JP2002177418A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ゴルフクラブヘッドInfo
- Publication number
- JP2002177418A JP2002177418A JP2000382527A JP2000382527A JP2002177418A JP 2002177418 A JP2002177418 A JP 2002177418A JP 2000382527 A JP2000382527 A JP 2000382527A JP 2000382527 A JP2000382527 A JP 2000382527A JP 2002177418 A JP2002177418 A JP 2002177418A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- golf club
- head
- club head
- face
- head body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Golf Clubs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 重量の増加を抑え、且つヘッド本体に
おける熱影響部の亀裂を防止して耐久性の向上を図るゴ
ルフクラブヘッドを開発することにある。 【解決手段】 打球面を構成するフェース部(1)と、
一面が開口し、その開口端面(2b)が前記フェース部(1)
に溶接にて固着されたヘッド本体(2)とから構成された
ゴルフクラブヘッド(A)において、ヘッド本体(2)の開口
部側の端部の肉厚が開口端面(2b)に向けて次第に厚くな
るように形成されている事を特徴とする。
おける熱影響部の亀裂を防止して耐久性の向上を図るゴ
ルフクラブヘッドを開発することにある。 【解決手段】 打球面を構成するフェース部(1)と、
一面が開口し、その開口端面(2b)が前記フェース部(1)
に溶接にて固着されたヘッド本体(2)とから構成された
ゴルフクラブヘッド(A)において、ヘッド本体(2)の開口
部側の端部の肉厚が開口端面(2b)に向けて次第に厚くな
るように形成されている事を特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型のゴルフクラ
ブヘッドに関する。
ブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、チタン或いはチタン合金等を使用
することにより、通称デカヘッドと呼ばれるヘッドの大
きいゴルフクラブヘッド(B)の開発が盛んに行われてい
る。ところが、大型ヘッドを用いることにより、ボール
を捕らえやすくなり、且つ飛距離を増すことができると
いう長所がある反面、体積が大きい分重量が増加し、ス
ウィング時の負担になるという欠点もあった。
することにより、通称デカヘッドと呼ばれるヘッドの大
きいゴルフクラブヘッド(B)の開発が盛んに行われてい
る。ところが、大型ヘッドを用いることにより、ボール
を捕らえやすくなり、且つ飛距離を増すことができると
いう長所がある反面、体積が大きい分重量が増加し、ス
ウィング時の負担になるという欠点もあった。
【0003】このような欠点を除去すべく、打球面とな
るフェース部(11)やヘッド本体(12)の外殻を一層薄くす
ることにより、重量の増加を抑える事が出来る。ところ
が、フェース部(11)やヘッド本体(12)は溶接にて固着さ
れており、外殻が薄くなることでヘッド本体(12)の溶接
部(13)付近の脆弱である熱影響部(13b)に亀裂が生じや
すくなるという強度上の新たな問題が発生する。
るフェース部(11)やヘッド本体(12)の外殻を一層薄くす
ることにより、重量の増加を抑える事が出来る。ところ
が、フェース部(11)やヘッド本体(12)は溶接にて固着さ
れており、外殻が薄くなることでヘッド本体(12)の溶接
部(13)付近の脆弱である熱影響部(13b)に亀裂が生じや
すくなるという強度上の新たな問題が発生する。
【0004】前記ヘッド本体(12)の溶接ビード(13a)付
近の熱影響部(13b)は、溶接時の熱影響により金属組織
が変化し、結晶粒の粗大化が生じ脆弱となっている。従
って、打球時の激しい衝撃がフェース部(11)に繰り返し
加わると、ヘッド本体(12)の熱影響部(13b)に衝撃が伝
わり、フェース部(11)とヘッド本体(12)との間にクラッ
クが発生する。
近の熱影響部(13b)は、溶接時の熱影響により金属組織
が変化し、結晶粒の粗大化が生じ脆弱となっている。従
って、打球時の激しい衝撃がフェース部(11)に繰り返し
加わると、ヘッド本体(12)の熱影響部(13b)に衝撃が伝
わり、フェース部(11)とヘッド本体(12)との間にクラッ
クが発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
大型であるにもかかわらず、重量の増加を抑え、且つヘ
ッド本体における溶接時の熱影響部の亀裂の発生を防止
することが出来、耐久性にも優れたゴルフクラブヘッド
を開発することにある。
大型であるにもかかわらず、重量の増加を抑え、且つヘ
ッド本体における溶接時の熱影響部の亀裂の発生を防止
することが出来、耐久性にも優れたゴルフクラブヘッド
を開発することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】「請求項1」に記載のゴ
ルフクラブヘッド(A)は「打球面を構成するフェース部
(1)と、一面が開口し、その開口端面(2b)が前記フェー
ス部(1)に溶接にて固着されたヘッド本体(2)とから構成
されたゴルフクラブヘッド(A)において、ヘッド本体(2)
の開口部側の端部の肉厚が開口端面(2b)に向けて次第に
厚くなるように形成されている」事を特徴とする。
ルフクラブヘッド(A)は「打球面を構成するフェース部
(1)と、一面が開口し、その開口端面(2b)が前記フェー
ス部(1)に溶接にて固着されたヘッド本体(2)とから構成
されたゴルフクラブヘッド(A)において、ヘッド本体(2)
の開口部側の端部の肉厚が開口端面(2b)に向けて次第に
厚くなるように形成されている」事を特徴とする。
【0007】前述のように、従来の大容量ゴルフクラブ
ヘッド(B)にあっては、ヘッド本体(12)とフェース部(1
1)の溶接部(3)、特にヘッド本体(12)の熱影響部(13b)に
おいて亀裂(14)が生じやすかった。これに対して、本請
求項のヘッド本体(2)は、従来亀裂が生じやすい前記熱
影響部(3b)を含む開口部側の端部がテーパ状に形成さ
れ、他の部分よりも肉厚補強がなされている。このた
め、打球時の衝撃がヘッド本体(2)の溶接部(3)に伝わっ
ても、厚肉になっている分だけ機械的強度が増し、亀裂
が生じるのを防止することが出来る。また、肉厚補強さ
れているテーパ部(2a)はヘッド本体(2)の端部のみに限
られており、テーパ部(2a)以外の部分を薄くすること
で、重量の増加も抑えられる。
ヘッド(B)にあっては、ヘッド本体(12)とフェース部(1
1)の溶接部(3)、特にヘッド本体(12)の熱影響部(13b)に
おいて亀裂(14)が生じやすかった。これに対して、本請
求項のヘッド本体(2)は、従来亀裂が生じやすい前記熱
影響部(3b)を含む開口部側の端部がテーパ状に形成さ
れ、他の部分よりも肉厚補強がなされている。このた
め、打球時の衝撃がヘッド本体(2)の溶接部(3)に伝わっ
ても、厚肉になっている分だけ機械的強度が増し、亀裂
が生じるのを防止することが出来る。また、肉厚補強さ
れているテーパ部(2a)はヘッド本体(2)の端部のみに限
られており、テーパ部(2a)以外の部分を薄くすること
で、重量の増加も抑えられる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のゴルフクラブヘッド(A)
を実施例に従って説明する。図1、2はヘッド本体(2)
とフェース部(1)とから構成された大型のゴルフクラブ
ヘッド(A)である。
を実施例に従って説明する。図1、2はヘッド本体(2)
とフェース部(1)とから構成された大型のゴルフクラブ
ヘッド(A)である。
【0009】ヘッド本体(2)の材質は、比強度上(重量に
対する機械的強度の比率)の理由からチタン又はチタン
合金を使用している。ヘッド本体(2)は2ピースの鋳造
品で形成されており、その組立形状は、一面が平面で且
つ開口しており、その開口部側の端部が開口端面(2b)に
向けて厚くなるようにテーパ状に形成されている。テー
パ部(2a)の長さについて特に限定はしないが、少なくと
も溶接ビード(3a)を形成した際に溶接ビード(3a)及び溶
接時の熱影響部(3b)を含む長さとなっている。換言すれ
ば熱影響部(3b)を超える部分までテーパ部(2a)は形成さ
れている。
対する機械的強度の比率)の理由からチタン又はチタン
合金を使用している。ヘッド本体(2)は2ピースの鋳造
品で形成されており、その組立形状は、一面が平面で且
つ開口しており、その開口部側の端部が開口端面(2b)に
向けて厚くなるようにテーパ状に形成されている。テー
パ部(2a)の長さについて特に限定はしないが、少なくと
も溶接ビード(3a)を形成した際に溶接ビード(3a)及び溶
接時の熱影響部(3b)を含む長さとなっている。換言すれ
ば熱影響部(3b)を超える部分までテーパ部(2a)は形成さ
れている。
【0010】フェース部(1)もヘッド本体(2)と同様に、
チタン又はチタン合金にて構成されている。フェース部
(1)は平面になっており、ヘッド本体(2b)に溶接にて固
着されている。テーパ部(2a)に続く本体部分は薄肉に形
成されており、これにより重量を増加させることなくゴ
ルフクラブヘッド(A)の容積を大容量化する事が出来
る。
チタン又はチタン合金にて構成されている。フェース部
(1)は平面になっており、ヘッド本体(2b)に溶接にて固
着されている。テーパ部(2a)に続く本体部分は薄肉に形
成されており、これにより重量を増加させることなくゴ
ルフクラブヘッド(A)の容積を大容量化する事が出来
る。
【0011】本実施例のゴルフクラブヘッド(A)は前述
のように大型であるため、スイートスポットが広くなる
ので初心者でもボールを捕らえやすく、且つヘッド本体
(2)の外殻が薄く形成されているため、大型であるにも
かかわらず、重量の増加を抑えることが出来、非力なア
マチュアゴルフでも楽にスウィングをすることが出来る
ので、十分なヘッドスピードを簡単に出すことが出来、
従来のメタルウッドに比べて飛距離を確実に増すことが
出来る。
のように大型であるため、スイートスポットが広くなる
ので初心者でもボールを捕らえやすく、且つヘッド本体
(2)の外殻が薄く形成されているため、大型であるにも
かかわらず、重量の増加を抑えることが出来、非力なア
マチュアゴルフでも楽にスウィングをすることが出来る
ので、十分なヘッドスピードを簡単に出すことが出来、
従来のメタルウッドに比べて飛距離を確実に増すことが
出来る。
【0012】また、ヘッド本体(2)にはテーパ部(2a)が
形成され、肉厚補強されているため、打球時の衝撃がヘ
ッド本体(2)の溶接部(3)に伝わっても、亀裂が生じるよ
うなことはない。
形成され、肉厚補強されているため、打球時の衝撃がヘ
ッド本体(2)の溶接部(3)に伝わっても、亀裂が生じるよ
うなことはない。
【0013】
【発明の効果】本発明のゴルフクラブヘッドは、ヘッド
本体の外殻が薄く形成されているため、デカヘッドであ
るにもかかわらず、重量の増加を抑える事が出来る。ま
た、ヘッド本体のフェース部側の端部が端面に向けて厚
くなるようにテーパ状に形成されているため、ヘッド本
体における熱影響部の機械的強度が増大し、打撃時の衝
撃によって熱影響部に亀裂が生じるのを防ぐことが出来
る。
本体の外殻が薄く形成されているため、デカヘッドであ
るにもかかわらず、重量の増加を抑える事が出来る。ま
た、ヘッド本体のフェース部側の端部が端面に向けて厚
くなるようにテーパ状に形成されているため、ヘッド本
体における熱影響部の機械的強度が増大し、打撃時の衝
撃によって熱影響部に亀裂が生じるのを防ぐことが出来
る。
【図1】ゴルフクラブヘッドの斜視図
【図2】本発明に係るゴルフクラブヘッドのX−X線に
よる断面図
よる断面図
【図3】従来のゴルフクラブヘッドのX−X線による断
面図
面図
(A)…ゴルフクラブヘッド (1)…フェース部 (2)…ヘッド本体 (2a)…テーパ部 (2b)…開口端面 (3)…溶接部 (3a)…溶接ビード (3b)…熱影響部
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月18日(2000.12.
18)
18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】ヘッド本体(2)の材質は、比強度上(重量
に対する機械的強度の比率)の理由からチタン又はチタ
ン合金を使用している。ヘッド本体(2)は鋳造品で形成
されており、その組立形状は、一面が平面で且つ開口し
ており、その開口部側の端部が開口端面(2b)に向けて厚
くなるようにテーパ状に形成されている。テーパ部(2a)
の長さについて特に限定はしないが、少なくとも溶接ビ
ード(3a)を形成した際に溶接ビード(3a)及び溶接時の熱
影響部(3b)を含む長さとなっている。換言すれば熱影響
部(3b)を超える部分までテーパ部(2a)は形成されてい
る。
に対する機械的強度の比率)の理由からチタン又はチタ
ン合金を使用している。ヘッド本体(2)は鋳造品で形成
されており、その組立形状は、一面が平面で且つ開口し
ており、その開口部側の端部が開口端面(2b)に向けて厚
くなるようにテーパ状に形成されている。テーパ部(2a)
の長さについて特に限定はしないが、少なくとも溶接ビ
ード(3a)を形成した際に溶接ビード(3a)及び溶接時の熱
影響部(3b)を含む長さとなっている。換言すれば熱影響
部(3b)を超える部分までテーパ部(2a)は形成されてい
る。
Claims (1)
- 【請求項1】打球面を構成するフェース部と、一面が開
口し、その開口端面が前記フェース部に溶接にて固着さ
れたヘッド本体とから構成されたゴルフクラブヘッドに
おいて、 ヘッド本体の開口部側の端部の肉厚が開口端面に向けて
次第に厚くなるように形成されている事を特徴とするゴ
ルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000382527A JP2002177418A (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000382527A JP2002177418A (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | ゴルフクラブヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002177418A true JP2002177418A (ja) | 2002-06-25 |
Family
ID=18850331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000382527A Pending JP2002177418A (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002177418A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007151758A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフクラブヘッド |
JP2009000396A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Sri Sports Ltd | ゴルフクラブヘッドの製造方法 |
KR101257064B1 (ko) * | 2011-02-09 | 2013-04-22 | 노화준 | 골프 클럽 |
-
2000
- 2000-12-15 JP JP2000382527A patent/JP2002177418A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007151758A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフクラブヘッド |
JP2009000396A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Sri Sports Ltd | ゴルフクラブヘッドの製造方法 |
KR101257064B1 (ko) * | 2011-02-09 | 2013-04-22 | 노화준 | 골프 클럽 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8172697B2 (en) | Selectively lightened wood-type golf club head | |
CN106880934B (zh) | 多材质的高尔夫球杆头 | |
US7294064B2 (en) | Golf club | |
US20070082751A1 (en) | Golf club head having a high-degree elastically deformable structure | |
JP2004024865A (ja) | メタルウッド | |
US20080146373A1 (en) | Golf club | |
NZ260574A (en) | Golf iron clubhead with hosel formed from material of lower density than that of blade | |
JP2007082752A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP6931187B2 (ja) | アイアン型ゴルフクラブヘッド | |
JP2000317018A (ja) | ウッドクラブヘッド | |
AU2005242214A1 (en) | Golf club head and its manufacturing method | |
JPH09248353A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP2001120693A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP2002177418A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JPH08155060A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JPH0999121A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
US6743119B2 (en) | Reinforced golf club head | |
JP3769314B2 (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP4133025B2 (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP2005278757A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP4945376B2 (ja) | 中空ゴルフクラブヘッド | |
US7144331B2 (en) | Metal wood | |
JP2004121362A (ja) | ゴルフクラブヘッドとその製造方法 | |
JPH10151229A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP2002119624A (ja) | ゴルフクラブヘッド |