JP2002172296A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2002172296A
JP2002172296A JP2000388320A JP2000388320A JP2002172296A JP 2002172296 A JP2002172296 A JP 2002172296A JP 2000388320 A JP2000388320 A JP 2000388320A JP 2000388320 A JP2000388320 A JP 2000388320A JP 2002172296 A JP2002172296 A JP 2002172296A
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JP
Japan
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washing
dewatering tub
dewatering
tub
spirally
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Application number
JP2000388320A
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English (en)
Inventor
Kenji Terai
謙治 寺井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯兼脱水槽内の洗濯物を洗濯し、脱水する
洗濯機において、洗濯時に洗濯物の回転を阻害せずに効
率よく機械力を与え、洗浄力を向上する。 【解決手段】 洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽4の内面
に螺旋状に連なった凸状の段押し14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯兼脱水槽内の
洗濯物を洗濯し、脱水する洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機は図6および図7
に示すように構成していた。以下、その構成について説
明する。
【0003】図6に示すように、洗濯兼脱水槽30は樹
脂成型品で形成し、この洗濯兼脱水槽30の内面には複
数の脱水用溝31を設け、この脱水用溝31に脱水穴3
2を設けていた。
【0004】また、近年、図7に示すように、洗濯兼脱
水槽33をステンレス鋼板で形成し、内面には回転軸方
向に縦長の凸部34を複数個形成するとともに、縦長の
凸部34の間には脱水穴35を配列していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、洗濯兼脱水槽の内面に回転軸方向
に縦長の凸部34または凹部(脱水用溝31)を複数個
形成しているため、パルセータ(図示せず)の回転から
伝達される洗濯物の回転が縦長の凹凸部に阻害され、洗
浄力が低下するという問題を有していた。
【0006】また、最近、洗濯兼脱水槽を回転させ、遠
心力によって洗濯兼脱水槽内の洗濯液が洗濯物を通過洗
浄した後、脱水穴を通して洗濯兼脱水槽外に出て、さら
に洗濯兼脱水槽と水受け槽(図示せず)間を揚水し、バ
ランサー(図示せず)の上部から洗濯兼脱水槽内に戻る
遠心力洗浄が登場しているが、洗浄力をさらに高めるた
めには、揚水量をさらに増やす必要があった。
【0007】また、脱水の効率を向上させるためには、
洗濯兼脱水槽内の空気を効率よく脱水穴から外に移動さ
せる必要があった。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、洗濯時には洗濯物の回転を阻害せずに効率よく機械
力を与え、洗浄力を向上することを第1の目的としてい
る。
【0009】また、遠心力洗浄時に洗濯兼脱水槽と水受
け槽間の洗濯液を効率よく揚水し、循環量を増やすこと
で洗浄力を高めることを第2の目的としている。
【0010】さらに、脱水時に洗濯兼脱水槽内の空気を
効率よく脱水穴から外に移動させ、洗濯物に含まれる水
分も合わせて外側に移動させ、脱水効率を向上すること
を第3の目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽の内
面に螺旋状に連なった凸部または凹部を設けたものであ
る。
【0012】これにより、洗濯時には洗濯物の回転を阻
害することなく、洗濯物の回転に伴い螺旋状に連なった
凸部または凹部に沿って洗濯物を上下させることがで
き、新たに上下方向の機械力を加えることができて、洗
浄力を向上することができる。
【0013】また、上記第2の目的を達成するために、
洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽の外面に螺旋状に連なっ
た凸部または凹部を設けたものである。
【0014】これにより、遠心力洗浄時に洗濯兼脱水槽
と水受け槽間の洗濯液を効率よく揚水することができ、
循環量を増やすことで洗浄力を高めることができる。
【0015】また、上記第3の目的を達成するために、
洗濯兼脱水槽の外面に螺旋状に凸部または凹部を設け、
螺旋状の凸部の間または凹部の間、あるいは螺旋状の凸
部または凹部に螺旋状に配列した脱水穴を設けたもので
ある。
【0016】これにより、脱水時に洗濯兼脱水槽と水受
け槽の間の空気を効率よく上方に押し上げることがで
き、さらに脱水穴を通じて空気を洗濯兼脱水槽の外側に
効率よく移動させることができ、洗濯物に含まれる水分
も合わせて外側に移動するため、脱水効率を向上するこ
とができる。
【0017】
【発明の実態の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽を備え、前記洗濯兼
脱水槽の内面に螺旋状に連なった凸部または凹部を設け
たものであり、洗濯兼脱水槽の内底部に設けたパルセー
タの回転力が洗濯物に伝達する際に、回転を阻害させな
いとともに、洗濯物の回転に伴い螺旋状に連なった凸部
または凹部に沿って洗濯物を上下させることができ、従
来回転方向のみであった機械力に新たに上下方向の機械
力を加えることができ、洗浄力を高めることができる。
【0018】請求項2に記載の発明は、洗濯物を収容す
る洗濯兼脱水槽を備え、前記洗濯兼脱水槽の外面に螺旋
状に連なった凸部または凹部を設けたものであり、洗濯
兼脱水槽を回転させ、遠心力によって洗濯兼脱水槽内の
洗濯液が洗濯物を通過洗浄した後、洗濯兼脱水槽外に出
て洗濯兼脱水槽と水受け槽間を揚水し、上部から洗濯兼
脱水槽内に戻す遠心力洗浄時に、洗濯兼脱水槽と水受け
槽間の洗濯液を効率よく揚水することができ、循環量を
増やすことができて洗浄力を高めることができる。
【0019】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、洗濯兼脱水槽の内面または外面に
複数の不連続の凸部または凹部を螺旋状に設けたもので
あり、工法的に連続した凸部または凹部を形成できない
場合でも、洗濯兼脱水槽の内面に複数の不連続の凸部ま
たは凹部を螺旋状に設けることで、凸部または凹部に沿
って洗濯物を上下させることができて、洗浄力を高める
ことができ、また、洗濯兼脱水槽の外面に複数の不連続
の凸部または凹部を螺旋状に設けることで、遠心力洗浄
時に、洗濯兼脱水槽と水受け槽間の洗濯液を効率よく揚
水することができ、循環量を増やすことができて洗浄力
を高めることができる。
【0020】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、洗濯兼脱水槽の底面に回転自在に
配設したパルセータと、前記パルセータの下側羽根の外
周に形成したポンプ室と、前記ポンプ室から前記洗濯兼
脱水槽の上方または途中まで洗濯液を揚水する循環水路
とを備え、前記循環水路の回転軸中心側に向いた面に
は、前記洗濯兼脱水槽の螺旋状の凸部または凹部と同一
方向に傾斜した凸部または凹部を設けたものであり、洗
濯兼脱水槽内に循環水路を設けた場合にも、洗濯物に対
する上下方向の機械力をさらに高めることができ、洗浄
力を高めることができる。
【0021】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、洗濯兼脱水槽の内面に螺旋状
に凸部または凹部を設け、前記螺旋状の凸部の間、また
は凹部の間に螺旋状に配列した脱水穴を設けたものであ
り、脱水時に洗濯兼脱水槽内の空気を効率よく脱水穴か
ら外に移動させることができ、脱水効率を向上すること
ができる。
【0022】請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、洗濯兼脱水槽の内面に螺旋状
に凸部または凹部を設け、前記螺旋状の凸部または凹部
に螺旋状に配列した脱水穴を設けたものであり、脱水時
に洗濯兼脱水槽内の空気を効率よく脱水穴から外に移動
させることができ、脱水効率を向上することができる。
【0023】請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、洗濯兼脱水槽の外面に螺旋状
に凸部または凹部を設け、前記螺旋状の凸部の間、また
は凹部の間に螺旋状に配列した脱水穴を設けたものであ
り、脱水時に洗濯兼脱水槽と水受け槽の間の空気を効率
よく上方に押し上げることができ、さらに脱水穴を通じ
て空気を洗濯兼脱水槽の外側に効率よく移動させること
ができ、洗濯物に含まれる水分も合わせて外側に移動す
るため、脱水効率を向上することができる。
【0024】請求項8に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、洗濯兼脱水槽の外面に螺旋状
に凸部または凹部を設け、前記螺旋状の凸部または凹部
に螺旋状に配列した脱水穴を設けたものであり、脱水時
に洗濯兼脱水槽と水受け槽の間の空気を効率よく上方に
押し上げることができ、さらに脱水穴を通じて空気を洗
濯兼脱水槽の外側に効率よく移動させることができ、洗
濯物に含まれる水分も合わせて外側に移動するため、脱
水効率を向上することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0026】(実施例1)図4に示すように、洗濯機外
枠1は内部に釣り棒2によって水受け槽3を吊り下げて
いる。洗濯兼脱水槽4は、水受け槽3内に回転自在に取
り付けている。循環水路5は内部に水路6を形成してお
り、洗濯兼脱水槽4の内面に1個または複数個取り付け
ている。パルセータ7は洗濯兼脱水槽4の底部に回転自
在に配設し、このパルセータ7と一体に下側羽根8を設
けている。下側羽根8の外周にポンプ室9を形成し、ポ
ンプ室9は水路6を介して洗濯兼脱水槽4の上部に設け
た散水用ノズル10またはリンフィルター11に連通し
ている。モータ12は減速機構13を介してパルセータ
7を駆動する。
【0027】洗濯兼脱水槽4は、図1および図2に示す
ように、ステンレス鋼鈑で形成し、内面に螺旋状に連な
った複数の凸状の段押し(凸部)14を形成するととも
に、段押し14の間には螺旋状に配列した脱水穴15を
形成している。
【0028】循環水路5の回転軸中心側に向いた面に
は、洗濯兼脱水槽4の螺旋状の段押し14と同一方向に
傾斜した凸状のリブ(凸部)16を形成している。
【0029】なお、17は排水弁、18は給水弁、19
は蓋、20は制御装置、21は脱水時の振動を低減する
ための流体バランサ−である。
【0030】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明すると、まず図示のように洗濯物22を洗濯兼脱
水槽4の中に投入し、スタートスイッチ(図示せず)を
押すと、制御装置20により、給水弁18を制御して所
定水位まで給水し、洗濯行程に入る。洗濯行程に入る
と、モータ12は洗濯水流に応じて右回転、休止、左回
転、休止と制御装置20によって制御される。
【0031】この制御されたモータ12の回転は、減速
機構13を介してパルセータ7に伝えられる。したがっ
て、モータ12の回転に応じてパルセータ7および下側
羽根8が回転し、洗濯兼脱水槽4の中の洗濯物22と洗
濯液が撹拌され、洗濯物が洗浄される。
【0032】洗濯行程では、パルセータ7の回転により
洗濯物22に回転力が伝達され、洗濯物22も回転す
る。このとき、洗濯物22は洗濯兼脱水槽4の内面に押
し付けられ、洗濯兼脱水槽4の螺旋状の段押し14およ
び段押し14と同一方向に傾斜した循環水路5上のリブ
16に擦り付けられて回転する。
【0033】段押し14およびリブ16は左回りに螺旋
状にねじれているため、洗濯物22が左回転するときは
上方に持ち上げられ、右回転するときは下方のパルセー
タ7に押し付けられる。すなわち、従来、主に回転方向
にしか加えられていなかった機械力を上下方向にも加え
ることができる。これにより、洗濯物22を押し洗いし
ている効果を出すことができるため、洗浄力をさらに向
上することができる。
【0034】つぎに、洗濯行程またはすすぎ行程の後に
脱水行程に入ると、洗濯兼脱水槽4は所定の回転数で回
転し、洗濯物22を脱水する。このとき、洗濯物22は
洗濯兼脱水槽4に押し付けられ、中の水分は脱水穴15
から外に抜ける。
【0035】ここで、本実施例では、洗濯兼脱水槽4の
内面に設けた段押し14は左回りに螺旋状にねじれてい
るため、洗濯兼脱水槽4が右回転したとき、洗濯兼脱水
槽4と水受け槽3の間の空気を効率よく上方に押し上げ
ることができ、さらに脱水穴15を通して空気を洗濯兼
脱水槽4の外側に効率よく移動させることができ、洗濯
物22に含まれる水分も合わせて外側に移動するため、
脱水効率を向上することができる。
【0036】なお、本実施例では、段押し14は洗濯兼
脱水槽4の内面に凸状に形成しているが、洗濯兼脱水槽
4の内面に凹状に形成(凹部を形成)してもよく、ま
た、脱水穴15は、段押し14の間に配列し形成してい
るが、段押し14上に形成してもよく、同様の作用効果
を得ることができる。
【0037】また、本実施例では、段押し14は洗濯兼
脱水槽4の内面に螺旋状に連なって形成しているが、図
3に示すように、複数の不連続な段押し(不連続な凸
部)23を螺旋状に設けてもよく、また、この複数の不
連続な段押し23は洗濯兼脱水槽4の内面に凹状に形成
(凹部を形成)してもよく、同様の作用効果を得ること
ができる。
【0038】(実施例2)図5に示すように、洗濯兼脱
水槽24は、水受け槽(図示せず)内に回転自在に取り
付けるように構成しており、この洗濯兼脱水槽24は、
ステンレス鋼鈑で形成し、外面に左回りに螺旋状に連な
った複数の凸状の段押し(凸部)25を形成するととも
に、段押し25の間に螺旋状に配列した脱水穴26を形
成している。洗濯機の全体構成を始め、他の構成は上記
実施例1と同じである。
【0039】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明する。図4に示すように、洗濯物22を洗濯兼脱
水槽24(図4では洗濯兼脱水槽4)の中に投入し、遠
心力洗浄コースを設定してスタートスイッチ(図示せ
ず)を押すと、制御装置20により、給水弁18を制御
して所定水位まで給水し、遠心力洗浄行程に入る。
【0040】遠心力洗浄行程に入ると、モータ12は洗
濯兼脱水槽24を直接右回転させ、遠心力によって洗濯
兼脱水槽24内の洗濯液が洗濯物を通過洗浄した後、脱
水穴26を通して洗濯兼脱水槽24外に出て、さらに洗
濯兼脱水槽24と水受け槽3との間を揚水してバランサ
ー21の上部から洗濯兼脱水槽24内に戻す。
【0041】このとき、洗濯兼脱水槽24の外面に設け
た段押し25は左回りに螺旋状にねじれているため、洗
濯兼脱水槽24が右回転したとき、洗濯兼脱水槽24と
水受け槽3の間の洗濯液を効率よく揚水し、循環量を増
やすことができ、洗浄力を高めることができる。
【0042】つぎに、洗濯行程またはすすぎ行程の後に
脱水行程に入ると、洗濯兼脱水槽24は所定の回転数で
回転し、洗濯物22を脱水する。このとき、洗濯物22
は洗濯兼脱水槽24に押し付けられ、中の水分は脱水穴
26から外に抜ける。
【0043】ここで、本実施例では、洗濯兼脱水槽24
の外面に設けた段押し25は左回りに螺旋状にねじれて
いるため、洗濯兼脱水槽24が右回転したとき、洗濯兼
脱水槽24と水受け槽3の間の空気を効率よく上方に押
し上げることができ、さらに脱水穴26を通して空気を
洗濯兼脱水槽24の外側に効率よく移動させることがで
き、洗濯物22に含まれる水分も合わせて外側に移動す
るため、脱水効率を向上することができる。
【0044】なお、本実施例では、段押し25は洗濯兼
脱水槽24の外面に凸状に形成しているが、洗濯兼脱水
槽24の外面に凹状に形成(凹部を形成)してもよく、
また、脱水穴26は、段押し25の間に配列し形成して
いるが、段押し25上に形成してもよく、同様の作用効
果を得ることができる。
【0045】また、本実施例では、段押し25は洗濯兼
脱水槽24の外面に螺旋状に連なって形成しているが、
複数の不連続な段押し(不連続な凸部)を螺旋状に設け
てもよく、また、この複数の不連続な段押しは洗濯兼脱
水槽24の外面に凹状に形成(凹部を形成)してもよ
く、同様の作用効果を得ることができる。
【0046】(実施例3)図8に示すように、洗濯兼脱
水槽34は、樹脂を成形して形成したもので、内面に螺
旋状に連なった複数の凸部35を形成するとともに、凸
部35の間には螺旋状に配列した脱水穴15を形成して
いる。洗濯機の全体構成を始め、他の構成は上記実施例
1と同じである。本実施例3の洗濯時および脱水時の動
作は、洗濯兼脱水槽34の形状は実施例1と同様であ
り、その作用も同様である。洗濯兼脱水槽34を樹脂で
形成すると、ステンレスの段押しで構成するのと異な
り、洗濯兼脱水槽の外側の面にへこんだ凹部を有さない
形状にできる。洗濯兼脱水槽34を回転させたときに外
周が滑らかなため、水が流れやすく回転のロスが少なく
なる。また、本実施例では、凸部35は洗濯兼脱水槽3
4の内面に螺旋状に連なって形成しているが、図9に示
すように、複数の不連続な凸部36を螺旋状に設けても
よく、また、この複数の不連続な凸部36は洗濯兼脱水
槽34の内面に凹状に形成(凹部を形成)してもよく、
同様の作用効果を得ることができる。
【0047】(実施例4)図10に示すように、洗濯兼
脱水槽34は、樹脂を成形して形成したもので、外面に
左回りに螺旋状に連なった複数の凸状の凸部37を形成
するとともに、凸部37の間に螺旋状に配列した脱水穴
26を形成している。洗濯機の全体構成を始め、他の構
成は上記実施例2と同じである。本実施例4の洗濯時お
よび脱水時の動作は、洗濯兼脱水槽34の形状は実施例
24と同様であり、その作用も同様である。洗濯兼脱水
槽34を樹脂で形成すると、ステンレスの段押しで構成
するのと異なり、洗濯兼脱水槽の内面にへこんだ凹部を
有さない形状にできる。洗濯兼脱水槽34を回転させた
ときに内周が滑らかなため布が回りやすく布痛みが少な
くなる。なお、図8の洗濯兼脱水槽34は、凸部35を
内面に設け図10の洗濯兼脱水槽34は外面に凸部37
を形成しているが、樹脂成形で洗濯兼脱水槽を形成する
場合、凸部は内面と外面の両方に形成させることも容易
で、両方の作用効果を得ることもできる。なお、凸部
は、一体で成形する必要はなく別部品で構成してもよ
い。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽を備え、
前記洗濯兼脱水槽の内面に螺旋状に連なった凸部または
凹部を設けたから、洗濯兼脱水槽の内底部に設けたパル
セータの回転力が洗濯物に伝達する際に、回転を阻害さ
せないとともに、洗濯物の回転に伴い螺旋状に連なった
凸部または凹部に沿って洗濯物を上下させることがで
き、従来回転方向のみであった機械力に新たに上下方向
の機械力を加えることができ、洗浄力を高めることがで
きる。
【0049】また、請求項2に記載の発明によれば、洗
濯物を収容する洗濯兼脱水槽を備え、前記洗濯兼脱水槽
の外面に螺旋状に連なった凸部または凹部を設けたか
ら、遠心力洗浄時に、洗濯兼脱水槽と水受け槽間の洗濯
液を効率よく揚水することができ、循環量を増やすこと
ができて洗浄力を高めることができる。
【0050】また、請求項3に記載の発明によれば、洗
濯兼脱水槽の内面または外面に複数の不連続の凸部また
は凹部を螺旋状に設けたから、工法的に連続した凸部ま
たは凹部を形成できない場合でも、洗濯兼脱水槽の内面
に複数の不連続の凸部または凹部を螺旋状に設けること
で、凸部または凹部に沿って洗濯物を上下させることが
できて、洗浄力を高めることができ、また、洗濯兼脱水
槽の外面に複数の不連続の凸部または凹部を螺旋状に設
けることで、遠心力洗浄時に、洗濯兼脱水槽と水受け槽
間の洗濯液を効率よく揚水することができ、循環量を増
やすことができて洗浄力を高めることができる。
【0051】また、請求項4に記載の発明によれば、洗
濯兼脱水槽の底面に回転自在に配設したパルセータと、
前記パルセータの下側羽根の外周に形成したポンプ室
と、前記ポンプ室から前記洗濯兼脱水槽の上方または途
中まで洗濯液を揚水する循環水路とを備え、前記循環水
路の回転軸中心側に向いた面には、前記洗濯兼脱水槽の
螺旋状の凸部または凹部と同一方向に傾斜した凸部また
は凹部を設けたから、洗濯兼脱水槽内に循環水路を設け
た場合にも、洗濯物に対する上下方向の機械力をさらに
高めることができ、洗浄力を高めることができる。
【0052】また、請求項5に記載の発明によれば、洗
濯兼脱水槽の内面に螺旋状に凸部または凹部を設け、前
記螺旋状の凸部の間、または凹部の間に螺旋状に配列し
た脱水穴を設けたから、脱水時に洗濯兼脱水槽内の空気
を効率よく脱水穴から外に移動させることができ、脱水
効率を向上することができる。
【0053】また、請求項6に記載の発明によれば、洗
濯兼脱水槽の内面に螺旋状に凸部または凹部を設け、前
記螺旋状の凸部または凹部に螺旋状に配列した脱水穴を
設けたから、脱水時に洗濯兼脱水槽内の空気を効率よく
脱水穴から外に移動させることができ、脱水効率を向上
することができる。
【0054】また、請求項7に記載の発明によれば、洗
濯兼脱水槽の外面に螺旋状に凸部または凹部を設け、前
記螺旋状の凸部の間、または凹部の間に螺旋状に配列し
た脱水穴を設けたから、脱水時に洗濯兼脱水槽と水受け
槽の間の空気を効率よく上方に押し上げることができ、
さらに脱水穴を通じて空気を洗濯兼脱水槽の外側に効率
よく移動させることができ、洗濯物に含まれる水分も合
わせて外側に移動するため、脱水効率を向上することが
できる。
【0055】また、請求項8に記載の発明によれば、洗
濯兼脱水槽の外面に螺旋状に凸部または凹部を設け、前
記螺旋状の凸部または凹部に螺旋状に配列した脱水穴を
設けたから、脱水時に洗濯兼脱水槽と水受け槽の間の空
気を効率よく上方に押し上げることができ、さらに脱水
穴を通じて空気を洗濯兼脱水槽の外側に効率よく移動さ
せることができ、洗濯物に含まれる水分も合わせて外側
に移動するため、脱水効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の洗濯兼脱水槽
の断面図
【図2】同洗濯機の洗濯兼脱水槽の一部切欠した斜視図
【図3】同洗濯機の他の例の洗濯兼脱水槽の一部切欠し
た斜視図
【図4】同洗濯機の断面図
【図5】本発明の第2の実施例の洗濯兼脱水槽の一部切
欠した斜視図
【図6】従来の洗濯機の洗濯兼脱水槽の一部切欠した斜
視図
【図7】従来の洗濯機の他の例の洗濯兼脱水槽の一部切
欠した斜視図
【図8】本発明の第3の実施例の洗濯機の洗濯兼脱水槽
の一部切欠した斜視図
【図9】同洗濯機の他の例の洗濯兼脱水槽の一部切欠し
た斜視図
【図10】本発明の第4の実施例の洗濯兼脱水槽の一部
切欠した斜視図
【符号の説明】
4 洗濯兼脱水槽 14 凸状の段押し(凸部) 35、36、37 凸部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽を備え、
    前記洗濯兼脱水槽の内面に螺旋状に連なった凸部または
    凹部を設けた洗濯機。
  2. 【請求項2】 洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽を備え、
    前記洗濯兼脱水槽の外面に螺旋状に連なった凸部または
    凹部を設けた洗濯機。
  3. 【請求項3】 洗濯兼脱水槽の内面または外面に複数の
    不連続の凸部または凹部を螺旋状に設けた請求項1また
    は2記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 洗濯兼脱水槽の底面に回転自在に配設し
    たパルセータと、前記パルセータの下側羽根の外周に形
    成したポンプ室と、前記ポンプ室から前記洗濯兼脱水槽
    の上方または途中まで洗濯液を揚水する循環水路とを備
    え、前記循環水路の回転軸中心側に向いた面には、前記
    洗濯兼脱水槽の螺旋状の凸部または凹部と同一方向に傾
    斜した凸部または凹部を設けた請求項1記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 洗濯兼脱水槽の内面に螺旋状に凸部また
    は凹部を設け、前記螺旋状の凸部の間、または凹部の間
    に螺旋状に配列した脱水穴を設けた請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 洗濯兼脱水槽の内面に螺旋状に凸部また
    は凹部を設け、前記螺旋状の凸部または凹部に螺旋状に
    配列した脱水穴を設けた請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の洗濯機。
  7. 【請求項7】 洗濯兼脱水槽の外面に螺旋状に凸部また
    は凹部を設け、前記螺旋状の凸部の間、または凹部の間
    に螺旋状に配列した脱水穴を設けた請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の洗濯機。
  8. 【請求項8】 洗濯兼脱水槽の外面に螺旋状に凸部また
    は凹部を設け、前記螺旋状の凸部または凹部に螺旋状に
    配列した脱水穴を設けた請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の洗濯機。
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