JP2002173198A - 発泡液吐出装置用継手 - Google Patents
発泡液吐出装置用継手Info
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- JP2002173198A JP2002173198A JP2001009560A JP2001009560A JP2002173198A JP 2002173198 A JP2002173198 A JP 2002173198A JP 2001009560 A JP2001009560 A JP 2001009560A JP 2001009560 A JP2001009560 A JP 2001009560A JP 2002173198 A JP2002173198 A JP 2002173198A
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Abstract
を防止できる発泡液吐出装置用継手を提供すること。 【解決手段】 流れ方向に向かって流路断面積が直線的
に拡大するストレートテーパ状の拡径部9dを備え、ホ
ース8との流路内径差を低減するようにしたので、接続
部分における流路内の段差を小さくでき、当該段差部近
傍において流れの剥離が生じにくくなる。したがって、
流れの滞留部がほとんど生じなくなって流れが円滑にな
り、飲料吐出時の発泡過多を防止できる。
Description
用継手に関し、さらに詳しくは、流れの滞留を低減し、
飲料吐出時の発泡過多を防止できる発泡液吐出装置用継
手に関する。
料類を樽等の収納容器から冷却装置を介して供給する発
泡液吐出装置が知られている。かかる発泡液吐出装置に
ついて、生ビールの吐出装置を例にして、図9に基づい
て説明する。ここで、図9は、従来における発泡液吐出
装置の全体構成を示す説明図である。
樽1内に炭酸ガスボンベ2から加圧炭酸ガスを供給し、
この供給した炭酸ガスの圧力によって樽1内の生ビール
を冷却装置3内の冷却コイル4に送出し、冷却コイル4
内で冷却された生ビールをバルブ5からジョッキ6に吐
出するように構成されている。
って接続されている。樽1の配管7と冷却装置3内の冷
却コイル4とは、可撓性を有するホース8を介してホー
ス継手9によって接続されている。また、冷却コイル4
とバルブ5も、ホース8を介してホース継手9によって
接続されている。
12を冷却するための蓄氷部13および蒸発管14と、
冷却水12を攪拌する攪拌翼15と、この攪拌翼15を
回転させるモータ16等とを備えている。
および図11に基づいて説明する。ここで、図10は、
従来におけるホース継手とホースとの接続部分を示す断
面図、図11は、従来におけるホース継手下流近傍での
流れを模式的に示す断面図である。図10に示すよう
に、ホース継手9の内径は、流れ方向に向かって同一に
形成されている。ホース継手9の外周には、ホース継手
9をホース8内に圧入した際に、ホース8の内周壁8a
と圧接する複数の突条部9aが設けられている。
ついて図11に基づいて説明する。なお、同図中におい
て流線を矢印で示している。ホース継手9の端部9bで
は、ホース継手9の内周壁9cとホース8の内周壁8a
との内径差により段差が生じており、この段差部近傍に
おいて流れの剥離が生じ、流れの滞留部20が生じてい
る。
が、炭酸ガスボンベ2による圧力により送り出されるビ
ール内に上流からの泡混入時に不必要な発泡を生じさ
せ、ビール吐出時に発泡過多となってしまうという課題
があった。
あって、流れの滞留を低減し、飲料吐出時の発泡過多を
防止できる発泡液吐出装置用継手を提供することを目的
とする。
めに、この発明の請求項1にかかる発泡液吐出装置用継
手は、発泡液吐出装置の配管部材または構成部材と接続
する発泡液吐出装置用継手において、流れ方向に向かっ
て流路断面積が拡大する拡径部を備え、当該拡径部の断
面曲線の微分係数が一定となるように形成し、接続対象
物との流路内径差を低減するようにしたものである。
吐出装置用継手は、発泡液吐出装置の配管部材または構
成部材と接続する発泡液吐出装置用継手において、流れ
方向に向かって流路断面積が拡大する拡径部を備え、当
該拡径部の断面曲線の微分係数が増加するように形成
し、接続対象物との流路内径差を低減するようにしたも
のである。
吐出装置用継手は、発泡液吐出装置の配管部材または構
成部材と接続する発泡液吐出装置用継手において、流れ
方向に向かって流路断面積が拡大する拡径部を備え、当
該拡径部の断面曲線の微分係数が増加した後に一定とな
るように形成し、接続対象物との流路内径差を低減する
ようにしたものである。
吐出装置用継手は、発泡液吐出装置の配管部材または構
成部材と接続する発泡液吐出装置用継手において、流れ
方向に向かって流路断面積が拡大する拡径部を備え、当
該拡径部の断面曲線の微分係数が増加した後に一定とな
りその後さらに減少するように形成し、接続対象物との
流路内径差を低減するようにしたものである。
吐出装置用継手の拡径部では、流れの攪乱部分が生じに
くくなり、流れが円滑となる。また発泡液吐出装置用継
手の下流側端部では、発泡液吐出装置用継手の内周壁と
接続対象物(たとえば、ホース)の内周壁との内径差が
小さくなり、従来のような段差が小さくなる。したがっ
て、段差部近傍において流れの剥離が生じにくくなり、
流れの滞留部がほとんど生じなくなるので、流れが円滑
になり、飲料吐出時の発泡過多を防止できる。
出装置用継手の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細
に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限
定されるものではない。
詳述する前に、本発明の基本的な考え方について図6〜
図8に基づいて説明する。ここで、図6は、ホース継手
の拡径部を示す断面図(a)および当該拡径部の断面曲
線の微分係数を示すグラフ図(b)、図7は、ホース継
手の他の拡径部を示す断面図(a)および当該拡径部の
断面曲線の微分係数を示すグラフ図(b)、図8は、ホ
ース継手のさらに他の拡径部を示す断面図(a)および
当該拡径部の断面曲線の微分係数を示すグラフ図(b)
である。なお、上記従来技術において説明した部材と同
一もしくは相当する部材には、同一の符号を付して、重
複説明を省略する。
を流れ方向の長さLに対して緩やかに拡大したテーパ状
の拡径部を示しており、当該拡径部の断面曲線の微分係
数Kが一定となるように形成したものである。また、曲
線は、流路断面積を緩やかに拡大した曲線状の拡径部
を示しており、当該拡径部の断面曲線の微分係数Kが増
加するように形成したものである。一方、曲線は、流
路断面積を緩やかに拡大しているものの、当該断面曲線
の微分係数が減少するような形状を示しており、このた
め流れの攪乱部fが生じ易く、円滑な流れを妨げること
が確認されている。
線、これら直線および曲線を組み合わせた拡径部
について提案する。直線の場合、すなわち、テーパ状
に形成した拡径部については、後述する実施の形態1に
おいて提案している。
が増加するものであれば、いずれの曲線でもよく、たと
えば、対数曲線、指数曲線、二乗曲線、円弧曲線、楕円
曲線の一部、サイクロイド曲線の一部、インボリュート
曲線の一部であってもよい。後述する実施の形態2で
は、拡径部の断面を対数曲線状に形成した例を示してい
る。
拡径部については、図7および図8に示している。すな
わち、図7に示す拡径部は、断面曲線の微分係数Kが増
加した後に一定となるように、上記曲線と直線とを
組み合わせて構成したものであり、曲線部R1を形成し
た後に直線部を形成したものである。
分係数Kが増加した後に一定となりその後さらに減少す
るように、上記曲線と直線とを組み合わせて構成し
たものであり、曲線部R1を形成した後に直線部を形成
し、さらに曲線部R2を形成したものである。
したホース継手9についての詳細な説明は省略するが、
後述する実施の形態1および2と同様に、ホース継手9
とホース8との接続部において流路内の段差を低減で
き、流れの滞留部の発生を大幅に低減できることが確認
されている。
形態1にかかるホース継手とホースとの接続部分を示す
断面図、図2は、ホース継手下流近傍での流れを模式的
に示す断面図である。
で流れの剥離が起こらないように流路断面積を緩やかに
拡大したテーパ状の拡径部9dを設けたものである。た
とえば、拡径部9dのテーパ角度は、10度程度とする
ことが好ましい。
ついて図2に基づいて説明する。なお、同図中において
流線を矢印で示している。上述のように、ホース継手9
に拡径部9dを設けたので、ホース継手9の端部9bで
は、ホース継手9の内周壁9cとホース8の内周壁8a
との内径差が小さくなり、従来のような段差が小さくな
る。したがって、段差部近傍において流れの剥離が生じ
にくくなり、流れの滞留部がほとんど生じなくなるの
で、流れが円滑になり、飲料吐出時の発泡過多が防止さ
れる。
発泡液吐出装置用継手によれば、ホース継手9とホース
8との接続部において流路内の段差を低減できるので、
流れの滞留部の発生を大幅に低減でき、飲料吐出時の発
泡過多を防止できる。
明を生ビールの吐出装置に適用するものとして説明した
が、これに限定されず、炭酸ガスを含有するその他の清
涼飲料の吐出装置にも適用することができる。
たが、これに限定されず、流路内の段差低減を必要とす
るものであれば、金属配管やその他の構成部材を接続対
象物として適用してもよい。
形態2にかかるホース継手とホースとの接続部分を示す
断面図、図4は、ホース継手下流近傍での流れを模式的
に示す断面図、図5は、ホース継手の流路拡大形状を示
すグラフ図である。
剥離が起こらないように流路を対数的に変化させた拡径
部9eを設けたものである。この拡径部9e(図3中に
鎖線で示したA部)の流路形状の一例を図5に示す。
0.1(x-30)−0.02 という数式で示される曲面形状を形成したホース継手9
を用いて発泡量の確認実験をした結果、流れの滞留部で
1mm程度以上の泡が細分化され、発泡過多を防止でき
ることが確認できた。
ついて図4に基づいて説明する。上述のように、ホース
継手9に拡径部9eを設けたので、ホース継手9の端部
9bでは、ホース継手9の内周壁9cとホース8の内周
壁8aとの内径差が小さくなり、従来のような段差が小
さくなる。したがって、段差部近傍において流れの剥離
が生じにくくなり、流れの滞留部がほとんど生じなくな
るので、流れが円滑になり、飲料吐出時の発泡過多が防
止される。
発泡液吐出装置用継手によれば、ホース継手9とホース
8との接続部において流路内の段差を低減できるので、
流れの滞留部の発生を大幅に低減でき、飲料吐出時の発
泡過多を防止できる。
発泡液吐出装置用継手(請求項1)によれば、発泡液吐
出装置の配管部材または構成部材と接続する発泡液吐出
装置用継手において、流れ方向に向かって流路断面積が
拡大する拡径部を備え、当該拡径部の断面曲線の微分係
数が一定となるように形成し、接続対象物との流路内径
差を低減するようにしたので、接続部分における流路内
の段差を小さくでき、当該段差部近傍において流れの剥
離が生じにくくなる。したがって、流れの滞留部がほと
んど生じなくなって流れが円滑になり、飲料吐出時の発
泡過多を防止できる。
継手(請求項2)によれば、発泡液吐出装置の配管部材
または構成部材と接続する発泡液吐出装置用継手におい
て、流れ方向に向かって流路断面積が拡大する拡径部を
備え、当該拡径部の断面曲線の微分係数が増加するよう
に形成し、接続対象物との流路内径差を低減するように
したので、接続部分における流路内の段差を小さくで
き、当該段差部近傍において流れの剥離が生じにくくな
る。したがって、流れの滞留部がほとんど生じなくなっ
て流れが円滑になり、飲料吐出時の発泡過多を防止でき
る。
継手(請求項3)によれば、発泡液吐出装置の配管部材
または構成部材と接続する発泡液吐出装置用継手におい
て、流れ方向に向かって流路断面積が拡大する拡径部を
備え、当該拡径部の断面曲線の微分係数が増加した後に
一定となるように形成し、接続対象物との流路内径差を
低減するようにしたので、接続部分における流路内の段
差を小さくでき、当該段差部近傍において流れの剥離が
生じにくくなる。したがって、流れの滞留部がほとんど
生じなくなって流れが円滑になり、飲料吐出時の発泡過
多を防止できる。
継手(請求項4)によれば、発泡液吐出装置の配管部材
または構成部材と接続する発泡液吐出装置用継手におい
て、流れ方向に向かって流路断面積が拡大する拡径部を
備え、当該拡径部の断面曲線の微分係数が増加した後に
一定となりその後さらに減少するように形成し、接続対
象物との流路内径差を低減するようにしたので、接続部
分における流路内の段差を小さくでき、当該段差部近傍
において流れの剥離が生じにくくなる。したがって、流
れの滞留部がほとんど生じなくなって流れが円滑にな
り、飲料吐出時の発泡過多を防止できる。
ホースとの接続部分を示す断面図である。
面図である。
ホースとの接続部分を示す断面図である。
面図である。
る。
当該拡径部の断面曲線の微分係数を示すグラフ図(b)
である。
よび当該拡径部の断面曲線の微分係数を示すグラフ図
(b)である。
(a)および当該拡径部の断面曲線の微分係数を示すグ
ラフ図(b)である。
説明図である。
分を示す断面図である。
模式的に示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 発泡液吐出装置の配管部材または構成部
材と接続する発泡液吐出装置用継手において、 流れ方向に向かって流路断面積が拡大する拡径部を備
え、当該拡径部の断面曲線の微分係数が一定となるよう
に形成し、接続対象物との流路内径差を低減するように
したことを特徴とする発泡液吐出装置用継手。 - 【請求項2】 発泡液吐出装置の配管部材または構成部
材と接続する発泡液吐出装置用継手において、 流れ方向に向かって流路断面積が拡大する拡径部を備
え、当該拡径部の断面曲線の微分係数が増加するように
形成し、接続対象物との流路内径差を低減するようにし
たことを特徴とする発泡液吐出装置用継手。 - 【請求項3】 発泡液吐出装置の配管部材または構成部
材と接続する発泡液吐出装置用継手において、 流れ方向に向かって流路断面積が拡大する拡径部を備
え、当該拡径部の断面曲線の微分係数が増加した後に一
定となるように形成し、接続対象物との流路内径差を低
減するようにしたことを特徴とする発泡液吐出装置用継
手。 - 【請求項4】 発泡液吐出装置の配管部材または構成部
材と接続する発泡液吐出装置用継手において、 流れ方向に向かって流路断面積が拡大する拡径部を備
え、当該拡径部の断面曲線の微分係数が増加した後に一
定となりその後さらに減少するように形成し、接続対象
物との流路内径差を低減するようにしたことを特徴とす
る発泡液吐出装置用継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001009560A JP2002173198A (ja) | 2000-09-28 | 2001-01-17 | 発泡液吐出装置用継手 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000297606 | 2000-09-28 | ||
JP2000-297606 | 2000-09-28 | ||
JP2001009560A JP2002173198A (ja) | 2000-09-28 | 2001-01-17 | 発泡液吐出装置用継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=26601043
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001009560A Pending JP2002173198A (ja) | 2000-09-28 | 2001-01-17 | 発泡液吐出装置用継手 |
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Country | Link |
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