２……位置決め突起 １１３……位置決め表示 １１４，３１１……段差 １１５……嵌合突起 １２０……底板 １３０……センサーチップ収容室 １４０……乾燥剤収容室 １５０……開口部 ２００……キャップ ２１１……雌ネジ ２１２……係止突起 ２１３……位置決め位置表示突起 ２２０……天板 ２２１，２２２……封止リング ２３０……栓部 ３００……仕切り中栓 ３２０……底壁 ３２１……貫通孔
Claims (2)
- 【請求項１】円筒状の容器本体の上端開口部を、位置決
めされて螺着するキャップで封止し、容器本体の内側に
仕切り中栓を嵌着して、上方のセンサーチップ収容室と
下方の乾燥剤収容室とに区画するプラスチック製の容器
であって、前記容器本体は、円筒状の周壁の下端内周面
に底板を連設し、前記周壁の上端外周部に、ネジの上方
先端と下方先端が対向し合う位置にあるほぼ半回転の２
本の対向するネジで雄ネジを形成し、該雄ネジのそれぞ
れの下方先端に垂下する位置決め突起を連設し、内周面
の上下方向の所定位置に周方向の水平な段差を設けて上
方より下方の内径を狭くし、該段差の上方の所定位置の
周方向に複数個の嵌合突起を間隔を置いて設け、前記キ
ャップは、円筒状の周壁の上端に天板を連設し、前記周
壁の内周面に前記容器本体の雄ネジと螺合するネジの上
方先端と下方先端が対向し合う位置にあるほぼ半回転の
２本の対向するネジで雌ネジを形成し、該雌ネジのそれ
ぞれの下方先端のネジ方向延長位置に、前記容器本体の
位置決め突起の幅とほぼ同じ間隔を置いて前記雌ネジの
内径より大きい内径の係止突起を設け、前記天板の内面
に前記容器本体の開口部を封止する封止リングを垂設
し、前記仕切り中栓は、周壁の下端内側に底壁を連設
し、前記周壁に前記容器本体の周壁の段差と嵌合突起と
間に嵌着する段差を設け、前記底壁に複数個の貫通孔を
設けることを特徴とするセンサーチップ容器。 - 【請求項２】前記キャップの内周面に形成する２本の雌
ネジの下方先端と係止突起と間に対向する外周面の位置
に、垂直な位置決め位置表示突起を設け、かつ前記容器
本体の位置決め突起の下方先端の下方延長近傍位置に、
位置決め表示を設けたことを特徴とする請求項１記載の
センサーチップ容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000379933A JP2002179152A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | センサーチップ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000379933A JP2002179152A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | センサーチップ容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002179152A true JP2002179152A (ja) | 2002-06-26 |
Family
ID=18848208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000379933A Pending JP2002179152A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | センサーチップ容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002179152A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200448012Y1 (ko) | 2008-03-14 | 2010-03-10 | 주식회사 이화엔지니어링 | 메모리칩 고정부가 구비된 건조제 용기 |
| CN102275688A (zh) * | 2011-04-29 | 2011-12-14 | 陆建君 | 一种食品储存盒 |
| KR101237981B1 (ko) * | 2010-12-06 | 2013-03-04 | 리드메디 (주) | 의약용 용기 |
| CN109775101A (zh) * | 2013-11-20 | 2019-05-21 | R.J.雷诺兹烟草公司 | 用于无烟烟草产品的容器 |
-
2000
- 2000-12-14 JP JP2000379933A patent/JP2002179152A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200448012Y1 (ko) | 2008-03-14 | 2010-03-10 | 주식회사 이화엔지니어링 | 메모리칩 고정부가 구비된 건조제 용기 |
| KR101237981B1 (ko) * | 2010-12-06 | 2013-03-04 | 리드메디 (주) | 의약용 용기 |
| CN102275688A (zh) * | 2011-04-29 | 2011-12-14 | 陆建君 | 一种食品储存盒 |
| CN109775101A (zh) * | 2013-11-20 | 2019-05-21 | R.J.雷诺兹烟草公司 | 用于无烟烟草产品的容器 |
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