JP2002178494A - ヘッド回転式インクジェットプリンタ - Google Patents

ヘッド回転式インクジェットプリンタ

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JP2002178494A
JP2002178494A JP2000377818A JP2000377818A JP2002178494A JP 2002178494 A JP2002178494 A JP 2002178494A JP 2000377818 A JP2000377818 A JP 2000377818A JP 2000377818 A JP2000377818 A JP 2000377818A JP 2002178494 A JP2002178494 A JP 2002178494A
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recording
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head
rotary
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JP2000377818A
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Yoshio Kanayama
義雄 金山
Hiroyuki Sawai
宏之 沢井
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Sharp Corp
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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッド毎にインク吐出方向を偏向させる
機構を必要としない構成のヘッド回転式インクジェット
プリンタを提供すること。 【解決手段】 軸を中心に連続回転する回転ヘッド部
と、記録媒体を回転ヘッド部の周りに円筒状に支持しな
がら回転ヘッド部の回転軸方向に間欠的に搬送する媒体
搬送部と、回転ヘッド部に設けられ半径方向にインクを
吐出する複数の記録ヘッドとを供え、複数の記録ヘッド
は、記録媒体上のインク吐出ピッチが印字ドットピッチ
の整数倍になるように配置され、かつ、記録媒体の静止
時に記録媒体の搬送方向に直交する同一ライン上にイン
クを吐出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はインクジェットプ
リンタに関し、とくに記録ヘッドを回転させ、円筒状に
設置された記録媒体に画像信号に応じた画像を形成する
ヘッド回転式のインクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこのようなインクジェットプリン
タとしては、一定速度で回転するヘッドホイールの周囲
を部分的に円筒体を形成する記録紙で囲み、この記録紙
が回転ヘッドホイールの回転軸に平行に連続的に移動す
るとき、ヘッドホイール周囲の複数の記録ヘッドが作動
して記録紙にカラー印字するようにしたものが知られて
いる(例えば特開昭62−103150号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のヘッド回転式インクジェットプリンタでは、記
録紙を連続的に一定速度で送給しながら印字するため、
給紙方向に直交して走査するためには、記録ヘッド毎に
インク吐出方向を偏向させる機構が必要となり、記録ヘ
ッド自体の構成と制御が複雑になるという問題点があっ
た。
【0004】この発明は、このような事情を考慮してな
されたもので、記録媒体を間欠的に搬送し、複数の記録
ヘッドが記録媒体の静止時に同一ライン上にインクを吐
出することにより、記録ヘッド毎にインク吐出方向を偏
向させる機構と制御が不要となり、構成と制御を簡素化
することが可能なヘッド回転式インクジェットプリンタ
を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は軸を中心に連
続回転する回転ヘッド部と、記録媒体を回転ヘッド部の
周りに円筒状に支持しながら回転ヘッド部の回転軸方向
に間欠的に搬送する媒体搬送部と、回転ヘッド部に設け
られ半径方向にインクを吐出する複数の記録ヘッドとを
供え、複数の記録ヘッドは、記録媒体上のインク吐出ピ
ッチが印字ドットピッチの整数倍になるように配置さ
れ、かつ、記録媒体の静止時に記録媒体の搬送方向に直
交する同一ライン上にインクを吐出するヘッド回転式イ
ンクジェットプリンタを提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明において、各記録ヘッド
は、圧電材料からなる側壁に囲まれたインク室と、イン
ク室に連通するインク吐出ノズルと、側壁に電界を印加
して剪断変形を生じさせるために側壁に設けられた電極
からなるものであるのが好ましい。圧電材料に剪断変形
を生じさせる記録ヘッドは、インクの吐出周波数が高く
120kHzでの吐出駆動が可能である。なお、圧電材
料に縦変形を生じさせるものは吐出周波数が18kHz
以下、撓み変形を生じさせるものは28kHz以下であ
る。また、圧電材料には、PZTやPMNを用いること
ができる。この発明の回転ヘッド部は、周縁部に複数の
記録ヘッドを有し、中央部に各記録ヘッドに連通する共
通インク室を有するものであってもよい。
【0007】この発明において、複数の記録ヘッドは偶
数個の記録ヘッドからなるものであってもよい。回転ヘ
ッド部は、圧電材料からなる円盤状の基材と、円盤状の
基材を覆う天板とを備え、円盤状基材はその周縁にリン
グ状に隆起するリング状部分を有し、各記録ヘッドはリ
ング状部分に形成された半径方向に延びる3本の溝を備
え、インク室はその中央の溝からなるようにしてもよ
い。
【0008】媒体搬送部は、各記録ヘッドが1ライン分
の記録を終了し次のラインの記録を開始するまでの期間
に記録媒体を回転ヘッド部の回転軸方向にラインピッチ
分だけ搬送するようにしてもよい。この発明は、インク
タンク部をさらに備え、インクタンク部は回転ヘッド部
の上に重ねて設置され、かつ、共通インク室に連通して
もよい。
【0009】さらにこの発明は、同軸に重ねられ軸を中
心に連続回転する複数段の回転ヘッド部と、記録媒体を
前記回転ヘッド部の周りに半円筒状に支持しながら前記
回転ヘッド部の回転軸方向に間欠的に搬送する媒体搬送
部と、各回転ヘッド部に設けられ回転軸の半径方向にイ
ンクを吐出する複数の記録ヘッドを提供するものであ
る。この発明では、各回転ヘッド部に設けられる複数の
記録ヘッドは、記録媒体上で同一ライン上にインクを吐
出し、かつ、インク吐出ピッチが印字ドットピッチの整
数倍になるように配置されてもよい。
【0010】各記録ヘッドは回転ヘッド部の回転軸の半
径方向にインクを吐出するインク吐出ノズルを備え、上
下に重なる回転ヘッド部について上下に隣接するノズル
が回転ヘッド部の軸に平行な直線に沿って配列されてて
もよい。上下に隣接するノズルは、ピッチが印字ドット
ピッチの整数倍になるように配列してもよい。
【0011】各回転ヘッド部は、周縁に複数の記録ヘッ
ドを有し中央に各記録ヘッドに連通する共通インク室を
備えてもよい。インクタンク部をさらに備え、インクタ
ンク部は最上部の回転ヘッド部上に重ねて設置され、イ
ンクタンク部は回転ヘッド部の数だけのインクタンクを
有し、各インクタンクは対応する回転ヘッド部の共通イ
ンク室に連通してもよい。
【0012】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明
を詳述する。これによってこの発明が限定されるもので
はない。図1はこの発明の一実施例のヘッド回転式イン
クジェットプリンタを示す斜視図である。
【0013】同図において、プリンタ10は、複数の記
録ヘッドを周辺に有する回転ヘッド部12を備える。回
転ヘッド部12は、回転シャフト14の上端に取付けら
れ、シャフト14はプリンタのベース17に支持された
モータ16によって連続的に回転される。プリンタ10
は、回転ヘッド部12の下方に設置されたカセット18
から紙シートSを搬送するための手段を備える。
【0014】給紙アセンブリ20では、カセット18か
ら紙シートSが一枚ずつ抽出され、図1に示すよう紙シ
ートSが回転ヘッド部12のまわりに部分的に巻かれ、
回転ヘッド部12の周辺から所定距離だけ離間するよう
支持されながら、上方へ前進するようになっている。
【0015】アセンブリ20は、半円筒形の内側紙ガイ
ド22および外側紙ガイド24を備え、これらは互いに
離間し、シャフト14と同軸状になっている。外側ガイ
ド24は回転ヘッド部12より上方に延びて、回転ヘッ
ド部12の下方で終端している。回転シャフト28に取
付けられた給紙ローラ26は、カセット18から最も内
側の紙シートSを引出し、これを水平にスライドして回
転ヘッド部12の下方に位置する2つのガイド22と2
4の間のスペースに挿入する。
【0016】アセンブリ20は、ガイド22および24
の両側に配置された一対の2つの垂直給紙機32を備え
る。給紙機32の各々は、上部プーリ36と下部プーリ
38と、それらの間に張設されたベルトループ34から
構成される。ベルトループ34の内側部分はガイド22
と24の間の空間を通り、外側部分は外側ガイド24の
外側を通る。給紙機32の下方プーリ38は、各ベルト
ループ34の内側部分がガイド22と24の間を上方に
間欠的に移動するようステップモータ42によって駆動
される。更に各ベルトループ34は紙シートSの下端を
支持するためにループから横方向に突出する小さいタブ
44を備えている。
【0017】給紙ローラ26がカセット18から紙ガイ
ド22と24の間に紙シートSを挿入するたびに、2つ
のベルトループ34のタブ44が挿入されたシートの下
端に係合し、紙シートSを上方に上げ、上方端が回転ヘ
ッド部12の周辺に対向するよう垂直給紙機32が作動
される。
【0018】回転ヘッド部12が連続して回転している
間、給紙機32は紙シートSが間欠的に回転ヘッド部1
2を通過するよう紙シートSを上方に移動させる。これ
と同時にプリンタ10が回転ヘッド部12に対向する紙
シートS上のライン上に黒および/またはカラーで印字
するよう複数の記録ヘッドが選択的に作動される。
【0019】紙シートS上に高品位で印字するよう正し
いタイミングで記録ヘッドを作動するため、プリンタ1
0は回転ヘッド部12の直ぐ下のシャフト14に設けら
れたタイミングディスク56と、タイミングディスク5
6からタイミングを検出する一対の光検出器54と、光
検出器54からの信号を受けるコントローラ52を備え
る。2つの検出器54からの信号に基づいて、回転ヘッ
ド部12の瞬間的な角度位置が演算される。
【0020】また、コントローラ52は、垂直給紙器3
2の下方プーリ38の角度位置を検出するシャフトエン
コーダ58からの位置信号も受ける。コントローラ52
は、この受信タイミングデータを処理し、正しいタイミ
ングで印字データの基づく印字指令信号を回転ヘッド部
12の各記録ヘッドに供給する。それによって紙シート
Sに印字が行われる。
【0021】紙シートSへの印字が完了すると、紙シー
トSは紙ガイド64によりプリンタ10の出口端まで案
内される。同時にローラ26によりカセット18から新
しい紙シートSが取り出され、コントローラ52の制御
により次のプリントサイクル準備のため紙ガイド22と
24の間の所定位置へ挿入される。
【0022】モノクロ印字 図2はモノクロ印字用の回転ヘッド部12の一例を示す
平面図、図3は図2のA−A矢視断面図、図4は図2の
B−B矢視断面図である。これらの図に示すように、回
転ヘッド部12は、圧電材料からなる円盤状のヘッド基
材101と、円盤状の天板102と、円筒状のノズルプ
レート103とを備える。
【0023】ヘッド基材101の中心に隆起するボス部
107には回転ヘッド部12をシャフト14(図1)に
同軸に貫通させて固定するための貫通孔105が設けら
れ、ヘッド基材101の周辺にリング状に隆起するリン
グ部108には等間隔で4つの記録ヘッド111が設け
られ、ノズルプレート103は各記録ヘッド111用の
インクノズル112を備える。天板102はヘッド基板
101上に同軸に重ねられ共通インク室106を形成す
る。
【0024】図4に示すように、記録ヘッド111は、
リング部108に互いに平行な3本の溝を設けることに
よって形成したインク室121とその両側のダミー室1
22とから構成される。インク室121とダミー室12
2との間の隔壁123にはインク室121側の上半分の
領域に電極124が、ダミー室122側の上半分に電極
125が、それぞれ積層されている。なお、隔壁123
を構成する圧電材料は、予め矢印Y方向に分極されてい
る。
【0025】ここで、電極124から電極125に向か
って電界が印加されると、2つの隔壁123が剪断変形
によって図5に示すように互いに外側へ屈曲し、インク
室121が膨張する。また、逆方向に電界が印加される
と、2つの隔壁123は図6に示すように互いに内側へ
屈曲しインク室121は収縮する。
【0026】したがって、インク室106に例えば黒イ
ンクが充填されると、そのインクは、インク室121の
膨張時にインク室121に吸入され、収縮時にインク室
121からインクノズル112を介して吐出される。そ
こで、印字信号に対応した電圧がコントローラ52(図
1)から電極124,125間に印加されると、記録ヘ
ッド111は印字動作を行うことができる。
【0027】なお、記録ヘッド111を、図7に示すよ
うに、2つの隔壁123に電極124,125を備えた
圧電材料による単独の素子として構成し、それを所望数
だけリング部108に設置することもできる。この場合
には、ヘッド基板101を圧電材料で形成する必要がな
いので圧電材料の使用量を節約することが可能となる。
【0028】上記では、回転ヘッド部12の構成の説明
を簡単にするため、4つの記録ヘッド111を備える場
合について説明した。しかし、実際にはさらに多くの記
録ヘッドが備えられているので、その場合について回転
ヘッド部12の印字動作を説明する。
【0029】図8は、8つの記録ヘッド111をピッチ
P1で周辺に配置したこの発明の回転ヘッド部12の上
面図である。この場合、ピッチP1は印字ドットピッチ
の整数倍に設定されている。説明の便宜上、8つの記録
ヘッド111を図8のようにNo.1〜No.8とし、
紙シートS(図1)は回転ヘッド部12の周りに360
度にわたって設置されているものとする。
【0030】図8の回転ヘッド部12が矢印E方向に定
速度で回転している時に、静止している紙シートSの左
端にNo.1の記録ヘッド111が到達すると、回転ヘ
ッド部12が45度(360度/8)だけ回転する間
に、No.1〜No.8の記録ヘッド111はそれぞれ
印字データに対応する印字を行う。
【0031】その結果、図9に示すように紙シートSの
矢印F方向(主走査方向)にNo.1〜No.8の記録
ヘッド111による記録が左から順番に領域R1ずつ行
われ第1ラインの記録が終了する。なお、図9の紙シー
トSの各領域に記された番号はその領域を印字する記録
ヘッド111のNo.を示す。
【0032】次に、回転ヘッド部12が45度だけ回転
する間に、紙シートSはピッチP2だけ矢印G方向に送
給される。それに伴って紙シートSの左端にNo.7の
記録ヘッド111が到達し、No.1〜No.8の記録
ヘッド111はそれぞれ回転ヘッド部12が45度だけ
回転する間に印字データに対応する印字を行う。その結
果、図9に示すように紙シートSの矢印F方向にNo.
7の記録ヘッド111を先頭とする記録が左から順番に
領域R1ずつ行われ第2ラインの記録が終了する。次に
回転ヘッド部12が45度だけ回転する間に、紙シート
Sは再びピッチP2だけ矢印G方向に送給される。
【0033】この動作が4回くり返されると、回転ヘッ
ド部12が一周し、図9に示すように紙シートSの送給
方向について領域R2(4ライン分)が印字される。こ
の動作を継続することにより、回転ヘッド部12による
紙シートSに対する印字が行われる。
【0034】なお、ピッチP2は印字ドットピッチ、つ
まり、200DPIの印字密度であれば1/200イン
チに設定される。また、8つの記録ヘッド111は回転
ヘッド部12の周辺に印字ドットピッチの整数倍のピッ
チで配置されているので、紙シートS上にNo.1〜N
o.8の記録ヘッド111による各印字領域R1はその
境界において印字ドットピッチが乱れることなく都合よ
くつながることができる。
【0035】図10は5つの記録ヘッド111をピッチ
P1(印字ドットピッチの整数倍)で周辺に配置したこ
の発明の回転ヘッド部12の上面図である。5つの記録
ヘッド111をNo.1〜No.5とすると、図9に示
す実施例と同じように、紙シートSに各記録ヘッド11
1によって図11に示す印字が行われる。つまり、回転
ヘッド部12が72度(360度/5)だけ回転する間
に各記録ヘッド111による印字データに対応する印字
が行われ、次に回転ヘッド部12が72度だけ回転する
間に紙シートSがピッチP2(印字ドットピッチ)だけ
矢印G方向に送給されるという動作がくり返される。そ
れによって紙シートSは順次印字されていく。
【0036】なお、図10に示す回転ヘッド部12によ
ると、回転ヘッド部12が二周することによって、図1
1の領域R2(5ライン分)が印字される。従ってこの
場合には、各記録ヘッド111に印字データを5通りに
切替えて供給する必要がある。これに対して図8に示す
回転ヘッド部12は図9に示すように1回転によって4
ライン分が印字されるので、各記録ヘッド111には印
字データを4通りに切替えて供給すればよいことにな
る。つまり、記録ヘッド111の数が偶数の場合は、奇
数の場合に比べて印字データの切替え操作が簡単になる
ことが判る。
【0037】カラー印字 図12はカラー印字用回転ヘッド部12の一例を示す平
面図,図13はその側面図,図14は図12のC−C矢
視断面図である。これらの図に示すように、回転ヘッド
部12は、圧電材料からなる円盤状のヘッド基材101
a〜101dを同軸に順次積重ね、最上部のヘッド基材
101dの上に円盤状の天板102aを同軸に設置し、
外周面を円筒状ノズルプレート103aで覆うことによ
って形成される。
【0038】ヘッド基材101a〜101dの各々は、
図3に示すヘッド基材101とほぼ同様の構造を有して
いる。つまり、中心に隆起するボス部を備え、回転ヘッ
ド部12をシャフト14(図1)に同軸に貫通させて固
定するための貫通孔105aを有し、周辺にリング状に
隆起するリング部に等間隔で4つの記録ヘッド111を
備えると共に、記録ヘッド111はノズルプレート10
3にそれぞれのインクノズル112を備える。
【0039】そして、回転ヘッド部12では、ヘッド基
材101aと101bとの間、ヘッド基材101bと1
01cとの間、ヘッド基材101cと101dとの間、
およびヘッド基材101dと天板102aとの間にそれ
ぞれ共通インク室106a〜106dが区画され、重な
り合った4つの回転ヘッド部12a〜12dが形成され
る。
【0040】記録ヘッド111の各構成は図4に示すも
のと同等であり、また、4つの回転ヘッド部12a〜1
2dのインクノズル112の縦方向のピッチP3(図1
3)は印字ドットピッチの整数倍に設定されている。従
って、共通インク室106a〜106dにそれぞれ、ブ
ラック,マゼンダ,シアン,イエローのインクが収容さ
れると、4つの回転ヘッド部12a〜12dの各々が、
前述のモノクロ印字用の回転ヘッド部12のように作動
することにより、紙シートS(図1)に対してカラー印
字が行われることになる。
【0041】図15は図12に示す回転ヘッド部12の
変形例を示す上面図,図16は図15のD−D矢視断面
図である。この回転ヘッド部12は図14に示す天板1
02aをインクタンク部120で置換したものである。
インクタンク部120は、中心にシャフト14(図1)
を貫通させるための貫通孔105bを有すると共に、そ
の周りに4つのインクタンク120a〜120dを備え
る。4つのインクタンク120a〜120dはそれぞれ
連通孔121a〜121dにより共通インク室106a
〜106dに連通している。インクタンク120a〜1
06dにはそれぞれブラック,マゼンダ,シアン,イエ
ローのインクが収容され、共通インク室106a〜10
6dにインクが常時補給されるようになっている。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、記録ヘッド毎にイン
ク吐出方向を偏向させるような機構を必要としないの
で、ヘッド回転式インクジェットプリンタの構成と制御
を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のヘッド回転式インクジェットプリン
タの実施例を示す斜視図である。
【図2】この発明のモノクロ印字用回転ヘッド部の一例
を示す平面図である。
【図3】図2のA−A矢視断面図である。
【図4】図2のB−B矢視断面図である。
【図5】この発明の記録ヘッドの動作を示す説明図であ
る。
【図6】この発明の記録ヘッドの動作を示す説明図であ
る。
【図7】この発明の記録ヘッドの変形例を示す斜視図で
ある。
【図8】この発明のモノクロ印字用回転ヘッド部の他の
例を示す平面図である。
【図9】図8に示す回転ヘッド部による印字動作を示す
説明図である。
【図10】この発明のモノクロ印字用回転ヘッド部のさ
らに他の例を示す平面図である。
【図11】図10に示す回転ヘッド部による印字動作を
示す説明図である。
【図12】この発明のカラー印字用回転ヘッド部の一例
を示す平面図である。
【図13】図12に示す回転ヘッド部の側面図である。
【図14】図12のC−C矢視断面図である。
【図15】図12に示すカラー印字用回転ヘッド部の変
形例を示す平面図である。
【図16】図15のD−Dや視断面図である。
【符号の説明】
10 プリンタ 12 回転ヘッド部 14 回転シャフト 16 モータ 17 ベース 18 カセット 20 給紙アセンブリ 22 内側紙ガイド 24 外側紙ガイド 26 給紙ローラ 28 回転シャフト 32 垂直給紙桟 34 ベルトループ 36 上部プーリ 38 下部プーリ 44 タブ 52 コントローラ 54 光検出器 56 タイミングディスク 58 シャフトエンコーダ 64 紙ガイド
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 FA04 FA09 HA02 HA05 HA07 HA29 2C057 AF99 AG16 AG45 AG97 AN00 BA03 BA14 2C059 AA05 AA17 AA72 AA73

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸を中心に連続回転する回転ヘッド部
    と、記録媒体を回転ヘッド部の周りに円筒状に支持しな
    がら回転ヘッド部の回転軸方向に間欠的に搬送する媒体
    搬送部と、回転ヘッド部に設けられ半径方向にインクを
    吐出する複数の記録ヘッドとを供え、複数の記録ヘッド
    は、記録媒体上のインク吐出ピッチが印字ドットピッチ
    の整数倍になるように配置され、かつ、記録媒体の静止
    時に記録媒体の搬送方向に直交する同一ライン上にイン
    クを吐出するヘッド回転式インクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 各記録ヘッドは、圧電材料からなる側壁
    に囲まれたインク室と、インク室に連通するインク吐出
    ノズルと、側壁に電界を印加して剪断変形を生じさせる
    ために側壁に設けられた電極からなる請求項1記載のヘ
    ッド回転式インクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 回転ヘッド部は、各記録ヘッドに連通す
    る共通インク室を中央部に有する請求項1記載のヘッド
    回転式インクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 複数の記録ヘッドが偶数個の記録ヘッド
    からなる請求項1記載のヘッド回転式インクジェットプ
    リンタ。
  5. 【請求項5】 回転ヘッド部は、圧電材料からなる円盤
    状の基材と、円盤状の基材を覆う天板とを備え、円盤状
    基材はその周縁にリング状に隆起するリング状部分を有
    し、各記録ヘッドはリング状部分に形成された半径方向
    に延びる3本の溝を備え、インク室はその中央の溝から
    なる請求項2記載のヘッド回転式インクジェットプリン
    タ。
  6. 【請求項6】 媒体搬送部は、各記録ヘッドが1ライン
    分の記録を終了し次のラインの記録を開始するまでの期
    間に記録媒体を回転ヘッド部の回転軸方向にラインピッ
    チ分だけ搬送する請求項1記載のインクジェットプリン
    タ。
  7. 【請求項7】 インクタンク部をさらに備え、インクタ
    ンク部は回転ヘッド部の上に重ねて設置され、かつ、共
    通インク室に連通してなる請求項3記載のヘッド回転式
    インクジェットプリンタ。
  8. 【請求項8】 同軸に重ねられ軸を中心に連続回転する
    複数段の回転ヘッド部と、記録媒体を前記回転ヘッド部
    の周りに半円筒状に支持しながら前記回転ヘッド部の回
    転軸方向に間欠的に搬送する媒体搬送部と、各回転ヘッ
    ド部に設けられ回転軸の半径方向にインクを吐出する複
    数の記録ヘッドを備えたインクジェットプリンタ。
  9. 【請求項9】 各回転ヘッド部に設けられる複数の記録
    ヘッドは、記録媒体上で同一ライン上にインクを吐出
    し、かつ、インク吐出ピッチが印字ドットピッチの整数
    倍になるように配置された請求項8記載のインクジェッ
    トプリンタ。
  10. 【請求項10】 各記録ヘッドは回転ヘッド部の回転軸
    の半径方向にインクを吐出するインク吐出ノズルを備
    え、上下に重なる回転ヘッド部について上下に隣接する
    ノズルが回転ヘッド部の軸に平行な直線に沿って配列さ
    れてなる請求項8記載のインクジェットプリンタ。
  11. 【請求項11】 上下に隣接するノズルは、ピッチが印
    字ドットピッチの整数倍になるように配列された請求項
    8記載のインクジェットプリンタ。
  12. 【請求項12】 各回転ヘッド部は、中央に各記録ヘッ
    ドに連通する共通インク室を有する請求項8記載のイン
    クジェットプリンタ。
  13. 【請求項13】 インクタンク部をさらに備え、インク
    タンク部は最上部の回転ヘッド部上に重ねて設置され、
    インクタンク部は回転ヘッド部の数だけのインクタンク
    を有し、各インクタンクは対応する回転ヘッド部の共通
    インク室に連通してなる請求項12記載のインクジェッ
    トプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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