JP2002176576A - デジタルカメラおよび画像通信システム - Google Patents

デジタルカメラおよび画像通信システム

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JP2002176576A
JP2002176576A JP2000373335A JP2000373335A JP2002176576A JP 2002176576 A JP2002176576 A JP 2002176576A JP 2000373335 A JP2000373335 A JP 2000373335A JP 2000373335 A JP2000373335 A JP 2000373335A JP 2002176576 A JP2002176576 A JP 2002176576A
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digital camera
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JP2000373335A
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English (en)
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Kazushige Takano
万滋 高野
Hiroyuki Deyama
弘幸 出山
Iwao Fujii
巌 藤井
Tsutomu Fujino
勤 藤野
Yoshihiro Hara
吉宏 原
Daisetsu Tooyama
大雪 遠山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影した画像が災害などにより全部焼失して
しまうといった事態の防止を図りつつ、使用するメモリ
容量を少なくすることでコストを抑えることも可能なら
しめるデジタルカメラを提供すること。 【解決手段】 デジタルカメラは、デジタルカメラを利
用するユーザの自宅のホームサーバと、自宅外に設置さ
れた外部サーバとに、撮影した画像をインターネットを
介して送信可能に構成される。デジタルカメラは、送信
制御処理において、画像送信前に、当該画像の重要性お
よび保存期間を示す画像保存条件の入力受付を行う(S
12)。ユーザにより重要である(S17で「Y」)、
もしくは保存期間が3年以上である(S18で「Y」)
と設定されると、当該画像をホームサーバと外部サーバ
双方に送信、保存させる。一方、重要でない(S17で
「N」)および保存期間が3年未満である(S18で
「N」)と設定されるとホームサーバだけに送信、保存
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラ、
およびデジタルカメラと複数の画像サーバとがネットワ
ークを介して接続されてなる画像通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭におけるパーソナルコン
ピュータ(PC)の普及に伴って、デジタルカメラを使
用するユーザが増えてきており、例えば特開平10−3
36574号公報には、このデジタルカメラを用いて撮
影した画像を、インターネットなどのネットワークを介
して、画像サーバ、例えばユーザの自宅内のPCなどに
送信して保存する画像通信システムに関する技術が開示
されている。このシステムを用いれば、デジタルカメラ
に大容量の画像メモリを搭載する必要がなくなり、また
画像メモリの記憶容量を気にしながら撮影しなければな
らないといったことがなくなるので、大変便利となる。
【0003】しかしながら、家庭内のPCに撮影画像を
保存しておくだけでは、例えば地震や風水害による家屋
の崩壊、火災などによる焼失により保存画像を閲覧でき
なくなったり、消滅してしまうという問題がある。この
ような事態に備えて、同一の画像データを、例えば離れ
た場所に設置されている2つの画像サーバそれぞれに常
に送信して保存させておく技術が、特開平11−149
412号公報などに開示されている。この技術を応用す
れば、同一の画像を、ネットワークを介して、家庭内の
PCと、例えば契約者からの画像を有料にて蓄積する家
庭外の大容量データベースサーバ(DBサーバ)双方に
保存させておくことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように常に2箇所の画像サーバに画像データを保存させ
る方法では、メモリ容量が2倍必要となりコストがかさ
むという問題がある。すなわち、発生する可能性の低い
災害などによる画像データの焼失等を防止するための措
置としては、コスト負担が大きくなってしまう。特に、
撮影した全ての画像を有料のDBサーバにも保存させて
おくことにすれば大変コスト高となる。
【0005】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、撮影した画像が災害などにより全部焼失し
てしまうといった事態の防止を図りつつ、使用するメモ
リ容量を少なくすることでコストを抑えることを可能な
らしめるデジタルカメラおよび画像通信システムを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、撮影した画像を、ネットワークを介して
接続される1以上の画像サーバへ送信することが可能な
デジタルカメラであって、ユーザからの、画像の保存条
件の設定入力を受付ける保存条件受付手段と、設定され
た保存条件に応じて、画像を一の画像サーバだけに送信
するか、もしくは複数の画像サーバに送信するかを判断
する判断手段と、判断手段による判断結果に応じて、画
像を一もしくは複数の画像サーバに送信する送信手段と
を備えることを特徴とする。
【0007】また、前記画像の保存条件は、画像の重要
性であることを特徴とする。また、前記判断手段は、画
像が重要でないと設定された場合には、一の画像サーバ
だけに画像を送信すると判断し、画像が重要であると設
定された場合には、複数の画像サーバに画像を送信する
と判断することを特徴とする。また、前記画像の保存条
件は、画像の保存期間であることを特徴とする。
【0008】また、前記判断手段は、所定期間よりも短
い保存期間が設定された場合には、一の画像サーバだけ
に画像を送信すると判断し、所定期間以上の保存期間が
設定された場合には、複数の画像サーバに画像を送信す
ると判断することを特徴とする。さらに、ユーザから送
信先となる画像サーバの宛先入力を受付ける送信先受付
手段と、所定の画像サーバを含む複数の画像サーバを、
画像を複数の画像サーバに送信する場合における送信先
として管理する管理手段と、を備え、前記送信手段は、
送信先として前記所定の画像サーバの宛先が入力された
場合において、複数の画像サーバに画像を送信すること
が判断された場合には、前記管理手段に管理されてい
る、前記所定の画像サーバを含む複数の画像サーバそれ
ぞれに画像を送信することを特徴とする。
【0009】また、前記所定の画像サーバは、前記ユー
ザ所有のホームサーバであり、前記所定の画像サーバを
含む複数の画像サーバは、当該ホームサーバと、当該ホ
ームサーバと異なる場所に設置される1以上の画像サー
バを示すことを特徴とする。また、本発明は、デジタル
カメラと、受信した画像を保存する複数の画像サーバと
がネットワークを介して通信可能に接続されてなる画像
通信システムであって、前記デジタルカメラは、ユーザ
からの、画像の保存条件の設定入力を受付ける保存条件
受付手段と、一の画像サーバに、画像と、受け付けられ
た保存条件に関する情報とを送信する第1の送信手段
と、を備え、前記一の画像サーバは、前記デジタルカメ
ラからの画像の保存条件に関する情報に応じて、受信し
た画像を他の画像サーバに送信するか否かを判断する判
断手段と、画像を送信することが判断された場合には、
画像を1以上の画像サーバに送信する第2の送信手段と
を備えることを特徴とする。
【0010】また、前記画像の保存条件は、画像の重要
性であることを特徴とする。また、前記画像の保存条件
は、画像の保存期間であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデジタルカメ
ラおよび画像通信システムの実施の形態を、図面を参照
しながら説明する。 (実施の形態1)図1は、本実施の形態における画像通
信システム100の全体構成を示す概略図である。
【0012】同図に示すように、画像通信システム10
0(以下、単に「システム」という。)は、一般の家庭
1に設置されているパーソナルコンピュータ(PC)な
どからなるホームサーバ10(図2参照)と、家庭外に
設置され、有料の画像保存契約により契約者の画像を保
存する外部サーバ6と、PHS(パーソナル・ハンディ
フォン・システム)などの回線を通じてネットワーク、
ここではインターネット4に接続し、当該インターネッ
ト4を介してホームサーバ10と外部サーバ6と通信す
ることが可能なデジタルカメラ5とからなり、当該シス
テムに他の家庭2、3のPC(不図示)や外部サーバ7
などが接続され、当該システムの契約者等の利用に供さ
れる。
【0013】図2は、家庭1と外部サーバ6の構成を示
す図である。同図に示すように、家庭1には、制御部1
1とハードディスク等の記憶装置などにより構成される
画像保存部12とを備えるホームサーバ10と、インタ
ーネット4と接続するための通信インターフェース(I
/F)13と、デジタルカメラ14と、PC15とが備
えられ、これらは家庭内のネットワーク16を介して接
続されている。ホームサーバ10は、デジタルカメラ1
4において撮影した画像やPC15において作成した文
書などを取り込んで画像保存部12に保存することがで
きる。
【0014】また、ホームサーバ10は、通信I/F1
3を介してインターネット4と接続し、デジタルカメラ
5から送られてくる家庭外で撮影された画像を受信し
て、画像保存部12に保存する。また、画像保存部12
の保存画像をデジタルカメラ5に送信することもできる
ようになっている。ホームサーバ10の利用者(ユー
ザ)は、外部サーバ6と画像保存契約を結んでおり、必
要に応じて画像データを送信して保存させておくことが
できる。また、外部サーバ6に保存されている画像を読
み出して受信することも可能である。ホームサーバ10
は、制御部11に外部サーバ6のアドレスを記憶してお
くための契約外部サーバアドレスメモリ111を備えて
おり、ここからアドレスを読み出すことにより外部サー
バ6と通信することができる。
【0015】外部サーバ6は、ハードディスク等の記憶
装置などにより構成される画像保存部32と、WWWサ
ーバの機能を有するWWWアプリケーションサーバ31
と、インターネット4と接続するための通信I/F33
とを備えており、ホームサーバ10、デジタルカメラ
5、その他の契約者から送られてくる画像を受信して、
画像保存部32に保存する。
【0016】本実施の形態のシステムでは、デジタルカ
メラ5により撮影された画像を、例えばデジタルカメラ
5を利用するユーザ自身の家庭1の画像保存部12に保
存することにより、ユーザはその画像をPC15等で随
時閲覧することができる。また、画像を外部サーバ6の
画像保存部32に保存することにより、個人用の画像デ
ータの保存領域を提供すると共に、当該画像の保存者以
外の他の契約者によるアクセス、ダウンロードを許可す
るサービスができるようになっている。このサービス
は、自身の撮影した画像を他人に見てもらいたい、もし
くは利用してもらいたいユーザにとって便利であり、当
該サービスを利用する多くの契約者により、多種多様な
画像が画像保存部32に随時保存され利用に供される。
【0017】図3〜図5は、デジタルカメラ5の正面
図、背面図、下面図を示している。図3〜図5に示すよ
うに、デジタルカメラ5は、箱型の撮像ユニット51と
カメラ本体部61とから構成され、これらは着脱自在に
なっている。撮像ユニット51は、その全面にマクロズ
ームレンズ52と光学ファインダー53を備え、被写体
の光学像をマクロズームレンズ52の後方に設けたCC
Dカラーエリアセンサを含む撮像回路(不図示)により
光電変換して画像信号とするものである。また、フラッ
シュ撮影時に被写体によって反射されたフラッシュ光を
受光して、その明るさを調整するための調光信号を出力
する調光センサ54を備えている。
【0018】一方、カメラ本体部61は、LCD70、
各種ボタンやキー、およびアンテナ68などを有してお
り、上記撮像ユニット51からの被写体の画像信号に所
定の処理を施した後、LCD70への表示、メモリカー
ド80への記録、無線通信によるインターネット4との
接続などの処理を行うものである。カメラ本体部61の
前面には、撮影者が当該本体部61を把持するためのグ
リップ部62と内蔵フラッシュ63が設けられている。
【0019】また、カメラ本体部61の上面には、シャ
ッターボタン64、送りボタン65、戻しボタン66、
消去ボタン67、アンテナ68が設けられている。送り
ボタン65と戻しボタン66は、LCD70の表示画像
を別の画像に切り換えるための操作などに用いるボタン
である。消去ボタン67は、メモリカード80に記録さ
れた画像を消去するためのボタンである。
【0020】また、アンテナ68は、無線基地局と通信
するために用いられる。カメラ本体部61の背面には、
図4に示すように、重要度設定ボタン71、確定ボタン
72、電源ボタン73、撮影モード設定キー74、テン
キー75、送信先選択キー77、保存期間設定ボタン7
8、撮影画像のモニタ表示および記録画像の再生表示等
を行うためのLCD70などが設けられている。
【0021】電源ボタン73は、LCD70を含む全電
気部材への電力の供給と停止を切り換えるためのボタン
であり、押下される毎にオン/オフとなる。撮影モード
設定キー74は、スライドスイッチであって、図4の左
方向にスライドさせると「撮影モード」に、逆に右方向
にスライドさせると「再生モード」にそれぞれ設定され
る。撮影モードは、撮影を行うモードであって、このと
きLCD70はビュ−ファインダとして機能する。撮影
された画像は、メモリカード80に記録される。
【0022】再生モードは、メモリカード80に記録さ
れた画像をLCD70に再生表示させるモードであり、
本実施の形態では、再生モード実行中にシャッターボタ
ン64が押されると、デジタルカメラ5は、後述の送信
制御処理を開始し、指定された送信先に記録された画像
をインターネット4を介して送信する。テンキー75
は、画像の送信先として指定された画像サーバと通信す
るために必要な情報、例えばISP(インターネットサ
ービスプロバイダ)の宛て先などを設定する場合に用い
られる。
【0023】送信先選択キー77は、ユーザが画像の送
信先を選択するためのキーであり、当該キーを左端の位
置にスライドさせると「ホームサーバ」を、中央の位置
にスライドさせると「外部サーバ」を、右端の位置にス
ライドさせると「任意宛先」を送信先として選択できる
ようになっている。なお、ホームサーバおよび外部サー
バのアドレス(ホスト名)は、ユーザがテンキー75を
用いて登録できるようになっており、登録されたアドレ
スは、制御部90内の不揮発性メモリのEEPROM9
1に記憶される。本実施の形態では、ホームサーバとし
て、家庭1のホームサーバ10が、外部サーバとして、
外部サーバ6のアドレスが登録されているものとする。
【0024】重要度設定ボタン71は、ユーザが保存し
たい画像に対し、重要であるか否かを設定するためのボ
タンであり、当該ボタンを押すごとにLCD70に「重
要」と「重要でない」の表示が表示され、希望する内容
が表示されている状態で確定ボタン72が押されると、
設定内容が記憶されて確定する。本実施の形態では、後
述するように、重要度設定ボタン71により「重要であ
る」と設定され、撮影画像の送信先がホームサーバ10
に設定された場合には、デジタルカメラ5は同一の画像
をホームサーバ10と外部サーバ6にそれぞれ送信し、
ホームサーバ10と外部サーバ6は、受信した画像をそ
れぞれ保存する。一方で「重要でない」と設定される
と、ホームサーバ10だけに送信するようにしている。
【0025】このようにしたのは、次の理由による。す
なわち、例えばデジタルカメラ5により撮影される画像
には、2度と撮影の機会がないような貴重な画像などユ
ーザにとって大切な画像もあれば、取り敢えず撮影して
おくという程度の画像もあり、特に、後者の取り敢えず
撮影された画像は、保存後に1度見れば十分なものが大
半であり、また改めて見ることがないものも多く含まれ
ていると考えられる。そうであれば、ユーザが大切と考
える画像、すなわち重要であると設定された画像を、災
害等による全部の画像の消失を防ぐために、ホームサー
バ10と外部サーバ6双方に保存しておくのが最善の方
法であり、重要でないと設定された画像については、ホ
ームサーバ10だけに保存しておけば十分であると考え
られるからである。
【0026】このように撮影画像に対して重要であるか
否かを画像の保存条件として設定し、重要であるか否か
によって1つの画像サーバに画像を保存させるか、同一
の画像を2つの画像サーバに保存させるかを切り換える
ようにすれば、失いたくない貴重な画像を確実に保存し
つつ、従来のようにホームサーバ10と外部サーバ6双
方に常に画像を保存するため無条件に2倍の画像メモリ
を確保する必要がなくなる。特に、本実施の形態のよう
に有料の画像保存契約をしている外部サーバ6に画像を
保存させる場合には、そのメモリ占有量を低減できるた
め、その分コストを大きく削減できるという効果があ
る。
【0027】保存期間設定ボタン78は、ユーザが画像
を保存したい(保存すべき)期間を設定するボタンであ
る。この保存期間設定ボタン78を押すごとに、「1ヶ
月」、「6ヶ月」、「1年」、「3年」、「5年以上」
の順に保存期間がLCD70に繰り返し表示され、希望
する期間が表示されている状態で確定ボタン72が押さ
れると、保存期間が記憶されて確定する。記録画像は、
後述するように、この保存期間設定ボタン78により設
定された保存期間だけ送信先の保存部により保存される
ことになる。
【0028】この保存期間も、上述の画像の保存条件の
一つとなる。画像の保存期間が長ければ、それだけ災害
等の被害を受ける確率が高くなるため、保存期間が所定
期間(本実施の形態では、3年)以上と設定され、画像
の送信先がホームサーバ10に設定された場合には、家
庭1における災害による全部の画像の消失を防止できる
ように、画像をホームサーバ10と外部サーバ6にそれ
ぞれ保存させ、一方で、保存期間が所定期間よりも短い
場合には、災害が生じる確率が低いことから、ホームサ
ーバ10だけに保存させるようにしている。
【0029】カメラ本体部61の側面には、シリアルポ
ート82と電源端子83が設けられている。シリアルポ
ート82は、PC等とデータ通信するためのポートであ
り、電源端子83は、ACアダプタを介して商用電源か
らの電力を受給するための端子である。
【0030】カメラ本体部61の下面には、クラムシェ
ルタイプの蓋81が設けられており、この蓋81を開閉
することで、メモリカード80と内蔵電池84をセット
することができる。制御部90は、各キーやボタンから
入力された内容を検出して、撮像ユニット51内および
カメラ本体部61内の各部の動作を制御して、デジタル
カメラ5の動作を統括制御する。
【0031】また、制御部90には、インターネット4
と接続するためのアプリケーションソフト(Webブラ
ウザ)がインストールされており、送信制御処理におい
て、画像をHTTPプロトコルにより、インターネット
4を介してユーザにより選択された送信先に送信する。
EEPROM91には、ユーザにより登録されたホーム
サーバ10と外部サーバ6のアドレスが格納され、各ア
ドレスは、ホームサーバ10に画像を送信する場合、外
部サーバ6に画像を送信する場合、およびホームサーバ
10と外部サーバ6双方に画像を送信する場合における
画像の送信先として管理される。また、後述の外部サー
バ送信フラグや保存期間情報などが格納される。
【0032】図6は、デジタルカメラ5の再生モード処
理の内容を示すフローチャートである。この再生モード
処理は、電源ボタン73の押下により電源が投入された
後、撮影モード設定キー74により「再生モード」がユ
ーザにより選択された場合に、制御部90により実行さ
れる処理である。同図に示すように、まず制御部90
は、外部サーバ送信フラグが「1」であるか否かを判断
する(ステップS1)。この外部サーバ送信フラグは、
後述のステップS5の送信制御処理において、画像をホ
ームサーバ10と外部サーバ6双方へ送信することが判
断されたときに「1」にされるフラグであり、EEPR
OM91に格納される。ここでは、当該フラグが「0」
であると判断して次のステップS2に移る。なお、当該
フラグが「1」であると判断すると、ステップS2〜S
4をスキップして、ステップS5の送信制御処理に移
る。
【0033】ステップS2では、メモリカード80内に
画像が保存されているか否かを判断する。ここでは、複
数の画像がメモリカード80に保存されているとして、
以下説明していく。制御部90は、保存されている画
像、例えば撮影日時が最新の画像をメモリカード80か
ら読み出してLCD70に表示させる記録画像表示処理
を行う(ステップS3)。このとき、例えばユーザによ
り、送りボタン65が押されると、LCD70に次に撮
影日時の新しい画像を、戻しボタン66が押されると撮
影日時が古い画像を表示させる。
【0034】LCD70に画像が表示された状態で、ユ
ーザによりシャッターボタン64が押下されると(ステ
ップS4で「Y」)、送信制御処理を実行する(ステッ
プS5)。この送信制御処理は、設定された保存条件
(画像が重要であるか否かと画像の保存期間)に応じ
て、1もしくは2つの送信先に画像を送信し、送信が終
了すると、送信した画像をメモリカード80から消去す
る処理である。なお、送信される画像は、送信制御処理
に移行した時点でLCD70に表示されている画像とな
る。したがって、複数の画像がメモリカード80に保存
されている場合には、シャッターボタン64を押下する
前に、送信したい画像を送りボタン65もしくは戻しボ
タン66を用いて、LCD70に表示させておく必要が
ある。送信制御処理が終了した後、メモリカード80に
画像が残っていれば(ステップS6で「Y」)、ステッ
プS3に移り、保存されている画像、例えばこの時点で
撮影日時が最新の画像をLCD70に表示させる。一
方、画像が残っていない場合には(ステップS6で
「N」)、再生モード処理を終了する。
【0035】図7、図8は、送信制御処理のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。まず、制御部90は、
図7に示すように、外部サーバ送信フラグが「1」であ
るか否かを判断する(ステップS11)。ここでは、
「0」であると判断し(ステップS11で「N」)、ス
テップS12に移る。ステップS12では、画像の保存
条件の入力受付を行う。具体的には、重要度設定ボタン
71による画像が重要であるか否かの設定入力と、保存
期間設定ボタン78による画像の保存期間の設定入力と
をそれぞれユーザに対して促すためのメッセージをLC
D70に表示させ、その入力を受付ける。
【0036】そして、ユーザによる画像保存条件の設定
入力が完了したか否かを判断する(ステップS13)。
この判断は、画像が重要であるか否かの入力および保存
期間の入力後、確定ボタン72が押下されたか否かで行
なわれ、設定入力が完了したことを判断すると(ステッ
プS13で「Y」)、ステップS14に移る。ここで設
定された内容は、重要性を示す情報および保存期間情報
としてEEPROM91に記憶される。
【0037】ステップ14では、画像の送信先の入力受
付を、画像保存条件の入力受付と同様に、送信先選択キ
ー77による送信先の設定入力を促すためのメッセージ
をLCD70に表示させることにより行う。そして、ユ
ーザによる送信先の設定入力が完了したか否かを判断す
る(ステップS15)。この判断も、ユーザによる確定
ボタン72の押下の有無により行われる。
【0038】設定入力が完了したことを判断すると(ス
テップS15で「Y」)、ユーザにより設定された送信
先がホームサーバ10であるか否かを判断する(ステッ
プS16)。ホームサーバ10であると判断すると(ス
テップS16で「Y」)、ステップS17において、送
信する画像が重要なものであるか否かを判断する。この
判断は、EEPROM91内の重要性を示す情報を読み
出すことにより行う。
【0039】重要な画像であると判断した場合には(ス
テップS17で「Y」)、外部サーバ送信フラグを
「1」にする(ステップS19)。一方、重要でないと
判断した場合には(ステップS17で「N」)、次にス
テップS18において、画像の保存期間を判断する。こ
の判断は、EEPROM91内の保存期間情報を読み出
すことにより行う。
【0040】ユーザにより設定された保存期間が3年以
上であると判断すると(ステップS18で「Y」)、ス
テップS19へ移る。設定された保存期間が3年よりも
短いと判断すると(ステップS18で「N」)、ステッ
プS20へ移る。この場合は、外部サーバ送信フラグが
「0」のままとなる。ステップS20では、EEPRO
M91からホームサーバ10のアドレスを読み出し、ス
テップS21では、画像の送信先をホームサーバ10に
設定する。そして、ステップS22において画像をイン
ターネット4を介してホームサーバ10に送信する処理
を行う。その際、撮影されたときのシャッタスピードや
露光量など撮影条件を示す情報や保存期間情報などをタ
グ情報として画像と共に送信する。
【0041】ホームサーバ10は、デジタルカメラ5か
ら送られてくる画像とタグ情報を受信すると、これらを
関連付けて画像保存部12に保存させる。なお、画像の
保存期間は、タグ情報内の保存期間情報から判断され、
その画像は、判断された期間を経過すると自動的に消去
される。デジタルカメラ5の制御部90は、図8に示す
ように、画像のホームサーバ10への送信処理の終了を
判断すると(ステップS23で「Y」)、通信回線を一
旦切断し(ステップS24)、外部サーバ送信フラグが
「1」であるか否かを判断する(ステップS25)。
【0042】外部サーバ送信フラグが「1」でない、す
なわち「0」であると判断すると(ステップS25で
「N」)、ステップS34に移り、送信した画像をメモ
リカード80から消去して、再生モード処理にリターン
する。この場合は、画像はホームサーバ10だけに送信
されることになる。これは、ステップS17、S18の
判断が共に「N」であれば、送信された画像は、ユーザ
にとって重要なものでなく、かつ保存期間も短いため、
ホームサーバ10だけに保存させれば十分であるからで
ある。
【0043】図6に戻って、再生モード処理では、メモ
リカード80内に画像が保存されていれば(ステップS
6で「Y」)、ステップS3の撮影画像表示処理を行
う。撮影画像が保存されていない場合には、処理を終了
する。図8に戻って、ステップS25で、外部サーバ送
信フラグが「1」であると判断した場合は、制御部90
は、内蔵しているタイマ(不図示)を起動させる(ステ
ップS26)。
【0044】そして、タイマによるカウント値Tが所定
値、ここでは10秒に達したか否かを判断する(ステッ
プS27)。タイマのカウント値Tが所定値に達してい
ないと判断すると(ステップS27で「N」)、電源ボ
タン73がユーザにより押下されたか否かを判断する
(ステップS35)。電源ボタン73が押下されていな
い、すなわち電源がオンのままであれば(ステップS3
5で「N」)、ステップS27に戻る。
【0045】ユーザによる電源ボタン73の押下(例え
ば、誤操作による押下)がなければ、ステップS27、
S35の判断処理を繰り返し行い、カウント値Tが所定
値に達したことを判断すると(ステップS27で
「Y」)、タイマをリセットする。そして、EEPRO
M91から外部サーバ6のアドレスを読み出して(ステ
ップS28)、画像の送信先を外部サーバ6に設定し
(ステップS29)、外部サーバ送信フラグを「0」に
戻した後(ステップS30)、再度インターネット4へ
接続し、当該画像(ホームサーバ10に送信したものと
同じ画像)を外部サーバ6に送信する(ステップS3
1)。その際、上記タグ情報が当該画像と共に送信され
ることになる。
【0046】外部サーバ6は、デジタルカメラ5から送
られてくる画像とタグ情報を受信すると、これらを関連
付けて画像保存部32に保存させる。デジタルカメラ5
の制御部90は、画像の外部サーバ6への送信処理の終
了を判断すると(ステップS32で「Y」)、通信回線
を切断し(ステップS33)、ステップS34を経て、
再生モード処理にリターンする。
【0047】このデジタルカメラ5が画像をホームサー
バ10と外部サーバ6双方に送信する処理を模式的に表
わすと図9のようになる。図8に戻って、上記ステップ
S35において、タイマのカウント中に電源ボタン73
が押下されたと判断すると、送信制御処理を終了すると
共に、外部サーバ6への未送信画像やタグ情報等の各種
データをメモリカード80やEEPROM91などの保
存領域に待避させる処理を実行してから、全電気部材へ
の電力の供給を停止させる。この場合、ステップS30
が実行されないため、外部サーバ送信フラグは「1」の
状態のままとなる。したがって、電源ボタン73の再押
下により、電源が投入され、図6の再生モード処理が開
始されると、ステップS1で「Y」と判断され、直ちに
ステップS5の送信制御処理が開始される。図7の送信
制御処理のサブルーチンでは、ステップS11で「Y」
と判断されるので、ステップS28からステップS34
までの処理が行われる。その際、外部サーバ6への未送
信画像がメモリカード80から読み出され、当該画像が
外部サーバ6へ送信されることになる。これにより、タ
イマ動作中に誤って電源ボタン73が操作されたとして
も、外部サーバ6への送信が行なわれないということが
防止される。
【0048】また、上記ステップS16において、送信
先がホームサーバ10以外、すなわち外部サーバ6もし
くは任意宛先であると判断した場合には、送信先として
指定された宛先を設定し(ステップS36)、ステップ
S31へ移って、画像送信を行う。多くの契約者の画像
を有料の画像保存契約において管理している外部の画像
サーバは、災害などにより画像が消失しないように保存
設備や管理体制等が一般の家庭に比べて十分に整備され
ていると考えられるため、ここでは送信先にホームサー
バ10以外の宛先が指定された場合には、特に画像の保
存期間等を考慮せず、指定された宛先に画像を送信する
ようにしている。
【0049】なお、上記送信制御処理のステップS2
6、S27において、ホームサーバ10への送信終了
後、タイマを用いて所定時間経過後に、外部サーバ6へ
の送信を開始するようにしているのは、画像送信のため
の通信回線の連続占有時間を少なくするためである。す
なわち、2箇所の画像サーバに画像を連続して送信する
と、それだけ画像送信のために通信回線を連続して占有
する時間が増え、例えばホームサーバ10から画像が送
信されてきたり、他のユーザが所有する、携帯電話と接
続することにより当該デジタルカメラ5と通信可能なデ
ジタルカメラから画像が送信されてきても、デジタルカ
メラ5は長時間通話中となって受信できないことが多く
なり、ホームサーバ10に再送処理を行わせ、相手先に
負担を掛けることが多くなってしまう。そこで、本実施
の形態では、所定時間(10秒間)待機した後に外部サ
ーバ6への送信を開始させることで、その待機時間中に
画像受信等を行えるようして利便性を図ると共に相手先
の負担軽減を図っている。
【0050】以上説明したように、本実施の形態のデジ
タルカメラ5は、保存条件に応じて画像をホームサーバ
10と外部サーバ6双方に送信するか、もしくはホーム
サーバ10だけに送信するか判断し、その判断結果に応
じて画像を送信するようにしている。これにより、重要
な画像もしくは長期間保存させたい画像については、同
一の画像がホームサーバ10と外部サーバ6双方に保存
され、重要でなく長期間保存させる必要のない画像につ
いては、ホームサーバ10だけに保存されることにな
る。したがって、ユーザは、たとえ故障や災害などによ
りホームサーバ10の保存画像を全て失ったとしても、
少なくとも重要な画像もしくは長期間保存させたい画像
については外部サーバ6において閲覧することができ、
保存画像を全部失ってしまうといった事態を防止でき
る。そして、外部サーバ6には、重要な画像もしくは長
期間保存させたい画像だけが保存されるので、従来のよ
うに撮影画像を必ずホームサーバ10と外部サーバ6双
方に保存しておく構成に比べて、外部サーバ6のメモリ
の使用量を少なくでき、その分コスト負担を減らすこと
ができるという効果がある。
【0051】(実施の形態2)上記実施の形態1では、
ユーザにより重要である、もしくは長期間保存すると設
定された画像は、図9に示すように、デジタルカメラ5
からユーザ所有のホームサーバ10と画像保存契約をし
ている外部サーバ6とに順次送信され保存されるように
したが、本実施の形態2では、図10に示すように、画
像は、まずデジタルカメラ5からホームサーバ10へ送
信、保存され、その後、ホームサーバ10から外部サー
バ6に送信、保存される構成になっている。
【0052】図11は、本実施の形態のデジタルカメラ
による再生モード処理の内容を示すフローチャートであ
り、図12は、送信制御処理のサブルーチンの内容を示
すフローチャートである。図11に示すように、本実施
の形態の再生モード処理は、実施の形態1の再生モード
処理とほとんど同じであるが、ステップS1の外部サー
バ送信フラグが「1」であるか否かの判断処理を行わな
い点だけが異なっている。ここでは、実施の形態1のよ
うに、デジタルカメラ5からホームサーバ10と外部サ
ーバ6双方に同一の画像を順次送信するという処理を行
わないため、外部サーバ6への送信待機中にユーザが誤
って電源ボタン73を押下するといったことが生ぜず、
当該フラグを参照する必要がないからである。したがっ
て、本実施の形態のステップS41〜S45は、実施の
形態1のステップS2〜S6に相当する処理となる。す
なわち、メモリカード80内に画像が保存されていれば
(ステップS41で「Y」)、LCD70に記録画像を
表示する処理を行い(ステップS42)、その状態でシ
ャッターボタン64が押されると(ステップS43で
「Y」)、送信制御処理を実行し(ステップS44)、
送信制御処理終了後、メモリカード80内に画像が保存
されていれば(ステップS45で「Y」)、ステップS
42に移り、保存されていなければ(ステップS45で
「N」)、処理を終了するものである。
【0053】図12の送信制御処理も、実施の形態1の
送信制御処理とほとんど同じであるため、異なる点を中
心に説明することにする。ステップS51からS60ま
では、図7のステップS12からS21に相当する処理
である。本実施の形態では、図7のステップS11の
「外部サーバ送信フラグの判断」処理を行わないため当
該処理は除かれている。
【0054】ステップS61では、外部サーバ送信フラ
グが「1」であるか否かを判断する。外部サーバ送信フ
ラグが「1」の場合には、重要な画像、もしくは保存期
間が3年以上の長期保存の画像であるとユーザにより設
定されたことになるので、当該画像がホームサーバ10
から外部サーバ6にも送信されるように、タグ情報に外
部サーバへ転送が必要な旨を示すアドレス情報を含め、
外部サーバ送信フラグを「0」に戻した後、当該タグ情
報と画像とをホームサーバ10に送信する(ステップS
62〜S64)。そして、送信完了を判断すると(ステ
ップS65で「Y」)、通信回線を切断して(ステップ
S66)、送信した画像をメモリカード80から消去し
た後(ステップS67)、図11の再生モード処理にリ
ターンする。
【0055】一方、ステップS61において、外部サー
バ送信フラグが「1」でない、すなわち「0」であると
判断すると、重要な画像でなく、保存期間が3年より短
い画像であるとユーザにより設定されたことになるの
で、当該画像をホームサーバ10から外部サーバ6へ送
信させる必要がない。したがって、外部サーバのアドレ
ス情報をタグ情報に含めるという処理を行わずに、ステ
ップS64へ移る。
【0056】なお、ステップS55において、送信先と
してホームサーバ10以外の宛先が指定された場合に
は、指定された宛先を送信先に設定して(ステップS6
8)、ステップS64に移って、その送信先に画像を送
信し、ステップS65〜S67の処理を行う。図13
は、ホームサーバ10の画像受信制御処理の内容を示す
フローチャートである。この画像受信制御処理は、ホー
ムサーバ10の制御部11により実行される。
【0057】同図に示すように、まずデジタルカメラ5
から画像を受信すると(ステップS71で「Y」)、受
信した画像を画像保存部12に保存させる(ステップS
72)。そして、受信したタグ情報に含まれるアドレス
情報から外部サーバへの送信が必要なことを判断すると
(ステップS73で「Y」)、契約外部サーバアドレス
メモリ111から外部サーバ6のアドレスを読み出して
(ステップS74)、送信先を外部サーバ6に設定し
(ステップS75)、受信した画像を外部サーバ6に送
信して保存させ(ステップS76)、当該画像受信制御
処理を終了する。この場合、制御部11は、画像保存部
12に保存させた画像を一旦読み出して外部サーバ6に
送信すると共に再度画像保存部12に保存させる方法
や、デジタルカメラ5から撮影画像を受信した際に、画
像保存部12とは別の内部メモリ(不図示)にも画像を
一時的に格納しておき、当該内部メモリから画像を読み
出して送信するようにすることもできる。
【0058】一方、外部サーバへの送信が不要であると
判断すると(ステップS73で「N」)、そのまま当該
処理を終了する。このように、画像をホームサーバ10
と外部サーバ6双方に保存する場合に、まず画像をデジ
タルカメラ5からホームサーバ10に送信し、その後ホ
ームサーバ10から外部サーバ6に送信する処理を行う
ことにより、デジタルカメラ5側では画像送信のための
通信時間を短縮(半減)でき、その分、デジタルカメラ
5のユーザにとっては、他の画像サーバ等とアクセス可
能な時間が増え、使い勝手が向上する。
【0059】(変形例)以上、本発明に係るデジタルカ
メラおよび画像通信システムを実施の形態に基づいて説
明してきたが、本発明の内容が、上記実施の形態に限定
されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えら
れる。 (1)上記実施の形態1、2では、画像の重要性と画像
の保存期間とを画像の保存条件として設定入力できるよ
うにしたが、いずれか一方、例えば画像の保存期間だけ
を保存条件として入力できるようにしてもよい。
【0060】(2)上記実施の形態1、2では、保存期
間が3年以上と設定された画像をホームサーバ10と外
部サーバ6双方に送信するようにしたが、この保存期間
は、3年に限られずユーザにより任意に設定できるよう
にすることもできる。 (3)上記実施の形態1、2では、画像の送信先として
ホームサーバ10が設定された場合には、ユーザにより
重要、もしくは長期間保存したいと設定された画像を2
箇所のサーバ(ホームサーバ10と外部サーバ6)に送
信し保存させるようにしたが、例えば3箇所以上のサー
バに分散して保存させるようにしてもよい。このように
すると、使用するメモリ容量が増えるため、その分コス
ト負担が大きくなるが、重要な画像等を極力絞りこんで
設定するようにしてコストを抑えれば、分散して保存さ
せた分だけ災害等による画像消失の危険性を避けること
ができる。
【0061】(4)上記実施の形態1、2では、画像の
送信先として外部サーバ6が設定された場合、画像の保
存条件によらず外部サーバ6にだけ画像を保存させるよ
うにしたが、外部サーバ6が送信先として設定された場
合でも、画像の保存条件に応じて、外部サーバ6から離
れた場所に設置されている他の画像サーバ、例えばホー
ムサーバ10もしくは外部サーバ7などに同一の画像を
保存させる処理を行えるようにしてもよい。また、複数
の画像サーバに送信する場合における当該複数の画像サ
ーバのアドレスを予めEEPROM91に管理してお
き、ユーザによりその中の一の画像サーバが送信先とし
て指定されたときに、送信する画像が重要、もしくは保
存期間が3年以上と設定されていれば、当該一の画像サ
ーバを含む前記複数の画像サーバそれぞれに当該画像を
送信するようすることもできる。
【0062】(5)上記実施の形態1では、ホームサー
バ10と外部サーバ6双方に画像を送信する場合、ホー
ムサーバ10への送信終了後、自動的に外部サーバ6に
画像を送信するようにしたが、自動的に送信する処理に
限らず、例えばホームサーバ10への送信終了後、ユー
ザからの外部サーバの宛先入力を受付け、当該受付られ
た宛先に画像を送信するようにすることもできる。この
場合、テンキー75による外部サーバのアドレス入力な
どが考えられる。契約している外部サーバが複数あり、
画像に応じて送信先の外部サーバを1送信毎に変えたい
ような場合に便利である。
【0063】(6)上記実施の形態2では、外部サーバ
6に送信が必要であるか否かを示す情報をアドレス情報
としてホームサーバ10に送信するようにしたが、例え
ば外部サーバ6のアドレスそのものをアドレス情報とし
て送信することもできる。この場合、ホームサーバ10
は、受信したアドレス情報から外部サーバ6のアドレス
を読み取って、そのアドレスから送信先を設定し画像を
送信することになる。このようにすれば、ホームサーバ
10側で外部サーバのアドレスを予め保存しておく必要
がなくなる。
【0064】(7)上記実施の形態1、2では、1つの
画像毎に保存条件の設定入力を行うようにしたが、例え
ばユーザがメモリカード80に記憶されている複数の画
像をLCD70に表示させ、送信したい画像を複数指定
し、それらの画像をひとまとめにして保存条件を入力す
るようにすることもできる。複数の画像を一括して画像
サーバに送信したい場合に便利となる。
【0065】また、デジタルカメラ5は、送信した画像
をその都度メモリから消去するようにしたが、消去させ
ずにメモリに残しておくようにしてもよい。また、被写
体を撮影する毎に、撮影された画像を予め設定された保
存条件に応じて1もしくは複数の画像サーバに送信する
ようにしてもよい。 (8)上記実施の形態1、2では、無線通信を利用して
デジタルカメラ5とインターネット4とを接続するよう
にしたが、例えば有線にてインターネット4を介してホ
ームサーバ10と外部サーバ6と接続するように構成す
ることもできる。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明のデジタルカメラ
は、ユーザにより設定された保存条件に応じて、画像を
一の画像サーバにだけ、もしくは複数の画像サーバに送
信するようにしている。したがって、上記保存条件が画
像の重要性もしくは画像の保存期間である場合に、ユー
ザにより重要である、もしくは長期間保存させたいとし
て設定された画像については、例えば第1と第2の画像
サーバに保存され、重要でなく長期間保存させる必要の
ない画像については、第1の画像サーバだけに保存され
ることになる。これにより、ユーザは、災害などにより
第1の画像サーバの保存画像を全て失ったとしても、少
なくとも重要な画像もしくは長期間保存させたい画像に
ついては第2の画像サーバにおいて閲覧することができ
ることになり、保存画像を全て失ってしまうといった事
態を防止できる。そして、第2の画像サーバには、重要
な画像もしくは長期間保存させたい画像だけが保存され
るので、従来のように画像を必ず第1と第2の画像サー
バ双方に保存しておく構成に比べて、第2の画像サーバ
のメモリの使用量を少なくでき、特に第2の画像サーバ
が有料の画像保存契約により画像を保存する外部の大容
量データベースサーバである場合には、コスト負担を大
きく減らすことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における画像通信システムの全体
構成を示す概略図である。
【図2】上記画像通信システムに含まれる家庭と外部サ
ーバの構成を示す図である。
【図3】デジタルカメラの正面図である。
【図4】デジタルカメラの背面図である。
【図5】デジタルカメラの下面図である。
【図6】実施の形態1のデジタルカメラの再生モード処
理の内容を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態1の送信制御処理のサブルーチンを
示すフローチャートである。
【図8】上記送信制御処理のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【図9】実施の形態1において撮影画像がホームサーバ
と外部サーバとに送信される様子を示す模式図である。
【図10】実施の形態2において撮影画像がホームサー
バと外部サーバとに送信される様子を示す模式図であ
る。
【図11】実施の形態2におけるデジタルカメラの再生
モード処理の内容を示すフローチャートである。
【図12】実施の形態2における送信制御処理のサブル
ーチンを示すフローチャートである。
【図13】実施の形態2におけるホームサーバの画像受
信処理の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 家庭 4 インターネット 5 デジタルカメラ 6、7 外部サーバ 10 ホームサーバ 11 制御部 12、32 画像保存部 13、33 通信I/F 31 WWWアプリケーションサーバ 51 撮像ユニット 61 カメラ本体部 64 シャッターボタン 70 LCD 71 重要度設定ボタン 72 確定ボタン 73 電源ボタン 74 撮影モード設定キー 75 テンキー 77 送信先選択キー 78 保存期間設定ボタン 80 メモリカード 90 制御部 91 EEPROM 100 画像通信システム 111 契約外部サーバアドレスメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 巌 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 藤野 勤 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 原 吉宏 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 遠山 大雪 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA13 AB00 AB15 AB66 AC01 AC31 AC42 AC52 5C052 AA17 GA02 GA06 GA08 GB01 GE08 5C053 FA08 FA27 KA30 LA01 LA11 LA14 5C064 BA04 BB05 BC18 BC25 BD01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影した画像を、ネットワークを介して
    接続される1以上の画像サーバへ送信することが可能な
    デジタルカメラであって、 ユーザからの、画像の保存条件の設定入力を受付ける保
    存条件受付手段と、 設定された保存条件に応じて、画像を一の画像サーバだ
    けに送信するか、もしくは複数の画像サーバに送信する
    かを判断する判断手段と、 判断手段による判断結果に応じて、画像を一もしくは複
    数の画像サーバに送信する送信手段とを備えることを特
    徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 前記画像の保存条件は、画像の重要性で
    あることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記判断手段は、画像が重要でないと設
    定された場合には、一の画像サーバだけに画像を送信す
    ると判断し、画像が重要であると設定された場合には、
    複数の画像サーバに画像を送信すると判断することを特
    徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記画像の保存条件は、画像の保存期間
    であることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記判断手段は、所定期間よりも短い保
    存期間が設定された場合には、一の画像サーバだけに画
    像を送信すると判断し、所定期間以上の保存期間が設定
    された場合には、複数の画像サーバに画像を送信すると
    判断することを特徴とする請求項4に記載のデジタルカ
    メラ。
  6. 【請求項6】 ユーザから送信先となる画像サーバの宛
    先入力を受付ける送信先受付手段と、 所定の画像サーバを含む複数の画像サーバを、画像を複
    数の画像サーバに送信する場合における送信先として管
    理する管理手段と、を備え、 前記送信手段は、送信先として前記所定の画像サーバの
    宛先が入力された場合において、複数の画像サーバに画
    像を送信することが判断された場合には、前記管理手段
    に管理されている、前記所定の画像サーバを含む複数の
    画像サーバそれぞれに画像を送信することを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 前記所定の画像サーバは、前記ユーザ所
    有のホームサーバであり、前記所定の画像サーバを含む
    複数の画像サーバは、当該ホームサーバと、当該ホーム
    サーバと異なる場所に設置される1以上の画像サーバを
    示すことを特徴とする請求項6に記載のデジタルカメ
    ラ。
  8. 【請求項8】 デジタルカメラと、受信した画像を保存
    する複数の画像サーバとがネットワークを介して通信可
    能に接続されてなる画像通信システムであって、 前記デジタルカメラは、 ユーザからの、画像の保存条件の設定入力を受付ける保
    存条件受付手段と、 一の画像サーバに、画像と、受け付けられた保存条件に
    関する情報とを送信する第1の送信手段と、を備え、 前記一の画像サーバは、 前記デジタルカメラからの画像の保存条件に関する情報
    に応じて、受信した画像を他の画像サーバに送信するか
    否かを判断する判断手段と、 画像を送信することが判断された場合には、画像を1以
    上の画像サーバに送信する第2の送信手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像通信システム。
  9. 【請求項9】 前記画像の保存条件は、画像の重要性で
    あることを特徴とする請求項8に記載の画像通信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記画像の保存条件は、画像の保存期
    間であることを特徴とする請求項8に記載の画像通信シ
    ステム。
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