JP2002178214A - 管体切断具 - Google Patents
管体切断具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 誰でも容易に取り扱いができるとともに、切
断後の管端面の仕上研磨を必要とせず、かつ小型で安価
である。 【解決手段】 基台1は管体Pの周面に沿って位置させ
られて、電動カッター2をその歯先が管体P周壁に向く
ように保持する。基台1の、管体Pと対向する切欠き1
3は管体P周面に沿って湾曲しており、基台1には周方
向の両端部に管体P周面と接するローラ体4が設けられ
ている。基台1の一端から管体Pの周面に巻き付けられ
て基台1の他端に至るローラチェーン3が設けられて、
基台1を管体P周りに案内する。
断後の管端面の仕上研磨を必要とせず、かつ小型で安価
である。 【解決手段】 基台1は管体Pの周面に沿って位置させ
られて、電動カッター2をその歯先が管体P周壁に向く
ように保持する。基台1の、管体Pと対向する切欠き1
3は管体P周面に沿って湾曲しており、基台1には周方
向の両端部に管体P周面と接するローラ体4が設けられ
ている。基台1の一端から管体Pの周面に巻き付けられ
て基台1の他端に至るローラチェーン3が設けられて、
基台1を管体P周りに案内する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管体切断具に関し、
特に、簡易かつ安価な管体切断具の構造に関する。
特に、簡易かつ安価な管体切断具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通信ケーブル等を敷設するための300
mmφ〜600mmφの中口径鋼管を切断する場合に
は、従来、ガス切断機を使用することが多い。また、塩
化ビニル管や鋳鉄管は円形砥石を回転させて切断する切
断機を使用することが多い。
mmφ〜600mmφの中口径鋼管を切断する場合に
は、従来、ガス切断機を使用することが多い。また、塩
化ビニル管や鋳鉄管は円形砥石を回転させて切断する切
断機を使用することが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガス切断機は
炎熱を生じるために取り扱いが難しく、専門技術者によ
る作業が必要であるという問題がある。また、切断端面
に手ぶれ等による凹凸を生じるため、切断後に端面を研
磨仕上げする等の作業を必要とするという問題もある。
このようなガス切断機の問題点を解決するために油圧切
断機も提案されているが、油圧ユニットの設置や油圧ホ
ースの取り回し等が必要であるとともに、切断機全体が
大型で高価なものになるという問題がある。また、大径
の管体を直角に切断することが難しく、さらには管体の
下半部を切断する場合には管体を180度回転させる等
の作業を要することから、切断作業に時間を要するとい
う問題もあった。回転円形砥石による切断は、鋼管の切
断が困難であるとともに、管体の直角切断や切断作業に
時間を要するという点でガス切断機等と同様の問題があ
った。
炎熱を生じるために取り扱いが難しく、専門技術者によ
る作業が必要であるという問題がある。また、切断端面
に手ぶれ等による凹凸を生じるため、切断後に端面を研
磨仕上げする等の作業を必要とするという問題もある。
このようなガス切断機の問題点を解決するために油圧切
断機も提案されているが、油圧ユニットの設置や油圧ホ
ースの取り回し等が必要であるとともに、切断機全体が
大型で高価なものになるという問題がある。また、大径
の管体を直角に切断することが難しく、さらには管体の
下半部を切断する場合には管体を180度回転させる等
の作業を要することから、切断作業に時間を要するとい
う問題もあった。回転円形砥石による切断は、鋼管の切
断が困難であるとともに、管体の直角切断や切断作業に
時間を要するという点でガス切断機等と同様の問題があ
った。
【0004】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、鋼管からビニル管まで広い範囲の管体の切断
を誰でも迅速かつ容易に行なうことができるとともに、
切断後の管端面の仕上研磨を必要とせず、かつ小型で安
価な管体切断具を提供することを目的とする。
るもので、鋼管からビニル管まで広い範囲の管体の切断
を誰でも迅速かつ容易に行なうことができるとともに、
切断後の管端面の仕上研磨を必要とせず、かつ小型で安
価な管体切断具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第1発明では、管体
(P)外周面に沿って位置させられて、電動カッター
(2)を、その歯先が管体(P)周壁を貫通しかつ周方
向へ向くように保持する基台(1)と、基台(1)の一
端から管体(P)の周面に巻き付けられて基台(1)の
他端に至り、基台(1)を管体(P)周りに案内する連
結部材(3)とを具備している。なお、「連結部材」と
しては管体の周面に巻き付けられるものであれば良い
が、例えばローラチェーンが好適に使用できる。また、
連結部材は管体外周に弾性的に巻き付けられるものであ
ることが好ましい。本第1発明においては、管体の周面
に沿って位置させた基台上に電動カッターを保持させ、
連結部材によって基台を管体周りに案内させつつ基台を
移動させることによって、電動カッターの歯先で管体を
輪切り切断することができる。本第1発明によれば、従
来のガス切断機に比して、専門技術者が不要であるとと
もに、切断端面に凹凸が生じないから切断端面の研磨仕
上げも必要とせず、切断作業を容易かつ迅速に行うこと
ができる。また、電動カッターが使用できるから、油圧
切断機に比してコンパクトかつ安価である。さらには、
管体の周面に巻き付けられる連結部材により案内された
電動カッターにより管体の直角切断が容易であるととも
に、連結部材を移動させることによって、管体を180
度回転させる等の作業を要することなく管体下半部を速
やかに切断することができる。
(P)外周面に沿って位置させられて、電動カッター
(2)を、その歯先が管体(P)周壁を貫通しかつ周方
向へ向くように保持する基台(1)と、基台(1)の一
端から管体(P)の周面に巻き付けられて基台(1)の
他端に至り、基台(1)を管体(P)周りに案内する連
結部材(3)とを具備している。なお、「連結部材」と
しては管体の周面に巻き付けられるものであれば良い
が、例えばローラチェーンが好適に使用できる。また、
連結部材は管体外周に弾性的に巻き付けられるものであ
ることが好ましい。本第1発明においては、管体の周面
に沿って位置させた基台上に電動カッターを保持させ、
連結部材によって基台を管体周りに案内させつつ基台を
移動させることによって、電動カッターの歯先で管体を
輪切り切断することができる。本第1発明によれば、従
来のガス切断機に比して、専門技術者が不要であるとと
もに、切断端面に凹凸が生じないから切断端面の研磨仕
上げも必要とせず、切断作業を容易かつ迅速に行うこと
ができる。また、電動カッターが使用できるから、油圧
切断機に比してコンパクトかつ安価である。さらには、
管体の周面に巻き付けられる連結部材により案内された
電動カッターにより管体の直角切断が容易であるととも
に、連結部材を移動させることによって、管体を180
度回転させる等の作業を要することなく管体下半部を速
やかに切断することができる。
【0006】本第2発明では、本第1発明の管体切断具
において、上記基台(1)の、管体(P)外周面との対
向面(13)は管体(P)外周面に沿って湾曲してお
り、基台(1)には周方向の両端部に管体(P)外周面
と接するローラ体(4)が設けられている。本第2発明
においては、ローラ体を設けることによって管体周りの
基台の移動が容易になる。
において、上記基台(1)の、管体(P)外周面との対
向面(13)は管体(P)外周面に沿って湾曲してお
り、基台(1)には周方向の両端部に管体(P)外周面
と接するローラ体(4)が設けられている。本第2発明
においては、ローラ体を設けることによって管体周りの
基台の移動が容易になる。
【0007】本第3発明では、本第2発明の管体切断具
において、基台(1)には両端部に設けた各ローラ体
(4)の回転軸(41)を支持する取付穴(141、1
42)が設けられるとともに、これら取付穴(141、
142)は、基台(1)の対向面(13)からの距離を
異ならせて複数設けられている。本第3発明において
は、管体の径の相違に応じて取付穴を適当に選択するこ
とにより、常にローラ体を管体外周面に適正に当接させ
ることができる。
において、基台(1)には両端部に設けた各ローラ体
(4)の回転軸(41)を支持する取付穴(141、1
42)が設けられるとともに、これら取付穴(141、
142)は、基台(1)の対向面(13)からの距離を
異ならせて複数設けられている。本第3発明において
は、管体の径の相違に応じて取付穴を適当に選択するこ
とにより、常にローラ体を管体外周面に適正に当接させ
ることができる。
【0008】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、管体切断具の外観を示
す。管体切断具Tは管体Pの外周面に沿って位置する基
台1を有し、基台1上にはベット板23に取り付けた電
動カッター2が載置固定されている。電動カッター2は
電動モータ22でカバー24内のチップソーを回転させ
るものである。連結部材としてのローラチェーン3が設
けられて、基台1の一端から管体Pの外周に巻き付けら
れて基台1の他端に至っている。基台1の詳細を図2、
図3に示し、図2は基台1の側面図、図3はその平面図
である。
す。管体切断具Tは管体Pの外周面に沿って位置する基
台1を有し、基台1上にはベット板23に取り付けた電
動カッター2が載置固定されている。電動カッター2は
電動モータ22でカバー24内のチップソーを回転させ
るものである。連結部材としてのローラチェーン3が設
けられて、基台1の一端から管体Pの外周に巻き付けら
れて基台1の他端に至っている。基台1の詳細を図2、
図3に示し、図2は基台1の側面図、図3はその平面図
である。
【0010】基台1は長方形金属板の両側端を折り曲げ
て断面略U字形としたもので、左右の側壁11,12は
下縁中間部が図2にその一方を示すように、管体Pの外
周面に沿いこれに対向するように円弧状に切り欠かれて
いる(符号13)。そして、この対向面としての切欠き
13の両端に近い側壁11,12部には、それぞれ隣接
して一対の取付穴141,142が設けられて、取付穴
141にローラ支持軸41が挿入されてナット411で
固定されている。これを図4で説明すると、基台1の両
側壁11,12間にローラ体4が設けられ、このローラ
体4は、軸中心に上記ローラ支持軸41を挿通する貫通
孔42を形成した円柱形の大径軸部43と、その両端に
形成された大径のローラ部44からなり、ローラ部44
には外周全周に三角溝が形成されている。これらローラ
体4は基台1の前後(図2の左右)にそれぞれ設けられ
て、管体Pの外周面に接している。取付穴142は取付
穴141に比して切欠き13から遠い位置にあり、より
大径の管体Pを切断する際にはローラ体4を取付穴14
2間に支持させる。
て断面略U字形としたもので、左右の側壁11,12は
下縁中間部が図2にその一方を示すように、管体Pの外
周面に沿いこれに対向するように円弧状に切り欠かれて
いる(符号13)。そして、この対向面としての切欠き
13の両端に近い側壁11,12部には、それぞれ隣接
して一対の取付穴141,142が設けられて、取付穴
141にローラ支持軸41が挿入されてナット411で
固定されている。これを図4で説明すると、基台1の両
側壁11,12間にローラ体4が設けられ、このローラ
体4は、軸中心に上記ローラ支持軸41を挿通する貫通
孔42を形成した円柱形の大径軸部43と、その両端に
形成された大径のローラ部44からなり、ローラ部44
には外周全周に三角溝が形成されている。これらローラ
体4は基台1の前後(図2の左右)にそれぞれ設けられ
て、管体Pの外周面に接している。取付穴142は取付
穴141に比して切欠き13から遠い位置にあり、より
大径の管体Pを切断する際にはローラ体4を取付穴14
2間に支持させる。
【0011】基台1の上壁15には一端中央にフック部
材51が設けてあり、これは小幅の板体をJ字形(図
2)に屈曲成形したもので、その先端には等間隔で多数
のローラ部材311を装着したローラチェーン3の一端
31が係止されている。基台1の一端にはさらに電動カ
ッター2を取り付けるための押え板52が設けられてい
る。押え板52は基台1の上面を幅方向(図3の上下方
向)へ延び、断面は略Z字形に成形されて(図2)基板
上壁15との間に間隙Sを形成し、この間隙S内に電動
カッター2のベット板23(図1)の一端が挿入されて
位置決めされる。
材51が設けてあり、これは小幅の板体をJ字形(図
2)に屈曲成形したもので、その先端には等間隔で多数
のローラ部材311を装着したローラチェーン3の一端
31が係止されている。基台1の一端にはさらに電動カ
ッター2を取り付けるための押え板52が設けられてい
る。押え板52は基台1の上面を幅方向(図3の上下方
向)へ延び、断面は略Z字形に成形されて(図2)基板
上壁15との間に間隙Sを形成し、この間隙S内に電動
カッター2のベット板23(図1)の一端が挿入されて
位置決めされる。
【0012】基台上壁15の他端には中央に、平面視で
U字形の切欠き151(図3)が形成されるとともに、
当該切欠き151の下方には両側壁11,12の取付孔
143(図5)間に支持軸61が架設されて、その中央
に形成された円筒部62のネジ孔内にローレットネジ6
3が上下方向へ捩じ込んである。ローレットネジ63は
上記切欠き151を通過してその頭部631が基台上壁
15よりも上に位置し、ローレットネジの頭部631と
基台上壁15との間に電動カッター2のベット板23の
他端が挟持されて固定される(図1)。このようにして
固定された電動カッター2の円板形チップソー21(図
2)は、基台上壁15の側縁中央に形成された長穴15
2(図3)内に挿入されて、その下端歯先が管体Pの周
壁を貫通して管体の周方向を向く。
U字形の切欠き151(図3)が形成されるとともに、
当該切欠き151の下方には両側壁11,12の取付孔
143(図5)間に支持軸61が架設されて、その中央
に形成された円筒部62のネジ孔内にローレットネジ6
3が上下方向へ捩じ込んである。ローレットネジ63は
上記切欠き151を通過してその頭部631が基台上壁
15よりも上に位置し、ローレットネジの頭部631と
基台上壁15との間に電動カッター2のベット板23の
他端が挟持されて固定される(図1)。このようにして
固定された電動カッター2の円板形チップソー21(図
2)は、基台上壁15の側縁中央に形成された長穴15
2(図3)内に挿入されて、その下端歯先が管体Pの周
壁を貫通して管体の周方向を向く。
【0013】一端をフック部材51に係止されたローラ
チェーン3は、そのローラ部材311が管体Pの外周面
に接した状態でこれに巻き付けられる。ローラチェーン
3の他端には、両側板711,712がボルト73で結
合されて下方へ向くコ字形の吊り部材71(図6)が設
けられ、吊り部材71の頂板713には中央の開口71
4内に調節ボルト72が挿通されてナット721により
係止されている。調節ボルト72は円柱形の懸架バー8
1の中央に形成された貫通孔811内に上下方向へ挿通
され、その先端部には蝶ナット74が装着されている。
そして、蝶ナット74と基台上壁15の間には伸長ばね
力を生じるコイルバネ75が配設されている。懸架バー
81は両端に形成された小径凸部812が基台1の側壁
延長部111,121上面に形成されたU字溝16内に
嵌入されて支持されている。蝶ナット74を適当量捩じ
込むことにより、ローラチェーン3はコイルバネ75の
ばね力によって、適当な締付け力で管体Pの外周に弾性
的に巻き付けられる。
チェーン3は、そのローラ部材311が管体Pの外周面
に接した状態でこれに巻き付けられる。ローラチェーン
3の他端には、両側板711,712がボルト73で結
合されて下方へ向くコ字形の吊り部材71(図6)が設
けられ、吊り部材71の頂板713には中央の開口71
4内に調節ボルト72が挿通されてナット721により
係止されている。調節ボルト72は円柱形の懸架バー8
1の中央に形成された貫通孔811内に上下方向へ挿通
され、その先端部には蝶ナット74が装着されている。
そして、蝶ナット74と基台上壁15の間には伸長ばね
力を生じるコイルバネ75が配設されている。懸架バー
81は両端に形成された小径凸部812が基台1の側壁
延長部111,121上面に形成されたU字溝16内に
嵌入されて支持されている。蝶ナット74を適当量捩じ
込むことにより、ローラチェーン3はコイルバネ75の
ばね力によって、適当な締付け力で管体Pの外周に弾性
的に巻き付けられる。
【0014】このような管体切断機Tを使用する場合に
は、管体Pの外周上に基台1を位置させ、フック部材5
1にローラチェーン3の一端を係止してこれを管体Pの
外周に巻き付け、ローラチェーン3他端の懸架バー81
をU字溝16内に嵌入し支持させる。この状態で、基台
上壁15の長穴152(図3)、すなわち電動カッター
2のチップソー21の位置が管体切断線と一致するよう
に基台1の位置を調整した後、蝶ナット74によって、
基台1が横ずれしない程度にローラチェーン3の締付け
力を適当に調整する。そして、基台1をローラチェーン
3で案内しつつ管体P周りに数回回転させて、元の位置
に戻ってくることを確認し、ローラチェーン3の締付け
力を基台1のスムーズな移動が保証される範囲でさらに
強くしておく。そして、さらにもう一度基台1を管体P
周りに回転させながら、管体P外周における基台1の通
過線を白墨等で辿っておき、以下の切断時に基台1が横
ぶれした場合には即座に判明するようにしておく。
は、管体Pの外周上に基台1を位置させ、フック部材5
1にローラチェーン3の一端を係止してこれを管体Pの
外周に巻き付け、ローラチェーン3他端の懸架バー81
をU字溝16内に嵌入し支持させる。この状態で、基台
上壁15の長穴152(図3)、すなわち電動カッター
2のチップソー21の位置が管体切断線と一致するよう
に基台1の位置を調整した後、蝶ナット74によって、
基台1が横ずれしない程度にローラチェーン3の締付け
力を適当に調整する。そして、基台1をローラチェーン
3で案内しつつ管体P周りに数回回転させて、元の位置
に戻ってくることを確認し、ローラチェーン3の締付け
力を基台1のスムーズな移動が保証される範囲でさらに
強くしておく。そして、さらにもう一度基台1を管体P
周りに回転させながら、管体P外周における基台1の通
過線を白墨等で辿っておき、以下の切断時に基台1が横
ぶれした場合には即座に判明するようにしておく。
【0015】続いて、電動カッター2のベット板23の
一端を押え板52の間隙S内に挿入するとともにベット
板23の他端をローレットネジ頭部631で挟持固定し
て、電動カッター2を基台1に取り付ける。この状態
で、電動カッター2に設けられているレバー(図示略)
を操作して電動カッター2をベット板23上で傾動可能
としておき、電動カッター2が持ち上げ傾動させられた
状態でチップソー21を回転させ、徐々に電動カッター
2を下降させて管体Pの初期切断を行う。初期切断が終
了した時点で一旦チップソー21の回転を止め、レバー
操作によって電動カッター2をベット板23に固定した
後、再びチップソー21の回転を開始して電動カッター
2の取手25(図1)を掴みつつ、ローラチェーン3の
案内の下で電動カッター2を管体Pの周方向へ移動させ
て管体Pを切断する(図1の符号P1)。この際、電動
カッター2に手が届かない範囲では、例えば図1に一例
を示すような操作棒Hを使用し、その先端二股部をロー
ラチェーン3の内側リンクプレートの両外側面に嵌め
て、ローラチェーン3を送るようにする。なお、操作棒
Hを使用せず、手で送るようにしても良い。
一端を押え板52の間隙S内に挿入するとともにベット
板23の他端をローレットネジ頭部631で挟持固定し
て、電動カッター2を基台1に取り付ける。この状態
で、電動カッター2に設けられているレバー(図示略)
を操作して電動カッター2をベット板23上で傾動可能
としておき、電動カッター2が持ち上げ傾動させられた
状態でチップソー21を回転させ、徐々に電動カッター
2を下降させて管体Pの初期切断を行う。初期切断が終
了した時点で一旦チップソー21の回転を止め、レバー
操作によって電動カッター2をベット板23に固定した
後、再びチップソー21の回転を開始して電動カッター
2の取手25(図1)を掴みつつ、ローラチェーン3の
案内の下で電動カッター2を管体Pの周方向へ移動させ
て管体Pを切断する(図1の符号P1)。この際、電動
カッター2に手が届かない範囲では、例えば図1に一例
を示すような操作棒Hを使用し、その先端二股部をロー
ラチェーン3の内側リンクプレートの両外側面に嵌め
て、ローラチェーン3を送るようにする。なお、操作棒
Hを使用せず、手で送るようにしても良い。
【0016】なお、上記実施形態ではローラ体の取付穴
を、切欠き13からの距離を異ならせて各2つ設けた
が、3つ以上設けることもできる。
を、切欠き13からの距離を異ならせて各2つ設けた
が、3つ以上設けることもできる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明の管体切断具は、
鋼管からビニル管まで広い範囲の管体の切断を誰でも迅
速かつ容易に行なうことができるとともに、切断後の管
端面の仕上研磨を必要とせず、かつ小型で安価である。
鋼管からビニル管まで広い範囲の管体の切断を誰でも迅
速かつ容易に行なうことができるとともに、切断後の管
端面の仕上研磨を必要とせず、かつ小型で安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す、管体切断具を管体
の外周に設置した斜視図である。
の外周に設置した斜視図である。
【図2】基台の側面図である。
【図3】基台の平面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】図3のV−V線に沿った断面図である。
【図6】図3のVI−VI線に沿った断面図である。
1…基台、13…切欠き、141,142…取付穴、2
…電動カッター、3…ローラチェーン、4…ローラ体、
41…ローラ支持軸、P…管体。
…電動カッター、3…ローラチェーン、4…ローラ体、
41…ローラ支持軸、P…管体。
Claims (3)
- 【請求項1】 管体外周面に沿って位置させられて、電
動カッターを、その歯先が管体周壁を貫通しかつ周方向
へ向くように保持する基台と、基台の一端から管体の周
面に巻き付けられて基台の他端に至り、基台を管体周り
に案内する連結部材とを具備する管体切断具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の管体切断具において、
前記基台の、前記管体外周面との対向面は管体外周面に
沿って湾曲しており、前記基台には周方向の両端部に前
記管体外周面と接するローラ体が設けられている請求項
1に記載の管体切断具。 - 【請求項3】 請求項2に記載の管体切断具において、
前記基台には両端部に設けた前記各ローラ体の回転軸を
支持する取付穴が設けられるとともに、これら取付穴
は、前記基台の対向面からの距離を異ならせて複数設け
られている管体切断具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000377706A JP2002178214A (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | 管体切断具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000377706A JP2002178214A (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | 管体切断具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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