JP2002172212A - 組み合わせ遊技機 - Google Patents

組み合わせ遊技機

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JP2002172212A
JP2002172212A JP2000373327A JP2000373327A JP2002172212A JP 2002172212 A JP2002172212 A JP 2002172212A JP 2000373327 A JP2000373327 A JP 2000373327A JP 2000373327 A JP2000373327 A JP 2000373327A JP 2002172212 A JP2002172212 A JP 2002172212A
Authority
JP
Japan
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game
payout
medal
winning
medals
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000373327A
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English (en)
Inventor
Keiji Tsukahara
啓二 塚原
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Shoji Co Ltd filed Critical Fuji Shoji Co Ltd
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Publication of JP2002172212A publication Critical patent/JP2002172212A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技媒体の払い出し異常が発生した場合にそ
れに迅速に対処でき、遊技者の不測の不利益を防止でき
る組み合わせ遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技領域の下部に複数個の入賞口を有す
る入賞口手段と、遊技領域に所定数の遊技球を打ち込ん
で何れかの入賞口に遊技球が入賞して入賞役が成立した
場合に、その入賞役に基づいて所定の遊技媒体を払い出
す払い出し手段とを備え、所定時間内に払い出し手段1
2からの遊技媒体の払い出しがない場合に払い出し異常
と判定する払い出し異常判定手段105を備えたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレンジボール
機、雀球遊技機等の組み合わせ遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】組み合わせ遊技機、例えばアレンジボー
ル機には、従来、遊技球投入式とメダル投入式とがあ
る。その何れの形式の場合にも、ゲームに際しては各ゲ
ーム毎に16個の遊技球を発射手段により遊技盤の遊技
領域へと打ち込んで、その遊技球を下部に横一列状に配
置された入賞口手段の何れかの入賞口に入賞させ、その
入賞口手段の隣合う4個の入賞口に入賞して所定の入賞
役が成立したときに、その成立の難易度に応じて精算処
理手段により遊技価値である得点を付与し、その得点に
基づいて払い出し手段により所定数のメダル又は遊技球
等の遊技媒体を景品として遊技者に払い出すようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のアレンジボール
機では、例えばメダル投入式の場合には入賞得点1点に
つき1枚のメダルを景品として払い出すようにしてい
る。しかし、近似のアレンジボール機では、規定の複数
枚のメダルを投入した場合にゲームを開始可能にする一
方、入賞役が成立した場合には、その入賞得点1点につ
き同数のメダルを払い出すようにすることが考えられて
いる。例えば、ゲーム開始の条件を4枚のメダルの投入
とした場合、入賞得点1点につき4枚のメダルを払い出
すことになる。
【0004】この種のアレンジボール機では、メダルの
払い出し枚数が従来のメダル投入式に比較して4倍程度
まで増加するため、メダルの払い出しの管理が問題とな
り、また払い出し手段が作動中であるにも拘わらず、詰
まり等によってメダルが払い出されない等、メダルの払
い出しに関連するトラブルが発生する惧れがある。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑み、遊技
媒体の払い出し異常が発生した場合にそれに迅速に対処
でき、遊技者の不測の不利益を防止できる組み合わせ遊
技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技領域27
の下部に複数個の入賞口29を有する入賞口手段22
と、前記遊技領域27に所定数の遊技球を打ち込んで何
れかの前記入賞口29に遊技球が入賞して入賞役が成立
した場合に、その入賞役に基づいて所定の遊技媒体を払
い出す払い出し手段12とを備えた組み合わせ遊技機に
おいて、所定時間内に前記払い出し手段12からの遊技
媒体の払い出しがない場合に払い出し異常と判定する払
い出し異常判定手段105を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1〜図11は本発明をメダル投入
式のアレンジボール機に採用した第1の実施形態を例示
する。このアレンジボール機は、図1〜図4に示すよう
に、外枠1と、この外枠1の前側に配置された前枠2と
を備えた遊技機本体3を有し、その前枠2は左右一端側
の縦方向のヒンジ4を介して外枠1に開閉及び着脱自在
に装着されている。
【0008】遊技機本体3には、その前面側に前面パネ
ル5が装着されると共に、外枠1側にメダルホッパー
6、補助タンク7、電源ユニット8等が設けられ、前枠
2側に遊技盤15、発射手段16、メダル選別手段17
が設けられる等、遊技機本体3の内部で前面パネル5の
裏側に、遊技盤15を含む各種の内部機構が設けられて
いる。
【0009】外枠1は、縦方向に長い矩形枠等により構
成され、この外枠1の内部の下部側にメダルホッパー
6、補助タンク7、電源ユニット8等が配置されてい
る。なお、外枠1には、その裏側に裏板9が装着されて
いる。前枠2は、外枠1に対応して縦方向に長い矩形枠
等により構成されている。前枠2には、その前面側に前
面パネル5が装着され、また前面パネル5の裏側の内部
に遊技盤15、発射手段16、メダル選別手段17等が
配置されている。
【0010】メダルホッパー6はメダルを貯留するメダ
ル貯留手段を構成するもので、このメダルホッパー6に
は、投入メダルを受け入れるメダルシュート10と、内
部のメダルが満杯状態のときに、余剰メダルを補助タン
ク7へと溢流させる溢流口11と、景品用のメダルを払
い出すメダル払い出し手段12とが設けられている。メ
ダル払い出し手段12は、メダルホッパー6内のメダル
を景品用又は返却用として払い出すためのもので、メダ
ルホッパー6の下部側に設けられ、モータ等の駆動手段
13によりメダルホッパー6内の回転体(図示省略)を
駆動して、メダル払い出し口14から前側へとメダルを
払い出すようになっている。メダルホッパー6には、そ
のメダル払い出し口14側に、払い出されたメダルを検
出する払い出し検出スイッチ100が設けられている。
なお、補助タンク7は出し入れ自在である。
【0011】遊技盤15は、前枠2の内部の遊技盤装着
枠18と支持枠19との間に裏側から嵌脱自在に嵌合さ
れ、遊技盤装着枠18の裏側に設けられた複数個の締結
手段18aにより着脱自在に固定されている。従って、
遊技盤15は、遊技機本体3の前部側、取り分け前枠2
に裏側から着脱自在である。遊技盤装着枠18は門型状
で、その上側及び左右両側が支持枠19の上側で前枠2
の内側面に固定されている。支持枠19は、遊技盤15
を下側から受ける遊技盤受け部20を上縁側に一体に備
え、前枠2の内部に左右方向に架設されている。
【0012】遊技盤15の前面には、図1に示すよう
に、ガイドレール21が環状に装着されると共に、この
ガイドレール21の内側の遊技領域27の下部に入賞口
手段22が配置され、また入賞口手段22の上側に誘導
図柄表示手段23、特定入賞手段24、得点増加手段2
5、作動手段26a,26b、普通入賞手段26c,2
6d等の各遊技部品が配置されている。なお、入賞口手
段22と各遊技部品との間には、多数の遊技釘(図示省
略)が設けられている。
【0013】入賞口手段22は、図5、図7に示すよう
に、遊技盤15の開口部15aに裏側から着脱自在に装
着された入賞ケース28と、この入賞ケース28に横一
列状等に形成され且つ前側から入賞した遊技球を遊技盤
15の裏側へと誘導する複数個、例えば16個の入賞口
29と、各入賞口29に入賞した遊技球を検出する複数
個、例えば16個の入賞検出スイッチ30とを備え、遊
技盤15に沿って落下する遊技球が何れかの入賞口29
に入賞して、入賞検出スイッチ30がその遊技球を検出
するようになっている。
【0014】誘導図柄表示手段23は、1個又は複数
個、例えば3個の誘導図柄23aを変動表示可能であっ
て、液晶表示手段101、その他の表示手段により構成
され、作動手段26aが遊技球が検出することを条件
に、その各誘導図柄23aが所定時間変動して、「7・
7・7」等の特定態様又はそれ以外の非特定態様で停止
するようになっている。なお、誘導図柄23aには数字
図柄等の適宜図柄が使用されている。誘導図柄表示手段
23を構成する液晶表示手段101は、後述の払い出し
異常を報知する異常報知手段106(図11参照)を兼
用している。
【0015】特定入賞手段24は、誘導図柄23aが変
動後に「7・7・7」等の特別態様で停止した後に所定
時間開放する開閉体24aを備えると共に、その内部が
複数個(例えば3個)の領域に分割され、その一部(例
えば中央)が誘導増加装置作動領域(特別作動領域)2
4bとなっている。誘導増加装置作動領域24bは、遊
技球が通過したときに所定条件に基づいて誘導増加装置
93(図10参照)を作動させ、再度、遊技球が通過し
たときに、誘導増加装置93の作動を停止させるための
ものである。
【0016】得点増加手段25は遊技球が入賞したとき
に得点を増加させるためのもので、誘導増加装置93が
作動状態のときに作動手段26bが遊技球を検出するこ
とを条件に所定時間開放する開閉体25aを備え、この
得点増加手段25に遊技球が入賞したときに得点を増加
(例えば2倍)させるようになっている。得点増加手段
25は、後述の非特別遊技の場合には、それに遊技球が
入賞したゲームに限り有効である。
【0017】なお、特定入賞手段24、得点増加手段2
5、作動手段26a,26b、普通入賞手段26c,2
6dは、遊技盤15の前側で入賞した遊技球を遊技盤1
5の裏側に誘導するように構成され、これらに遊技球が
入賞したときに、それに対応する1個又は複数個の入賞
口29への遊技球の入賞と同等に取り扱われるようにな
っている。
【0018】例えば、特定入賞手段24は11番目及び
14番目に、得点増加手段25は11〜13番目及び1
5番目に夫々対応する等、入賞口手段22の遊技球が入
賞し難い入賞口29、又は入賞役が成立し難い入賞口2
9に対応して、それに遊技球が入賞したときに、対応す
る入賞口29に遊技球が入賞したと同様に、その入賞口
29に対応する入賞表示部70が入賞を表示するように
なっている。
【0019】遊技盤15の裏面には、図2及び図3に示
すように入賞口手段22、誘導図柄表示手段23、特定
入賞手段24、得点増加手段25、作動手段26a,2
6b等の各遊技部品を裏側から覆う裏カバー31と、こ
の裏カバー31の下側に配置された球集合ケース32と
が着脱自在に装着され、その裏カバー31の裏面に、主
制御基板33を収納する主基板ケース34と、音声基板
35を収納する音声基板ケース36とが着脱自在に装着
されている。
【0020】裏カバー31には、図5に示すように、そ
の底壁31aの前縁部に開口部31bが形成されてい
る。球集合ケース32は、入賞口手段22、特定入賞手
段24、得点増加手段25等の遊技部品を経て遊技盤1
5の裏側に誘導された遊技球を集合させるためのもの
で、図5、図7及び図8に示すように、上側が開口する
球集合部32aと、この球集合部32aで集合した遊技
球を下方へと排出する排出口32bとを有し、入賞ケー
ス28の下側で遊技盤15の裏側に装着されている。な
お、入賞口29に入賞した遊技球は、入賞検出スイッチ
30で検出された後、入賞口手段22等の内部に停留す
ることなく、球集合ケース32を経て排出口32bから
排出されるようになっている。
【0021】球集合ケース32の排出口32bは、後述
の待機通路47の長さを容易に確保できるように、球集
合ケース32の左右方向の略中央よりも球送り手段48
と反対側に偏位して配置されている。また入賞口手段2
2の左右両側には、特定入賞手段24、得点増加手段2
5、作動手段26a,26b等からの遊技球を球集合ケ
ース32の球集合部32aへと案内する球案内通路32
cが、裏カバー31の開口部31bを経て球集合ケース
32側に突出するように装着されている。
【0022】発射手段16は、遊技球をガイドレール2
1を経て遊技盤15の遊技領域27へと発射させるため
のもので、図1〜図3に示すように、発射レール37
と、発射レール37上の遊技球をガイドレール21側に
向かって打撃する打撃槌38と、打撃槌38を遊技球の
打撃方向に付勢する発射バネ(図示省略)と、カム機構
39を介して発射バネに抗しながら打撃槌38を反打撃
方向へと間欠的に揺動させるモータ等の発射駆動手段4
0と、遊技者の把持により発射駆動手段40を起動させ
且つその回動操作により発射バネのバネ圧を調整可能な
発射ハンドル41とを備え、取り付け板16a等を介し
て支持枠19に着脱自在に装着されている。
【0023】発射レール37は、遊技盤15側のガイド
レール21に対応して支持枠19の前側等に装着されて
いる。打撃槌38は発射レール37上の遊技球を打撃で
きるように、発射レール37に対応して支持枠19の前
側等に配置され、取り付け板16aに前後方向の枢軸に
より揺動自在に軸支されている。発射ハンドル41は、
図5に示すように、前面パネル5側の通孔42を貫通し
て前側に突出する支持筒43の前端部側に設けられてお
り、遊技者が前面パネル5の前側で把持して回動操作で
きるようになっている。なお、発射ハンドル41には、
遊技者の把持又は操作を検出するタッチスイッチ(図示
省略)のタッチ片が設けられている。発射レール37の
前側には、発射レール37及びガイドレール21の発射
レール37側の一部分を前側から覆うレールカバー90
が設けられている。このレールカバー90は、例えば前
面パネル5に左右方向に架設された支持部材91に着脱
自在に装着されている。
【0024】発射手段16側と遊技盤15側との間に
は、図3、図5及び図8に示すように、これらを含む遊
技球用の循環経路44が閉ループ状に形成され、その循
環経路44内に複数個の遊技球が封入されている。循環
経路44は、発射手段16により発射された遊技球を遊
技盤15側へと案内する発射側経路45と、遊技盤15
の裏側に通過した遊技球を発射手段16側へと戻す戻り
側経路46とを備えている。発射側経路45は発射レー
ル37、ガイドレール21等により構成され、また戻り
側経路46は球集合ケース32、待機通路47、球送り
手段48等により構成されている。
【0025】待機通路47は、遊技盤15を通過して戻
って来た遊技球を待機させるためのもので、支持枠19
の裏側等の前枠2側に、発射手段16側が低くなるよう
に左右方向に傾斜させて着脱自在に装着され、その上流
側が遊技盤15の下端と干渉しない位置で球集合ケース
32の排出口32bに下側から連通している。球送り手
段48は、発射手段16の発射動作に連動して待機通路
47内の遊技球を1個づつ発射レール37上へと送るた
めのもので、発射レール37と待機通路47の下流側端
部との間で支持枠19等に着脱自在に装着されている。
【0026】なお、循環経路44中の遊技球の封入個数
は、1ゲームの必要最低個数以上(例えば16〜25個
程度)が望ましいが、少なくとも複数個あれば良い。ま
た待機通路47は、その封入個数分の遊技球の全て、又
は下流側の一部(数個程度)が一列状に整列する程度の
長さであることが望ましい。
【0027】メダル選別手段17は、後述のメダル投入
口49から投入されたメダルの正否を選別するためのも
ので、図6及び図8に示すように、メダル投入口49に
対応して支持枠19等に着脱自在に装着されている。そ
して、このメダル選別手段17は、メダルの移動中に重
量、外形、材質等を基準に正否を判別し、その判別結果
に応じて不良なメダルを不良シュート50を経て後述の
メダル案内樋51へと戻し、正常な(正規の)メダルを
メダルホッパー6のメダルシュート10へと案内するよ
うになっている。メダル選別手段17には、正規のメダ
ルを検出するためのメダル検出スイッチ52がその判別
部よりも下流側に設けられている。
【0028】前面パネル5は、少なくとも遊技盤15の
前側に対応するガラス扉53と、その他の部分との複数
個に分割されている。例えば前面パネル5は、図5及び
図6に示すように、例えば遊技盤15の前面側に対応す
るガラス扉53の他に、ガラス扉53の上側に配置され
た上パネル54と、ガラス扉53の下側に配置された中
間パネル55と、中間パネル55の下側に配置された下
パネル56との複数個に分割され、その下パネル56を
除く上パネル54、ガラス扉53、中間パネル55が、
前枠2のヒンジ4と同一側で縦方向のヒンジ57により
前枠2に対して個別に開閉自在に枢着されている。
【0029】ガラス扉53は、遊技盤15の遊技領域2
7に対応する窓孔58が形成された扉枠59と、その窓
孔58を塞ぐように扉枠59に装着されたガラス板60
とを備えている。上パネル54は前枠2の上部側に配置
され、特別遊技状態、その他のゲーム状態等を表示する
上部表示手段61が装着されている。上部表示手段61
は、上パネル54に着脱自在に装着された表示カバー6
2と、表示カバー62内に設けられた1個又は複数個の
表示ランプ63とを備え、その表示ランプ63がゲーム
状態に応じて点滅発光するようになっている。表示カバ
ー62は、遊技機本体3の左右方向の略全幅に亘って前
方に突出すると共に、その前側が後ろ下がりに傾斜状に
構成されている。
【0030】中間パネル55は、図5〜図7に示すよう
に、前方に張り出す張り出し部64を有し、この張り出
し部64の上部側に、前下がりに傾斜する表示パネル部
65と操作パネル部66とが設けられ、また張り出し部
64の下側に、その下端から前枠2側へと後方に屈曲す
る底壁部64aが設けられている。なお、中間パネル5
5の下端部は、その開閉時に発射ハンドル41と干渉し
ないように、発射ハンドル41よりも上側で下パネル5
6と分離され、中間パネル55を閉じたときに、下パネ
ル56の上端部に前側から当接するか、又は下パネル5
6の上端部と上下に重なるようになっている。
【0031】表示パネル部65はガラス扉53の下辺側
の近傍に左右方向に細長く形成され、この表示パネル部
65の手前側に操作パネル部66が設けられている。表
示パネル部65には、左右方向の略中央部分に入賞表示
手段67が設けられ、この入賞表示手段67の左右方向
の一方にメダル数表示手段68が、他方に得点表示手段
69が夫々設けられている。なお、表示パネル部65
は、各表示手段67〜69の表示状態が確認し易くなる
ように操作パネル部66よりも傾斜角度が大になってい
るが、操作パネル部66と略同一角度にしても良い。
【0032】入賞表示手段67は、入賞口手段22の各
入賞口29と対応する複数個、例えば16個の入賞表示
部70を備え、その各入賞表示部70が入賞口手段22
の各入賞口29と相対応して前後方向に近接するように
横一列状に配置されている。そして、各入賞表示部70
は、遊技球が何れかの入賞口29に入賞したときに、そ
れに対応する入賞表示部70が発光、その他によってそ
の入賞を遊技者に表示するようになっている。各入賞表
示部70には、各入賞口29に対応して一端側から順番
に番号が付されている。なお、入賞表示手段67は、入
賞口手段22よりも上側の遊技領域27の中央部等に、
入賞表示部70を縦横に所定数(例えば4個)づつ組み
合わせて配置しても良い。
【0033】メダル数表示手段68は、メダル投入口4
9から投入されたメダルの保有枚数(残余メダル数)を
表示するためのものであり、得点表示手段69は、入賞
役の成立により付与された得点又は景品用メダルの未払
い出し分の得点を表示するためのものであって、これら
はメダルの数、得点を数字で表示するように適宜表示手
段により構成されている。なお、得点表示手段69に代
えて、又は得点表示手段69と共に獲得メダル数表示手
段を設け、その獲得メダル数表示手段により、得点に応
じて獲得した獲得メダル数又は未払い出し分の獲得メダ
ル数を表示するようにしても良い。
【0034】操作パネル部66には、メダル投入口4
9、手動選択スイッチ71、自動選択スイッチ72及び
返却スイッチ73が設けられている。メダル投入口49
は、操作パネル部66の左右方向の一方側でヒンジ4,
57に近い側の端部若しくはその近傍に配置され、この
メダル投入口49よりも左右方向の中央側に手動選択ス
イッチ71と自動選択スイッチ72と返却スイッチ73
とが左右方向に一列状に配置されている。
【0035】メダル投入口49は、少なくとも1ゲーム
に必要な規定の複数枚、好ましくは複数ゲーム分の多数
枚のメダルを投入可能な大きさのホッパー状であって、
その下部側の出口49aは、メダル選別手段17に対し
てメダルを1枚づつ供給し得るように狭くなっている。
メダル投入口49の外側には、多数枚のメダルを投入し
たときにも、出口49a側でメダルが整列するようにメ
ダル投入口49を微震動させる振動付与手段74が装着
されている。振動付与手段74は、メダル投入口49に
メダルを投入したときに作動するようになっている。な
お、メダル投入口49は、一度の投入枚数が1ゲームに
必要な規定数以下のメダル数、例えばメダルを1枚づつ
投入できる程度のものでも良い。
【0036】手動選択スイッチ71は、その操作毎に1
ゲームづつのゲームを開始可能にするためのもので、こ
の手動選択スイッチ71を操作したときに、残余メダル
数から規定の複数枚、例えば4枚分のメダルを減算する
処理を行い、1ゲーム分のゲームが開始可能な状態にな
るようになっている。
【0037】自動選択スイッチ72は、所定の休止期間
をおいて繰り返し連続的にゲームを開始可能にするため
のもので、この自動選択スイッチ72を操作したとき
に、規定数以上のメダルの残余分があるか、又は手動選
択スイッチ71を操作しない限り、各ゲームの開始前に
規定数のメダルを減算する処理を行い、その後にゲーム
を開始可能な状態になるようになっている。
【0038】返却スイッチ73は、残余分のメダルの返
却を求めるためのもので、この返却スイッチ73を操作
したときに、メダル払い出し手段12が作動して残余分
のメダルをメダルホッパー6から払い出すようになって
いる。
【0039】手動選択スイッチ71、自動選択スイッチ
72、返却スイッチ73には、押しボタン式、その他の
ものが使用されている。また手動選択スイッチ71、自
動選択スイッチ72には、その操作部側にランプ等の選
択表示手段(図示省略)が設けられ、その選択表示手段
で選択状況を表示するようになっている。なお、選択表
示手段は、手動選択スイッチ71、自動選択スイッチ7
2の近傍に設けても良い。
【0040】下パネル56は、前枠2の下部側に固定さ
れている。下パネル56には、その下部側の左右方向の
略中央にメダル受け皿75とメダル案内樋51とが前後
に設けられ、またメダル受け皿75の左右方向の一方側
で且つヒンジ4,57に近い側に灰皿76が、反対側に
手乗せ台77が夫々設けられている。メダル受け皿7
5、灰皿76及び手乗せ台77は、下パネル56から前
方に突出しており、その前端は面一状になっている。な
お、下パネル56に、発射ハンドル41を支持する支持
筒43を前後方向に貫通させるための通孔42が形成さ
れている。
【0041】メダル受け皿75は、メダル払い出し手段
12から払い出されたメダル、及び不良シュート50を
経て返却された不良メダル等を貯留するためのものであ
る。メダル案内樋51は、メダル払い出し手段12から
払い出されたメダル、不良シュート50を経て返却され
た不良メダルをメダル受け皿75へと案内するためのも
ので、下パネル56から後方に突出するようにメダル受
け皿75に一体又は別体に設けられている。
【0042】手乗せ台77の上側には発射ハンドル41
があり、これら手乗せ台77及び発射ハンドル41は、
ヒンジ4,57、メダル投入口49に対して左右方向の
反対側の端部若しくはその近傍に配置されている。手乗
せ台77は、発射ハンドル41を操作するときに手の一
部を乗せておくためのもので、この手乗せ台77と発射
ハンドル41との間隔は、手乗せ台77上に手の一部を
乗せた状態でも発射ハンドル41を操作できるし、乗せ
ない状態でも操作できる程度に設定されている。また発
射ハンドル41の上側には、中間パネル55の張り出し
部64に、上側へと円弧状に凹入する凹部78が形成さ
れ、発射ハンドル41と張り出し部64との間に、発射
ハンドル41を把持したときに、手が中間パネル55の
張り出し部64に接触しない程度の間隔が確保されてい
る。
【0043】図9はアレンジボール機の制御系のブロッ
ク図である。この制御系は、図9に示すように主制御手
段80、入賞表示制御手段81、精算処理手段82、払
い出し制御手段83、メダル計数手段84、預託処理手
段85、ゲーム選択手段86、発射制御手段87、返却
制御手段88等を備えている。
【0044】主制御手段80は、入賞役の成否、誘導図
柄表示手段23の変動条件の成否、特定入賞手段24の
作動条件の成否、得点増加手段25の作動条件の成否
等、遊技盤15側の各遊技動作を制御するためのもの
で、図10に示すように乱数発生手段94、遊技態様判
定手段95、誘導図柄制御手段96、確率変動手段97
等を備えている。
【0045】入賞表示制御手段81は、入賞口手段22
の各入賞口29に遊技球が入賞したとき等に、入賞表示
手段67のその入賞口29等に対応する入賞表示部70
に入賞表示をさせるようになっている。精算処理手段8
2は、主制御手段80からの信号により、ゲーム中及び
/又はゲームの終了毎に入賞役の成否等に応じて得点を
算出する精算処理を行い、その得点を得点表示手段69
に表示させるようになっている。
【0046】払い出し制御手段83は、精算処理手段8
2の精算処理により得点(遊技価値)が付与された場合
に、ゲーム中及び/又はゲームの終了後にメダル払い出
し手段12が、その得点に基づいてメダルホッパー6内
のメダルを払い出すようにメダル払い出し手段12を制
御するためのもので、図11に示すように払い出し計数
手段102、払い出し駆動制御手段103、タイマー手
段104、払い出し異常判定手段105等を備えてい
る。
【0047】メダル計数手段84は、メダル投入口49
から投入された正規のメダルを計数するためのもので、
メダル検出スイッチ52からの信号により投入メダル数
を計数するようになっている。預託処理手段85は、メ
ダル計数手段84で計数された投入メダル数を記憶中の
残余メダル数に順次加算して残余メダル数を更新し、ゲ
ーム選択手段86からの指令に基づいてゲーム毎にその
残余メダル数から1ゲームに必要なメダルの規定数分を
減算処理して残余メダル数を更新し、更に残余メダル数
を更新する都度、その時点の実残余メダル数をメダル数
表示手段68に表示させるようになっている。
【0048】ゲーム選択手段86は、手動選択スイッチ
71、自動選択スイッチ72で選択された選択結果に基
づいて、預託処理手段85、発射制御手段87、その他
の各部に1ゲーム又は連続ゲームの指令を送るためのも
ので、例えば手動選択スイッチ71を操作したときにそ
の操作毎に1ゲーム分のメダル数を減算する指令を、自
動選択スイッチ72を操作したときに各ゲーム毎に1ゲ
ーム分のメダル数を順次減算する指令を夫々出して、預
託処理手段85にゲームの開始前に残余メダル数から規
定数分を減算処理させると共に、手動選択スイッチ71
を操作したときに1ゲームの指令を発射制御手段87
に、自動選択スイッチ72を操作したときに連続ゲーム
の指令を発射制御手段87に夫々出すようになってい
る。
【0049】発射制御手段87は、各ゲームの終了毎に
所定の休止時間をおいて発射手段16の発射動作を制御
するためのもので、預託処理手段85が規定数のメダル
の減算処理を行ったこと及び遊技者が発射手段16の発
射ハンドル41を操作することを条件に、ゲーム選択手
段86の指令に基づいて発射手段16を作動させ、発射
手段16が所定数(16個)の遊技球を遊技領域27に
打ち込むまでその作動を継続させるようになっている。
従って、制御系は、メダル投入口49に規定数以上のメ
ダルを投入すれば、ゲームを開始可能な状態になる。
【0050】なお、遊技領域27に打ち込まれた遊技球
の数は、発射手段16側の発射数からファール球数を減
算するか、又は入賞口手段22、特定入賞手段24等に
入賞した遊技球の数から求めれば良い。
【0051】返却制御手段88は、返却スイッチ73を
操作したときに、預託処理手段85側に残余メダル数の
記憶があることを条件に、メダル払い出し手段12がそ
の残余メダル数分のメダルを払い出すように制御するた
めのものである。
【0052】図10において、乱数発生手段94は、遊
技態様決定用乱数、その他の所定の乱数を発生するよう
になっている。遊技態様判定手段95は、乱数発生手段
94からの抽選乱数値に基づいて特別遊技か否かの遊技
態様を判定するためのもので、作動手段26aが遊技球
を検出することを条件に乱数発生手段94の遊技態様決
定用乱数の発生乱数値を抽選して、その抽選乱数値が遊
技態様判定乱数値のときに特別遊技と判定し、また遊技
態様判定乱数値以外の乱数値のときに非特別遊技と判定
して、特別遊技と判定したときにその判定結果に基づい
特別遊技状態発生手段98が特別遊技状態を発生させ
るようになっている。
【0053】誘導図柄制御手段96は、作動手段26a
が遊技球を検出することを条件に誘導図柄表示手段23
の誘導図柄23aを所定時間変動させると共に、遊技態
様判定手段95の判定結果に基づいて乱数処理等により
誘導図柄23aの変動後の停止図柄の種類を決定して、
誘導図柄23aがその決定された種類の図柄を表示すべ
く制御するようになっている。なお、誘導図柄表示手段
23は、遊技態様判定手段95が特別遊技と判定したと
きに特別態様の停止図柄を、非特別遊技と判定したとき
に非特別態様の停止図柄を夫々表示するようになってい
る。
【0054】確率変動手段97は、所定の確率変動条件
を満たしたときに特別態様(特別遊技状態)の発生確率
を通常確率から高確率へと確率変動させると共に、所定
の解除条件を満たしたときに、その発生確率を高確率か
ら通常確率へと戻すようになっている。即ち、この確率
変動手段97は、変動後の誘導図柄23aが例えば奇数
図柄等の特別態様のときに、その誘導図柄23aの種類
に基づいて、特別遊技状態の終了後又は次ゲームの開始
時(ゲームを開始可能な時点を含む)から特別遊技(特
別遊技状態)の発生確率を通常確率から高確率に確率変
動させると共に、その後に所定ゲーム数が経過するか又
は特別遊技状態が終了することにより通常確率に戻すよ
うになっている。
【0055】なお、確率変動手段97は、高確率のとき
には遊技態様判定乱数値の数を増加させるようになって
いる。また確率変動手段97は、誘導図柄23aの種類
以外の条件、例えば作動手段26aが遊技球を検出する
ことを条件に、確率変動用乱数の発生乱数値を抽選し
て、その抽選乱数値によって確率変動させるか否かを決
定するようにしても良い。
【0056】誘導増加装置93は、遊技者に有利な特別
遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段98を構成
するためのもので、例えば遊技態様判定手段95の判定
結果が特別遊技(大当たり)のときに、誘導図柄表示手
段23の変動後の誘導図柄23aが「7・7・7」等の
特別態様を停止表示した後に、所定ゲーム数、例えばそ
のゲームから14ゲームが終了するまで作動して作動手
段26bを有効にし、遊技態様判定手段95の判定結果
が非特別遊技のときに、誘導図柄表示手段23の変動後
の誘導図柄23aが「7・7・7」等以外の非特別態様
を停止表示した後に、所定ゲーム数、例えば当該ゲーム
が終了するまで作動して作動手段26bを有効にして、
遊技者が得点増加手段25による利益を享受できるよう
になっている。
【0057】払い出し計数手段102は、払い出し検出
スイッチ100からの信号に基づいて実際のメダルの払
い出し枚数を計数するためのものである。払い出し駆動
制御手段103は、精算処理手段82から払い出し指
令、返却制御手段88から返却指令等があった場合に、
払い出し計数手段102の計数値がその払い出し指令枚
数と一致するようにメダル払い出し手段12を駆動制御
するためのものである。タイマー手段104は、払い出
し異常の判定を行うに必要な所定時間を計時するための
もので、例えば払い出し指令、返却指令があった場合、
メダル払い出し手段12が作動を開始した場合、又は払
い出し動作中にメダルの払い出しが途切れた場合を基準
にして計時動作を開始する機能を有する。なお、払い出
し指令、返却指令があった時点、メダル払い出し手段1
2が作動を開始した時点を基準にタイマー手段104が
計時動作を開始するように構成する場合には、そのとき
のメダルの払い出し枚数が多い場合に所定時間を長くす
るように、払い出し枚数に応じて所定時間を変化させて
も良い。
【0058】払い出し異常判定手段105は、タイマー
手段104が計時する所定時間内にメダル払い出し手段
12からのメダルの払い出しがない場合に払い出し異常
と判定するためのもので、払い出し駆動制御手段103
からの信号、払い出し検出スイッチ100からの信号及
びタイマー手段104からの信号に基づいて、払い出し
手段12の作動中にも拘わらずメダルの払い出しがない
場合に払い出し異常と判定して、その払い出し異常信号
を異常報知手段106へと送るようになっている。
【0059】異常報知手段106は、払い出し異常判定
手段105が払い出し異常と判定した場合にそれを遊技
者等に報知するためのもので、液晶表示手段101、異
常報知ランプ、音声発生手段等を備えている。なお、異
常報知手段106として液晶表示手段101、異常報知
ランプ、音声発生手段の全てを設ける必要はない。しか
し、複数個の手段を併用する場合には、視覚的報知手段
と聴覚的報知手段とを併用することが望ましい。
【0060】液晶表示手段101はその表示領域に払い
出し異常を文字等で表示して報知し、また異常表示ラン
プは、遊技領域27、その他の遊技機本体3の前面側に
配置されており、払い出し異常を点滅発光等で表示して
報知するようになっている。音声発生手段は、スピー
カ、ブザー等からなり、異常報知音で報知するようにな
っている。
【0061】次に、上記構成のアレンジボール機におけ
る動作を説明する。ゲームの開始に際しては、メダル投
入口49に1ゲームに必要な規定数以上の複数枚のメダ
ルを投入する。すると、各メダルはメダル投入口49内
で整列してメダル選別手段17へと入り、そのメダル選
別手段17で正否の判別を受け、不良メダルは不良シュ
ート50からメダル受け皿75へと戻され、正規のメダ
ルのみがメダルシュート10を経てメダルホッパー6へ
と落下する。
【0062】このときメダル検出スイッチ52が正規の
メダルを検出し、メダル計数手段84がそのメダル数を
計数して、預託処理手段85が記憶中の残余メダル数に
加算して更新する。これによって預託処理手段85がゲ
ーム選択手段86の指令に基づいてメダルの減算処理を
行うことが可能になるので、ゲームを開始可能な状態に
なる。またメダルを投入すれば、預託処理手段85の制
御によってメダル数表示手段68が残余メダル数を表示
する。このため遊技者は、その表示によってその時点の
メダル数を容易に確認できる。
【0063】次に手動選択スイッチ71を操作すると、
ゲーム選択手段86が1ゲーム選択の指令を預託処理手
段85、発射制御手段87、その他の各部に送り、預託
処理手段85が残余メダル数から規定数分を減算し更新
する処理を行い、これによって発射手段16が実際に遊
技球を発射可能な状態になる。なお、預託処理手段85
が減算処理を行えば、メダル数表示手段68はその減算
後の残余メダル数を表示する。
【0064】その後、遊技者が発射ハンドル41を把持
して操作すると、発射制御手段87がゲーム選択手段8
6からの指令に基づいて発射手段16を作動させ、球送
り手段48が待機通路47内の遊技球を1個づつ発射レ
ール37上に供給し、その発射レール37上の遊技球を
打撃槌38で打撃して順次ガイドレール21を経て遊技
盤15の遊技領域27へと打ち込んで行き、これによっ
て通常のゲームが進行する。
【0065】遊技領域27に打ち込まれた遊技球は、入
賞口手段22の何れかの入賞口29に入賞するか、又は
特定入賞手段24等に入賞して、遊技盤15の裏側へと
案内された後、球集合ケース32を経て待機通路47へ
と順次戻されて行く。例えば、遊技球が入賞口手段22
の何れかの入賞口29に入賞すると、その遊技球は入賞
口29から遊技盤15の裏側へと案内され、球集合ケー
ス32を経て待機通路47へと戻される。また、遊技球
が入賞口29から遊技盤15の裏側へと通過するとき
に、入賞検出スイッチ30がその遊技球を検出し、入賞
表示制御手段81の制御によって、入賞表示手段67の
対応する入賞表示部70が入賞を表示する。
【0066】入賞口手段22の入賞口29の内、その隣
り合う4個の入賞口29に遊技球が入賞して入賞役が成
立すると、主制御手段80が入賞役の成立を判定し、そ
の入賞役の成立の難易度に応じて精算処理手段82が得
点を付与する精算処理を行い、得点表示手段69がその
得点を表示する。このため遊技者は、そのゲームで獲得
した得点を得点表示手段69の表示によって容易に確認
できる。
【0067】一方、得点が付与されると、メダル払い出
し手段12が払い出し制御手段83の制御により作動し
て、その得点に応じてメダルホッパー6内のメダルをメ
ダル払い出し口14からメダル受け皿75へと払い出
す。これによって遊技者は、所定の利益を享受できる。
なお、1ゲーム当たりの得点は最高10点であり、また
1点当たりのメダルの払い出し数は4枚である。
【0068】作動手段26aが遊技球の入賞を検出する
と、遊技態様判定手段95が乱数発生手段94の発生乱
数値を抽選して、その抽選乱数値から特別遊技にするか
否かを判定すると共に、誘導図柄制御手段96が誘導図
柄表示手段23の誘導図柄23aの変動を開始させる。
誘導図柄表示手段23の誘導図柄23aは、変動開始か
ら所定時間経過した後、遊技態様判定手段95の判定結
果に基づいて、その判定結果が特別遊技のときに特別態
様となり、非特別遊技のときに非特別態様となるよう
に、誘導図柄制御手段96側で決定された種類の特別態
様又は非特別態様で停止する。
【0069】誘導図柄23aが特別態様で停止し確定す
ると、特定入賞手段24の開閉体24aが開放する。そ
して、特定入賞手段24に入賞した遊技球がその内部の
誘導増加装置作動領域24bを通過すると、特別遊技状
態発生手段98を構成する誘導増加装置93が作動し
て、作動手段26bが有効になり、この作動手段26b
に遊技球が入賞する毎に得点増加手段25が所定時間開
放する。そして、得点増加手段25の開放によって遊技
球が入賞すると、精算処理手段82がそのゲーム中に獲
得した得点を2倍に増加させる処理を行い、その得点に
応じてメダルが払い出されるので、遊技者は有利な状態
でゲームを行える。
【0070】判定結果が非特別遊技のときには、そのゲ
ームの終了によって作動手段26bは無効になるが、判
定結果が特別遊技のときには、そのゲームから14ゲー
ムが終了するまで作動手段26bの有効状態が継続す
る。このため14ゲーム間に亘って得点が2倍に増加す
ることになり、一旦特別遊技状態になれば、遊技者はそ
の後に多大な利益を享受することができる。
【0071】一方、判定結果が特別遊技のときには、誘
導図柄表示手段23の変動後の誘導図柄23aの種類に
基づいて確率変動手段97が働き、特別遊技状態の終了
後、又は次ゲームの開始時に、特別遊技(特別遊技状
態)の発生確率が例えば1/125程度の通常確率から
1/25程度の高確率へと確率変動する。このため、そ
の後に特別遊技状態となる可能性が非常に大になり、遊
技者は得点増加による利益に加えて確率変動による利益
を享受できるので、遊技者のゲームに対する興趣を更に
向上させることができる。
【0072】なお、特別遊技状態の終了後に高確率へと
確率変動させるときには、遊技者は、その特別遊技状態
に続いて確率変動による利益を享受することになるが、
次ゲームの開始時点から高確率へと確率変動させるとき
には、遊技者は、その特別遊技状態による利益と確率変
動による利益とを同時に享受することができる。
【0073】高確率に確率変動した後、再度、特別遊技
状態が発生する等によって所定の解除条件を満たせば、
確率変動手段97が特別遊技(特別遊技状態)の発生確
率を高確率から通常確率へと戻す。
【0074】遊技領域27に16個の遊技球を打ち込む
と、発射制御手段87の制御により発射手段16が停止
して1ゲームが終了し、次のゲームまで所定時間休止状
態となる。従って、休止時間中に手動選択スイッチ71
を操作しても、ゲーム選択手段86、預託処理手段85
等は同様に機能するが、発射手段16はただちには作動
せず、休止時間の経過後に作動して遊技球の発射を開始
する。
【0075】自動選択スイッチ72を操作したときに
は、残余メダル数が1ゲームに必要な規定数以上である
限り、預託処理手段85が各ゲーム毎に規定数のメダル
の減算処理を行い、発射手段16が各ゲーム毎に遊技領
域27へと所定数の遊技球を打ち込んで行く。従って、
遊技者は、発射ハンドル41を操作するだけで、所定の
休止時間をおきながら自動的に連続してゲームを行うこ
とができる。
【0076】精算処理手段82の払い出し指令がある
と、払い出し制御手段83の払い出し駆動制御手段10
3がメダル払い出し手段12を制御し、メダル払い出し
手段12がメダルの払い出しを開始する。そして、メダ
ル払い出し手段12がメダルを払い出すと払い出し検出
スイッチ100がそのメダルを検出するので、払い出し
計数手段102がメダルの払い出し枚数を計数し、その
計数値が払い出し指令枚数に一致するまでメダル払い出
し手段12が払い出し動作を続けて行く。
【0077】メダル払い出し手段12の作動中にメダル
の詰まり等が発生すれば、メダルの払い出しが停止す
る。この場合にタイマー手段104が所定時間を計時す
るまでに払い出し検出スイッチ100がメダルを検出し
なければ、払い出し異常判定手段105が払い出し異常
と判定し、異常報知手段106が払い出し異常を報知す
る。従って、メダルの払い出し異常が発生した場合に
は、遊技者はゲームを中断し、また管理者はメダル払い
出し手段12の異常を点検する等、払い出し異常に対し
て迅速に対処でき、遊技者の不測の不利益を防止するこ
とができる。
【0078】返却スイッチ73を操作したときには、預
託処理手段85側に残余メダル数の記憶があることを条
件に、返却制御手段88の制御により、メダル払い出し
手段12が作動してメダルホッパー6から残余メダル数
分のメダルをメダル受け皿75へと払い出す。この場合
にメダル払い出し手段12に払い出し異常が発生すれ
ば、同様にして払い出し異常判定手段105がその異常
を判定し、異常報知手段106が報知する。
【0079】図12は本発明の第2の実施形態を例示
し、メダル払い出し手段12により払い出されたメダル
を検出する払い出し検出スイッチ100と、この払い出
し検出スイッチ100の信号に基づいてメダルの払い出
し数を計数する払い出し計数手段102とを備え、タイ
マー手段104が計時する所定時間内に実際に払い出さ
れたメダルの払い出し数が払い出し指令枚数に満たない
場合に、払い出し異常判定手段105が払い出し異常と
判定するようにしたものである。
【0080】このように所定時間内に払い出し計数手段
102が計数した実際のメダルの払い出し枚数が、精算
処理手段20からの払い出し指令により指令された払い
出し指令枚数に満たない場合に、払い出し異常判定手段
105が払い出し異常と判定するようにしても良い。こ
の場合にも、第1の実施形態と同様の効果を得ることが
できる。
【0081】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、この実施形態に限定されるものではなく、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、実施形態では、メダル投入口49から投入され
たメダルをメダル計数手段84で1枚づつ計数するよう
にしているが、規定の複数枚を単位として検出し、その
検出を条件にゲームを開始可能にしても良い。
【0082】複数枚のメダルの投入でゲームを開始可能
にするとき、実施形態では手動・自動の別を選択するよ
うにしているが、1ゲームに必要な残余メダルがあり、
発射ハンドル41を操作している限り、所定の休止時間
をおいて自動的にゲームを繰り返すようにしても良い。
この場合にも、発射ハンドル41のタッチ片から手を放
したときに、そのゲームの終了を待ってゲームの継続を
停止するように構成すれば、別段問題はない。
【0083】手動、自動を選択する選択スイッチを設け
る場合にも、実施形態のように手動選択スイッチ71と
自動選択スイッチ72とを別々に設ける必要はなく、1
個の選択スイッチで手動、自動を選択するようにしても
良い。この場合、選択スイッチの近傍等の適当箇所に手
動選択表示手段、自動選択表示手段を設けることによ
り、遊技者は容易に手動、自動の区別が可能である。な
お、選択表示手段を1個として、その表示の色、点滅の
有無等により自動、手動を識別可能に表示するようにし
ても良い。
【0084】また実施形態では、手動選択スイッチ71
を操作するときには、その操作によって預託処理手段8
5がそのゲームの開始前に規定数のメダルの減算処理を
行い、自動選択スイッチ72を操作するときには、その
操作によって預託処理手段85がその各ゲームの開始前
に規定数のメダルの減算処理を行うようにしているが、
何れの場合にもメダルの投入後に遊技者が発射ハンドル
41を操作することを条件に、預託処理手段85がゲー
ムの開始前に規定数のメダルの減算処理を行うようにし
ても良い。
【0085】実施形態では、外枠1とその前側の前枠2
とから遊技機本体3を構成し、その前枠2の前面側に前
面パネル5を設けているが、外枠1及び前枠2を一体に
して遊技機本体3を構成し、この遊技機本体3の前面側
に前面パネル5を開閉自在に設けても良い。遊技機本体
3の前面に前面パネル5を設けるに当たっても、その前
面パネル5を複数個に分割する必要は必ずしもない。ガ
ラス扉53を含む前面パネル5の全体を一体に構成し、
その前面パネル5を遊技機本体3に対して開閉自在に設
けても良い。1ゲームに必要なメダルの枚数は4枚であ
る必要はなく、2枚以上であれば良い。また複数種類の
メダルを使用可能にしても良い。
【0086】また実施形態では、ゲームで獲得したメダ
ルを各ゲーム毎にメダル受け皿75に払い出すようにし
たが、ゲームで獲得したメダルをその都度払い出すので
はなく、獲得メダル数を各ゲーム毎に残余メダル数に順
次加算して更新すると共にメダル数表示手段68に随時
表示し、例えば返却スイッチ73が押された時に獲得メ
ダル分を含む残余メダルをまとめて払い出すようにして
も良い。
【0087】更に実施形態では、入賞役に基づいて得点
を付与し、その得点に基づいてメダルを景品として払い
出すようにしているが、得点及びメダルである必要はな
く、入賞役に基づいて遊技価値を付与し、その遊技価値
に基づいて何等かの遊技媒体を払い出すようになってお
れば十分である。
【0088】確率変動手段97で高確率へ確率変動させ
るときの条件として、実施形態では変動後の特別態様の
ときの誘導図柄23aの種類を例示しているが、誘導図
柄23aが非特別態様のときの種類に応じて確率変動さ
せるようにしても良いし、誘導図柄23aの変動時間に
変化をもたせて、その変動時間の違いに基づいて確率変
動させる等、他の条件で確率変動させるようにしても良
い。
【0089】高確率への移行は、特別遊技状態の終了後
又は次ゲームの開始時点の他、確率変動条件の充足時点
からでも良いし、充足時点から数ゲームが終了した後で
も良い。また高確率状態を遊技者に対して識別可能に表
示する表示手段、その他の報知手段を設けることが望ま
しい。特別遊技状態のときの遊技内容は、遊技者に対し
て有利になるものであれば良く、またその有利な状態を
数ゲームに亘って継続させるときにも、そのゲーム数は
適宜決定すれば良い。作動手段26a,26b、誘導増
加装置作動領域24bに代えて入賞手段、その他の遊技
球の入賞又は通過を検出する検出手段を用いても良い。
【0090】更に実施形態では、アレンジボール機につ
いて例示しているが、アレンジボール機の他、雀球遊技
機等の各種の組み合わせ遊技機でも同様に実施できるこ
とはいうまでもない。またメダル投入式、遊技球投入式
の何れの場合にも同様に実施可能である。
【0091】
【発明の効果】本発明では、遊技領域27の下部に複数
個の入賞口29を有する入賞口手段22と、遊技領域2
7に所定数の遊技球を打ち込んで何れかの入賞口29に
遊技球が入賞して入賞役が成立した場合に、その入賞役
に基づいて所定の遊技媒体を払い出す払い出し手段12
とを備えた組み合わせ遊技機において、所定時間内に払
い出し手段12からの遊技媒体の払い出しがない場合に
払い出し異常と判定する払い出し異常判定手段105を
備えているので、遊技媒体の払い出し異常が発生した場
合にそれに迅速に対処でき、遊技者の不測の不利益を防
止できる。
【0092】また払い出し異常判定手段105が払い出
し異常と判定した場合に、それを報知する異常報知手段
106を備えているので、払い出し異常の発生事実を遊
技者、管理者等が容易に把握できる。
【0093】払い出し異常判定手段105は、払い出し
手段12の作動にも拘わらず所定時間内に遊技媒体の払
い出しがない場合に払い出し異常と判定する機能を備え
ているので、払い出し手段12側での遊技媒体の詰まり
等による払い出し異常を確実に判定できる。
【0094】しかも所定時間を計時するタイマー手段1
04を備え、該タイマー手段104は、払い出し指令が
あった場合、払い出し手段12が作動を開始した場合、
又は判定手段の払い出し動作中に遊技媒体の払い出しが
途切れた場合に、所定時間を計時する機能を備えている
ので、払い出し異常判定手段105により所定時間内の
払い出し異常を容易に判定できる。
【0095】更に払い出し手段12により払い出された
遊技媒体を検出する払い出し検出スイッチ100と、該
払い出し検出スイッチ100の信号に基づいて遊技媒体
の払い出し数を計数する払い出し計数手段102とを備
え、払い出し異常判定手段105は、遊技媒体の払い出
し数が払い出し指令数に満たない場合に払い出し異常と
判定する機能を備えているので、遊技媒体の払い出し異
常が発生した場合にそれに迅速に対処でき、遊技者の不
測の不利益を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の側面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す前枠の背面図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す外枠の正面図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の縦断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の縦断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の横断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す戻り側経路部分
の縦断面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す主制御手段の
ブロック図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す払い出し制御
手段のブロック図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示す払い出し制御
手段のブロック図である。
【符号の説明】
12 メダル払い出し手段 15 遊技盤 16 発射手段 22 入賞口手段 27 遊技領域 29 入賞口 44 循環経路 45 発射側経路 46 戻り側経路 49 メダル投入口 100 払い出し検出スイッチ 102 払い出し計数手段 104 タイマー手段 105 払い出し異常判定手段 106 異常報知手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域(27)の下部に複数個の入賞口(2
    9)を有する入賞口手段(22)と、前記遊技領域(27)に所定
    数の遊技球を打ち込んで何れかの前記入賞口(29)に遊技
    球が入賞して入賞役が成立した場合に、その入賞役に基
    づいて所定の遊技媒体を払い出す払い出し手段(12)とを
    備えた組み合わせ遊技機において、所定時間内に前記払
    い出し手段(12)からの遊技媒体の払い出しがない場合に
    払い出し異常と判定する払い出し異常判定手段(105) を
    備えたことを特徴とする組み合わせ遊技機。
  2. 【請求項2】 前記払い出し異常判定手段(105) が払い
    出し異常と判定した場合に、それを報知する異常報知手
    段(106) を備えたことを特徴とする請求項1に記載の組
    み合わせ遊技機。
  3. 【請求項3】 前記払い出し異常判定手段(105) は、前
    記払い出し手段(12)の作動にも拘わらず前記所定時間内
    に遊技媒体の払い出しがない場合に払い出し異常と判定
    する機能を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の組み合わせ遊技機。
  4. 【請求項4】 前記所定時間を計時するタイマー手段(1
    04) を備え、該タイマー手段(104) は、払い出し指令が
    あった場合、前記払い出し手段(12)が作動を開始した場
    合、又は前記払い出し手段(12)の払い出し動作中に遊技
    媒体の払い出しが途切れた場合に、前記所定時間を計時
    する機能を備たことを特徴とする請求項1〜3の何れか
    に記載の組み合わせ遊技機。
  5. 【請求項5】 前記払い出し手段(12)により払い出され
    た遊技媒体を検出する払い出し検出スイッチ(100) と、
    該払い出し検出スイッチ(100) の信号に基づいて遊技媒
    体の払い出し数を計数する払い出し計数手段(102) とを
    備え、前記払い出し異常判定手段(105) は、遊技媒体の
    払い出し数が払い出し指令数に満たない場合に払い出し
    異常と判定する機能を備えたことを特徴とする請求項1
    〜4の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
  6. 【請求項6】 前記払い出し手段(12)は、ゲーム中及び
    /又はゲーム終了後に遊技媒体を払い出す機能を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の組み合
    わせ遊技機。
  7. 【請求項7】 メダルを投入するメダル投入口(49)を備
    え、該メダル投入口(49)に規定の複数枚のメダルを投入
    することを条件にゲームを開始可能に構成したことを特
    徴とする請求項1〜6の何れかに記載の組み合わせ遊技
    機。
  8. 【請求項8】 発射手段(16)から遊技盤(15)へと遊技球
    を案内する発射側経路(45)と、前記遊技盤(15)側から前
    記発射手段(16)側へと遊技球を戻す戻り側経路(46)とを
    含む閉ループ状の循環経路(44)を構成し、該循環経路(4
    4)中に複数個の遊技球を封入したことを特徴とする請求
    項1〜7の何れかに記載の組み合わせ遊技機。
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