JP2002171022A - 半導体装置及びサブマウント部材 - Google Patents

半導体装置及びサブマウント部材

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JP2002171022A
JP2002171022A JP2000368334A JP2000368334A JP2002171022A JP 2002171022 A JP2002171022 A JP 2002171022A JP 2000368334 A JP2000368334 A JP 2000368334A JP 2000368334 A JP2000368334 A JP 2000368334A JP 2002171022 A JP2002171022 A JP 2002171022A
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慶信 樋口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板上に形成された複数個の半導体素
子がサブマウント部材上にダウンマウントされる場合
に、複数個の半導体素子に高低差があっても、これら複
数個の半導体素子がサブマウント部材に水平に搭載さ
れ、安定した特性と高い信頼性が得られる半導体装置及
びその半導体装置に使用されているサブマウント部材を
提供する。 【解決手段】 n−GaAs基板10表面上に形成され
ているGaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子20
とAlGaInP系赤外色レーザ素子30とには高低差
がある一方、サブマウント部材40の素子搭載面には両
レーザ素子の高低差に対応した段差が設けられている。
このため、GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子
20及びAlGaInP系赤外色レーザ素子30をサブ
マウント部材40上にダウンマウントすると、両レーザ
素子の高低差はサブマウント部材40の素子搭載面に設
けられた段差よって吸収され、両レーザ素子はサブマウ
ント部材40上に水平に搭載されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びサブ
マウント部材に係り、特に半導体基板上に形成された複
数個の半導体素子がサブマウント部材にマウントされて
いる半導体装置及びその半導体装置に使用されているサ
ブマウント部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、光デバイスの集積化の必要性が急
速に認識され、例えば発信波長の異なる複数個の半導体
レーザ素子を用いた集積化高機能光デバイスは、民生用
機器に使用されるキーデバイスとして既に市場に送り出
されている。そして、このような集積化高機能光デバイ
スの製造方法としては、発信波長の異なる複数個の半導
体レーザ素子を別々に作製し、その組立工程において、
1つのデバイスに組み合わせる方法と、1つの基板上に
発信波長の異なる複数個の半導体レーザ素子を作製し、
通常の組立工程を用いてデバイスとする方法がある。こ
れら2つの製造方法においては、前者の製造方法が、後
者の製造方法に比べて約2倍近い生産工程を必要とする
だけでなく、集積化デバイスとして最も重要な半導体レ
ーザ素子間の位置合わせ精度が後者の製造方法よりも劣
る。従って、両者を比較すると、後者の製造方法が明ら
かに優位性を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1つの基板
上に発信波長の異なる半導体レーザ素子群を形成する場
合、各々の発信波長に対して最適なレーザ構造を追求す
ると、複数個の半導体レーザ素子の形状は互いに異なっ
たものとなる。例えば図12に示されるように、共に光
出力が2〜5mWの読取専用の2波長レーザ装置を作製
する際に、n−GaAs基板10上に、互いに異なる種
類のGaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子20と
AlGaInP系赤色レーザ素子30をそれぞれ形成し
た場合、両レーザ素子の基板表面からの高さに差、所謂
高低差が生じる。
【0004】即ち、活性層21の上下をp−クラッド層
22及びn−クラッド層23によって挟まれているGa
As/AlGaAs系赤外色レーザ素子20と、活性層
31の上下をp−クラッド層32及びn−クラッド層3
3によって挟まれているAlGaInP系赤外色レーザ
素子30のそれぞれのレーザ構造を最適なものにしよう
とすると、結果としてAlGaInP系赤外色レーザ素
子30の高さがGaAs/AlGaAs系赤外色レーザ
素子20の高さよりも高くなり、両レーザ素子間には例
えば約1μmの高低差が生じる。なお、ここで、n−G
aAs基板10裏面上には、n−電極11が形成され、
GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子20のp−
クラッド層22上にはp−電極24が形成され、AlG
aInP系赤外色レーザ素子30のp−クラッド層32
上にはp−電極34が形成されている。
【0005】そして、図13に示されるように、図12
の2波長レーザ装置を組み立てる際には、n−GaAs
基板10の上下を反転させ、GaAs/AlGaAs系
赤外色レーザ素子20及びAlGaInP系赤外色レー
ザ素子30のp−電極24,34を下向きにして、サブ
マウント部材80上に搭載する。このように半導体装置
の上面電極を下向きにしてサブマウント部材上に搭載す
る方法は、一般にダウンマウントと呼ばれる。なお、こ
のサブマウント部材80は、そのサブマウント基体81
の素子搭載面82上に、それぞれIn−Sn系のハンダ
からなるパターン電極83、84が形成されている。
【0006】そして、所定のダイボンド装置を用いて、
実際にダウンマウントを行うと、図14に示されるよう
になる。即ち、GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ
素子20のp−電極24とサブマウント部材80のパタ
ーン電極83とが接合し、AlGaInP系赤外色レー
ザ素子30のp−電極34とサブマウント部材80のパ
ターン電極84とが接合する。そして、その際に、Ga
As/AlGaAs系赤外色レーザ素子20とAlGa
InP系赤外色レーザ素子30との高低差に起因して、
サブマウント部材80上にダウンマウントされたGaA
s/AlGaAs系赤外色レーザ素子20及びAlGa
InP系赤外色レーザ素子30は傾いてしまい、サブマ
ウント部材80の底面に対して傾きθが発生する。
【0007】このため、GaAs/AlGaAs系赤外
色レーザ素子20及びAlGaInP系赤外色レーザ素
子30の発光点に位置ずれが生じ、発光点間の距離が短
くなり、光軸ずれを引き起こして、光ピックアップなど
の光学系アライメントを困難にするという問題を招いて
いた。また、ダイボンド装置を用いたダウンマウントの
際に、GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子20
及びAlGaInP系赤外色レーザ素子30に加わる圧
力が不均等になり、この不均等な圧力ダメージによって
GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子20及びA
lGaInP系赤外色レーザ素子30に歪みが生じ、発
光の際の偏向角がばらつきや特性不良を引き起こすとい
う問題を招いていた。
【0008】更に、このダウンマウントの際には、サブ
マウント部材80を加熱してIn−Sn系のハンダから
なるパターン電極83、84を融解させ、この融解した
パターン電極83、84にGaAs/AlGaAs系赤
外色レーザ素子20及びAlGaInP系赤外色レーザ
素子30のp−電極24,34を押圧するため、そのと
きに融解したパターン電極83、84が素子搭載面82
上を流れて互いに接触し、GaAs/AlGaAs系赤
外色レーザ素子20のp−電極24とAlGaInP系
赤外色レーザ素子30のp−電極34とをショートさせ
る事態が生じる恐れもあった。
【0009】しかも、上記図12においては、n−Ga
As基板10上にGaAs/AlGaAs系赤外色レー
ザ素子20とAlGaInP系赤色レーザ素子30が形
成されている読取専用の2波長レーザ装置の場合につい
て述べたが、光出力が3〜5mWの読取用のレーザ素子
と光出力が20〜30mWのCD−R/RWなどの書込
用の高出力レーザ素子とが同一基板上に形成されている
2波長レーザ装置の場合には、高出力レーザ素子のクラ
ッド層の層厚を十分に厚くする必要があるため、両レー
ザ素子間の高低差は、上記図12に示される場合よりも
遥かに大きくなり、サブマウント部材上にダウンマウン
トされたレーザ素子の傾きθも更に大きくなる。従っ
て、このレーザ素子間の高低差に起因する上記の問題も
更に深刻なものとなる。
【0010】なお、このような問題を解決する方法とし
て、例えば高さが相対的に低いGaAs/AlGaAs
系赤外色レーザ素子20のp−電極24の厚さを相対的
に高いAlGaInP系赤外色レーザ素子30のp−電
極34の厚さよりも十分に厚くし、両レーザ素子の高さ
が実効的に等しくなるようにすることが考えられる。し
かし、この場合、p−電極24は一般にAuを材料と
し、蒸着法によって形成されるため、高価な原料の使用
量の増大によるコスト上昇や、リードタイム面においけ
る生産性の低下を招く結果となり、好ましいものではな
い。
【0011】また、他の解決方法として、GaAs/A
lGaAs系赤外色レーザ素子20のp−電極24とサ
ブマウント部材80のパターン電極83との間に相対的
に厚さの厚いハンダ層を介在させ、AlGaInP系赤
外色レーザ素子30のp−電極34とサブマウント部材
80のパターン電極84との間に相対的に厚さの薄いハ
ンダ層を介在させる方法も提案されている(特開平7−
235729号公報参照)。しかし、この場合、ダウン
マウント時に溶融したハンダ層が冷却されて固化する際
や例えばAuからなるp−電極24、34と合金化する
際に、その進行は各部において必ずしも均一ではないた
め、体積変化等にばらつきが生じ、GaAs/AlGa
As系赤外色レーザ素子20及びAlGaInP系赤外
色レーザ素子30をサブマウント部材80上に水平にマ
ウントした状態を精度よく保持することは困難で、結局
傾きを生じてしまうことになる。しかも、上記2つの解
決方法においては、ダウンマウントの際に融解したハン
ダがサブマウント部材の素子搭載面上を流れて、素子間
ショートを生じるという問題に対する解決にならないば
かりか、却ってその恐れを強くする危険を有している。
【0012】そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされ
たものであって、半導体基板上に形成された複数個の半
導体素子がサブマウント部材上にダウンマウントされる
場合に、複数個の半導体素子に高低差があっても、これ
ら複数個の半導体素子がサブマウント部材に水平に搭載
され、安定した特性と高い信頼性が得られる半導体装置
及びその半導体装置に使用されているサブマウント部材
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下に述べ
る本発明に係る半導体装置及びサブマウント部材によっ
て達成される。即ち、請求項1に係る半導体装置は、半
導体基板上に形成された複数個の半導体素子が、複数個
の半導体素子の各々の上面電極を下向きにして、各々の
上面電極に対応する複数のパターン電極を有するサブマ
ウント部材の素子搭載面上に搭載されている半導体装置
であって、複数個の半導体素子の半導体基板表面からの
高さの差に対応して、サブマウント部材の素子搭載面に
段差が設けられていることを特徴とする。
【0014】このように請求項1に係る半導体装置にお
いては、半導体基板上に形成された複数個の半導体素子
の半導体基板表面からの高さの差、即ち複数個の半導体
素子の高低差に対応して、サブマウント部材の素子搭載
面に段差が設けられていることにより、これら高低差を
もつ複数個の半導体素子がサブマウント部材の素子搭載
面上にダウンマウントされても、複数個の半導体素子の
高低差はサブマウント部材の素子搭載面の段差よって吸
収されることから、複数個の半導体素子はサブマウント
部材上に水平に搭載されることになる。このため、ダウ
ンマウントの際に、複数個の半導体素子の高低差に起因
して、サブマウント部材上に搭載された複数個の半導体
素子が傾いた状態になって半導体装置の組立位置精度が
低下する事態は防止される。
【0015】また、ダウンマウントの際に、半導体素子
に加わる圧力が均等になるため、半導体素子に歪みを生
じて特性不良を引き起こす事態も防止される。また、パ
ターン電極の材料にハンダを用い、このハンダが融解し
て素子搭載面上を流れることがあっても、素子搭載面上
の複数のパターン電極の間には段差が設けられているた
め、複数のパターン電極の間が容易に導通して複数個の
半導体素子がショートすることは従来よりも抑制され
る。
【0016】また、一般に半導体基板裏面には下面電極
が形成され、ダウンマウントに伴ってこの下面電極面が
上方に露出した状態となるが、この下面電極面も水平に
なり、サブマウント部材の底面と平行になるため、この
下部電極面上へのワイヤボンディングが容易に且つ精度
よく行われる。
【0017】また、サブマウント部材は一般にヒートシ
ンクの機能も有しているが、特に半導体素子が高出力の
発光素子のように動作時に大量の発熱を伴う素子の場
合、サブマウント部材の素子搭載面に段差が設けられる
と、その表面積が増大するため、放熱効果が向上する。
【0018】更に、複数個の半導体素子をサブマウント
部材上に水平に搭載するために、複数個の半導体素子に
厚さの異なる上面電極を設けたり、複数個の半導体素子
の上面電極とサブマウント部材のパターン電極との間に
厚さの異なるハンダ層を介在させたりする従来の場合と
比較すると、電極材料の増大に伴うコスト上昇や工程の
煩雑化による生産性の低下を招くことはない。なお、サ
ブマウント部材の素子搭載面に段差を設ける加工は、例
えば所定のマスクパターンを用いたウェットエッチング
等によって容易に行うことが可能であるため、この加工
に伴うコストの上昇は殆ど無視できる程度の微々たるも
のである。
【0019】また、請求項2に係る半導体装置は、上記
請求項1に係る半導体装置において、サブマウント部材
の素子搭載面の両端部に、所定の高さの凸部が設けら
れ、この凸部表面に半導体基板表面が当接されている構
成とすることにより、上記請求項1に係る半導体装置の
作用に加え、複数個の半導体素子をサブマウント部材の
素子搭載面上にマウントする際の精度が飛躍的に高ま
り、半導体装置の組立位置精度が飛躍的に向上する。
【0020】なお、上記請求項1に係る半導体装置にお
いて、複数個の半導体素子の少なくとも1個が半導体発
光素子であることが好適である(請求項3)。即ち、半
導体発光素子の場合、その組立位置精度が特性に強く影
響を及ぼすことから、本発明による作用がより有効に発
揮される。
【0021】例えば、複数個の半導体発光素子がサブマ
ウント部材上に水平に搭載され、複数個の半導体発光素
子の高低差に起因して複数個の半導体発光素子が傾いた
状態になって半導体装置の組立位置精度が低下する事態
が防止されると、その発光点の位置ずれによる光軸ず
れ、延いては光学系アライメントの不良等の特性不良を
招く事態が防止される。また、ダウンマウントの際に、
半導体素子に圧力が不均等にかかることがなくなって歪
みを生じなくなると、発光の際の偏向角のばらつきや不
良を引き起こす事態も防止される。但し、後述する実施
の形態において例示するように、本発明は半導体基板上
に形成される半導体素子は半導体発光素子である場合に
限定されるものではなく、例えばフォトディテクタやバ
イポーラトランジスタ等であっても、本発明を適用する
ことは可能である。
【0022】また、複数個の半導体素子の少なくとも1
個が半導体発光素子である場合、その半導体発光素子の
組成中に、3族元素であるGa、Al、Inの少なくと
も1つの元素が含有されていることが望ましい(請求項
4)。或いは、その半導体発光素子の組成中に、5族元
素であるAs、P、Sbの少なくとも1つの元素が含有
されていることが望ましい(請求項5)。更には、その
半導体発光素子が、GaAs/AlGaAs系発光素子
又はAlGaInP系発光素子であることが望ましい
(請求項6)。
【0023】また、複数個の半導体素子の少なくとも1
個が半導体発光素子である場合、その半導体発光素子の
半導体基板が、p型、n型、又は半絶縁性のGaAs基
板であることが望ましい(請求項7)。或いは、その半
導体基板が、p型、n型、又は半絶縁性の基板であっ
て、AlAs、InAs、InP、GaP、GaSbの
少なくとも1つの混晶を含有し、又はこれらの混晶のう
ちの少なくとも1つとGaAsとの混晶を含有する基板
であることが望ましい(請求項8)。
【0024】また、請求項9に係るサブマウント部材
は、半導体基板上に形成された複数個の半導体素子が、
これら複数個の半導体素子の各々の上面電極を下向きに
してマウントされるサブマウント部材であって、このサ
ブマウント部材の素子搭載面上に、各々の上面電極に対
応する複数のパターン電極を有すると共に、サブマウン
ト部材の素子搭載面に、複数個の半導体素子の半導体基
板表面からの高さの差に対応する段差が設けられている
ことを特徴とする。
【0025】このように請求項9に係るサブマウント部
材において、その素子搭載面上に、複数個の半導体素子
の各々の上面電極に対応する複数のパターン電極を有す
ると共に、サブマウント部材の素子搭載面に、複数個の
半導体素子の半導体基板表面からの高さ、即ち高低差に
対応する段差が設けられていることにより、これら複数
個の半導体素子がサブマウント部材の素子搭載面上にダ
ウンマウントされる場合、複数個の半導体素子の高低差
はサブマウント部材の素子搭載面の段差よって吸収さ
れ、複数個の半導体素子はサブマウント部材上に水平に
搭載されることになる。このため、上記請求項1の場合
と同様の作用が発揮される
【0026】また、請求項10に係るサブマウント部材
は、上記請求項9に係るサブマウント部材において、サ
ブマウント部材の素子搭載面の両端部に、マウント時の
前記半導体基板表面を受け止めるための所定の高さの凸
部が設けられている構成とすることにより、上記請求項
9に係るサブマウント部材の作用に加え、複数個の半導
体素子をサブマウント部材の素子搭載面上にマウントす
る際の精度が飛躍的に高まり、半導体装置の組立位置精
度が飛躍的に向上する。
【0027】なお、上記請求項9に係るサブマウント部
材において、サブマウント部材の材料として、Si、A
lN、BeO、CuW、又はBNが用いられていること
が好適である(請求項11)。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
る2波長レーザ装置を示す概略断面図であって、同一の
半導体基板上に発信波長の異なる2個の半導体レーザ素
子が形成されている状態を示すものである。図2は本発
明の第1の実施形態に係る2波長レーザ装置に使用する
サブマウント部材を示す概略断面図である。図3は本発
明の第1の実施形態に係る2波長レーザ装置を示す概略
断面図であって、図1の2個の半導体レーザ素子が図2
のサブマウント部材上にダウンマウントされた状態を示
すものである。
【0029】図1に示されるように、本実施形態に係る
2波長レーザ装置においては、n−GaAs基板10表
面上に、CD読取専用のGaAs/AlGaAs系赤外
色レーザ素子20とDVD読取専用のAlGaInP系
赤色レーザ素子30がそれぞれ形成されている。これら
GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子20及びA
lGaInP系赤色レーザ素子30は、共にその光出力
が3〜5mWである。そして、n−GaAs基板10裏
面上には、n−電極11が形成されている。
【0030】また、GaAs/AlGaAs系赤外色レ
ーザ素子20は、活性層21の上下をp−クラッド層2
2及びn−クラッド層23によって挟まれたレーザ構造
をなし、p−クラッド層22上にはp−電極24が形成
されている。AlGaInP系赤外色レーザ素子30
も、同様に、活性層31の上下をp−クラッド層32及
びn−クラッド層33によって挟まれたレーザ構造をな
し、p−クラッド層32上にはp−極34が形成されて
いる。
【0031】そして、GaAs/AlGaAs系赤外色
レーザ素子20及びAlGaInP系赤外色レーザ素子
30のレーザ構造をそれぞれ最適なものにした場合に
は、結果としてAlGaInP系赤外色レーザ素子30
の高さがGaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子2
0の高さよりも高くなり、両レーザ素子間には約1μm
の高低差が生じる。
【0032】また、図2に示されるように、本実施形態
に係る2波長レーザ装置に使用するサブマウント部材4
0においては、例えばSiからなるサブマウント基体4
1の素子搭載面に段差が設けられており、この段差を介
して高さの異なる2つの素子搭載面、即ち素子搭載面4
2と素子搭載面43に分離されている。そして、これら
高さの異なる2つ素子搭載面42、43上に、例えばI
n−Sn系のハンダからなるパターン電極44、45が
それぞれ形成されている。
【0033】なお、素子搭載面42、43を分離してい
る段差の大きさは、GaAs/AlGaAs系赤外色レ
ーザ素子20とAlGaInP系赤外色レーザ素子30
との高低差に対応するものであり、従ってここでは約1
μmの段差となっている。また、このSiからなるサブ
マウント基体41の素子搭載面に段差を設ける加工は、
例えば所定のマスクパターンを用いたウェットエッチン
グ等によって容易に行う。
【0034】そして、所定のダイボンド装置を用いて、
図1に示すGaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子
20及びAlGaInP系赤外色レーザ素子30を、図
2に示すサブマウント部材40上にダウンマウントする
と、図3に示されるようになる。即ち、GaAs/Al
GaAs系赤外色レーザ素子20のp−電極24とサブ
マウント部材40の素子搭載面42上のパターン電極4
4とが接合し、AlGaInP系赤外色レーザ素子30
のp−電極34とサブマウント部材40の素子搭載面4
3上のパターン電極45とが接合する。
【0035】そして、その際に、GaAs/AlGaA
s系赤外色レーザ素子20とAlGaInP系赤外色レ
ーザ素子30との高低差はサブマウント部材40の素子
搭載面42と素子搭載面43との段差によって吸収され
るため、GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子2
0及びAlGaInP系赤外色レーザ素子30はサブマ
ウント部材40上に水平に搭載されることになる。即
ち、サブマウント部材40のサブマウント基体41の底
面とn−GaAs基板10裏面上のn−電極11表面と
が互いに平行面となる。
【0036】以上のように本実施形態によれば、n−G
aAs基板10表面上に形成されているGaAs/Al
GaAs系赤外色レーザ素子20とAlGaInP系赤
外色レーザ素子30とには高低差がある一方、サブマウ
ント部材40の素子搭載面にGaAs/AlGaAs系
赤外色レーザ素子20とAlGaInP系赤外色レーザ
素子30との高低差に対応した段差が設けられ、高さの
異なる素子搭載面42と素子搭載面42、43に分離さ
れていることにより、GaAs/AlGaAs系赤外色
レーザ素子20及びAlGaInP系赤外色レーザ素子
30をサブマウント部材40の素子搭載面42、43上
にダウンマウントすると、GaAs/AlGaAs系赤
外色レーザ素子20とAlGaInP系赤外色レーザ素
子30との高低差はサブマウント部材40の素子搭載面
43間に設けられた段差よって吸収されることから、G
aAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子20及びAl
GaInP系赤外色レーザ素子30をサブマウント部材
40上に水平に搭載することが可能になる。即ち、サブ
マウント部材40上に搭載したGaAs/AlGaAs
系赤外色レーザ素子20及びAlGaInP系赤外色レ
ーザ素子30がその高低差に起因して傾いた状態になる
ことはなく、2波長レーザ装置の組立位置精度を向上す
ることが可能になる。
【0037】このため、GaAs/AlGaAs系赤外
色レーザ素子20及びAlGaInP系赤外色レーザ素
子30がサブマウント部材40上に傾いて搭載され、G
aAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子20及びAl
GaInP系赤外色レーザ素子30の発光点の位置ずれ
が生じ、発光点の間の距離が短くなり、光軸ずれを引き
起こして、光ピックアップなどの光学系アライメントを
困難にするといった特性不良を招く事態を防止すること
ができる。
【0038】また、サブマウント部材40の素子搭載面
42、43間に設けられた段差の存在によって、それぞ
れ素子搭載面42、43上にマウントされたGaAs/
AlGaAs系赤外色レーザ素子20及びAlGaIn
P系赤外色レーザ素子30がマウント方向のz軸回りに
回転することが阻止されるため、z軸回りの回転による
位置精度不良も防止することができ、全体としての組立
位置精度の向上に寄与することができる。
【0039】また、ダウンマウントの際、GaAs/A
lGaAs系赤外色レーザ素子20及びAlGaInP
系赤外色レーザ素子30に加わる圧力は均等になり、G
aAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子20及びAl
GaInP系赤外色レーザ素子30に歪みを生じなくな
るため、発光の際の偏向角のばらつきや不良を引き起こ
す事態を防止して、特性の向上を実現することができ
る。
【0040】また、ダウンマウントの際に、In−Sn
系のハンダからなるパターン電極44、45が融解して
素子搭載面43上を流れることがあっても、これらの素
子搭載面42、間には段差が設けられているため、流れ
出したハンダがこの段差を這い上がることは容易にはで
きず、この流れ出したハンダを介してGaAs/AlG
aAs系赤外色レーザ素子20のp−電極24とAlG
aInP系赤外色レーザ素子30のp−電極34とがシ
ョートすることを防止することができる。
【0041】また、n−GaAs基板10裏面上に形成
されているn−電極11は、ダウンマウントに伴って上
方に露出した状態となるが、このn−電極11表面も水
平になる、即ちサブマウント部材40のサブマウント基
体41底面と平行になるため、このn−電極11表面へ
のワイヤボンディングを容易に且つ精度よく行うことが
可能になる。
【0042】更に、GaAs/AlGaAs系赤外色レ
ーザ素子20及びAlGaInP系赤外色レーザ素子3
0をサブマウント部材40上に水平に搭載する方法とし
て、GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子及びA
lGaInP系赤外色レーザ素子のそれぞれのp−電極
の厚さを変えたり、GaAs/AlGaAs系赤外色レ
ーザ素子及びAlGaInP系赤外色レーザ素子の各々
のp−電極とサブマウント部材のパターン電極との間に
厚さの異なるハンダ層を介在させたりする従来の場合と
比較すると、電極材料の増大に伴うコスト上昇や工程の
煩雑化による生産性の低下を防止することができる。
【0043】なお、サブマウント基体41の素子搭載面
に段差を設ける加工は、例えば所定のマスクパターンを
用いたウェットエッチング等によって容易に行うことが
可能であるため、この加工に伴うコストの上昇は微々た
るものであり、殆ど無視することができる。
【0044】(第2の実施形態)図4は本発明の第2の
実施形態に係る2波長レーザ装置を示す概略断面図であ
って、同一の半導体基板上に発信波長の異なる2個の半
導体レーザ素子(但し、一方は高出力の半導体レーザ素
子)が形成されている状態を示すものである。図5は本
発明の第2の実施形態に係る2波長レーザ装置を示す概
略断面図であって、図4の2個の半導体レーザ素子がサ
ブマウント部材上にダウンマウントされた状態を示すも
のである。なお、図4に示すサブマウント部材は上記第
1の実施形態の図2に示すものと基本的に同様の構造を
なしているため、その単独での図示は省略する。また、
上記第1の実施形態の図1〜図3に示す構成要素と同一
の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0045】図4に示されるように、本実施形態に係る
2波長レーザ装置においては、n−GaAs基板10表
面上に、GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子2
0と高出力用GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素
子50がそれぞれ形成されている。即ち、上記第1の実
施形態の図1に示す2波長レーザ装置における光出力が
3〜5mWのAlGaInP系赤外色レーザ素子30の
代わりに、光出力が20〜30mWのCD−R/RWな
どの書込用の高出力用GaAs/AlGaAs系赤外色
レーザ素子50が形成されているものである。なお、こ
の高出力用GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子
50の代わりに、高出力用のAlGaInP系赤外色レ
ーザ素子が形成されていてもよい。
【0046】そして、この高出力用GaAs/AlGa
As系赤外色レーザ素子50も、上記図1のAlGaI
nP系赤外色レーザ素子30と同様に、活性層51の上
下をp−クラッド層52及びn−クラッド層53によっ
て挟まれたレーザ構造をなし、52上にはp−電極54
が形成されている。但し、AlGaInP系赤外色レー
ザ素子30と比較すると、高出力化されているため、p
−クラッド層52及びn−クラッド層53は、AlGa
InP系赤外色レーザ素子30のそれよりも厚くなって
いる。このため、GaAs/AlGaAs系赤外色レー
ザ素子20と高出力用GaAs/AlGaAs系赤外色
レーザ素子50との高低差は、上記第1の実施形態の場
合よりも大きくなり、例えば約2μmの高低差が生じて
いる。
【0047】また、図示は省略するが、本実施形態に係
る2波長レーザ装置に使用するサブマウント部材40a
は、上記第1の実施形態におけるサブマウント部材40
と同様の構造をなしている。但し、そのサブマウント基
体41aの素子搭載面に設けられている段差の大きさ
は、GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子20と
高出力用GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子5
0との高低差に対応するものであり、従ってここでは約
2μmの段差となっている。
【0048】そして、所定のダイボンド装置を用いて、
図4に示すGaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子
20及び高出力用GaAs/AlGaAs系赤外色レー
ザ素子50をサブマウント部材40a上にダウンマウン
トすると、図5に示されるようになる。即ち、GaAs
/AlGaAs系赤外色レーザ素子20のp−電極24
とサブマウント部材40aの素子搭載面42a上のパタ
ーン電極44とが接合し、高出力用GaAs/AlGa
As系赤外色レーザ素子50の54とサブマウント部材
40aの素子搭載面43a上のパターン電極45とが接
合する。
【0049】そして、その際に、GaAs/AlGaA
s系赤外色レーザ素子20と高出力用GaAs/AlG
aAs系赤外色レーザ素子50との高低差はサブマウン
ト部材40aの素子搭載面42aと素子搭載面43aと
の段差によって吸収されるため、GaAs/AlGaA
s系赤外色レーザ素子20及び高出力用GaAs/Al
GaAs系赤外色レーザ素子50はサブマウント部材4
0a上に水平に搭載されることになる。即ち、サブマウ
ント部材40aのサブマウント基体41aの底面とn−
GaAs基板10裏面上のn−電極11表面とが互いに
平行面となる。
【0050】以上のように本実施形態によれば、n−G
aAs基板10表面上に形成されているGaAs/Al
GaAs系赤外色レーザ素子20と高出力用GaAs/
AlGaAs系赤外色レーザ素子50との高低差は、上
記第1の実施形態の場合のGaAs/AlGaAs系赤
外色レーザ素子20とAlGaInP系赤外色レーザ素
子30との高低差よりも大きくなっているが、このより
大きな高低差に対応した段差がサブマウント部材40a
の素子搭載面に設けられていることにより、上記第1の
実施形態の場合と同様の効果をより有効に奏することが
できる。
【0051】更に、本実施形態に係る2波長レーザ装置
の高出力用GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子
50は、その動作時における注入電流が多く、発熱量も
大きいが、一般にヒートシンクの機能も有しているサブ
マウント部材40aの素子搭載面に段差が設けられ、そ
のサブマウント基体41aの表面積が増大するため、サ
ブマウント部材40aの放熱効率を向上することができ
るという効果もある。
【0052】(第3の実施形態)図6は本発明の第3の
実施形態に係る2波長レーザ装置に使用するサブマウン
ト部材を示す概略断面図である。図7は本発明の第3の
実施形態に係る2波長レーザ装置を示す概略断面図であ
って、2個の半導体レーザ素子が図6のサブマウント部
材上にダウンマウントされた状態を示すものである。な
お、図7に示す2個の半導体レーザ素子は上記第1の実
施形態の図1に示すものと同一であるため、新たな図示
は省略して図1を流用する。また、上記第1の実施形態
の図1〜図3に示す構成要素と同一の要素には同一の符
号を付して説明を省略する。
【0053】図6に示されるように、本実施形態に係る
2波長レーザ装置に使用するサブマウント部材40b
は、基本的に上記第1の実施形態の図2に示すサブマウ
ント部材40と同様の構造をなしているが、サブマウン
ト基体41bの両端部に、図1のn−GaAs基板10
表面上に形成されているGaAs/AlGaAs系赤外
色レーザ素子20及びAlGaInP系赤外色レーザ素
子30をダウンマウントする際のn−GaAs基板10
表面を受け止めるための所定の高さの凸部46,47が
設けられている点に特徴がある。
【0054】そして、所定のダイボンド装置を用いて、
図1に示すGaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子
20及びAlGaInP系赤外色レーザ素子30を図6
に示すサブマウント部材40b上にダウンマウントする
と、図7に示されるようになる。即ち、上記第1の実施
形態の場合と同様に、GaAs/AlGaAs系赤外色
レーザ素子20のp−電極24とサブマウント部材40
bの素子搭載面42b上のパターン電極44とが接合
し、AlGaInP系赤外色レーザ素子30のp−電極
34とサブマウント部材40bの素子搭載面43b上の
パターン電極45とが接合し、その際にGaAs/Al
GaAs系赤外色レーザ素子20とAlGaInP系赤
外色レーザ素子30との高低差は素子搭載面42bと素
子搭載面43bとの段差によって吸収されるため、Ga
As/AlGaAs系赤外色レーザ素子20及びAlG
aInP系赤外色レーザ素子30はサブマウント部材4
0b上に水平に搭載されることになる。
【0055】しかも、このとき、GaAs/AlGaA
s系赤外色レーザ素子20及びAlGaInP系赤外色
レーザ素子30が形成されているn−GaAs基板10
表面がサブマウント部材40bの凸部46,47表面に
よって受け止めるため、GaAs/AlGaAs系赤外
色レーザ素子20及びAlGaInP系赤外色レーザ素
子30のp−電極24,34とサブマウント部材40b
のパターン電極44,45との位置合わせ精度が高くな
るだけでなく、GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ
素子20及びAlGaInP系赤外色レーザ素子30の
p−電極24,34がサブマウント部材40bのパター
ン電極44,45に押圧される際の圧力が過不足なく適
正に制御される。その結果、n−GaAs基板10表面
上に形成されているGaAs/AlGaAs系赤外色レ
ーザ素子20及びAlGaInP系赤外色レーザ素子3
0とサブマウント部材40bとの組立精度が更に向上す
る。
【0056】以上のように本実施形態によれば、サブマ
ウント部材40bの素子搭載面に、n−GaAs基板1
0表面上に形成されているGaAs/AlGaAs系赤
外色レーザ素子20とAlGaInP系赤外色レーザ素
子30との高低差に対応した段差が設けられているだけ
でなく、サブマウント基体41bの両端部に、GaAs
/AlGaAs系赤外色レーザ素子20及びAlGaI
nP系赤外色レーザ素子30をダウンマウントする際の
n−GaAs基板10表面を受け止めるための所定の高
さの凸部46,47が設けられていることにより、上記
第1の実施形態の場合の効果に加え、GaAs/AlG
aAs系赤外色レーザ素子20及びAlGaInP系赤
外色レーザ素子30とサブマウント部材40bとの組立
精度が更に向上することができる。
【0057】なお、上記第1〜第3の実施形態におい
て、2波長レーザ装置として、n−GaAs基板10表
面上に、GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子2
0やAlGaInP系赤色レーザ素子30や高出力用G
aAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子50が形成さ
れている場合について説明したが、ここで用いられる半
導体基板はn−GaAs基板10に限定されるものでは
なく、例えばp−GaAs基板やSI−GaAs基板で
あってもよい。また、p型、n型、又は半絶縁性の基板
であって、AlAs、InAs、InP、GaP、Ga
Sbの少なくとも1つの混晶を含有し、又はこれらの混
晶のうちの少なくとも1つとGaAsとの混晶を含有す
る基板であってもよい。また、そのような半導体基板上
に形成されるレーザ素子は、その組成中に3族元素であ
るGa、Al、Inを含有し、また5族元素であるA
s、Pを含有している本実施形態の場合の他に、5族元
素であるSbを含有している場合であってもよい。ま
た、サブマウント部材40bのサブマウント基体41b
の材料としてSiを用いているが、Siに限定されるも
のではなく、例えばAlN、BeO、CuW、又はBN
を材料として用いてもよい。
【0058】また、上記第1〜第3の実施形態において
は、何れも2波長レーザ装置について説明したが、本発
明は半導体基板上に半導体発光素子が形成されている場
合に限定されるものではない。以下、本発明の実施形態
の変形例として、半導体基板上にレーザ素子以外の半導
体素子が形成されている場合を、図8〜図11を用いて
説明する。但し、上記第1の実施形態の図1〜図7に示
す構成要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を
省略する。
【0059】図8に示されるように、本発明の実施形態
の第1の変形例に係る半導体装置は、n−GaAs基板
10表面上に、GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ
素子20とnpnバイポーラトランジスタ60がそれぞ
れ形成されている。即ち、上記第1の実施形態の図1に
示す2波長レーザ装置におけるAlGaInP系赤外色
レーザ素子30の代わりに、npnバイポーラトランジ
スタ60が形成されている。なお、この場合、GaAs
/AlGaAs系赤外色レーザ素子20の代わりに、A
lGaInP系赤外色レーザ素子30であってもよい
し、高出力用GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素
子50であってもよい。
【0060】このnpnバイポーラトランジスタ60
は、n−GaAs基板10表面上に形成されたn−領域
61と、このn−領域61上に形成されたp−領域62
と、このp−領域62上に形成されたn−領域n−領域
63とを有し、npn接合構造を形成している。また、
p−領域62上には、p−電極64が形成され、n−領
域63上には、n−電極65が形成されている。そし
て、このnpnバイポーラトランジスタ60の高さはG
aAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子20の高さよ
りも高くなり、両素子間に所定の高低差が生じている。
【0061】このようにn−GaAs基板10表面上に
高さの異なるGaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素
子20及びnpnバイポーラトランジスタ60が形成さ
れている場合であっても、両素子間の高低差に対応する
段差がサブマウント基体41cの素子搭載面に設けられ
ているサブマウント部材40c上にダウンマウントする
と、図9に示されるようになる。
【0062】即ち、上記第1の実施形態の場合と同様
に、GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子20の
p−電極24とサブマウント部材40cの素子搭載面4
2c上のパターン電極44とが接合し、npnバイポー
ラトランジスタ60のp−電極64とサブマウント部材
40cの素子搭載面43c上のパターン電極45とが接
合し、その際にGaAs/AlGaAs系赤外色レーザ
素子20とnpnバイポーラトランジスタ60との高低
差はサブマウント部材40cの素子搭載面42cと素子
搭載面43cとの段差によって吸収されるため、GaA
s/AlGaAs系赤外色レーザ素子20及びnpnバ
イポーラトランジスタ60はサブマウント部材40c上
に水平に搭載されることになる。従って、上記第1の実
施形態の場合と同様な効果を奏することができる。
【0063】また、図10に示されるように、本発明の
実施形態の第2の変形例に係る半導体装置は、n−Ga
As基板10表面上に、GaAs/AlGaAs系赤外
色レーザ素子20とフォトダイオード70がそれぞれ形
成されている。即ち、上記第1の実施形態の図1に示す
2波長レーザ装置におけるAlGaInP系赤外色レー
ザ素子30の代わりに、フォトダイオード70が形成さ
れている。この場合も、GaAs/AlGaAs系赤外
色レーザ素子20の代わりに、AlGaInP系赤外色
レーザ素子30であってもよいし、高出力用GaAs/
AlGaAs系赤外色レーザ素子50であってもよい。
【0064】このフォトダイオード70は、n−GaA
s基板10表面上に、SI(半絶縁性)−GaAs層7
1を介して形成されたn−電極72と、このn−電極7
2上に形成されたi−高抵抗領域73と、このi−高抵
抗領域73上に形成されたp−電極74とを有し、感光
領域としてのi−高抵抗領域73をn−電極72及びp
−電極74によって挟んでいる構造を形成している。そ
して、このフォトダイオード70の高さはGaAs/A
lGaAs系赤外色レーザ素子20の高さよりも高くな
り、両素子間に所定の高低差が生じている。
【0065】このようにn−GaAs基板10表面上に
高さの異なるGaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素
子20及びフォトダイオード70が形成されている場合
であっても、両素子間の高低差に対応する段差がサブマ
ウント基体41dの素子搭載面に設けられているサブマ
ウント部材40d上にダウンマウントすると、図11に
示されるようになる。
【0066】即ち、上記第1の実施形態の場合と同様
に、GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子20の
p−電極24とサブマウント部材40dの素子搭載面4
2d上のパターン電極44とが接合し、フォトダイオー
ド70のp−電極74とサブマウント部材40dの素子
搭載面43d上のパターン電極45とが接合し、その際
にGaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子20とフ
ォトダイオード70との高低差はサブマウント部材40
dの素子搭載面42dと素子搭載面43dとの段差によ
って吸収されるため、GaAs/AlGaAs系赤外色
レーザ素子20及び78はサブマウント部材40d上に
水平に搭載されることになる。従って、上記第1の実施
形態の場合と同様な効果を奏することができる。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明に係る
半導体装置及びサブマウント部材によれば、次のような
効果を奏することができる。即ち、請求項1に係る半導
体装置によれば、半導体基板上に形成された複数個の半
導体素子の高低差に対応して、サブマウント部材の素子
搭載面に段差が設けられていることにより、これら複数
個の半導体素子がサブマウント部材の素子搭載面上にダ
ウンマウントされても、複数個の半導体素子の高低差は
サブマウント部材の素子搭載面の段差よって吸収される
ことから、複数個の半導体素子をサブマウント部材上に
水平に搭載することが可能になる。このため、ダウンマ
ウントの際に、複数個の半導体素子の高低差に起因し
て、サブマウント部材上に搭載された複数個の半導体素
子が傾いた状態になって半導体装置の組立位置精度が低
下する事態を防止することができ、安定した特性と高い
信頼性を有する半導体装置を実現することができる。
【0068】また、複数個の半導体素子がサブマウント
部材の素子搭載面上にマウントされるマウント方向をz
軸とすると、サブマウント部材の素子搭載面の段差の存
在によって、半導体基板上に形成された複数個の半導体
素子のz軸回りの回転による位置精度不良を防止するこ
とも可能になり、安定した特性と高い信頼性を有する半
導体装置の実現に寄与することができる。
【0069】また、ダウンマウントの際に、半導体素子
に加わる圧力が均等になるため、半導体素子に歪みを生
じて特性不良を引き起こす事態を防止することもでき
る。また、パターン電極の材料にハンダを用い、このハ
ンダが融解して素子搭載面上を流れることがあっても、
素子搭載面上の複数のパターン電極の間には段差が設け
られているため、複数のパターン電極の間が容易に導通
して複数個の半導体素子がショートすることを防止する
ことができる。従って、安定した特性と高い信頼性を有
する半導体装置の実現に寄与することができる。
【0070】また、一般に半導体基板裏面に形成され、
ダウンマウントに伴って上方に露出した状態となる下面
電極面も水平になるため、この下部電極面上へのワイヤ
ボンディングを容易に且つ精度よく行うことが可能にな
り、安定した特性と高い信頼性を有する半導体装置の実
現に寄与することができる。
【0071】また、特に半導体素子が高出力の発光素子
のように動作時に大量の発熱を伴う素子の場合、ヒート
シンクの機能も有しているサブマウント部材の素子搭載
面に段差が設けられると、その表面積が増大するため、
放熱効果を向上して、素子寿命を長くするなど、信頼性
を高めることができる。
【0072】また、請求項2に係る半導体装置によれ
ば、上記請求項1に係る半導体装置において、サブマウ
ント部材の素子搭載面の両端部に、所定の高さの凸部が
設けられ、この凸部表面に半導体基板表面が当接されて
いることにより、上記請求項1に係る半導体装置の効果
に加え、複数個の半導体素子をサブマウント部材の素子
搭載面上にマウントする際の精度を飛躍的に高め、半導
体装置の組立位置精度を飛躍的に向上することができ
る。
【0073】また、請求項3に係る半導体装置によれ
ば、上記請求項1に係る半導体装置において、複数個の
半導体素子の少なくとも1個が半導体発光素子であるこ
とにより、半導体発光素子がサブマウント部材上に水平
に搭載されると、その発光点の位置ずれによる光軸ず
れ、延いては光学系アライメントの不良等を防止して、
その光学的特性を向上することができる。また、ダウン
マウントの際に、半導体素子に加わる圧力が均等にな
り、歪みを生じなくなると、発光の際の偏向角のばらつ
きや不良の発生を防止し、光学的な特性の向上に寄与す
ることができる。また、請求項9に係るサブマウント部
材によれば、その素子搭載面に複数個の半導体素子の高
低差に対応する段差が設けられていることにより、これ
ら複数個の半導体素子がサブマウント部材の素子搭載面
上にダウンマウントされる場合、複数個の半導体素子の
高低差をサブマウント部材の素子搭載面の段差よって吸
収することが可能になり、複数個の半導体素子はサブマ
ウント部材上に水平に搭載することができる。このた
め、上記請求項1の場合と同様の効果を発揮することが
できる。
【0074】また、請求項10に係るサブマウント部材
によれば、上記請求項9に係るサブマウント部材におい
て、サブマウント部材の素子搭載面の両端部に、マウン
ト時の前記半導体基板表面を受け止めるための所定の高
さの凸部が設けられていることにより、上記請求項9に
係るサブマウント部材の効果に加え、複数個の半導体素
子をサブマウント部材の素子搭載面上にマウントする際
の精度を飛躍的に高め、半導体装置の組立位置精度を飛
躍的に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る2波長レーザ装
置を示す概略断面図であって、同一の半導体基板上に発
信波長の異なる2個の半導体レーザ素子が形成されてい
る状態を示すものである。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る2波長レーザ装
置に使用するサブマウント部材を示す概略断面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る2波長レーザ装
置を示す概略断面図であって、図1の2個の半導体レー
ザ素子が図2のサブマウント部材上にダウンマウントさ
れた状態を示すものである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る2波長レーザ装
置を示す概略断面図であって、同一の半導体基板上に発
信波長の異なる2個の半導体レーザ素子(但し、一方は
高出力の半導体レーザ素子)が形成されている状態を示
すものである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る2波長レーザ装
置を示す概略断面図であって、図4の2個の半導体レー
ザ素子がサブマウント部材上にダウンマウントされた状
態を示すものである。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る2波長レーザ装
置に使用するサブマウント部材を示す概略断面図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る2波長レーザ装
置を示す概略断面図であって、2個の半導体レーザ素子
が図6のサブマウント部材上にダウンマウントされた状
態を示すものである。
【図8】本発明の実施形態の第1の変形例に係る半導体
装置を示す概略断面図であって、同一の半導体基板上に
半導体レーザ素子とバイポーラトランジスタとが形成さ
れている状態を示すものである。
【図9】本発明の実施形態の第1の変形例に係る半導体
装置を示す概略断面図であって、図8の半導体レーザ素
子及びバイポーラトランジスタがサブマウント部材上に
ダウンマウントされた状態を示すものである。
【図10】本発明の実施形態の第2の変形例に係る半導
体装置を示す概略断面図であって、同一の半導体基板上
に半導体レーザ素子とフォトダイオードとが形成されて
いる状態を示すものである。
【図11】本発明の実施形態の第2の変形例に係る半導
体装置を示す概略断面図であって、図10の半導体レー
ザ素子及びフォトダイオードがサブマウント部材上にダ
ウンマウントされた状態を示すものである。
【図12】同一の半導体基板上に形成された互いに種類
の異なる2個の半導体レーザ素子を従来の方法によりサ
ブマウント部材上にダウンマウントする様子を示す概略
断面図(その1)である。
【図13】同一の半導体基板上に形成された互いに種類
の異なる2個の半導体レーザ素子を従来の方法によりサ
ブマウント部材上にダウンマウントする様子を示す概略
断面図(その2)である。
【図14】同一の半導体基板上に形成された互いに種類
の異なる2個の半導体レーザ素子を従来の方法によりサ
ブマウント部材上にダウンマウントする様子を示す概略
断面図(その3)である。
【符号の説明】
10……n−GaAs基板、11……n−電極、20…
…GaAs/AlGaAs系赤外色レーザ素子、21…
…活性層、22……p−クラッド層、23……n−クラ
ッド層、24……p−電極、30……AlGaInP系
赤外色レーザ素子、31……活性層、32……p−クラ
ッド層、33……n−クラッド層、34……p−電極、
40、40a、40b、40c、40d……サブマウン
ト部材、41、41a、41b、41c、41d……サ
ブマウント基体、42、42a、42b、42c、42
d、43、43a、43b、43c、43d……素子搭
載面、44、45……パターン電極、46、47……凸
部、50……高出力用GaAs/AlGaAs系赤外色
レーザ素子、51……活性層、52……p−クラッド
層、53……n−クラッド層、54……p−電極、60
……npnバイポーラトランジスタ、61……n−領
域、62……p−領域、63……n−領域、64……p
−電極、65……n−電極、70……フォトダイオー
ド、71……SI−GaAs層、72……n−電極、7
3……i−高抵抗領域、74……p−電極、80……サ
ブマウント部材、81……サブマウント基体、82……
素子搭載面、83、84……パターン電極。
フロントページの続き (72)発明者 成井 啓修 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5F041 CA34 CA35 CA36 CB29 CB32 CB33 DA04 DA09 DA19 DA32 DA34 DA35 5F047 AA19 CA02 CA08 5F073 BA05 CA05 CA14 CB02 EA15 EA28 FA13 FA22 5F088 AA01 BA16 JA03 JA09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された複数個の半導
    体素子が、前記複数個の半導体素子の各々の上面電極を
    下向きにして、前記各々の上面電極に対応する複数のパ
    ターン電極を有するサブマウント部材の素子搭載面上に
    搭載されている半導体装置であって、 前記複数個の半導体素子の前記半導体基板表面からの高
    さの差に対応して、前記サブマウント部材の素子搭載面
    に段差が設けられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 前記サブマウント部材の素子搭載面の両端部に、所定の
    高さの凸部が設けられ、前記凸部表面に前記半導体基板
    表面が当接されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置において、 前記複数個の半導体素子の少なくとも1個が、半導体発
    光素子であることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置において、 前記半導体発光素子の組成中に、3族元素であるGa、
    Al、Inの少なくとも1つの元素が含有されているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の半導体装置において、 前記半導体発光素子の組成中に、5族元素であるAs、
    P、Sbの少なくとも1つの元素が含有されていること
    を特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の半導体装置において、 前記半導体発光素子が、GaAs/AlGaAs系発光
    素子又はAlGaInP系発光素子であることを特徴と
    する半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の半導体装置において、 前記半導体基板が、p型、n型、又は半絶縁性のGaA
    s基板であることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の半導体装置において、 前記半導体基板が、p型、n型、又は半絶縁性の基板で
    あって、AlAs、InAs、InP、GaP、GaS
    bの少なくとも1つの混晶を含有し、又はこれらの混晶
    のうちの少なくとも1つとGaAsとの混晶を含有する
    基板であることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 半導体基板上に形成された複数個の半導
    体素子が、前記複数個の半導体素子の各々の上面電極を
    下向きにしてマウントされるサブマウント部材であっ
    て、 前記サブマウント部材の素子搭載面上に、前記各々の上
    面電極に対応する複数のパターン電極を有すると共に、
    前記サブマウント部材の素子搭載面に、前記複数個の半
    導体素子の前記半導体基板表面からの高さの差に対応す
    る段差が設けられていることを特徴とするサブマウント
    部材。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のサブマウント部材にお
    いて、 前記サブマウント部材の素子搭載面の両端部に、マウン
    ト時の前記半導体基板表面を受け止めるための所定の高
    さの凸部が設けられていることを特徴とするサブマウン
    ト部材。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のサブマウント部材にお
    いて、 前記サブマウント部材の材料として、Si、AlN、B
    eO、CuW、又はBNが用いられていることを特徴と
    するサブマウント部材。
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