JP2002174562A - 空気圧機器の検査装置 - Google Patents
空気圧機器の検査装置Info
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Abstract
置につなぐだけで、当該検査装置のマスターゲージと空
気圧機器に備える空気圧計とに同一に設定された空気圧
を同時にかけることを可能とするとともに、誤差の発生
を抑えつつ簡単に短時間でその空気圧計を検査する。 【解決手段】 エアコネクタ(33)と、このエアコネ
クタ(33)よりタイヤに供給する空気の圧力を知るた
めの空気圧計(32)とを備える空気圧機器の検査装置
であって、圧力源からの加圧空気を導入する接続口
(3)と、基準となるマスターゲージ(9)と、前記エ
アコネクタ(33)とカップリングするための受け口
(8)と、前記接続口(3)から導入される加圧空気を
所定の圧力にまで減圧する圧力設定手段(5)と、この
所定圧力に設定された加圧空気を前記マスターゲージ
(9)と前記受け口(8)とに分配する空気圧分配手段
(4、6、7)とを備える。
Description
装置、特に空気圧機器に装備されている空気圧計を検査
するものに関する。
填したタイヤが装備されており、これらタイヤをホイー
ル(リム)から脱着するためのタイヤチェンジャー、タ
イヤに規定圧の空気を充填するためのエアインフレー
タ、タイヤに充填されている空気圧をチェックするため
のタイヤゲージなどの空気圧機器が各種市販されてい
る。
圧機器には空気圧を知るため、ブルドン管や歪み計など
からなる空気圧計が装備されているが、その空気圧機器
の空気圧計の故障や空気配管の漏れを知らずに使用した
のでは不都合が生じる。たとえば、自動車用タイヤチェ
ンジャーにおいて空気圧計の故障や空気配管の漏れによ
り空気圧計の値よりも使用圧(実際の空気圧)が低いと
きには、タイヤに充填する空気圧が不足するとともにタ
イヤチェンジャーの作業性も悪くなる。タイヤは空気圧
が少ないと、カーブの際に踏ん張りが利かない上、サイ
ド部分が接地のたびに屈曲するため、高速走行中に熱を
帯びてバーストする危険性もあるので、タイヤの空気圧
が適正値に保たれているかどうかをタイヤ専門店やガソ
リンスタンドで定期にあるいは不定期にチェックするこ
とが行われている。そのタイヤ専門店やガソリンスタン
ドに備えているエアインフレータの空気圧計が実際の空
気圧より高い値を誤って示すとすれば、空気圧の不足が
解消されることはなく、顧客の信用を失うことにもな
る。
エアインフレータの計測精度が落ちていないかどうかを
確認しようとするときには、別に加圧空気の充填された
圧力容器を用意し、これに検査対象(空気圧計)とマス
ターゲージとを別々に接続して、そのときの空気圧計と
マスターゲージの指示値を読み取り、両者の指示値を比
較することにより空気圧計の計測精度が落ちていないか
どうかを判断している。
は次のような問題がある。
力容器に対して交互に接続し直して計測しなければなら
ないので、その際の圧力容器からの空気漏れ等により指
示値に測定誤差が生じることを防ぐことができない。
多点)で検査しようとすれば、充填圧の異なる圧力容器
を用意してその都度つなぎ直すか、1つの圧力容器しか
ない場合は何らかの方法で検査したい圧力にまで圧力容
器の出口圧を減圧した後につなぎ直さなければならない
ので、そのつなぎ直しに手間がかかる。
定しようとする検査方法がある。これは、たとえば検査
したいときにその都度必要な機材を用意し、その場で検
査装置を組み立てるか、測定対象の空気圧機器より空気
圧計のみを取り外すなどの分解、加工を行い、その空気
圧計とマスターゲージとに同時に同一の圧力がかかるよ
うにしてから検査作業を行う方法である。しかしなが
ら、この検査方法は面倒なことと時間がかかるため、実
質的には殆ど行われていない。
圧機器の精度検査は、市販された後にはほとんど行われ
ていないのが現状である。
査装置につなぐだけで空気圧機器に備える空気圧計とマ
スターゲージとに同一に設定された空気圧を同時にかけ
ることを可能として、空気圧機器を移動させたり分解、
加工等の手を加えず空気圧機器の有する機能を使用して
検査し、かつ誤差の発生を抑えつつ簡単に短時間でその
空気圧計を検査することを目的とする。
とにより、空気圧機器のある場所に出向くことを可能と
することをも目的とする。
エアバルブと接続するためのエアコネクタと、このエア
コネクタよりタイヤに供給する空気の圧力またはタイヤ
内の空気圧を知るための空気圧計とを備える空気圧機器
の検査装置であって、圧力源からの加圧空気を導入する
接続口と、基準となるマスターゲージと、前記エアコネ
クタとカップリングするための受け口と、前記接続口か
ら導入される圧力源からの加圧空気を所定の圧力にまで
減圧して設定する圧力設定手段と、この所定圧力に設定
された加圧空気を前記マスターゲージと前記受け口とに
分配する空気圧分配手段とを備える。
圧力設定手段が、前記圧力源からの加圧空気を連続的に
減圧し得る弁である。
圧力設定手段が、指示手段の指示に応じて前記圧力源か
らの加圧空気を不連続に減圧し得る手段である。
マスターゲージが、圧力を検出する素子と、この素子に
より検出される圧力を電気信号に変換して表示する手段
とからなる。
れか一つの発明において前記接続口、前記マスターゲー
ジ、前記受け口、前記圧力設定手段、前記空気圧分配手
段の総てを一体にかつ運搬可能に構成する。
電気信号を出力する端子を備える。
気を供給する空気圧機器(たとえばタイヤチェンジャー
やエアインフレータ)は、使用していない状態では空気
圧計より上流で遮断弁などにより加圧空気が遮断される
ため、エアコネクタから空気圧計までの空気圧通路は大
気圧の状態になっている。また、エアコネクタを接続し
ても加圧空気を供給することはできず、タイヤ内の空気
圧を知るためだけの空気圧機器(たとえばタイヤ圧ゲー
ジ)も使用していない状態ではエアコネクタから空気圧
計までの空気圧通路が大気圧の状態になっている。
これら空気圧機器の検査に際して、本発明の検査装置を
用意し、その検査装置の接続口に圧力源からの加圧空気
を導入するとともに、使用していない状態での空気圧機
器のエアコネクタを検査装置の受け口にカップリング
し、検査装置の圧力設定手段により検査したい圧力に設
定すれば、圧力設定手段により設定された加圧空気が、
空気圧分配手段を介してマスターゲージに、また空気圧
機器のエアコネクタを介して空気圧機器に供給される。
このとき、空気圧機器は使用されていない状態にあるた
め、空気圧機器に備えられる空気圧計はエアコネクタよ
り空気圧機器に供給された加圧空気の圧力を指示するこ
とになり、次の効果が生じる。
手を加えることなく、検査対象(空気圧計)とマスター
ゲージとに同時に同一の圧力を加えることが可能とな
り、測定精度が向上する。
ターゲージとを交互に接続し直す必要がないので、検査
時間が短縮されるとともに空気漏れ等の測定誤差を排除
できる。
を使用すればよいので、圧力容器を備える必要がない。
により所定の圧力(検査したい圧力)にまで減圧するだ
けでよく、多点で検査するからといって検査対象とマス
ターゲージとをその都度つなぎ直す必要がなく、検査に
要する作業を容易にするとともに多点に要する時間を短
縮することができる。
故障の有無を確認していれば、顧客の店に対する信頼性
も増し、さらには空気圧不足に伴う事故も未然に防ぐ助
けともなる。
に設定することが可能となるため、予め測定すべき空気
圧が定まっている場合には、測定時間を短縮することが
できる。
るため、空気圧機器のある場所に出向くことが可能で、
これにより固定設備となっているタイヤチェンジャーな
どの空気圧機器に対しても容易に検査できる。
として取り出し利用できる。また、目視による測定バラ
ツキを回避できる。
圧機器の検査器1(検査装置)の平面図、図2は検査器
1の空気配管図を示すものである。
で、全体として片方の手のひらから少しはみ出る程度の
大きさを有する中空直方体の金属板で形成され、一面
(盤面)2aにのみ、図1に示すようにエアコネクタ
3、エアチャック受け口8、圧力表示器10などが付い
ている。なお、エアチャック受け口8もエアコネクタそ
のものであるが、エアチャックとの関係でわかりやすい
ので、こちらの名称を使用する。また、検査器1は全体
として持ち運び可能な重量に設計されている。
は、加圧空気を取り入れるためのものである。加圧空気
を発生させる加圧空気源にはタイヤ専門店やサービス工
場に装備されているものを用いればよい。たとえば、図
2に示したように加圧空気源21はエアコンプレッサ2
2とエアタンク23(7〜8barの加圧空気が充填さ
れている)からなるので、この加圧空気源21側のエア
コネクタ(メス)24を検査器1のエアコネクタ(オ
ス)3に接続して検査器1内に加圧空気を導入する。
は途中に介装された圧力設定器5(圧力設定手段)の下
流で2つに分岐され、一方の分岐通路6が盤面2a上に
設けられるエアチャック受け口8に、他方の分岐通路7
がマスターゲージとしての圧力センサ9(歪み計から構
成)に接続される。ここで、空気圧通路4、分岐空気圧
通路6、7により空気圧分配手段が構成されている。
される加圧空気の圧力(元圧)を調整して検査しようと
する圧力に設定するためのものである。この圧力設定器
5は、つまみを手で回すことにより減圧度を連続的に変
えることが可能な減圧弁から構成されている。
自動車用のタイヤチェンジャー31のエアチャック(メ
ス)33が接続される。図2においては、空気圧計3
2、エアコネクタとしてのエアチャック33、両者を連
通するエアチューブ34しか示していないが、これはタ
イヤチェンジャー31よりこれらの部品32、33、3
4を取り外した状態を示すものでなく、タイヤチェンジ
ャーの一部で代表させてタイヤチェンジャーの全体を示
しているにすぎない。
5に示すと、これは、ほぼ直方体の台62、この台62
上にあって正、逆回転可能なターンテーブル64、この
テーブル64上に横置きされるタイヤ(図示しない)の
ホイールを固定するための爪状のチャッキンググリッパ
ー65、台62の後ろに直立するタワー66、このタワ
ー66に対して移動可能に取り付けられ、タイヤのホイ
ールからの取り外し、ホイールへのタイヤの組み込みの
ために使用されるマウントディマウントツール67、こ
のマウントディマウントツール67をタワー66に対し
て固定するためのロックハンドル68、台62の側方
(図では右側方)に備えられ、タイヤのビード部を押し
つけてリムから外すためのビードブレーカー69、台6
2の下方(図では前方下方)にあって上記ターンテーブ
ル64、ビードブレーカー69、チャッキンググリッパ
ー65を作動するための各ペダル71、72、73、エ
アチャック81(エアコネクタ)を先端に備える耐圧エ
アチューブ82、エアチャック81をタイヤバルブとカ
ップリング(接続)してタイヤに空気を充填する際にそ
の充填空気圧を目視するためのアナログ表示のエアゲー
ジ83、台62の下方(図では左側方の下方)に設けら
れ、エアチューブ82への加圧空気の導入、遮断を行う
ためのインフレータペダル85などからなっている。
ーブ86を介して台62内に配管される空気圧通路(図
示しない)に接続され、この空気圧通路に外部より元圧
が導入されている。
抜いた後に行われ、タイヤの組み付けは次のようにして
行われる(図6参照)。
まし組み込んだ後に、エアチャック81をタイヤバルブ
91aに取り付ける。
踏み込んで、エアチャック81よりタイヤチェンジャー
からの加圧空気を噴き出させてまずタイヤ91のビード
部91bをホイール92のリム92aに密着させる。
ータペダル85を加減しながら踏み込む。
83(図5)により目視で確かめ、適正値を超えて空気
圧を入れ過ぎた場合は、空気圧計83の近くにあるリリ
ースバルブ84(図5)を押して過剰な加圧空気を抜
き、適正空気圧に調整する。なお、リリースバルブ84
は、エアチューブ82内の加圧空気を大気に逃すための
バルブである。
ヤバルブ91aからエアチャック81を取り外す。
構成とその使用方法は以上のようなものであり、図5と
図2を対応づけると、図5のエアチャック81、エアゲ
ージ83、エアチューブ82が図2のエアチャック3
3、空気圧計32、エアチューブ34である。つまり、
タイヤチェンジャー31のエアゲージ83(空気圧計3
2)を検査する際には、タイヤチェンジャー31の一部
を分解したり取外したりすることなく、タイヤチェンジ
ャー31のエアチャック81(エアチャック33)をそ
のまま検査器1のエアチャック受け口8に接続(カップ
リング)すればよい。
ェンジャー本体に組み込まれていないタイプのものがあ
る。これは、図7に示したように、タイヤチェンジャー
本体とは別に、給気レバー102a付きのハンドル10
2にエアゲージ103とリリースバルブ104が装備さ
れており、ハンドル102に、先端にエアチャック10
6を有する耐圧エアチューブ105が接続されている。
これら全体をハンドインフレータ101と称し、図5に
示したようなタワーの側方に固定されているフックにエ
アチューブごと引っかけておくことにより収納されてい
る。なお、107はハンドル102とタイヤチェンジャ
ー本体内の空気圧通路とを連通する耐圧エアチューブで
ある。
タイヤの組付け操作は次のようになる(上記とほぼ同
様)。
に対してあらまし組み込んだ後に、エアチャック106
をタイヤバルブ91aに取り付ける。
02を給気レバー102aとともに手で握り込み、エア
チャック106より加圧空気を噴き出させてまずタイヤ
91のビード部91bをホイール92のリム92bに密
着させる。
103を目視で確認しながら規定の空気圧となるように
給気レバー102aを加減しながら握り込む。
充填してしまったときには、ハンドインフレータ101
のリリースバルブ104を押して調整する。
ころで、タイヤバルブ91aからエアチャック106を
取り外す。
るタイヤチェンジャーでは、図7のエアチャック10
6、エアゲージ103、エアチューブ105が図2のエ
アチャック33、空気圧計32、エアチューブ34であ
る。
力を検出する圧力センサ9の出力は、電気信号に変換さ
れ、盤面2a上の圧力表示器10に小数点付きの3桁で
デジタル表示される。この圧力表示器10には、電源と
しての12Vバッテリ11より必要な電気が供給され
る。
を構成するための配管継手や配管チューブ(図示しな
い)は圧力センサ9とともに本体ケース2内に収められ
ている。
においてバッテリ11のプラス、マイナスの各端子11
a、11bはそれぞれ圧力表示器10のプラス、マイナ
スの各端子10a、10cと、端子台12を介して結線
されるとともに、バッテリ11、圧力表示器10のプラ
ス端子11a、10a間を結ぶ配線に常開の電源スイッ
チ13が介装され、この電源スイッチ13を閉じると、
圧力表示器10にバッテリ11からの直流電流が供給さ
れ、そのときの圧力センサ9により検出される分岐空気
圧通路7の空気圧(圧力設定器5により設定される空気
圧)が表示される。
電圧検出回路14とも接続され、バッテリ11電圧が所
定値以下にまで低下すると、低電圧検出回路14がこれ
を検出して盤面2a上の警報ランプ15を点灯する。こ
れは、バッテリ11の電圧が低下してくると、圧力表示
器10が正確な表示を行えなくなるので、これを知らせ
るためと、バッテリ11の充電を促すためとである。バ
ッテリ11は蓄電可能な鉛蓄電池であり、そのための電
気コネクタ16を盤面2a上に備える。したがって、バ
ッテリチャージャ41先端の電気コネクタ(オス)42
をこの検査器1の電気コネクタ(メス)16に接続すれ
ば、放電したバッテリ11の充電を行うことができる。
上記のバッテリチャージャ41はたとえば家庭用の10
0Vを12Vに変換するコンバータでよい。
て利用するため、圧力表示器10の出力端子10bとマ
イナス端子10cに接続されている出力コネクタ17
(これも電気コネクタ)が盤面2a上に設けられ、この
出力コネクタ17よりデータがデータ処理装置に取り込
まれる。図2に示したようにデータ処理装置51はたと
えばパソコン52であり、パソコン52への入力端子
(オス)53をこの検査器1の出力コネクタ(メス)1
7に接続する。
源スイッチ13、警報ランプ15、電気コネクタ16、
出力コネクタ17以外の配線部分は端子台12とともに
本体ケース2内に収納されている。
チェンジャーの検査方法を説明すると、概ね次のように
なる。なお、これら検査方法は一例にすぎずこれに限定
されるものでない。
も大気開放端であるため、空気圧通路4、分岐空気圧通
路5、6、7内は大気圧の状態である。操作開始前に検
査器1の電源スイッチ13がオフ状態になっていること
を確かめたあと、検査器1の圧力設定器5を手で操作し
て最低圧に設定する。これは、圧力センサ9やタイヤチ
ェンジャー31のエアゲージ83(空気圧計32)に対
して予期しない高圧の空気圧(元圧)をいきなり作用さ
せてダメージを与えないようにするためである。
81(エアチャック33)を検査器1のエアチャック受
け口8に接続する。
れるため、空気圧源21からのエアホース先端のエアコ
ネクタ24を検査器1のエアコネクタ3に接続する。こ
の接続により、圧力設定器5下流の空気圧通路は最低圧
の空気圧に保たれる。すなわち、マスターゲージとして
の圧力センサ9とタイヤチェンジャー31のエアゲージ
83とに圧力設定器5により設定された同じ加圧空気が
供給される。
さらに説明すると、インフレータペダル85は元圧(加
圧空気源からの空気圧)とエアチューブ82、86とを
結ぶ空気圧通路の途中にあって加圧空気の流量を調整可
能な流量制御弁(図示しない)を作動させるためのもの
であり、インフレータペダル85から足が離されている
状態ではこの流量調整弁が遮断されている。したがっ
て、タイヤチェンジャーを使用していない状態では、こ
の流量調整弁からエアチャックまでの空気圧通路は大気
圧の状態である。この状態では圧力設定器5により調整
された加圧空気は、エアチャック受け口8からエアチャ
ック81、エアチューブ82、86を経て流量制御弁に
達し、加圧空気が行き渡った時点でエアゲージ83がエ
アチューブ82、86内の加圧空気の値を指示する。す
なわち、この状態では圧力センサ9とタイヤチェンジャ
ー31のエアゲージ83とに分岐空気圧通路6、7を介
して圧力設定器5下流の同じ加圧空気が供給されてい
る。
オンにする。これにより圧力表示器10に、圧力設定器
5により調整された最低の空気圧が表示される。
r、最高を6bar、その間を1barおきとする合計
6点であるとすると、まず圧力表示器10に1.00b
arと表示されるまで、検査器1の圧力設定器5を手で
操作し、そのときのエアゲージ83の表示を目視で読み
とり、その読みとった値を予め作成しておいた検査成績
書中の表に書き入れる(図4参照)。
barが表示されるまで、圧力設定器5を手で操作し、
そのときのエアゲージ83の表示を目視で読みとり、そ
の読みとった値を上記の表に書き入れる。この操作を
3.00〜6.00barまで繰り返す。
と下降する場合とでエアゲージ83の表示が異なること
があるので、この場合にはさらに次の作業を続ける。
に、6.00barを超える値が圧力表示器10に表示
されるまで、圧力設定器5を手で操作し、それから再び
6.00barが圧力表示器10に表示されるまで圧力
設定器5を逆方向に操作し、そのときのエアゲージ83
の表示を目視で読みとり、その読みとった値を上記の表
に書き入れる。
が表示されるまで、圧力設定器5を手でゆっくりと操作
し、そのときのエアゲージ83の表示を目視で読みと
り、その読みとった値を上記の表に書き入れる。この操
作を1.00barになるまで繰り返す。
力表示器5をみて設定圧を合わせたが、エアゲージ83
をみて設定圧を合わせてもかまわない。この場合の検査
法方法を次に示す。なお、からまでの操作は同じで
あるため省略する。
ar、最高を6bar、その間を1barおきとする合
計6点であるとすると、まずエアゲージ83が1bar
となるまで検査器1の圧力設定器5を手で操作し、その
ときの圧力表示器10の表示を目視で読みとり、その読
みとった値を予め作成しておいた検査成績書中の表に書
き入れる(図4参照)。
rとなるまで圧力設定器5を手で操作し、そのときの圧
力表示器10の表示を目視で読みとり、その読みとった
値を上記の表に書き入れる。この操作を3〜6barま
で繰り返す。
合と下降する場合とでエアゲージ83の表示が異なるこ
とがあるので、この場合にはさらに次の作業を続ける。
アゲージ83が6barを超える値となるまで圧力設定
器5を手で操作し、それから再びエアゲージ83が6b
arとなるまで圧力設定器5を逆方向に操作し、そのと
きの圧力表示器10の表示を目視で読みとり、その読み
とった値を上記の表に書き入れる。
るまで圧力設定器5を手でゆっくりと操作し、そのとき
の圧力表示器10の表示を目視で読みとり、その読みと
った値を上記の表に書き入れる。この操作を1barに
なるまで繰り返す。
の方法でも、1.00〜6.00barまでの6点につ
いて空気圧が上昇する場合と下降する場合の各測定結果
が得られる。
合であるが、前述したように検査器1のデータを、検査
器1とともに携帯したノートブック型のパソコンに取り
込むことにより、その測定結果をパソコン付属のプリン
タを用いて印刷させることもできる。上記の検査方法そ
の2で検査した場合の測定結果をプリンタにより印刷さ
せた例を図4に示す。図4において中央の測定値とある
ところの数値が、圧力表示器より得られたデータであ
る。このときには、目視によることがないので、検査員
間の目視によるバラツキを回避できる。
にすると次のようになる。
分解等の手を加えることなくマスターゲージ(検査器1
の圧力センサ9)を接続して検査測定することができ
る。
アゲージ83(空気圧計32)とマスターゲージとなる
検査器1の圧力センサ9とに、同時に同一の圧力を加え
ることができ、測定精度が向上する。
ターゲージとを交互に接続し直す必要がないので、検査
時間が短縮されるとともに従来の検査方法では避けるこ
とのできなかった空気漏れ等の測定誤差を排除できる。
を使用すればよいので、従来の検査方法における圧力容
器を備える必要がない。
により所定の圧力(測定したい圧力)にまで減圧するだ
けでよく、多点で測定するからといって測定対象とマス
ターゲージとをその都度つなぎ直す必要がなく、測定に
要する作業を容易にするとともに測定に要する時間を短
縮することができる。
の場合、本体ケース2のサイズを片方の手のひらから少
しはみ出る程度とし、検査器1全体の重量を片手で持ち
上げ可能なものとしたので、計量かつコンパクトな検査
器となった。
と自動車用タイヤチェンジャー31の保守管理契約を結
んだサービスマン(検査員)がこの検査器1を使用する
場合には、この検査器1を携帯して、契約したタイヤ専
門店やサービス工場に赴くことで、固定設備となってい
る自動車用タイヤチェンジャー31に備えられるエアゲ
ージ83(空気圧計32)に対して簡易に検査を行うこ
とができる。また、タイヤ専門店やサービス工場がこの
検査器1を備える場合には、タイヤチェンジャー31の
エアゲージ83の精度確認を日常の作業のなかで手軽に
行うことができる。
の購入後もエアゲージ83の計測精度を確認していれ
ば、顧客のタイヤ専門店やサービス工場に対する信頼性
が失われることもなく、さらにはタイヤの空気圧不足に
伴う事故を未然に防ぐ助けともなる。
て取り出し利用することもできる。このときには、目視
による検査員間の測定バラツキを回避できる。
図で、第1実施形態の図2に対応する。ただし、圧力設
定器以外は第1実施形態と同様であるため、圧力設定器
の部分を主に示している。
力設定器である。これは、空気圧通路4を6つに分岐さ
せた流路112a〜112f、これら流路を1つに合流
させる通路113、盤面2a上に装備され手動可能な6
つの押しボタン114a〜114f(指示手段)、これ
ら押しボタンの指示で上記流路112a〜112fを6
通りに切換えるバルブ群(図示しない)、各流路112
a〜112fに介装される減圧弁115a〜115fか
らなり、簡単なボタン操作だけで合計6点の圧力設定が
可能となるようにしたものである。これは、たとえば最
も左側の押しボタン114aを押すと流路112aだけ
が、その隣の押しボタン114bを押すと流路112b
だけが、その隣の押しボタン114cを押すと流路11
2cだけが、あとは同様にして最も右側の押しボタン1
14fを押すと流路112fだけが連通するようにバル
ブ群を切換えるとともに、減圧弁115a〜115fを
左より順次1.00bar、2.00bar、3.00
bar、4.00bar、5.00bar、6.00b
arの設定圧にしておくことで達成される。したがっ
て、押しボタン114a〜114fに左側より1.00
〜6.00barの表示をしておけば、検査者は測定し
ようとする圧力に合わせて押しボタン114a〜114
fのいずれかを押せばよい。
4a〜114f(指示手段)のいずれかを操作すること
により、6点の不連続な圧力を瞬時に設定することが可
能となる。したがって、予め測定すべき空気圧が定まっ
ている場合には、第1実施形態よりも測定時間を短縮す
ることができる。
ジャー31のエアゲージ83そのものについて精度検査
を行う場合で説明したが、エアゲージ83の接続部、あ
るいはエアチューブ82、86そのものやエアチューブ
82、86の接続部に空気漏れがある場合にも、エアゲ
ージ83が誤った値を示す。この場合には、多点の測定
を行うと、総ての点でマスターゲージとしての圧力セン
サ9より低い値を示すことになると思われるので、この
ような現象が生じたときには、改めてエアゲージ83を
タイヤチェンジャー本体から取り外して単体試験を行
い、その試験でエアゲージ83に異常がなければエアゲ
ージ83の接続部、エアチューブ82、86そのものま
たはエアチューブ82、86の接続部に空気漏れが生じ
ていると診断することができる。
たが、これに限定されるものでない。たとえば使い捨て
の乾電池や商用電源を用いるようにすることもできる。
を検査対象として説明したが、エアインフレータ、タイ
ヤゲージなど空気圧計を備える空気圧機器であれば本発
明を適用できることはいうまでもない。また、空気圧機
器は、自動車用に限らず、航空機用や建設機械用も対象
となる。
ジャーの使い方の説明図。
Claims (6)
- 【請求項1】タイヤのエアバルブと接続するためのエア
コネクタと、 このエアコネクタよりタイヤに供給する空気の圧力また
はタイヤ内の空気圧を知るための空気圧計とを備える空
気圧機器の検査装置であって、 圧力源からの加圧空気を導入する接続口と、 基準となるマスターゲージと、 前記エアコネクタとカップリングするための受け口と、 前記接続口から導入される圧力源からの加圧空気を所定
の圧力にまで減圧して設定する圧力設定手段と、 この所定圧力に設定された加圧空気を前記マスターゲー
ジと前記受け口とに分配する空気圧分配手段とを備える
ことを特徴とする空気圧機器の検査装置。 - 【請求項2】前記圧力設定手段は、前記圧力源からの加
圧空気を連続的に減圧し得る弁であることを特徴とする
請求項1に記載の空気圧機器の検査装置。 - 【請求項3】前記圧力設定手段は、指示手段の指示に応
じて前記圧力源からの加圧空気を不連続に減圧し得る手
段であることを特徴とする請求項1に記載の空気圧機器
の検査装置。 - 【請求項4】前記マスターゲージは、圧力を検出する素
子と、この素子により検出される圧力を電気信号に変換
して表示する手段とからなることを特徴とする請求項1
に記載の空気圧機器の検査装置。 - 【請求項5】前記接続口、前記マスターゲージ、前記受
け口、前記圧力設定手段、前記空気圧分配手段の総てを
一体にかつ運搬可能に構成することを特徴とする請求項
1から4までのいずれか一つに記載の空気圧機器の検査
装置。 - 【請求項6】前記電気信号を出力する端子を備えること
を特徴とする請求項4に記載の空気圧機器の検査装置。
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