JP2002177579A - 遊技機のコマンド送受信装置及びその方法 - Google Patents

遊技機のコマンド送受信装置及びその方法

Info

Publication number
JP2002177579A
JP2002177579A JP2000377086A JP2000377086A JP2002177579A JP 2002177579 A JP2002177579 A JP 2002177579A JP 2000377086 A JP2000377086 A JP 2000377086A JP 2000377086 A JP2000377086 A JP 2000377086A JP 2002177579 A JP2002177579 A JP 2002177579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
command
control unit
control board
transmission
command table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000377086A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Torigoe
宏幸 鳥越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2000377086A priority Critical patent/JP2002177579A/ja
Publication of JP2002177579A publication Critical patent/JP2002177579A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴト行為等の不正に対してセキュリティの向
上を図ることができる遊技機のコマンド送受信装置及び
その方法を得ることを目的とする。 【解決手段】 少なくとも1個の共通のコマンド体系を
含む複数のコマンド体系が第1の制御部と第2の制御部
とに具備され、所定の期間毎にコマンド体系を変更して
前記コマンド体系の解析が複雑になるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機のコマンド
送受信装置及びその方法に係り、特に、主制御基板と各
種副制御基板との間でのコマンド送受信をする場合に、
ゴト行為等の不正に対するセキュリティの向上が図れ
る、遊技機のコマンド送受信装置及びその方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】遊技機、特にパチンコ機においては、ゲ
ーム内容の高度化に伴い、単一の制御回路で遊技を制御
することが困難であるため、遊技機の遊技状態を制御す
る主制御基板の他に、遊技球の払出等を制御する副制御
基板を設けて役割分担を行い、複雑な遊技の制御をして
いる。このような遊技機では、前記主制御基板は一方的
に命令信号(コマンド)を送信するのみであり、前記副
制御基板は前記主制御基板から送信されたコマンドを一
方的に受信するのみであるように構成され、正確に遊技
の制御を行っている。
【0003】各制御基板間でのコマンド送受信装置及び
その方法に関連する技術として、特開平11−1284
94号公報には、主制御基板と副制御基板とに分割さ
れ、各副制御基板は主制御基板から送信されたコマンド
に従って動作する技術(以下、先行技術という。)が記
載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
先行技術では、固有のコマンドを送受信しているため、
主制御基板側から各副制御基板側へのデータバス上のコ
マンドを容易に解析できてしまい、ゴト行為等の不正に
対するセキュリティが不十分な場合がある。
【0005】特に、主制御基板から副制御基板の1つで
ある払出制御基板へ送信されたコマンドがゴト行為等の
不正により変更される場合には、ホール側の不利益が著
しくなる。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決すべく成さ
れたもので、ゴト行為等の不正に対してセキュリティの
向上を図ることができる遊技機のコマンド送受信装置及
びその方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、遊技状態を制御するためのコマンドを送信する送信
専用の第1の制御部と、前記第1の制御部から送信され
たコマンドを受信し、当該コマンドに基づいて、遊技状
態を制御する受信専用の第2の制御部と、を備えた遊技
機において、前記第1の制御部に複数のコマンド体系の
テーブルを予め具備したことを特徴としている。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、第1の制
御部で複数のコマンド体系のテーブルを用いてコマンド
を送信することで、ゴト行為等の不正に対してセキュリ
ティの向上を図ることができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記第2の制御部には、前記第1
の制御部に具備した中の1つのコマンドテーブルが備え
られていることを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、ゴト行為
等の不正を被った場合に、第2の制御部に備えられてい
るコマンドテーブルを前記第1の制御部に具備している
コマンドテーブルと同一内容のコマンドテーブルに交換
することで、容易にコマンド体系を変更でき、前記変更
の後では、ゴト行為等の不正に対してセキュリティの向
上を図ることができ、不正に対する損害を抑えることが
できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記第2の制御部には、前記第1
の制御部と同じ数のコマンド体系が備えられていること
を特徴としている。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、容易にコ
マンド体系を変更することができ、また、コマンド体系
の解析が複雑であることからゴト行為等の不正が困難に
なり、前記不正に対してセキュリティの向上を図ること
ができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記第1の制御部と前記第2の制
御部とには、少なくとも1個の共通のコマンド体系を含
む複数のコマンド体系が具備される、ことを特徴として
いる。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、少なくと
も1個の共通のコマンド体系を含む複数のコマンド体系
が第1の制御部と第2の制御部とに具備されるため、容
易にコマンド体系を変更することができる。また、前記
コマンド体系の解析が複雑になることからゴト行為等の
不正が困難になり、前記不正に対してセキュリティの向
上を図ることができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、遊技状態を制御
するためのコマンドが予め複数のコマンド体系のテーブ
ルを有する送信専用の第1の制御部によって送信され、
前記第1の制御部から送信されたコマンドを受信し、当
該コマンドに基づいて、前記第1の制御部と同じ数のコ
マンド体系を有する受信専用の第2の制御部に遊技状態
を制御させ、かつ、前記第1の制御部と前記第2の制御
部とに少なくとも1個の共通のコマンド体系を含む複数
のコマンド体系を具備した遊技機において、所定の時期
にコマンド体系を切り換えることを特徴としている。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、予め複数
のコマンド体系のテーブルを有し、かつ遊技状態を制御
するためのコマンドを送信する送信専用の第1の制御部
と、前記第1の制御部から送信されたコマンドを受信し
て当該コマンドに基づき遊技状態を制御する、前記第1
の制御部と同じ数のコマンド体系を有する受信専用の第
2の制御部と、を備え、かつ前記第1の制御部と前記第
2の制御部とに少なくとも1個の共通のコマンド体系を
含む複数のコマンド体系を具備した遊技機を用いて、例
えば、所定の時期を1日毎としてコマンド体系を切り換
える。これにより、前記コマンド体系の解析を複雑に
し、ゴト行為等の不正に対してセキュリティの向上を図
ることができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、前記請求項5に
記載の発明において、前記所定の時期が所定数のコマン
ド送信毎を一単位とされることを特徴としている。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、コマンド
体系を切り換える所定の時期を所定数のコマンド送信毎
とすることで、前記コマンド体系の解析を複雑にし、ゴ
ト行為等の不正が困難となるため、前記不正に対してセ
キュリティの向上を図ることができる。
【0019】請求項7に記載の発明は、前記請求項5乃
至請求項6に記載の発明において、今回の送信コマンド
が前回の送信コマンドに対応するとき、前記第2の制御
部が受信した前記今回の送信コマンドを不利となるコマ
ンドに設定することを特徴としている。
【0020】請求項7に記載の発明によれば、例えば、
前回のコマンド体系での送信コマンドが10球の賞球の
払出コマンドであり、今回のコマンド体系での送信コマ
ンドが5球の賞球の払出コマンドであり、かつ、前記前
回のコマンド体系での送信コマンドと前記今回のコマン
ド体系での送信コマンドとがゴト行為による不正な払出
コマンドである場合において、前記不正な払出コマンド
を送信した者に対して、払い出される賞球の数が減少す
ることになる。これにより、ゴト行為等の不正を行おう
とする意欲を減退させることができ、その結果、前記不
正に対してセキュリティの向上を図ることができる。
【0021】請求項8に記載の発明は、前記請求項5乃
至請求項7に記載の発明において、エラーが起きたとき
に、エラー復帰後の前記第1の制御部から送信されるコ
マンドのコマンド体系を予め決めておくことを特徴とし
ている。
【0022】請求項8に記載の発明によれば、エラー復
帰後もスムーズに遊技の再開ができて所定の時期にコマ
ンド体系の切り換えが行われるため、前記コマンド体系
の解析を複雑にし、ゴト行為等の不正が困難となり、前
記不正に対してセキュリティの向上を図ることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0024】図2には、本実施の形態に係るパチンコ機
110の遊技盤111が示されている。この遊技盤11
1における円弧状のレール112で囲まれた領域が遊技
領域であるゲージ部114とされている。ゲージ部11
4には、全面に渡って複数の釘が打ち込まれ、レール1
12を通って打ち出されたパチンコ球がこの釘116に
当たって跳ねたり、釘116によって形成される案内路
に案内されながら、落下していくようになっている。ま
た、この釘116のほか、ゲージ部114に向かって左
右対称の位置には、風車118が取り付けられており、
パチンコ球を予期しない方向へ方向転換させるようにな
っている。
【0025】さらに、ゲージ部114には複数の位置に
入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ
球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払
い出されるようになっている。
【0026】このようなゲージ部114は、ほぼ左右対
称系とされており、この中央部には特別図柄変動装置1
22が配置され、その表示部124が露出されている。
この表示部124の下方には特別図柄変動装置122を
始動するための第1の始動口としての特別図柄始動入賞
口126が設けられている。
【0027】特別図柄始動入賞口126のさらに下方に
は、大入賞口128が配置され、前記特別図柄変動装置
122での所謂当たりの表示状態で所定時間開放され、
大量のパチンコ球を入賞させることができる構成となっ
ている。
【0028】なお、特別図柄始動入賞口126に入賞し
たパチンコ球は、最大4球分保留され、特別図柄変動装
置122による抽選結果の案内が終了した時点で、保留
された分が消化されるようになっている。この保留球の
数は、ゲージ部114の一部に設けられた4個の特別図
柄保留ランプ(図示省略)の点灯/消灯状態によって報
知している(点灯が保留)。
【0029】また、ゲージ部114には、第2の始動口
としての普通図柄始動領域130と、0〜9までの一桁
の数字を表示可能な普通図柄表示部132とが設けられ
ており、普通図柄始動領域130にパチンコ球が入賞す
ると、普通図柄表示部132の表示が変動し、所定の当
たり数字になると、前記特別図柄始動入賞口126に設
けられた可動部としての電動チューリップ134が所定
時間開放するようになっている。この電動チューリップ
134の開放により、特別図柄始動入賞口126への入
賞の確率が物理的に高まることになる。なお、この普通
図柄始動領域130に入賞したパチンコ球は、最大4球
分保留され、電動チューリップ134の一連の動作が終
了した時点で、保留された分が消化されるようになって
いる。
【0030】上記ゲージ部114の下部にはパネル14
0が設けられており、このパネル140の前面側にはパ
チンコ球を発射するためのハンドル136と、パチンコ
球を受ける受け皿138とが設けられている。ハンドル
136は、前記パネル140の内部から突出された回転
軸に取付けられており、この回転軸を中心に回転可能と
されている。すなわち、遊技者がこのハンドル136を
把持して回転することで、発射装置300(図3参照)
が稼動すると共に、前記ハンドル136の回転角度に基
づいて発射強度が設定されるようになっている。なお、
この回転には、付勢力が付与されており、遊技者が手を
離すと自動的にもとの回転位置に戻る構造となってい
る。
【0031】図3の(A)には、上記パネル140内部
に設けられ、パチンコ球をゲージ部114へ打ち出すた
めの発射装置300の概略が示されている。なお、図3
の(B)には、図3の矢印A方向からみた、発射装置3
00の概略が示されている。
【0032】発射装置300は駆動部302を有してい
る。パチンコ球の案内面が略V字型に形成されたレール
112の一端(基部側)に、駆動部302が設置されて
いる。
【0033】駆動部302は、直方体形状のカバー部材
304で覆われたソレノイド306を備えている。ソレ
ノイド306には、プランジャー308が嵌挿されてお
り、ソレノイド306の軸線方向に沿って移動可能とさ
れている。このプランジャー308の一端には略台形円
錐状の杵先部308Aが設けられ、他端にはその外周に
沿ってフランジが設けられている。
【0034】杵先部308Aはカバー部材304の外側
に突出しており、杵先部308Aの下底端面がカバー部
材304の外壁面に当接することによってプランジャー
308の移動が制限される。また、プランジャー308
の中央部は拡径されており、拡径された部分の端面がカ
バー部材304の内壁面に当接するように構成されてい
る。これにより、上述した杵先部308Aとカバー部材
304とが当接することによりプランジャー308の移
動が制限される構成に代わり、プランジャー308の拡
径された部分の端面がカバー部材304の内壁面に当接
することによってプランジャー308の移動を制限する
ようにしてもよい。また、プランジャー308のフラン
ジを有する一端はカバー部材304の外側に突出してお
り、プランジャー308のフランジとカバー部材304
の一端の外壁面との間でプランジャー308に圧縮コイ
ルばね310が巻装されている。これにより、移動した
プランジャー308が圧縮コイルばね310の付勢力に
よって、移動する前の所定の位置へ戻るようになってい
る。
【0035】これにより、ソレノイド306の通電状態
及び非通電状態を選択的に切り換えてプランジャー30
8を往復運動させることによって生じる衝撃力が、プラ
ンジャー308の杵先部308Aの上底端面を介してパ
チンコ球に伝達され、パチンコ球を打ち出すことができ
る。
【0036】図4には、パチンコ機110を制御するた
めの制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基
板150を中心として、払出制御基板152、音声制御
基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板15
8、表示制御基板160等、機能毎に分類されている
(なお、以下これらを総称する場合副制御基板151と
いう)。
【0037】主制御基板150には、遊技に関する基本
的なプログラムが記憶されており、この主制御基板15
0からの命令信号(コマンド)に基づいて、その他の副
制御基板151が独自に実行する。
【0038】なお、主制御基板150及び副制御基板1
51にはそれぞれ、複数のコマンド体系のコマンドテー
ブルから構成されるコマンドテーブル群が備えられてお
り、主制御基板150から副制御基板151へ送信され
るコマンドが同一のコマンドテーブルを用いて処理され
る(後述)。
【0039】また、前記主制御基板150及び副制御基
板151の制御プログラムには、前記コマンドテーブル
を切り換えるためにソフトウエアによるコマンドテーブ
ル選択ポインタが包含されている(後述)。
【0040】払出制御基板152は、パチンコ球の払出
し数を制御するものであり、音声制御基板154は、パ
チンコ機110に設けられたスピーカ162からの効果
音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板156
は、パチンコ機110に取り付けられた電飾部材(遊技
盤状態表示灯)164、及び図示しない特別図柄保留ラ
ンプ及び普通図柄保留ランプ等の点灯・消灯を制御す
る。
【0041】ハンドル136を操作すると、ハンドル操
作をしている信号が前記主制御基板150を介して発射
制御基板158に伝えられ、前記発射制御基板158
は、遊技者によるパチンコ球の発射を制御する。
【0042】表示制御基板160は、前記表示部124
が表示ドライバ166を介して接続されており、主制御
基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出効果
をもたらす表示を実行する。また、表示制御基板160
は、普通図柄表示部132も制御する。
【0043】前記主制御基板150には、特別図柄始動
入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及
び普通図柄始動領域130に設けられた普通図柄入賞セ
ンサ170、並びに各入賞口120に設けられた入賞セ
ンサ172が接続されている。また、この主制御基板1
50には、電動チューリップ134を開閉させるための
ソレノイド174が接続されている。
【0044】また、主制御基板150では、特別図柄や
普通図柄の抽選がなされ、この抽選結果に基づく表示部
124での表示内容を選択し、表示制御部160へ命令
信号を出力する。すなわち、表示制御部160には、複
数の命令信号に基づく異なる表示内容のデータが予め記
憶されており、命令信号に基づいてデータが選択され
て、起動するようになっている。また、主制御基板15
0及び副制御基板151は、信号線202により管理制
御基板200に接続されている。この管理制御基板20
0は、信号線208を介して、管理制御基板200で処
理した様々なデータをホールコンピュータ206へ出力
する。これにより、店側で各パチンコ機110の状況を
把握することができる。
【0045】なお、前記発射制御基板158には、上述
の発射装置300が備えるソレノイド306が接続され
ている。
【0046】図1には、本実施の形態に係る主制御基板
150と副制御基板151との間でのコマンドテーブル
の切り換えの概略が示されている。ここでは、副制御基
板151として払出制御基板152を用いて説明する
が、複数のコマンド体系のコマンドテーブルから構成さ
れるコマンドテーブル群を備えた副制御基板151は払
出制御基板152に限らず、他の副制御基板151でも
よい。
【0047】主制御基板150には、コマンドテーブル
群350が備えられている。
【0048】前記コマンドテーブル群350は、相異な
るコマンド体系のコマンドテーブルである第1コマンド
テーブル350A、第2コマンドテーブル350B、第
3コマンドテーブル350C、第4コマンドテーブル3
50D及び第5コマンドテーブル350Eで構成されて
いる。
【0049】また、払出制御基板152には、コマンド
テーブル群352が備えられている。
【0050】前記コマンドテーブル群352は、相異な
るコマンド体系のコマンドテーブルである第1コマンド
テーブル352A、第2コマンドテーブル352B、第
3コマンドテーブル352C、第4コマンドテーブル3
52D及び第5コマンドテーブル352Eで構成されて
いる。
【0051】前記コマンドテーブル350A及び352
A、350B及び352B、350C及び352C、3
50D及び352D、350E及び352Eは、それぞ
れ同一内容のコマンドテーブルであるように構成されて
いる。
【0052】前記主制御基板150及び副制御基板15
1には、図示しないコマンドテーブル選択ポインタが接
続されており、前記コマンドテーブル選択ポインタによ
り前記主制御基板150及び副制御基板151内に設け
られているコマンドテーブルの切り換えを行う。前記コ
マンドテーブル選択ポインタは、所定の期間として、所
定数のコマンド送受信回数毎、あるいは1日毎といった
経過時間等を契機として更新するように設定しておく。
また、前記コマンドテーブル選択ポインタは、前記主制
御基板150と前記副制御基板151とでのコマンドテ
ーブル切り換えの同期をとるためのコマンドテーブル移
行コマンドを所定期間毎に前記主制御基板150及び副
制御基板151に送信するように設定してもよい。これ
により、主制御基板150から副制御基板151へ送信
されるコマンドの解析が困難になり、ゴト行為などの不
正に対するセキュリティの向上を図ることができる。
【0053】なお、電源投入時等には初期設定として、
例えば、第1コマンドテーブル350A及び352Aを
用いてコマンドを処理するというように、主制御基板1
50と副制御基板151とが同一内容のコマンドテーブ
ルを用いるようにしておく。
【0054】また、副制御基板151が主制御基板15
0からのコマンドを受信した際において、無効コマンド
等のエラーが発生した場合は、副制御基板151による
遊技の制御を停止し、ゲージ部114背面側に設けた表
示器(図示省略)を用いて遊技にエラーが生じたことを
遊技者に報知するように構成しておく。前記エラーから
復帰後のコマンドテーブルが第1コマンドテーブルに選
択されるように設定しておく。
【0055】なお、コマンドテーブルの切り換え時に、
前回選択していたコマンドテーブルで用いられていたコ
マンドのデータをすべて無効のデータとして定義したコ
マンドテーブルやより不利な方向(例えば、15個賞球
コマンドデータを5個賞球コマンドデータとして処理す
る)へ移行するコマンドテーブルなどを選択するような
アルゴリズムやテーブル構成にすることも考えられる。
【0056】また、コマンドテーブル選択ポインタを更
新させることで、主制御基板側と副制御基板側とで同期
している乱数などを使用し、ゴト行為等の不正に対する
セキュリティの向上を図ってもよい。
【0057】次に、本実施の形態の作用について詳細に
説明する。
【0058】本実施の形態の作用では、コマンド送受信
回数が3回になったときを契機として、コマンドテーブ
ルの切り換えを行うためのコマンドテーブル選択ポイン
タを更新する場合を説明する。
【0059】電源投入時に、初期設定として第1コマン
ドテーブル350A及び352Aが選択される。
【0060】主制御基板150側において、前記第1コ
マンドテーブル350Aに従ってコマンドを払出制御基
板152へ送信し、前記コマンドテーブル選択ポインタ
で選択されたコマンドテーブルに従って前記払出制御基
板152が前記コマンドを受信し、前記コマンドの内容
を解析する。
【0061】払出制御基板152において、上記のよう
に解析されたコマンドが正常である場合には各コマンド
に対応した制御を実施し、前記解析されたコマンドがエ
ラー(無効コマンドなど)である場合には、エラーの表
示や払出の制御の停止を実施する。前記エラーから復帰
した場合は、使用するコマンドテーブルとして第1コマ
ンドテーブル350A及び352Aを選択する。
【0062】前記第1コマンドテーブル350A及び3
52Aを用いて遊技が進行し、前記第1コマンドテーブ
ル350A及び352Aのみを用いたコマンドの送受信
回数が3回になると、コマンドテーブル選択ポインタを
更新する。
【0063】前記コマンドテーブル選択ポインタによ
り、主制御基板150及び払出制御基板152において
コマンドテーブルが第2コマンドテーブル350B及び
352Bに選択される。
【0064】上記の第1コマンドテーブルを用いた場合
と同様にコマンドの処理を行い、前記第2コマンドテー
ブル350B及び352Bのみを用いたコマンドの送受
信回数が3回になると、前記コマンドテーブル選択ポイ
ンタを更新する。
【0065】前記コマンドテーブル選択ポインタによ
り、前記主制御基板150及び払出制御基板152にお
いてコマンドテーブルが第3コマンドテーブル350C
及び352Cに選択される。
【0066】以下、上記と同様の処理手順に従って、前
記第3コマンドテーブル350C及び352Cから第4
コマンドテーブル350D及び352D、第5コマンド
テーブル350E及び352Eへと順々にコマンドテー
ブルが前記主制御基板150及び払出制御基板152に
おいて切り換えられる。
【0067】前記第5コマンドテーブル350E及び3
52Eのみを用いたコマンドの送受信回数が3回になる
と、前記コマンドテーブル選択ポインタを更新する。
【0068】前記コマンドテーブル選択ポインタによ
り、前記主制御基板150及び払出制御基板152にお
いてコマンドテーブルが第1コマンドテーブル350A
及び352Aに切り換えられる。
【0069】以下、上記の処理を遊技が終了するまで繰
り返す。
【0070】以上のように本発明によれば、コマンドテ
ーブルの切り換えによって、コマンドの体系を移行させ
ることができ、ゴト行為等に対するセキュリティの向上
を図ることができる。特に、主制御基板と払出制御基板
とのコマンド送受信においてのゴト行為等に対して、セ
キュリティの向上を図ることができ、有効である。
【0071】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る遊技機の
コマンド送受信装置及びその方法は、主制御基板と副制
御基板との間で送受信されるコマンドの解析が複雑にな
るため、ゴト行為等の不正に対するセキュリティの向上
を図ることができる。
【0072】特に、主制御基板と払出制御基板との間で
送受信される払出のコマンドに関しては、出球操作等の
ゴト行為の不正を困難にし、セキュリティの向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコマンドテーブル群
の概略図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るパチンコ機の概略正
面図である。
【図3】(A)は本発明の実施の形態に係る発射装置の
概略図であり、(B)は(A)の矢印A方向からの概略
図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るパチンコ機の制御系
を示すブロック図である。
【符号の説明】
110 パチンコ機(遊技機) 150 主制御基板 151 副制御基板 152 払出制御基板 350 コマンドテーブル群 350A 第1コマンドテーブル 350B 第2コマンドテーブル 350C 第3コマンドテーブル 350D 第4コマンドテーブル 350E 第5コマンドテーブル 352 コマンドテーブル群 352A 第1コマンドテーブル 352B 第2コマンドテーブル 352C 第3コマンドテーブル 352D 第4コマンドテーブル 352E 第5コマンドテーブル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技状態を制御するためのコマンドを送
    信する送信専用の第1の制御部と、 前記第1の制御部から送信されたコマンドを受信し、当
    該コマンドに基づいて、遊技状態を制御する受信専用の
    第2の制御部と、 を備えた遊技機において、 前記第1の制御部に複数のコマンド体系のテーブルを予
    め具備したことを特徴とする遊技機のコマンド送受信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2の制御部には、前記第1の制御
    部に具備した中の1つのコマンドテーブルが備えられて
    いることを特徴とする請求項1記載の遊技機のコマンド
    送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の制御部には、前記第1の制御
    部と同じ数のコマンド体系が備えられていることを特徴
    とする請求項1記載の遊技機のコマンド送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の制御部と前記第2の制御部と
    には、少なくとも1個の共通のコマンド体系を含む複数
    のコマンド体系が具備される、ことを特徴とする遊技機
    のコマンド送受信装置。
  5. 【請求項5】 遊技状態を制御するためのコマンドが予
    め複数のコマンド体系のテーブルを有する送信専用の第
    1の制御部によって送信され、 前記第1の制御部から送信されたコマンドを受信し、当
    該コマンドに基づいて、前記第1の制御部と同じ数のコ
    マンド体系を有する受信専用の第2の制御部に遊技状態
    を制御させ、かつ、前記第1の制御部と前記第2の制御
    部とに少なくとも1個の共通のコマンド体系を含む複数
    のコマンド体系を具備した遊技機において、 所定の時期にコマンド体系を切り換えることを特徴とす
    る遊技機のコマンド送受信方法。
  6. 【請求項6】 前記所定の時期が所定数のコマンド送信
    毎を一単位とされることを特徴とする請求項5記載の遊
    技機のコマンド送受信方法。
  7. 【請求項7】 今回の送信コマンドが前回の送信コマン
    ドに対応するとき、前記第2の制御部が受信した前記今
    回の送信コマンドを不利となるコマンドに設定すること
    を特徴とする請求項5乃至請求項6記載の遊技機のコマ
    ンド送受信方法。
  8. 【請求項8】 エラーが起きたときに、エラー復帰後の
    前記第1の制御部から送信されるコマンドのコマンド体
    系を予め決めておくことを特徴とする請求項5乃至請求
    項7記載の遊技機のコマンド送受信方法。
JP2000377086A 2000-12-12 2000-12-12 遊技機のコマンド送受信装置及びその方法 Pending JP2002177579A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377086A JP2002177579A (ja) 2000-12-12 2000-12-12 遊技機のコマンド送受信装置及びその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377086A JP2002177579A (ja) 2000-12-12 2000-12-12 遊技機のコマンド送受信装置及びその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002177579A true JP2002177579A (ja) 2002-06-25

Family

ID=18845860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000377086A Pending JP2002177579A (ja) 2000-12-12 2000-12-12 遊技機のコマンド送受信装置及びその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002177579A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010115299A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2013027509A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013027510A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013027511A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013046674A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013046675A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013046676A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013107005A (ja) * 2013-03-13 2013-06-06 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2013111324A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013111322A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013111323A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2016120424A (ja) * 2016-04-07 2016-07-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016120428A (ja) * 2016-04-07 2016-07-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016120427A (ja) * 2016-04-07 2016-07-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016120425A (ja) * 2016-04-07 2016-07-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016120426A (ja) * 2016-04-07 2016-07-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016179380A (ja) * 2016-07-21 2016-10-13 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016179381A (ja) * 2016-07-21 2016-10-13 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016179382A (ja) * 2016-07-21 2016-10-13 株式会社三洋物産 遊技機

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010115299A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2013027509A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013027510A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013027511A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013046674A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013046675A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013046676A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013111324A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013111322A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013111323A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機および電子機器の認証方法
JP2013107005A (ja) * 2013-03-13 2013-06-06 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2016120424A (ja) * 2016-04-07 2016-07-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016120428A (ja) * 2016-04-07 2016-07-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016120427A (ja) * 2016-04-07 2016-07-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016120425A (ja) * 2016-04-07 2016-07-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016120426A (ja) * 2016-04-07 2016-07-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016179380A (ja) * 2016-07-21 2016-10-13 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016179381A (ja) * 2016-07-21 2016-10-13 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016179382A (ja) * 2016-07-21 2016-10-13 株式会社三洋物産 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002177579A (ja) 遊技機のコマンド送受信装置及びその方法
JP5362667B2 (ja) 遊技機
JP5280616B2 (ja) 遊技機
JP2007300999A (ja) 遊技機
JP2010088511A (ja) パチンコ遊技機
JP2011245134A (ja) 遊技機
JP2017063852A (ja) 遊技機
JP4975780B2 (ja) 回胴式遊技機
JP5362655B2 (ja) 遊技機
JP2002177523A (ja) 遊技機及び図柄変動表示方法
JP2007029169A (ja) 遊技機
JP2002186714A (ja) 遊技機の発射制御方法及び発射制御装置
JP2002153658A (ja) 遊技機のコマンド送受信記憶装置及びその方法
JP4091491B2 (ja) 遊技機
JP2017189493A (ja) 遊技機
JP5259650B2 (ja) 遊技機
JP2010075280A (ja) 遊技機
JP2012081354A (ja) 遊技機
JP2003159464A (ja) 遊技機
JP5591301B2 (ja) 遊技機
JP5138060B2 (ja) 遊技機
JP5121003B2 (ja) 遊技機
JP2002186740A (ja) 遊技機
JP2009050609A (ja) 遊技機
JP2003135722A (ja) 遊技機