JP2002174120A - エンジンの冷却装置 - Google Patents
エンジンの冷却装置Info
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Abstract
な装置で、かつ、十分なエンジン冷却効果を発揮するこ
とができるエンジンの冷却装置を提供する。 【解決手段】 ラジエータ5と電動ポンプ3とを結ぶ冷
却水通路2bの途中に開閉弁7を設け、エンジン停止
後、開閉弁7を閉じるとともに、所定時間または所定温
度になるまで電動ポンプ3およびヒータ6の電動ファン
6aを作動させてエンジン1およびヒータ6にのみ冷却
水を循環させることにより、エンジン1を冷却するよう
にしたので、冷却効果が大きい、簡素で安価な冷却装置
を提供することができる。そのため、エンジン停止後の
最高温度が抑制され、エンジンのオーバヒートが防止さ
れるので熱歪みが減少し、フリクションが低減できる。
Description
に関し、詳しくは、エンジン停止後のエンジンの温度上
昇を抑制することができる冷却装置に関するものであ
る。
ジン本体に歪みが生じ、エンジン再始動時にフリクショ
ンが増大して始動性を損なうことがある。このような問
題に対応する技術としては、エンジンルーム内の温度上
昇による燃料の蒸発を抑制する目的で発明されたエンジ
ンの冷却技術が、特開平6−17648号公報により公
開されている。前記公報によれば、エンジン冷却水の循
環経路中に、蓄熱器と、エンジンの停止時に、循環径路
内のエンジン冷却水を循環させる循環手段とが設けられ
ているため、エンジンの停止時には、エンジン冷却水
は、循環手段により、循環径路内を循環され、したがっ
て、エンジン停止直後に生ずるエンジン冷却水の温度上
昇分の熱を、蓄熱器により吸収することができ、したが
って、エンジンルーム内の雰囲気温度を低下させること
が可能になるので、エンジンを容易に再始動させること
ができるとしている。
エンジン冷却構造においては、従来のエンジン冷却装置
に加えて、蓄熱器、電磁式ポンプ、開閉弁等の装置が新
たに必要となり、装置が複雑かつ高価となる。また、短
時間にエンジンの始動・停止が繰り返された場合には、
蓄熱器の容量に限度があるため十分な冷却効果が発揮さ
れない弱点を有する。そこで本発明は、新たな装置の付
加を極力抑えた、簡素で安価な装置で、かつ、十分なエ
ンジン冷却効果を発揮することができるエンジンの冷却
装置を提供することを課題とする。
してなされた請求項1の発明は、電動ポンプにより冷却
水をエンジンおよびラジエータならびにヒータに循環さ
せてエンジンを冷却する冷却装置において、前記ラジエ
ータと前記電動ポンプとを結ぶ冷却水通路の途中に開閉
弁を設け、エンジン停止後の所定時間、前記開閉弁を閉
じるとともに、前記電動ポンプおよび前記ヒータの電動
ファンを作動させて前記エンジンおよび前記ヒータにの
み冷却水を循環させることにより、前記エンジンを冷却
するようにしたことを特徴とする。
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
に係る冷却装置の概念図である。図1において、エンジ
ン1を冷却するための冷却水の通路2には、エンジン1
により直接駆動されるウオータポンプに代わって、電動
式のウオータポンプ(以下、単に電動ポンプと記す)3
が設けられ、冷却水をエンジン1に循環する。
には冷却水温度を検知するための温度センサ4が設けら
れ、水温Aを検知して電気信号として不図示のECUに
伝達する。通路2aは2股に分かれ、一方はラジエータ
5へ、他方はヒータ6に連通している。ヒータ6は冷暖
房装置に用いられる放熱器で、放熱面積はラジエータ5
の1/4〜1/5程度である。ラジエータ5は本実施形
態においては電動ファンR5aにより冷却されるよう構
成されている。ラジエータ5およびヒータ6から延びる
通路2b、2cは途中で合流して電動ポンプ3に連通す
る。ラジエータ5と電動ポンプ3を結ぶ通路2bには開
閉弁7が設けられ、開閉弁7は不図示のECUからのマ
イコン制御により開閉される。同時に、ECUはエンジ
ン1の冷却水出口部1aの水温Aを検知してヒータ6の
電動ファンH6aをマイコン制御によりON・OFFす
るよう構成されている。
照して詳しく説明する。図2は本実施形態のエンジン停
止後の制御フローチャートで、図3は本実施形態のエン
ジン始動後の制御フローチャートである。エンジン運転
中は開閉弁7が開で、電動ポンプ3が所定温度以上で運
転され、エンジンを冷却している。始めに、エンジン運
転後のエンジン停止後のマイコン制御について説明す
る。図2において、ステップ(以下、単にSと記す)1
00でエンジン1のイグニッションスイッチがOFFに
されると、S101において電動ファンR5a、電動ポ
ンプ3がOFFとなり、開閉弁7が閉じられ、次いでS
102において、バッテリ電圧とエンジン水温が確認さ
れる。S103において、バッテリ電圧とエンジン水温
が所定値を越えたとき、例えば、エンジン1の冷却水出
口部1aの水温Aが90°C以上でバッテリ電圧が12
V以上であれば、S104においてヒータ6の電動ファ
ンH6aおよび電動ポンプ3が作動される。バッテリ電
圧をチェックするのは、バッテリ上がりを防止するため
である。
において経過時間がチェックされ30分以上経過してい
ればS109でタイマをリセットし、S110で電動フ
ァンH6aおよび電動ポンプ3をOFFして終了する。
30分経過していない場合はS102に戻る。S105
においてエンジン水温が判定され、エンジン1の冷却水
出口部1aの水温Aが、例えば、80°C以下であれ
ば、S107で電動ファンH6aおよび電動ポンプ3が
停止され、S108でタイマの時間経過がチェックさ
れ、例えば30分以上経過していれば、S109でタイ
マがリセットされてS110を経て終了する。S108
において時間が30分に達していない場合は、S102
に戻る。S106においてエンジン1の冷却水出口部1
aの水温Aが80°Cより高ければS102に戻る。
イコン制御について説明する。図3において、S200
でイグニッションスイッチがONにされるとS201で
エンジン水温が判定され、S202でエンジン1の冷却
水出口部1aの水温Aが、例えば80°C以上の場合は
S203で開閉弁7が開かれ、ラジエータ5によるエン
ジン冷却水の冷却が開始される。水温Aが80°Cに満
たない場合は、ラジエータ5による冷却を中止しS20
1に戻る。S204においてエンジン水温が判定され、
エンジン1の冷却水出口部1aの水温Aが、例えば10
0°C以上の場合はラジエータ5の放熱を助長する電動
ファンR5aが作動され、エンジン冷却が強化される。
水温Aが100°Cに満たない場合はS204に戻る。
S207において、エンジン水温が判定され、エンジン
1の冷却水出口部1aの水温Aが80°C以下の場合は
ラジエータ5の電動ファンR5aが停止され、S204
に戻る。水温Aが80°Cより高い場合はS207に戻
り、電動ファンR5aによるエンジン冷却を停止す
る。。
ない従来の冷却装置の比較試験の結果について図面を参
照して説明する。図4は本実施形態と従来の冷却装置の
エンジンの冷却水出口部の冷却水温を比較したグラフで
ある。図4において、太実線は本実施形態を有しない従
来の冷却装置のエンジン1の冷却水出口部1aの水温A
の変化を示し、細実線は本実施形態のエンジン1の冷却
水出口部1aの水温Aの変化を示す。従来の冷却装置で
はエンジン停止後の経過において、エンジン1の冷却水
出口部1aの水温Aは最高で120°Cまで達するが、
本実施形態においては、開閉弁7が閉じられ、電動ポン
プ3および電動ファンH6aが起動された時点から、水
温Aは従来の冷却装置に比べ低くなり、最高温度は10
0°Cで約20°C低くなる。
で以下の効果を奏する。すなわち、従来の車両に常備さ
れている冷暖房装置のヒータを利用するので、冷却水の
流速がラジエータを通す場合より速く、冷却効果が大き
い。また、ラジエータと電動ポンプ間に開閉弁を設けた
だけで大きな冷却効果を発揮できるので、簡素で安価な
冷却装置を提供することができる。そのため、エンジン
停止後の最高温度が抑制され、エンジンのオーバヒート
が防止されるので熱歪みが減少し、フリクションが低減
できる。
概念図である。
エンジン停止後の制御フローチャートである。
エンジン始動後の制御フローチャートである。
の冷却水温を比較したグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 電動ポンプによりエンジン冷却水をエン
ジンおよびラジエータならびにヒータに循環させてエン
ジンを冷却するエンジンの冷却装置において、前記ラジ
エータと前記電動ポンプとを結ぶ冷却水通路の途中に開
閉弁を設け、エンジン停止後の所定時間、前記開閉弁を
閉じるとともに、前記電動ポンプおよび前記ヒータの電
動ファンを作動させて前記エンジンおよび前記ヒータに
のみ冷却水を循環させることにより、前記エンジンを冷
却するようにしたことを特徴とするエンジンの冷却装
置。
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