JP2002175395A - 経理処理システム、経理処理方法及びこれを実行するためのプログラムを記録した媒体 - Google Patents

経理処理システム、経理処理方法及びこれを実行するためのプログラムを記録した媒体

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JP2002175395A
JP2002175395A JP2000372029A JP2000372029A JP2002175395A JP 2002175395 A JP2002175395 A JP 2002175395A JP 2000372029 A JP2000372029 A JP 2000372029A JP 2000372029 A JP2000372029 A JP 2000372029A JP 2002175395 A JP2002175395 A JP 2002175395A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 国際会計基準に準拠した直接法キャッシュフ
ロー計算書と、発生主義に基づく損益計算、書貸借対照
表等の財務諸表と、消費税計算書とを同時に作成する。 【解決手段】 資金仕訳データ処理部103は、入力さ
れた仕訳データ中に資金仕訳に関するデータが含まれて
いる場合に、資金仕訳関連データの処理を実行する。こ
の資金仕訳関連データの処理に際しては、科目マスター
1042及び資金仕訳マスター1043等の各マスター
テーブルを参照する。取引種別判定部1031は、資金
取引を営業活動、投資活動及び財務活動の3種類に区別
する。勘定科目統一部1032は、各勘定科目中の資金
科目を、即金性のある資金科目、一定期間後現金化され
る資金科目及び現金と同一視される相殺勘定の3科目に
統一する。最終資金仕訳データ生成部1034は、中間
資金仕訳データを、資金科目とその相手科目及び金額が
1対1に対応した単振り仕訳に分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振替伝票をインプ
ットするだけで国際会計基準に準拠した直説法キャッシ
ュフロー計算書を作ることのできる経理処理システム及
びこれを実行するためのプログラムを記録した媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する文献として、たとえば日
本経済新聞社から出版されている「稲盛和夫の実学」、
日本実業出版社から出版されている「野村智夫・竹俣耕
一のやさしくわかるキャッシュフロー」が知られてい
る。この両者の文献には、直接法キャッシュフローの必
要性、および、作り方、見方が記載されている。また、
直接法キャッシュフローの先行技術として、ピーシーエ
ー株式会社から販売されている「PCA会計2000」、株式会
社オービックビジネスコンサルタントから販売されてい
る「勘定奉行2000」が知られている。
【0003】この両社の先行技術において採用されてい
る直接法キャッシュフロー計算書の内容を、図16によ
り説明する。たとえば、図16の1.に示すような振替
伝票に従い、売掛金10,000,000円を、小切手1,000,000
円と受取手形7,000,000円とで回収し、残金2,000,000円
は買掛金と相殺した。この仕訳に基づき、図16の2.
に示す従来技術では、 (1) 受取手形=借方7,000,000の減算、貸方0の加算、項
目への影響−7,000,000。 (2) 売掛金=借方0の減算、貸方10,000,000の加算、項
目への影響10,000,000、営業収入合計3,000,000。 (3) 買掛金=借方2,000,000の加算、貸方0の減算、項目
への影響−2,000,000。 (4) 営業活動によるキャッシュ・フロー収入1,000,00
0。 と計算表示されている。ところが、直接法キャッシュフ
ロー計算書においては、この仕訳は単に売掛金の現金1,
000,000円の収入と、買掛金と売掛金との相殺2,000,000
円を計算表示すれよいのであって、従来技術のように余
分な項目についての表示がなされていると、キャッシュ
フローの実体が理解しづらくなり、明朗性に欠けてい
る。
【0004】同様に、従来技術の問題点を図17におい
て説明する。たとえば、図17の1.の振替伝票に従
い、給料10,000,000円から所得税1,000,000円、社会保
険料520,000円、地方税280,000円を差し引き、定期代70
0,000円を加え普通預金から8,914,000円を振り込んだ。
この仕訳に基づき、図17の2.に示す従来技術では、 (1) 給料手当=借方10,000,000の加算、貸方0の減算、
項目への影響−10,000,000。 (2) 預り金=借方0の減算、貸方1,800,000の加算、項目
への影響1,800,000。 (3) 旅費交通費=借方700,000の加算、借方0の減算項目
への影響−700,000。 (4) 支払手数料=借方14,000の加算、貸方=0の減算、
項目への影響−14,000。 (5) 営業活動によるキャッシュ・フローの合計−8,914,
000。 と計算表示されている。しかし、直接法キャッシュフロ
ー計算書においては、この仕訳は単に、人件費8,200,00
0、管理費(定期代)700,000、一般管理費(支払手数
料)14,000、支出計8,914,000と計算表示すればよいの
であって、正確性に欠けている。
【0005】同様に、従来技術の問題点を図18におい
て説明する。たとえば、図18の1.の振替伝票に従
い、建物を80,000,000円で購入し、代金は小切手で1,00
0,000円、裏書手形で49,000,000円、残金30,000,000円
は約束手形を発行して支払った。この仕訳に基づき、図
18の2.に示す従来技術では、 (1) 建物=借方80,000,000加算、貸方0減算、項目への
影響−80,000,000。 (2) 設備支払手形=借方0加算、貸方30,000,000減算、
項目への影響30,000,000。 (3) 設備裏書手形=借方0加算、借方49,000,000減算。
投資活動によるキャッシュ・フロー合計−1,000,000。 と計算表示されている。しかし、直接法キャッシュフロ
ー計算書においては、この仕訳は単に、有形固定資産取
得欄に1,000,000と計算表示すればよいのであって、明
朗性に欠ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来技術によって作られる直接法キャッシュフロー計算書
は、正確性及び明朗性に欠けるものであり、その改善が
望まれていた。すなわち、現在、株主、投資家(将来的
投資家も含む)、および債権者が、企業に求めている会
計情報は、発生主義に基づいて作成される損益計算書、
貸借対照表等の財務諸表だけではなく、資金の「入金」
・「出金」ベースに基づいて作られる、分かり易い会計
情報である。
【0007】また、経営者が企業の再建、改革を行う場
合に、コンピュータ会計に求めているものは、企業の全
資金(現・預金、受取手形、売掛金・買掛金相殺)の入
金額を100%として、入金額に対して支払額を各項
目、各何%づつでコントロールすれば良いかを、月々の
予算と実績で計算表示し、企業の問題点を瞬時に計算可
能なソフトである。
【0008】本発明は、前記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、振替
伝票をインプットするだけで、決算期末に修正すること
なく国際会計基準に準拠した直接法キャッシュフロー計
算書を作成することのできる経理処理システムを提供す
ることにある。また、本発明の他の目的は、前記経理処
理システムを実行するためのプログラムを記録した媒体
を提供することにある。特に、本発明によって作られる
直接法キャッシュフロー計算書は、通常の振替伝票をイ
ンプットするだけで、企業の全資金の流れを、営業活動
での収支、投資活動での収支、財務活動での収支、当月
収支計の4項目で計算表示することができる。しかも、
計算する項目は、一例として、現・預金勘定で42項
目、受取手形勘定で37項目、売掛金・買掛金勘定で6
項目、合計勘定で43項目であり、各帳表の出力する単
位は、日単位、月単位、6ヶ月単位、1年単位で出力す
ることが可能である
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、経理処理の対象となるすべて
の取引の中から、直接法キャッシュフロー計算書に計上
する対象となる資金取引を抽出し、これら資金取引を営
業活動、投資活動及び財務活動の3種類に区別し、前記
各資金取引を構成する各勘定科目中の資金科目を、即金
性のある資金科目、一定期間後現金化される資金科目及
び現金と同一視される相殺勘定の3科目に統一し、前記
各資金取引を、この統一された資金科目または相殺勘定
とその相手勘定とによって特定すると共に、その資金取
引が前記3種類の活動のいずれかに属するかを特定した
資金仕訳マスターを用意し、経理処理のために入力され
た取引に関する一般仕訳データの中から、前記資金仕訳
マスターを参照して、前記資金科目を含む仕訳データを
取り出して、中間資金仕訳データを生成し、この中間資
金仕訳データを、前記資金科目及びその金額を基準と
し、且つ、前記資金仕訳マスターを参照して、前記資金
科目とその相手科目及び金額が1対1に対応した単振り
仕訳に分割して最終資金仕訳データを生成し、この最終
資金仕訳データにおける資金科目に対応する相手科目
を、前記資金仕訳マスターデータと比較して、営業活
動、投資活動及び財務活動の3種類に分別し、分別され
た科目ごとに集計して直接法キャッシュフロー計算帳表
を作表することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、経理処理の対象となる
取引を仕訳データとして入力するための入力装置と、入
力された仕訳データを一般仕訳データとして記憶する一
般仕訳データファイルと、一般仕訳データ中から直接法
キャッシュフロー計算書に計上する対象となる資金取引
を抽出し、これら資金取引を営業活動、投資活動及び財
務活動の3種類に区別する取引種別判定部と、前記各資
金取引を構成する各勘定科目中の資金科目を、即金性の
ある資金科目、一定期間後現金化される資金科目及び現
金と同一視される相殺勘定の3科目に統一する勘定科目
統一部と、前記各資金取引を、統一された資金科目また
は相殺勘定とその相手勘定とによって特定すると共に、
その資金取引が前記3種類の活動のいずれかに属するか
を特定するための資金仕訳マスターと、経理処理のため
に入力された取引に関する一般仕訳データの中から、前
記資金仕訳マスターを参照して、前記資金科目を含む仕
訳データを取り出して、中間資金仕訳データを生成する
中間資金仕訳データ生成部と、この中間資金仕訳データ
を、前記資金科目及びその金額を基準とし、且つ、前記
資金仕訳マスターを参照して、前記資金科目とその相手
科目及び金額が1対1に対応した単振り仕訳に分割して
最終資金仕訳データを生成する最終資金仕訳データ生成
部と、この最終資金仕訳データにおける資金科目に対応
する相手科目を、前記資金仕訳マスターデータと比較し
て、営業活動、投資活動及び財務活動の3種類に分別
し、分別された科目ごとに集計する計算部と、前記計算
手段によって集計されたデータに基づいて、直接法キャ
ッシュフロー計算帳表を作表する出力装置を有すること
を特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、中間資金仕訳データ
を、前記資金科目及びその金額を基準とし、且つ、前記
資金仕訳マスターを参照して、前記資金科目とその相手
科目及び金額が1対1に対応した単振り仕訳に分割して
最終資金仕訳データを生成するにあたり、ロジック1=
資金科目が貸借のいずれかの一方に1個あり、その相手
科目が1個の場合、ロジック2=資金科目が貸借のいず
れかの一方に複数あり、その相手科目が1個の場合、ロ
ジック3=資金科目が貸借の両方に1個ずつある場合、
ロジック4=資金科目が貸借の一方に1個あり、その相
手科目が複数ある場合、ロジック5=売掛金と買掛金と
の相殺の場合、ロジック6=受取手形を銀行等で割り引
きした場合、ロジック7=受取手形を銀行を通して期日
決済した場合、の7つのロジックにより、前記中間資金
仕訳データの構成を判別し、前記中間資金仕訳データ
が、資金科目とその相手科目が1対複数または複数対1
の場合に、複数の科目を所定の基準により順位付けをし
て、その順位付けに従って1の科目の金額から複数の科
目の金額を順番に控除し、1の科目を分割してその金額
及び科目名を複数の科目に対応させることを特徴とす
る。
【0012】請求項4の発明は、前記順位付けが、複数
の科目のなかで、その金額の小さな科目から順番に1の
科目の金額を控除することを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、前記資金仕訳マスター
が、各資金取引の内容を示す資金項目名と、各資金取引
について、営業活動、投資活動及び財務活動のいずれか
の種別とキャッシュフロー計算書中の場所とを示す項目
コードと、各資金取引を構成する勘定科目のキャッシュ
フロー計算書中における場所と貸借を示す資金コード
と、各資金取引を構成する勘定科目の属性を示す科目属
性コードとを記録するものであり、前記科目属性コード
が、前記各資金取引を構成する各勘定科目中の資金科目
が、即金性のある資金科目、一定期間後現金化される資
金科目及び現金と同一視される相殺勘定の3科目のいず
れに分別されているかを示すものであることを特徴とす
る。
【0014】請求項6の発明は、前記キャッシュフロー
計算書が、現・預金データ集計、受取手形データ集計、
相殺データ集計、及び合計データ集計により帳表を作成
することを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、前記各資金取引につい
て、その予定データを入力し、入力された予定データを
前記仕訳データと同様に処理して、予定のキャッシュフ
ロー計算書を生成することを特徴とする。
【0016】請求項8の発明は、直接法キャッシュフロ
ー計算書に計上する対象となる各資金取引を営業活動、
投資活動及び財務活動の3種類に区別し、前記各資金取
引を構成する各勘定科目中の資金科目を、即金性のある
資金科目、一定期間後現金化される資金科目及び現金と
同一視される相殺勘定の3科目に統一し、前記各資金取
引を、この統一された資金科目または相殺勘定とその相
手勘定との1対1の単振り仕訳として記録すると共に、
その資金取引が前記3種類の活動のいずれかに属するか
を特定した資金仕訳マスターを作成するステップと、経
理処理のために入力された取引に関する一般仕訳データ
の中から、前記資金仕訳マスターを参照して、前記資金
科目を含む仕訳データを取り出して、中間資金仕訳デー
タを生成するステップと、この中間資金仕訳データを、
前記資金科目及びその金額を基準とし、且つ、前記資金
仕訳マスターを参照して、前記資金科目とその相手科目
及び金額が1対1に対応した単振り仕訳に分割して最終
資金仕訳データを生成するステップと、この最終資金仕
訳データにおける資金科目に対応する相手科目を、前記
資金仕訳マスターデータと比較して、営業活動、投資活
動及び財務活動の3種類に分別し、分別された科目ごと
に集計して直接法キャッシュフロー計算帳表を作表する
ステップを備えていることを特徴とする。
【0017】請求項9の発明は、前記各資金取引につい
て、その予定データを入力し、入力された予定データを
前記仕訳データと同様に処理して、予定のキャッシュフ
ロー計算書を生成するステップと、このようにして生成
された予定のキャッシュフロー計算書と前記仕訳データ
を処理して生成した実際の取引に基づいたキャッシュフ
ロー計算書とを比較するステップを有することを特徴と
する。
【0018】請求項10の発明は、経理処理のために必
要な取引に関する一般仕訳データを入力するための入力
ルーチンと、入力された一般仕訳データを記憶する通常
仕訳データの記憶ファイルと、入力された一般仕訳デー
タに基づいて、損益計算書、貸借対照表、元帳、消費税
計算書のいずれかを含む財務諸表を生成する一般会計処
理ルーチンと、直接法キャッシュフロー計算書に計上す
る対象となる各資金取引を、営業活動、投資活動及び財
務活動の3種類に区別し、前記各資金取引を構成する各
勘定科目中の資金科目を、即金性のある資金科目、一定
期間後現金化される資金科目及び現金と同一視される相
殺勘定の3科目に統一し、前記各資金取引を、この統一
された資金科目または相殺勘定とその相手勘定との1対
1の単振り仕訳として記録すると共に、その資金取引が
前記3種類の活動のいずれかに属するかを特定した資金
仕訳マスターと、前記一般仕訳データの中から、前記資
金仕訳マスターを参照して、前記資金科目を含む仕訳デ
ータを取り出して、中間資金仕訳データを生成するルー
チンと、この中間資金仕訳データを、前記資金科目及び
その金額を基準とし、且つ、前記資金仕訳マスターを参
照して、前記資金科目とその相手科目及び金額が1対1
に対応した単振り仕訳に分割して最終資金仕訳データを
生成するルーチンと、この最終資金仕訳データにおける
資金科目に対応する相手科目を、前記資金仕訳マスター
データと比較して、営業活動、投資活動及び財務活動の
3種類に分別し、分別された科目ごとに集計して直接法
キャッシュフロー計算帳表を作表するルーチン、とを備
えていることを特徴とする経理処理プログラムを記録し
た媒体である。
【0019】以上のような各請求項に記載した本発明の
特徴は、下記(1)〜(5)に示す点にある。 (1)資金仕訳マスターデータを簡素化するために資金
科目を3科目に統一。 資金科目には、次のようなものがある。 (a) 即金性のある資金科目=1.現金、2.小口現金、
3.普通預金、4.当座預金、5.定期預金、6.定期
積金,7.郵便貯金等。 (b) 一定期間後現金化される資金科目=受取手形、設備
受取手形(固定資産の売却時に受取手形で回収した手
形)。 (c) 現金と同一視される相殺勘定=売掛金・買掛金の相
殺、その他債権・その他債務の相殺等。
【0020】これらの資金科目を使うと、例えば仕訳登
録数を250とした場合に、資金科目を前記(a) の7種
類とした場合に、250*7=1,750の仕訳を資金
仕訳マスターに登録する必要が生じ、膨大な資金仕訳マ
スターデータが必要なため、本発明においては、即金性
ある資金科目の取り扱いは、インプット時、出力時は、
一般の科目を使用い、コンピュータ上で現金に変換する
方法を採用した。一定期間後現金化される資金科目は、
インプット時、出力時、コンピューター上でも受取手形
勘定のみとし、裏書手形勘定、設備裏書手形勘定は使わ
ないこととした(割引手形は受取手形を銀行等で割り引
く時だけ使う)。現金取引と同一視される相殺科目も、
インプット時、出力時、コンピュータ上でも、売掛金・
買掛金との相殺のみを使い、他の相殺は使わないことし
た。
【0021】(2)中間資金仕訳および最終資金仕訳を
生成するための資金仕訳マスターデータ。 図5は、国際会計基準に準拠した直接法キャッシュフロ
ー計算書を作成するための資金仕訳マスターデータの概
略図である。縦方向に、営業活動、投資活動、財務活動
別に集計出来る項目コード、資金項目名を配列し、横方
向に、前記3個の活動に該当する資金仕訳が、一例とし
て、250個が登録してある。ただし、金額は登録しな
い、登録してある資金仕訳は、1対1の単振り仕訳で標
準的資金仕訳である。なお、単振り仕訳とは、一枚の振
替伝票に、借方に科目および金額が1個、貸方に科目お
よび金額が1個ある仕訳を言う。例えば、売掛金1,000
円が普通預金に振り込まれたという取引を、借方=普通
預金1,000/貸方=売掛金1,000、と仕訳する処理であ
る。
【0022】前記の資金仕訳は企業規模、企業の種類に
よって異なるので、追加、修正が可能となっている。ま
た、資金仕訳データの登録内容は、貸方側の属性コー
ド、科目名、資金コード、貸方側の属性コード、科目
名、資金コードである。属性コードは科目コードとリン
クしている。
【0023】(3)計算属性を中心とした経理計算コー
ド体系。 図4は、1.科目登録リスト、2.属性コード登録リス
ト、3.資金仕訳マスターデータリストを抜粋した図で
ある。図4に示すように、前記3つのリストは科目属性
をリンクさせて関連ずけてある。発生主義に基づく、損
益計算書、貸借対照表等の財務諸表、消費税計算は、1
の科目登録リストと、2の属性登録リストの諸コードを
駆使して可能である。国際会計基準に準拠した直接法キ
ャッシュフロー計算書、発生主義に基づく益計算書、貸
借対照表等の財務諸表、消費税計算を作成する場合は、
前記3つのリストの諸コードを駆使することにより可能
とした。
【0024】(4)計算ロジックによる最終資金仕訳デ
ータの作成。 全ての資金仕訳データ(250仕訳=資金仕訳マスター
データに登録されている数)と7個の計算ロジックとを
駆使して、最終資金仕訳データの作成から国際会計基準
に準拠した、直説法キャッシュフロー計算書の作成を可
能とした。ロジックの内訳は、次の通りである。 ロジック1=資金科目が貸借のいずれかの一方に1個あ
り、その相手科目が1個の場合。 ロジック2=資金科目が貸借のいずれかの一方に複数あ
り、その相手科目が1個の場合。 ロジック3=資金科目が貸借の両方に1個ずつある場
合。 ロジック4=資金科目が貸借の一方に1個あり、その相
手科目が複数ある場合。 ロジック5=売掛金と買掛金との相殺の場合、ロジック
6=受取手形を銀行等で割り引きした場合。 ロジック7=受取手形を銀行を通して期日決済した場
合。
【0025】(5)出力フォーム体系。 出力表は、1.現・預金データ集計、2.受取手形デー
タ集計、3.相殺データ集計、4.合計データ集計で帳
表を作成する。各帳表の資金項目は、資金コード表の項
目で集計するが、利用者の経営思想で、追加、修正は可
能である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に従って説明する。図1に示す実施の形態では、本発明
の経理処理システムは、データ入力部101とデータ出
力部107とを備えたコンピュータの演算処理装置10
0とから構成され、前記演算処理装置100は、通常仕
訳データ処理部102、資金仕訳データ処理部103、
マスターデータベース104、仕訳データ記憶部105
及び実/予定データ処理部106を有する。
【0027】データ入出力部101は、各種の会計デー
タを入力する装置であり、キーボード入力方式とOCR
などによる手書伝票読み取り入力方式の2種類がある。
入力様式は、入出金伝票、振替伝票(複合仕訳を含む)
形式のものや簡易な現金出納帳方式のものも使用でき
る。
【0028】データ出力部107は、プリンタ107
1、表示装置1072等のデータ表示またはデータ出力
が可能な装置を備え、本発明のキャッシュフロー計算書
に加えて、必要に応じて損益計算書、残高試算表、資金
仕訳実績および予定表等、各種帳表の出力を行う。
【0029】通常仕訳データ処理部102は、マスター
データベース104及びデータ記憶部105と接続さ
れ、それぞれのデータに対するアクセスが可能な構成と
なっている。通常仕訳データ処理部102は、データ入
出力部101から入力される仕訳データ等の処理を行
う。例えば、入金伝票あるいは出金伝票形式や帳簿、通
帳、領収書などの取引書類から入力された会計データを
所定の会計規則に従って仕訳処理を実行し、所定の予め
登録された総勘定元帳、科目ごとのファイル等に集計処
理等を行い記録する。処理されたデータは、データ記憶
部105の一般仕訳データファイル1051に記憶され
る。
【0030】資金仕訳データ処理部103は、データ入
出力部101において入力された仕訳データ中に資金仕
訳に関するデータが含まれている場合に、資金仕訳関連
データの処理を実行する。そのため、資金仕訳データ処
理部103は、取引種別判定部1031、勘定科目統一
部1032、中間資金仕訳データ生成部1033、最終
資金仕訳データ生成部1034、計算書作成処理部10
35を備えている。また、この資金仕訳に関するデータ
の処理に際しては、マスターデータベース104中の科
目マスター1042及び資金仕訳マスター1043の各
マスターテーブルが参照される。
【0031】前記取引種別判定部1031は、一般仕訳
データ中から直接法キャッシュフロー計算書に計上する
対象となる資金取引を抽出し、これら資金取引を営業活
動、投資活動及び財務活動の3種類に区別する。勘定科
目統一部1032は、前記各資金取引を構成する各勘定
科目中の資金科目を、即金性のある資金科目、一定期間
後現金化される資金科目及び現金と同一視される相殺勘
定の3科目に統一する。中間資金仕訳データ生成部10
33は、経理処理のために入力された取引に関する一般
仕訳データの中から、資金仕訳マスター1043を参照
して、前記資金科目を含む仕訳データを取り出して、中
間資金仕訳データを生成する。
【0032】最終資金仕訳データ生成部1034は、前
記のようにして生成された中間資金仕訳データを、前記
資金科目及びその金額を基準とし、且つ、前記資金仕訳
マスター1043を参照して、前記資金科目とその相手
科目及び金額が1対1に対応した単振り仕訳に分割し、
最終資金仕訳データを生成する。計算書作成処理部10
35は、この最終資金仕訳データにおける資金科目に対
応する相手科目を、前記資金仕訳マスターデータと比較
して、営業活動、投資活動及び財務活動の3種類に分別
し、分別された科目ごとに集計する。そして、この計算
書作成処理部1035は、集計されたデータに基づい
て、直接法キャッシュフロー計算帳表を作表して、前記
出力部107に出力し、キャッシュフロー計算書を表示
あるいは印刷させる。
【0033】マスターデータベース104は、経理処理
の対象となる会社名や消費税などに関する各種のデータ
を記録するユーザーマスター1041、取り扱う勘定科
目に関するデータを記録する科目マスター1042、及
びキャッシュフロー計算書を作成するために利用する資
金仕訳マスター1043を有している。
【0034】仕訳処理の際に必要となるマスターデータ
は、マスターデータベース104の各種マスター104
1〜1043に登録されており、通常仕訳データ処理部
102及び資金仕訳データ処理部103及び実/予定デ
ータ処理部106は、データ入出力部101において入
力されたデータに応じて所定のマスターテーブルから必
要なデータを抽出または参照することで仕訳データの処
理を実行し、処理結果をデータ記憶部105の各ファイ
ル1051〜1055に記憶する。各種マスターには、
例えば会社コードに関するテーブル、日付データに関す
るテーブル、セキュリティ事項に関するテーブル等が含
まれる。
【0035】このうち、ユーザーマスター1041及び
科目マスター1042は、通常の会計処理システムに採
用されているものであって、会計処理システムの処理内
容に応じて適宜のものを選択して使用することができ
る。図4の1.及び2.は、前記科目マスター1042
の一例を示すもので、1.科目登録リストは、各勘定科
目について、行番号、コード、科目名、科目登録リス
ト、科目属性コード、補助、貸借、課税、税率、集計範
囲を登録するものであり、行番号は損益計算書、貸借対
照表、合計残高試算表中の場所を、コードはインプット
時及びアウトプット時の科目コードを、貸借コードは0
=借方、1=貸方であることを示している。また、2.
属性コード登録リストは、種別区分、ユーザコード、貸
借コード、科目属性コード、科目名、集計範囲を登録す
るものであり、種別区分は1=資産勘定、2=負債勘
定、3=資本・剰余金勘定、4=経常損益勘定、5=特
別損失勘定、6=未処分損益勘定を示している。この科
目マスター1042に登録されている科目属性コード
が、図4の3.資金仕訳マスターデータリストに示すよ
うに、資金仕訳マスター1043における科目属性コー
ドと共通している。
【0036】一方、資金仕訳マスター1043は、本発
明に特有のものであって、各資金取引を、統一された資
金科目または相殺勘定とその相手勘定とによって特定す
ると共に、その資金取引が前記3種類の活動のいずれか
に属するかを特定するためものである。すなわち、本実
施形態において、資金仕訳マスター1043は、図4の
3.資金仕訳マスターデータリストに示すように、各資
金取引の内容を示す資金項目名と、各資金取引につい
て、営業活動、投資活動及び財務活動のいずれかの種別
とキャッシュフロー計算書中の場所とを示す項目コード
と、各資金取引を構成する勘定科目のキャッシュフロー
計算書中における場所と貸借を示す資金コードと、各資
金取引を構成する勘定科目の属性を示す科目属性コード
とを記録する構成になっている。
【0037】なお、これらの資金仕訳マスター1043
の具体的な内容については、図5に資金仕訳マスター概
略を、図6に現金部分の一例を、図7に売掛金部分の一
例を、図8に相殺勘定部分の一例を示す。
【0038】前記科目属性コードは、各勘定科目中の資
金科目が、即金性のある資金科目、一定期間後現金化さ
れる資金科目及び現金と同一視される相殺勘定の3科目
のいずれに分別されているかを示している。例えば、資
金仕訳マスターデータ登録された1.現金、2.小口現
金、3.普通預金、4.当座預金、5.定期預金、6.
定期積金,7.郵便貯金のすべてを現金と見なして処理
をするために、これら各勘定科目の科目属性コードの一
部(一例として4桁の属性コードの場合、上2桁)を共
通の数字として、 ・現金 0110 ・普通預金 0120 ・当座預金 0130 ・定期預金 0140 ・定期積金 0150 のように属性コードを設定する。
【0039】会計処理に伴うデータ処理が実行されたデ
ータは、データ記憶部105に記憶される。データ記憶
部105は予め様式が設定された総勘定元帳、仕訳日記
帳、その資金仕訳実績表の形態で処理データを記憶保持
するか、あるいはこれら必要な集計表が作成可能なデー
タ列として処理データを記憶保持する。データ記憶部1
05には、例えば入力データ、仕訳データ、資金仕訳実
績データ等が記憶保持される。
【0040】具体的には、前記データ記憶部105に
は、入力された仕訳データを一般仕訳データとして記憶
する一般仕訳データファイル1051と、実際の取引に
関して生成された中間資金仕訳データを記憶する中間資
金仕訳データファイルと1052と、実際の取引に関し
て生成された中間資金仕訳データに基づいて生成された
最終資金仕訳データを記憶する最終資金仕訳データファ
イル1053が設けられている。
【0041】さらに、本実施の形態では、資金科目に関
して一定の期間ごとにその予定データを入力し、入力さ
れた予定データを実際の取引の仕訳データと同様に処理
して、予定のキャッシュフロー計算書を生成するための
実/予定データ処理部106が設けられている。また、
この実/予定データ処理部106は、単に予定のキャッ
シュフロー計算書を作成するのみではなく、実際の取引
のデータによって作成したキャッシュフロー計算書との
比較処理を行い、ユーザーに必要な情報や警告を提供す
ることも可能である。
【0042】この実/予定データ処理部106によって
処理された各データは前記データ記憶部105に保存さ
れる。そのため前記データ記憶部105には、取引の予
定に従って生成された中間資金予定仕訳データを記憶す
る中間仕訳予定データファイルと1054と、取引の予
定に従って生成された中間資金仕訳予定データに基づい
て生成された最終資金仕訳予定データを記憶する最終資
金仕訳予定データファイル1055が設けられている。
【0043】なお、図1に示した会計処理システムの構
成例においては、その機能を説明するために各構成要素
を分割した形で示して説明したが、各種の構成要素、例
えばデータ入出力部とデータ処理部、あるいはデータ処
理部とデータ記憶部とが一体となった構成等、各種の構
成要素が一体となった構成でも本発明の適用は可能であ
り、また、複数のデータ入力装置あるいは出力装置が有
線または無線のデータ・ネットワークで接続され、各装
置間でデータ通信を実行し、データ処理を行う構成であ
ってもよい。
【0044】また、本発明の経理処理システムにおいて
実行される資金仕訳処理は、本発明の経理処理実行プロ
グラムが記録された磁気ディスク、フロッピー(登録商
標)ディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、RAM
等、その他のプログラム記録媒体からのプログラム読み
取りによるプログラム実行によって各システム構成要素
の動作を制御して実行することができる。
【0045】以下、本発明の経理処理システムにおいて
実行される資金仕訳データの処理について説明する。図
2は、直接法キャッシュフロー計算書を作成するため
の、振替伝票のインプットから出力帳票作成するまでの
処理フローを示している。図2に示すように、まず最初
に経理処理の対象となっている各種取引について、デー
タ入力処理を行なう(ステップ01)。このデータ入力
処理には、キーボード1011による入力方式とOCR
1012による手書伝票読み取り入力方式の2種類があ
る。
【0046】次に、仕訳データ生成処理において、入力
されたデータから資金関連を含む通常仕訳データと、資
金関連だけの仕訳データの2種類を生成する(ステップ
02)。この場合、通常仕訳データは、通常仕訳データ
処理部102により、公知の会計計算ロジックに基づ
き、資金仕訳マスターデータ及び科目・各種マスターの
登録パターンを参照して(ステップ03)、データ記憶
部105の一般仕訳データファイル1051に記憶さ
れ、必要に応じて出力処理がなされて、一般会計帳票が
作成される(ステップ04〜06)。
【0047】一方、資金仕訳データの生成処理(ステッ
プ07)は、資金仕訳データ処理部103による資金仕
訳マスターデータ及び科目・各種マスターの登録パター
ンを参照し(ステップ03)、中間資金仕訳データの生
成、最終資金仕訳データ生成の生成、計算書作成処理の
3段階の処理を経て生成される。この資金仕訳データの
生成処理(ステップ07)の詳細は、図3のフローチャ
ートに示す通りである。
【0048】第1段階では、取引種別判定部1031に
より、入力された通常仕訳データから(ステップ1
0)、資金仕訳に該当するものだけを抽出して、資金科
目が含まれる仕訳データとしてメモリに展開する(ステ
ップ11)。このとき資金仕訳データを生成するための
判断基準となるのが資金仕訳マスター1043にあらか
じめ登録されているデータであり、そこに登録されてい
る仕訳パターンと同じ仕訳パターンが入力された仕訳デ
ータの中にあれば資金仕訳データと見なし、中間資金仕
訳データとする(ステップ12)。
【0049】この場合、資金仕訳マスター1043のデ
ータには、現金として登録されているが、前記のように
本発明のシステムでは、1.現金、2.小口現金、3.
普通預金、4.当座預金、5.定期預金、6.定期積
金,7.郵便貯金のすべてを現金と見なして処理をする
ために、各勘定科目には属性コードを付与しておき、こ
の属性コードの一部(一例として4桁の属性コードの場
合、上2桁)を共通の数字としておく。例えば、 ・現金 0110 ・普通預金 0120 ・当座預金 0130 ・定期預金 0140 ・定期積金 0150 のように属性コードを設定しておき、この上2桁01が
共通する属性コードを有する仕訳が資金仕訳マスター中
に存在するか否かを検索する。
【0050】具体的には、普通預金(属性コード012
0)から給与が支払われた場合、資金仕訳マスター10
43を検索した結果、借方に現金の属性コード0110
の上2桁である01と同じ属性コードを持つ普通預金0
120が発見された場合、この仕訳を現金仕訳と見なし
て、資金仕訳として中間資金仕訳データを生成し、これ
をデータ記憶部105の中間資金仕訳データファイル1
052に記録する。
【0051】第2段階では上記で生成された中間資金仕
訳データをさらに分析し、資金仕訳として生成された中
間資金仕訳データの中の資金科目を検索するために、資
金仕訳マスターデータ1043をサーチして該当する資
金科目の資金コードを探し出す。このとき、資金仕訳マ
スター1043には、例えば図5や図6に示すように、
現金とその相手勘定のみが登録されているが、仮に普通
預金とその相手勘定の仕訳であっても、科目統一部10
32の判断により、普通預金を現金と見なして、資金コ
ードの探索を行う。
【0052】このようにして、中間の資金仕訳データの
資金コードの設定状態により、分析対象となった中間資
金仕訳データが、前記7種類の計算処理パターンのいず
れのロジックに相当するかが選定され、資金科目とその
相手科目及び金額が1対1に対応した単振り仕訳に分割
される(ステップ13)。この場合、中間資金仕訳デー
タの資金科目とその相手科目がはじめから1対1に対応
している場合には、そのような内容の仕訳を資金仕訳マ
スター1043から探し出し、これに対して金額を割り
付けることにより(ステップ14)、最終資金仕訳デー
タを生成する。
【0053】一方、前記中間資金仕訳データが、資金科
目とその相手科目が1対複数または複数対1のロジック
に該当することが判明した場合には、複数の科目をその
金額により順位付けをして、その順位付けに従って1の
科目の金額から複数の科目の金額を順番に控除し、1の
科目を分割してその金額及び科目名を複数の科目に対応
させることにより、前記資金科目とその相手科目及び金
額が1対1に対応した単振り仕訳に分割する。
【0054】例えば、前記中間資金仕訳データの、資金
科目が貸借のいずれかに1個で、相手科目が複数ある場
合は、複数の科目を金額の小さい金額の科目から大きな
金額の科目の順に並べて行き、1個の資金金額から小さ
な金額順に差し引いて行き、1対1に対応した単振り仕
訳に分割する。ただし、その差引金額の限度額は、資金
科目の金額を限度とする。従って、並べられた最後の相
手科目金額は、資金金額の限度額によって分割される場
合がある。分割された相手科目及び金額は、資金金額の
方の次の一般科目と1対1の一般仕訳の単振り仕訳とな
る。
【0055】また、貸借のいずれかに資金科目が複数あ
り、その相手科目が1個の場合は、資金科目の金額の大
小にかかわらず資金科目の属性コードの小さい番号から
大きい番号に並べ、小さい属性コード番号から相手科目
金額を差し引き1対1の単振り仕訳に分割する。並べら
れる資金科目の属性の順番は、下記の通りである。 ・現 金 0110 ・普通預金 0120 ・当座預金 0130 ・定期預金 0140 ・定期積金 0150 ・受取手形 0210 ・売掛金買掛金相殺 0230
【0056】前記のようにして金額を割り付けた最終資
金仕訳データは、第3段階で、最終資金仕訳データファ
イル1053に書き込まれ、次の仕訳データの処理がな
される(ステップ15)。
【0057】この最終資金仕訳データが生成された後
は、図2のフローチャートに示すように、計算書作成処
理部1035は、資金仕訳データファイル1055とマ
スターデータベース104を参照して、4種類の直接法
キャッシュフロー計算帳表を作表し(ステップ08)、
プリンタ1071や表示装置1072などのデータ出力
部107に出力する(ステップ09)。
【0058】なお、本実施の形態において、予定のデー
タを入力した場合には(ステップ20)、入力された予
定のデータも前記実際の仕訳データと同様に処理され、
中間資金仕訳予定データファイル1054及び最終資金
仕訳予定データファイル1055に記録されて、前記計
算書作成処理部1035によって、予定のキャッシュフ
ロー計算書として出力される。また、本実施の形態にお
いては、実/予定データ処理部106を設けたことによ
り、実際の取引のキャッシュフロー計算書と予定のキャ
ッシュフロー計算書とを同一画面やページに対照的に表
示させたり、実際のデータと予定との差違が許容値を超
えた場合には、警告を発することができるようにする。
【0059】図9は、前記のような計算書作成処理部1
035によって本発明の直接法キャッシュフロー計算書
を生成する場合に、現・預金勘定で計算表示する項目お
よび計算表である。図9に示すように、営業活動収支の
営業収入項目および計算は、(1)現金売上+(2)売
掛金現金入金+(3)受手期日現金入金+(4)受取手
形割引入金+(5)その他入金=(6)営業収入計であ
る。営業支出項目および計算は、(7)仕入+(8)人
件費+(9)管理費+(10)一般管理費+(11)買
掛金+(12)未払金・未払費用+(13)支払手形+
(14)その他支払=(15)営業支出計である。営業
収支尻の計算は、(6)営業収入計+(15)営業支出
計=(16)営業収支尻である。営業活動収支尻の項目
および計算は、(16)営業収支尻+(17)営業外収
入(18)−営業外支出−(19)法人税等=(20)
営業活動収支尻である。
【0060】投資活動収支の収入項目および計算は、
(21)有形固定資産売却+(22)投資有価証券売却
+(23)貸付金及他収入=(24)投資活動収入計で
ある。投資活動支出項目および計算は、(25)有形固
定資産取得+(26)投資有価証券取得+(27)貸付
金他支出=(28)投資活動支出計である。投資活動収
支尻の項目および計算は、(24)投資活動収入計+
(28)投資活動支出計=(29)投資活動収支尻であ
る。
【0061】財務活動収支の収入項目および計算は、
(30)短期借入金収入+(31)長期借入金収入+
(32)社債発行等収入=(33)財務活動収入計であ
る。財務活動支出項目および計算は、(34)短期借入
金返済+(35)長期借入金返済+(36)社債償還+
(37)支払配当金=(38)財務支出計である。財務
活動収支尻の項目および計算は、(33)財務収入計+
(38)財務支出計=(39)財務活動収支尻である。
【0062】当月収支計の項目および計算は、(20)
営業活動収支尻+(29)投資活動収支尻+(39)財
務活動収支尻=(40)当月収支計である。月次繰越金
の項目および計算は、(40)当月収支計+(41)前
月繰越金=(42)月次繰越金である。
【0063】図10は、前記のような計算書作成処理部
1035によって本発明の直接法キャッシュフロー計算
書を生成する場合に、受取手形勘定で計算表示する項目
および計算表である。図10に示すように、営業活動収
支の営業収入の項目および計算は、(1)売掛金受取手
形入金+(2)その他項目の受取手形入金=(3)営業
収入計である。営業支出項目および計算は、(4)仕入
に対する受取手形の裏書支払+(5)人件費項目に対す
る受取手形の裏書支払+(6)管理費項目に対する受取
手形の裏書支払+(7)一般管理費項目に対する受取手
形の裏書支払+(8)買掛金に対する受取手形の裏書支
払+(9)未払金・未払費用項目に対する受取手形の裏
書支払+(10)支払手形に対する受取手形の裏書支払
+(11)受取手形期日現金分払出+(12)受取手形
割引分払出+(13)その他項目に対する受取手形の裏
書支払=(14)営業支出計である。営業収支尻の計算
は、(3)営業収入計+(14)営業支出計=(15)
営業収支尻である。営業活動収支尻の項目および計算
は、(15)営業収支尻+、(16)営業外収入項目で
の受取手形の入金−(17)営業外項目に対する受取手
形の裏書支払=(18)営業活動収支尻である。
【0064】投資活動収支の収入項目および計算は、
(19)有形固定資産売却時の受取手形入金+(20)
投資有価証券売却時の受取手形入金+(21)貸付金そ
の他項目の受取手形入金=(22)投資活動収入計であ
る。投資活動の支出項目および計算は、(23)有形固
定資産取得時の受取手形での裏書支払+(24)投資有
価証券取得時の受取手形での裏書支払+(25)貸付金
および投資活動のその他項目の受取手形での裏書支払=
(26)投資活動支払計である。投資活動収支尻の項目
および計算は、(22)投資活動収入計+(26)投資
活動支出計=(27)投資活動収支尻である。
【0065】財務活動収支の収入項目および計算は、
(28)短期借入金に際し、受取手形で借入した場合+
(29)長期借入金に際し、受取手形で借入した場合=
(30)財務活動収入計である。財務活動の支出項目お
よび計算は、(31)短期借入金の返済に際し、受取手
形を裏書して返済した場合+(32)長期借入金の返済
に際し、受取手形を裏書して返済した場合=(33)財
務活動支出計である。財務活動収支尻の項目および計算
は、(30)財務活動収入計+(33)財務活動支出計
=(34)財務活動収支尻である。
【0066】当月収支計の項目および計算は、(18)
営業活動収支尻+(27)投資活動収支尻+(34)財
務活動収支尻=(35)当月収支計である。月次繰越金
の項目および計算は、(35)当月収支計+(36)前
月繰越金=(37)月次繰越金である。
【0067】図11は、前記のような計算書作成処理部
1035によって本発明の直接法キャッシュフロー計算
書を生成する場合に、売掛金・買掛金の相殺勘定で計算
表示する項目および計算表である。図11に示すよう
に、営業活動収支の営業収入項目および計算はは、
(1)売掛金買掛金相殺=(2)営業収入計である。営
業支出項目および計算は、(3)買掛金売掛金相殺=
(4)営業支出計である。(5)営業収支尻および
(6)営業活動収支尻の項目および計算は、(2)営業
収入計+(4)営業支出計である。
【0068】図12は、前記のような計算書作成処理部
1035によって本発明の直接法キャッシュフロー計算
書を生成する場合に、合計勘定で計算表示する項目およ
び計算表である。図12に示すように、営業活動収支の
営業収入項目および計算は、(1)現金売上+(2)売
掛金現金入金+(3)売掛金受取手形入金+(4)売掛
金・買掛金相殺+(5)その他の入金=(6)営業収入
計である。営業支出項目および計算は、(7)仕入+
(8)人件費+(9)管理費+(10)一般管理費+
(11)買掛金+(12)未払金・未払費用+(13)
支払手形+(14)買掛金・売掛金相殺(15)その他
支払=(16)営業支出計である。営業収支の項目およ
び計算は、(6)営業収入計−(16)営業支出計=
(17)営業収支尻である。営業活動収支尻の項目およ
び計算は、(17)営業収支尻+(18)営業外収入−
(19)営業外支出−(20)法人税等=(21)営業
活動収支尻である。営業収入項目の受取手形期日現金入
金、受取手形割引入金、営業支出項目の受取手形期日払
出、受取手形割引払出は、合計面で重複するので計算さ
れない。
【0069】投資活動収支の収入項目および計算は、
(22)有形固定資産売却+(23)投資有価証券売却
+(24)貸付金及び他収入=(25)投資活動収入計
である。投資活動の支出項目および計算は、(26)有
形固定資産取得+(27)投資有価証券取得+(28)
貸付金及他支出=(29)投資活動支出計である。投資
活動収支尻の項目および計算は、(25)投資活動収入
計−(29)投資活動支出計=(30)投資活動収支尻
である。
【0070】財務活動収支の収入項目および計算は、
(31)短期借入金収入+(32)長期借入金収入+
(33)社債発行等=(34)財務活動収入計である。
財務活動収支の支出項目および計算は、(35)短期借
入金返済+(36)長期借入金返済+(37)社債償還
+(38)支払配当金=(39)財務活動支出計であ
る。財務活動収支尻の項目および計算は、(34)財務
活動収入計−(39)財務活動支出計=(40)財務活
動収支尻である。
【0071】当月収支計の計算は、=(21)営業活動
収支尻+(30)投資活動収支尻+(40)財務活動収
支尻=(41)当月収支計である。月次繰越金の項目お
よび計算は、(41)当月収支計+(42)前月繰越金
=(43)月次繰越金である。
【0072】
【実施例】(1)第1の実施例。 図13は、通常仕訳データから中間資金仕訳データへの
生成、中間資金仕訳データから最終資金仕訳データへの
生成、更に直説法キャッシュフロー計算書作成の実施例
を示す図である。図13に示すように、たとえば、売掛
金10,000,000円を、小切手1,000,000円と、受取手形7,0
00,000円とで回収し、残金2,000,000円は買掛金と相殺
した。
【0073】この通常仕訳データは、第1段階で、資金
仕マスターデータを参照して、資金仕訳マスターデータ
に登録されている仕訳データと同パターンの仕訳が入力
されていたら、別途に、メモリ上で処理するデータテー
ブルに書き込み中間資金仕訳データとして生成する。第
2段階で、データテーブル書き込まれた中間資金仕訳デ
ータは、資金仕訳マスターデータを参照する時に既に書
き込まれた、資金コード(図中資金フラグと記載、以下
同じ)および資金コードの状態により、7種類の計算ロ
ジックの内の1個の計算ロジックを選択し、プログラム
により資金金額も割り付け最終資金仕訳データを生成す
る。第3段階で、この最終資金仕訳データはフアイルに
書き込む。この通常仕訳データの資金コードおよび資金
コードの状態は、資金科目が貸借のいずれかの一方に資
金科目が複数ある場合で、その相手科目が1個なので、
ロジック2を選択し計算する。計算手順は、資金科目お
よび金額を基準にして、相手科目および金額を1対1の
単振り仕訳に分割する。
【0074】最終資金仕訳データは、次の通りである。 借方=111現金1,000,000、124受取手形7,000,000、135
買掛金2,000,000、合計10,000,000。 貸方=売掛金1,000,000、売掛金7,000,000、売掛金2,00
0,000、合計10,000,000。 この最終仕訳資金仕訳データ生成部1034により生成
された最終資金仕訳データは、最終資金仕訳データファ
イル1053に書き込む。
【0075】次に計算書作成処理部1035により、現
・預金出力帳表の営業収入、売掛金現金入金欄に1,000,
000と記帳し、受取手形の出力帳表の営業収入、売掛金
受取手形欄に7,000,000と記帳し、売掛金・買掛金相殺
の出力帳表の営業収入、売掛金・買掛金相殺欄に2,000,
000営業支出、買掛金・売掛金相殺欄に2,000,000と記帳
し、直接法キャッシュフロー計算書を作成する。
【0076】(2)第2の実施例。 図14は、通常仕訳データから中間資金仕訳データへの
生成、中間資金仕訳データから最終資金仕訳データへの
生成、更に直接法キャッシュフロー計算書作成の実施例
を示す図である。図14に示すように、たとえば、給料
10,000,000円から所得税1,000,000円、社会保険料から5
20,000円、地方税280,000円を差し引き、定期代700,000
円を加えて普通預金から8,914,000円を振り込んだ。
【0077】この通常仕訳データは、第1段階で、資金
仕訳マスターデータを参照して、資金仕訳マスターデー
タに登録されている仕訳データと同パターンの仕訳が入
力されていたら、別途に、メモリ上で処理するデータテ
ーブルに書き込み中間資金仕訳データとして生成する。
第2段階で、データテーブルに書き込まれた中間資金仕
訳データは、資金仕訳マスターデータを参照する時に既
に書き込まれた、資金コードおよび資金コードの状態に
より、7種類の計算ロジックの内の1個の計算ロジック
を選択し、プログラムにより金額も割り付け、最終資金
仕訳データを生成する。第3段階で、この最終資金仕訳
データはフアイルに書き込む。この通常仕訳データの資
金コードおよび資金コードの状態は、資金科目が貸借い
ずれかの一方に1個あり、その相手科目が複数ある場合
なのでロジック4を選択し計算する。
【0078】その計算順序は、次の通りである。 (1) 資金科目の相手科目金額の小さい順にソートする。 (2) 資金金額の限度を範囲として、1対1の単振り仕訳
に分割する。 (3) 再度、資金仕訳マスターデータを参照して、資金コ
ードを記録する。
【0079】最終資金仕訳データは、次の通りである。 借方=支払手数料14,000、旅費交通費700,000、給料手
当8,200,000、給料手1,000,000、給料手当520,000、給
料手当280,000、合計10,714,000。 貸方=213普通預金14,000、通通預金700,000、通通預金
8,914,000人件費預り金1,000,000、人件費預り金520,00
0、人件費預り金280,000、合計10,714,000。 この最終仕訳資金仕訳データ生成部1034により生成
された最終資金仕訳データは、最終資金仕訳データファ
イル1053に書き込む。
【0080】次に、計算書作成処理部1035により、
現・預金出力帳表の営業支出、人件費現金支払項目に8,
200,000円、管理費現金支払項目に(定期代)700,000
円、一般管理費項目に(支払手数料)14,000円と記帳
し、直接法キャッシュフロー計算書を作成する。
【0081】(3)第3の実施例。 図15は、通常仕訳データから中間資金仕訳データへの
生成、中間資金仕訳データから最終資金仕訳データへの
生成、更に直接法キャッシュフロー計算書作成の実施例
を示す図である。図15に示すように、たとえば、建物
を80,000,000円で購入し、代金は小切手で1,000,000
円、受取手形を裏書し49,000,000円、残金30,000,000円
は約束手形を発行して支払った。
【0082】この通常仕訳データは、第1段階で、資金
仕訳マスターデータを参照して、資金仕訳マスターデー
タに登録されている仕訳データと同パターンの仕訳が入
力されていたら、別途に、メモリ上で処理するデータテ
ーブルに書き込み中間資金仕訳データとして生成をす
る。第2段階で、データテーブルに書き込まれた中間資
金仕訳データは、資金仕訳マスターデータを参照する時
に既に書き込まれた、資金コードおよび資金コードの状
態により、7種類の計算ロジックの内の1個の計算ロジ
ックを選択し、プログラムにより資金金額も割り付け最
終資金仕訳データを生成する。第3段階で、最終資金仕
訳データとしてフアイルに書き込む。この通常仕訳デー
タの資金コードおよび資金コードの状態は、資金科目が
貸借のいずれかの一方に複数あり、その相手科目が1個
の場合なので、ロジック2を選定し計算する。計算手順
は、資金科目および金額を基準にして、相手科目および
金額を1対1の単振り仕訳に分割する。
【0083】最終資金仕訳データは、次の通りである。 借方=建物1,000,000、建物49,000,000、建物30,000,00
0、合計80,000,000。 貸方=710現金1,000,000、720受取手形49,000,000、設
備支払手形30,000,000、合計80,000,000。 この最終資金仕訳データ生成部1034により生成され
た最終資金仕訳データは、最終資金仕訳データファイル
1053に書き込む。
【0084】次に計算書作成処理部1035により、現
・預金の出力帳表の投資活動収支、有形固定資産取得欄
に1,000,000、受取手形の出力帳表の投資活動収支、有
形固定資産取得欄に49,000,000、と記帳し、直接法キャ
ッシュフロー計算書を作成する。
【0085】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、振替伝票
をインプットするだけで、たとえば、「実学:盛田和夫
著書」等の企業家が求めていた、発生主義に基づく、損
益計算書、貸借対照表等の財務諸表、消費税が計算され
るとともに、国際会計基準に準拠した直接法キャッシュ
フロー計算書が作成され、企業の資金(現・預金、受取
手形、相殺)の流れが明確になる。例えば、図16〜図
17は、2.従来技術によるキャッシュフロー計算書
と、3.本発明によるキャッシュフロー計算書とを比較
したものであるが、これらの各図からも分かるように、
企業の営業活動での資金の収支状況、投資活動での資金
の収支状況、財務活動での資金の収支状況が容易に把握
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による経理処理システムの実施の形態の
一つを示す機能ブロック図。
【図2】図1の実施の形態の動作を示すフローチャー
ト。
【図3】図1の実施の形態におけるキャッシュフロー計
算書作成処理部の動作を示すフローチャート。
【図4】本発明マスターデータベースに登録する1.科
目登録リスト、2.属性コード登録リスト及び3.資金
仕訳マスターデータリストの一例を示す図。
【図5】本発明の資金仕訳マスターの概略を示す図。
【図6】本発明の資金仕訳マスターの現金部分の一例を
示す図。
【図7】本発明の資金仕訳マスターの売掛金部分の一例
を示す図。
【図8】本発明の資金仕訳マスターの相殺勘定部分の一
例を示す図。
【図9】本発明によるキャッシュフロー計算書の現預金
の部を示す図。
【図10】本発明によるキャッシュフロー計算書の受取
手形の部を示す図。
【図11】本発明によるキャッシュフロー計算書の相殺
勘定の部を示す図。
【図12】本発明によるキャッシュフロー計算書の合計
の部を示す図。
【図13】本発明によるキャッシュフロー計算書の第1
の実施例を示す図。
【図14】本発明によるキャッシュフロー計算書の第2
の実施例を示す図。
【図15】本発明によるキャッシュフロー計算書の第3
の実施例を示す図。
【図16】従来技術と本発明のキャッシュフロー計算書
を比較する第1の例を示す図。
【図17】従来技術と本発明のキャッシュフロー計算書
を比較する第2の例を示す図。
【図18】従来技術と本発明のキャッシュフロー計算書
を比較する第3の例を示す図。
【符号の説明】
101…データ入力部 1011…キーボード 1012…OCR 102…通常仕訳データ処理部 103…資金仕訳データ処理部 1031…取引種別判定部 1032…科目統一部 1033…中間資金仕訳データ生成部 1034…最終資金仕訳データ生成部 1035…計算書作成処理部 104…マスターデータベース 1041…ユーザーマスター 1042…科目マスター 1043…資金仕訳マスター 105…データ記憶部 1051…一般仕訳データファイル 1052…中間資金仕訳データファイル 1053…最終資金仕訳データファイル 1054…中間資金仕訳予定データファイル 1055…最終資金仕訳予定データファイル 106…実/予算データ処理部 107…データ出力部 1071…プリンタ 1072…表示装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月5日(2001.4.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】この両社の技術には、取引を「キャッシュ
取引」と「一般取引」とに分割する機能と諸口取引を、
1対1に分割する機能がないため、また、資金勘定を
「現・預金」勘定のみとしているため、先行技術が採用
している直説法キャッシュフロー計算書は、明朗性、正
確性に問題を持っている。その内容を図16により説明
する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経理処理の対象となるすべての取引の中
    から、直接法キャッシュフロー計算書に計上する対象と
    なる資金取引を抽出し、これら資金取引を営業活動、投
    資活動及び財務活動の3種類に区別し、 前記各資金取引を構成する各勘定科目中の資金科目を、
    即金性のある資金科目、一定期間後現金化される資金科
    目及び現金と同一視される相殺勘定の3科目に統一し、 前記各資金取引を、この統一された資金科目または相殺
    勘定とその相手勘定とによって特定すると共に、その資
    金取引が前記3種類の活動のいずれかに属するかを特定
    した資金仕訳マスターを用意し、 経理処理のために入力された取引に関する一般仕訳デー
    タの中から、前記資金仕訳マスターを参照して、前記資
    金科目を含む仕訳データを取り出して、中間資金仕訳デ
    ータを生成し、 この中間資金仕訳データを、前記資金科目及びその金額
    を基準とし、且つ、前記資金仕訳マスターを参照して、
    前記資金科目とその相手科目及び金額が1対1に対応し
    た単振り仕訳に分割して最終資金仕訳データを生成し、 この最終資金仕訳データにおける資金科目に対応する相
    手科目を、前記資金仕訳マスターデータと比較して、営
    業活動、投資活動及び財務活動の3種類に分別し、分別
    された科目ごとに集計して直接法キャッシュフロー計算
    帳表を作表することを特徴とする経理処理システム。
  2. 【請求項2】 経理処理の対象となる取引を仕訳データ
    として入力するための入力装置と、 入力された仕訳データを一般仕訳データとして記憶する
    一般仕訳データファイルと、 一般仕訳データ中から直接法キャッシュフロー計算書に
    計上する対象となる資金取引を抽出し、これら資金取引
    を営業活動、投資活動及び財務活動の3種類に区別する
    取引種別判定部と、 前記各資金取引を構成する各勘定科目中の資金科目を、
    即金性のある資金科目、一定期間後現金化される資金科
    目及び現金と同一視される相殺勘定の3科目に統一する
    勘定科目統一部と、 前記各資金取引を、統一された資金科目または相殺勘定
    とその相手勘定とによって特定すると共に、その資金取
    引が前記3種類の活動のいずれかに属するかを特定する
    ための資金仕訳マスターと、 経理処理のために入力された取引に関する一般仕訳デー
    タの中から、前記資金仕訳マスターを参照して、前記資
    金科目を含む仕訳データを取り出して、中間資金仕訳デ
    ータを生成する中間資金仕訳データ生成部と、 この中間資金仕訳データを、前記資金科目及びその金額
    を基準とし、且つ、前記資金仕訳マスターを参照して、
    前記資金科目とその相手科目及び金額が1対1に対応し
    た単振り仕訳に分割して最終資金仕訳データを生成する
    最終資金仕訳データ生成部と、 この最終資金仕訳データにおける資金科目に対応する相
    手科目を、前記資金仕訳マスターデータと比較して、営
    業活動、投資活動及び財務活動の3種類に分別し、分別
    された科目ごとに集計する計算部と、 前記計算手段によって集計されたデータに基づいて、直
    接法キャッシュフロー計算帳表を作表する出力装置を有
    することを特徴とする経理処理システム。
  3. 【請求項3】 中間資金仕訳データを、前記資金科目及
    びその金額を基準とし、且つ、前記資金仕訳マスターを
    参照して、前記資金科目とその相手科目及び金額が1対
    1に対応した単振り仕訳に分割して最終資金仕訳データ
    を生成するにあたり、 ロジック1=資金科目が貸借のいずれかの一方に1個あ
    り、その相手科目が1個の場合、 ロジック2=資金科目が貸借のいずれかの一方に複数あ
    り、その相手科目が1個の場合、 ロジック3=資金科目が貸借の両方に1個ずつある場
    合、 ロジック4=資金科目が貸借の一方に1個あり、その相
    手科目が複数ある場合、 ロジック5=売掛金と買掛金との相殺の場合、 ロジック6=受取手形を銀行等で割り引きした場合、 ロジック7=受取手形を銀行を通して期日決済した場
    合、 7つのロジックにより、前記中間資金仕訳データの構成
    を判別し、 前記中間資金仕訳データが、資金科目とその相手科目が
    1対複数または複数対1の場合に、複数の科目を所定の
    基準により順位付けをして、その順位付けに従って1の
    科目の金額から複数の科目の金額を順番に控除し、1の
    科目を分割してその金額及び科目名を複数の科目に対応
    させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    経理処理システム。
  4. 【請求項4】 前記順位付けが、複数の科目のなかで、
    その金額の小さな科目から順番に1の科目の金額を控除
    するものである請求項3に記載の経理処理システム。
  5. 【請求項5】 前記資金仕訳マスターが、各資金取引の
    内容を示す資金項目名と、 各資金取引について、営業活動、投資活動及び財務活動
    のいずれかの種別とキャッシュフロー計算書中の場所と
    を示す項目コードと、 各資金取引を構成する勘定科目のキャッシュフロー計算
    書中における場所と貸借を示す資金コードと、 各資金取引を構成する勘定科目の属性を示す科目属性コ
    ードとを記録するものであり、 前記科目属性コードが、前記各資金取引を構成する各勘
    定科目中の資金科目が、即金性のある資金科目、一定期
    間後現金化される資金科目及び現金と同一視される相殺
    勘定の3科目のいずれに分別されているかを示すもので
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の経理処
    理システム。
  6. 【請求項6】 前記キャッシュフロー計算書が、現・預
    金データ集計、受取手形データ集計、相殺データ集計、
    及び合計データ集計により帳表を作成することを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記
    載の経理処理システム。
  7. 【請求項7】 前記各資金取引について、その予定デー
    タを入力し、 入力された予定データを前記仕訳データと同様に処理し
    て、予定のキャッシュフロー計算書を生成することを特
    徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請
    求項5または請求項6に記載の経理処理システム。
  8. 【請求項8】 直接法キャッシュフロー計算書に計上す
    る対象となる各資金取引を営業活動、投資活動及び財務
    活動の3種類に区別し、 前記各資金取引を構成する各勘定科目中の資金科目を、
    即金性のある資金科目、一定期間後現金化される資金科
    目及び現金と同一視される相殺勘定の3科目に統一し、 前記各資金取引を、この統一された資金科目または相殺
    勘定とその相手勘定との1対1の単振り仕訳として記録
    すると共に、その資金取引が前記3種類の活動のいずれ
    かに属するかを特定した資金仕訳マスターを作成するス
    テップと、 経理処理のために入力された取引に関する一般仕訳デー
    タの中から、前記資金仕訳マスターを参照して、前記資
    金科目を含む仕訳データを取り出して、中間資金仕訳デ
    ータを生成するステップと、 この中間資金仕訳データを、前記資金科目及びその金額
    を基準とし、且つ、前記資金仕訳マスターを参照して、
    前記資金科目とその相手科目及び金額が1対1に対応し
    た単振り仕訳に分割して最終資金仕訳データを生成する
    ステップと、 この最終資金仕訳データにおける資金科目に対応する相
    手科目を、前記資金仕訳マスターデータと比較して、営
    業活動、投資活動及び財務活動の3種類に分別し、分別
    された科目ごとに集計して直接法キャッシュフロー計算
    帳表を作表するステップを備えていることを特徴とする
    経理処理方法。
  9. 【請求項9】 前記各資金取引について、その予定デー
    タを入力し、入力された予定データを前記仕訳データと
    同様に処理して、予定のキャッシュフロー計算書を生成
    するステップと、 このようにして生成された予定のキャッシュフロー計算
    書と前記仕訳データを処理して生成した実際の取引に基
    づいたキャッシュフロー計算書とを比較するステップを
    有することを特徴とする請求項8に記載の経理処理方
    法。
  10. 【請求項10】 経理処理のために必要な取引に関する
    一般仕訳データを入力するための入力ルーチンと、 入力された一般仕訳データを記憶する通常仕訳データの
    記憶ファイルと、 入力された一般仕訳データに基づいて、損益計算書、貸
    借対照表、元帳、消費税計算書のいずれかを含む財務諸
    表を生成する一般会計処理ルーチンと、 直接法キャッシュフロー計算書に計上する対象となる各
    資金取引を、営業活動、投資活動及び財務活動の3種類
    に区別し、前記各資金取引を構成する各勘定科目中の資
    金科目を、即金性のある資金科目、一定期間後現金化さ
    れる資金科目及び現金と同一視される相殺勘定の3科目
    に統一し、前記各資金取引を、この統一された資金科目
    または相殺勘定とその相手勘定との1対1の単振り仕訳
    として記録すると共に、その資金取引が前記3種類の活
    動のいずれかに属するかを特定した資金仕訳マスター
    と、 前記一般仕訳データの中から、前記資金仕訳マスターを
    参照して、前記資金科目を含む仕訳データを取り出し
    て、中間資金仕訳データを生成するルーチンと、 この中間資金仕訳データを、前記資金科目及びその金額
    を基準とし、且つ、前記資金仕訳マスターを参照して、
    前記資金科目とその相手科目及び金額が1対1に対応し
    た単振り仕訳に分割して最終資金仕訳データを生成する
    ルーチンと、 この最終資金仕訳データにおける資金科目に対応する相
    手科目を、前記資金仕訳マスターデータと比較して、営
    業活動、投資活動及び財務活動の3種類に分別し、分別
    された科目ごとに集計して直接法キャッシュフロー計算
    帳表を作表するルーチン、とを備えていることを特徴と
    する経理処理プログラムを記録した媒体。
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