JP2002171835A - 植木鉢受け用ネット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】植木鉢の配置場所を容易に変えることができ、
ガーデニングに適した植木鉢受け用ネットを提供する。 【解決手段】合成樹脂製のシートの植木鉢受け部３の周
りを囲むように周方向に等間隔おきに、しかも径方向に
等間隔おきに無数の切り込み２が形成されてなり、周囲
の適所に引っ掛け用のハトメ孔５が形成されてなる植木
鉢受け用ネット。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は植木鉢受け用ネット
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、家庭などにおけるガーデニングは
植木鉢を庭の床面などに並べるなどしているのが一般的
であったが、最近では床面などに並べる以外に、床面な
どの上方の空間を利用して例えば庭に立てられた支柱に
打ち付けられた釘に引っ掛け用孔があいている植木鉢を
引っ掛けることも行なわれている。

【０００３】しかしながらガーデニングのために床面な
どの上方の空間を利用する場合は、釘打ちなどを行なっ
て植木鉢の取り付けを行なっており、植木鉢を架け替え
るときは植木鉢の大きさ、形状などによって釘の位置も
変わることから、釘を打ち直さなければならないという
問題があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、植木鉢の配置場所を容易に変える
ことができ、ガーデニングに適した植木鉢受け用ネット
を提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、シートの植木鉢受け部の周りを囲むように
周方向に等間隔おきに、しかも径方向に等間隔おきに無
数の切り込みが形成されてなることを要旨とするもので
ある。また本発明は、１枚のシートに複数の植木鉢受け
部を設け、各植木鉢受け部の周りを囲むように周方向に
等間隔おきに、しかも径方向に等間隔おきに無数の切り
込みが形成されてなる複数の植木鉢受け用ネット部を形
成したことを要旨とするものである。

【０００６】この構成により、シートの受け部の周りを
囲むように周方向に等間隔おきに、しかも径方向に等間
隔おきに無数の切り込みが形成されているので、受け部
の上に植木鉢を載せた状態において植木鉢ならびに植木
鉢の中の土などの重みにより植木鉢を包むように下方に
伸びることができ、植木鉢を受けることができる。そし
て、この植木鉢受け用ネットはフックなどを介して適当
な位置に引っ掛けて使用され、植木鉢受け用ネットに対
して植木鉢は載せているだけであるので植木鉢の配置場
所を容易に変えることができ、使い勝手が良く、ガーデ
ニングに適した植木鉢受け用ネットを提供することがで
きる。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。先ず、図１〜図３に示す
第１の実施の形態について説明すると、１は合成樹脂製
のシートに切り込み２を入れることにより作られた植木
鉢受け用ネットである。詳しくは、植木鉢受け用ネット
１を構成するシートは外形がほぼ正方形で４つの各辺が
緩やかな円弧で外側に湾曲する形状を呈し、その中心に
ほぼ円形の受け部３を有し、この受け部３の周りを取り
囲むように同心円状に円周方向に等間隔おきに、しかも
径方向に等間隔おきに無数の切り込み２が形成されてい
る。さらに、円周方向の切り込み２の位置は径方向に隣
り合う切り込み２，２間に存在する繋がり部４に切り込
み２の中心が存在するように形成されている。５は植木
鉢受け用ネット１の４つの角部に設けられたハトメ孔で
ある。

【０００８】上記構成の植木鉢受け用ネット１は例えば
図２に示すように格子状取り付け体６の適当な高さ位置
に隣り合う２箇所のハトメ孔５，５に係止させたＳ字状
フック７，７を介して引っ掛けられる。そして、格子状
取り付け体６に引っ掛けられた植木鉢受け用ネット１で
植木鉢８を受けるのであるが、そのとき植木鉢８の底が
前記受け部３の上に載るようにセットすることにより、
前記切り込み２が入れられた植木鉢受け用ネット１は植
木鉢８ならびに植木鉢８の中の土などの重みにより植木
鉢８を包むように下方に伸び、植木鉢８を受けることが
できる。

【０００９】ところで、以上述べた第１の実施の形態で
は、格子状取り付け体６に取り付けられた１枚の植木鉢
受け用ネット１に植木鉢８がセットされているが、これ
と同様にして格子状取り付け体６に複数の植木鉢受け用
ネット１を取り付け、各植木鉢受け用ネット１に植木鉢
８をセットすることもできる。

【００１０】また、図４に示すように前記格子状取り付
け体６あるいは室内の壁などに例えばＳ字状フック１
７，１７により２本のチェーン９，９を掛けて下向きに
吊るし、２本のチェーン９，９の適当な高さ位置に前記
植木鉢受け用ネット１を隣り合う２箇所のハトメ孔５，
５に係止させたＳ字状フック７，７を介して引っ掛け、
この植木鉢受け用ネット１で植木鉢８を受けるようにし
ても良い。なお、図４では上下方向に３枚設けられた植
木鉢受け用ネット１にそれぞれ植木鉢８がセットされた
状態が示されているが、植木鉢受け用ネット１の数は限
定されるものではない。

【００１１】また、前記植木鉢受け用ネット１を図５に
示すように２本の棒状体の長さ方向中央部を軸により互
いに結合させて開閉自在に構成したＸ字状の２つの互い
に平行な脚体１０，１０を互いに結合させてなる支持装
置１１の上端間に位置させて、この植木鉢受け用ネット
１の互いに対向する両側部を前記脚体１０，１０の上端
間を結合する棒状体１０ａに支持させ、脚体１０，１０
をＸ字状に開いた状態で広げられた前記植木鉢受け用ネ
ット１の上に図５に示すように植木鉢８をセットするよ
うにしても良い。

【００１２】以上、第１の実施の形態の植木鉢受け用ネ
ット１の使用方法について述べたが、植木鉢受け用ネッ
ト１としては図７および図８に示す第２の実施の形態の
ように外形が円形でその中心にほぼ円形の受け部３を有
し、この受け部３の周りを取り囲むように前記第１の実
施の形態と同様に無数の切り込み２が形成されたものを
使用することも可能である。この第２の実施の形態の植
木鉢受け用ネット１も前記第１の実施の形態の植木鉢受
け用ネット１と同様に周辺部の適所にハトメ孔５を設
け、この植木鉢受け用ネット１を例えば格子状取り付け
体６の適当な高さ位置に隣り合う２箇所のハトメ孔５，
５に係止させたＳ字状フック７，７を介して引っ掛け、
格子状取り付け体６に引っ掛けられた植木鉢受け用ネッ
ト１で植木鉢８を受けるなど、第１の実施の形態の植木
鉢受け用ネット１と同様に種々の使用例が考えられる。

【００１３】また、本発明は図９および図１０に示す第
３の実施の形態のように外形が正方形の合成樹脂製の１
枚のシートに複数（実施の形態では４つ）の植木鉢受け
用ネット部１２を左右ならびに上下にならべて形成した
植木鉢受け用ネット１を用い、この植木鉢受け用ネット
１を例えば格子状取り付け体６の適当な高さ位置に隣り
合う２箇所のハトメ孔５，５に係止させたＳ字状フック
７，７を介して引っ掛け、各植木鉢受け用ネット部１２
で植木鉢８を受けるなどすることも可能である。なお、
この第３の実施の形態において４つの植木鉢受け用ネッ
ト部１２は周囲のシート部分に対して下側からほぼＵ字
状の切り込み１９により切り離されている。

【００１４】また、本発明は図１１および図１２に示す
第４の実施の形態のように外形が縦長の長方形の合成樹
脂製の１枚のシートに上下方向に適当間隔おきに複数
（実施の形態では３つ）の植木鉢受け用ネット部１３を
上下にならべて形成した植木鉢受け用ネット１を用い、
この植木鉢受け用ネット１を例えばハンガー１８に上端
の２箇所のハトメ孔５，５に係止させたＳ字状フック
７，７を介して引っ掛け、各植木鉢受け用ネット部１３
で植木鉢８を受けるなどすることも可能である。なお、
この第４の実施の形態において３つの植木鉢受け用ネッ
ト部１３は前記第３の実施の形態と同様に周囲のシート
部分に対して下側からほぼＵ字状の切り込み１９により
切り離されている。

【００１５】さらに、本発明は図１３および図１４に示
す第５の実施の形態のように外形が長方形の合成樹脂製
のシートの中心にほぼ長方形の受け部３を有し、この受
け部３の周りを取り囲むように周方向に等間隔おきに、
しかも径方向に等間隔おきに前記第１の実施の形態と同
様に無数の切り込み２を形成して植木鉢受け用ネット１
とし、この植木鉢受け用ネット１を上端周囲に長方形の
枠部１４を有する架台１５の枠部１４に周囲を結合させ
て、この架台１５の枠部１４の中で植木鉢受け用ネット
１の上にプランター状の植木鉢１６をセットするように
しても良い。

【００１６】以上植木鉢受け用ネット１の構成ならびに
使用形態について説明したが、植木鉢受け用ネット１の
材料は上記した合成樹脂製シートの他、麻などの天然繊
維からなるシートや薄い金属製のシートなどを使用する
ことも可能である。また、植木鉢受け用ネット１の形状
や使用形態も上記したものに限定されるものではない。
また、必要に応じて植木鉢受け用ネット１の受け部３に
水漏れ防止用のシートを敷くようにしても良い。

【００１７】

【発明の効果】以上のように本発明の植木鉢受け用ネッ
トは、シートの受け部の周りを囲むように周方向に等間
隔おきに、しかも径方向に等間隔おきに無数の切り込み
が形成されているので、受け部の上に植木鉢を載せた状
態において植木鉢ならびに植木鉢の中の土などの重みに
より植木鉢を包むように下方に伸びることができ、植木
鉢を受けることができる。そして、この植木鉢受け用ネ
ットはフックなどを介して適当な位置に引っ掛けて使用
され、植木鉢受け用ネットに対して植木鉢は載せている
だけであるので植木鉢の配置場所を容易に変えることが
でき、使い勝手が良く、ガーデニングに適した植木鉢受
け用ネットを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図1】本発明の第１の実施の形態における植木鉢受け
用ネットの平面図である。

【図2】同植木鉢受け用ネットを格子状取り付け体に引
っ掛けた状態を示す斜視図である。

【図3】同植木鉢受け用ネットに植木鉢をセットした状
態を示す斜視図である。

【図4】同植木鉢受け用ネットの別の使用例を示す斜視
図である。

【図5】同植木鉢受け用ネットのさらに別の使用例にお
いて植木鉢をセットしていない状態を示す斜視図であ
る。

【図6】同植木鉢受け用ネットに植木鉢をセットした状
態を示す斜視図である。

【図7】本発明の第２の実施の形態における植木鉢受け
用ネットの平面図である。

【図8】同植木鉢受け用ネットの使用状態を示す斜視図
である。

【図9】本発明の第３の実施の形態における植木鉢受け
用ネットの平面図である。

【図10】同植木鉢受け用ネットの使用状態を示す斜視図
である。

【図11】本発明の第４の実施の形態における植木鉢受け
用ネットの平面図である。

【図12】同植木鉢受け用ネットの使用状態を示す斜視図
である。

【図13】本発明の第５の実施の形態における植木鉢受け
用ネットの平面図である。

【図14】同植木鉢受け用ネットの使用状態を示す斜視図
である。

【符号の説明】

１ 植木鉢受け用ネット ２ 切り込み ３ 受け部 ４ 繋がり部 ５ ハトメ孔 ６ 格子状取り付け体 ７ Ｓ字状フック ８ 植木鉢 ９ チェーン １０ 脚体 １１ 支持装置 １２ 植木鉢受け用ネット部 １３ 植木鉢受け用ネット部 １４ 枠部 １５ 架台 １６ 植木鉢

フロントページの続き (72)発明者 岩城 要 兵庫県姫路市砥堀565番地 ショーワ株式 会社内 Ｆターム(参考） 2B027 ND01 NE01 QA02 TA03 TA09 TA19 TA27 TB02

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項1】 シートの植木鉢受け部の周りを囲むように
   周方向に等間隔おきに、しかも径方向に等間隔おきに無
   数の切り込みが形成されてなることを特徴とする植木鉢
   受け用ネット。
2. 【請求項2】 １枚のシートに複数の植木鉢受け部を設
   け、各植木鉢受け部の周りを囲むように周方向に等間隔
   おきに、しかも径方向に等間隔おきに無数の切り込みが
   形成されてなる複数の植木鉢受け用ネット部を形成した
   ことを特徴とする植木鉢受け用ネット。