JP2002177932A - 廃棄物処理用凝縮器 - Google Patents

廃棄物処理用凝縮器

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JP2002177932A
JP2002177932A JP2000381925A JP2000381925A JP2002177932A JP 2002177932 A JP2002177932 A JP 2002177932A JP 2000381925 A JP2000381925 A JP 2000381925A JP 2000381925 A JP2000381925 A JP 2000381925A JP 2002177932 A JP2002177932 A JP 2002177932A
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Japan
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condenser
liquid
opening
waste
outside air
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JP2000381925A
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English (en)
Inventor
Rikuo Tsutsumi
陸生 堤
Shinsuke Omachi
伸介 大町
Shizuo Hayashi
靜男 林
Kiyonori Kida
清則 喜田
Kazuyoshi Koshiba
和義 小柴
Masahiro Miyamoto
昌広 宮本
Kiyomi Wada
清美 和田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】廃棄物を加熱して発生するガスの凝縮器の液体
の取出し部から外気が凝縮器へ侵入ない廃棄物処理用凝
縮器を提供する。 【解決手段】開口部2Aは、液体11を取り出すために
開口部2Aから凝縮器2外部へ向かう方向に取出し部1
6を備え、取出し部16は、液体11を溢出させるため
の溢出点または溢出面19が開口部2Aより高い位置に
なるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、廃棄物を加熱処
理する廃棄物処理装置に関し、特に、凝縮器の液体の取
出し部から外気が侵入する心配のない廃棄物処理用凝縮
器に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭やオフィス、工場など人が営んでい
る場所からは生ゴミ、金属類、プラスチック類など種々
の廃棄物が必ず発生する。この廃棄物は、一般には地中
への埋め立てや加熱焼却・加熱分解などによって処理さ
れる。しかし、廃棄物は年々増加の一途を辿り、埋め立
て処理による方法は、その埋め立て場所の不足を招くと
ともに公害の発生要因にもなって来たので、次第に廃棄
物が加熱処理がされるようになってきた。この廃棄物の
加熱処理においては、プラスチック類から有害なダイオ
イキシンが発生しないようにする必要があるが、廃棄物
の再資源化、発生熱源の利用など2次的な貢献作用もあ
るので、最近はこの加熱処理による廃棄物処理装置をさ
らに高度化させるための検討が盛んになされている。
【0003】図3は、従来の廃棄物処理装置の構成を示
す側面図である。廃棄物処理装置が熱分解炉1と、この
熱分解炉1に送ガス管6を介して接続された凝縮器2
と、この凝縮器2に送ガス管7を介して接続された脱塩
器3と、この脱塩器4に送ガス管8を介して接続された
ガス燃焼装置60からなる。図4において、熱分解炉1
に廃棄物が投入され加熱される。この廃棄物の加熱によ
って発生した分解ガスが送ガス管6を介して凝縮器2へ
送られる。凝縮器2では、分解ガスの一部を凝縮により
液化して分離する。脱塩器3は凝縮器2で凝縮されなか
った分解ガスを受け、塩基を有する分解ガス成分を除外
する。ガス燃焼装置60は、この脱塩器3からの分解ガ
スを受け可燃性の分解ガス成分を燃焼する。
【0004】図4は、図3の凝縮器の内部構成を示す要
部断面図である。凝縮器2の内部が仕切り板12,13
でもって仕切られ、凝縮器2に右側の液体11の取出し
部5が設けられている。仕切り板12は凝縮器2の上部
から下方へ向けて突設され、仕切り板13は凝縮器2の
下部から上方へ向けて突設されている。送ガス管6から
送られて来た分解ガス9の一部が冷却されて液体10と
なって仕切り板13の左側に溜まる。仕切り板12は分
解ガス9を下方へ案内するガイドとなっている。液体1
0が満杯になると、仕切り板13から右側へ溢れ出るよ
うになっている。仕切り板13から溢れ出た液体10
は、凝縮器2の右側へ溜まり液体11になる。液体11
の取出し部5は、凝縮器2の側面に形成された開口部2
Aから溢れ出た液体11を凝縮器2の外部へ案内するよ
うに構成され、収納部17が、取出し部5からの液体1
1を下部で受け液体18として溜める構成となってい
る。この液体18は分解ガス9から凝縮分離して得られ
た成分であり、資源として再利用されるか、あるいは加
熱燃焼される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の廃棄物処理用凝縮器は、凝縮器の液体の
取出し部から外気が侵入する可能性があるという問題が
あった。すなわち、図4において、液体11の取出し部
5は、収納部17から外気5Aが矢印の経路で凝縮器2
の内部に侵入し、外気5Aが分解ガス9と混ざり合う可
能性があった。分解ガス9は可燃性のガスを含んでいる
ので、この可燃性のガスが外気5Aの酸素と触れると凝
縮器2の内部で爆発が起きる可能性がある。安全性を確
保するために、分解ガス9が外気5Aに触れないように
する必要がある。また、場合によっては前段の熱分解炉
1まで酸素を含んだ外気が侵入し、この結果,ダオイキ
シンが発生する恐れがあった。
【0006】この発明の目的は、凝縮器の液体の取出し
部から外気が凝縮器へ侵入ないようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、廃棄物を加熱して発生するガス
の所定成分を凝縮器で凝縮し、得られた液体をこの凝縮
器の側面に形成された開口部から取出し部を介して外部
へ取り出す凝縮器において、前記取出し部は、外部から
該凝縮器内へ外気が流入するのを防ぐためのトラップ構
造を有するようにするとよい。それによって、外気がト
ラップ構造でもって遮断されるので、凝縮器の前記取出
し部から外気が凝縮器の内部へ侵入しなくなる。
【0008】また、廃棄物を加熱して発生するガスの所
定成分を凝縮器で凝縮し、得られた液体をこの凝縮器の
側面に形成された開口部から取出し部を介して外部へ取
り出す凝縮器において、前記開口部は、液体を取り出す
ために該開口部から凝縮器外部へ向かう方向に取出し部
を備え、前記取出し部は、該取出し部における液体を溢
出させるための溢出点または溢出面が、前記開口部より
高い位置になるように構成されるようにしてもよい。そ
れによっても、外気が液体の開口部外側の液面でもって
遮断されるので、凝縮器の前記取出し部から外気が凝縮
器の内部へ侵入なくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施例に基づい
て説明する。図1は、この発明の実施例にかかる廃棄物
処理装置の構成、特に、凝縮器を示す要部断面図であ
る。ここでは、廃棄物がプラスチック等の樹脂一般を含
んでいると想定する。例えば、空缶の表面には塗料やプ
ラスチックが含まれており、モールドトランスのコイル
は熱硬化性樹脂で注型されており、廃プラには、各種の
プラスチック系廃棄物が含まれている。これらを加熱し
て得られる分解ガスには、油や炭化物などが含まれる。
炭化物などは粘性が高いため、冷却されると固形物とな
り、配管などが目詰まりする要因となる。
【0010】この実施例では、凝縮器2の側面に開口部
2Aを有し、この開口部2Aは液体11の取出し部16
を備える。取出し部16は、実際に液体が溢れ出す点ま
たは面である溢出点または溢出面19が、開口部2Aの
上端の位置より高くなるようなトラップ構造を持つ。つ
まり、凝縮器2の開口部2Aを形成する縁部2Bの上側
が液体11に浸るように設けられている。図1のその他
は、図4の従来の構成と同じであり、従来と同じ部分は
同一参照符号を付けることによって詳細な説明は省略す
る。
【0011】図1において、外気5Bが矢印の経路で侵
入しても液体11の開口部2A外側の液面11Aでもっ
て遮断されるので、外気5Bが分解ガス9と混ざり合う
可能性がなくなった。それによって、廃棄物処理装置の
安全性を確保することができる。図2は、この発明の異
なる実施例にかかる廃棄物処理用凝縮器の構成を示す要
部断面図である。取出し部16の上部16Aを曲げない
で、真横にしたまま直接凝縮器2に固着させてある。図
2のその他は、図1の構成と同じである。図2において
も、外気5Cが矢印の経路で侵入しても液体11の開口
部2A外側の液面11Aでもって遮断されるので、外気
5Cが分解ガス9と混ざり合う可能性がない。それによ
って、廃棄物処理用凝縮器の安全性を確保することがで
きる。なお、取出し部16の構成は、図1の場合より簡
素である。
【0012】
【発明の効果】この発明は前述のように、取出し部が外
部から該凝縮器内へ外気が流入するのを防ぐためのトラ
ップ構造を有するようにすることによって、凝縮器の液
体の取出し部から外気が凝縮器の内部へ侵入しなくな
り、廃棄物処理用凝縮器の安全性が確保される。
【0013】また、開口部が液体を取り出すために該開
口部から凝縮器外部へ向かう方向に取出し部を備え、取
出し部は取出し部における液体を溢出させるための溢出
点または溢出面が前記開口部より高い位置になるように
構成されることによっても、凝縮器の液体の取出し部か
ら外気が凝縮器の内部へ侵入しなくなり、廃棄物処理用
凝縮器の安全性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる廃棄物処理装置の構
成、特に、凝縮器を示す要部断面図
【図2】この発明の異なる実施例にかかる廃棄物処理用
凝縮器の構成を示す要部断面図
【図3】従来の廃棄物処理装置の構成を示す側面図
【図4】図3の凝縮器の内部構成を示す要部断面図
【符号の説明】
2:凝縮器、2A:開口部、2B:縁部、5,16:取
出し部、5A,5B,5C:外気、6,7:送ガス管、
9:分解ガス、10,11,18:液体、60:ガス燃
焼装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 靜男 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 喜田 清則 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 小柴 和義 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 宮本 昌広 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 和田 清美 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA46 AB05 CA27 CA32 CB31 CB43

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃棄物を加熱して発生するガスの所定成分
    を凝縮器で凝縮し、得られた液体をこの凝縮器の側面に
    形成された開口部から取出し部を介して外部へ取り出す
    凝縮器において、前記取出し部は、外部から該凝縮器内
    へ外気が流入するのを防ぐためのトラップ構造を有する
    ことを特徴とする廃棄物処理用凝縮器。
  2. 【請求項2】廃棄物を加熱して発生するガスの所定成分
    を凝縮器で凝縮し、得られた液体をこの凝縮器の側面に
    形成された開口部から取出し部を介して外部へ取り出す
    凝縮器において、前記開口部は、液体を取り出すために
    該開口部から凝縮器外部へ向かう方向に取出し部を備
    え、前記取出し部は、該取出し部における液体を溢出さ
    せるための溢出点または溢出面が、前記開口部より高い
    位置になるように構成されることを特徴とする廃棄物処
    理用凝縮器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5604429B2 (ja) * 2009-07-08 2014-10-08 パナソニック株式会社 燃料電池システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5604429B2 (ja) * 2009-07-08 2014-10-08 パナソニック株式会社 燃料電池システム
US8962199B2 (en) 2009-07-08 2015-02-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Fuel cell system

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