JP2002171607A - 四輪駆動車両の制御装置 - Google Patents
四輪駆動車両の制御装置Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/7072—Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡便な構成により、振動特性の経時変化など
を吸収しながら、広範囲の周波数域にわたり、電気モー
タの振動を十分に抑制できる四輪駆動車両の制御装置を
提供する。 【解決手段】 前後の駆動輪の一方WFL、WFRをエ
ンジン3で駆動し、他方WRL、WRRを電気モータ4
で駆動する四輪駆動車両の制御装置であって、車両2の
運転状態に応じてモータ駆動力TRQ_MOTを設定す
るモータ駆動力設定手段11と、検出された車速Vca
rに基づき、電気モータ4が車速Vcarに対応して安
定した状態で回転した場合に得られるべき回転数をモー
タ目標回転数NOBJとして算出するモータ目標回転数
算出手段11と、電気モータ4の回転数Nmotを検出
するモータ実回転数検出手段15と、モータ目標回転数
NOBJとモータ実回転数Nmotとの偏差DN_CL
UCH_Rに基づき、モータ駆動力TRQ_MOTを補
正するモータ駆動力補正手段11と、を備える。
を吸収しながら、広範囲の周波数域にわたり、電気モー
タの振動を十分に抑制できる四輪駆動車両の制御装置を
提供する。 【解決手段】 前後の駆動輪の一方WFL、WFRをエ
ンジン3で駆動し、他方WRL、WRRを電気モータ4
で駆動する四輪駆動車両の制御装置であって、車両2の
運転状態に応じてモータ駆動力TRQ_MOTを設定す
るモータ駆動力設定手段11と、検出された車速Vca
rに基づき、電気モータ4が車速Vcarに対応して安
定した状態で回転した場合に得られるべき回転数をモー
タ目標回転数NOBJとして算出するモータ目標回転数
算出手段11と、電気モータ4の回転数Nmotを検出
するモータ実回転数検出手段15と、モータ目標回転数
NOBJとモータ実回転数Nmotとの偏差DN_CL
UCH_Rに基づき、モータ駆動力TRQ_MOTを補
正するモータ駆動力補正手段11と、を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後の駆動輪の一
方をエンジンで駆動し、他方を電気モータで駆動する四
輪駆動車両の制御装置に関し、特に電気モータの振動を
抑制するための制振制御装置に関する。
方をエンジンで駆動し、他方を電気モータで駆動する四
輪駆動車両の制御装置に関し、特に電気モータの振動を
抑制するための制振制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の制御装置として、例えば
特開2000−115911号公報に開示されたものが
知られている。この四輪駆動車両は、エンジンと電気モ
ータを相互に駆動可能に連結したタイプのものである。
この制御装置では、エンジン始動時における電気モータ
の振動を抑制するために、電気モータのトルク制御が行
われる。具体的には、電気モータのトルク指令値St
が、St=基本出力トルクTa+回転振動抑制トルクT
b×補償係数Ktとして算出される。ここで、基本出力
トルクTaは、エンジンの始動クランキングに必要なト
ルクを表し、始動後の経過時間に応じてあらかじめ設定
され、回転振動抑制トルクTbは、エンジンの主軸上に
現れる脈動的なトルクを相殺するためのものであって、
実験により、クランク角に応じてあらかじめ設定されて
おり、また、補償係数Ktは、回転振動抑制トルクTb
を、振動が発生する特定の回転域、例えばエンジンマウ
ントの共振周波数域の近傍でのみ付与するためのもので
あり、エンジン回転数に応じてあらかじめ設定されてい
る。
特開2000−115911号公報に開示されたものが
知られている。この四輪駆動車両は、エンジンと電気モ
ータを相互に駆動可能に連結したタイプのものである。
この制御装置では、エンジン始動時における電気モータ
の振動を抑制するために、電気モータのトルク制御が行
われる。具体的には、電気モータのトルク指令値St
が、St=基本出力トルクTa+回転振動抑制トルクT
b×補償係数Ktとして算出される。ここで、基本出力
トルクTaは、エンジンの始動クランキングに必要なト
ルクを表し、始動後の経過時間に応じてあらかじめ設定
され、回転振動抑制トルクTbは、エンジンの主軸上に
現れる脈動的なトルクを相殺するためのものであって、
実験により、クランク角に応じてあらかじめ設定されて
おり、また、補償係数Ktは、回転振動抑制トルクTb
を、振動が発生する特定の回転域、例えばエンジンマウ
ントの共振周波数域の近傍でのみ付与するためのもので
あり、エンジン回転数に応じてあらかじめ設定されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した制御
装置では、振動を抑制するためのパラメータである回転
振動抑制トルクTbおよび補償係数Ktを、あらかじめ
設定する必要がある。上述したように、回転振動抑制ト
ルクTbは実験で求められるとともに、補償係数Ktを
設定するには、例えばエンジンマウントの共振周波数が
必要である。このため、電気モータの規格や車両への搭
載方法などが変更されるごとに、実験や、共振周波数を
決定するための詳細な解析を行って、上記パラメータを
再設定しなければならない。また、このような煩雑な手
法で上記パラメータを適切に設定したとしても、例えば
エンジンマウントの経時変化や温度変化などが生じた場
合には、その影響を受けてしまい、振動を十分に抑制す
ることができない。さらに、実際の振動周波数は広範囲
にわたるのに対し、上記の従来の手法では、特定の周波
数を対象としているため、これにも対応できない。
装置では、振動を抑制するためのパラメータである回転
振動抑制トルクTbおよび補償係数Ktを、あらかじめ
設定する必要がある。上述したように、回転振動抑制ト
ルクTbは実験で求められるとともに、補償係数Ktを
設定するには、例えばエンジンマウントの共振周波数が
必要である。このため、電気モータの規格や車両への搭
載方法などが変更されるごとに、実験や、共振周波数を
決定するための詳細な解析を行って、上記パラメータを
再設定しなければならない。また、このような煩雑な手
法で上記パラメータを適切に設定したとしても、例えば
エンジンマウントの経時変化や温度変化などが生じた場
合には、その影響を受けてしまい、振動を十分に抑制す
ることができない。さらに、実際の振動周波数は広範囲
にわたるのに対し、上記の従来の手法では、特定の周波
数を対象としているため、これにも対応できない。
【0004】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、簡便な構成により、振動特性の
経時変化や温度変化を吸収しながら、広範囲の周波数域
にわたって電気モータの振動を十分に抑制することがで
きる四輪駆動車両の制御装置を提供することを目的とす
る。
になされたものであり、簡便な構成により、振動特性の
経時変化や温度変化を吸収しながら、広範囲の周波数域
にわたって電気モータの振動を十分に抑制することがで
きる四輪駆動車両の制御装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る発明は、前後の駆動輪の一
方(実施形態における(以下、本項において同じ)前輪
WFL、WFR)をエンジン3で駆動し、他方(後輪W
RL、WRR)を電気モータ4で駆動する四輪駆動車両
の制御装置であって、車両2の運転状態に応じて電気モ
ータ4の駆動力(モータ駆動トルクTRQ_MOT)を
設定するモータ駆動力設定手段(ECU11、図2のス
テップ25)と、車両2の速度(車速Vcar)を検出
する車速検出手段(車輪回転数センサ12)と、検出さ
れた車速Vcarに基づき、電気モータ4が車速Vca
rに対応して安定した状態で回転した場合に得られるべ
き回転数をモータ目標回転数NOBJとして算出するモ
ータ目標回転数算出手段(ECU11、図2のステップ
23)と、電気モータ4の実際の回転数(モータ実回転
数Nmot)を検出するモータ実回転数検出手段(モー
タ回転数センサ15)と、算出されたモータ目標回転数
NOBJと検出されたモータ実回転数Nmotとの偏差
(回転数偏差DN_CLUCH_R)に基づいて、設定
されたモータ駆動力を補正するモータ駆動力補正手段
(ECU11、補正トルクKPTRQ、図4のステップ
44)と、を備えていることを特徴とする。
め、本発明の請求項1に係る発明は、前後の駆動輪の一
方(実施形態における(以下、本項において同じ)前輪
WFL、WFR)をエンジン3で駆動し、他方(後輪W
RL、WRR)を電気モータ4で駆動する四輪駆動車両
の制御装置であって、車両2の運転状態に応じて電気モ
ータ4の駆動力(モータ駆動トルクTRQ_MOT)を
設定するモータ駆動力設定手段(ECU11、図2のス
テップ25)と、車両2の速度(車速Vcar)を検出
する車速検出手段(車輪回転数センサ12)と、検出さ
れた車速Vcarに基づき、電気モータ4が車速Vca
rに対応して安定した状態で回転した場合に得られるべ
き回転数をモータ目標回転数NOBJとして算出するモ
ータ目標回転数算出手段(ECU11、図2のステップ
23)と、電気モータ4の実際の回転数(モータ実回転
数Nmot)を検出するモータ実回転数検出手段(モー
タ回転数センサ15)と、算出されたモータ目標回転数
NOBJと検出されたモータ実回転数Nmotとの偏差
(回転数偏差DN_CLUCH_R)に基づいて、設定
されたモータ駆動力を補正するモータ駆動力補正手段
(ECU11、補正トルクKPTRQ、図4のステップ
44)と、を備えていることを特徴とする。
【0006】この四輪駆動車両の制御装置によれば、ま
ず、車両の運転状態に応じてモータ駆動力を設定する。
また、検出された車速に基づき、電気モータが車速に対
応して安定した状態で回転した場合に得られるべき回転
数を、モータ目標回転数として算出する。そして、算出
したモータ目標回転数と検出された実際のモータ実回転
数との偏差に基づいて、モータ駆動力を補正する。
ず、車両の運転状態に応じてモータ駆動力を設定する。
また、検出された車速に基づき、電気モータが車速に対
応して安定した状態で回転した場合に得られるべき回転
数を、モータ目標回転数として算出する。そして、算出
したモータ目標回転数と検出された実際のモータ実回転
数との偏差に基づいて、モータ駆動力を補正する。
【0007】以上のように、この制御装置によれば、モ
ータ目標回転数は、検出された実際の車速に対応して本
来安定して回転した場合の電気モータの回転数を表す。
したがって、このモータ目標回転数とモータ実回転数と
の偏差に基づいて、モータ駆動力を補正することによっ
て、電気モータの実際の回転数をモータ目標回転数近傍
に、すなわち安定回転状態に維持でき、それにより、電
気モータの振動を十分に抑制することができる。このよ
うに、本発明の制御装置では、電気モータの実際の回転
挙動を監視し、本来あるべきモータ目標回転数との関係
に応じて、モータ駆動力を随時、補正することで、振動
を抑制するので、従来の場合と比較し、構成が簡便で、
汎用性に優れ、振動特性の経時変化や温度変化による影
響を吸収しながら、広範囲の周波数域にわたって振動を
十分に抑制することができる。
ータ目標回転数は、検出された実際の車速に対応して本
来安定して回転した場合の電気モータの回転数を表す。
したがって、このモータ目標回転数とモータ実回転数と
の偏差に基づいて、モータ駆動力を補正することによっ
て、電気モータの実際の回転数をモータ目標回転数近傍
に、すなわち安定回転状態に維持でき、それにより、電
気モータの振動を十分に抑制することができる。このよ
うに、本発明の制御装置では、電気モータの実際の回転
挙動を監視し、本来あるべきモータ目標回転数との関係
に応じて、モータ駆動力を随時、補正することで、振動
を抑制するので、従来の場合と比較し、構成が簡便で、
汎用性に優れ、振動特性の経時変化や温度変化による影
響を吸収しながら、広範囲の周波数域にわたって振動を
十分に抑制することができる。
【0008】また、請求項2に係る発明は、請求項1の
制御装置において、モータ駆動力補正手段は、モータ駆
動力を、モータ実回転数Nmotがモータ目標回転数N
OBJよりも大きいときには減少側に、モータ実回転数
Nmotがモータ目標回転数NOBJよりも小さいとき
には増加側に、偏差の大きさに応じた度合で補正する
(図4のステップ39)ことを特徴とする。
制御装置において、モータ駆動力補正手段は、モータ駆
動力を、モータ実回転数Nmotがモータ目標回転数N
OBJよりも大きいときには減少側に、モータ実回転数
Nmotがモータ目標回転数NOBJよりも小さいとき
には増加側に、偏差の大きさに応じた度合で補正する
(図4のステップ39)ことを特徴とする。
【0009】この構成によれば、モータ実回転数がモー
タ目標回転数よりも大きいときには、モータ駆動力を減
少側に、すなわちモータ実回転数の減少方向に補正し、
小さいときには、モータ駆動力を増加側に、すなわちモ
ータ実回転数の増加方向に補正する。このように、モー
タ実回転数を、その実際のずれの方向に合わせて、モー
タ目標回転数側に引き戻す方向に補正するので、モータ
目標回転数に適切に収束させることができる。また、モ
ータ駆動力を、モータ目標回転数とモータ実回転数との
偏差の大きさに応じた度合で補正するので、制御の応答
性を高めることができる。
タ目標回転数よりも大きいときには、モータ駆動力を減
少側に、すなわちモータ実回転数の減少方向に補正し、
小さいときには、モータ駆動力を増加側に、すなわちモ
ータ実回転数の増加方向に補正する。このように、モー
タ実回転数を、その実際のずれの方向に合わせて、モー
タ目標回転数側に引き戻す方向に補正するので、モータ
目標回転数に適切に収束させることができる。また、モ
ータ駆動力を、モータ目標回転数とモータ実回転数との
偏差の大きさに応じた度合で補正するので、制御の応答
性を高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好ましい実施形態を説明する。図1は、本発明によ
る制御装置1を適用した四輪駆動車両(以下「車両」と
いう)2の概略構成を示している。同図に示すように、
この車両2は、左右の前輪WFL、WFR(以下、総称
する場合は「WF」という)をエンジン3で駆動すると
ともに、左右の後輪WRL、WRR(以下、総称する場
合は「WR」という)をモータ4で駆動するものであ
る。
明の好ましい実施形態を説明する。図1は、本発明によ
る制御装置1を適用した四輪駆動車両(以下「車両」と
いう)2の概略構成を示している。同図に示すように、
この車両2は、左右の前輪WFL、WFR(以下、総称
する場合は「WF」という)をエンジン3で駆動すると
ともに、左右の後輪WRL、WRR(以下、総称する場
合は「WR」という)をモータ4で駆動するものであ
る。
【0011】エンジン3は、車両2の前部に横置きに搭
載されており、トルクコンバータ5aを有する自動変速
機5、およびフロントディファレンシャル6を介して、
前輪WFに接続されている。
載されており、トルクコンバータ5aを有する自動変速
機5、およびフロントディファレンシャル6を介して、
前輪WFに接続されている。
【0012】モータ4は、その駆動源であるバッテリ7
に接続されるとともに、電磁クラッチを含む減速機構8
とリヤディファレンシャル9を介して、後輪WRに接続
されている。モータ4がバッテリ7で駆動され、かつ減
速機構8の電磁クラッチが接続されているときに、後輪
WRがモータ4で駆動される。このとき、車両2は、モ
ータ4によりアシストされた四輪駆動状態になる(駆動
モード)。一方、モータ4がバッテリ7で駆動されてい
ないときや、電磁クラッチが遮断されているときには、
車両2は二輪駆動状態になる。なお、モータ4は比較的
小型のものであり、車速Vcarが大きい高速運転時に
は、モータ4が後輪WRに追随して回転することが困難
になるため、電磁クラッチが遮断されるようになってい
る。モータ4の出力は、例えば最大12kWの範囲内で
任意に変更することが可能である。一方、モータ4は、
車両2の制動エネルギーにより回転駆動されているとき
などに発電を行い(減速回生モード)、発電した電力を
バッテリ7に充電するジェネレータとしての機能を有し
ている。このバッテリ7の充電残量SOCは、検出され
たバッテリ7の電流・電圧値に基づき、後述するECU
11によって算出される。
に接続されるとともに、電磁クラッチを含む減速機構8
とリヤディファレンシャル9を介して、後輪WRに接続
されている。モータ4がバッテリ7で駆動され、かつ減
速機構8の電磁クラッチが接続されているときに、後輪
WRがモータ4で駆動される。このとき、車両2は、モ
ータ4によりアシストされた四輪駆動状態になる(駆動
モード)。一方、モータ4がバッテリ7で駆動されてい
ないときや、電磁クラッチが遮断されているときには、
車両2は二輪駆動状態になる。なお、モータ4は比較的
小型のものであり、車速Vcarが大きい高速運転時に
は、モータ4が後輪WRに追随して回転することが困難
になるため、電磁クラッチが遮断されるようになってい
る。モータ4の出力は、例えば最大12kWの範囲内で
任意に変更することが可能である。一方、モータ4は、
車両2の制動エネルギーにより回転駆動されているとき
などに発電を行い(減速回生モード)、発電した電力を
バッテリ7に充電するジェネレータとしての機能を有し
ている。このバッテリ7の充電残量SOCは、検出され
たバッテリ7の電流・電圧値に基づき、後述するECU
11によって算出される。
【0013】モータ4は、モータドライバー10を介し
て、ECU11に接続されており、モータ4の駆動モー
ドと減速回生モードの間の切換え、駆動トルク、駆動モ
ード時における最大出力の設定、および減速回生モード
時における回生充電量などは、ECU11の制御によ
り、モータドライバー10によって制御される。減速機
構8の電磁クラッチの接続・遮断もまた、そのソレノイ
ド(図示せず)への電流の供給・停止がECU11で制
御されることによって、制御される。
て、ECU11に接続されており、モータ4の駆動モー
ドと減速回生モードの間の切換え、駆動トルク、駆動モ
ード時における最大出力の設定、および減速回生モード
時における回生充電量などは、ECU11の制御によ
り、モータドライバー10によって制御される。減速機
構8の電磁クラッチの接続・遮断もまた、そのソレノイ
ド(図示せず)への電流の供給・停止がECU11で制
御されることによって、制御される。
【0014】左右の前輪WFL、WFRおよび後輪WR
L、WRRには、磁気ピックアップ式の車輪回転数セン
サ12(車速検出手段)がそれぞれ設けられており、こ
れらの車輪回転数センサ12から、各車輪回転数N_F
L、N_FR、N_RL、N_RRを表すパルス信号が
ECU11にそれぞれ出力される。ECU11は、これ
らのパルス信号から、前輪速度V_FF、後輪速度V_
RRや車速Vcarなどを算出する。
L、WRRには、磁気ピックアップ式の車輪回転数セン
サ12(車速検出手段)がそれぞれ設けられており、こ
れらの車輪回転数センサ12から、各車輪回転数N_F
L、N_FR、N_RL、N_RRを表すパルス信号が
ECU11にそれぞれ出力される。ECU11は、これ
らのパルス信号から、前輪速度V_FF、後輪速度V_
RRや車速Vcarなどを算出する。
【0015】また、エンジン3のクランクシャフト(図
示せず)には、所定のクランク角ごとにクランクパルス
信号CRKを出力するクランク角センサ13が、自動変
速機5のカウンタシャフト5bには、その回転数Nco
unterを表すパルス信号を出力する磁気ピックアッ
プ式のメイン・カウンタシャフト回転数センサ14aが
設けられており、これらの信号もまた、ECU11に出
力される。ECU11は、クランクパルス信号CRKに
基づいて、エンジン回転数NEを算出する。また、モー
タ4には、レゾルバによるモータ回転数センサ15(モ
ータ実回転数検出手段)が設けられており、モータ4の
回転数Nmotを表すパルス信号がECU11に出力さ
れる。
示せず)には、所定のクランク角ごとにクランクパルス
信号CRKを出力するクランク角センサ13が、自動変
速機5のカウンタシャフト5bには、その回転数Nco
unterを表すパルス信号を出力する磁気ピックアッ
プ式のメイン・カウンタシャフト回転数センサ14aが
設けられており、これらの信号もまた、ECU11に出
力される。ECU11は、クランクパルス信号CRKに
基づいて、エンジン回転数NEを算出する。また、モー
タ4には、レゾルバによるモータ回転数センサ15(モ
ータ実回転数検出手段)が設けられており、モータ4の
回転数Nmotを表すパルス信号がECU11に出力さ
れる。
【0016】また、ECU11には、アクセル開度セン
サ16から、アクセルペダル17のON/OFFを含む
開度(アクセル開度)θAPを表す検出信号が入力され
る。ECU11にはさらに、ブレーキのマスタシリンダ
(図示せず)に取り付けたブレーキ圧センサ19からブ
レーキ圧PBRを表す検出信号が、操舵角センサ20か
らハンドル(図示せず)の操舵角θSTRを表す検出信
号が、加速度センサ22、23から前後の車輪WF、W
Rの加速度GF、GRを表す検出信号が、それぞれ入力
される。
サ16から、アクセルペダル17のON/OFFを含む
開度(アクセル開度)θAPを表す検出信号が入力され
る。ECU11にはさらに、ブレーキのマスタシリンダ
(図示せず)に取り付けたブレーキ圧センサ19からブ
レーキ圧PBRを表す検出信号が、操舵角センサ20か
らハンドル(図示せず)の操舵角θSTRを表す検出信
号が、加速度センサ22、23から前後の車輪WF、W
Rの加速度GF、GRを表す検出信号が、それぞれ入力
される。
【0017】上記ECU11は、本実施形態において、
モータ駆動力設定手段、モータ目標回転数算出手段およ
びモータ駆動力補正手段を構成するものであり、RA
M、ROM、CPUおよびI/Oインターフェースなど
からなるマイクロコンピュータ(いずれも図示せず)で
構成されている。ECU11は、上述した各種センサか
らの検出信号に基づいて、車両2の走行状態を判別する
とともに、アクセル開度θAPおよび車速Vcarに基
づき、車両2全体の目標駆動力を算出する。また、検出
された操舵角θSTR、車速Vcar、ブレーキ圧PB
R、および前後の車輪加速度GF、GRなどに応じて、
前後の駆動力配分を算出し、その結果および車両2の目
標駆動力から、エンジン目標駆動力およびモータ目標駆
動力を算出する。そして、算出したエンジン目標駆動力
に基づく駆動信号DBW_THを、DBW式のアクチュ
エータ24に出力することによって、スロットル弁25
の開度(スロットル弁開度θTH)を制御し、エンジン
3の駆動力を制御する。また、モータ目標駆動力に基づ
き、モータ駆動トルクTRQ_MOT(モータ駆動力)
を算出し、それに基づく駆動信号をモータドライバー1
0に出力することによって、モータ4の駆動力を制御す
る。
モータ駆動力設定手段、モータ目標回転数算出手段およ
びモータ駆動力補正手段を構成するものであり、RA
M、ROM、CPUおよびI/Oインターフェースなど
からなるマイクロコンピュータ(いずれも図示せず)で
構成されている。ECU11は、上述した各種センサか
らの検出信号に基づいて、車両2の走行状態を判別する
とともに、アクセル開度θAPおよび車速Vcarに基
づき、車両2全体の目標駆動力を算出する。また、検出
された操舵角θSTR、車速Vcar、ブレーキ圧PB
R、および前後の車輪加速度GF、GRなどに応じて、
前後の駆動力配分を算出し、その結果および車両2の目
標駆動力から、エンジン目標駆動力およびモータ目標駆
動力を算出する。そして、算出したエンジン目標駆動力
に基づく駆動信号DBW_THを、DBW式のアクチュ
エータ24に出力することによって、スロットル弁25
の開度(スロットル弁開度θTH)を制御し、エンジン
3の駆動力を制御する。また、モータ目標駆動力に基づ
き、モータ駆動トルクTRQ_MOT(モータ駆動力)
を算出し、それに基づく駆動信号をモータドライバー1
0に出力することによって、モータ4の駆動力を制御す
る。
【0018】図2は、ECU11で実行されるモータ4
の制振制御処理のメインフローを示すフローチャートで
ある。このプログラムは、例えば所定時間(例えば10
ms)ごとに実行される。この処理ではまず、ステップ
21(「S21」と図示。以下同じ)において、車速V
carを算出する。この車速Vcarの算出は、例えば
後輪速度V_RRに基づいて行われる。なお、車速Vc
arは、路面の摩擦係数μや車輪加速度GF、GRに応
じて補正してもよく、また、車体に設けられたGセンサ
(図示せず)により検出される車体加速度に応じて補正
してもよく、あるいは前輪速度V_FFをも加味して求
めてもよい。
の制振制御処理のメインフローを示すフローチャートで
ある。このプログラムは、例えば所定時間(例えば10
ms)ごとに実行される。この処理ではまず、ステップ
21(「S21」と図示。以下同じ)において、車速V
carを算出する。この車速Vcarの算出は、例えば
後輪速度V_RRに基づいて行われる。なお、車速Vc
arは、路面の摩擦係数μや車輪加速度GF、GRに応
じて補正してもよく、また、車体に設けられたGセンサ
(図示せず)により検出される車体加速度に応じて補正
してもよく、あるいは前輪速度V_FFをも加味して求
めてもよい。
【0019】次いで、モータ回転数センサ15からの検
出信号に基づき、モータ4の実際の回転数(モータ実回
転数)Nmotを算出する(ステップ22)。次に、モ
ータ4の目標回転数(モータ目標回転数)NOBJを算
出する(ステップ23)。このモータ目標回転数NOB
Jは、上記ステップ21で算出した車速Vcarに対応
して、モータ4がぶれやずれのない安定した状態で回転
した場合に得られるべき回転数を表すものであり、具体
的には、車速Vcarならびに減速機構8およびリヤデ
ィファレンシャル9の減速比に基づいて、算出される。
出信号に基づき、モータ4の実際の回転数(モータ実回
転数)Nmotを算出する(ステップ22)。次に、モ
ータ4の目標回転数(モータ目標回転数)NOBJを算
出する(ステップ23)。このモータ目標回転数NOB
Jは、上記ステップ21で算出した車速Vcarに対応
して、モータ4がぶれやずれのない安定した状態で回転
した場合に得られるべき回転数を表すものであり、具体
的には、車速Vcarならびに減速機構8およびリヤデ
ィファレンシャル9の減速比に基づいて、算出される。
【0020】次いで、上記ステップ23、22でそれぞ
れ算出したモータ目標回転数NOBJとモータ実回転数
Nmotとの偏差(回転数偏差)DN_CLUCH_R
(=NOBJ−Nmot)を算出する(ステップ2
4)。次に、この回転数偏差DN_CLUCH_Rを用
い、モータ駆動トルクTRQ_MOTを後述するように
して算出する(ステップ25)。最後に、このモータ駆
動トルクTRQ_MOTに基づく駆動信号をモータドラ
イバー10に出力する(ステップ26)ことによって、
モータ4の駆動力を制御し、本プログラムを終了する。
れ算出したモータ目標回転数NOBJとモータ実回転数
Nmotとの偏差(回転数偏差)DN_CLUCH_R
(=NOBJ−Nmot)を算出する(ステップ2
4)。次に、この回転数偏差DN_CLUCH_Rを用
い、モータ駆動トルクTRQ_MOTを後述するように
して算出する(ステップ25)。最後に、このモータ駆
動トルクTRQ_MOTに基づく駆動信号をモータドラ
イバー10に出力する(ステップ26)ことによって、
モータ4の駆動力を制御し、本プログラムを終了する。
【0021】図3および図4は、図2のステップ25で
実行されるモータ駆動トルクの算出サブルーチンを示
す。この算出処理ではまず、図3のステップ31〜36
において、モータ4の制振制御の実行条件が成立してい
るか否かを判定する。まず、モータ実回転数Nmot
が、所定の下限回転数NLMTLよりも大きいか否かを
判別する(ステップ31)。この下限回転数NLMTL
は、制御ハンチングを防止するためのヒステリシス付き
のものであり、例えば1000、900rpmに設定さ
れている。この答がNO、すなわちモータ実回転数Nm
otが下限回転数NLMTL以下のときには、モータ4
が低回転域にあり、そのトルクが大きいことで、共振を
生じるおそれが極めて少ないとして、制振制御を実行し
ないものとし、そのことを表すために制振制御許可フラ
グF_ADDTRQを「0」にセットする(ステップ3
5)。
実行されるモータ駆動トルクの算出サブルーチンを示
す。この算出処理ではまず、図3のステップ31〜36
において、モータ4の制振制御の実行条件が成立してい
るか否かを判定する。まず、モータ実回転数Nmot
が、所定の下限回転数NLMTLよりも大きいか否かを
判別する(ステップ31)。この下限回転数NLMTL
は、制御ハンチングを防止するためのヒステリシス付き
のものであり、例えば1000、900rpmに設定さ
れている。この答がNO、すなわちモータ実回転数Nm
otが下限回転数NLMTL以下のときには、モータ4
が低回転域にあり、そのトルクが大きいことで、共振を
生じるおそれが極めて少ないとして、制振制御を実行し
ないものとし、そのことを表すために制振制御許可フラ
グF_ADDTRQを「0」にセットする(ステップ3
5)。
【0022】前記ステップ31の答がYES、すなわち
Nmot>NLMTLのときには、モータ実回転数Nm
otが、ヒステリシス付きの所定の上限回転数NLMT
H(例えば2900、3000rpm)よりも小さいか
否かを判別する(ステップ32)。この答がNO、すな
わちモータ実回転数Nmotが上限回転数NLMTH以
上のときには、モータ4が高回転域にあり、アクセルペ
ダル17のON/OFFなどによるトルクの変動が小さ
いことで、やはり振動が増幅するおそれが極めて少ない
として、制振制御を実行しないものとし、前記ステップ
35に進み、制振制御許可フラグF_ADDTRQを
「0」にセットする。以上の2つのステップ31、32
の判別により、制振制御のためのモータ4の余分な電力
消費を防止できる。
Nmot>NLMTLのときには、モータ実回転数Nm
otが、ヒステリシス付きの所定の上限回転数NLMT
H(例えば2900、3000rpm)よりも小さいか
否かを判別する(ステップ32)。この答がNO、すな
わちモータ実回転数Nmotが上限回転数NLMTH以
上のときには、モータ4が高回転域にあり、アクセルペ
ダル17のON/OFFなどによるトルクの変動が小さ
いことで、やはり振動が増幅するおそれが極めて少ない
として、制振制御を実行しないものとし、前記ステップ
35に進み、制振制御許可フラグF_ADDTRQを
「0」にセットする。以上の2つのステップ31、32
の判別により、制振制御のためのモータ4の余分な電力
消費を防止できる。
【0023】前記ステップ32の答がYES、すなわち
Nmot<NLMTHのときには、前輪速度V_FFの
変動値ΔV_FFが、その基準値ΔVREFよりも小さ
いか否かを判別する(ステップ33)。この答がNO、
すなわち前輪速度変動値ΔV_FFが基準値ΔVREF
以上のときには、エンジン3で駆動される前輪速度V_
FFの変動が大きいため、制振制御の基準となるモータ
目標回転数NOBJが適切に設定されておらず、制振制
御によりモータ4の振動を助長するおそれがあるとし
て、制振制御を実行しないものとし、前記ステップ35
を実行する。
Nmot<NLMTHのときには、前輪速度V_FFの
変動値ΔV_FFが、その基準値ΔVREFよりも小さ
いか否かを判別する(ステップ33)。この答がNO、
すなわち前輪速度変動値ΔV_FFが基準値ΔVREF
以上のときには、エンジン3で駆動される前輪速度V_
FFの変動が大きいため、制振制御の基準となるモータ
目標回転数NOBJが適切に設定されておらず、制振制
御によりモータ4の振動を助長するおそれがあるとし
て、制振制御を実行しないものとし、前記ステップ35
を実行する。
【0024】前記ステップ33の答がYES、すなわち
ΔV_FF<ΔVREFのときには、バッテリ7の充電
残量SOCが、その基準値SOCREF(例えば20
%)よりも大きいか否かを判別する(ステップ34)。
この答がNO、すなわち充電残量SOCが基準値SOC
REF以下のときには、制振制御により電力消費量が増
大するのを回避するために、制振制御を実行しないもの
とし、前記ステップ35を実行する。
ΔV_FF<ΔVREFのときには、バッテリ7の充電
残量SOCが、その基準値SOCREF(例えば20
%)よりも大きいか否かを判別する(ステップ34)。
この答がNO、すなわち充電残量SOCが基準値SOC
REF以下のときには、制振制御により電力消費量が増
大するのを回避するために、制振制御を実行しないもの
とし、前記ステップ35を実行する。
【0025】一方、前記ステップ31〜34の答がすべ
てYESのときには、制振制御の実行条件が成立してい
るとして、そのことを表すために制振制御許可フラグF
_ADDTRQを「1」にセットする(ステップ3
6)。
てYESのときには、制振制御の実行条件が成立してい
るとして、そのことを表すために制振制御許可フラグF
_ADDTRQを「1」にセットする(ステップ3
6)。
【0026】次いで、前記ステップ35または36に続
くステップ37では、制振制御許可フラグF_ADDT
RQが「1」であるか否かを判別する。この答がNO、
すなわち制振制御の実行条件が成立していないときに
は、補正トルクKPTRQを値0に設定し(ステップ3
8)、後述するステップ44に進む。一方、ステップ3
7の答がYES、すなわち制振制御の実行条件が成立し
ているときには、図2のステップ24で算出した回転数
偏差DN_CLUCH_Rを用い、補正トルクKPTR
Qを次式(1)によって算出する(ステップ39)。K
PTRQ = DN_CLUCH_R*KPADDTR
Q ……(1)ここで、KPADDTRQは、補正係数
であり、車両の機種ごとに実験などに基づいてあらかじ
め設定される。
くステップ37では、制振制御許可フラグF_ADDT
RQが「1」であるか否かを判別する。この答がNO、
すなわち制振制御の実行条件が成立していないときに
は、補正トルクKPTRQを値0に設定し(ステップ3
8)、後述するステップ44に進む。一方、ステップ3
7の答がYES、すなわち制振制御の実行条件が成立し
ているときには、図2のステップ24で算出した回転数
偏差DN_CLUCH_Rを用い、補正トルクKPTR
Qを次式(1)によって算出する(ステップ39)。K
PTRQ = DN_CLUCH_R*KPADDTR
Q ……(1)ここで、KPADDTRQは、補正係数
であり、車両の機種ごとに実験などに基づいてあらかじ
め設定される。
【0027】次に、ステップ40〜43において、上記
ステップ39で算出した補正トルクKPTRQのリミッ
ト処理を行う。このリミット処理は、算出した補正トル
クKPTRQが過大になることにより振動をむしろ助長
するのを防止するために実行される。まず、補正トルク
KPTRQがその上限値KPTRQLMTH(例えば
0.05Nm)よりも大きいか否かを判別し(ステップ
40)、その答がYESで、上限値KPTRQLMTH
をオーバーしているときには、補正トルクKPTRQを
上限値KPTRQLMTHに保持する(ステップ4
1)。また、ステップ40の答がNOのときには、補正
トルクKPTRQがその下限値KPTRQLMTL(負
値、例えば−0.05Nm)よりも小さいか否かを判別
し(ステップ42)、その答がYESで、下限値KPT
RQLMTLをオーバーしているときには、補正トルク
KPTRQを下限値KPTRQLMTLに保持する(ス
テップ43)。一方、ステップ42の答がNOで、KP
TRQLMTL≦KPTRQ≦KPTRQLMTHのと
きには、次のステップ44に進み、ステップ39で算出
した補正トルクKPTRQをそのまま用いる。
ステップ39で算出した補正トルクKPTRQのリミッ
ト処理を行う。このリミット処理は、算出した補正トル
クKPTRQが過大になることにより振動をむしろ助長
するのを防止するために実行される。まず、補正トルク
KPTRQがその上限値KPTRQLMTH(例えば
0.05Nm)よりも大きいか否かを判別し(ステップ
40)、その答がYESで、上限値KPTRQLMTH
をオーバーしているときには、補正トルクKPTRQを
上限値KPTRQLMTHに保持する(ステップ4
1)。また、ステップ40の答がNOのときには、補正
トルクKPTRQがその下限値KPTRQLMTL(負
値、例えば−0.05Nm)よりも小さいか否かを判別
し(ステップ42)、その答がYESで、下限値KPT
RQLMTLをオーバーしているときには、補正トルク
KPTRQを下限値KPTRQLMTLに保持する(ス
テップ43)。一方、ステップ42の答がNOで、KP
TRQLMTL≦KPTRQ≦KPTRQLMTHのと
きには、次のステップ44に進み、ステップ39で算出
した補正トルクKPTRQをそのまま用いる。
【0028】次に、前記ステップ38、39、41また
は43で算出した補正トルクKPTRQを用い、モータ
駆動トルクTRQ_MOTを次式(2)によって算出す
る(ステップ44)。TRQ_MOT = TRQ_M
OT+KPTRQ ……(2)ここで、右辺のTRQ_
MOTは、車両2の目標駆動力および前後の駆動力配分
に基づいて算出された、モータ4に要求されるモータ駆
動トルクである。
は43で算出した補正トルクKPTRQを用い、モータ
駆動トルクTRQ_MOTを次式(2)によって算出す
る(ステップ44)。TRQ_MOT = TRQ_M
OT+KPTRQ ……(2)ここで、右辺のTRQ_
MOTは、車両2の目標駆動力および前後の駆動力配分
に基づいて算出された、モータ4に要求されるモータ駆
動トルクである。
【0029】次に、ステップ45〜48において、ステ
ップ44で算出したモータ駆動トルクTRQ_MOTの
リミット処理を行う。このリミット処理は、算出した補
正後のモータ駆動トルクTRQ_MOTを、モータ4の
出力可能な範囲内に収めるために実行される。まず、モ
ータ駆動トルクTRQ_MOTが、駆動側の上限値TM
OT_MAXDよりも大きいか否かを判別し(ステップ
45)、その答がYESのときには、モータ駆動トルク
TRQ_MOTを上限値TMOT_MAXDに保持する
(ステップ46)。また、ステップ45の答がNOのと
きには、モータ駆動トルクTRQ_MOTが、引きずり
側の下限値TMOT_MAXR(負値)よりも小さいか
否かを判別し(ステップ47)、その答がYESのとき
には、モータ駆動トルクTRQ_MOTを下限値TMO
T_MAXRに保持する(ステップ48)。一方、ステ
ップ47の答がNOで、TMOT_MAXR≦TRQ_
MOT≦TMOT_MAXDのときには、本プログラム
を終了し、ステップ44で算出したモータ駆動トルクT
RQ_MOTをそのまま用いる。
ップ44で算出したモータ駆動トルクTRQ_MOTの
リミット処理を行う。このリミット処理は、算出した補
正後のモータ駆動トルクTRQ_MOTを、モータ4の
出力可能な範囲内に収めるために実行される。まず、モ
ータ駆動トルクTRQ_MOTが、駆動側の上限値TM
OT_MAXDよりも大きいか否かを判別し(ステップ
45)、その答がYESのときには、モータ駆動トルク
TRQ_MOTを上限値TMOT_MAXDに保持する
(ステップ46)。また、ステップ45の答がNOのと
きには、モータ駆動トルクTRQ_MOTが、引きずり
側の下限値TMOT_MAXR(負値)よりも小さいか
否かを判別し(ステップ47)、その答がYESのとき
には、モータ駆動トルクTRQ_MOTを下限値TMO
T_MAXRに保持する(ステップ48)。一方、ステ
ップ47の答がNOで、TMOT_MAXR≦TRQ_
MOT≦TMOT_MAXDのときには、本プログラム
を終了し、ステップ44で算出したモータ駆動トルクT
RQ_MOTをそのまま用いる。
【0030】図5は、これまでに説明した制振制御処理
によって得られる動作例を、模式的に表したものであ
る。この例は、車速Vcarが車両2の発進時からリニ
アに増大するとともに、その走行中、車両2が例えばマ
ンホールの段差を通ったことによる外乱によって、モー
タ4の回転数が変動した場合を示している。上述した制
振制御処理では、上記のような車速Vcarの変化に伴
い、図2のステップ23により、モータ目標回転数NO
BJはリニアに増大するように算出される(同図
(a))とともに、モータ4の回転数変動は、モータ実
回転数Nmotとして検出される(同図(b))。次い
で、図2のステップ24で、両者の回転数偏差DN_C
LUCH_R(=NOBJ−Nmot)が算出され(同
図(c))、図4のステップ39において、補正トルク
KPTRQが回転数偏差DN_CLUCH_Rに比例す
る値として算出される(同図(d))。そして、図4の
ステップ44において、算出した補正トルクKPTRQ
をモータ駆動トルクTRQ_MOT(同図(e))に加
算することによって、補正後のモータ駆動トルクTRQ
_MOT(同図(f))が得られる。
によって得られる動作例を、模式的に表したものであ
る。この例は、車速Vcarが車両2の発進時からリニ
アに増大するとともに、その走行中、車両2が例えばマ
ンホールの段差を通ったことによる外乱によって、モー
タ4の回転数が変動した場合を示している。上述した制
振制御処理では、上記のような車速Vcarの変化に伴
い、図2のステップ23により、モータ目標回転数NO
BJはリニアに増大するように算出される(同図
(a))とともに、モータ4の回転数変動は、モータ実
回転数Nmotとして検出される(同図(b))。次い
で、図2のステップ24で、両者の回転数偏差DN_C
LUCH_R(=NOBJ−Nmot)が算出され(同
図(c))、図4のステップ39において、補正トルク
KPTRQが回転数偏差DN_CLUCH_Rに比例す
る値として算出される(同図(d))。そして、図4の
ステップ44において、算出した補正トルクKPTRQ
をモータ駆動トルクTRQ_MOT(同図(e))に加
算することによって、補正後のモータ駆動トルクTRQ
_MOT(同図(f))が得られる。
【0031】以上のように、本実施形態によれば、モー
タ目標回転数NOBJは、検出された実際の車速Vca
rに対応して本来安定して回転した場合のモータ4の回
転数を表す。したがって、このモータ目標回転数NOB
Jとモータ実回転数Nmotとの回転数偏差DN_CL
UCH_Rに基づいて、モータ駆動トルクTRQ_MO
Tを補正することによって、モータ4の実際の回転数を
モータ目標回転数NOBJ近傍に、すなわち安定回転状
態に維持でき、それにより、モータ4の振動を十分に抑
制することができる。このように、本実施形態では、モ
ータ4の実際の回転挙動を監視し、本来あるべきモータ
目標回転数NOBJとの関係に応じて、モータ駆動トル
クTRQ_MOTを随時、補正することで、振動を抑制
するので、従来の場合と比較し、構成が簡便で、汎用性
に優れ、振動特性の経時変化や温度変化による影響を吸
収しながら、広範囲の周波数域にわたって振動を十分に
抑制することができる。
タ目標回転数NOBJは、検出された実際の車速Vca
rに対応して本来安定して回転した場合のモータ4の回
転数を表す。したがって、このモータ目標回転数NOB
Jとモータ実回転数Nmotとの回転数偏差DN_CL
UCH_Rに基づいて、モータ駆動トルクTRQ_MO
Tを補正することによって、モータ4の実際の回転数を
モータ目標回転数NOBJ近傍に、すなわち安定回転状
態に維持でき、それにより、モータ4の振動を十分に抑
制することができる。このように、本実施形態では、モ
ータ4の実際の回転挙動を監視し、本来あるべきモータ
目標回転数NOBJとの関係に応じて、モータ駆動トル
クTRQ_MOTを随時、補正することで、振動を抑制
するので、従来の場合と比較し、構成が簡便で、汎用性
に優れ、振動特性の経時変化や温度変化による影響を吸
収しながら、広範囲の周波数域にわたって振動を十分に
抑制することができる。
【0032】また、図5の説明から明らかなように、補
正トルクKPTRQは、モータ実回転数Nmotがモー
タ目標回転数NOBJよりも大きいときには、負値、す
なわちモータ駆動トルクTRQ_MOTの減少側に設定
され、小さいときには、正値、すなわちモータ駆動トル
クTRQ_MOTの増加側に設定される。これにより、
モータ実回転数Nmotを、その実際のずれの方向に合
わせて、モータ目標回転数NOBJ側に引き戻す方向に
補正でき、したがって、モータ目標回転数NOBJに適
切に収束させることができる。また、補正トルクKPT
RQは、回転数偏差DN_CLUCH_Rの大きさに応
じた値に設定されるので、制御の応答性を高めることが
できる。
正トルクKPTRQは、モータ実回転数Nmotがモー
タ目標回転数NOBJよりも大きいときには、負値、す
なわちモータ駆動トルクTRQ_MOTの減少側に設定
され、小さいときには、正値、すなわちモータ駆動トル
クTRQ_MOTの増加側に設定される。これにより、
モータ実回転数Nmotを、その実際のずれの方向に合
わせて、モータ目標回転数NOBJ側に引き戻す方向に
補正でき、したがって、モータ目標回転数NOBJに適
切に収束させることができる。また、補正トルクKPT
RQは、回転数偏差DN_CLUCH_Rの大きさに応
じた値に設定されるので、制御の応答性を高めることが
できる。
【0033】なお、本発明は、説明した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、実施形態は、前輪をエンジンで駆動し、後輪を
モータで駆動するタイプの前後輪駆動車両に、本発明を
適用した例であるが、本発明は、これに限らず、エンジ
ンおよびモータによる駆動を前後輪逆に行う車両にも、
同様に適用することが可能である。また、実施形態で
は、回転数偏差DN_CLUCH_Rに基づき補正トル
クKPTRQを算出する際の補正係数KPADDTRQ
として、固定値を用いているが、これを変数としてもよ
い。例えば、モータ4を含むモータ駆動系の共振回転数
をあらかじめ求め、この共振回転数を含む特定回転数領
域において、補正係数KPADDTRQをモータ実回転
数Nmotに応じて変更するようにしてもよい。それに
より、モータ駆動系の共振をより確実に防止することが
できる。さらに、図5の動作例を、マンホールの段差に
よる外乱によってモータの回転数が変動した例として説
明したが、本発明は、車両の急激な加減速によるトルク
変動や、自動変速機の変速によるトルク変動などによ
り、モータの回転数が変動した場合にも、もちろん有効
に適用できる。
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、実施形態は、前輪をエンジンで駆動し、後輪を
モータで駆動するタイプの前後輪駆動車両に、本発明を
適用した例であるが、本発明は、これに限らず、エンジ
ンおよびモータによる駆動を前後輪逆に行う車両にも、
同様に適用することが可能である。また、実施形態で
は、回転数偏差DN_CLUCH_Rに基づき補正トル
クKPTRQを算出する際の補正係数KPADDTRQ
として、固定値を用いているが、これを変数としてもよ
い。例えば、モータ4を含むモータ駆動系の共振回転数
をあらかじめ求め、この共振回転数を含む特定回転数領
域において、補正係数KPADDTRQをモータ実回転
数Nmotに応じて変更するようにしてもよい。それに
より、モータ駆動系の共振をより確実に防止することが
できる。さらに、図5の動作例を、マンホールの段差に
よる外乱によってモータの回転数が変動した例として説
明したが、本発明は、車両の急激な加減速によるトルク
変動や、自動変速機の変速によるトルク変動などによ
り、モータの回転数が変動した場合にも、もちろん有効
に適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1による
四輪駆動車両の制御装置によれば、電気モータの実際の
回転数を、モータ目標回転数近傍の安定回転状態に維持
するので、構成が簡便で、汎用性に優れ、振動特性の経
時変化や温度変化による影響を吸収しながら、広範囲の
周波数域にわたって振動を十分に抑制することができ
る。
四輪駆動車両の制御装置によれば、電気モータの実際の
回転数を、モータ目標回転数近傍の安定回転状態に維持
するので、構成が簡便で、汎用性に優れ、振動特性の経
時変化や温度変化による影響を吸収しながら、広範囲の
周波数域にわたって振動を十分に抑制することができ
る。
【0035】また、請求項2による四輪駆動車両の制御
装置によれば、モータ実回転数をモータ目標回転数に適
切に収束させるとともに、その応答性を高めることがで
きる。
装置によれば、モータ実回転数をモータ目標回転数に適
切に収束させるとともに、その応答性を高めることがで
きる。
【図1】本発明の一実施形態による制御装置を適用した
四輪駆動車両の概略構成図である。
四輪駆動車両の概略構成図である。
【図2】電気モータの制振制御のメインフローを示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図3】モータ駆動トルクの算出サブルーチンを示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】図3のサブルーチンの残りの部分を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図5】制振制御による動作例を示す図である。
1 制御装置 2 車両(四輪駆動車両) 3 エンジン 4 電気モータ 11 ECU(モータ駆動力設定手段、モータ目標回転
数算出手段、モータ駆動力補正手段) 12 車輪回転数センサ(車速検出手段) 15 モータ回転数センサ(モータ実回転数検出手段) WFL、WFR 前輪 WRL、WRR 後輪 Vcar 車速 TRQ_MOT モータ駆動トルク(モータ駆動力) NOBJ モータ目標回転数 Nmot モータ実回転数 DN_CLUCH_R 回転数偏差(偏差) KPTRQ 補正トルク
数算出手段、モータ駆動力補正手段) 12 車輪回転数センサ(車速検出手段) 15 モータ回転数センサ(モータ実回転数検出手段) WFL、WFR 前輪 WRL、WRR 後輪 Vcar 車速 TRQ_MOT モータ駆動トルク(モータ駆動力) NOBJ モータ目標回転数 Nmot モータ実回転数 DN_CLUCH_R 回転数偏差(偏差) KPTRQ 補正トルク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 直樹 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 喜多野 和彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D043 AA08 AB17 EA03 EA05 EA11 EB07 EE02 EE06 EE07 EF02 EF09 EF14 EF15 EF21 5H115 PA01 PA05 PC06 PG04 PI16 PI22 PI29 PO02 PO06 PU01 PU22 PU23 QI04 QN03 QN06 RE06 SE04 SE05 TB03 TB10 TE02 TI01 TI05 TI06 TO02 TO21 TO26 TO30
Claims (2)
- 【請求項1】 前後の駆動輪の一方をエンジンで駆動
し、他方を電気モータで駆動する四輪駆動車両の制御装
置であって、 当該車両の運転状態に応じて前記電気モータの駆動力を
設定するモータ駆動力設定手段と、 前記車両の速度を検出する車速検出手段と、 当該検出された車速に基づき、前記電気モータが当該車
速に対応して安定した状態で回転した場合に得られるべ
き回転数をモータ目標回転数として算出するモータ目標
回転数算出手段と、 前記電気モータの実際の回転数を検出するモータ実回転
数検出手段と、 前記算出されたモータ目標回転数と前記検出されたモー
タ実回転数との偏差に基づいて、前記設定されたモータ
駆動力を補正するモータ駆動力補正手段と、 を備えていることを特徴とする四輪駆動車両の制御装
置。 - 【請求項2】 前記モータ駆動力補正手段は、前記モー
タ駆動力を、前記モータ実回転数が前記モータ目標回転
数よりも大きいときには減少側に、前記モータ実回転数
が前記モータ目標回転数よりも小さいときには増加側
に、前記偏差の大きさに応じた度合で補正することを特
徴とする、請求項1に記載の四輪駆動車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000364868A JP2002171607A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 四輪駆動車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000364868A JP2002171607A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 四輪駆動車両の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002171607A true JP2002171607A (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=18835732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000364868A Withdrawn JP2002171607A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 四輪駆動車両の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002171607A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2000
- 2000-11-30 JP JP2000364868A patent/JP2002171607A/ja not_active Withdrawn
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