JP2002177467A - 組み合わせ遊技機 - Google Patents

組み合わせ遊技機

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JP2002177467A
JP2002177467A JP2000375749A JP2000375749A JP2002177467A JP 2002177467 A JP2002177467 A JP 2002177467A JP 2000375749 A JP2000375749 A JP 2000375749A JP 2000375749 A JP2000375749 A JP 2000375749A JP 2002177467 A JP2002177467 A JP 2002177467A
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Sukemitsu Oomaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導図柄の変動パターン、取り分けそのリー
チ変動の演出等によって遊技者の興趣を喚起できる組み
合わせ遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技領域の下部に複数個の入賞口を有す
る入賞口手段を備え、遊技領域に1ゲーム毎に所定数の
遊技球を打ち込みながら、所定の休止期間をおいて繰り
返しゲームを行う。ゲームの終了条件が成立した場合で
も、遊技状態に応じてゲーム制御手段99によりゲーム
の終了を遅延させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレンジボール
機、雀球遊技機等の組み合わせ遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】組み合わせ遊技機、例えばアレンジボー
ル機には、従来、遊技球投入式とメダル投入式とがあ
る。この種のアレンジボール機では、ゲームに際しては
各ゲーム毎に16個の遊技球を発射手段により遊技盤の
遊技領域へと打ち込んで、その遊技球を下部に横一列状
に配置された入賞口手段の何れかの入賞口に入賞させ、
その入賞口手段の隣合う4個の入賞口に入賞して所定の
入賞役が成立した場合に、その成立の難易度に応じて得
点を付与して所定数のメダル又は遊技球を景品として遊
技者に払い出すようにしている。
【0003】また遊技盤に3個の誘導図柄を変動表示可
能な誘導図柄表示手段を備え、作動手段が遊技球を検出
することを条件に誘導図柄表示手段の誘導図柄を所定時
間変動させ、その変動後の停止図柄が「7・7・7」等
の特別態様の場合に、所定条件の下で特別遊技状態発生
手段が所定回数のゲームが終了するまで特別遊技状態を
発生させて得点が成立し易くなるようにしたものもあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】誘導図柄表示手段を備
えたアレンジボール機では、変動後の誘導図柄が特別態
様で停止すれば、特別遊技状態発生手段による特別遊技
状態が発生する可能性があるため、遊技者の興趣を喚起
できる効果がある。
【0005】しかし、発射手段は通常1分間に100個
近い時間間隔で多数の遊技球を連続的に発射させるよう
になっており、この発射手段から発射される遊技球を遊
技領域へと16個打ち込めば1ゲームが終了するため、
アレンジボール機の場合に1ゲーム当たりの所要時間
は、10〜13秒間程度である。
【0006】従って、作動手段が遊技球を検出すること
を条件に誘導図柄が所定時間変動するようになっている
が、その誘導図柄の変動時間は0.5秒間程度極く短時
間であり、変動開始から0.5秒程度経過すれば左図
柄、右図柄、中図柄の順序で停止させている。このため
アレンジボール機では、他のパチンコ機等に比べて、誘
導図柄の変動パターン、取り分けそのリーチ変動で遊技
者の興趣を喚起するような演出は、非常に困難である。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑み、遊技
状態に応じて1ゲームの所要時間を変化させて、誘導図
柄の変動パターン、取り分けそのリーチ変動の演出等に
よって遊技者の興趣を喚起できる組み合わせ遊技機を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技領域27
の下部に複数個の入賞口29を有する入賞口手段22を
備え、前記遊技領域27に1ゲーム毎に所定数の遊技球
を打ち込みながら、所定の休止期間をおいて繰り返しゲ
ームを行うようにした組み合わせ遊技機において、ゲー
ムの終了条件が成立した場合でも遊技状態に応じてゲー
ムの終了を遅延させるゲーム制御手段99を備えたもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1〜図13は本発明をメダル投入
式のアレンジボール機に採用した第1の実施形態を例示
する。このアレンジボール機は、図1〜図4に示すよう
に、外枠1と、この外枠1の前側に配置された前枠2
と、この前枠2の前面側に装着された前面パネル5とを
備えた遊技機本体3を有し、その前枠2は左右一端側の
縦方向のヒンジ4を介して外枠1に開閉及び着脱自在に
装着されている。
【0010】遊技機本体3には、その外枠1側にメダル
ホッパー6、補助タンク7、電源ユニット8が、前枠2
側に遊技盤15、発射手段16、メダル選別手段17が
夫々装着される等、遊技機本体3の内部で前面パネル5
の裏側に、遊技盤15を含む各種の内部機構が装着され
ている。
【0011】外枠1は、縦方向に長い矩形枠等により構
成され、この外枠1の内部の下部側にメダルホッパー
6、補助タンク7、電源ユニット8等が配置されてい
る。なお、外枠1には、その裏側に裏板9が装着されて
いる。前枠2は、外枠1に対応して縦方向に長い矩形枠
等により構成されている。前枠2には、その前面側に前
面パネル5が装着され、また前面パネル5の裏側の内部
に遊技盤15、発射手段16、メダル選別手段17等が
配置されている。
【0012】メダルホッパー6はメダルを貯留するメダ
ル貯留手段を構成するもので、このメダルホッパー6に
は、投入メダルを受け入れるメダルシュート10と、内
部のメダルが満杯状態の場合に、余剰メダルを補助タン
ク7へと溢流させる溢流口11と、景品用のメダルを払
い出すメダル払い出し手段12とが設けられている。メ
ダル払い出し手段12は、メダルホッパー6内のメダル
を景品用又は返却用として払い出すためのもので、メダ
ルホッパー6の下部側に設けられ、モータ等の駆動手段
13によりメダルホッパー6内の回転体(図示省略)を
駆動して、メダル払い出し口14から前側へとメダルを
払い出すようになっている。なお、補助タンク7は出し
入れ自在である。
【0013】遊技盤15は、前枠2の内部の遊技盤装着
枠18と支持枠19との間に裏側から嵌脱自在に嵌合さ
れ、遊技盤装着枠18の裏側に設けられた複数個の締結
手段18aにより着脱自在に固定されている。従って、
遊技盤15は、遊技機本体3の前部側、取り分け前枠2
に裏側から着脱自在である。遊技盤装着枠18は門型状
で、その上側及び左右両側が支持枠19の上側で前枠2
の内側面に固定されている。支持枠19は、遊技盤15
を下側から受ける遊技盤受け部20を上縁側に一体に備
え、前枠2の内部に左右方向に架設されている。
【0014】遊技盤15の前面には、図1に示すよう
に、ガイドレール21が環状に装着されると共に、この
ガイドレール21の内側の遊技領域27の下部に入賞口
手段22が配置され、また入賞口手段22の上側に誘導
図柄表示手段23、特定入賞手段24、得点増加手段2
5、作動手段26a,26b、普通入賞手段26c,2
6d等の各遊技部品が配置されている。なお、入賞口手
段22と各遊技部品との間には、多数の遊技釘(図示省
略)が設けられている。
【0015】入賞口手段22は、図5、図7に示すよう
に、遊技盤15の開口部15aに裏側から着脱自在に装
着された入賞ケース28と、この入賞ケース28に横一
列状等に形成され且つ前側から入賞した遊技球を遊技盤
15の裏側へと誘導する複数個、例えば16個の入賞口
29と、各入賞口29に入賞した遊技球を検出する複数
個、例えば16個の入賞検出スイッチ30とを備え、遊
技盤15に沿って落下する遊技球が何れかの入賞口29
に入賞して、入賞検出スイッチ30がその遊技球を検出
するようになっている。
【0016】誘導図柄表示手段23は、1個又は複数
個、例えば少なくとも3個の誘導図柄23a〜23cを
変動表示可能であって、液晶表示手段、その他の表示手
段により構成され、作動手段26aが遊技球を検出する
ことを条件に、その各誘導図柄23a〜23cが所定時
間変動して、「7・7・7」等の共に同種図柄となる特
別態様、又はそれ以外の非特別態様で停止するようにな
っている。
【0017】なお、誘導図柄23a〜23cには数字図
柄等の適宜図柄を使用可能であるが、この実施形態では
0〜9までの数字図柄が使用されている。また各誘導図
柄23a〜23cは左図柄、右図柄、中図柄等の所定順
序で順次停止するか、又は1個を除いて同時に停止する
ようになっている。
【0018】特定入賞手段24は、誘導図柄23a〜2
3cが変動後に「7・7・7」等の特別態様で停止した
後に所定時間開放する開閉体24aを備えると共に、内
部が複数個(例えば3個)の領域に分割され、その一部
(例えば中央)が誘導増加装置作動領域(特別作動領
域)24bとなっている。誘導増加装置作動領域24b
は、遊技球が通過した場合に所定条件に基づいて誘導増
加装置96(図10参照)を作動させ、再度、遊技球が
通過した場合に、誘導増加装置96の作動を停止させる
ためのものである。
【0019】得点増加手段25は遊技球が入賞した場合
に得点を増加させるためのもので、誘導増加装置96が
働いた場合に作動手段26bが遊技球を検出することを
条件に所定時間開放する開閉体25aを備え、この得点
増加手段25に遊技球が入賞した場合に得点を増加(例
えば2倍)させるようになっている。
【0020】なお、特定入賞手段24、得点増加手段2
5、普通入賞手段26c,26dは、遊技盤15の前側
で入賞した遊技球を遊技盤15の裏側に誘導するように
構成され、これらに遊技球が入賞した場合に、それに対
応する1個又は複数個の入賞口29への遊技球の入賞と
同等に取り扱われるようになっている。
【0021】例えば、普通入賞手段26cは入賞口29
の2番目に、普通入賞手段26dは15番目に、特定入
賞手段24は11番目及び14番目に、得点増加手段2
5は11〜13番目及び15番目に夫々対応する等、入
賞口手段22の遊技球が入賞し難い入賞口29、又は入
賞役が成立し難い入賞口29に対応して、それに遊技球
が入賞した場合に、対応する入賞口29に遊技球が入賞
したと同様に、その入賞口29に対応する入賞表示部7
0が入賞を表示するようになっている。
【0022】遊技盤15の裏面には、図2及び図3に示
すように入賞口手段22、誘導図柄表示手段23、特定
入賞手段24、得点増加手段25、作動手段26a,2
6b等の各遊技部品を裏側から覆う裏カバー31と、こ
の裏カバー31の下側に配置された球集合ケース32と
が着脱自在に装着され、その裏カバー31の裏面に、主
制御基板33を収納する主基板ケース34と、音声制御
基板35を収納する音声基板ケース36とが着脱自在に
装着されている。
【0023】裏カバー31には、図5に示すように、そ
の底壁31aの前縁部に開口部31bが形成されてい
る。球集合ケース32は、入賞口手段22、特定入賞手
段24、得点増加手段25等の遊技部品を経て遊技盤1
5の裏側に誘導された遊技球を集合させるためのもの
で、図5、図7及び図8に示すように、上側が開口する
球集合部32aと、この球集合部32aで集合した遊技
球を下方へと排出する球排出口32bとを有し、入賞ケ
ース28の下側で遊技盤15の裏側に装着されている。
なお、入賞口29に入賞した遊技球は、入賞検出スイッ
チ30で検出された後、入賞口手段22等の内部に停留
することなく、球集合ケース32を経て球排出口32b
から排出されるようになっている。
【0024】球集合ケース32の球排出口32bは、後
述の待機通路47の長さを容易に確保できるように、球
集合ケース32の左右方向の略中央よりも球送り手段4
8と反対側に偏位して配置されている。また入賞口手段
22の左右両側には、特定入賞手段24、得点増加手段
25、作動手段26a,26b等からの遊技球を球集合
ケース32の球集合部32aへと案内する球案内通路3
2cが、裏カバー31の開口部31bを経て球集合ケー
ス32側に突出するように装着されている。
【0025】発射手段16は、遊技球をガイドレール2
1を経て遊技盤15の遊技領域27へと発射させるため
のもので、図1〜図3に示すように、発射レール37
と、発射レール37上の遊技球をガイドレール21側に
向かって打撃する打撃槌38と、打撃槌38を遊技球の
打撃方向に付勢する発射バネ(図示省略)と、カム機構
39を介して発射バネに抗しながら打撃槌38を反打撃
方向へと間欠的に揺動させるモータ等の発射駆動手段4
0と、遊技者の把持により発射駆動手段40を起動させ
且つその回動操作により発射バネのバネ圧を調整可能な
発射ハンドル41とを備え、取り付け板16a等を介し
て支持枠19に着脱自在に装着されている。
【0026】発射レール37は、遊技盤15側のガイド
レール21に対応して支持枠19の前側等に装着されて
いる。打撃槌38は発射レール37上の遊技球を打撃で
きるように、発射レール37に対応して支持枠19の前
側等に配置され、取り付け板16aに前後方向の枢軸に
より揺動自在に軸支されている。
【0027】発射ハンドル41は、図5に示すように、
前面パネル5側の通孔42を貫通して前側に突出する支
持筒43の前端部側に設けられており、遊技者が前面パ
ネル5の前側で把持して回動操作できるようになってい
る。なお、発射ハンドル41には、遊技者の把持又は操
作を検出するタッチスイッチ(図示省略)のタッチ片が
設けられている。
【0028】発射レール37の前側には、発射レール3
7及びガイドレール21の発射レール37側の一部分を
前側から覆うレールカバー79が設けられている。この
レールカバー79は、例えば前面パネル5に左右方向に
架設された支持部材81に着脱自在に装着されている。
【0029】発射手段16側と遊技盤15側との間に
は、図3、図5及び図8に示すように、これらを含む遊
技球用の循環経路44が閉ループ状に形成され、その循
環経路44内に複数個の遊技球が封入されている。循環
経路44は、発射手段16により発射された遊技球を遊
技盤15側へと案内する発射側経路45と、遊技盤15
の裏側に通過した遊技球を発射手段16側へと戻す戻り
側経路46とを備えている。発射側経路45は発射レー
ル37、ガイドレール21等により構成され、また戻り
側経路46は球集合ケース32、待機通路47、球送り
手段48等により構成されている。
【0030】待機通路47は、遊技盤15を通過して戻
って来た遊技球を待機させるためのもので、支持枠19
の裏側等の前枠2側に、発射手段16側が低くなるよう
に左右方向に傾斜させて着脱自在に装着され、その上流
側が遊技盤15の下端と干渉しない位置で球集合ケース
32の球排出口32bに下側から連通している。球送り
手段48は、発射手段16の発射動作に連動して待機通
路47内の遊技球を1個づつ発射レール37上へと送る
ためのもので、発射レール37と待機通路47の下流側
端部との間で支持枠19等に着脱自在に装着されてい
る。
【0031】なお、循環経路44中の遊技球の封入個数
は、1ゲームの必要最低個数以上(例えば16〜25個
程度)が望ましいが、少なくとも複数個あれば良い。ま
た待機通路47は、その封入個数分の遊技球の全て、又
は下流側の一部(数個程度)が一列状に整列する程度の
長さであることが望ましい。
【0032】メダル選別手段17は、後述のメダル投入
口49から投入されたメダルの正否を選別するためのも
ので、図6及び図8に示すように、メダル投入口49に
対応して支持枠19等に着脱自在に装着されている。そ
して、このメダル選別手段17は、メダルの移動中に重
量、外形、材質等を基準に正否を判別し、その判別結果
に応じて不良なメダルを不良シュート50を経て後述の
メダル案内樋51へと戻し、正常な(正規の)メダルを
メダルホッパー6のメダルシュート10へと案内するよ
うになっている。メダル選別手段17には、正規のメダ
ルを検出するためのメダル検出スイッチ52がその判別
部よりも下流側に設けられている。
【0033】前面パネル5は、少なくとも遊技盤15の
前側に対応するガラス扉53と、その他の部分との複数
個に分割されている。例えば、前面パネル5は、図5及
び図6に示すように、遊技盤15の前面側に対応するガ
ラス扉53の他に、ガラス扉53の上側に配置された上
パネル54と、ガラス扉53の下側に配置された中間パ
ネル55と、中間パネル55の下側に配置された下パネ
ル56との複数個に分割され、その下パネル56を除く
上パネル54、ガラス扉53、中間パネル55が、前枠
2のヒンジ4と同一側で縦方向のヒンジ57により前枠
2に対して個別に開閉自在に枢着されている。
【0034】ガラス扉53は、遊技盤15の遊技領域2
7に対応する窓孔58が形成された扉枠59と、その窓
孔58を塞ぐように扉枠59に装着されたガラス板60
とを備えている。
【0035】上パネル54は前枠2の上部側に配置さ
れ、この上パネル54に上部表示手段61が設けられて
いる。上部表示手段61は、ゲーム中を表示するゲーム
中表示手段61aと、特別遊技状態、確率変動、その他
のゲーム状態を視覚的に演出し表示する演出表示手段6
1bとを構成するもので、上パネル54に着脱自在に装
着された表示カバー62と、表示カバー62内に配置さ
れた複数個の表示ランプ63とを備え、その表示ランプ
63が発光又は点滅発光するようになっている。例え
ば、上部表示手段61の複数個の表示ランプ63の内、
中央の一部の表示ランプ63によりゲーム中表示手段6
1aが構成され、他の残りの表示ランプにより演出表示
手段61bが構成されている。なお、表示カバー62
は、遊技機本体3の左右方向の略全幅に亘って前方に突
出すると共に、前面側が後ろ下がりに傾斜状に構成され
ている。
【0036】中間パネル55は、図5〜図7に示すよう
に、前方に張り出す張り出し部64を有し、この張り出
し部64の上部側に、前下がりに傾斜する表示パネル部
65と操作パネル部66とが設けられ、また張り出し部
64の下側に、その下端から前枠2側へと後方に屈曲す
る底壁部64aが設けられている。
【0037】なお、中間パネル55の下端部は、その開
閉時に発射ハンドル41と干渉しないように、発射ハン
ドル41よりも上側で下パネル56と分離され、中間パ
ネル55を閉じた場合に、下パネル56の上端部に前側
から当接するか、又は下パネル56の上端部と上下に重
なるようになっている。
【0038】表示パネル部65はガラス扉53の下辺側
の近傍に左右方向に細長く形成され、この表示パネル部
65の手前側に操作パネル部66が設けられている。表
示パネル部65には、左右方向の略中央部分に入賞表示
手段67が設けられ、この入賞表示手段67の左右方向
の一方にメダル数表示手段68が、他方に得点表示手段
69が夫々設けられている。なお、表示パネル部65
は、各表示手段67〜69の表示状態が確認し易くなる
ように操作パネル部66よりも傾斜角度が大になってい
るが、操作パネル部66と略同一角度にしても良い。
【0039】入賞表示手段67は、入賞口手段22の各
入賞口29と対応する複数個、例えば16個の入賞表示
部70を備え、その各入賞表示部70が入賞口手段22
の各入賞口29と相対応して前後方向に近接するように
横一列状に配置されている。そして、各入賞表示部70
は、遊技球が何れかの入賞口29に入賞した場合に、そ
れに対応する入賞表示部70が発光、その他によってそ
の入賞を遊技者に表示するようになっている。各入賞表
示部70には、各入賞口29に対応して一端側から順番
に番号が付されている。なお、入賞表示手段67は、入
賞口手段22よりも上側の遊技領域27の中央部等に、
入賞表示部70を縦横に所定数(例えば4個)づつ組み
合わせて配置しても良い。
【0040】メダル数表示手段68は、メダル投入口4
9から投入されたメダルの投入枚数(預託メダル数)を
表示するためのものであり、得点表示手段69は、入賞
役の成立により付与された得点又は景品用メダルの未払
い出し分の得点を表示するためのものであって、これら
はメダルの枚数、得点を数字で表示するように適宜表示
手段により構成されている。なお、得点表示手段69に
代えて、又は得点表示手段69と共に獲得メダル数表示
手段を設け、その獲得メダル数表示手段により、得点に
応じて獲得した獲得メダル数又は未払い出し分の獲得メ
ダル数を表示するようにしても良い。
【0041】操作パネル部66には、メダル投入口4
9、手動選択スイッチ71、自動選択スイッチ72及び
返却スイッチ73が設けられている。メダル投入口49
は、操作パネル部66の左右方向の一方側でヒンジ4,
57に近い側の端部若しくはその近傍に配置され、この
メダル投入口49よりも左右方向の中央側に手動選択ス
イッチ71と自動選択スイッチ72と返却スイッチ73
とが左右方向に一列状に配置されている。
【0042】メダル投入口49は、少なくとも1ゲーム
に必要な規定の複数枚、好ましくは複数ゲーム分の多数
枚のメダルを投入可能な大きさのホッパー状であって、
その下部側の出口49aは、メダル選別手段17に対し
てメダルを1枚づつ供給し得るように狭くなっている。
メダル投入口49の外側には、多数枚のメダルを投入し
た場合にも、出口49a側でメダルが整列するようにメ
ダル投入口49を微震動させる振動付与手段74が装着
されている。振動付与手段74は、メダル投入口49に
メダルを投入した場合に作動するようになっている。な
お、メダル投入口49は、一度の投入枚数が1ゲームに
必要な規定数以下のメダル数、例えばメダルを1枚づつ
投入できる程度のものでも良い。
【0043】手動選択スイッチ71は、その操作毎に1
ゲームづつのゲームを開始可能にするためのもので、こ
の手動選択スイッチ71を操作した場合に、預託メダル
数から規定の複数枚、例えば4枚分のメダルを減算する
処理を行い、1ゲーム分のゲームが開始可能な状態にな
るようになっている。
【0044】自動選択スイッチ72は、所定の休止期間
をおいて繰り返し連続的にゲームを開始可能にするため
のもので、この自動選択スイッチ72を操作した場合
に、規定数以上のメダルの預託分があるか、又は手動選
択スイッチ71を操作しない限り、各ゲームの開始前に
規定数のメダルを減算する処理を行い、その後にゲーム
が開始可能な状態になるようになっている。
【0045】返却スイッチ73は、預託分のメダルの返
却を求めるためのもので、この返却スイッチ73を操作
した場合に、メダル払い出し手段12が作動して預託分
のメダルをメダルホッパー6から払い出すようになって
いる。
【0046】手動選択スイッチ71、自動選択スイッチ
72、返却スイッチ73には、押しボタン式、その他の
ものが使用されている。また手動選択スイッチ71、自
動選択スイッチ72には、その操作部側にランプ等の選
択表示手段(図示省略)が設けられ、その選択表示手段
で選択状況を表示するようになっている。なお、選択表
示手段は、手動選択スイッチ71、自動選択スイッチ7
2の近傍に設けても良い。
【0047】下パネル56は、前枠2の下部側に固定さ
れている。下パネル56には、その下部側の左右方向の
略中央にメダル受け皿75とメダル案内樋51とが前後
に設けられ、またメダル受け皿75の左右方向の一方側
で且つヒンジ4,57に近い側に灰皿76が、反対側に
手乗せ台77が夫々設けられている。メダル受け皿7
5、灰皿76及び手乗せ台77は、下パネル56から前
方に突出しており、その前端は面一状になっている。な
お、下パネル56に、発射ハンドル41を支持する支持
筒43を前後方向に貫通させるための通孔42が形成さ
れている。
【0048】メダル受け皿75は、メダル払い出し手段
12から払い出されたメダル、及び不良シュート50を
経て返却された不良メダル等を貯留するためのものであ
る。メダル案内樋51は、メダル払い出し手段12から
払い出されたメダル、不良シュート50を経て返却され
た不良メダルをメダル受け皿75へと案内するためのも
ので、下パネル56から後方に突出するようにメダル受
け皿75に一体又は別体に設けられている。
【0049】手乗せ台77の上側には発射ハンドル41
があり、これら手乗せ台77及び発射ハンドル41は、
ヒンジ4,57、メダル投入口49に対して左右方向の
反対側の端部若しくはその近傍に配置されている。手乗
せ台77は、発射ハンドル41を操作する場合に手の一
部を乗せておくためのもので、この手乗せ台77と発射
ハンドル41との間隔は、手乗せ台77上に手の一部を
乗せた状態でも発射ハンドル41を操作できるし、乗せ
ない状態でも操作できる程度に設定されている。また発
射ハンドル41の上側には、中間パネル55の張り出し
部64に、上側へと円弧状に凹入する凹部78が形成さ
れ、発射ハンドル41と張り出し部64との間に、発射
ハンドル41を把持した場合に、手が中間パネル55の
張り出し部64に接触しない程度の間隔が確保されてい
る。
【0050】図9はアレンジボール機の制御系のブロッ
ク図である。この制御系は、図9に示すように主制御手
段82、入賞表示制御手段83、精算処理手段84、払
い出し制御手段85、メダル計数手段86、預託処理手
段87、ゲーム選択手段88、発射制御手段89、返却
制御手段90、誘導図柄制御手段91、ゲーム中表示制
御手段92等を備えている。
【0051】なお、図9に示すように主制御手段82、
精算処理手段84、メダル計数手段86、預託処理手段
87、ゲーム選択手段88等は主制御基板33に装着さ
れ、払い出し制御手段85、返却制御手段90は払い出
し制御基板93に装着されている。入賞表示制御手段8
3は入賞表示制御基板(図示省略)に、発射制御手段8
9は発射制御基板(図示省略)に、誘導図柄制御手段9
1は誘導図柄制御基板(図示省略)、ゲーム中表示制御
手段92はゲーム中表示制御基板(図示省略)に夫々装
着されている。従って、主制御基板33、その他の各制
御基板は、機能別に夫々独立した別基板により構成され
ている。
【0052】主制御手段82は、入賞役の成否、誘導図
柄表示手段23の変動条件の成否、特定入賞手段24の
作動条件の成否、得点増加手段25の作動条件の成否
等、遊技盤15側の各遊技動作を制御するためのもの
で、図10に示すように遊技抽選乱数発生手段94、遊
技抽選判定手段95、誘導増加装置96、表示態様抽選
決定手段97、打ち込み個数計数手段107、ゲーム制
御手段99、遊技状態記憶手段100、制御コマンド送
信手段101等を備えている。
【0053】遊技抽選乱数発生手段94は、遊技抽選用
乱数、その他の所定の乱数を発生するようになってい
る。遊技抽選判定手段95は、遊技抽選乱数発生手段9
4からの抽選乱数値に基づいて特別遊技か否かを抽選し
判定するためのもので、作動手段26aが遊技球を検出
することを条件に遊技抽選乱数発生手段94の遊技抽選
用乱数の発生乱数値を抽選して、その抽選乱数値が特別
遊技判定値と同じ場合に特別遊技と判定し、また特別遊
技判定値以外の非特別遊技判定値と同じ場合に非特別遊
技と判定するようになっている。
【0054】表示態様抽選決定手段97は、遊技抽選判
定手段95の抽選判定結果が特別遊技判定の場合に、リ
ーチパターンを含む変動パターン、特別態様の種別等を
乱数抽選して決定する機能と、遊技抽選判定手段95の
抽選判定結果が非特別遊技判定の場合に、リーチパター
ンを含む変動パターン、非特別態様の種別等を乱数抽選
して決定する機能とを備えている。
【0055】表示態様抽選決定手段97で抽選する変動
パターンには、3個の誘導図柄23a〜23cの内、1
個の誘導図柄23bを除く他の誘導図柄23a,23c
が停止した時点(最終的に確定する前の変動過程であ
り、非特別態様及び特別態様の両者を含む)及び全ての
誘導図柄23a〜23cが停止した時点(最終的に確定
した時点であり、特別態様を含まない)において、1個
の誘導図柄23bを除く他の誘導図柄23a,23cが
同種となるリーチ表示を含むか否かによって、図11に
示すようにリーチ表示なしパターン、第1リーチパター
ン、第2リーチパターン、第3リーチパターン、第4リ
ーチパターン、第5リーチパターンがある。そして、図
11に示すように各パターン毎に所定の変動時間T1〜
T5が定められている。また第1〜第5リーチパターン
は、変動後の誘導図柄23a〜23cが特別態様と非特
別態様との何れかで停止する可能性があり、各リーチパ
ターン毎に特別態様となる信頼度が異なるようにプログ
ラムされている。
【0056】この実施形態では、例えばリーチ表示なし
パターンの変動時間が1〜8秒間程度と最も短く、第1
〜第5リーチパターンは、信頼度が高くなるほど、変動
時間が長くなるように、T0<T1<T2<T3<T4
<T5となっている。また各パターンは、信頼度が低い
ほど出現率が高くなっている。第1〜第5リーチパター
ンの変動時間T1〜T5は、後述の所定時間Tよりも短
くなっている。なお、第1〜第5リーチパターンの変動
時間T1〜T5は、一部又は全部を同一にしても良い
し、所定時間Tと同一又はそれよりも長くしても良い。
【0057】誘導増加装置96は、遊技抽選判定手段9
5の抽選判定結果に基づいて所定条件の下で遊技者に有
利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段1
02を構成するためのもので、抽選判定結果が特別遊技
判定の場合に、誘導図柄表示手段23の変動後の誘導図
柄23a〜23cが「7・7・7」等の特別態様を停止
表示した後に、例えば特定入賞手段24が開放して遊技
球が誘導増加装置作動領域24bを通過することを条件
に、所定ゲーム数(例えばそのゲームから14ゲーム)
が終了するまで作動手段26bを有効にして、遊技者が
得点増加手段25による利益を享受できるようになって
いる。
【0058】打ち込み個数計数手段107は、遊技領域
27内に打ち込まれた遊技球の数を計数するためのもの
で、発射検出手段105からの信号により発射球を加算
し且つファール球検出手段106からの信号によりファ
ール球を減算する等、発射検出手段105及びファール
球検出手段106の信号により遊技領域27内に打ち込
まれた遊技球の数を計数するようになっている。
【0059】発射検出手段105は、発射手段16によ
り発射される遊技球又は発射された遊技球を検出するよ
うに、発射レール37の近傍等に設けられている。ファ
ール球検出手段106は、発射後に遊技領域27に入ら
ずにファール球として戻るファール球を検出するよう
に、遊技盤15の前側で発射レール37とガイドレール
21とが途切れた部分から待機通路47に至るファール
球戻り通路47a等に設けられている。
【0060】ゲーム制御手段99は、遊技領域27に対
する所定数(16個)の遊技球の打ち込みをゲーム終了
条件として各ゲームを制御する機能と、各ゲーム終了後
に所定の休止期間tをおいて次ゲームを開始可能に制御
する機能との他に、遊技状態に応じてゲーム終了条件が
成立した場合でもゲームの終了を遅延させる機能とを備
えている。
【0061】即ち、ゲーム制御手段99は、打ち込み個
数計数手段107が所定数(16個)の遊技球の打ち込
みを計数してゲーム終了条件が成立した時点から或る時
間を所定時間Tとして、この所定時間Tと、表示態様抽
選決定手段97の抽選決定結果とに基づいて、ゲーム中
に誘導図柄表示手段23の誘導図柄23a〜23cが変
動しないか、所定時間T内に誘導図柄23a〜23cの
変動が終了した場合に、所定時間Tの経過を条件にゲー
ムを終了させる機能と、変動中の誘導図柄23a〜23
cが所定時間T内に停止しない場合に、発射手段16の
遊技球の発射を停止させて誘導図柄23a〜23cが停
止するまでゲームの終了を遅延させて、その誘導図柄2
3a〜23cの停止後にゲームを終了させる機能と、ゲ
ームの終了から所定の休止期間tが経過した場合に次ゲ
ームに移行させる機能とを備えている。
【0062】例えば、ゲーム制御手段99は、ゲーム中
に誘導図柄表示手段23の図柄変動があって、誘導図柄
23a〜23cの全てが異種となるリーチ表示なしパタ
ーンの場合は勿論のこと、変動中の1個の誘導図柄23
bを除く他の誘導図柄23a,23cが同種となる第1
〜第5リーチパターン等のリーチ表示の場合に、その変
動中の1個の誘導図柄23bが停止するまでゲームの終
了を遅延させるようになっている。
【0063】なお、所定時間Tは、少なくとも最後に遊
技領域27に打ち込まれた遊技球が入賞口手段22等に
入賞するに必要な時間に設定されている。またゲーム制
御手段99は、ゲームの終了前に遊技者がゲームを中止
した場合には、その中止から所定時間(例えば3分程
度)経過した場合に自動的にそのゲームを終了させるよ
うになっている。
【0064】制御コマンド送信手段101は、主制御手
段82側から誘導図柄制御手段91、払い出し制御手段
85等に所定の制御コマンドを一方向通信により送信す
るためのものであり、例えば誘導図柄23a〜23cの
制御に関しては、表示態様抽選決定手段97の抽選結果
に基づいて、リーチパターンを含む変動パターンを指示
する変動パターンコマンド、左図柄の種別を指示する左
図柄コマンド、中図柄の種別を指示する中図柄コマン
ド、右図柄の種別を指示する右図柄コマンド及び全図柄
の停止を指示する全図柄停止コマンドの5種類のコマン
ドを送信するようになっている。
【0065】遊技状態記憶手段100は、ゲームの進行
に必要な所定の情報を記憶する機能を有し、特に所定数
(16個)の遊技球が入賞するまでの所定時間T内に誘
導図柄23a〜23cが停止しない場合において、当該
ゲームの終了前又は終了時の遊技状態が遊技者に有利な
利益状態であり、その利益状態がゲームの終了時に実行
されていない場合に、その利益状態を次ゲームに持ち越
して次ゲームで実行可能にする機能を備えている。
【0066】従って、遊技抽選判定手段95の抽選判定
結果が特別遊技判定の場合であって、所定時間T内に誘
導図柄23a〜23cが停止しないため、誘導図柄23
a〜23cの停止後を条件とする特定入賞手段24の開
放が実行されないままでゲームが終了した場合には、遊
技状態記憶手段100の記憶によってその利益状態を次
ゲームに持ち越して次ゲームで実行させることが可能で
ある。
【0067】誘導図柄制御手段91は、制御コマンド送
信手段101からのコマンドを受信し解析して、作動手
段26aの遊技球の検出を条件に遊技抽選判定手段95
の抽選判定結果に基づいて誘導図柄23a〜23cが変
動し停止するように、表示態様抽選決定手段97の抽選
結果により指定されたコマンドに従って誘導図柄23a
〜23cを所定時間、所定の変動パターンで変動させ
て、特別態様(例えば「7・7・7」等)又は非特別態
様(例えば「3・4・5」等)で停止させるべく構成さ
れている。
【0068】ゲーム中表示制御手段92は、ゲーム中の
場合にゲーム中表示手段61aがゲーム中を表示するよ
うに制御するためのもので、主制御手段82のゲーム制
御手段99等からのゲーム中信号があったときに、ゲー
ム中表示手段61aの表示ランプ63を発光させるよう
になっている。
【0069】入賞表示制御手段83は、入賞口手段22
の各入賞口29に遊技球が入賞した場合等に、入賞表示
手段67のその入賞口29等に対応する入賞表示部70
に入賞表示をさせるようになっている。精算処理手段8
4は、主制御手段82からの信号により、ゲーム中又は
ゲームの終了毎に入賞役の成否等に応じて得点を算出す
る精算処理を行い、その得点を得点表示手段69に表示
させるようになっている。
【0070】メダル計数手段86は、メダル投入口49
から投入された正規のメダルを計数するためのもので、
メダル検出スイッチ52からの信号により投入メダル数
を計数するようになっている。預託処理手段87は、メ
ダル計数手段86で計数された投入メダル数を記憶中の
預託メダル数に順次加算して預託メダル数を更新し、ゲ
ーム選択手段88からの指令に基づいて各ゲーム毎にそ
の預託メダル数から1ゲームに必要なメダルの規定数分
を減算処理して預託メダル数を更新し、更に預託メダル
数を更新する都度、その時点の実預託メダル数をメダル
数表示手段68に表示させるように構成されている。
【0071】ゲーム選択手段88は、手動選択スイッチ
71、自動選択スイッチ72で選択された選択結果に基
づいて、預託処理手段87、発射制御手段89、その他
の各部に1ゲーム又は連続ゲームの指令を送るためのも
ので、例えば手動選択スイッチ71を操作した場合にそ
の操作毎に1ゲーム分のメダル数を減算する指令を、自
動選択スイッチ72を操作した場合に各ゲーム毎に1ゲ
ーム分のメダル数を順次減算する指令を夫々出して、預
託処理手段87にゲームの開始前に預託メダル数から規
定数分を減算処理させると共に、手動選択スイッチ71
を操作した場合に1ゲームの指令を発射制御手段89
に、自動選択スイッチ72を操作した場合に連続ゲーム
の指令を発射制御手段89に夫々出すようになってい
る。
【0072】発射制御手段89は、各ゲームの終了毎に
所定の休止期間tをおいて発射手段16の発射動作を制
御するためのもので、預託処理手段87が規定数のメダ
ルの減算処理を行ったこと及び遊技者が発射手段16の
発射ハンドル41を操作することを条件に、ゲーム選択
手段88の指令に基づいて発射手段16を作動させ、発
射手段16が所定数(16個)の遊技球を遊技領域27
に打ち込むまでその作動を継続させるようになってい
る。従って、制御系は、メダル投入口49に規定数以上
のメダルを投入すれば、ゲームを開始可能な状態にな
る。
【0073】払い出し制御手段85は、精算処理手段8
4の精算処理により得点が付与された場合に、ゲーム中
又はゲームの終了後にメダル払い出し手段12を制御し
て、その得点に応じてメダルホッパー6内のメダルをメ
ダル払い出し手段12によりメダル受け皿75へと払い
出させるようになっている。
【0074】返却制御手段90は、返却スイッチ73を
操作した場合に、預託処理手段87側に預託メダル数の
記憶があることを条件に、メダル払い出し手段12がそ
の預託メダル数分のメダルを払い出すように制御するた
めのものである。
【0075】次に、上記構成のアレンジボール機におけ
る動作を説明する。ゲームの開始に際しては、メダル投
入口49に1ゲームに必要な規定数以上の複数枚のメダ
ルを投入する。すると、各メダルはメダル投入口49内
で整列してメダル選別手段17へと入り、そのメダル選
別手段17で正否の判別を受け、不良メダルは不良シュ
ート50からメダル受け皿75へと戻され、正規のメダ
ルのみがメダルシュート10を経てメダルホッパー6へ
と落下する。
【0076】この場合、メダル検出スイッチ52が正規
のメダルを検出し、メダル計数手段86がそのメダル数
を計数して、預託処理手段87が記憶中の預託メダル数
に加算して更新する。これによって預託処理手段87が
ゲーム選択手段88の指令に基づいてメダルの減算処理
を行うことが可能になるので、ゲームを開始可能な状態
になる。またメダルを投入すれば、預託処理手段87の
制御によってメダル数表示手段68が預託メダル数を表
示する。このため遊技者は、その表示によってその時点
のメダル数を容易に確認できる。
【0077】次に手動選択スイッチ71を操作すると、
ゲーム選択手段88が1ゲーム選択の指令を預託処理手
段87、発射制御手段89、その他の各部に送り、預託
処理手段87が預託メダル数から規定数分を減算し更新
する処理を行い、これによって発射手段16が実際に遊
技球を発射可能な状態になる。なお、預託処理手段87
が減算処理を行えば、メダル数表示手段68はその減算
後の預託メダル数を表示する。
【0078】その後、遊技者が発射ハンドル41を把持
して操作すると、発射制御手段89がゲーム選択手段8
8からの指令に基づいて発射手段16を作動させ、球送
り手段48が待機通路47内の遊技球を1個づつ発射レ
ール37上に供給し、その発射レール37上の遊技球を
打撃槌38で打撃して順次ガイドレール21を経て遊技
盤15の遊技領域27へと打ち込んで行き、これによっ
て通常の1ゲームが進行する。
【0079】また自動選択スイッチ72を操作した場合
には、預託メダル数が1ゲームに必要な規定数以上であ
る限り、預託処理手段87が各ゲーム毎に規定数のメダ
ルの減算処理を行い、発射手段16が各ゲーム毎に遊技
領域27へと所定数の遊技球を打ち込んで行く。従っ
て、遊技者は、発射ハンドル41を操作するだけで、所
定の休止期間tをおきながら自動的に連続してゲームを
行うことができる。
【0080】遊技領域27に打ち込まれた遊技球は、入
賞口手段22の何れかの入賞口29に入賞するか、又は
特定入賞手段24等に入賞して、遊技盤15の裏側へと
案内された後、球集合ケース32を経て待機通路47へ
と順次戻されて行く。例えば、遊技球が入賞口手段22
の何れかの入賞口29に入賞すると、その遊技球は入賞
口29から遊技盤15の裏側へと案内され、球集合ケー
ス32を経て待機通路47へと戻される。また、遊技球
が入賞口29から遊技盤15の裏側へと通過する場合
に、入賞検出スイッチ30がその遊技球を検出し、入賞
表示制御手段83の制御によって、入賞表示手段67の
対応する入賞表示部70が入賞を表示する。
【0081】入賞口手段22の入賞口29の内、その隣
り合う4個の入賞口29に遊技球が入賞して入賞役が成
立すると、主制御手段82が入賞役の成立を判定し、そ
の入賞役の成立の難易度に応じて精算処理手段84が得
点を付与する精算処理を行い、得点表示手段69がその
得点を表示する。このため遊技者は、そのゲームで獲得
した得点を得点表示手段69の表示によって容易に確認
できる。
【0082】得点が付与されると、メダル払い出し手段
12が払い出し制御手段85の制御により作動して、そ
の得点に応じてメダルホッパー6内のメダルをメダル払
い出し口14からメダル受け皿75へと払い出す。これ
によって遊技者は、所定の利益を享受できる。なお、1
ゲーム当たりの得点は最高10点であり、また1点当た
りのメダルの払い出し個数は4枚である。
【0083】作動手段26aが遊技球の入賞を検出する
と、遊技抽選判定手段95が遊技抽選乱数発生手段94
の発生乱数値を抽選して、その抽選乱数値から特別遊技
にするか否かを判定すると共に、誘導図柄制御手段91
が誘導図柄表示手段23の誘導図柄23a〜23cの変
動を開始させる。
【0084】この場合、遊技抽選判定手段95の抽選判
定結果に基づいて、特別遊技判定の場合に「7・7・
7」等の特別態様となり、非特別遊技判定の場合に「3
・4・5」等の非特別態様となるように、表示態様抽選
決定手段97がリーチ表示なしパターン、第1〜第5リ
ーチパターンの何れかの変動パターン、種別等を抽選し
決定して、制御コマンド送信手段101がそのコマンド
を送信する。そして、誘導図柄制御手段91がそのコマ
ンドを受信し解析して、誘導図柄23a〜23cを所定
の変動パターンで所定時間変動させた後、所定の種類の
特別態様又は非特別態様で停止させる。
【0085】誘導図柄23a〜23cは左図柄、右図
柄、中図柄の順序で停止するが、例えば抽選判定結果が
特別遊技判定の場合において、表示態様抽選決定手段9
7がその変動パターンを第5リーチパターン、図柄を
「7」と決定すれば、制御コマンド送信手段101のコ
マンドに従って誘導図柄23a〜23cが第5リーチパ
ターンで所定時間変動した後に、左図柄と右図柄とが共
に「7」となるリーチ表示を経て、中図柄が「7」で停
止し確定して特別態様となる。従って、遊技者は、リー
チ表示状態になった時点で期待感を抱きながら中図柄の
停止を待つことになり、遊技者の興趣を向上させること
ができる。
【0086】誘導図柄23a〜23cが特別態様で確定
すると、特定入賞手段24の開閉体24aが開放する。
そして、特定入賞手段24に入賞した遊技球がその内部
の誘導増加装置作動領域24bを通過すると、特別遊技
状態発生手段102を構成する誘導増加装置96が作動
して作動手段26bが有効になり、特別遊技状態が発生
する。この特別遊技状態では、作動手段26bに遊技球
が入賞する毎に得点増加手段25が所定時間開放して、
得点増加手段25に遊技球が入賞すれば、精算処理手段
84がそのゲーム中に獲得した得点を2倍に増加させる
処理を行い、その得点に応じてメダル払い出し手段12
がメダルを払い出す。これによって遊技者は、有利な状
態でゲームを行える。
【0087】遊技抽選判定手段95の抽選判定結果が特
別遊技判定の場合には、そのゲームから14ゲームが終
了するまで作動手段26bの有効状態が継続する。この
ため14ゲーム間に亘って得点が2倍に増加する可能性
があり、一旦特別遊技状態になれば、遊技者はその後に
多大な利益を享受することができる。
【0088】図12の(A)に示すように、遊技領域2
7に16個の遊技球を打ち込んでゲームの終了条件が成
立するまでに誘導図柄23a〜23cが変動しない場合
には、打ち込み個数計数手段107が16個の打ち込み
個数を計数してゲーム終了条件が成立した後、ゲーム制
御手段99が所定時間Tで発射制御手段89にゲームの
終了を指令する。このため発射制御手段89の制御によ
り発射手段16が停止して1ゲームが終了し、次ゲーム
まで休止期間tだけゲームを休止する。
【0089】なお、休止期間t中に手動選択スイッチ7
1を操作しても、ゲーム選択手段88、預託処理手段8
7等は前述と同様に機能するが、発射手段16は直ちに
は作動せず、休止期間tの経過後に作動して遊技球の発
射を開始する。
【0090】ゲーム中に作動手段26aが遊技球を検出
すれば、前述のように誘導図柄表示手段23の誘導図柄
23a〜23cが所定時間変動する。この場合、図12
の(B)に示すように、作動手段26aの遊技球の検出
がゲームの開始直後であるか、又は表示態様抽選決定手
段97での抽選結果が変動時間T0の短いリーチ表示な
しパターン等であれば、打ち込み個数計数手段107が
16個の遊技球を計数するまでに誘導図柄23a〜23
cの変動が終了する。このため、そのゲームは16個の
遊技球の打ち込み後に通常通りに終了する。
【0091】表示態様抽選決定手段97の抽選結果が第
1〜第5リーチパターンの何れかの場合には、誘導図柄
23a〜23cの変動時間T1〜T5を長くしてリーチ
演出を行うため、打ち込み個数計数手段107が16個
の遊技球の打ち込み個数を計数してゲームの終了条件が
成立した場合でも、図12の(C)〜(G)に示すよう
に誘導図柄23a〜23cが変動中の場合がある。
【0092】この場合には、発射制御手段89が発射手
段16の作動を停止し、17個以上の遊技球を発射させ
ることはできないが、ゲーム制御手段99がゲーム終了
を遅延させる制御を行い、その誘導図柄23a〜23c
の変動が終了するまでゲームの終了を時間X1〜X5だ
け遅延させる。そして、打ち込み個数計数手段107が
16個の遊技球の打ち込み個数を計数してゲーム終了条
件が成立した時点から時間X1〜X5だけ経過した後に
誘導図柄23a〜23cの変動が終了すれば、図12の
(C)〜(G)に示すように、それと同時又はその直後
にゲーム制御手段99の制御によりゲームが終了し、次
ゲームまでの休止期間tに移る。なお、図12の(C)
〜(G)では、実際のゲーム時間はX1〜X5だけ延長
されることになる。
【0093】従って、所定時間T内に誘導図柄23a〜
23cの変動が終了しない場合には、実際のゲーム時間
は、誘導図柄23a〜23cが変動を開始した時点、そ
のときの変動パターンの種別等の遊技状態に応じて、誘
導図柄23a〜23cの変動終了まで延びることにな
り、誘導図柄23a〜23cが変動中のままで次ゲーム
に移行することはなく、ゲーム中に誘導図柄23a〜2
3cの変動があれば、その変動結果を待って次ゲームに
移行させる。
【0094】遊技抽選判定手段95の抽選判定結果が特
別遊技判定の場合には、変動後の誘導図柄23a〜23
cが特別態様を停止表示すればそのゲームが終了し、こ
のゲームでは特別遊技状態は発生しない。しかし、遊技
状態記憶手段100が遊技抽選判定手段95の抽選判定
結果が遊技者に有利な特別遊技判定であり、誘導図柄2
3a〜23cが特別態様で停止した時点の利益状態を記
憶して、その利益状態を次ゲームに持ち越す。
【0095】このため次ゲームが開始すれば、その遊技
状態記憶手段100の記憶情報に基づいて特定入賞手段
24が所定時間開放し、これに入賞した遊技球が誘導増
加装置作動領域24bを通過することを条件に誘導増加
装置96による特別遊技状態が発生する。なお、利益状
態の発生を次ゲームに持ち越す場合には、演出表示手段
61b等の報知手段で遊技者に報知するようにしても良
い。
【0096】この実施形態に例示するように構成すれ
ば、基本的に短時間で1ゲームが終了するゲーム構成で
あるにも拘わらず、誘導図柄23a〜23cの変動パタ
ーン、取り分けリーチ表示の場合に、その変動時間を長
くして種々の演出を講じることができ、遊技者のゲーム
に対する興趣を喚起し向上させることができる。
【0097】しかも、誘導図柄23a〜23cの変動が
ある場合に、ゲームと誘導図柄23a〜23cの変動と
の対応関係が明瞭になり、変動後の誘導図柄23a〜2
3cが特別態様となって所定の条件の下で特別遊技状態
が発生する場合でも、どの時点のゲームで特別遊技状態
が発生したのか、その判断を容易にできる。このため所
定の休止期間tでゲームを繰り返して行う場合でも、ど
の時点のゲームでの誘導図柄23a〜23cの変動によ
って特別遊技状態が発生したのか判らなくなるような遊
技者の混乱がなく、遊技状態を確実に把握しながらゲー
ムを行うことができる。
【0098】ゲーム中はゲーム制御手段99がゲーム中
表示制御手段92にゲーム中信号を送り、このゲーム中
表示制御手段92がゲーム中表示手段61aの表示ラン
プ63を発光させて、ゲーム中であることを表示する。
1ゲームが終了して休止期間tになれば、表示ランプ6
3によるゲーム中の表示が消え、また次ゲームに移行す
れば、表示ランプ63が発光してゲーム中であることを
表示する。従って、ゲーム中表示手段61aは、休止期
間tをおいてゲームを繰り返す場合に、図13に示すよ
うにそのゲーム毎に発光してゲーム中であることを表示
する。
【0099】返却スイッチ73を操作した場合には、預
託処理手段87側に預託メダル数の記憶があることを条
件に、返却制御手段90の制御により、メダル払い出し
手段12が作動してメダルホッパー6から預託メダル数
分のメダルをメダル受け皿75へと払い出す。
【0100】図14は本発明の第2の実施形態を例示
し、この実施形態では、入賞口手段22、特定入賞手段
24、得点増加手段25等に入賞した遊技球を計数する
入賞個数計数手段98を設け、この入賞個数計数手段9
8が所定数(16個)の遊技球の入賞を計数した場合を
ゲーム終了条件の成立として、このゲーム終了条件の成
立時点から所定時間T内に誘導図柄23a〜23cの変
動が終了しない場合に、ゲーム制御手段99の制御によ
り、誘導図柄23a〜23cが変動を終了するまでゲー
ムの終了を遅延させるようにしている。
【0101】この実施形態では、ゲーム制御手段99
は、入賞個数計数手段98が所定数の遊技球の入賞を計
数した時点を基準に所定時間Tを定め、その所定時間T
内に誘導図柄23a〜23cの変動が終了しない場合
に、誘導図柄23a〜23cが変動を終了するまでゲー
ムの終了を遅延させて、誘導図柄23a〜23cの変動
の終了後にゲームを終了させる。従って、この実施形態
でも同様の効果を得ることができる。この実施形態の場
合には、入賞個数計数手段98が所定数の遊技球の入賞
を計数した時点で、そのゲームは実質的に終了している
ため、遊技者が最後の入賞表示を確認するに必要な最小
限の時間を考慮して所定時間Tを決めれば良い。なお、
その他の構成、動作は第1の実施形態と同様である。
【0102】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、この実施形態に限定されるものではなく、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、実施形態では、メダル投入口49から投入され
たメダルをメダル計数手段86で1枚づつ計数するよう
にしているが、規定の複数枚を単位として検出し、その
検出を条件にゲームを開始可能にしても良い。
【0103】複数枚のメダルの投入でゲームを開始可能
にする場合、実施形態では手動・自動の別を選択するよ
うにしているが、1ゲームに必要な預託メダルがあり、
発射ハンドル41を操作している限り、所定の休止期間
tをおいて自動的にゲームを繰り返すようにしても良
い。この場合にも、発射ハンドル41のタッチ片から手
を放した場合に、そのゲームの終了を待ってゲームの継
続を停止するように構成すれば、別段問題はない。
【0104】手動、自動を選択する選択スイッチを設け
る場合にも、実施形態のように手動選択スイッチ71と
自動選択スイッチ72とを別々に設ける必要はなく、1
個の選択スイッチで手動、自動を選択するようにしても
良い。この場合、選択スイッチの近傍等の適当箇所に手
動選択表示手段、自動選択表示手段を設けることによ
り、遊技者は容易に手動、自動の区別が可能である。な
お、選択表示手段を1個として、その表示の色、点滅の
有無等により自動、手動を識別可能に表示するようにし
ても良い。
【0105】また実施形態では、手動選択スイッチ71
を操作する場合には、その操作によって預託処理手段8
7がそのゲームの開始前に規定数のメダルの減算処理を
行い、自動選択スイッチ72を操作する場合には、その
操作によって預託処理手段87がその各ゲームの開始前
に規定数のメダルの減算処理を行うようにしているが、
何れの場合にもメダルの投入後に遊技者が発射ハンドル
41を操作することを条件に、預託処理手段87がゲー
ムの開始前に規定数のメダルの減算処理を行うようにし
ても良い。
【0106】実施形態では、外枠1とその前側の前枠2
とから遊技機本体3を構成し、その前枠2の前面側に前
面パネル5を設けているが、外枠1及び前枠2を一体に
して遊技機本体3を構成し、この遊技機本体3の前面側
に前面パネル5を開閉自在に設けても良い。遊技機本体
3の前面に前面パネル5を設けるに当たっても、その前
面パネル5を複数個に分割する必要は必ずしもない。
【0107】ガラス扉53を含む前面パネル5の全体を
一体に構成し、その前面パネル5を遊技機本体3に対し
て開閉自在に設けても良い。1ゲームに必要なメダルの
枚数は4枚である必要はなく、1枚以上であれば良い。
また複数種類のメダルを使用可能にしても良い。
【0108】またゲームで獲得したメダルを各ゲーム毎
にメダル受け皿75に払い出すようにしたが、ゲームで
獲得したメダルをその都度払い出すのではなく、獲得メ
ダル数を各ゲーム毎に預託メダル数に順次加算して更新
すると共にメダル数表示手段68に随時表示し、例えば
返却スイッチ73が押された時に獲得メダル分を含む預
託メダルをまとめて払い出すようにしても良い。
【0109】第1の実施形態では、打ち込み個数計数手
段107が所定数の遊技球を計数するまでに要した時間
を基準に所定時間Tとし、また第2の実施形態では、入
賞個数計数手段98が所定数の遊技球の入賞を計数する
までに要した時間を所定時間Tとしているが、所定時間
Tはこれら以外のものを基準にして予め定めても良い。
【0110】またゲーム中に遊技者に有利な利益状態が
発生した場合には、他の方法でその利益状態を次ゲーム
に持ち越すように構成することも可能である。なお、そ
の利益状態は、実施形態に例示のものに限定されるもの
ではない。
【0111】第1の実施形態では所定数の遊技球の打ち
込みをゲーム終了条件とし、第2の実施形態では所定数
の遊技球の入賞をゲーム終了条件としているが、他の条
件をゲーム終了条件とすることも可能であり、また所定
時間Tはその条件に応じて適宜決定すれば良い。例え
ば、第2の実施形態の場合には、所定時間を0時間と
し、ゲーム終了条件の成立時点で誘導図柄23a〜23
cが停止しない場合に、その停止までゲームの終了を遅
延させるようにすることも可能である。従って、所定時
間Tは0時間を含むものである。
【0112】ゲームの終了を遅延させる場合の遊技状態
として、実施形態では誘導図柄23a〜23cの変動パ
ターンを例示しているが、変動パターン以外の遊技状態
を条件にゲームの終了を遅延させるようにしても良い。
また誘導図柄23a〜23cの変動パターンの種類を条
件にする場合でも、実施形態は単なる例示であり、他の
種類の変動パターンでも良いし、複数種類のパターンが
ある場合に、その一部の他、全部についてゲーム時間を
延長させるようにしても良い。
【0113】更に変動後の誘導図柄23a〜23cが特
別態様となる場合に、所定時間T内に誘導図柄23a〜
23cが停止しないことを条件にゲーム時間を延長させ
るようにしても良い。なお、変動後の誘導図柄23a〜
23cが非特別態様となる場合には、所定時間Tの経過
で誘導図柄23a〜23cの変動を終了させて、主制御
手段82からの図柄コマンドにより指定された種類の図
柄で誘導図柄23a〜23cを停止させるようにしても
良い。
【0114】誘導図柄23a〜23cが特別態様で停止
した場合に、所定条件の下で特別遊技状態発生手段10
2によって発生する特別遊技状態は、通常の場合に比較
して遊技者に有利になるものであれば十分であり、その
内容は別段問題ではない。また実施形態では、所定条件
として誘導増加装置作動領域24bを遊技球が通過する
ことを例示しているが、他の条件でも良い。作動手段2
6a,26b、誘導増加装置作動領域24bに代えて入
賞手段、その他の遊技球の入賞又は通過を検出する検出
手段を用いても良い。
【0115】更に実施形態では、アレンジボール機につ
いて例示しているが、アレンジボール機の他、雀球遊技
機等の各種の組み合わせ遊技機でも同様に実施できるこ
とはいうまでもない。また遊技球投入式の組み合わせ遊
技機に採用することも可能である。
【0116】
【発明の効果】本発明では、遊技領域27の下部に複数
個の入賞口29を有する入賞口手段22を備え、遊技領
域27に1ゲーム毎に所定数の遊技球を打ち込みなが
ら、所定の休止期間をおいて繰り返しゲームを行うよう
にした組み合わせ遊技機において、ゲームの終了条件が
成立した場合でも遊技状態に応じてゲームの終了を遅延
させるゲーム制御手段99を備えているので、遊技状態
に応じたゲーム時間を確保でき、例えば誘導図柄23a
〜23cの変動パターン、取り分けそのリーチ変動の演
出等によって遊技者の興趣を喚起させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の側面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す前枠の背面図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す外枠の正面図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の縦断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の縦断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の横断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す戻り側経路部分
の縦断面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロ
ック図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す変動パターン
の説明図である。
【図12】本発明の第1の実施形態を示すゲーム時間の
説明図である。
【図13】本発明の第1の実施形態を示すゲーム中表示
の説明図である。
【図14】本発明の第2の実施形態を示す制御系のブロ
ック図である。
【符号の説明】
15 遊技盤 16 発射手段 22 入賞口手段 23 誘導図柄表示手段 23a〜23c 誘導図柄 24 特定入賞手段 24b 誘導増加装置作動領域(特別作動領域) 27 遊技領域 29 入賞口 44 循環経路 45 発射側経路 46 戻り側経路 49 メダル投入口 99 ゲーム制御手段 102 特別遊技状態発生手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域(27)の下部に複数個の入賞口(2
    9)を有する入賞口手段(22)を備え、前記遊技領域(27)に
    1ゲーム毎に所定数の遊技球を打ち込みながら、所定の
    休止期間をおいて繰り返しゲームを行うようにした組み
    合わせ遊技機において、ゲームの終了条件が成立した場
    合でも遊技状態に応じてゲームの終了を遅延させるゲー
    ム制御手段(99)を備えたことを特徴とする組み合わせ遊
    技機。
  2. 【請求項2】 遊技球の検出を条件に誘導図柄(23a) 〜
    (23c) を変動表示可能な誘導図柄表示手段(23)と、該誘
    導図柄表示手段(23)の変動後の誘導図柄(23a) 〜(23c)
    が特別態様で停止した場合に遊技者に有利な特別遊技状
    態を発生させる特別遊技状態発生手段(102) とを備え、
    前記ゲーム制御手段(99)はゲーム終了条件が成立してか
    ら所定時間T内に誘導図柄(23a) 〜(23c) が停止しない
    場合に、該誘導図柄(23a) 〜(23c) の停止後にゲームを
    終了させる機能を備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の組み合わせ遊技機。
  3. 【請求項3】 前記所定時間T内に誘導図柄(23a) 〜(2
    3c) が停止しない場合に、該誘導図柄(23a) 〜(23c) が
    停止するまで次ゲームに移行しないようにする機能を備
    えたことを特徴とする請求項2に記載の組み合わせ遊技
    機。
  4. 【請求項4】 誘導図柄(23a) 〜(23c) が少なくとも3
    個であり、前記ゲーム制御手段(99)は1個の誘導図柄(2
    3b) を除く他の誘導図柄(23a) ,(23c) が同種となるリ
    ーチ表示の場合に、前記1個の誘導図柄(23b) の停止後
    に当該ゲームを終了させる機能を備えたことを特徴とす
    る請求項2又は3に記載の組み合わせ遊技機。
  5. 【請求項5】 前記所定時間T内に誘導図柄(23a) 〜(2
    3c) が停止しない場合において、当該ゲームの終了前又
    は終了時の遊技状態が遊技者に有利な利益状態であり、
    且つ該利益状態が終了時に実行されていない場合に、該
    利益状態を次ゲームに持ち越して次ゲームで実行可能に
    する機能を備えたことを特徴とする請求項2〜4の何れ
    かに記載の組み合わせ遊技機。
  6. 【請求項6】 内部に特別作動領域(24b) を有する特定
    入賞手段(24)を備え、前記特別遊技状態発生手段(102)
    は前記特定入賞手段(24)に入賞した遊技球が前記特別作
    動領域(24b) を通過することを条件に前記特別遊技状態
    を発生させる機能を備えたことを特徴とする請求項2〜
    5の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
  7. 【請求項7】 メダルを投入するメダル投入口(49)を備
    え、該メダル投入口(49)に規定の複数枚のメダルを投入
    することを条件にゲームを開始可能に構成したことを特
    徴とする請求項1〜6の何れかに記載の組み合わせ遊技
    機。
  8. 【請求項8】 発射手段(16)から遊技盤(15)へと遊技球
    を案内する発射側経路(45)と、前記遊技盤(15)側から前
    記発射手段(16)側へと遊技球を戻す戻り側経路(46)とを
    含む閉ループ状の循環経路(44)を構成し、該循環経路(4
    4)中に複数個の遊技球を封入したことを特徴とする請求
    項1〜7の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
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