JP2002172899A - 糊用電動ポンプ及び自動壁紙糊付機 - Google Patents
糊用電動ポンプ及び自動壁紙糊付機Info
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Abstract
給することのできる糊供給用ポンプを得る。 【解決手段】 ケーシング内に収納されたベーンポンプ
部と、該ベーンポンプ部を回転駆動する電動機とこの電
動機を糊液に対して封止するシール手段とを備えたモー
タ部とを一体化して糊液中に浸漬可能とした浸漬型糊用
電動ポンプであって、前記ベーンポンプが、溝の中で半
径方向に自由に動くベーンを半径方向に等間隔に持った
回転体と、この回転体を偏心させて囲み前記ベーンの外
先端が摺接するケーシング内壁面と、前記ベーンの外先
端を常に前記ケーシング内壁面に摺接させるカム機構と
を備えているもの。
Description
を水と混合して得られた澱粉糊を壁紙糊付機に供給する
糊供給用電動ポンプ及び糊補給機能付き自動壁紙糊付機
に関するものである。
は、その一例として糊付機本体内に、糊を収容している
糊桶と、互いにギアを介して連動する複数のロールとを
備えたものが一般的に知られている。
側からシート状壁装材(以下、クロスという)を取り込
み、複数のロールによって前部方向へ送り出しながら、
駆動モータで糊付けロールを回転駆動させ、クロス裏面
に糊桶内の糊を連続的に塗布する。糊桶内の糊の量が少
なくなった場合には、電動ポンプで補給するか、手作業
で糊を補給する。
とは独立に設けられた糊補給装置から糊桶内に糊を補給
する。この糊補給装置の一例としては、内部で糊とこれ
を溶解する水とを保持する容器と、この容器内部の糊を
攪拌するための攪拌機構が設けられており、この攪拌機
構で糊を水とよく混合して糊液を調製し、糊補給装置の
容器の底部に設けられた駆動モータ等でポンプを駆動さ
せることにより行う。
後、これをバケツ等の容器で糊を直接糊桶に補給する。
うな従来の壁紙糊付機では、糊補給装置は、使用後の洗
浄が困難であるだけでなく、攪拌や供給ポンプの駆動用
モータを備えているので、糊補給装置のサイズが過大と
なり、またその重量も増大するという問題がある。特
に、攪拌機構の軸が鉛直方向になっているため、糊補給
装置が縦長となってしまい、更に、供給ポンプは容器の
底部に設けられるため、サイズがより一層過大なものと
なっている。
ズの重い糊補給装置を糊付機の供給ホースの届く範囲に
まで運び込むことができず、糊補給装置の設置場所か
ら、糊付機が設置された現場までバケツなどの容器を使
用して手作業で糊を供給しなければならないこともあっ
た。
場合には、粘性のある糊が容器から流下するのに時間が
係り、作業の能率化が図れないという問題がある。
調製や使用後の洗浄等に取り扱い易いバケツ等の容器を
用いて糊を自動的に糊付機に供給することのできる糊供
給用ポンプ及び自動壁紙糊付機を得ること、特に、粘度
の高い糊を用いても自動的に糊付機に供給することので
きる糊供給用ポンプ及び自動壁紙糊付機を得ることを目
的とする。
明に係る糊用電動ポンプは、糊液中に開口する吸引口と
供給用出口パイプに連通した吐出口とを有するケーシン
グ内に収納されたベーンポンプ部と、該ベーンポンプ部
を回転駆動する電動機とこの電動機を糊液に対して封止
するシール手段とを備えたモータ部とを一体化して糊液
中に浸漬可能とした浸漬型糊用電動ポンプであって、前
記ベーンポンプが、溝の中で半径方向に自由に動くベー
ンを半径方向に等間隔に持った回転体と、この回転体を
偏心させて囲み前記ベーンの外先端が摺接するケーシン
グ内壁面と、前記ベーンの外先端を常に前記ケーシング
内壁面に摺接させるカム機構とを備えているものであ
る。
ポンプは、請求項1に記載されたカム機構が、前記回転
体と共に回動するベーンの後端に接する、前記回転体に
対して不動の板カムにより、前記ベーンの外先端を常に
前記ケーシング内壁面に摺接させるものである。
ポンプは、請求項1又は2に記載された回転体に、ベー
ンの内側端部とこのベーンの回転方向側外周面とを連通
する均圧孔を備えたものである。
ポンプは、請求項1〜3の何れかに記載された回転体
に、対向するベーンの内側端部同士を連通する連通路
と、該連通路にスライド可能に挿入された該連通路を閉
塞する閉塞部材と、該閉塞部材とベーンの内側端部の各
々とに配された一対のバネ部材とを備えたものである。
糊付機は、請求項1〜請求項4の何れかに記載された糊
用電動ポンプと、糊収容容器と、該糊収容容器内の糊量
を検出して電気的出力を生じる検出手段と、該検出手段
の電気的出力により前記糊用電動ポンプの作動を自動制
御する制御手段とを備えたものである。
中に開口する吸引口と供給用出口パイプに連通した吐出
口とを有するケーシング内に収納されたベーンポンプ部
と、該ベーンポンプ部を回転駆動する電動機とこの電動
機を糊液に対して封止するシール手段とを備えたモータ
部とを一体化して糊液中に浸漬可能とした浸漬型糊用電
動ポンプであって、前記ベーンポンプが、溝の中で半径
方向に自由に動くベーンを半径方向に等間隔に持った回
転体と、この回転体を偏心させて囲み前記ベーンの外先
端が摺接するケーシング内壁面と、前記ベーンの外先端
を常に前記ケーシング内壁面に摺接させるカム機構とを
備えているものである。これにより、糊補給装置を用い
ずとも、作業者が糊を調製しやすいバケツ等の容器を用
いて糊を自動的に糊付機に供給することができ、特に粘
度の高い糊を用いても自動的に糊付機に供給することが
できる。
糊液中に浸漬されるため、ポンプ部とモータ部とが一体
となった浸漬型モータポンプである。モータ部は糊液が
電動機内部に侵入しないように、シール手段で封止され
る。
り、糊液を吸引口から吸引して吐出口から予め定められ
た圧力で排出するものである。ポンプの構造としては、
弁を組み合わせた往復動ポンプ、渦巻ポンプ、軸流ポン
プ等が考慮されるが、糊液は粘度が高く、また、経時的
に固化して弁等の動作を阻害する難点がある。よって、
弁機構を用いない容積式水力機械の範疇に含まれるベー
ンポンプを用いる。
方向に自由に動く平らな長方形の摺接部片(ベーン)を
半径方向に等間隔に持った回転体と、これと偏心させて
囲むケーシング内壁面とからなる。
ことが好ましいため、好ましくは、本発明の糊用電動ポ
ンプをよりコンパクトにするために、ケーシングとして
は下部に吸引口を開口した筒状体からなり、この筒状体
の内部に底部にベーンポンプが配置されると共にこのベ
ーンポンプの上部に前記電動機が配置される。
が高く、長期間放置しておけば固化する。そのため、あ
まりにも粘度が高い糊液を移送し、しかも回転体を高速
に回転させて移送する場合に、バネ等でケーシング内壁
面方向に押圧されている摺接部片(ベーン)の外先端が
スムーズにケーシング内壁面を摺接せずに空回転する現
象が現れることがある。
するために本発明では、幾つかの措置を講じている。一
つは、ベーンの外先端を常にケーシング内壁面に摺接さ
せるカム機構をベーンポンプに配した点である。即ち、
カム機構によってベーンの外先端を常にケーシング内壁
面に摺接させるようにしたため、粘度が高い糊液を移送
し、しかも回転体を高速に回転させて移送する場合であ
っても、空回転する現象が解消される。また、固化した
糊は剥離することにより接着力が消失するため、糊液が
固化しても、カム機構により強制的にベーンが押し出さ
れ、ケーシング内壁面により強制的にベーンが押し込ま
れることにより、その後の動作には何ら影響を与えな
い。
先端を常にケーシング内壁面に摺接させる機構であれば
よい。例えば、ケーシング内底壁面に溝を形成してベー
ンにこの溝に嵌合する突起を突設させ、回転体が回転す
る際にこの溝に沿ってベーンを動かすもの等が考慮され
るが、好ましくは、回転体と共に回動するベーンの後端
に接する、前記回転体に対して不動の板カムにより、前
記ベーンの外先端を常に前記ケーシング内壁面に摺接さ
せるものが選択される。
機構に加えて、回転体にベーンの内側端部とこのベーン
の回転方向側外周面とを連通する均圧孔を備えることで
ある。この均圧孔は、ベーンの回転方向側外周面とベー
ンの内側端部とを均圧にするため、ベーンの外先端はス
ムーズにケーシング内壁面を摺接することが出来る。
ーンの移動で、ベーンの回転方向側外周面とベーンの内
側端部とを均圧にする大きさとすればよい。また、均圧
孔はベーンの回転方向側外周面、即ち、糊液の送り出し
の際に高圧側となる回転方向側外周面に連通するため、
ベーンの外先端はスムーズにケーシング内壁面を摺接す
ることが出来る。
方向側外周面とベーンの内側端部とを均圧にする場所で
あれば構わないが、前述の通り、糊液は長期間放置して
おくとより粘度を増し、ついには固化し、均圧孔を閉塞
するおそれがある。従って、好ましくは、均圧孔が、こ
の均圧孔を構成する壁面の一部をベーン壁面とし、この
ベーン壁面の一部を覆うようにベーンを保持する溝に沿
って設けられた溝構造を有する。即ち、均圧孔を構成す
る壁面の一部が可動となるため、糊液の固化に伴う閉塞
を回避できる。
カム機構に加えて、回転体に対向するベーンの内側端部
同士を連通する連通路と、該連通路にスライド可能に挿
入された該連通路を閉塞する閉塞部材と、該閉塞部材と
ベーンの内側端部の各々とに配された一対のバネ部材と
を備えることである。従って、本発明では、好ましくは
偶数個のベーンを半径方向に等間隔に持った回転体とな
る。これにより、回転体で対向する位置に配されるベー
ンの組が存在することになる。このスライド可能な閉塞
部材により、一対のバネ部材はほぼ均等な押圧力を各々
のベーンに伝えることができ、個別にベーンを押圧する
ことに比べて、特にケーシング内壁面に最も遠い箇所で
のベーンのケーシング内壁面への押圧力が増すこととな
る。
から他方のベーンの内側端部への糊液の流出を阻害する
ため、ポンプの吐出圧力を低減させることはない。この
閉塞部材としては、一方のベーンの内側端部から他方の
ベーンの内側端部への糊液の流出を阻害するものであれ
ばよい。
よって乾燥して固化し、弁等の動作を阻害する難点があ
る。そこで、ポンプを使用していない時のポンプ内部に
残存する糊液の乾燥による固化を阻害するために、好ま
しくは吸引口を一時的に閉鎖してベーンポンプ内部を外
部から密閉遮断する吸引口閉塞手段を更に備えてもよ
い。
シングに備えられた吸引口を閉塞するものであればよ
い。例えば、脱着可能な蓋部片を別途に用意し、不使用
時には吸引口へ装着し、使用時には取り外すようにして
もよい。例えば、吸引口を含むポンプの一端部全体を覆
うキャップ構造の蓋部片や、吸引口に嵌合する蓋部片等
がある。また、ケーシング内部又は外部に吸引口の全面
を覆う蓋部材をケーシング内壁又は外壁を摺動可能に配
して、不使用時にこの蓋部材を摺動させて吸引口を覆
い、使用時には摺動させて吸引口を覆わない位置に退避
させるようにする。尚、蓋部片や蓋部材が吸引口を覆っ
ている場合にはポンプのモータの駆動が行われないよう
に制御するセンサやスイッチ等の制御機構を配してもよ
い。
器に移送する場合にも用いられるが、壁紙糊付機に備え
ることにより、自動壁紙糊付機を得ることができる。即
ち、糊付機本体への供給流路を備えた請求項1〜請求項
4の何れかに記載された糊用電動ポンプと、壁紙糊付機
において糊を収容する糊収容容器(糊桶)と、該糊収容
容器内の糊量を検出して電気的出力を生じる検出手段
と、該検出手段の電気的出力により前記糊用電動ポンプ
の作動を自動制御する制御手段とを備える。
構成を示す正面図である。図2は図1の平面図である。
図3は図1の縦断面図である。図4は回転体の横断面図
である。図5は回転体の底面に配されたカム機構の構成
を示す説明図である。本実施例の糊用電動ポンプ(10)
は、ポンプ自体を糊液中に浸漬される浸漬型モータポン
プである。
ンプ下部のポンプ部(11)と上部のモータ部(12)とからな
る。ポンプ部(11)は、ポンプ下部の側方に開口した吸引
口(13)とこの吸引口(13)の対向位置に設けられ、供給パ
イプ(19)に連通した吐出口(14)とを備えたケーシング(1
5)と、該ケーシング(15)内で軸心(18)の周りに回転する
回転体(16)と、前記ケーシング内面に先端を接触させつ
つ前記回転体(16)と共に軸心の周りに回転する4枚の摺
接部片としてのベーン(17)とからなる。
周りに回転するモータ(20)と、このモータ(20)を水密状
態に保持するモータケース(22)とを備えている。モータ
ケース(21)の上面には、モータの電源を供給する給電線
が介装される孔(23)が設けられている。図示してはいな
いが、この孔(23)はパッキン等で水密状態とされる。
行に4つの溝(31)が半径方向に均等に穿設され、各々の
溝(31)には、ベーン(17)が装入されている。ケーシング
(15)の内壁も回転体の側周面に対向してほぼ円柱状をな
している。この回転体(16)の軸心(18)は、ケーシング(1
5)の中心に対して偏心した位置に配されている。
ーン(17)の外先端を常にケーシング(15)内壁面に摺接さ
せるカム機構が備わっている。具体的なカム機構として
は、回転体(16)と共に回動するベーン(17)の後端の底部
に各々に接する円形の板カム(39)が配される。この円形
の板カム(39)の中心は、ケーシング(15)の中心に合致さ
せてケーシング(15)内底壁面に固定されており、回転体
(17)に対して不動となっている。
中心に対して偏心した位置に配されているため、ケーシ
ング(15)の中心に中心を合致させた円形の板カム(39)に
より、ベーン(17)の外先端を常にケーシング(15)内壁面
に摺接させることができる。尚、カム機構としては、ベ
ーンの外先端を常にケーシング内壁面に摺接させること
ができるのであればよく、他にはケーシングの内底面及
び内天井面にケーシング(15)の中心と同心円状の溝を形
成し、この溝に遊嵌するピンをベーン(17)の上下端に突
設するカム機構でもよい。
して対向するベーン(17)との間には、ベーン(17)の内側
端部同士を連通する連通路(40)が形成されている。尚、
本実施例では4つのベーン(17)を備えているため、2つ
の連通路(40)を高さ位置を相違させて形成している。こ
の連通路(40)内には、バネ部材(41)を遊嵌してベーン(1
7)の内側端部にガイドするガイドロッド(42)が挿入され
る。
径よりも若干短く、両端部は各々のベーン(17)の内側端
部に形成された挿通孔(43)に挿通され、ベーン(17)の溝
(31)への出入りをスムーズに行うようにガイドする。ガ
イドロッド(42)の中間位置には、閉塞部材として連通路
(40)を塞ぐように拡径となったバネ押さえ部(44)が形成
されている。
バネ部材(41)は各々のベーンの内側端部をケーシング(1
5)内壁面に押付けるが、バネ押さえ部(44)は連通路(40)
内をスライドする。これにより、ベーン(17)が回転体(1
6)から最も飛び出した状態であっても、対向するベーン
(17)が引き込んだ状態に合わせてバネ押さえ部(44)及び
ガイドロッド(42)がスライドして両ベーン(17)への押圧
力が均等な位置で留まり、飛び出したベーンの押圧力を
補う。このため、空回転現象が抑制される。
塞するので、回転体(16)反対方向への糊液の流出を防ぐ
ことができる。尚、バネ押さえ部(44)はガイドロッド(4
2)と一体にしたが、ガイドロッド(42)を均一口径のロッ
ドとし、このロッド上をスライド可能なワッシャ状の部
材として置換えても何ら問題はない。
り、各ロッド(17)は、外先端方向に押圧され、常にケー
シング内壁に当接しつつ内壁上を移動する。これによ
り、ケーシング(15)内壁と、回転体(16)の側周面と、隣
接する2つのベーン(17)によって、回転体(16)の周囲の
空間を仕切り、仕切られた空間が吸引口(13)から吐出口
(14)へ移動することにより糊を移送する。
1)と深さを同一とする溝が並設され、この並設された溝
壁面とベーン(17)の壁面とによって均圧孔(30)が形成さ
れる。この均圧孔(30)は、ベーン(17)の内側端部とこの
ベーン(17)の回転方向側外周面とを連通する。これによ
り、あまりにも粘度が高い糊液を移送し、しかも回転体
を高速に回転させて移送する場合に、バネでケーシング
内壁面方向に押圧されているベーンの外先端がスムーズ
にケーシング内壁面を摺接せずに空回転することを防止
する。また、均圧孔(30)を構成する壁面の一部がベーン
(17)であるため、回転体(16)の回転に伴いベーン(17)が
動く。従って、糊液の粘度が上がり、ついには固化して
も均圧孔(30)が閉塞し難い特徴を有する。
た壁紙糊付機の構成を示す説明図である。図に示す通
り、クロス裏面へ糊を転写塗布する糊付けロールで直接
糊桶から糊を引き上げる構成のものを説明するが、糊付
機本体内の複数のロールの配置は一般のものと同様であ
り、ここでは糊付けロール(64)以外のものについては図
示を省いた。
下部構体としての糊桶(63)とその上に開閉可能に載置さ
れる上部構体(62)とによって構成される。糊付けロール
(64)は、糊桶(63)の両側側板に回転可能に軸止されてお
り、その回転軸が、駆動源である電動モータ(不図示)
の回転軸に連結されている。
の側板に軸止されているその他のロールおよび上部構体
(62)に配置されている所定ロールの回転軸とギアを介し
て連動されるものである。従って、従来の自動壁紙糊付
機と同様に、糊付けロール(64)の回転に伴って、ギアを
介して回転運動が伝達された他のロールも回転し、上下
構体間に挟み込まれているクロスを後方から前方へ搬送
し、その途中で糊付けロール(64)上を搬送される際に糊
桶(63)から引き上げられた糊がクロス裏面に転写塗布さ
れるものである。
収容されている糊液容器(65)と、糊液容器(65)内の糊を
糊桶(63)へ連続的に供給する図1〜図5に示した糊用電
動ポンプ(10)とが設けられている。糊用電動ポンプ(10)
は、糊付機本体(61)側の駆動と連動同期して糊用電動ポ
ンプ(10)を駆動させるモータ(20)によって吸引口(13)か
ら糊液容器(65)内の糊を吸い込み、吐出口から供給パイ
プ(19)を介して糊桶(63)内に連通する供給流路(66)を介
して、糊付けロール(64)によるクロス裏面への糊塗布に
基づく糊桶内糊減少量と同等以上の流量で、糊を糊桶(6
3)内へ供給するものである。
定の上限液面に達したことを検知する液面センサー(67)
が設置されており、この検知結果を糊用電動ポンプ(10)
のモータ(20)へ出力する。液面センサー(67)は、上記上
限液面位置に下端位置が一致する電極(68)を備え、壁紙
糊付機の運転作業中における糊液容器(65)から糊桶(63)
内への糊の連続供給の時間経過に伴って、糊桶(63)の糊
が増量してその液面が電極(68)に触れると、上限位置ま
で糊液面が上昇したことを検知し、その検知信号をモー
タ(20)へ出力するものである。モータ(20)は、この出力
信号に応じて糊用電動ポンプ(10)の駆動を停止し、糊の
供給をストップする。
状態で糊塗布作業が進み、糊桶(63)内の糊が使用に伴い
減少して糊液面が電極(68)下端よりも下降すると、液面
センサー(67)は前記液面検知信号を出力しなくなり、モ
ータ(20)は再び糊用電動ポンプ(10)を駆動して糊の供給
を再開する。
に基づく動作の繰り返しにより、糊付け運転作業の間
は、常に糊桶(63)内の糊液面が上記上限位置付近に一定
に維持される。従って、本実施形態の自動壁紙糊付機に
おいては、糊付機本体に大がかりな装置を設けて装置を
大型化させずに、簡便な構成において必要以上に糊量が
増大したり減少したりすることなく糊の供給補充が続け
られ、糊付けロール(64)による糊の引き上げ量や転写塗
布量を常に一定に保ち、作業の中断なくクロス裏面への
効率的で均一な糊塗布を進めることができる。
を用いずとも、作業者が糊を調製しやすいバケツ等の容
器を用いて糊を自動的に糊付機に供給することができる
糊供給用電動ポンプ及び自動壁紙糊付機を得ることがで
きるという効果がある。
す正面図である。
説明図である。
機の構成を示す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 糊液中に開口する吸引口と供給用出口パ
イプに連通した吐出口とを有するケーシング内に収納さ
れたベーンポンプ部と、該ベーンポンプ部を回転駆動す
る電動機とこの電動機を糊液に対して封止するシール手
段とを備えたモータ部とを一体化して糊液中に浸漬可能
とした浸漬型糊用電動ポンプであって、 前記ベーンポンプが、溝の中で半径方向に自由に動くベ
ーンを半径方向に等間隔に持った回転体と、この回転体
を偏心させて囲み前記ベーンの外先端が摺接するケーシ
ング内壁面と、前記ベーンの外先端を常に前記ケーシン
グ内壁面に摺接させるカム機構とを備えていることを特
徴とする糊用電動ポンプ。 - 【請求項2】 前記カム機構が、前記回転体と共に回動
するベーンの後端に接する、前記回転体に対して不動の
板カムにより、前記ベーンの外先端を常に前記ケーシン
グ内壁面に摺接させることを特徴とする請求項1に記載
の糊用電動ポンプ。 - 【請求項3】 前記回転体に、ベーンの内側端部とこの
ベーンの回転方向側外周面とを連通する均圧孔を備えた
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の糊用電動ポン
プ。 - 【請求項4】 前記回転体に、対向するベーンの内側端
部同士を連通する連通路と、該連通路にスライド可能に
挿入された該連通路を閉塞する閉塞部材と、該閉塞部材
とベーンの内側端部の各々とに配された一対のバネ部材
とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記
載の糊用電動ポンプ。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4の何れかに記載され
た糊用電動ポンプと、 糊収容容器と、 該糊収容容器内の糊量を検出して電気的出力を生じる検
出手段と、 該検出手段の電気的出力により前記糊用電動ポンプの作
動を自動制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
自動壁紙糊付機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000374041A JP2002172899A (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 糊用電動ポンプ及び自動壁紙糊付機 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|
JP (1) | JP2002172899A (ja) |
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