JP2002178862A - バンパフェースの取付構造 - Google Patents

バンパフェースの取付構造

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JP2002178862A
JP2002178862A JP2000383172A JP2000383172A JP2002178862A JP 2002178862 A JP2002178862 A JP 2002178862A JP 2000383172 A JP2000383172 A JP 2000383172A JP 2000383172 A JP2000383172 A JP 2000383172A JP 2002178862 A JP2002178862 A JP 2002178862A
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JP
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bumper
bumper face
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face
bumper stay
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JP2000383172A
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Hiroshi Suganuma
菅沼  浩
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両が歩行者に衝突した際における歩行者の保
護性能を向上させることができるバンパフェースの取付
構造を提供する。 【解決手段】 車幅方向に延在するバンパフェース1
と、上記バンパフェースの上部および下部を車体に連結
する上側バンパステー4および下側バンパステー2とを
有するバンパフェースの取付構造において、上記バンパ
フェースの下部が車体に対して上下方向に回転自在12
に取付けてあることを特徴とするバンパフェースの取付
構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両が歩行者に衝
突した際における歩行者の保護性能を向上させることが
できるバンパフェースの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、衝突安全性能の新たな概念として
「コンパチビリティー(共存性)」が注目され、各社が
研究・開発している。この「コンパチビリティー」と
は、大きさの異なる自動車、二輪車、歩行者がそれぞれ
の安全性を確保するという意味(主に、小型車の強度向
上と大型車の加害性低減)であり、新たな基準として法
規制される見通しである。例えば、歩行者が、車体前部
(バンパ)に衝突した時、歩行者はバンパ→フード前端
(ラッチ&ストライカー)→フード後端の順に車体から
衝撃を受けることになり、このことから歩行者衝突に於
ける安全対策として、前述した各々の部位で衝撃エネル
ギを吸収することが望まれる。
【0003】上記のような背景のもと、現在では例え
ば、特開平11−78732号公報、特開平11−78
734号公報、特開平11−342812号公報に記載
されているようなバンパフェースの取付構造が提案され
ている。特開平11−78732号公報等に示されるバ
ンパ構造は図5に示すようにバンパビーム101及びバ
ンパステー102、103、104が配されていると共
に、該バンパビーム101の下側には小断面の補助バン
パビーム106と補助バンパステー107が設けられて
いる。補助バンパステー107はストレート筒形状で、
その後端は図示せぬブラケットを介して車体前部のファ
ーストクロスメンバ105に結合されている。前記補助
バンパステー107は、通常の板厚で形成されており、
同じ力が作用した時に上述したバンパーステー102、
103、105よりも、変形しにくい構成となってい
る。
【0004】この技術では、衝突初期に図6に示すよう
に上側のバンパステー102、103、104が補助バ
ンパステー107にさきがけて変形することで、初期減
速度を急峻に増加させることができると共に、下側の補
助バンパステー107が突っ張ることで歩行者の下肢R
の挙動を、図6中矢示A方向へ回転するようにコントロ
ールし、歩行者の膝Hの損傷を最小限に抑えることがで
きるようになっている。また、特開平11−78734
号公報は、図7に示すように、バンパフェース200
は、折れ線部202を有する上側バンパステー201
と、折れ線部204を有し上側バンパステー201より
も強度が大きい下側バンパステー203と、それぞれの
バンパステー201、203の前端に設けたバンパビー
ム205とによって保持されており、衝突時には図示の
ように、上側バンパステーが下側バンパステーよりも、
大きく変形し、上述した例と同様に歩行者の下肢Rの挙
動をコントロールできるようにしている。さらに特開平
11−342812号公報に記載されているものは、図
8に示すように車体側に設けたバンパビーム301に衝
突のエネルギーを吸収する吸収体302を取付、このエ
ネルギー吸収体302を上部よりも下部が前方に突出し
た形状を呈する部材として構成し、衝突時には、図9に
示すように歩行者の下肢Rの挙動を、コントロールでき
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平11−78732号公報、特開平11−787
34号公報に示されているバンパ取付構造では、上側バ
ンパステーの強度を下側よりも小さくしているため、衝
突時においてバンパフェースは上部が下側よりも後方に
傾くが、このとき下側ステーは車体に強固に固定されて
いるので、バンパ下部がパンパ上部の変形を妨げ、パン
パ上部の変形が上手く行われない可能性、または、バン
パフェースと下側バンパステーとの取付部が変形破断す
る場合があり、予期した効果が得られないことがある。
【0006】また、特開平11−78734号公報に記
載されているものでは、衝突時においてバンパフェース
は上部が下側よりも後方に傾くものの、このときバンパ
フェースの変形をコントロール出来ないことがあり、必
ずしも予期した効果があらわれないことがある。またそ
の変形量の設定が困難である。
【0007】そこで、本発明は、車幅方向に延在するバ
ンパフェースと、上記バンパフェースの上部および下部
を車体に連結する上側バンパステーおよび下側バンパス
テーとを有するバンパフェースの取付構造において、上
記上側バンパステーを衝撃を受けた時に上記下側パンパ
ステーよりも容易に屈曲できる形状にしておくととも
に、バンパフェースの下部を回転自在に車体側に取付け
ておき、衝突にバンパフェースがその回転部を中心に車
体に対して上下方向に回転するようにして、衝突時にお
ける歩行者の脚部を保護できるバンパフェースの取付構
造を提供し、上記問題点を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明が採用
した課題解決手段は、車幅方向に延在するバンパフェー
スと、上記バンパフェースの上部および下部を車体に連
結する上側バンパステーおよび下側バンパステーとを有
するバンパフェースの取付構造において、上記バンパフ
ェースの下部が車体に対して上下方向に回転自在に取付
けてあることを特徴とするバンパフェースの取付構造で
ある。また、上記上側バンパステーは下側バンパステー
よりも強度が小さいことを特徴とするバンパフェースの
取付構造である。また、上記バンパフェースの下部は上
記下側バンパステーに固定され、上記下側バンパステー
が車体に対して上下方向に回転自在に取付けてあること
を特徴とするバンパフェースの取付構造である。そし
て、上記のような解決手段からなる本発明では、歩行者
がバンパに衝突した際に、歩行者の下肢を正常状態の回
転方向挙動とすることで歩行者の膝部分を中心とした脚
部の損傷を少なくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は自動車の斜め前方からみた車
両前面図、図2はバンパフェース取付部の分解斜視図、
図3は図1中のA−A断面図、図4(イ)(ロ)は衝突
時に於けるバンパフェースの取付部の挙動を説明する図
であり(イ)は衝突前、(ロ)は衝突時の状態を示して
いる。
【0010】図1〜図3において、1はバンパフェー
ス、2は下側バンパステー、3はアッパービーム、4は
上側バンパステー、5は上側バンパステーの屈曲部、6
はバンパビーム、7はラジエータパネルロア、8はフロ
ントフレーム、9はラジエータパネルアッパであり、ラ
ジエータパネルロア7とラジエータパネルアッパ9とは
図2に示すように一体のラジエータパネル10として構
成され、上記各部材によって車体におけるバンパ取付部
が構成されている。前記ラジエータパネルロア7にはブ
ラケット11が取付られており、このブラッケット11
に下側バンパステー2の後方端部に形成した回転部12
が取付られている。
【0011】この回転部12は、下側バンパステー2の
後端部に固定した車幅方向に軸芯を持つ円形部材13
と、この円形部材13を保持する保持部材14とからな
り、上記保持部材14がブラケット11に固定され、下
側バンパステー2がこの円形部材13の軸芯を中心に、
上下方向に回転できる構成となっている。またバンパフ
ェース1は下側バンパステー2の前端に取り付けたブラ
ケット15によって支持されている。なお、上記回転部
12の構成は前述した例に限らず、同様の機能を達成で
きる他の機構を採用することができ、さらに、上記回転
部12を、このブラケット15と下側バンパステー2と
の連結部近傍に配置することも可能である。また下側バ
ンパステーの前方端部とバンパフェースとの結合部は上
記例に限定されず、他の適宜固定手段を採用することが
できる。
【0012】上側バンパステー4は、衝撃を受けた時に
下側パンパステーよりも変形しやすくするために図2に
示すように車体幅方向に屈曲した屈曲部5を有してお
り、後端部はラジエータパネル10側に適宜固定手段で
固定され、前端部は図3に示すようにアッパビーム3に
適宜固定手段で固定されている。屈曲部は上記例に限定
されず、例えばジャバラ構造等の変形容易な構成とする
ことも可能である。上記アッパビーム3にはバンパフェ
ース1の上部が適宜固定手段で固定されている。ラジエ
ータパネル10はフロントフレーム8に固定されてお
り、さらにバンパフェース1の後方に配置されるバンパ
ビーム6もフロントフレーム8に固定されている。な
お、図1、図3中、16はグリル、17はフード、18
はコンデンサ、19はラジエータであり、また20は被
衝突体としてのインパクタであり、インパクタは上肢
M、膝H、下肢Rから構成されている。
【0013】以上のような構造からなる自動車用バンパ
構造では、図4に示すようにインパクタが仮にバンパフ
ェースに衝突した場合、図4(ロ)に示すようにその時
の衝撃エネルギで上側バンパステー4が屈曲部5により
屈曲するとともに、バンパフェース1を支持している下
側バンパステー2の回転部12を中心にバンパフェース
が後方に回転する。この結果、歩行者の脚部への衝撃力
を緩和しつつ歩行者の下肢Rには図中A方向に向いた回
転力が付与され、下肢の挙動を正常屈曲状態にコントロ
ールすることができることになり、歩行者の膝部Hの損
傷を少なくすることができる。
【0014】上記各実施形態は、フロントバンパ構造に
ついて説明したが、リヤバンパ構造にも適用できること
は言うまでもない。また、バンパフェースと上側バンパ
ステー、下側バンパステーの連結構造は上記例に限定さ
れることなく、他の構造を採用することができる。さら
に、本発明はその精神また主要な特徴から逸脱すること
なく、他の色々な形で実施することができる。そのため
前述の実施例は単なる例示に過ぎず、限定的に解釈して
はならない。更に特許請求の範囲の均等範囲に属する変
形や変更は全て本発明の範囲内のものである。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に述べた如く本発明によれば、
バンバフェースを支持する下側バンパステーとバンパフ
ェースの間、あるいは下側バンパステーそのものに回転
部を形成した構造を採用することにより、歩行者がバン
パに衝突した際に、歩行者の下肢を正常状態の回転方向
挙動とすることができ、歩行者の膝部分を中心とした脚
部の損傷を少なくすることができる。また、上側バンパ
ステーに屈曲部を形成した構造を採用することにより、
上側バンパステーの変形によって衝突エネルギーを吸収
でき、衝撃力を緩和することができる。また、本発明は
バンパフェースを支持する下側バンパステーの構造を変
えるとともに、上側バンパステーを屈曲しやすいステー
構造とするだけで、このバンパフェース取付構造を既存
の車両にも容易に採用することができる、等の優れた効
果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の斜め前方からみた車両前面図である。
【図2】本実施形態に係るバンパフェース取付部の分解
斜視図である。
【図3】図1中のA−A断面図である。
【図4】(イ)(ロ)は衝突時に於けるバンパフェース
の取付部の挙動を説明する図であり(イ)は衝突前、
(ロ)は衝突時の状態を示している。
【図5】従来のバンパフェース取付構造の斜視図であ
る。
【図6】図5における衝突時の状態を説明する図であ
る。
【図7】従来の他の例であるバンパフェース取付構造の
断面図である。
【図8】従来の他の例であるバンパフェース取付構造の
断面図である。
【図9】図8のバンパフェース取付構造の衝突時の説明
図である。
【符号の説明】
1 バンパフェース 2 下側バンパステー 3 アッパービーム 4 上側バンパステー 5 上側バンパステーの屈曲部 6 バンパビーム 7 ラジエータパネルロア 8 フロントフレーム 9 ラジエータパネルアッパ 10 ラジエータパネル 11 ブラケット 12 回転部 13 円形部材 14 保持部材 15 ブラケット 16 グリル 17 フード 18 コンデンサ 19 ラジエータ 20 インパクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車幅方向に延在するバンパフェースと、上
    記バンパフェースの上部および下部を車体に連結する上
    側バンパステーおよび下側バンパステーとを有するバン
    パフェースの取付構造において、上記バンパフェースの
    下部が車体に対して上下方向に回転自在に取付けてある
    ことを特徴とするバンパフェースの取付構造。
  2. 【請求項2】上記上側バンパステーは下側バンパステー
    よりも強度が小さいことを特徴とする請求項1に記載の
    バンパフェースの取付構造。
  3. 【請求項3】上記バンパフェースの下部は上記下側バン
    パステーに固定され、上記下側バンパステーが車体に対
    して上下方向に回転自在に取付けてあることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のバンパフェースの取
    付構造。
JP2000383172A 2000-12-18 2000-12-18 バンパフェースの取付構造 Withdrawn JP2002178862A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7896428B2 (en) 2005-01-28 2011-03-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle body structure
CN103359028A (zh) * 2012-03-26 2013-10-23 铃木株式会社 车身前部结构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7896428B2 (en) 2005-01-28 2011-03-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle body structure
CN103359028A (zh) * 2012-03-26 2013-10-23 铃木株式会社 车身前部结构
CN103359028B (zh) * 2012-03-26 2015-08-19 铃木株式会社 车身前部结构

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Effective date: 20080304