JP2002178996A - ヘリコプタ用液体投下装置 - Google Patents

ヘリコプタ用液体投下装置

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JP2002178996A JP2000375721A JP2000375721A JP2002178996A JP 2002178996 A JP2002178996 A JP 2002178996A JP 2000375721 A JP2000375721 A JP 2000375721A JP 2000375721 A JP2000375721 A JP 2000375721A JP 2002178996 A JP2002178996 A JP 2002178996A
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    • B64D1/00Dropping, ejecting, releasing, or receiving articles, liquids, or the like, in flight
    • B64D1/16Dropping or releasing powdered, liquid, or gaseous matter, e.g. for fire-fighting

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘリコプタの胴下に装着され、重量増大及び
ドア開閉機構の信頼性低下を招くことなくタンク内液体
の急速投下及び集中投下が可能で所定のグランドクリア
ランスの下でドアの開閉が可能なヘリコプタ用液体投下
装置を提供する。 【解決手段】 ヘリコプタ3の胴体4に該胴体4の下方
に位置するよう取り付けられ、下面に凹部14が形成され
かつ該凹部14の側面に放液口7A,7Bが開口してなるタン
ク2と、タンク2の凹部14の底面14cに該底面側を支点
に揺動して放液口7A,7Bを開閉可能なように配設された
ドア8A,8Bと、該ドア8a,8Bを開閉駆動するドア開閉駆動
手段(10A,10b〜13A,13B)とを備え、タンク2の上面に
一対の凸部2b,2cが形成され、該一対の凸部2b,2cは、タ
ンク2がヘリコプタ3の胴体4に取り付けられたとき該
胴体4が該一対の凸部2b,2cの間に位置するように形成
されてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリコプタ用液体
投下装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9はヘリコプタ用液体投下装置の第1
の従来例の構成を模式的に示す断面図である。
【0003】図9において、第1の従来例としてのヘリ
コプタ用液体投下装置1はヘリコプタから消火用水を投
下するために使用されるものである。この液体投下装置
1は、ヘリコプタ3の胴体4の下面に取り付けられる水
タンク(以下、単にタンクという)2の下面に放液口7
が開口し、該放液口7の縁部に該縁部側を支点に揺動し
て該放液口7を開閉する投下ドア8が配設され、該投下
ドア8が、図示されない駆動源に連結されたトルクシャ
フト13、ベルリンク12、及びリンク9によって開閉駆動
されるように構成されている。
【0004】このように構成された液体投下装置1は、
ヘリコプタ3に装着されタンク2内に消火用水を満たし
た状態で、空中で投下ドア8が開放されると、矢印で示
すようにタンク2内の水が放液口7から下方に落下し、
それにより消火が行われる。
【0005】図10はヘリコプタ用液体投下装置の第2の
従来例の構成を模式的に示す断面図である。
【0006】図10において、第2の従来例としてのヘリ
コプタ用液体投下装置1は、第1の従来例と異なり、投
下ドア8が平行四辺リンク61,62により開閉駆動され
る。その他の点は、第1の従来例と同様である。なお、
符号63,64は駆動源に連結されたトルクシャフトを示
す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記第1、
第2の従来例において、ヘリコプタ3が地上に在る状態
で胴体4の下面と地面6との間に形成される隙間、すな
わちグランドクリアランスGは、一般に約50cmと小さ
い。一方、水タンク2の容量は約500〜1000リットル程
度であり、従って、タンク2の厚みはかなり大きくな
る。そのため、第1の従来例では、ヘリコプタ3が地上
に在る状態ではドア8の先端が地面6に干渉するため、
該ドア8が開かない。地上における投下ドア8の開閉
は、飛行前の作動点検及びタンクの排水を行う上で重要
な機能である。つまり、第1に、この機能が具備されて
いないタンク2を装着したヘリコプタ3は、事前の作動
が確認されないまま任務につくことになり、その結果、
任務達成率が低下する可能性がある。第2に、タンク2
内の排水を行う場合は、タンク2の給水口に排水ポンプ
を接続して排水しなければならず、余分な地上設備が必
要になる。
【0008】一方、第2の従来例では、図10に示すよう
に、ドア8を平行四辺形リンク61,62で開閉駆動するの
で、ドア8を開ける際に、ドア8がタンク2の下面に沿
って横方向に移動するため、グランドクリアランスGが
小さくても地上においてドア8を開閉することができ
る。そのため、第1の従来例のような問題は生じない。
【0009】しかし、このような平行四辺形リンク61,6
2を採用すると、その機構が複雑であるため、航空機に
とって好ましくない液体投下装置1の重量増大及びドア
8の開閉機構の信頼性低下を招くという問題がある。
【0010】また、その他の従来例として、放液口の幅
を小さくしてドアの揺動半径を小さくすることにより、
地上におけるドアの開閉を可能としているものがある
が、このものでは、放液口の面積が小さくなるため、消
火用水を急速に投下することができない。また、この場
合に放液口を多数設けて、消火用水の急速投下を可能と
したものもあるが、多数の放液口から消火用水を投下す
ると、投下された消火用水が分散されて霧状化し、消火
用水の集中投下が困難になる。そのため、消火用水に増
粘剤を混入している。
【0011】なお、消火用水の集中投下が可能なヘリコ
プタ用液体投下装置が特開平10-273097号公報に開示さ
れているが、このヘリコプタ用液体投下装置はタンクを
ヘリコプタの胴体の両側に取り付け、該胴体の下側に可
動式の放液ダクトが位置するように構成したもので、放
液ダクトの駆動機構が必要なことから、その分重量が増
加し、タンクをヘリコプタの胴体の側方に配置するこか
らタンク容量を大きくできないという問題がある。
【0012】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ヘリコプタの胴下に装着され、重
量増大及びドア開閉機構の信頼性低下を招くことなく小
さなグランドクリアランスの下でドアの開閉が可能なヘ
リコプタ用液体投下装置を提供することを第1の目的と
している。
【0013】また、本発明は、ヘリコプタの胴下に装着
され、タンク内液体の急速投下及び集中投下が可能でか
つ小さなグランドクリアランスの下でドアの開閉が可能
なヘリコプタ用液体投下装置を提供することを第2の目
的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る、ヘリコプタ用液体投下装置は、ヘリ
コプタの胴体に該胴体の下方に位置するよう取り付けら
れ、下面に壁部を窪ませた凹部が形成されかつ該凹部の
側面に放液口が開口してなる、液体を容れるためのタン
クと、該タンクの上記凹部の底面に該底面側を支点に揺
動して上記放液口を開閉可能なように配設されたドア
と、該ドアを開閉駆動するドア開閉駆動手段とを備えた
ものである(請求項1)。かかる構成とすると、凹部の
深さの分だけ投下ドアの揺動の支点が高くなるので、そ
の支点が高くなる分より小さなグランドクリアランスの
下で、揺動タイプのドアを地面に干渉しないにように開
閉することが可能である。また、揺動タイプであるので
構成が簡単であり、そのため、重量の増加やドア開閉機
構の信頼性の低下を招くこともない。
【0015】この場合、上記放液口が、上記凹部の側面
の、平面視において対向しかつ略同一高さに位置する部
分にそれぞれ開口し、上記ドアが上記放液口のそれぞれ
に配設されものとしてもよい(請求項2)。かかる構成
とすると、2つの放液口から放出される液体が落下しな
がら1つの水流に収束するため、投下する液体の霧状化
が低減される。その結果、タンク内の液体の集中投下が
可能となり、増粘剤が不要となる。
【0016】この場合、上記凹部の側面の放液口が開口
した部分が、該凹部内方に傾斜してなるものとしてもよ
い(請求項3)。かかる構成とすると、2つの放液口か
ら液体が斜め下方に放出されるため、タンク内の液体を
早く放出することができる。
【0017】この場合、上記凹部は、上記タンクが上記
ヘリコプタの胴体に取り付けられたときの該胴体の延在
方向に延びるように形成され、上記放液口が該凹部の延
在方向に沿った両側面に開口してなるものとしてもよい
(請求項4)。かかる構成とすると、タンクをヘリコプ
タに取り付けて使用する際に、タンク内の液体がヘリコ
プタの進行方向に直角な方向に放出されるため、2つの
放液口から放出される液体が、ヘリコプタの移動に影響
されることなく合流することができる。
【0018】この場合、上記タンクが、上記凹部の延在
方向に延びる垂直面に対し略対称に形成されてなるもの
としてもよい(請求項5)。かかる構成とすると、タン
クが左右にアンバランスな状態で装着されることによっ
てヘリコプタの安定性が損なわれるのを防止することが
できる。
【0019】また上記の場合、上記タンクの上面に壁部
を膨出させた一対の凸部が形成され、該一対の凸部は、
該タンクが上記ヘリコプタの胴体に取り付けられたとき
該胴体が該一対の凸部の間に位置するように形成されて
なるものとしてもよい(請求項6)。かかる構成とする
と、凸部の分だけタンクの容量が増加するため、凹部を
設けることによるタンク容量の減少を防止することがで
き、かつタンク内の液体の水頭が増加するため、タンク
内の液体を急速に投下することができる。
【0020】また、上記の場合、上記タンクの上面に壁
部を膨出させた一対の凸部が形成され、該一対の凸部
は、該タンクが上記ヘリコプタの胴体に取り付けられた
とき該胴体が該一対の凸部の間に位置しかつ上記垂直面
に対し略対称になるように形成されてなるものとしても
よい(請求項7)。かかる構成とすると、タンクが左右
にアンバランスな状態で装着されることによってヘリコ
プタの安定性が損なわれるのを防止することができる効
果に加えて、凹部を設けることによるタンク容量の減少
を防止することができかつタンク内の液体を急速に投下
することができる。
【0021】この場合、上記凹部の、該凹部の延在方向
に垂直な断面が、略台形に形成され、上記放液口が該凹
部の延在方向に沿った両側面の略全面に亘って開口し、
該両側面の水平面に対する傾斜角度が略30度であり、か
つ該両側面の幅と該凹部の底面の幅とが略同じに形成さ
れてなるものとしてもよい(請求項8)。かかる構成と
すると、タンク内の液体を略最速に投下することができ
る。
【0022】上記の場合、上記タンクが、上記ヘリコプ
タの胴体に着脱自在であるものとしてもよい(請求項
9)。かかる構成とすると、ヘリコプタを多目的に使用
することができる。
【0023】また上記の場合、上記タンクが上記ヘリコ
プタの胴体に着脱自在であり、上記一対の凸部の少なく
とも一方が、該タンクの他の部分に対し着脱自在である
ものとしてもよい(請求項10)。かかる構成とする
と、一方の凸部を外してタンクをヘリコプタの胴体の下
方に横方向から挿入して該胴体に取り付け、その後、取
り外した凸部をタンクに装着することにより、タンクが
凸部を有する構造であっても、タンクを容易に胴体に取
り付けることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。 実施の形態 図1は本発明の実施の形態に係るヘリコプタ用液体投下
装置の概略の構成を示す平面図、図2は同じく左側面
図、図3は同じく正面図である。なお、本明細書におい
て、ヘリコプタ用液体投下装置の方向を、図1〜図3に
示すように、ヘリコプタの進行方向を基準として表わし
ている。
【0025】図1〜図3において、ヘリコプタ用液体投
下装置(以下、単に液体投下装置という)1は、タンク
2、投下ドア8A,8B、及びドア開閉駆動手段(13A,13
B、31A,31B等)を主要部として構成されている。本実施
の形態では、液体投下装置1のタンク2は消火用水を容
れるタンクであり、このタンク2が装着されるヘリコプ
タ3は防災用ヘリコプタである。従ってヘリコプタ3
は、単に消防用だけではなく、救急用等、多目的に使用
される。
【0026】タンク2は、扁平な直方体状の基体部2a
の上面に、左右の端に沿って延びるように一対の凸部2
b,2cが形成され、該基体部2aの下面中央部に前後方向
に延びるように凹部14が形成され、それにより、正面視
において、幅広の略U字形状を有するように形成されて
いる。タンク2は、ヘリコプタ3を多目的に使用するた
め、後述するようにヘリコプタ3の胴体4に着脱自在と
なっている。そして、タンク2は、垂直な中心面101に
対し略左右対称に形成され、また、タンク2は、その中
心面101がヘリコプタの中心面に略一致するようにヘリ
コプタ3に取り付けられるよう構成されている。これ
は、タンク2が左右にアンバランスな状態で装着される
ことによってヘリコプタ3の安定性が損なわれるのを防
止するためである。
【0027】凹部14はタンク2の基体部2aの下面の壁
部を上方に窪ませるようにして形成され、略台形の断面
を有し、かつ基体部2aの前後方向の全長に亘るように
形成されている。凹部14には、一対の放液口7A,7B及
びそれらに対応する投下ドア8A,8Bが配設されてい
る。そして、投下ドア8A,8Bを開閉駆動するトルクシ
ャフト13A,13Bが、基体部2aを前後方向に貫通するよう
にそれぞれ配設され、該トルクシャフト13A,13Bを回転
駆動する駆動源31A,31Bが基体部2aの前面にそれぞれ配
設されている。
【0028】駆動源31A,31Bは、本実施の形態では、周
知の油圧式のロータリアクチェータで構成されている。
ロータリアクチェータは、切換弁を電気制御信号で開閉
することにより回転動作を制御される。
【0029】一対の凸部2b,2cは、タンク2の基体部
2aの上面の壁部を上方に膨出させるようにして形成さ
れている。また、一対の凸部2b,2cは、該一対の凸部
2b,2cの内側面と基体部2aの上面とでヘリコプタ3の
胴体4の下部を収容可能な凹部60を形成するように形成
されている。一対の凸部2b,2cの各々の上面には、複
数の吸排気口14と地上給水口26とが設けられている。吸
排気口14は、タンク2に消火用水を供給する際にタンク
2内の空気を排出しかつタンク2内の消火用水を投下す
る際に外部の空気をタンク2内に吸入するために設けら
れている。右側の凸部(以下、右舷凸部という)2cの
外側面の前部には自己給水装置15が揺動自在に取り付け
られている。また、右舷側凸部2cの前面には、配線タ
ーミナル20が配設されている。配線ターミナル20には、
自己給水装置15の電動給水ポンプ及び駆動源31A,31Bへ
の制御信号線及び給電線等の電気配線(図示せず)が接
続されている。
【0030】配線ターミナル20から導出された電気配線
は、ヘリコプタ3の胴体の外面及び内面にそれぞれ配設
された電気コネクタ22及び機体側出力プラグ23を介して
機内配線32に接続されている。電気コネクタ22は機体側
出力プラグ23に対し着脱自在に構成されている。上記機
内配線32のうち、駆動源31A,31Bと接続された制御信号
線は機内の操縦員室に配設された投下スイッチ28に接続
されている。なお、符号42は揺れ防止金具を、符号44は
タンク側取付金具をそれぞれ示す。また、符号5は、ヘ
リコプタの車輪を、符号6は地面を、記号Gはグランド
クリアランスをそれぞれ示す。
【0031】次に、各部の構成を詳細に説明する。
【0032】図4はタンク及び自己給水装置の詳細な構
成を示す部分断面図、図5は投下ドアの開閉機構の詳細
な構成を示す断面図である。
【0033】図4、図5において、タンク2の凹部14は
略台形断面を有するように形成されている。つまり、凹
部14は、同じ傾斜角度θで内方に傾斜する左右の側面14
a,14bと、水平な底面14cを有している。ここで、左右の
側面14a,14bの傾斜角度θを約30度とし、左右の側面14
a,14bの幅W1と底面14cの幅W2とを略同一寸法とするの
が望ましい。この条件の下で、後述するようにタンク2
内の消火用水を急速に投下することができるからであ
る。そして、左右の側面14a,14bの略全面に亘って(図
1参照)一対の放液口7A,7Bが開口している。該一対
の方液口7A,7Bには、それらを開閉する一対の投下ド
ア8A,8Bが配設されている。左舷側の投下ドア(以
下、左舷投下ドアという)8Aの外面はヒンジ9Aによっ
て保持され、該ヒンジ9Aは凹部14の底面14cに固定され
ている。正確には、凹部14の底面14cにヒンジ9A,9Bの
基部を固定するための凹部14dが形成され、この凹部14d
の内面に、支点10Aが左舷側の放液口(以下、左舷放液
口という)7Aの上端の上方に位置するようにして、ヒ
ンジ9Aが取り付けられている。また、左舷投下ドア8A
の内面にはリンク11Aの一端が接続され、該リンク11Aの
他端はベルクランク12Aを介してトルクシャフト13Aに接
続されている。一方、右舷側の投下ドア(以下、右舷投
下ドアという)8Bの外面はヒンジ9Bによって保持さ
れ、該ヒンジ9Bは、凹部14dの内面に、支点10Bが右舷
側の放液口(以下、右舷放液口という)7Bの上端の上
方に位置するようにして、取り付けられている。また、
右舷投下ドア8Bの内面にはリンク11Bの一端が接続さ
れ、該リンク11Bの他端はベルクランク12Bを介してトル
クシャフト13Bに接続されている。これにより、図4に
示す左舷投下ドア7Aが閉じた状態からトルクシャフト1
3が時計方向に回転すると、ベルリンク12A及びリンク11
Aが伸長して左舷投下ドア8Aを押し、それにより、左舷
投下ドア8Aは、ヒンジ9Aの支点10A、すなわち凹部の
底面14c側を中心に右下方に揺動して、図5に示すよう
に開く。そして、この状態から、トルクシャフト13Aが
反時計方向に回転すると、ベルリンク12A及びリンク11A
が縮退して左舷投下ドア8Aを引っ張り、それにより、
左舷投下ドア8Aが左上方に揺動して閉じる。一方、右
舷投下ドア8Bは、左舷投下ドア8Aと左右対称に動作
し、トルクシャフト13Bの反時計方向及び時計方向への
回転に応じて開及び閉動作する。なお、駆動源31A,31B
(図1参照)は、左舷,右舷投下ドア8A,8Bを同じタイ
ミングで開閉せしめるべく互いの作動タイミングが一致
するように構成されている。
【0034】次に、自己給水装置15について説明する。
自己給水装置15は、給水ホース17と、給水ホース17の基
端に接続されタンク2の右舷凸部2cの外側面前部に回
動自在かつ着脱自在に取り付けられた回転継ぎ手16と、
給水ホース17の先端に接続された電動給水ポンプ12とを
有している。符号18は、電動給水ポンプ12への電気配線
を示し、該配線18は、配線ターミナル20、電気コネクタ
22、機体側出力プラグ23、及び機内配線33を介して、操
縦員室に配設された自己給水スイッチ(図示せず)に接
続されている。なお、タンク2の前面右端部にはタンク
2内の液面を表示するサイトグラス25が配設されてい
る。
【0035】次に、タンク2のヘリコプタ胴体への着脱
構造を説明する。図6は、タンクのヘリコプタ胴体への
着脱構造を示す図3のA部詳細図である。
【0036】図3、図6に示すように、タンク2の基体
部2aの前面及び後面(図示せず)の上端部の複数の箇
所(本実施の形態では2箇所)に、ピン挿入孔を有する
板状の連結部44aを備えたタンク側取付金具44がそれぞ
れ配設されている。また、ヘリコプタ3の胴体4の下面
の、上記タンク側取付金具44に対応する位置に、ピン挿
入孔を有する板状の連結部43aを備えたヘリコプタ側取
付金具43が配設されている。タンク側取付金具44の連結
部44aとヘリコプタ側取付金具43の連結部43aとは、タン
ク2がヘリコプタ3の胴体4に対し所定の位置関係にあ
るとき双方のピン挿入孔が合わさるように構成されてお
り、その合わさった状態で連結ピン45をピン挿入孔に挿
入することにより双方が連結され、それにより、タンク
2がヘリコプタ3の胴体4に装着される。逆に、連結ピ
ン45を抜くことにより、タンク2がヘリコプタ3の胴体
4から取り外される。
【0037】また、基体部2aの前面及び後面(図示せ
ず)の上端部の、上記タンク側取付金具44の設置箇所よ
り外側の位置に、一対の揺れ防止金具42が配設されてい
る。揺れ防止金具42は、固定部42aと該固定部42のネジ
孔に螺合し回転により該ネジ孔の軸方向に進退する可動
部42bとで構成され、該可動部42が基体部2aの上面の略
法線方向に進退するように配設されている。可動部42b
の先端にはパッド41が配設されており、タンク2がヘリ
コプタ3の胴体4に装着された状態では、このパッド41
が該胴体4に当接するように可動部42bの位置が調整さ
れ、それより、タンク2が一対の揺れ防止金具42によっ
て横方向に拘束される。その結果、タンク2の横方向へ
の移動が防止される。
【0038】次に、タンク2の基体部2aと左舷凸部2b
との接合構造を説明する。図7はタンク2の基体部2a
と左舷凸部2bとの接合構造を示す斜視図、図8はタン
ク2の基体部2aと左舷凸部2bとの接合構造を示す図で
あって、(a)は図4のB部詳細図、(b)は(a)のC矢視図
である。なお、図7では基体部2a及び左舷凸部2bの各
本体以外の部材の記載を省略している。
【0039】図7、図8に示すように、タンク2は、左
舷凸部2bが基体部2aとは別体に形成され、該左舷凸部
2bを基体部2aに接合させることにより、一体のタンク
2が形成されるように構成されている。基体部2aの壁
部の接合部52は、外周面側に肉付けした厚肉部に形成さ
れ、その上端面が左舷凸部2bの壁部との接合面52aを構
成している。接合面52aは矩形の環状に形成されてい
る。そして、接合部52の内周面の先端部にはOリング溝
52bが形成され、該Oリング溝52b内にOリング57が配置
されている。
【0040】左舷凸部2bの壁部の接合部50は、基体部
2aの接合部52に対応する形状を有し該接合部52の接合
面52aに合わさる接合面51aを有する厚肉部51と、該厚肉
部51の内周面の下端部に下方に延びるように形成された
矩形の短筒状の差込部56とを有している。この差込部56
の外周面は基体部2aの接合部52の内周面に嵌合するよ
うに形成されている。これにより、左舷凸部2bの差込
部56を基体部2aの接合部52の中に差し込むと、左舷凸
部2bの接合面51aが基体部2aの接合面52aに当接して該
左舷凸部2bが基体部2aに対し下方向に位置決めされ、
かつ左舷凸部2bの差込部56の外周面が基体部2aの接合
部52の内周面に嵌合して左舷凸部2bが基体部2aに対し
横方向に位置決めされる。そして、Oリング57によって
接合部におけるタンク2の内部が外部に対しシールされ
る。
【0041】さらに、図4、図8に示すように、タンク
2の左舷凸部2bの接合部50の外周面の複数の箇所(図
4には2箇所のみ示している)に、ピン挿入孔を有する
板状の凸部側取付金具53がそれぞれ配設されている。ま
た、タンク2の基体部2aの接合部52の外周面の、上記
凸部側取付金具53に対応する位置に、ピン挿入孔を有す
る一対の板状の連結片54a,54bからなる基体部側取付金
具54が配設されている。凸部側取付金具53と基体部側取
付金具54とは、左舷凸部2bが基体部2aに接合されたと
き双方のピン挿入孔が合わさるように構成されており、
その合わさった状態で連結ピン55をピン挿入孔に挿入す
ることにより、双方が連結され、それにより、左舷凸部
2bが基体部2aに固定される。逆に、連結ピン55を抜く
ことにより、左舷凸部2bが基体部2aから取り外し可能
となる。
【0042】次に、以上のように構成されたヘリコプタ
用液体投下装置の使用方法及び動作を説明する。
【0043】図1〜図8において、現在、ヘリコプタ3
が地上に在るものとする。この状態で、タンク2を移動
台車に載せる。この時、タンク2の左舷凸部2bは取り
外しておく。
【0044】次いで、タンク2を、移動台車ごとヘリコ
プタ3の胴体4の下側に右方から押し込む。
【0045】次いで、ヘリコプタ3の胴体4に対するタ
ンク2の位置を合わせ、タンク側取付金具44及びヘリコ
プタ側取付金具43の連結孔に連結ピン45を差し込んで両
取付金具44,43を連結する。
【0046】次いで、揺れ防止金具42の可動部42bを回
転させてそのパッド41をヘリコプタ3の胴体4に当接さ
せ、それにより、タンク2を横方向に拘束する。また、
タンク2の左舷凸部2bの接合部50の差込部56を基体部
2aの接合部52の中に差し込んで、該左舷凸部2bを基体
部2aに接合し、凸部側取付金具53及び基体部側取付金
具54の連結孔に連結ピン55を差し込んで両取付金具53,5
4を連結する。それにより、左舷凸部2bが基体部2aに
装着される。このように、本実施の形態では左舷凸部2
bが基体部2aに着脱自在になっているので、タンク2が
凸部2b,2cを有する構造であっても、タンク2をヘリ
コプタ3の胴体下面に容易に取り付けることができる。
【0047】そして、自己給水装置15の回転継ぎ手16を
タンク2の側面に装着し、それにより、自己給水装置15
をタンク2に取り付ける。さらに、電気コネクタ22をヘ
リコプタ3の胴体4の機体側出力プラグ23に差し込んで
接続する。
【0048】以上により、タンク2がヘリコプタ3の胴
体4に装着される。
【0049】次いで、ヘリコプタ3の飛行前点検を行
う。その際、操縦員室の投下スイッチ28を「ON」にす
ると、駆動源31A,31Bによってトルクシャフト13A,13Bが
それぞれ時計方向及び反時計方向に回転させられ、この
回転にベルリンク12A,12B及びリンク11A,11Bがそれぞれ
連動して、左舷,右舷投下ドア8A,8Bがそれぞれ右下方
及び左下方に揺動し、それにより、左舷,右舷投下ドア
8A,8Bが開く。そして、上記投下スイッチ28を「OF
F」にすると、駆動源31A,31Bによってトルクシャフト1
3A,13Bが上記と逆方向にそれぞれ回転させられて、左
舷,右舷投下ドア8A,8Bが閉じる。ここで、本実施の形
態では、凹部14の深さの分だけ投下ドア8A,8Bの揺動
の支点10A,10Bが高くなるので、その支点10A,10Bが高く
なる分より小さなグランドクリアランスの下で、揺動タ
イプのドアを地面に干渉しないにように開閉することが
可能である。また、揺動タイプであるので構成が簡単で
あり、そのため、重量の増加やドア開閉機構の信頼性の
低下を招くこともない。さらに、任務につく前に投下ド
ア8A,8Bの作動を確認することができるので、任務達
成率の低下を防止することができる。また、任務から帰
還した際に、投下ドア8A,8Bを開いてタンク2内の排
水を行うことができるので、余分な地上設備は不要であ
る。
【0050】この投下ドア8A,8Bの作動確認の後、タ
ンク2の地上給水口28に消防給水車等を接続して、該タ
ンク2に消火用水を供給する。
【0051】次いで、ヘリコプタ3を発進させ、火災現
場の上空に到達したら操縦員室の投下スイッチを「O
N」する。すると、図4に示すように、左舷,右舷投下
ドア8A,8Bが開いてタンク2内の消火用水が左舷,右舷
放液口7A,7Bから放出され、その2つの放液口7A,7B
から放出された消火用水が落下しながらタンク2の中心
面101上で1つの水流に収束し、火焔部又は目標とする
地点に投下される。このため、投下する消火用水の霧状
化が低減されて消火用水の集中投下が可能であり、増粘
剤が不要である。また、タンク2内の消火用水が、2つ
の放液口7A,7Bから斜め下方に放出されるため、タン
ク2内の消火用水を急速に投下することができる。ま
た、本実施の形態では、タンク2に左舷,右舷凸部2b,
2cが設けられているので、その分タンク2内の消火用
水の水頭が増加するため、タンク2内の消火用水をより
急速に投下することができる。ここで、これらの効果を
具体的数値で示すと、上述したようにタンク2の凹部14
の左右の側面14a,14bの傾斜角度θが30度、該側面14a,1
4bの幅W1と凹部14の底面14cの幅W2とが略同一寸法で
あるとき(図5参照)、タンク2内に一杯に満たした消
火用水を放出するのに要する時間は約3.5秒であった。
これに対し、タンク容量及び放液口の開口面積を本実施
の形態と同一とし、図9、図10の従来例と同様に、タン
ク形状を扁平な直方体形状とするとともに放液口をタン
ク下面に設けた場合、タンク内に一杯に満たした消火用
水を放出するのに要する時間は約5秒であった。このよ
うに、本発明はタンク内の消火用水の放出時間に関して
顕著な効果を奏する。さらに、本実施の形態では、タン
ク2に左舷,右舷凸部2b,2cが設けられていることによ
り、凹部14を設けたことによるタンク2の容量の減少が
防止されている。
【0052】また、ヘリコプタ3は自己給水を行うこと
も可能である。この場合、ヘリコプタ3は、地上ではタ
ンク2に給水しないで発進し、その後、河川や湖の上空
に空中停止する。ここで、自己給水装置15はヘリコプタ
3が地上に在るときは、図1に示すようにヘリコプタ3
の後方斜め下方を向いているが、ヘリコプタ3が発進す
ると、図1の状態から自重で揺動して、図4に示すよう
に下方に垂れ下がる。そこで、操縦員はこの垂れ下がっ
た自己給水装置15の先端の電動給水ポンプ19を水32の中
に突っ込み、操縦員室に配設された図示されない自己給
水スイッチを「ON」にする。すると、電動給水ポンプ
19が作動して、タンク2内に消火用水が供給される。こ
の自己給水された消火用水は上記と同様に投下される。
【0053】なお、本実施の形態では、放液口7A,7B
を凹部14の側面14a,14bの全面に設けたが、該側面14a,1
4bの一部に設けてもよい。この場合、左舷,右舷放液口
から放出される消火用水が落下しながら一つの水流に収
束するようにするため、左舷,右舷放液口を、左右の側
面14a,14bの、平面視において対向しかつ同一高さに位
置する部分に、それぞれ設ける必要がある。
【0054】また、本実施の形態では、本発明を消火用
水を容れるタンクに適用する場合を説明したが、本発明
は液体を容れるタンクであれば上記と同様に適用するこ
とができる。例えば、特定の化学薬品の中和剤を容れる
タンクであってもよい。
【0055】また、本実施の形態では、凹部14をタンク
2の前後方向の全長に亘るように形成したが、前後方向
の途中に一定長に亘るように形成してもよい。
【0056】また、本実施の形態では、タンク2の一対
の凸部2b,2cのうちの一方を基体部2aに対し着脱自在
としたが、双方を着脱自在としても構わない。
【0057】また、本実施の形態では、タンク2の上面
に凸部2b,2cを設けたが、これを省略しても構わな
い。この場合、凹部14を設けることによるタンク容量の
減少を防止するために、タンク2の左右方向の幅を可能
な限り増大することが望ましい。
【0058】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下のような効果を奏する。 (1)より小さなグランドクリアランスの下で、揺動タ
イプのドアを地面に干渉しないにように開閉することが
可能で、かつ重量の増加やドア開閉機構の信頼性の低下
を招くこともない。 (2)放液口が、凹部の側面の、平面視において対向し
かつ略同一高さに位置する部分にそれぞれ開口し、ドア
が放液口のそれぞれに配設されものとすると、投下する
液体の霧状化が低減される。その結果、タンク内の液体
の集中投下が可能となり、増粘剤が不要となる。 (3)凹部の側面の放液口が開口した部分が、凹部内方
に傾斜してなるものとすると、タンク内の液体を早く放
出することができる。 (4)凹部は、タンクがヘリコプタの胴体に取り付けら
れたときの該胴体の延在方向に延びるように形成され、
放液口が凹部の延在方向に沿った両側面に開口してなる
ものとすると、2つの放液口から放出される液体が、ヘ
リコプタの移動に影響されることなく合流することがで
きる。 (5)タンクが、凹部の延在方向に延びる垂直面に対し
略対称に形成されてなるものとすると、タンクが左右に
アンバランスな状態で装着されることによってヘリコプ
タの安定性が損なわれるのを防止することができる。 (6)タンクの上面に壁部を膨出させた一対の凸部が形
成され、一対の凸部は、タンクがヘリコプタの胴体に取
り付けられたとき胴体が一対の凸部の間に位置するよう
に形成されてなるものとすると、凹部を設けることによ
るタンク容量の減少を防止することができ、かつタンク
内の液体を急速に投下することができる。 (7)タンクの上面に壁部を膨出させた一対の凸部が形
成され、該一対の凸部は、タンクがヘリコプタの胴体に
取り付けられたとき胴体が一対の凸部の間に位置しかつ
上記垂直面に対し略対称になるように形成されてなるも
のとすると、タンクが左右にアンバランスな状態で装着
されることによってヘリコプタの安定性が損なわれるの
を防止することができる効果に加えて、凹部を設けるこ
とによるタンク容量の減少を防止することができかつタ
ンク内の液体を急速に投下することができる。 (8)凹部の、該凹部の延在方向に垂直な断面が、略台
形に形成され、放液口が凹部の延在方向に沿った両側面
の略全面に亘って開口し、該両側面の水平面に対する傾
斜角度が略30度であり、かつ該両側面の幅と該凹部の底
面の幅とが略同じに形成されてなるものととすると、タ
ンク内の液体を略最速に投下することができる。 (9)タンクが、ヘリコプタの胴体に着脱自在であるも
のとすると、ヘリコプタを多目的に使用することができ
る。 (10)タンクがヘリコプタの胴体に着脱自在であり、一
対の凸部の少なくとも一方が、タンクの他の部分に対し
着脱自在であるものとすると、タンクが凸部を有する構
造であっても、タンクを容易に胴体に取り付けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るヘリコプタ用液体投
下装置の概略の構成を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るヘリコプタ用液体投
下装置の概略の構成を示す左側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るヘリコプタ用液体投
下装置の概略の構成を示す正面図である。
【図4】図1のヘリコプタ用液体投下装置のタンク及び
自己給水装置の詳細な構成を示す部分断面図である。
【図5】図1のヘリコプタ用液体投下装置の投下ドアの
開閉機構の詳細な構成を示す断面図である。
【図6】タンクのヘリコプタ胴体への着脱構造を示す図
3のA部詳細図である。
【図7】タンクの基体部と左舷凸部との接合構造を示す
斜視図である。
【図8】タンクの基体部と左舷凸部との接合構造を示す
図であって、(a)は図4のB部詳細図、(b)は(a)のC矢
視図である。
【図9】ヘリコプタ用液体投下装置の第1の従来例の構
成を模式的に示す断面図である。
【図10】ヘリコプタ用液体投下装置の第2の従来例の
構成を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 液体投下装置 2 タンク 2a 基体部 2b,2c 凸部 3 ヘリコプタ 4 胴体 5 車輪 6 地面 7A 左舷放液口 7B 右舷放液口 8A 左舷投下ドア 8B 右舷投下ドア 9A,9B ヒンジ 10A,10B 支点 11,11A,11B リンク 12,12A,12B ベルリンク 13,13A,13B トルクシャフト 14 凹部 14a,14b 側面 14c 底面 14d 凹部 15 自己給水装置 16 回転継ぎ手 17 給水ホース 18 電気配線 19 電動給水ポンプ 20 配線ターミナル 22 電気コネクタ 23 機体側出力プラグ 25 サイトグラス 26 吸排気口 27 地上給水口 28 投下スイッチ 31A,31B 駆動源 32 水面 33 機内配線 41 パッド 42 揺動防止装置 42a 固定部 42b 可動部 43 ヘリコプタ側取付金具 43a 連結部 44 タンク側取付金具 44a 連結部 45 連結ピン 50 接合部 51 厚肉部 51a 接合面 52 接合部 52a 接合面 52b Oリング溝 53 凸部側取付金具 54 基体部側取付金具 55 連結ピン 56 差込部 57 Oリング 60 凹部 61,62 平行四辺リンク 101 中心平面 G グランドクリアランス W1 側面の幅 W2 底面の幅 θ 側面の傾斜角度

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリコプタの胴体に該胴体の下方に位置
    するよう取り付けられ、下面に壁部を窪ませた凹部が形
    成されかつ該凹部の側面に放液口が開口してなる、液体
    を容れるためのタンクと、 該タンクの上記凹部の底面に該底面側を支点に揺動して
    上記放液口を開閉可能なように配設されたドアと、 該ドアを開閉駆動するドア開閉駆動手段とを備えたヘリ
    コプタ用液体投下装置。
  2. 【請求項2】 上記放液口が、上記凹部の側面の、平面
    視において対向しかつ略同一高さに位置する部分にそれ
    ぞれ開口し、 上記ドアが上記放液口のそれぞれに配設された請求項1
    記載のヘリコプタ用液体投下装置。
  3. 【請求項3】 上記凹部の側面の放液口が開口した部分
    が、該凹部内方に傾斜してなる請求項2記載のヘリコプ
    タ用液体投下装置。
  4. 【請求項4】 上記凹部は、上記タンクが上記ヘリコプ
    タの胴体に取り付けられたときの該胴体の延在方向に延
    びるように形成され、上記放液口が該凹部の延在方向に
    沿った両側面に開口してなる請求項3載のヘリコプタ用
    液体投下装置。
  5. 【請求項5】 上記タンクが、上記凹部の延在方向に延
    びる垂直面に対し略対称に形成されてなる請求項4記載
    のヘリコプタ用液体投下装置。
  6. 【請求項6】 上記タンクの上面に壁部を膨出させた一
    対の凸部が形成され、該一対の凸部は、該タンクが上記
    ヘリコプタの胴体に取り付けられたとき該胴体が該一対
    の凸部の間に位置するように形成されてなる請求項1記
    載のヘリコプタ用液体投下装置。
  7. 【請求項7】 上記タンクの上面に壁部を膨出させた一
    対の凸部が形成され、該一対の凸部は、該タンクが上記
    ヘリコプタの胴体に取り付けられたとき該胴体が該一対
    の凸部の間に位置しかつ上記垂直面に対し略対称になる
    ように形成されてなる請求項5記載のヘリコプタ用液体
    投下装置。
  8. 【請求項8】 上記凹部の、該凹部の延在方向に垂直な
    断面が、略台形に形成され、上記放液口が該凹部の延在
    方向に沿った両側面の略全面に亘って開口し、該両側面
    の水平面に対する傾斜角度が略30度であり、かつ該両側
    面の幅と該凹部の底面の幅とが略同じに形成されてなる
    請求項7記載のヘリコプタ用液体投下装置。
  9. 【請求項9】 上記タンクが、上記ヘリコプタの胴体に
    着脱自在である請求項1乃至8のいずれか1つの項に記
    載のヘリコプタ用液体投下装置。
  10. 【請求項10】 上記タンクが上記ヘリコプタの胴体に
    着脱自在であり、上記一対の凸部の少なくとも一方が、
    該タンクの他の部分に対し着脱自在である請求項6乃至
    8のいずれか1つの項に記載のヘリコプタ用液体投下装
    置。
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