JP2002177065A - 昇降キャビネットの扉ロック構造 - Google Patents

昇降キャビネットの扉ロック構造

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JP2002177065A
JP2002177065A JP2000385889A JP2000385889A JP2002177065A JP 2002177065 A JP2002177065 A JP 2002177065A JP 2000385889 A JP2000385889 A JP 2000385889A JP 2000385889 A JP2000385889 A JP 2000385889A JP 2002177065 A JP2002177065 A JP 2002177065A
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JP
Japan
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door
cabinet
opening
guide shaft
guide
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JP2000385889A
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English (en)
Inventor
Kiyohisa Tanaka
清久 田中
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Sun Wave Corp
Original Assignee
Sun Wave Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降キャビネットにおける扉が、地震等で不
用意に開扉するのを、簡単な構造で確実に防止すること
ができる昇降キャビネットの扉ロック構造を提供する。 【解決手段】 前面板下部に扉開口部が開設されたアウ
ターキャビネット内を昇降自在なインナーキャビネット
と、上記扉開口部に上下にフラップ可能な扉と、から構
成され、該扉は、インナーキャビネットに従動するリン
クアームによって開閉するように構成し、該リンクアー
ムの扉裏面当接端部側にガイド軸を突設し、また、扉裏
面側に上記ガイド軸がスライド自在に遊嵌される略L字
状のガイド溝が形成された作動板を取り付け、閉扉状態
で扉に開方向の力が作用したときに、ガイド軸をガイド
溝の短辺溝部に係合させて扉の開方向への移動をロック
するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流し台等の上方
に配設される吊戸棚等の昇降キャビネットの扉ロック構
造に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、底面部が開口されたアウ
ターキャビネットと、該アウターキャビネット内に昇降
自在に配設されたインナーキャビネットと、上記アウタ
ーキャビネットの前面板下部に開設された扉開口部と、
該扉開口部の上辺部側に配設されたヒンジを介して上下
にフラップ可能な扉と、から構成され、該扉は、インナ
ーキャビネットの下降に従動して回動するリンクアーム
によって押圧されて開扉し、かつ、インナーキャビネッ
トの上昇によって自重閉扉するように構成されてなる昇
降キャビネットが公知である。
【0003】しかしながら、上記従来の昇降キャビネッ
トにあっては、インナーキャビネットの昇降作動に従動
して回動するリンクアームの一端部が扉の裏面側に当接
しているだけの構成であり、扉が閉じるときには、イン
ナーキャビネットの上昇によって回動するリンクアーム
が扉を閉扉方向に引き寄せるのではなく、扉の自重によ
って閉じる構成であるため、扉が軽い材質で形成されて
いる場合には、上記リンクアームを閉扉方向へ押圧し後
退させるに十分な重量(以下、閉扉圧力という。)が得
られない場合がある。
【0004】かかる場合には、扉に重りを取り付けるこ
とで上記閉扉圧力を得ているが、扉の材質によっては重
りの種類を選択しなければならないため、かかる作業が
非常に煩雑であり、また、重りを扉に取り付ける作業が
煩雑となりコスト高となる、という課題を有していた。
そこで、本出願人は、扉の材質に拘わらず、低コストで
扉を確実に閉めることができる昇降キャビネットを提案
している。
【0005】この昇降キャビネットは、底面部が開口さ
れたアウターキャビネットと、該アウターキャビネット
内に昇降自在に配設されたインナーキャビネットと、上
記アウターキャビネットの前面板下部に開設された扉開
口部と、該扉開口部の上辺部側に配設されたヒンジを介
して上下にフラップ可能な扉と、から構成され、該扉
は、インナーキャビネットの下降に従動して回動するリ
ンクアームによって押圧されて開扉し、かつ、インナー
キャビネットの上昇によって自重閉扉するように構成さ
れてなる昇降キャビネットを技術的前提とし、上記リン
クアームの扉裏面当接端部側にガイド軸を突設すると共
に、上記扉裏面側に作動板を配設し、該作動板には、上
記ガイド軸がスライド自在に遊嵌されるガイド溝を形成
して構成したことを特徴とするものである。
【0006】この発明は、本出願人が提案した上記昇降
キャビネットにおける扉が、地震等で不用意に開扉する
のを、簡単な構造で確実に防止することができる昇降キ
ャビネットの扉ロック構造を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にあっては、底面部が開口されたアウター
キャビネットと、該アウターキャビネット内に昇降自在
に配設されたインナーキャビネットと、上記アウターキ
ャビネットの前面板下部に開設された扉開口部と、該扉
開口部の上辺部側に配設されたヒンジを介して上下にフ
ラップ可能な扉と、から構成され、該扉は、インナーキ
ャビネットの下降に従動して回動するリンクアームによ
って押圧されて開扉し、かつ、インナーキャビネットの
上昇によって自重閉扉するように昇降キャビネットを構
成し、上記リンクアームの扉裏面当接端部側にガイド軸
を突設すると共に、上記扉裏面側に作動板を配設し、該
作動板には、上記ガイド軸がスライド自在に遊嵌される
ガイド溝を略L字状に形成し、上記インナーキャビネッ
トがアウターキャビネット内に収納され閉扉状態にある
場合であって上記扉に開方向の力が作用したときに、上
記ガイド軸は上記ガイド溝の短辺溝部に係合して扉の開
方向への移動をロックするように構成したことを特徴と
するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の一形
態例に基づきこの発明を詳細に説明する。
【0009】図1と図2に示すように、この形態例に係
る扉ロック構造が適用された昇降キャビネットKは、底
面部が開口された角筒状のアウターキャビネット1と、
該アウターキャビネット1内に昇降自在に配設されたイ
ンナーキャビネット2と、上記アウターキャビネット1
の前面板3の下部に開設された扉開口部4と、該扉開口
部4の上辺部側に配設された一対のヒンジ5,5を介し
て上下にフラップ可能な扉6と、から構成されている。
【0010】そして、上記インナーキャビネット2を昇
降作動させる駆動装置は、図1に示すように、インナー
キャビネット2の天板部7に配設されたモータ8と、該
モータ8の回転軸に軸支されたプーリ9と、このプーリ
9に一端部が巻着され、かつ、他端部が上記アウターキ
ャビネット1の内上部に固定されたワイヤー10,10
と、から構成されており、上記モータ8を正逆回転させ
ることでインナーキャビネット2がアウターキャビネッ
ト1に対して上下方向に昇降するように構成されてい
る。勿論、上記モータ8の作動制御は、昇降キャビネッ
トKが配置された場所の壁面や流し台等に配置されたス
イッチ(図示せず)を介して行なわれる。
【0011】また、上記インナーキャビネット2の両側
板中央線上には、上下に離間してローラ11,11が回
動自在に軸支されていると共に、アウターキャビネット
1の両側板内側には、上下に延びるガイドレール12,
12が配設されており、該ガイドレール12,12に沿
って上記ローラ11,11が転動ガイドされることで、
インナーキャビネット2がガタツキなくアウターキャビ
ネット1に対して円滑に昇降動するように構成されてい
る。
【0012】さらに、上記扉6は、上記インナーキャビ
ネット2の下降に従動して回動するリンクアーム13,
13によって押圧されて開扉し、かつ、インナーキャビ
ネット2の上昇によって閉扉するように構成されている
と共に、該扉6を開閉自在に軸支するヒンジ5,5に
は、特に図示はしないが、扉6を常態において閉扉方向
へと付勢するバネが巻装されている。
【0013】即ち、上記リンクアーム13,13は、略
く字状に形成されており、屈曲中心部にはローラ14が
回動自在に軸支され、また、該屈曲中心部から二股状に
延びる先端部の一方は、軸15を介して上記アウターキ
ャビネット1の側板内面部に回動自在に軸支され、か
つ、扉6の内側に当接する方向に延びる他方の各先端部
には、ガイド軸16が突設されている。
【0014】また、上記扉6の裏面側には、作動板1
7,17が固着されており、該作動板17,17には、
上記ガイド軸16がスライド自在に遊嵌されるガイド溝
18が開設されている。
【0015】このガイド溝18は、長辺溝部18aと短
辺溝部18bとで略L字状に形成されており、上記イン
ナーキャビネット2がアウターキャビネット1内に収納
され閉扉状態にある場合であって、上記扉6に開方向の
力が作用したときには、上記ガイド軸16が上記ガイド
溝18の短辺溝部18bと係合して扉6の開方向への移
動を規制するように構成されている。
【0016】即ち、上記ガイド溝18は、図3(A)に
示すように、インナーキャビネット2が昇降動してリン
クアーム13,13が回動して扉6を開閉させる場合に
は、その作動に支障が生じないように、上記リンクアー
ム13,13の回転中心軸15と上記ガイド溝18内を
スライドするガイド軸16とを結ぶ半径軌跡範囲内にお
いて、上記ガイド軸16がガイド溝18の短辺溝部18
bと係合することなく円滑にスライドできるように形成
されている。
【0017】また、上記ガイド溝18は、図3(B)に
示すように、インナーキャビネット2がアウターキャビ
ネット1内に収納されており、扉6が閉扉している状態
のときに、上記扉6を軸支するヒンジ5,5と上記ガイ
ド溝18内をスライドするガイド軸16とを結ぶ半径軌
跡範囲内において、上記ガイド軸16がガイド溝18の
短辺溝部18bと係合するように形成されており、上記
状態において地震等が発生して扉6に開扉方向の力が作
用しても、上記ガイド軸16が上記ガイド溝18の短辺
溝部18bと係合して扉6は閉扉状態にロックされる。
【0018】一方、上記インナーキャビネット2の両側
板には、上記ローラ14が当接する略L字状のガイド1
9,19が配設されている。
【0019】ガイド19,19は、図2に示すように、
垂直辺部19aと傾斜辺部19b及び水平辺部19cと
で形成されており、閉扉状態では上記ローラ14が水平
辺部19cの下方に位置し、インナーキャビネット2が
下降すると、上記ローラ14が傾斜辺部19bに沿って
転動して上記ガイド軸16を上記開口方向へと押し出す
ので、該ガイド軸16は上記扉6の作動板17,17に
開設されたガイド溝18の短辺溝部18bから長辺溝部
18aに沿ってスライドしつつ扉6を徐々に水平方向に
持ち上げた後、該ローラ14が垂直辺部19aの位置に
到達し、該垂直辺部19aの位置にローラ14があると
きには、上記ガイド軸16は最もキャビネット前方に突
出した状態に押圧されて扉6を略水平状態を保持する。
【0020】勿論、上記インナーキャビネット2が上昇
した場合には、上記ローラ14は、上記手順とは反対の
手順でガイドされるので、扉6は水平開扉状態から閉扉
状態へと自動的に閉じられる。
【0021】
【発明の効果】この発明に係る昇降キャビネットにあっ
ては、以上説明したように構成されているので、昇降キ
ャビネットにおける扉が、地震等で不用意に開扉するの
を、簡単な構造で確実に防止することができるという優
れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態例に係る昇降キャビネ
ットの構成を一部切欠して示す斜視図である。
【図2】同昇降キャビネットの断面説明図である。
【図3】(A)は同昇降キャビネットの扉を開閉するリ
ンクアームの回転中心軸とリンクアームのガイド軸及び
扉のガイド溝との移動軌跡関係説明図、(B)は同昇降
キャビネットの扉の回転軸とリンクアームのガイド軸及
び扉のガイド溝との移動軌跡関係説明図である。
【符号の説明】
K 昇降キャビネット 1 アウターキャビネット 2 インナーキャビネット 3 前面板 4 開口部 5 ヒンジ 6 扉 13 リンクアーム 14 ローラ 15 軸 16 ガイド軸 17 作動板 18 ガイド溝 18a 長辺溝部 18b 短辺溝部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面部が開口されたアウターキャビネッ
    トと、該アウターキャビネット内に昇降自在に配設され
    たインナーキャビネットと、上記アウターキャビネット
    の前面板下部に開設された扉開口部と、該扉開口部の上
    辺部側に配設されたヒンジを介して上下にフラップ可能
    な扉と、から構成され、該扉は、インナーキャビネット
    の下降に従動して回動するリンクアームによって押圧さ
    れて開扉し、かつ、インナーキャビネットの上昇によっ
    て自重閉扉するように昇降キャビネットを構成し、上記
    リンクアームの扉裏面当接端部側にガイド軸を突設する
    と共に、上記扉裏面側に作動板を配設し、該作動板に
    は、上記ガイド軸がスライド自在に遊嵌されるガイド溝
    を略L字状に形成し、上記インナーキャビネットがアウ
    ターキャビネット内に収納され閉扉状態にある場合であ
    って上記扉に開方向の力が作用したときに、上記ガイド
    軸は上記ガイド溝の短辺溝部に係合して扉の開方向への
    移動をロックするように構成したことを特徴とする昇降
    キャビネットの扉ロック構造。
JP2000385889A 2000-12-19 2000-12-19 昇降キャビネットの扉ロック構造 Pending JP2002177065A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008023107A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Takara Standard Co Ltd 昇降吊戸棚
JP2009011731A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Fukushin Denki Kk 昇降式吊戸棚
JP2014525293A (ja) * 2011-09-02 2014-09-29 ユリウス ブルム ゲー エム ベー ハー 昇降可能な内側本体と、これを覆うリーフとを備える家具

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JP2009011731A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Fukushin Denki Kk 昇降式吊戸棚
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