JP2002172083A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2002172083A
JP2002172083A JP2000371685A JP2000371685A JP2002172083A JP 2002172083 A JP2002172083 A JP 2002172083A JP 2000371685 A JP2000371685 A JP 2000371685A JP 2000371685 A JP2000371685 A JP 2000371685A JP 2002172083 A JP2002172083 A JP 2002172083A
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endoscope
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ccd
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JP2000371685A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Kami
邦彰 上
Masahiro Kudo
正宏 工藤
Takeo Usui
健夫 碓井
Toshihiko Suzuta
敏彦 鈴田
Koji Yasunaga
浩二 安永
Takeaki Nakamura
剛明 中村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い視野移動範囲を必要な場合でも、十分な
視野の移動が可能な内視鏡装置を実現する。 【解決手段】 内視鏡装置1は、内視鏡2と、TVカメ
ラ4と、CCU5と、視野移動制御装置6とから主に構
成される。前記内視鏡2は、被写体像を取り込む視野範
囲の一部が重なるような視野の異なる2つの光学系41
a,41bを内蔵している。前記TVカメラ4は、ズー
ムレンズ12と、CCD移動機構13と、ズームレンズ
移動機構14とを有している。前記視野移動制御装置6
は、前記TVカメラ4又はハンドスイッチ21の各動作
指令スイッチの操作により、前記TVカメラ4のCCD
11で撮像する撮像範囲を2つの光学系41a,41b
による視野で形成される所定の視野範囲内で移動可能な
ように前記CCD移動機構13及びズームレンズ移動機
構14を制御するように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡下手術に用
いられる内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡下手術は、内視鏡装置を構成する
内視鏡と処置具とをそれぞれ別個に患者の体腔内に挿入
して行うものである。上記内視鏡下手術は、体腔内に挿
入された処置具の先端部分の画像を内視鏡の観察視野内
に捉え、処置具による患部の状態を内視鏡によって観察
しながらその処置作業を行っている。このとき、内視鏡
下手術では、処置対象部位の変化が頻繁に起こる。この
ため、内視鏡保持者は、処置対象部位の変化に応じて内
視鏡を動かし、視野変換操作を行っている。従って、上
記内視鏡下手術では、内視鏡保持者の負担が大きくなる
という問題がある。
【0003】これを解決するために、例えば本出願人が
先に出願した特開平9−28663号公報に記載されて
いる内視鏡装置は、内視鏡に用いられる撮像光学系の1
部分をアクチュエータで移動させ、内視鏡画像の撮像範
囲を変更するようにしたものが提案されている。このア
クチュエータによる撮像光学系の1部分の移動は、撮像
光学系の光学軸と直交する平面及び光軸方向に沿って任
意の方向に移動することにより、内視鏡画像の撮像範囲
を変更することができる。また、例えば本出願人が先に
出願した特開平10−309258号公報に記載されて
いる内視鏡装置は、内視鏡の挿入部先端部をアングル操
作し、視野を変更するようにしたものが提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平9−28663号公報や特開平10−309258
号公報に記載の内視鏡装置は、内視鏡を動かさずに変更
できる視野範囲が内視鏡自体の視野範囲及び内視鏡の挿
入部先端部のアングル角度に規制され、処置範囲が広い
場合には視野移動範囲を十分得られない場合があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、広い視野移動範囲を必要な場合でも、十分な視
野の移動が可能な内視鏡装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1の内視鏡装置は、複数の視野で形
成される所定の視野範囲を有する内視鏡で得た被写体像
を撮像する撮像手段と、この撮像手段で撮像する撮像範
囲の変更が可能な撮像光学系と、この撮像光学系を駆動
する駆動手段とを具備し、前記撮像手段で撮像する撮像
範囲を前記複数の視野で形成される所定の視野範囲内で
移動可能なように、前記駆動手段を制御する制御手段を
設けたことを特徴としている。また、本発明の請求項2
は、請求項1に記載の内視鏡装置において、前記内視鏡
挿入部の複数の視野として所定の視野範囲を移動させる
視野移動手段を有し、前記制御手段は、前記撮像手段で
撮像する撮像範囲を前記視野移動手段により移動される
所定の視野範囲内で移動可能なように、前記駆動手段を
制御することを特徴としている。また、本発明の請求項
3は、請求項2に記載の内視鏡装置において、前記撮像
手段で撮像する撮像範囲が前記所定の視野範囲を越えた
ときに、前記所定の視野範囲内に前記撮像手段で撮像す
る撮像範囲が入るように前記視野移動手段を制御するこ
とを特徴としている。また、本発明の請求項4は、請求
項1〜3に記載の内視鏡装置において、前記内視鏡挿入
部と、前記撮像手段と、前記撮像光学系及び前記駆動手
段を保持して、移動可能な保持移動手段を有し、前記制
御手段は、前記撮像手段で撮像する撮像範囲が前記所定
の視野範囲を越えたとき、前記所定の視野範囲内に前記
撮像手段で撮像する撮像範囲が入るように、前記保持移
動手段を制御することを特徴としている。この構成によ
り、広い視野移動範囲を必要な場合でも、十分な視野の
移動が可能な内視鏡装置を実現する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図8は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態の
内視鏡装置の構成を示す概略構成図、図2は図1のカメ
ラヘッドの外観図、図3は図1の処置具をA方向から見
た外観図、図4は図1の視野移動制御装置の外観図、図
5は図1の内視鏡の光学系を示す説明図、図6は図2の
視野移動制御装置の要部を示す回路ブロック図、図7は
本発明の第1の実施の形態の作用を示す説明図、図8は
図6の内視鏡の変形例を示す説明図である。
【0008】図1に示すように本実施の形態の内視鏡装
置1は、患者の体腔内に挿入される長尺な挿入部2a及
びこの挿入部2aの基端部に連結された接眼部2bで構
成される硬性内視鏡(以下、単に内視鏡)2と、この内
視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、前記内視鏡2
の接眼部2bに着脱自在に取り付け可能で、この内視鏡
2の接眼部2bから伝達される被写体像を撮像する後述
の撮像手段を内蔵した外付けTVカメラ(以下、TVカ
メラ)4と、このTVカメラ4により得られた撮像信号
を信号処理するCCU(カメラコントロールユニット)
5と、前記TVカメラ4に内蔵された後述の撮像光学系
を制御する視野移動制御装置6と、この視野移動制御装
置6を操作するための後述するハンドスイッチを設け、
前記内視鏡2とは別の場所から挿入されて患部を処置可
能な処置具7と、前記CCU5で信号処理した映像信号
による内視鏡画像を表示する表示モニタ(以下、モニ
タ)8とから主に構成される。
【0009】前記内視鏡2は、関節構造の内視鏡保持具
9により移動可能に保持されるようになっている。ま
た、患者の腹壁H内には予め2つのトラカール10a、
10bが刺入されている。そして、一方のトラカールに
は前記内視鏡2が挿通され、もう一方のトラカール10
bには前記処置具7が挿通されるようになっている。
尚、CCU5は、前記モニタ8及び前記光源装置3にそ
れぞれ接続されている。また、CCU5には、前記モニ
タ8の他に顔面装着型映像表示装置FMD( FaceMount
ed Display ;HMD ( Head Mounted Display )とも呼
ばれる)等に接続しても良い。
【0010】前記TVカメラ4は、撮像手段として固体
撮像素子であるCCD11を内蔵している。前記TVカ
メラ4は、前記CCD11で撮像する撮像範囲の変更が
可能な撮像光学系としてズームするためのズームレンズ
12と、このズームレンズ12の光軸方向に対して直交
する上下左右方向(X軸、Y軸方向)に前記CCD11
を移動可能なCCD移動機構13と、前記ズームレンズ
12をこの光軸方向(Z軸方向)に進退動させるズーム
レンズ移動機構14とを有して構成されている。尚、前
記CCD移動機構13は、図示しないステッピングモー
タにより上下左右方向(X軸、Y軸方向)に前記CCD
11を移動可能となっている。また、前記ズームレンズ
移動機構14も同様に、図示しないステッピングモータ
により光軸方向(Z軸方向)に前記ズームレンズ12を
移動可能となっている。
【0011】また、前記TVカメラ4は、図2に示すよ
うに前記視野移動制御装置6及び前記CCU5にコネク
タ15a,15bで着脱自在に接続可能である。前記T
Vカメラ4は、ケーシング4aの外面に視野拡大用のT
ELEスイッチ16、視野縮小用のWIDEスイッチ1
7、中心点(原点)復帰用のCENTERスイッチ18
が設けられている。
【0012】また、図3に示すように前記処置具7の手
元側には、前記視野移動制御装置6に接続されるハンド
スイッチ21が取り付けられている。尚、図3は図1の
処置具7をA方向から見た矢視図である。このハンドス
イッチ21は、前記TVカメラ4と同様な視野拡大用の
TELEスイッチ22及び視野縮小用のWIDEスイッ
チ23とを有し、上下左右に操作可能なジョイスティッ
ク24が設けられている。
【0013】前記視野移動制御装置6は、前記TVカメ
ラ4又は前記ハンドスイッチ21の各動作指令スイッチ
の操作により、前記TVカメラ4のCCD移動機構13
及びズームレンズ移動機構14を制御して、上下左右方
向(X軸、Y軸方向)への視野移動及び光軸方向(Z軸
方向)への視野拡大・広角観察を行うようになってい
る。また、前記視野移動制御装置6は、図4に示すよう
にこの視野移動制御装置6のフロントパネル部6aに前
記TVカメラ4と同様な視野拡大用のTELEスイッチ
31、視野縮小用のWIDEスイッチ32及び中心点
(原点)復帰用のCENTERスイッチ33の他に、U
Pスイッチ34、DOWNスイッチ35、RIGHTス
イッチ36、LEFTスイッチ37をそれぞれ設けてい
る。
【0014】次に、本実施の形態で用いられる内視鏡2
について説明する。本実施の形態の内視鏡2は、図5に
示すように2つの光学系41a,41bを内蔵してい
る。前記光学系41aは、プリズム42a、対物レンズ
43a、リレーレンズ44a及び接眼レンズ45a、4
6aから構成される。前記光学系41aも前記光学系4
1aと同様に、プリズム42b、対物レンズ43b、リ
レーレンズ44b及び接眼レンズ45b、46bから構
成される。これら光学系41a,41bの光軸は、それ
ぞれプリズム42a、42bにて挿入部の長手軸方向に
対して斜めに構成されている。そして、2つの光学系4
1a,41bは、これら光学系で取り込む被写体像の視
野範囲の一部が重なるように構成されている。
【0015】本実施の形態では、前記TVカメラ4のC
CD11で撮像する撮像範囲を2つの光学系41a,4
1bによる視野で形成される所定の視野範囲内で移動可
能なように、前記CCD移動機構13及びズームレンズ
移動機構14を制御するように構成する。
【0016】図6に示すように前記視野移動制御装置6
は、前記TVカメラ4のCCD移動機構13を駆動制御
するCCD移動制御回路51と、前記TVカメラ4のズ
ームレンズ移動機構14を駆動制御するズームレンズ移
動制御回路52と、前記フロントパネル6a又は前記T
Vカメラ4又は前記ハンドスイッチ21の各動作指令ス
イッチの操作により信号が入力されるスイッチ入力回路
53と、このスイッチ入力回路53からの信号により、
前記CCD移動制御回路51及び前記ズームレンズ移動
制御回路52を制御する中央制御回路54と、を有して
構成される。
【0017】前記中央制御回路54は、前記TVカメラ
4のCCD11で撮像する撮像範囲が、例えば図7に示
すように縦横比3:4の長方形である場合、前記光学系
41a,41bの視野Ra、Rbがこの長方形に外接す
るように、前記CCD移動制御回路51及び前記ズーム
レンズ移動制御回路52を制御するようになっている。
尚、前記光学系41a,41bの視野Ra、Rbの重な
り具合は、前記縦横比3:4の長方形に隙間ができない
ような関係となっている。
【0018】前記中央制御回路54の制御により前記ズ
ームレンズ移動制御回路52は、ズームレンズ移動機構
14を制御する。同様に、前記中央制御回路54の制御
により前記CCD移動制御回路51は、CCD移動機構
13を制御する。尚、前記CCD移動制御回路51及び
前記ズームレンズ移動制御回路52は、前記TVカメラ
4に設けられているCCD移動機構13及びズームレン
ズ移動機構14に組み込まれたそれぞれの図示しないス
テッピングモータに接続され、これらステッピングモー
タをそれぞれ駆動制御するようになっている。
【0019】次に、このように構成された第1の実施の
形態の作用について説明する。本実施の形態の内視鏡装
置1は、患者の腹壁H内に予め2つのトラカール10
a、10bを刺入して使用する。そして、一方のトラカ
ール10aに内視鏡2が挿通され、このトラカール10
aを通して処置具1が体腔内に挿入される。更に、他方
のトラカール10bには処置部11が挿通され、このト
ラカール10bを通して処置具7が体腔内に挿入され
る。
【0020】内視鏡2で取り込んだ被写体像は、内蔵し
た光学系41a、41bにより伝達され、TVカメラ4
内部のズームレンズ12を経てCCD11によって撮像
され、電気信号に変換される。CCD11からの出力信
号は、CCU5にて映像信号処理され、モニタ8に入力
されて内視鏡画像として表示される。
【0021】ここで、CCD11の撮像範囲は、内視鏡
2による観察像の視野範囲よりも小さくなっている。そ
して、CCD11には内視鏡2による観察像の視野範囲
の一部が撮像されている。
【0022】このとき、視野移動制御装置6のフロント
パネル6aやTVカメラ4又はハンドスイッチ21の各
動作指令スイッチが操作されると、これら各動作指令ス
イッチの信号がスイッチ入力回路53を介して中央制御
回路54に入力される。
【0023】中央制御回路54は、入力された各動作指
令スイッチの信号に応じて、CCD移動制御回路51及
びズームレンズ移動制御回路52を制御し、図7で説明
したように光学系41a、41bの各視野の円に外接す
る縦横比3:4の各長方形の内側でCCD11を駆動さ
せる。
【0024】また、ズームレンズ移動機構14は、ズー
ムレンズ12をこの光軸方向(Z軸方向)に移動させ、
CCD11に投影される観察像の大きさを変える。CC
D移動機構13は、CCD11の移動範囲が光学系41
a、41bの各視野の円に外接する縦横比3:4の各長
方形の内側になるようにCCD11を上下左右方向(X
軸、Y軸方向)に移動させ、CCD11の撮像範囲を変
える、即ち上下左右方向(X軸、Y軸方向)への視野移
動を行う。
【0025】従って、2つの光学系41a、41bによ
る異なる複数の視野の一部を重ねた視野範囲を設けるこ
とで、単独の光学系を有する内視鏡に比べてより広い範
囲の視野移動を行うことが可能となる。また、ズームレ
ンズ12を移動することで、観察像の大きさ、CCD1
1の移動範囲の大きさを変更することができる。この結
果、本実施の形態の内視鏡装置1は、広い視野移動範囲
を必要な場合でも、十分な視野の移動が可能であるとい
う効果を得る。
【0026】また、本実施の形態の内視鏡装置1に用い
られる内視鏡は、図8に示すように構成しても良い。図
8に示すように内視鏡2Bは、1つのリレーレンズ44
cを用いて光学系41a、41bを一つの光学系41c
とし、瞳分割方式にて異なる視野範囲を得るように構成
している。尚、2つの光学系41a、41bに設けられ
る各光学部材の配置は、図5に示したものに限らず、2
つの視野円Ra、Rbが接するように配置しても良い
し、上下方向、斜め方向に配置しても良い。
【0027】(第2の実施の形態)図9ないし図14は
本発明の第2の実施の形態に係り、図9は本発明の第2
の実施の形態の内視鏡装置に用いられる内視鏡の光学系
を示す説明図、図10は図9の内視鏡の対物レンズユニ
ットを示す説明図、図11は本発明の第2の実施の形態
の内視鏡装置に用いられる視野移動制御装置の要部を示
す回路ブロック図、図12は図11の中央制御回路の動
作を示すフローチャート、図13は図12の変形例を示
すフローチャート、図14は図12の他の変形例を示す
フローチャートである。
【0028】上記第1の実施の形態では、複数の異なる
視野として2つの光学系41a、41bを有する内視鏡
2で構成された内視鏡装置1に本発明を適用したが、本
第2の実施の形態では視野移動手段として、対物レンズ
が光軸方向に対して直交する上下左右方向(X軸、Y軸
方向)に移動可能な内視鏡で構成される内視鏡装置に本
発明を適用する。それ以外の構成は、上記第1の実施の
形態とほぼ同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ
符号を付して説明する。
【0029】即ち、図9に示すように本第2の実施の形
態の内視鏡装置に用いられる内視鏡60は、上記第1の
実施の形態で用いた内視鏡2の代わりに使用されるもの
である。前記内視鏡60は、視野範囲を移動させる視野
移動手段として対物レンズが光軸方向に対して直交する
上下左右方向(X軸、Y軸方向)に移動可能な対物レン
ズユニット61を挿入部先端部60aに有して構成され
ている。前記内視鏡60の光学系60cは、前記対物レ
ンズユニット61と、この対物レンズユニット61の後
端側にリレーレンズ62及び接眼レンズ63を配置して
構成されている。
【0030】図10に示すように前記対物レンズユニッ
ト61は、この内部に対物レンズ64及びこの対物レン
ズ64を上下左右に移動するための対物レンズ移動機構
としてXYステージ65を設けている。
【0031】前記XYステージ65は、上下方向(Y軸
方向)に移動する中空の部材XU66と、左右方向(X
軸方向)に移動する中空の部材YU67と、前記中空の
部材XU66及びYU67を指示するガイドレール68
と、前記中空の部材XU66の背面に取り付けられ、前
記ガイドレール68に嵌合して前記中空の部材XU66
を移動させるアクチュエータ69と、このアクチュエー
タ69と同様に前記中空の部材YU67の背面に取り付
けられ、前記ガイドレール68に嵌合して前記中空の部
材YU67を移動させるアクチュエータ70とから構成
される。
【0032】前記中空の部材XU66、YU67の中空
部が交わる位置には、前記対物レンズユニット61が嵌
合するようになっている。また、前記アクチュエータ6
9、70には、図示しないエンコーダが取り付けられて
いる。
【0033】前記アクチュエータ69、70を駆動する
ための駆動信号や前記エンコーダからのエンコード信号
等が伝達される信号線71は、前記内視鏡60の接眼部
60bに設けられた接点72に接続されている。そし
て、前記信号線71は、前記接点72を介して図示しな
いTVカメラ4内の接点を介し、後述の視野移動制御装
置に接続されるようになっている。
【0034】本実施の形態では、前記TVカメラ4のC
CD11で撮像する撮像範囲を前記対物レンズユニット
61により移動される所定の視野範囲内で移動可能なよ
うに、前記CCD移動機構13及びズームレンズ移動機
構14を制御するように構成する。
【0035】図11に示すように視野移動制御装置81
は、図6で説明した視野移動制御装置6と同様なCCD
移動制御回路51と、ズームレンズ移動制御回路52
と、スイッチ入力回路53と、中央制御回路54と、を
有して構成されている。また、前記視野移動制御装置8
1は、前記XYステージ65に設けられた前記アクチュ
エータ69、70を駆動制御する対物レンズ移動制御回
路82を有して構成されている。
【0036】前記対物レンズ移動制御回路82は、前記
中央制御回路54に制御される。前記中央制御回路54
は、前記CCD移動機構13によるCCD11の移動が
限界に達し、CCD11の撮像する撮像範囲が視野範囲
から外れた際に、撮像範囲を視野範囲内に納めるよう前
記対物レンズ移動制御回路82を制御するようになって
いる。尚、前記CCD移動機構13には、CCD11が
移動範囲内か否かを検出する図示しないリミットスイッ
チが設けられている。前記中央制御回路54は、前記C
CD移動制御回路51を介して前記リミットスイッチに
て検出した検出信号が入力され、前記CCD移動機構1
3によるCCD11の移動が限界であるかどうかの判断
をするようになっている。
【0037】また、前記中央制御回路54は、前記対物
レンズ移動制御回路82を介して前記アクチュエータ6
9、70に設けたエンコーダからのエンコード信号を入
力され、前記XYステージ65の移動範囲の限界位置を
知ることができるようになっている。
【0038】次に、本第2の実施の形態の作用について
説明する。本第2の実施の形態の内視鏡装置は、上記第
1の実施の形態と同様に患者の腹壁H内に予め2つのト
ラカールを刺入して使用される。
【0039】内視鏡60で取り込んだ被写体像は、内蔵
した光学系60cにより伝達され、TVカメラ4内部の
ズームレンズ12を経てCCD11によって撮像され、
電気信号に変換される。CCD11からの出力信号は、
CCU5にて映像信号処理され、モニタ8に入力されて
内視鏡画像として表示される。
【0040】ここで、内視鏡装置は、図12に示すフロ
ーチャートに従って視野移動制御装置81の中央制御回
路54に制御される。先ず、中央制御回路54は、スイ
ッチ入力回路53を介して上記第1の実施の形態で説明
した視野移動制御装置81のフロントパネルやTVカメ
ラ4又はハンドスイッチ21の各動作指令スイッチの状
態をチェックする(ステップS1)。
【0041】例えば、視野移動制御装置81のフロント
パネル上のTELEスイッチ31、WIDEスイッチ3
2、又は、ハンドスイッチ上21のTELEスイッチ2
2、WIDEスイッチ23が押下操作される(ステップ
S2)と、中央制御回路54はズームレンズ移動制御回
路52を制御し、操作されたスイッチに応じてTVカメ
ラ4内のズームレンズ移動機構14にてズームレンズ1
2を移動させる(ステップS3)。この後、中央制御回
路54は、再度スイッチの状態チェック(ステップS
1)に戻る。
【0042】また、視野移動制御装置81のフロントパ
ネル上のCENTERスイッチ33、又は、TVカメラ
4上のCENTERスイッチ(原点復帰スイッチ)18
が押下操作された場合(ステップS4)には、中央制御
回路54はズームレンズ移動制御回路52を制御し、操
作されたスイッチに応じてTVカメラ4内のズームレン
ズ移動機構14にてズームレンズ12を最低倍率に移動
させ、CCD11を移動範囲の中心に戻す(ステップS
5)。この後、中央制御回路54は、再度スイッチの状
態チェック(ステップS1)に戻る。
【0043】次に、視野移動制御装置81のフロントパ
ネルやTVカメラ4又はハンドスイッチ21の各動作指
令スイッチが操作された場合(ステップS6)には、C
CD11が移動可能、即ち、CCD11がCCD移動機
構13による移動範囲内(ステップS7)であれば、中
央制御回路54はCCD移動制御回路51を制御し、操
作されたスイッチに応じてCCD移動機構13にてCC
D11を上下左右方向(X軸、Y軸方向)に移動させる
(ステップS8)。
【0044】ここで、CCD移動機構13に設けられた
リミットスイッチにてCCD移動機構13によるCCD
11の移動範囲の限界であることが検出された場合は、
この検出信号がCCD移動制御回路51を介して中央制
御回路54へ入力される。中央制御回路54は、この検
出信号によりCCD移動機構13によるCCD11の移
動が限界であるとの判断をする。
【0045】そして、中央制御回路54は、対物レンズ
移動制御回路82を制御し、操作されたスイッチに応じ
て対物レンズユニット61内のXYステージ65にて対
物レンズ64を上下左右方向(X軸、Y軸方向)に移動
させる(ステップS10)。尚、対物レンズ64の位置
は、アクチュエータ69、70内のエンコーダにて検出
され、中央制御回路54は対物レンズ64の移動範囲の
限界位置を知ることができる。
【0046】また、内視鏡装置は、図13に示すフロー
チャートに従って視野移動制御装置81の中央制御回路
54に制御されるようにしても良い。尚、図13のステ
ップS1’〜ステップS9’は、図12のステップS1
〜ステップS9まで同様である。
【0047】図13のフローチャートに示すようにCC
D11が移動範囲の限界にあるとき、対物レンズ64を
移動させる前に、中央制御回路54の制御によりCCD
移動制御回路51を制御してCCD移動機構13を駆動
し、CCD11をCCD移動機構13による移動範囲の
中央に移動させる(ステップS11)。このとき、ステ
ップS11では、TVモニタに表示されている視野が動
かないように、中央制御回路54の制御によりCCD移
動制御回路51及び対物レンズ移動制御回路82を連動
制御して、CCD移動機構13と対物レンズユニット6
1内のXYステージ65とを連動させて駆動する。
【0048】また、内視鏡装置は、図14に示すフロー
チャートに従って視野移動制御装置81の中央制御回路
54に制御されるようにしても良い。尚、図14のステ
ップS1”〜ステップS5”は、図12のステップS1
〜ステップS5まで同様である。
【0049】図14のフローチャートに示すようにU
P、DOWN、RIGHT、LEFTの各操作を行うス
イッチを2つづつ設けて第1、第2のスイッチとする。
この場合、第1のスイッチとしてUP、DOWN、RI
GHT、LEFTの各操作を行う(ステップS12)
と、CCD11がCCD移動機構13による移動範囲内
(ステップS13)であれば、中央制御回路54の制御
によりCCD移動制御回路51を制御してCCD移動機
構13を駆動し、CCD11を移動させる(ステップS
14)。この後、中央制御回路54は、再度スイッチの
状態チェック(ステップS1”)に戻る。一方、CCD
11がCCD移動機構13による移動範囲の限界であれ
ば、再度スイッチの状態チェック(ステップS1”)に
戻る。
【0050】そして、第2のスイッチとしてUP、DO
WN、RIGHT、LEFTの各操作を行う(ステップ
S15)と、対物レンズ64の位置が対物レンズユニッ
ト61内のXYステージ65の移動範囲内(ステップS
16)であれば、中央制御回路54の制御により対物レ
ンズ移動制御回路82を制御してXYステージ65を駆
動し、対物レンズ64を移動させる(ステップS1
7)。この後、中央制御回路54は、再度スイッチの状
態チェック(ステップS1”)に戻る。一方、対物レン
ズ64の位置が対物レンズユニット61内のXYステー
ジ65の移動範囲の限界であれば、再度スイッチの状態
チェック(ステップS1”)に戻る。
【0051】尚、これらUP、DOWN、RIGHT、
LEFTの各操作を行うスイッチを各1個のみとし、こ
れらスイッチを一定時間、押下操作し続けたときには、
中央制御回路54の制御により、対物レンズ移動制御回
路82を制御して対物レンズユニット61内のXYステ
ージ65を駆動するようにしても良い。
【0052】この結果、本第2の実施の形態の内視鏡装
置は、上記第1の実施の形態と同様な効果を得ることが
可能である。
【0053】(第3の実施の形態)図15ないし図17
は本発明の第3の実施の形態に係り、図15は本発明の
第3の実施の形態の内視鏡装置に用いられる内視鏡の光
学系を示す説明図、図16は本発明の第3の実施の形態
の内視鏡装置に用いられる視野移動制御装置の要部を示
す回路ブロック図、図17は本発明の第3の実施の形態
の作用を示す説明図であり、図17(a)はDMDに駆
動電圧を印可していないときの挿入部先端部の要部を示
す説明図、図17(b)は同図(a)に対してDMDに
駆動電圧を印可しているときの挿入部先端部の要部を示
す説明図である。
【0054】本第3の実施の形態では、視野移動手段と
して光学系にDMD(デジタルマイクロミラーデバイ
ス)を内蔵した内視鏡で構成される内視鏡装置に本発明
を適用する。それ以外の構成は、上記第1の実施の形態
とほぼ同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号
を付して説明する。
【0055】即ち、図15に示すように本第3の実施の
形態の内視鏡装置に用いられる内視鏡100は、上記第
1の実施の形態で用いた内視鏡2の代わりに使用される
ものである。前記内視鏡100は、カバーガラス101
の後方に配置した対物レンズ102の後方に、視野範囲
を移動させる視野移動手段としてDMD(Digital Micr
omirror Device ;( Digital Micromirror Display)とも
呼ばれる)103を挿入部先端部100aに有して構成
されている。
【0056】前記内視鏡100の光学系100cは、前
記カバーガラス101、前記対物レンズ102及び前記
DMD103と、このDMD103に対向する面に配置
された平面ミラー104と、この平面ミラー104の反
射面側に配置されたリレーレンズ105と、このリレー
レンズ105の基端側に配置された平面ミラー106
と、この平面ミラー106の反射面側に配置された平面
ミラー107と、この平面ミラー107の反射面側に配
置された接眼レンズ108とから構成されている。
【0057】上記DMD103は、『応用物理 第68
巻 第3号』((社)日本応用物理学会1999,pp.0285-0
289)に示されるように、シリコン(Si)チップ上に
微細なミラーアレイを形成し、加える電圧により微少ミ
ラーの方向を変化することができる素子である。より具
体的には、前記DMD103は、対角線の1つを中心に
安定した2つの状態間で回動するヨーク上に保持部材に
より保持された微少ミラーを例えば640×480の格
子状にシリコン(Si)チップ上に配置し、水平方向に
±10°の角度範囲で各微少ミラーが独立して可動でき
るようにした素子である。
【0058】前記DMD103は、前記対物レンズ10
2を介して前記カバーガラス101から取り込む被写体
像に対し、±10°の範囲で視野範囲を移動させ、微少
ミラー103aによって反射された被写体像を前記リレ
ーレンズ105、前記平面ミラー106、107を介し
て前記接眼レンズ108に伝達するように設定されてい
る(図17参照)。
【0059】このような構造のDMD103を駆動制御
するための駆動信号等が伝達される信号線109aは、
前記内視鏡100の接眼部100bに設けられた接点1
09に接続されている。そして、前記信号線109a
は、前記接点109を介して図示しないTVカメラ4内
の接点を介し、後述の視野移動制御装置に接続されるよ
うになっている。
【0060】本実施の形態では、前記TVカメラ4のC
CD11で撮像する撮像範囲を前記DMD103により
移動される所定の視野範囲内で移動可能なように、前記
CCD移動機構13及びズームレンズ移動機構14を制
御するように構成する。
【0061】図16に示すように視野移動制御装置11
1は、図6で説明した視野移動制御装置6と同様なCC
D移動制御回路51と、ズームレンズ移動制御回路52
と、スイッチ入力回路53と、中央制御回路54と、を
有して構成されている。また、前記視野移動制御装置1
11は、前記DMD103を駆動制御するDMD制御回
路112を有して構成されている。
【0062】前記DMD制御回路112は、前記DMD
103へ駆動電圧を供給し、前記DMD103の微少ミ
ラー103aをそれぞれ±10°の範囲で独立して可動
させる制御を行うようになっている。前記DMD制御回
路112は、前記中央制御回路54に制御される。前記
中央制御回路54は、前記CCD移動機構13によるC
CD11の移動が限界に達し、CCD11の撮像する撮
像範囲が視野範囲から外れた際に、撮像範囲を視野範囲
内に納めるよう前記DMD制御回路112を制御するよ
うになっている。尚、前記中央制御回路54は、上記第
2の実施の形態と同様に前記CCD移動機構13の図示
しないリミットスイッチからの検出信号により、前記C
CD移動機構13によるCCD11の移動が限界である
かどうかの判断をするようになっている。
【0063】次に、本第3の実施の形態の作用について
説明する。本第3の実施の形態の内視鏡装置は、上記第
1の実施の形態と同様に患者の腹壁H内に予め2つのト
ラカールを刺入して使用される。内視鏡100は、対物
レンズ102を介してカバーガラス101から取り込ん
だ被写体像をDMD103へ入射させる。
【0064】ここで、図17(a)に示すようにDMD
103の微少ミラー103aは、DMD103にDMD
制御回路112から駆動電圧を印可されない状態では、
対物レンズ102を介してカバーガラス101から取り
込む被写体像を視野範囲Raの範囲で平面ミラー104
に向かって反射するようになっている。そして、DMD
103の微少ミラー103aから反射された視野範囲R
aの被写体像は、平面ミラー104で反射され、リレー
レンズ105を通り、平面ミラー106、107を介し
て接眼レンズ108に伝達される。
【0065】接眼レンズ108に伝達された被写体像
は、TVカメラ4内部のズームレンズ12を経てCCD
11によって撮像され、電気信号に変換される。CCD
11からの出力信号は、CCU5にて映像信号処理さ
れ、モニタ8に入力されて内視鏡画像として表示され
る。
【0066】このとき、視野移動制御装置111のフロ
ントパネルやTVカメラ4又はハンドスイッチ21の各
動作指令スイッチが操作されると、上記第1の実施の形
態で説明したのと同様に中央制御回路54は、入力され
た各動作指令スイッチの信号に応じて、CCD移動制御
回路51及びズームレンズ移動制御回路52を制御し、
CCD移動機構13及びズームレンズ移動機構14を駆
動させ、ズームレンズ12の光軸方向への移動によるズ
ーム移動及びCCD11による上下左右方向(X軸、Y
軸方向)への視野移動を行う。
【0067】ここで、CCD移動機構13に設けられた
リミットスイッチにてCCD移動機構13によるCCD
11の移動範囲の限界であることが検出された場合は、
この検出信号がCCD移動制御回路51を介して中央制
御回路54へ入力される。中央制御回路54は、この検
出信号によりCCD移動機構13によるCCD11の移
動が限界であるとの判断をする。
【0068】そして、中央制御回路54は、DMD制御
回路112を制御し、操作されたスイッチに応じて前記
DMD103へ駆動電圧を供給させ、図17(b)に示
すようにDMD103の微少ミラー103aをそれぞれ
可動させる。
【0069】このとき、DMD103は、接眼レンズ1
08から得られる被写体像を視野範囲Rbの範囲で平面
ミラー104に向かって反射することで、視野範囲Rb
の範囲の被写体像がTVカメラ4のCCD11で撮像さ
れるようになっている。
【0070】この結果、本第3の実施の形態の内視鏡装
置は、DMD103への駆動電圧を変化させることによ
り内視鏡100の視野範囲を移動できる。これにより、
本第3の実施の形態の内視鏡装置は、上記第1の実施の
形態と同様な効果を得ることが可能である。
【0071】(第4の実施の形態)図18ないし図20
は本発明の第4の実施の形態に係り、図18は本発明の
第4の実施の形態の内視鏡装置に用いられる内視鏡の光
学系を示す説明図、図19は図18の内視鏡の湾曲操作
機構を説明する説明図、図20は本発明の第4の実施の
形態の内視鏡装置に用いられる視野移動制御装置の要部
を示す回路ブロック図である。
【0072】本第4の実施の形態では、視野範囲を移動
させる視野移動手段として湾曲自在な湾曲部を有する挿
入部を備えた内視鏡で構成される内視鏡装置に本発明を
適用する。それ以外の構成は、上記第1の実施の形態と
ほぼ同様なので説明を省略し、同じ構成には同じ符号を
付して説明する。
【0073】即ち、図18に示すように本第4の実施の
形態の内視鏡装置に用いられる内視鏡120は、上記第
1の実施の形態で用いた内視鏡(硬性内視鏡)2の代わ
りに使用されるものである。
【0074】前記内視鏡120は、長尺な挿入部121
と、この挿入部121の基端側に設けられ把持部を兼ね
る操作部122と、この操作部122の後端側に設けら
れた接眼部123とから構成される。前記挿入部121
は、先端から順に硬質な先端部121aと、視野範囲を
移動させる視野移動手段として湾曲自在な湾曲部121
bと、可撓性の可撓管部121cとから構成される。
尚、前記接眼部123には、上記第1の実施の形態と同
様にTVカメラ4が着脱自在に取り付け可能である。
【0075】前記内視鏡120は、照明光学系として前
記先端部121aに配置された照明レンズ124と、こ
の照明レンズ124の後方側に挿通配置され、この照明
レンズ124まで前記光源装置3(図1参照)から供給
された照明光を導光するライトガイド125とを有して
いる。前記ライトガイド125の基端側は、前記操作部
123側部から延出しているLGコネクタ126に接続
されている。前記LGコネクタ126は、前記光源装置
3に着脱自在に接続可能である。
【0076】前記内視鏡120の光学系120cは、前
記先端部121aに配置された対物レンズ127と、こ
の対物レンズ127の後方側に挿通配置され、この対物
レンズ127で取り込んだ被写体像を前記接眼部123
まで導光するイメージガイド128と、このイメージガ
イド128の基端側に配置された接眼レンズ129とで
構成されている。尚、符号130は、接眼窓である。
【0077】図19に示すように前記湾曲部121b
は、複数の湾曲駒で形成された湾曲管から構成されてい
る。前記湾曲部121bは、後述の湾曲操作機構により
ワイヤ131a、131b、131c、131dを牽引
することにより、それぞれ上下左右方向(X軸、Y軸方
向)に湾曲自在に湾曲可能である。前記ワイヤ131a
〜131dは、それぞれコイルシース132によって前
記操作部122へ挿通配置されている。
【0078】前記ワイヤ131a、131bは、湾曲操
作機構として前記操作部122に配置されたプーリ13
3aに接続され、前記プーリ133aはギア134aを
介してモータ135aに接続されている。同様に、ワイ
ヤ131c、131dは、前記操作部122に配置され
たプーリ133bに接続され、前記プーリ133bはギ
ア134bを介してモータ135bに接続されている。
尚、前記モータ135a、135bには、図示しないエ
ンコーダが取り付けられている。
【0079】前記モータ135a、135bを駆動する
ための駆動信号や前記エンコーダからのエンコード信号
等が伝達される信号線136a、136bは、前記接眼
部123に設けられた接点137に接続されている。そ
して、前記信号線136a、136bは、前記接点13
7を介して図示しないTVカメラ4内の接点を介し、後
述の視野移動制御装置に接続されるようになっている
(図18参照)。
【0080】また、前記挿入部121は、硬性のシース
138に挿通可能である。前記湾曲部121bは、前記
硬性シース138内で上下左右方向(X軸、Y軸方向)
に湾曲可能であり、視野範囲を移動させることが可能で
ある。
【0081】本実施の形態では、前記TVカメラ4のC
CD11で撮像する撮像範囲を前記湾曲部121bによ
り移動される所定の視野範囲内で移動可能なように、前
記CCD移動機構13及びズームレンズ移動機構14を
制御するように構成する。
【0082】図20に示すように視野移動制御装置14
0は、図6で説明した視野移動制御装置6と同様なCC
D移動制御回路51と、ズームレンズ移動制御回路52
と、スイッチ入力回路53と、中央制御回路54と、を
有して構成されている。また、前記視野移動制御装置1
40は、前記湾曲部121bのモータ135a、135
bを駆動制御する湾曲制御回路141を有して構成され
ている。
【0083】前記湾曲制御回路141は、前記モータ1
35a、135bを駆動制御するようになっている。前
記湾曲制御回路141は、前記中央制御回路54に制御
される。
【0084】前記中央制御回路54は、前記CCD移動
機構13によるCCD11の移動が限界に達し、CCD
11の撮像する撮像範囲が視野範囲から外れた際に、撮
像範囲を視野範囲内に納めるよう前記湾曲制御回路14
1を制御するようになっている。尚、前記中央制御回路
54は、上記第2の実施の形態と同様に前記CCD移動
機構13の図示しないリミットスイッチからの検出信号
により、前記CCD移動機構13によるCCD11の移
動が限界であるかどうかの判断をするようになってい
る。
【0085】次に、本第4の実施の形態の作用について
説明する。本第4の実施の形態の内視鏡装置は、患者の
腹壁H内に予め硬性シース138を刺入して使用され
る。内視鏡の挿入部121は、硬性シース138を挿通
し体腔内に挿入される。
【0086】内視鏡120で取り込んだ被写体像は、内
蔵した光学系120cにより伝達され、TVカメラ4内
部のズームレンズ12を経てCCD11によって撮像さ
れ、電気信号に変換される。CCD11からの出力信号
は、CCU5にて映像信号処理され、モニタ8に入力さ
れて内視鏡画像として表示される。
【0087】ここで、視野移動制御装置140のフロン
トパネルやTVカメラ4又はハンドスイッチ21の各動
作指令スイッチが操作されると、上記第1の実施の形態
で説明したのと同様に中央制御回路54は、入力された
各動作指令スイッチの信号に応じて、CCD移動制御回
路51及びズームレンズ移動制御回路52を制御し、C
CD移動機構13及びズームレンズ移動機構14を駆動
させ、ズームレンズ12の光軸方向への移動によるズー
ム移動及びCCD11による上下左右方向(X軸、Y軸
方向)への視野移動を行う。
【0088】このとき、CCD移動機構13に設けられ
たリミットスイッチにてCCD移動機構13によるCC
D11の移動範囲の限界であることが検出された場合
は、この検出信号がCCD移動制御回路51を介して中
央制御回路54へ入力される。中央制御回路54は、こ
の検出信号によりCCD移動機構13によるCCD11
の移動が限界であるとの判断をする。
【0089】そして、中央制御回路54は、湾曲制御回
路141を制御し、操作されたスイッチに応じて前記モ
ータ135a、135bを駆動制御して、湾曲部121
bを湾曲させる。
【0090】この結果、本第4の実施の形態の内視鏡装
置は、硬性シース138内でのみ内視鏡120の挿入部
先端部121aが動くことができる。これにより、本第
4の実施の形態の内視鏡装置は、処置具等と干渉するこ
となく視野の移動が可能となる。
【0091】(第5の実施の形態)図21ないし図23
は本発明の第5の実施の形態に係り、図21は本発明の
第5の実施の形態の内視鏡装置の構成を示す概略構成
図、図22は図21のベース部移動機構を説明する説明
図、図23は本発明の第5の実施の形態の内視鏡装置に
用いられる視野移動制御装置の要部を示す回路ブロック
図である。
【0092】本第5の実施の形態では、上記第1〜第4
の実施の形態で用いた内視鏡及びTVカメラを保持し
て、移動可能なTVカメラ移動機構を有する内視鏡装置
に本発明を適用する。それ以外の構成は、上記第1の実
施の形態とほぼ同様なので説明を省略し、同じ構成には
同じ符号を付して説明する。
【0093】即ち、図21に示すように本第5の実施の
形態の内視鏡装置150は、上記第1〜第4の実施の形
態で用いた内視鏡及びTVカメラ4を保持して、移動可
能なTVカメラ移動機構151を有して構成されてい
る。TVカメラ移動機構151は、TVカメラ4と共に
視野移動制御装置152に接続され、この視野移動制御
装置152によって制御されるようになっている。
【0094】前記TVカメラ移動機構151は、手術台
153に形成したサイドレール154に取り付け可能
で、このサイドレール154を移動可能なベース部15
5と、回転A、上下動B、伸縮Cの各自由度を有するア
ーム部156とから構成される。前記アーム部156
は、内部に上記回転A、上下動B、伸縮C等の動作を行
うアーム部駆動機構157が設けられている。
【0095】一方、前記ベース部155は、図22に示
すように内部にベース部移動機構158が設けられてい
る。前記ベース部移動機構158は、図示しないギア及
びエンコード付きモータ159を有して構成されてい
る。そして、前記TVカメラ移動機構151は、上記第
1〜第4の実施の形態で用いた内視鏡に取り付けられた
TVカメラ4を移動可能に保持し、視野範囲を移動させ
ることが可能である。
【0096】本実施の形態では、前記TVカメラ4のC
CD11で撮像する撮像範囲を前記TVカメラ移動機構
151により移動される所定の視野範囲内で移動可能な
ように、前記CCD移動機構13及びズームレンズ移動
機構14を制御するように構成する。
【0097】図20に示すように視野移動制御装置15
2は、図6で説明した視野移動制御装置6と同様なCC
D移動制御回路51と、ズームレンズ移動制御回路52
と、スイッチ入力回路53と、中央制御回路54と、を
有して構成されている。また、前記視野移動制御装置1
52は、前記TVカメラ移動機構151のアーム部駆動
機構157及びベース部移動機構158を駆動制御する
TVカメラ移動制御回路161を有している。
【0098】前記TVカメラ移動制御回路161は、前
記中央制御回路54に制御される。前記中央制御回路5
4は、前記CCD移動機構13によるCCD11の移動
が限界に達し、CCD11の撮像する撮像範囲が視野範
囲から外れた際に、撮像範囲を視野範囲内に納めるよう
前記TVカメラ移動制御回路161を制御するようにな
っている。尚、前記中央制御回路54は、上記第2の実
施の形態と同様に前記CCD移動機構13の図示しない
リミットスイッチからの検出信号により、前記CCD移
動機構13によるCCD11の移動が限界であるかどう
かの判断をするようになっている。
【0099】また、前記ズームレンズ移動機構14に
は、ズームレンズ12が移動範囲内か否かを検出する図
示しないリミットスイッチが設けられている。前記中央
制御回路54は、前記ズームレンズ移動制御回路52を
介して前記リミットスイッチにて検出した検出信号が入
力され、前記ズームレンズ移動機構14によるズームレ
ンズ12の移動が限界であるかどうかの判断をするよう
になっている。
【0100】更に、前記アーム部駆動機構157には、
前記アーム部156が動作範囲内か否かを検出する図示
しないリミットスイッチが設けられている。前記中央制
御回路54は、前記TVカメラ移動制御回路161を介
して前記リミットスイッチにて検出した検出信号が入力
され、前記アーム部駆動機構157による前記アーム部
156の動作が限界であるかどうかの判断をするように
なっている。
【0101】次に、本第5の実施の形態の作用について
説明する。上記第2の実施の形態と同様に、視野移動制
御装置152のフロントパネルやTVカメラ4又はハン
ドスイッチ21の各動作指令スイッチが操作されると、
中央制御回路54は、入力された各動作指令スイッチの
信号に応じて、CCD移動制御回路51及びズームレン
ズ移動制御回路52を制御し、CCD移動機構13及び
ズームレンズ移動機構14を駆動させ、ズームレンズ1
2の光軸方向への移動によるズーム移動及びCCD11
による上下左右方向(X軸、Y軸方向)への視野移動を
行う。
【0102】ここで、CCD移動機構13に設けられた
リミットスイッチにてCCD移動機構13によるCCD
11の移動範囲の限界であることが検出された場合は、
この検出信号がCCD移動制御回路51を介して中央制
御回路54へ入力される。中央制御回路54は、この検
出信号によりCCD移動機構13によるCCD11の移
動が限界であるとの判断をする。そして、中央制御回路
54は、TVカメラ移動制御回路161を制御し、操作
されたスイッチに応じて先ず、アーム部駆動機構157
を駆動制御し、TVカメラ4の位置が上下左右方向(X
軸、Y軸方向)に移動するようにアーム部156を動か
す。
【0103】加えて、ズームレンズ移動機構14に設け
られたリミットスイッチにてズームレンズ移動機構14
によるズームレンズ12の移動範囲の限界であることが
検出された場合は、この検出信号がズームレンズ移動制
御回路52を介して中央制御回路54へ入力される。中
央制御回路54は、この検出信号によりズームレンズ移
動機構14によるズームレンズ12の移動が限界である
との判断をする。そして、中央制御回路54は、TVカ
メラ移動制御回路161を制御し、操作されたスイッチ
に応じてアーム部駆動機構157を駆動制御し、TVカ
メラ4の位置が光軸方向(Z軸方向)に移動するように
アーム部156を動かす。
【0104】また、アーム部駆動機構157に設けられ
たリミットスイッチにてアーム部駆動機構157による
アーム部156の動作範囲の限界であることが検出され
た場合は、この検出信号がTVカメラ移動制御回路16
1を介して中央制御回路54へ入力される。中央制御回
路54は、この検出信号によりアーム部駆動機構157
によるアーム部156の動作が限界であるとの判断をす
る。そして、中央制御回路54は、TVカメラ移動制御
回路161を制御し、ベース部155移動機構158を
駆動制御し、TVカメラ4の位置が左右方向(X軸方
向)に移動するようにアーム部156をサイドレール1
54に沿って動かす。以降、第2の実施の形態と同様で
ある。
【0105】この結果、本第5の実施の形態の内視鏡装
置150は、上記第1〜第4の実施の形態の内視鏡装置
よりもより大きな視野移動範囲を得ることが可能とな
る。
【0106】尚、本発明は、以上述べた実施の形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0107】[付記] (付記項1) 複数の視野で形成される所定の視野範囲
を有する内視鏡で得た被写体像を撮像する撮像手段と、
この撮像手段で撮像する撮像範囲の変更が可能な撮像光
学系と、この撮像光学系を駆動する駆動手段とを具備
し、前記撮像手段で撮像する撮像範囲を前記複数の視野
で形成される所定の視野範囲内で移動可能なように、前
記駆動手段を制御する制御手段を設けたことを特徴とす
る内視鏡装置。
【0108】(付記項2) 前記内視鏡挿入部の複数の
視野として所定の視野範囲を移動させる視野移動手段を
有し、前記制御手段は、前記撮像手段で撮像する撮像範
囲を前記視野移動手段により移動される所定の視野範囲
内で移動可能なように、前記駆動手段を制御することを
特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0109】(付記項3) 前記撮像手段で撮像する撮
像範囲が前記所定の視野範囲を越えたときに、前記所定
の視野範囲内に前記撮像手段で撮像する撮像範囲が入る
ように前記視野移動手段を制御することを特徴とする付
記項2に記載の内視鏡装置。
【0110】(付記項4) 前記内視鏡挿入部と、前記
撮像手段と、前記撮像光学系及び前記駆動手段を保持し
て、移動可能な保持移動手段を有し、前記制御手段は、
前記撮像手段で撮像する撮像範囲が前記所定の視野範囲
を越えたとき、前記所定の視野範囲内に前記撮像手段で
撮像する撮像範囲が入るように、前記保持移動手段を制
御することを特徴とする付記項1〜3に記載の内視鏡装
置。
【0111】(付記項5) 前記視野移動手段として、
前記内視鏡挿入部の先端側に設けた対物光学系を光軸方
向に対して直交する上下左右方向に移動可能としたこと
を特徴とする付記項2、3に記載の内視鏡装置。
【0112】(付記項6) 前記視野移動手段として、
前記内視鏡挿入部の先端側に湾曲部を有し、この湾曲部
を湾曲自在に湾曲させる湾曲操作手段を設けたことを特
徴とする付記項2、3に記載の内視鏡装置。
【0113】(付記項7) 前記視野移動手段として、
前記内視鏡挿入部の先端側に配置した対物光学系の後方
に、デジタルマイクロミラーデバイスを設けたことを特
徴とする付記項2、3に記載の内視鏡装置。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、広
い視野移動範囲を必要な場合でも、十分な視野の移動が
可能な内視鏡装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置の構成
を示す概略構成図
【図2】図1のカメラヘッドの外観図
【図3】図1の処置具をA方向から見た外観図
【図4】図1の視野移動制御装置の外観図
【図5】時1の内視鏡の光学系を示す説明図
【図6】図2の視野移動制御装置の要部を示す回路ブロ
ック図
【図7】本発明の第1の実施の形態の作用を示す説明図
【図8】図6の内視鏡の変形例を示す説明図
【図9】本発明の第2の実施の形態の内視鏡装置に用い
られる内視鏡の光学系を示す説明図
【図10】図9の内視鏡の対物レンズユニットを示す説
明図
【図11】本発明の第2の実施の形態の内視鏡装置に用
いられる視野移動制御装置の要部を示す回路ブロック図
【図12】図11の中央制御回路の動作を示すフローチ
ャート
【図13】図12の変形例を示すフローチャート
【図14】図12の他の変形例を示すフローチャート
【図15】本発明の第3の実施の形態の内視鏡装置に用
いられる内視鏡の光学系を示す説明図
【図16】本発明の第3の実施の形態の内視鏡装置に用
いられる視野移動制御装置の要部を示す回路ブロック図
【図17】本発明の第3の実施の形態の作用を示す説明
図であり、図17(a)はDMDに駆動電圧を印可して
いないときの挿入部先端部の要部を示す説明図、図17
(b)は同図(a)に対してDMDに駆動電圧を印可し
ているときの挿入部先端部の要部を示す説明図
【図18】本発明の第4の実施の形態の内視鏡装置に用
いられる内視鏡の光学系を示す説明図
【図19】図18の内視鏡の湾曲操作機構を説明する説
明図
【図20】本発明の第4の実施の形態の内視鏡装置に用
いられる視野移動制御装置の要部を示す回路ブロック図
【図21】本発明の第5の実施の形態の内視鏡装置の構
成を示す概略構成図
【図22】図21のベース部移動機構を説明する説明図
【図23】本発明の第5の実施の形態の内視鏡装置に用
いられる視野移動制御装置の要部を示す回路ブロック図
【符号の説明】
1 …内視鏡装置 2 …内視鏡(硬性内視鏡) 4 …TVカメラ(外付けTVカメラ) 5 …CCU 6 …視野移動制御装置 7 …処置具 11 …CCD(撮像手段) 12 …ズームレンズ 13 …CCD駆動機構 14 …ズームレンズ移動機構 41a,41b…光学系 51 …CCD移動制御回路 52 …ズームレンズ移動制御回路 53 …スイッチ入力回路 54 …中央制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 23/26 G02B 23/26 D A (72)発明者 碓井 健夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴田 敏彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 安永 浩二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA03 BA04 BA14 CA21 DA02 DA21 GA01 GA11 4C061 AA24 BB03 BB05 CC06 DD01 DD06 FF40 FF47 GG13 HH32 HH47 LL03 MM00 NN01 NN05 PP09 PP11 RR06 RR11 RR17 RR26 VV03 VV04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の視野で形成される所定の視野範囲
    を有する内視鏡で得た被写体像を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段で撮像する撮像範囲の変更が可能な撮像光
    学系と、この撮像光学系を駆動する駆動手段とを具備
    し、 前記撮像手段で撮像する撮像範囲を前記複数の視野で形
    成される所定の視野範囲内で移動可能なように、前記駆
    動手段を制御する制御手段を設けたことを特徴とする内
    視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記内視鏡挿入部の複数の視野として所
    定の視野範囲を移動させる視野移動手段を有し、 前記制御手段は、前記撮像手段で撮像する撮像範囲を前
    記視野移動手段により移動される所定の視野範囲内で移
    動可能なように、前記駆動手段を制御することを特徴と
    する請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段で撮像する撮像範囲が前記
    所定の視野範囲を越えたときに、前記所定の視野範囲内
    に前記撮像手段で撮像する撮像範囲が入るように前記視
    野移動手段を制御することを特徴とする請求項2に記載
    の内視鏡装置。
  4. 【請求項4】 前記内視鏡挿入部と、前記撮像手段と、
    前記撮像光学系及び前記駆動手段を保持して、移動可能
    な保持移動手段を有し、 前記制御手段は、前記撮像手段で撮像する撮像範囲が前
    記所定の視野範囲を越えたとき、前記所定の視野範囲内
    に前記撮像手段で撮像する撮像範囲が入るように、前記
    保持移動手段を制御することを特徴とする請求項1〜3
    に記載の内視鏡装置。
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