JP2002171070A - プリント配線基板の製造方法 - Google Patents

プリント配線基板の製造方法

Info

Publication number
JP2002171070A
JP2002171070A JP2000364878A JP2000364878A JP2002171070A JP 2002171070 A JP2002171070 A JP 2002171070A JP 2000364878 A JP2000364878 A JP 2000364878A JP 2000364878 A JP2000364878 A JP 2000364878A JP 2002171070 A JP2002171070 A JP 2002171070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
printed wiring
wiring board
insulating substrate
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000364878A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4191378B2 (ja
Inventor
Kunio Nagaya
邦男 長屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP2000364878A priority Critical patent/JP4191378B2/ja
Publication of JP2002171070A publication Critical patent/JP2002171070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4191378B2 publication Critical patent/JP4191378B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品を内蔵するプリント配線基板におい
て、基板の信頼性を損なわない製造方法を提供する。 【解決手段】 絶縁基板21の凹部22の底部に紫外線
硬化型接着剤22を塗布し、その上に電気部品23を載
置する。絶縁基板21の、凹部24が形成されている面
の反対側の面から露光を行い、紫外線硬化型樹脂22を
硬化させて電子部品23を固定する。その後、凹部24
に樹脂25を注ぎ込んでプリント配線基板20を平坦な
状態とし、外表面に配線回路28を形成する。なお、電
子部品23と配線回路28とは、ビアホール26に充填
された導電部材27によって電気的に導通される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品を内蔵する
プリント配線基板の製造方法であって、特に基板の信頼
性を損なうことのない電子部品の実装方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年では、プリント配線基板の高密度化
に伴い、基板に実装する電子部品を基板に内蔵させる技
術の開発が盛んとなっている。従来、このような電子部
品を内蔵したプリント配線基板を製造する方法として
は、例えば銅張り積層板から従来のフォトプロセスを経
て絶縁基板上に配線回路を形成し、その配線回路上の所
定の位置に半田ペーストを塗布し、その上に電子部品を
載置してリフロー半田付けを行う。これにより、その電
子部品の固定と電気的接続とが同時に行われる。
【0003】この後、基板全体に例えばスクリーン印刷
法により樹脂を塗布して電子部品を埋め込み、その樹脂
を硬化させた後に樹脂層の所定の位置に例えばレーザ加
工によって配線回路に連なるビアホールを形成して内部
に導電ペーストを充填して樹脂層上面の回路と内部の配
線回路とを接続する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の方法で電子部品を内蔵するプリント配線基板を製造
する場合、電子部品の固定および電気接続のために、半
田ペーストを溶融させるべく高温での加熱を行わなけれ
ばならない。しかし、熱履歴を何度も加えることは電子
部品の劣化を招きかねず、プリント配線基板の信頼性の
低下が懸念される。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、電子部品を内蔵するプリント配線基板におい
て、電子部品を実装させる際の加熱工程を省略すること
により、基板の信頼性を損なわないプリント配線基板の
製造方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1の発明は、電子部品を内蔵するプリ
ント配線基板の製造方法であって、少なくとも光を透過
する絶縁層の一面側に感光性接着剤を介して所定の位置
に電子部品を載置する工程と、前記絶縁層の他面側から
露光を行って前記感光性接着剤を硬化する工程と、前記
絶縁層の表面に前記電子部品を埋没させるように樹脂層
を形成する工程と、前記絶縁層及び/或いは前記樹脂層
上に配線回路を形成するとともにその配線回路と前記電
子部品とを電気的に導通する導電路を形成する工程とを
経るところに特徴を有する。
【0007】また請求項2の発明は、請求項1に記載の
プリント配線基板の製造方法であって、前記電子部品は
前記絶縁層に形成された凹部内に載置されるところに特
徴を有する。
【0008】
【発明の作用・効果】上記請求項1の発明によれば、電
子部品は半田ペーストの代わりに感光性の接着剤により
固定される構成であるので、電子部品を実装させる際に
高温加熱を行わなくてもよい。従って、電子部品に熱履
歴が加わることによる劣化を防止することができ、プリ
ント配線基板の信頼性を高めることができるという優れ
た作用効果を奏する。なお、樹脂層に埋設された電子部
品と樹脂層上の配線回路との電気的な導通は樹脂層に形
成した導電路によってなされる。
【0009】また、請求項2の発明によれば、電子部品
は基板の絶縁層に形成された凹部内に収容される構成で
あるので、上記請求項1と同様の作用効果に加え、薄型
のプリント配線基板を得ることが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、本発明を
具体化した第1実施形態について図1を参照して説明す
る。図1中11はプリント配線基板10の絶縁基板であ
り、紫外線を透過可能な樹脂により形成されている。こ
の絶縁基板11の一面側全体(図1中上面側)に、例え
ばロールコータによって紫外線硬化型接着剤12を塗布
し、その接着剤12上の所定の位置に、例えばマウンタ
ー等の自動機器によって、左右両端部に一対の端子部1
3Aが設けられた電子部品13を載置する(図1(A)
参照)。
【0011】次に、電子部品13を載置したプリント配
線基板10を図示しない作業台に載置し、図1(B)に
示すように、矢印方向に一定の速度で移動させる。作業
台の下方には紫外線露光装置が備えられており、この露
光装置の光源14から照射される紫外線を、絶縁基板1
1の下面側から照射する。なお上記作業台は、プリント
配線基板10を載置した状態で下方から絶縁基板11に
対して紫外線を照射可能に設計されている。接着剤12
は絶縁基板11を透過した紫外線により硬化され、電子
部品13が接着剤12を介して絶縁基板11上に固定さ
れる。
【0012】次に、プリント配線基板10の表面に例え
ばエポキシ等の樹脂を塗布して電子部品13を樹脂内に
埋没させ、樹脂を固化させる。これにより、電子部品1
3は樹脂層15内に埋没された状態となる(図1(C)
参照)。なお、必要ならば樹脂の塗布時または硬化後に
平坦化処理を行い、樹脂層15の表面を平滑にすること
が好ましい。
【0013】その後、樹脂層15の所定部分に、電子部
品13の端子部13Aに連通するビアホール16を例え
ばレーザ加工により形成し(図1(D)参照)、そのビ
アホール16に例えば導電性ペースト等の導電性部材1
7を充填する。そして、樹脂層15の表面に従来のフォ
トプロセスにより配線回路18を形成する(図1(E)
参照)。これにより、電子部品13とプリント配線基板
10の外表面の配線回路18とが電気的に導通される。
この後、このプロセスを繰り返して基板を多層化するこ
とができる。
【0014】このように、本実施形態によれば、電子部
品13を紫外線硬化型接着剤12によってプリント配線
基板10の絶縁基板11に固定する構成である。従っ
て、電子部品13を内蔵するプリント配線基板10の製
造において、加熱工程を減らすことができるため、電子
部品13の加熱による劣化を防止し、プリント配線基板
10の信頼性を確保することが可能であるという優れた
作用効果を奏する。
【0015】<第2実施形態>以下、第2実施形態につ
いて図2を参照して説明する。図2に示すプリント配線
基板20の絶縁基板21には、後述する電子部品23が
収容可能な凹部24が形成されている(図2(A)参
照)。まず、図2(B)に示すように、凹部24の底面
に紫外線硬化型接着剤22を塗布し、その上面に、左右
両端部に一対の端子部23Aが設けられた電子部品23
を載置する。なお凹部24は、このように電子部品23
を搭載した状態で、電子部品23が絶縁基板21の表面
に突出しない深さに設定されている。
【0016】次に、電子部品23を凹部24内に収容し
たプリント配線基板20を、上記第1実施形態と同様に
作業台に載置して露光装置に送り込み、絶縁基板21の
下面側から露光を行って接着剤22を硬化させて、電子
部品23を固定する。その後、凹部24内に樹脂25を
注ぎ込み、固化させる。これにより、電子部品23は樹
脂25内に埋没され、プリント配線基板20は平坦な状
態となる(図2(C)参照)。
【0017】その後、レーザ加工により樹脂層25およ
び絶縁基板21の所定部分に電子部品23の端子部23
Aに連通するビアホール26を形成し(図2(D)参
照)、そのビアホール26に例えば導電性ペースト等の
導電性部材27を充填する。そして、プリント配線基板
20の表面にフォトプロセスを経て配線回路28を形成
する。
【0018】このように、本実施形態によれば、電子部
品23がプリント配線基板20の絶縁基板21に形成さ
れた凹部24内に収容される構成であるので、上記第1
実施形態と同様の作用効果に加え、薄型のプリント配線
基板が得られるという作用効果を奏する。
【0019】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0020】(1) 上記実施形態では、絶縁基板及び
/或いは樹脂層の表面に配線回路を形成し、絶縁基板に
内蔵された電子部品と電気的に導通させる構成とした
が、これに限らず、絶縁基板及び/或いは樹脂層の表面
にも別の電子部品を装着し、絶縁基板に内蔵された電子
部品と導通させる構成としてもよい。
【0021】(2) 上記第1実施形態では、絶縁基板
11の表面全体に紫外線硬化型接着剤12を塗布する構
成としたが、これに限らず、電子部品13を載置する位
置のみに塗布する構成としてもよい。また、絶縁基板1
1側ではなく、電子部品13側に紫外線硬化型接着剤1
2を塗布する構成としてもよいことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のプリント配線基板の製
造方法を示す工程図
【図2】本発明の第2実施形態のプリント配線基板の製
造方法を示す工程図
【符号の説明】
10、20…プリント配線基板 11、21…絶縁基板(絶縁層) 12、22…紫外線硬化型接着剤(感光性接着剤) 13、23…電子部品 15、25…樹脂層 16、26…ビアホール(導電路) 24…凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を内蔵するプリント配線基板の
    製造方法であって、少なくとも光を透過する絶縁層の一
    面側に感光性接着剤を介して所定の位置に電子部品を載
    置する工程と、前記絶縁層の他面側から露光を行って前
    記感光性接着剤を硬化する工程と、前記絶縁層の表面に
    前記電子部品を埋没させるように樹脂層を形成する工程
    と、前記絶縁層及び/或いは前記樹脂層上に配線回路を
    形成するとともにその配線回路と前記電子部品とを電気
    的に導通する導電路を形成する工程とを経ることを特徴
    とするプリント配線基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記電子部品は前記絶縁層に形成された
    凹部内に載置されることを特徴とする請求項1に記載の
    プリント配線基板の製造方法。
JP2000364878A 2000-11-30 2000-11-30 プリント配線基板の製造方法 Expired - Lifetime JP4191378B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364878A JP4191378B2 (ja) 2000-11-30 2000-11-30 プリント配線基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000364878A JP4191378B2 (ja) 2000-11-30 2000-11-30 プリント配線基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002171070A true JP2002171070A (ja) 2002-06-14
JP4191378B2 JP4191378B2 (ja) 2008-12-03

Family

ID=18835741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000364878A Expired - Lifetime JP4191378B2 (ja) 2000-11-30 2000-11-30 プリント配線基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4191378B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146547A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Murata Mfg Co Ltd 回路モジュール
CN106102321A (zh) * 2013-09-12 2016-11-09 太阳诱电株式会社 元件内置基板及元件内置基板用芯层基材
CN106538077A (zh) * 2014-07-18 2017-03-22 Zf 腓德烈斯哈芬股份公司 电子变速器控制装置和其制造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146547A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Murata Mfg Co Ltd 回路モジュール
CN106102321A (zh) * 2013-09-12 2016-11-09 太阳诱电株式会社 元件内置基板及元件内置基板用芯层基材
CN106102321B (zh) * 2013-09-12 2020-10-16 太阳诱电株式会社 元件内置基板及元件内置基板用芯层基材
CN106538077A (zh) * 2014-07-18 2017-03-22 Zf 腓德烈斯哈芬股份公司 电子变速器控制装置和其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4191378B2 (ja) 2008-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3910045B2 (ja) 電子部品内装配線板の製造方法
US8238109B2 (en) Flex-rigid wiring board and electronic device
US20090152233A1 (en) Printed circuit board having chip package mounted thereon and method of fabricating same
US5759417A (en) Flexible circuit board and production method therefor
JP2002093957A (ja) 電子回路装置およびその製造方法
JP2001251056A (ja) プリント配線基板の製造方法
JP2020145462A (ja) 素子内蔵型印刷回路基板
KR20080061816A (ko) 인쇄회로기판 및 그의 제조방법
US6270607B1 (en) Method of manufacturing multilayer printed wiring board
JP2002171070A (ja) プリント配線基板の製造方法
JP2004031710A (ja) 配線基板の製造方法
JP2001060769A (ja) 配線板の製造方法
JPH05281429A (ja) 光導体路を内装したプリント基板の製造方法
JP2586745B2 (ja) 印刷配線板の製造方法
JPH01175297A (ja) 多層印刷配線板装置
JP2011061010A (ja) 部品内蔵モジュールの製造方法
JP2000340906A (ja) 光・電気配線基板及びその製造方法並びに実装基板
JPH08228066A (ja) 電子部品搭載基板およびその製造方法
JP2005032931A (ja) 回路基板、回路基板の製造方法及び電子回路装置
JP3711569B2 (ja) プリント配線板及びその製造方法
KR101609268B1 (ko) 임베디드 기판 및 임베디드 기판의 제조 방법
JP3356650B2 (ja) プリント配線板及びその製造方法
TW201320285A (zh) 內埋元件之多層基板的製造方法
JP2011061052A (ja) 部品内蔵モジュールの製造方法
JP3077182B2 (ja) 印刷配線板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050909

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20061201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080229

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080909

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080918

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4191378

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130926

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term