JP2002175577A - 人体検出装置 - Google Patents

人体検出装置

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JP2002175577A
JP2002175577A JP2000370878A JP2000370878A JP2002175577A JP 2002175577 A JP2002175577 A JP 2002175577A JP 2000370878 A JP2000370878 A JP 2000370878A JP 2000370878 A JP2000370878 A JP 2000370878A JP 2002175577 A JP2002175577 A JP 2002175577A
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detection sensor
body detection
hot water
notification
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JP2000370878A
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Toshizo Okada
敏三 岡田
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Noritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、人体検出装置の取り付けを簡略化
すると共に操作を迅速かつ確実に行なうことができる人
体検出装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 浴室暖房機等の熱源機である温水機器
と、該温水機器を遠隔位置から操作制御するリモコン
と、温水機器を制御するコントローラと、温水機器に設
けた送受信機と、浴室に設けられ人体の動きを撮像して
画像処理する人体検出センサと、該人体検出センサから
の信号を送信する送信機と、前記リモコンに設けられ人
体検出センサの異常検出により報知する報知手段とから
なり、人体検出センサによる異常検出時に異常検出信号
を前記送信機から前記送受信機に伝送するようにしたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の暖房、乾燥
機能を有する浴室暖房機等を有する浴室における人体検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室の空気を加熱する熱交換器
と、該熱交換器によって加熱された空気を送風する送風
ファンとを有する浴室暖房機に、人体を検出する検出セ
ンサを取付けることは知られている。一方、検出センサ
による異常検出を報知するためには別途に報知手段が必
要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のもの
では、前記報知手段を暖房機等の温水機器の操作部とは
別個に設けていたため、取付けし難く、施工設置が煩雑
であるという問題点があった。一方、有線式では取付け
配線も煩雑である。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、人体検出装置
の取り付けを無線により簡略化すると共に操作を迅速か
つ確実に行なうことができる人体検出装置を提供するこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の人体検出装置は、浴室暖房機等の熱源機で
ある温水機器と、該温水機器を遠隔位置から操作制御す
るリモコンと、温水機器を制御するコントローラと、温
水機器に設けた送受信機と、浴室に設けられ人体の動き
を撮像して画像処理する人体検出センサと、該人体検出
センサからの信号を送信する送信機と、前記リモコンに
設けられ人体検出センサの異常検出により報知する報知
手段とからなり、人体検出センサによる異常検出時に異
常検出信号を前記送信機から前記送受信機に伝送するよ
うにしたことを第1の特徴としている。この第1の特徴
によれば、人体検出センサを浴室内に取付けしさえすれ
ば、他の部材と接続配線することなく、報知手段に至る
接続取り付けが終了し、施工が簡略化する利点がある。
また、人体センサの操作部が不要となり、報知の解除等
の操作が確実に行なえる。
【0006】また、本発明の人体検出装置は、浴室暖房
機等の熱源機である温水機器と、該温水機器を遠隔位置
から操作制御するリモコンと、温水機器を制御するコン
トローラと、温水機器に設けた送受信機と、浴室に設け
られ人体の動きを撮像して画像処理する人体検出センサ
と、該人体検出センサからの信号を送信する送信機と、
前記リモコンに設けられ人体検出センサの異常検出によ
り報知する報知手段と、該報知手段を動作させる報知動
作部と、人体検出センサによる異常検出時に異常検出信
号を前記送信機から前記送受信機に伝送し、送受信機か
ら報知動作部を介して報知手段を報知させるようにした
ことを第2の特徴としている。この第2の特徴によれ
ば、上記の特徴に加え、報知手段が遠隔位置にあっても
報知動作部を温水機器に設けておくことで、温水機器本
体を介して伝送することができ、信号の伝送が確実に行
え、人体検出センサの設置、装置全体の施工の自由度を
向上させる利点がある。
【0007】 さらに、本発明の人体検出装置は、浴室
暖房機等の熱源機である温水機器と、該温水機器を遠隔
位置から操作制御するリモコンと、温水機器を制御する
コントローラと、温水機器に設けた送受信機と、浴室に
設けられ人体の動きを撮像して画像処理する人体検出セ
ンサと、該人体検出センサからの信号を送信する送信機
と、前記リモコンに設けられ人体検出センサの異常検出
により報知する報知手段及び報知解除手段と、該報知手
段を動作させる報知動作部と、前記報知手段による報知
を解除させる報知解除部とからなり、人体検出センサに
よる異常検出時に異常検出信号を前記送信機から前記送
受信機に伝送し、送受信機から報知動作部を介して報知
手段を報知させ、前記報知解除手段により報知解除部を
介して報知を解除させるようにしたことを第3の特徴と
している。この第3の特徴によれば、上記の特徴に加
え、解除操作する場合においてもケーブル線を必要とす
ることなく遠隔位置から操作することができ、施工の合
理化を図りうる利点がある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態を示す全体構成図である。図2は本発明の一実施形
態を示す電気回路のブロック図である。図3は人体検出
センサの画像検出部の1画素を構成する画像コア回路の
構成を示す回路図である。図4はセンサの撮像範囲と検
知範囲及び検知領域との関係を示す説明図である。図5
は本発明の一実施形態を示す制御フローチャートであ
る。図6は本発明の一実施形態を示す人体監視のフロー
チャートである。図7は人体検出センサと温水機器とリ
モコンとの関係を示す説明図である。
【0009】図1は浴室1、温水機器40、浴室暖房機
80を側方から見た断面図であり、本発明の一実施形態
の概略を示すものであって、浴室1内部には浴槽2及び
洗場3を設けてある。4は浴室1への出入口である。5
は人体センサであり、その詳細については後述する。人
体センサ5は通常では浴室1の壁面等に取り付けてあ
る。そして、本実施例では浴室1の壁面上部に人体セン
サ5を内蔵した浴室暖房機80が設置されている。この
浴室暖房機80は浴室の暖房、乾燥機能を有するもので
あり、これに換気機能を付加してもよい。そして浴室暖
房機80の内部には浴室1の空気を加熱する熱交換器8
1と、該熱交換器81によって加熱された空気を浴室内
に送風する送風ファン82を設けている。熱交換器81
は電気による空気加熱方式のものでも、また温水循環に
よる放熱式のものでも良い。そして浴室暖房機80は本
実施形態では浴室1の壁面に取り付けているが、この例
に限ることなく、浴室1の天井に取り付けても良い。浴
室暖房機80に設けた人体センサ5は、人工網膜を利用
した撮像装置を有し、浴室における人体の動きを撮像し
て画像処理する人体検出センサ51と、赤外線による熱
検知により人体を検知する赤外線センサ52とから構成
している。
【0010】人体センサ5の出力は、無線により温水機
器40のコントローラ42に入力され、コントローラ4
2から風呂リモコン60や台所リモコン70へ無線によ
り伝送される。ここに、温水機器40とは、浴槽に給湯
等水を加熱するための機器であり、具体的には給湯器付
風呂釜、給湯器付暖房機、温水暖房機、給湯器等により
構成されている。温水機器にはガスを燃料とするものの
みならず石油を燃料とするものでもよい。そして、給湯
器を制御する前記リモコン60、70には浴室1に入浴
者がいることを知らせるランプ等の表示部を有してお
り、人体センサ5が入浴者を検知して、検知信号を出力
すると表示部が点灯するようになっている。表示部は上
記のものに限られず、入浴者の動きが一定時間無かった
場合、浴槽で寝ているかまたは倒れたと推測し、まず風
呂リモコン60で警報音あるいは音声により注意を喚起
し、浴室側から応答が所定時間内にない場合には、台所
リモコン70等遠隔位置において警報音あるいは音声に
より家族等他者に報知するようにしておけばよい。
【0011】そして、温水機器40の内部には熱交換器
及びバーナが内蔵されており、制御のための各種センサ
を設けてある。また、温水機器40から浴槽2に対して
給湯落しこみ管46が接続配管されている。また、浴室
暖房機80の熱交換を温水で行なう場合には温水機器4
0から温水を暖房機80に供給すれば良い。また、人体
センサ5を作動させるための電源は、個別にあるいは浴
室暖房機80から導入され、トランス等を介して降圧さ
れ低電圧化されて供給される。
【0012】図2は人工網膜チップを利用した人体検出
センサ51と、赤外線センサ52とからなる人体センサ
5の具体構成を示したものである。人体検出センサ51
は人体を検出すると共に検出した画像を処理する撮像装
置6と、撮像装置6に制御信号を与えると共に処理情報
を判定する制御装置7とから構成されている。そして、
人体検出センサ51の他に赤外線センサ52を同一のケ
ース体内に設け、その制御装置7を共用し、浴室1が暗
い場合の監視の相互補填を行なうようにしてある。
【0013】前記撮像装置6の撮像部8は、縦32×横
32画素(=1024画素)からなる低解像度の画像検
出部9、結像レンズ10、スキャナ11、マルチプレク
サ12及びスキャナ駆動制御部13から構成されてい
る。RAM容量が許せば、もっと多くの画素(縦128
×横128画素)を用いても良く、また多数の画素を間
引いてその一部で検出処理しても良い。画像検出部9の
画素はそれぞれモノクロ256階調「レベル0(黒)〜
255(白)の256階調」で表現される。
【0014】そして、撮像部8においては、浴室内の画
像は、結像レンズ10によって画像検出部9に結像され
る。スキャナ11は、スキャナ駆動制御部13によって
駆動制御されており、画像検出部9の各画素列を順次一
定周期毎に受光状態(オン状態)となるように制御して
いる。受光状態となった1列の各画素から同時に出力さ
れた光電流は、マルチプレクサ12によってアナログデ
ータからシリアルデータに変換され、増幅器14で増幅
された後、画像処理部15へ入力される。なお、アナロ
グデータからシリアルデータへの変換等は外部に設けた
制御装置部あるいは別途設けたICにより行っても良
い。
【0015】また、画像検出部9の各画素は、図3に示
すように画素コア回路17によって構成されている。画
素コア回路17は受光素子18、電荷蓄積回路19、感
度可変回路20から構成されており、感度可変端子21
及びリセット端子22がスキャナ11に接続され、光電
流出力端子23がマルチプレクサ12に接続されてい
る。
【0016】図2においてゲイン調整部16は、画像処
理部15における画像平均値(画像の明るさ)をチェッ
クし、画像平均値が適切な範囲から外れていれば、増幅
器14によって撮像装置6のゲインを調整すると共にス
キャナ駆動制御部13によって画像検出部9の蓄積時間
を調整し、適正な明るさの画像が得られるように調光す
る。
【0017】人工網膜を用いた撮像装置6では、画像平
均値は、画像検出部9を構成する32×32個の全画素
における階調(0階調(黒)〜255階調(白)の25
6階調)の平均値であり、0〜255の値で表わさせ
る。この画像平均値は増幅器14のゲインと画像検出部
9の蓄積時間によって決定される。ここで、ゲインはカ
メラの絞りに相当し、蓄積時間はカメラのシャッタース
ピードに相当する。従って、撮像装置6の適正な画像平
均値を得ようとすれば、適当なゲインに固定しておき、
蓄積時間を調整すればよい。あるいは、適当な蓄積時間
を固定しておき、ゲインを調整すればよい。
【0018】そして、図2において少なくとも撮像をお
こなう画像検出部9と画像処理を行なう画像処理部15
とは、1チップで構成されている。このチップは人工網
膜チップと称される。特に人体を撮像し検出する画像検
出部と、検出した画像を処理する画像処理部とを1つの
半導体チップで一体化することにより、大型の画像処理
部を小型化することが可能となり、センサ全体を小型化
することができる。従って、浴室暖房機80への組み込
みを行い易くなる。また、このチップの裏面位置には、
制御装置7を設けてあり、制御装置7はマイクロコンピ
ュータからなり、この内部には人体検出センサ51によ
る検知処理を行なう検知領域を複数の領域に分割する領
域分割手段24をソフトウエアーとして組込んである。
【0019】具体的には、図4に示すように、画像処理
部15に入力された画像情報を処理するためのポイント
テーブル25を複数域に分割するものである。すなわち
人体検出センサによる検出可能な撮像能力範囲(ポイン
トテーブル25全体に相当)を、まず画像処理の必要な
検知領域26と、画像処理を行なわない非検知領域27
とに区画している。すなわち、撮像能力範囲のすべてを
検知領域とはしていない。これにより検出処理可能な検
出処理領域のうちの一部を、実際に検知し処理するセン
サ検知領域として使用することで画像の処理範囲を限定
して、画像処理の速度を早めている。さらに前記の検知
領域26を、洗場領域30及び浴槽領域31の2つの領
域に分割したものである。なお、この検知領域26を洗
場領域及び浴槽領域及び浴室への入口領域の3つの領域
に分割するようにしてもよい。
【0020】そして、人体センサ51を構成する結像レ
ンズ10と撮像装置6と制御装置7とは、前記赤外線セ
ンサ52と共に1つのケースに納められ、人体センサセ
ットとして浴室暖房機80に取り付けられる。人体セン
サ51は浴室暖房機80とは別個に浴室壁に取り付けし
てもよい。取り付け位置は浴室への出入口4を含め、浴
室全体を視野角に納まるようにすれば良い。
【0021】そして、撮像装置6の検知出力と赤外線セ
ンサ52の検知出力はそれぞれ判定手段32へ入力され
る。判定手段は撮像装置6からの出力と赤外線センサか
らの出力に基づき、浴室における入浴者の有無や入浴者
の動きなどを総合的に判断するようになっている。
【0022】人工網膜により検出した画像は次のように
画像処理される。画像処理部15は、画像検出部9を構
成する全画素から画像情報を一定時間毎に受信する。画
像処理部15は、一定時間毎に画像情報を受け取ると、
該画像情報を処理し、判定手段32に出力して入浴者の
動きを監視するのである。
【0023】具体的には、まず画像検出部9で検出した
一定時間前の画像(前画像)と、現時点での画像(現画
像)との受光量の差(差分)を、画像処理部15で演算
する。差分が正の画素は+で表わし、負の画素は−で表
わし、差が0の画素は0で表わす。対象物の動きは画像
の境界によって判定できるので、画像の境界の移動はそ
こでの差分の正または負となって表れる。これにより画
像境界の移動の方向が推定される。そして差分の総和を
見ることで大まかな人の動きが把握できる。さらに、上
記解析方法を2次元の画像に適用して、具体的には画素
上の方向を縦方向、横方向、右上がり斜め方向、右下が
り斜め方向の4つに分けて、この4つの方向毎に現画像
と前画像との差分(スカラー)を求めて、この差分の画
像から各方向ごとの動きを判定し、各方向の差分をベク
トルとして表わすようにしてもよい。そして該画素とそ
の周辺の3×3画素の差分ベクトルを平均化することで
(オプチカルフロー)、浴室における人の存在や人の動
きを検知することができる。
【0024】図4に示すように人体検出センサ51の検
知領域26は、洗場領域30と浴槽領域31との2つの
エリアに分け、各エリア毎に前記差分の総和または動き
量を検知している。ここで、動き量とは、各領域30、
31毎に各画素のオプチカルフローのスカラー量を平均
したもの(スカラー平均)、もしくはスカラー量の和
(スカラー和)である。各領域毎に画像処理することで、
判定処理のための速度を向上させることができ、異常検
出時の伝送速度を早めることができる。
【0025】次に、浴室1に人が入室したか否か等の判
別について説明する。図5において、人が浴室に入り始
めると、まず待機状態にある赤外線センサ52が人体を
検知してオンとなる(ステップS1)と共にタイマセッ
トされ(ステップS2)、人体検出センサ51が一定時
間内に洗場において人を検知すると(ステップS3)、
入室したものと判断する(ステップS4)。この入室判
定において、人体検出センサ51による人体検知には撮
像及び動き量の演算等に時間を要すること、あるいは浴
室が暗い場合には監視感度が鈍いことから、赤外線セン
サ52を併用し、赤外線センサ52が検出した後、人体
検出センサ51が共に人を検出することで、人体検出セ
ンサ51の弱点を補い、入室の確実を期しているもので
ある。
【0026】また、浴室1からの退出時においても、赤
外線センサ52がオフとなった場合(ステップS5にお
いてノーの場合)で、かつ、人体検出センサ51が動き
量を検知しない場合(ステップS6においてノーの場
合)に、浴室1から退出したものと判断させている。赤
外線センサ52では浴槽湯温を人体温度と誤って判断す
ることが有り得るので、この赤外線センサ52の弱点を
他のセンサを使用することで補完している。
【0027】そして、人体検出センサ51が洗場3にお
いて人を検知しなかった場合(ステップS3でノーの場
合)でも、浴槽2において人を検知すると(ステップS
8)、所定時間内に赤外線センサ52及び人体検出セン
サ51が共に人を検知している場合には(ステップS
9、S10)、入室しているものと判断することとして
いる(ステップS4)。なお、入室したものと判定した
のちはセンサの検知継続時間を平均的な入浴時間に見合
うようにタイマセットしている。このタイマセット時間
は、浴室に人が居ることを検知して延長するようにして
もよい。
【0028】また、人体検出センサ51の取り付けは、
浴室1の天井あるいは上部壁面位置であって、浴室暖房
機80のケース内に取付けられる。この位置は標準的な
浴室において洗場3及び浴槽2を設けた浴室内の人の動
きを監視できる最適位置である。人体センサ5を浴室暖
房機80に内蔵することで、センサ自体を別個に取り付
ける手間が省けて施工が簡素化される。
【0029】また、ユニットバス等からなるシステムバ
スルームの場合には、バスルームの天井に換気機能付き
の浴室暖房機が位置している場合が多く、この浴室暖房
機に前記人体センサ5を取り付けることを推奨する。人
体センサ5の設置、点検が容易に行なえるのみならず、
前記センサの最適取付け位置の条件を満足するものであ
る。
【0030】次に装置全体のブロックについて図7を用
いて説明する。風呂リモコン60と台所リモコン70と
は、無線によってそれぞれ温水機器40の内部に設けた
コントローラの制御部90に連携されている。また、図
において浴室暖房機80の内部には人体検出センサ51
からの信号を送信する無線式の送信機85が設けられて
いる。送信機85は送受信機であってもよい。そして、
前記温水機器40には前記送信機85からの信号を受信
する送受信機94が設けられている。また、風呂リモコ
ン60には送受信機94と送受信する送受信機83が設
けられ、台所リモコン70には送受信機94と送受信す
る送受信機84が設けられている。これらの送受信機は
公知のものを使用すればよい。
【0031】制御部90には、温水機器を制御する給湯
器制御部91と、人体検出センサ51による異常検出信
号により作動し前記各リモコン60、70に設けたスピ
ーカ等の報知手段61、71を動作させる報知動作部9
2と、報知手段による報知を解除する報知解除部93と
を設けてある。なお、これら報知動作部83及び報知解
除部84はセンサ側に設けてもよい。これにより温水機
器側の制御負担を少なくできる。また、制御を行うため
のコントローラの制御部90は、温水機器本体に限られ
ず温水機器40のリモコン60、70側に設けてもよ
く、要するに温水機器に設ければよい。
【0032】また、風呂リモコン60には報知を解除す
るための報知解除手段62であるインターホンスイッ
チ、温水機器を操作するための操作用のスイッチ63、
タッチパネル等の表示部64が設けられ、また台所リモ
コン70には報知を解除するための報知解除手段72で
あるインターホンスイッチ、温水機器を操作するための
操作用のスイッチ73、表示部74が設けられている。
インターホンスイッチをオンとすることで、そのオン信
号を報知解除部93に入力し、解除のための信号として
ある。
【0033】さらに、報知解除手段72による報知解除
がなされない場合に、特定の電話番号に発信する電話発
信部100を制御部90内に設けてある。例えば、警報
報知があってから一定時間(5分間)経過しても、浴室
側からインターホンによる通話がない場合に、すなわち
報知解除部93が作動しない場合には、図示しないRA
M内に記憶させた特定の電話番号に対して自動的に発信
するようになっている。
【0034】そして、図6に示されるように、入室後に
おける人体監視中(ステップS11)においては、撮像
装置8によって前述したように一定時間毎に人体を撮像
し、前画像と現画像とを比較して処理させることで、人
体の静止状態を検出するのである。
【0035】人体の動きが止ったことを検出した場合に
は(ステップS12でイエスの場合)、その停止状態が
一定時間継続すると(ステップS13でイエスの場合)
異常と判定され、判定手段32から信号を出力し、異常
検出信号を送信機85を経て伝送し、コントローラの制
御部90内の報知動作部92を動作させる。その後、異
常検出信号はコントローラの制御部90から、送受信機
83、84を介して伝送され、ブザー等の報知手段6
1、71を報知させる(ステップS14)。このとき、
表示部64、74に画像を表示させてもよい。
【0036】 報知後においては報知を解除する必要
があるが、この報知解除の方法として、報知により浴室
内での異常状態を知った家族が、台所リモコン70のイ
ンターホンにより浴室リモコン60のインターホンに対
して呼出しを掛け、浴室1から応答があった場合に、浴
室1内の入浴者は健全な状態と推測できるので、インタ
ーホンスイッチ62の信号により、送受信機83を経
て、コントローラの制御部90内の報知解除部93を介
して報知解除されて(ステップS15でイエスの場
合)、再び監視フローに置かれることとなる。温水機器
を遠隔位置から制御する温水機器の無線リモコンを利用
することで、解除指令を伝送するためのケーブルを敷設
する必要はなくなるのである。
【0037】インターホンスイッチ62による報知解除
手段により報知解除がなされない場合には、特定の電話
番号に発信するコントローラ内の電話発信部100から
自動的に外部に発信される(ステップS16)。これに
より、家族が同居していない場合にも、安心して入浴す
ることができる。
【0038】なお、人体監視フローにおいて、動き停止
がない場合には(ステップS12でノーの場合)、浴室
に人がいない状態を検出すると(ステップS17でイエ
スの場合)、浴室から退出したものと判断される(ステ
ップS7)。
【0039】なお、上述した実施形態は本発明の好適な
実施形態を示すものであって、本発明はこれに限定され
ることなく、その範囲内で各種設計変更可能である。例
えば、本実施形態ではシステムバスルームについて説明
したが、この例に限られることなくこれ以外の既存の浴
室にも設置できるものである。また、人体検出センサは
低画素数のセンサを用いたが、CCDによる撮像センサ
を使用し、これに赤外線センサを組み合わせても同様の
効果が期待できるものである。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上のように、人体検出センサ
を浴室の壁面等に取付け、温水機器とそのリモコンを設
置しさえすれば、同時に報知手段に至る取り付けが終了
し、以後は送受信機を介して信号が伝送され、初期の施
工が簡略化する利点がある。また、複数の操作部を必要
とせず、信号の伝送が確実に行え、人体検出センサの設
置、装置全体の施工の自由度を向上させる利点がある。
また、本発明は、浴室暖房機を設置することにより、人
体検出センサの取付けを同時に行うことができ、人体検
出センサの設置、装置全体の施工を迅速に行なえる利点
がある。さらに、本発明は、解除操作する場合において
もケーブル線を必要とすることなく、施工の合理化を図
りうる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態を示す全体構成図で
ある。
【図2】図2は本発明の一実施形態を示す電気回路のブ
ロック図である。
【図3】図3は人体検出センサの画像検出部の1画素を
構成する画像コア回路の構成を示す回路図である。
【図4】図4はセンサの撮像範囲と検知範囲及び検知領
域との関係を示す説明図である。
【図5】図5は本発明の一実施形態を示すフローチャー
トである。
【図6】図6は本発明の人体監視のフローを示すフロー
チャートである。
【図7】図7は本発明の装置全体を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 浴室 2 浴槽 3 洗場 4 出入口 5 人体センサ 6 撮像装置 7 制御装置 9 画像検出部 15 画像処理部 17 画像コア回路 24 領域分割手段 26 検知領域 30 洗場領域 31 浴槽領域 32 判定手段 40 温水機器 42 コントローラ 47 電源プラグ 51 人体検出センサ 52 赤外線センサ 60 風呂リモコン 61 報知手段 62 解除手段 70 台所リモコン 71 報知手段 80 浴室暖房機 81 熱交換器 82 送風ファン 83 送受信機 84 送受信機 85 送信機 90 制御部 94 送受信機 100 電話発信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 11/02 105 F24F 11/02 105A G08B 21/00 G08B 21/00 25/00 510 25/00 510M 25/04 25/04 K Fターム(参考) 3L060 CC11 EE45 3L061 BA01 BA02 BA03 BB01 BB03 BC05 BD03 3L072 AB06 AF11 5C086 AA22 BA04 CA12 CA28 DA02 DA07 DA14 DA33 EA11 EA13 EA36 EA41 EA45 FA02 FA06 FA18 5C087 AA02 AA03 AA19 AA32 AA37 AA42 AA44 BB03 BB18 BB74 DD03 DD24 DD25 EE08 EE12 EE18 FF01 FF02 FF04 FF17 FF19 FF20 GG02 GG08 GG12 GG18 GG24 GG32 GG40 GG46

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室暖房機等の熱源機である温水機器
    と、該温水機器を遠隔位置から操作制御するリモコン
    と、温水機器を制御するコントローラと、温水機器に設
    けた送受信機と、浴室に設けられ人体の動きを撮像して
    画像処理する人体検出センサと、該人体検出センサから
    の信号を送信する送信機と、前記リモコンに設けられ人
    体検出センサの異常検出により報知する報知手段とから
    なり、人体検出センサによる異常検出時に異常検出信号
    を前記送信機から前記送受信機に伝送するようにしたこ
    とを特徴とする人体検出装置。
  2. 【請求項2】 浴室暖房機等の熱源機である温水機器
    と、該温水機器を遠隔位置から操作制御するリモコン
    と、温水機器を制御するコントローラと、温水機器に設
    けた送受信機と、浴室に設けられ人体の動きを撮像して
    画像処理する人体検出センサと、該人体検出センサから
    の信号を送信する送信機と、前記リモコンに設けられ人
    体検出センサの異常検出により報知する報知手段と、該
    報知手段を動作させる報知動作部と、人体検出センサに
    よる異常検出時に異常検出信号を前記送信機から前記送
    受信機に伝送し、送受信機から報知動作部を介して報知
    手段を報知させるようにしたことを特徴とする人体検出
    装置。
  3. 【請求項3】 浴室暖房機等の熱源機である温水機器
    と、該温水機器を遠隔位置から操作制御するリモコン
    と、温水機器を制御するコントローラと、温水機器に設
    けた送受信機と、浴室に設けられ人体の動きを撮像して
    画像処理する人体検出センサと、該人体検出センサから
    の信号を送信する送信機と、前記リモコンに設けられ人
    体検出センサの異常検出により報知する報知手段及び報
    知解除手段と、該報知手段を動作させる報知動作部と、
    前記報知手段による報知を解除させる報知解除部とから
    なり、人体検出センサによる異常検出時に異常検出信号
    を前記送信機から前記送受信機に伝送し、送受信機から
    報知動作部を介して報知手段を報知させ、前記報知解除
    手段により報知解除部を介して報知を解除させるように
    したことを特徴とする人体検出装置。
  4. 【請求項4】 浴室の空気を加熱する熱交換器と、該熱
    交換器によって加熱された空気を送風する送風ファンと
    を有する浴室暖房機であって、内部に人体検出センサ及
    び送信機を設けたことを特徴とする請求項1〜3に記載
    の人体検出装置。
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JP4675683B2 (ja) * 2005-06-07 2011-04-27 三菱電機株式会社 換気扇

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