JP2002170633A - モジュラコネクタ - Google Patents

モジュラコネクタ

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JP2002170633A JP2000366385A JP2000366385A JP2002170633A JP 2002170633 A JP2002170633 A JP 2002170633A JP 2000366385 A JP2000366385 A JP 2000366385A JP 2000366385 A JP2000366385 A JP 2000366385A JP 2002170633 A JP2002170633 A JP 2002170633A
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裕寿 奥野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】漏話特性を所望の特性に調整可能なモジュラコ
ネクタを提供する。 【解決手段】ハウジングの前面に設けたプラグ挿入口の
中には、モジュラプラグの接触子と弾接する8本のコン
タクト4a,4bが一列に配列される。コンタクト4a
は各対の平衡線のチップ導体に、コンタクト4bは各対
の平衡線のリング導体にそれぞれ接続され、プラグ挿入
口内に交互に配置される。各コンタクト4a,4bは、
モジュラプラグの接触子に弾接するコンタクトピン部5
と、コンタクトピン部5に電気的に接続されコンタクト
ピン部5と略平行に配置されるコンタクトリード部6
a,6bとで構成される。同じ対のコンタクト4a,4
bのコンタクトリード部6a,6b間の距離は、チップ
導体に接続されるコンタクト4a同士のコンタクトリー
ド部6a間の距離やリング導体に接続されるコンタクト
4b同士のコンタクトリード部6b間の距離よりも長く
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として情報通信
に使用されるモジュラコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のモジュラコネクタとしては、1
0BASE−Tや100BASE−Tなどに用いられる
RJ−45型モジュラプラグ(図示せず)が接続される
ように構成され、「カテゴリ5」などのコネクタとして
機能するものが提供されている。図8及び図9は従来の
モジュラコネクタを示しており、このモジュラコネクタ
は絶縁性を有する合成樹脂成型品からなるボディ2とカ
バー3とで構成されるハウジング1を備えている。カバ
ー3の前面にはモジュラプラグ(図示せず)が挿入され
るプラグ挿入口3aが開口しており、プラグ挿入口3a
内にはモジュラプラグの接触子に電気的に接続される複
数本(例えば8本)のコンタクト4が一列に配列されて
いる。ボディ2の内部には略矩形状のプリント基板8が
収納されている。ここで、プリント基板8の前端部には
各コンタクト4の一端部がそれぞれ半田付けされる8個
のスルーホール21が形成されている。また、プリント
基板8の左右両側縁には、外部からの電線が接続される
接続端子(図示せず)が半田付けされるスルーホール2
2が4個づつ形成されており、スルーホール21,22
の間はプリント基板8に形成された配線パターン20を
介してそれぞれ電気的に接続されている。
【0003】ところで、情報通信の分野で使用されるモ
ジュラコネクタでは、伝送の障害となる漏話を低減する
ことが重要であり、近端漏話減衰量(以下、NEXTと
略す。)及び遠端漏話減衰量(以下、FEXTと言
う。)を改善することが望まれている。
【0004】ここで、上述したモジュラコネクタ(モジ
ュラジャック)と組み合わせて使用されるモジュラプラ
グは、構造上漏話が比較的大きくなっているので、モジ
ュラコネクタとモジュラプラグとを接続した状態で全体
として漏話を低減するためには、モジュラプラグの漏話
特性に合わせてモジュラコネクタの漏話特性をコントロ
ールする必要がある。
【0005】そこで、図9に示すように、コンタクト4
と接続端子との間を電気的に接続する配線パターン20
を互いに近接させてインダクタンス結合を付加すること
により、NEXTを改善したものが従来より提供されて
いる。また、特開平6−84562号公報や特開平6−
243937号公報に示されるように、コンタクトと接
続端子との間を電気的に接続する接続導体にコンダクタ
ンス結合を付加したり、接続導体を互いに交差させるこ
とによって、NEXTを改善したものも従来より提案さ
れており、NEXTの改善について一定の効果が得られ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たモジュラコネクタではコンタクトと接続端子との間を
電気的に接続する接続導体で対間の容量性結合や誘導性
結合を補正しており、接触子と弾接するコンタクトでの
容量性結合や誘導性結合が大きい場合には漏話特性の大
きさや位相を十分にコントロールできないという問題が
あった。また、インダクタンス結合を付加してNEXT
を改善する方法も提案されているが、NEXTは改善で
きるものの、FEXTが悪化するという問題があった。
さらに、接続導体にコンダクタンス結合を付加する方法
では、コンタクトに接続される平衡線が一対のみの場合
には有効であるが、それ以上の組み合わせの平衡線につ
いてコンダクタンス結合を付加して漏話特性を補正しよ
うとすると、他の対間に影響を与えるという問題があっ
た。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、漏話特性を所望の特
性に調整可能なモジュラコネクタを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、モジュラプラグを挿入するプ
ラグ挿入口が開口するハウジングと、プラグ挿入口の中
に配列されモジュラプラグの接触子に電気的に接続され
る複数のコンタクトと、前記コンタクトに電気的に接続
されると共に外部からの電線が接続される複数の端子板
と、各コンタクトと各端子板との間をそれぞれ電気的に
接続する複数の接続導体とを備え、上記コンタクトは、
一対のリング導体及びチップ導体からなる複数の平衡線
の各導体にそれぞれ接続され、リング導体に接続される
コンタクトとチップ導体に接続されるコンタクトとをプ
ラグ挿入口内に交互に配列したモジュラコネクタにおい
て、上記コンタクトを、モジュラプラグの挿入方向に沿
って配置されモジュラプラグの接触子に弾接するコンタ
クトピン部と、前記コンタクトピン部に電気的に接続さ
れコンタクトピン部と略平行に配置されるコンタクトリ
ード部とでそれぞれ構成し、対をなすリング導体及びチ
ップ導体にそれぞれ接続されるコンタクトリード部の間
の距離を、チップ導体にそれぞれ接続されるコンタクト
リード部の間の距離、又は、リング導体にそれぞれ接続
されるコンタクトリード部の間の距離の内、少なくとも
何れか一方の距離よりも長くしたことを特徴とし、一対
の平衡線を構成するリング導体及びチップ導体に接続さ
れたコンタクトリード部の間の距離を、リング導体にそ
れぞれ接続されるコンタクトリード部の間の距離、又
は、リング導体にそれぞれ接続されるコンタクトリード
部の間の距離よりも長くしているので、対をなすコンタ
クトリード部の間を離隔することによって、漏話特性を
所望の特性に調整することができる。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、少なくとも何れか1つのコンタクトについて、チ
ップ導体にそれぞれ接続される隣接したコンタクトリー
ド部の間の距離、又は、リング導体にそれぞれ接続され
る隣接したコンタクトリード部の間の距離の内、少なく
とも一方の距離を当該コンタクトリード部に電気的に接
続されるコンタクトピン部の間の距離よりも短くしたこ
とを特徴とし、請求項1の発明と同様に、漏話特性を所
望の特性に調整することができる。
【0010】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、リング導体にそれぞれ接続される複数のコ
ンタクトリード部、又は、チップ導体にそれぞれ接続さ
れる複数のコンタクトリード部の内、少なくとも何れか
一方のコンタクトリード部について、少なくとも一部の
コンタクトリード部の間に容量性結合を高めるための誘
電体を配置したことを特徴とし、請求項1又は2の発明
と同様に、漏話特性を所望の特性に調整することができ
る。
【0011】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、複数のコンタクト及び複数の接続端子がそれぞれ
実装され、各コンタクトと各接続端子との間を配線パタ
ーンでそれぞれ接続した回路基板を有し、少なくとも一
部のコンタクトリード部を上記配線パターンで構成した
ことを特徴と、請求項3の発明と同様の作用を奏する。
【0012】請求項5の発明では、請求項1乃至4の発
明において、プラグ挿入口の中には3対以上の平衡線に
それぞれ接続されるコンタクトが配列されており、各対
のリング導体及びチップ導体にそれぞれ接続されるコン
タクトリード部の間、チップ導体にそれぞれ接続される
コンタクトリード部の間、リング導体にそれぞれ接続さ
れるコンタクトリード部の間の距離、平行長及び誘電率
をそれぞれ個別に設定したことを特徴とし、請求項1乃
至4の発明と同様の作用を奏する。
【0013】請求項6の発明では、モジュラプラグを挿
入するプラグ挿入口が開口するハウジングと、プラグ挿
入口の中に配列されモジュラプラグの接触子に電気的に
接続される複数のコンタクトと、前記コンタクトに電気
的に接続されると共に外部からの電線が接続される複数
の端子板と、各コンタクトと各端子板との間をそれぞれ
電気的に接続する複数の接続導体とを備え、上記コンタ
クトは、一対のリング導体及びチップ導体からなる複数
の平衡線の各導体にそれぞれ接続され、リング導体に接
続されるコンタクトとチップ導体に接続されるコンタク
トとをプラグ挿入口内に交互に配列したモジュラコネク
タにおいて、上記コンタクトを、モジュラプラグの挿入
方向に沿って配置されモジュラプラグの接触子に弾接す
るコンタクトピン部と、前記コンタクトピン部に電気的
に接続されコンタクトピン部と略平行に配置されるコン
タクトリード部とでそれぞれ構成し、少なくとも一部の
コンタクトリード部を平行近接させてインダクタンス結
合させるとともに、少なくとも一部の接続導体を互いに
コンダクタンス結合させることを特徴とし、一部のコン
タクトリード部を平行近接させてインダクタンス結合さ
せるとともに、一部の接続導体をコンダクタンス結合さ
せることにより、コンタクトリード部及び接続導体にお
いて漏話特性を所望の特性に調整することができる。
【0014】請求項7の発明では、モジュラプラグを挿
入するプラグ挿入口が開口するハウジングと、プラグ挿
入口の中に配列されモジュラプラグの接触子に電気的に
接続される複数のコンタクトと、前記コンタクトに電気
的に接続されると共に外部からの電線が接続される複数
の端子板と、各コンタクトと各端子板との間をそれぞれ
電気的に接続する複数の接続導体とを備え、上記コンタ
クトは、一対のリング導体及びチップ導体からなる複数
の平衡線の各導体にそれぞれ接続され、リング導体に接
続されるコンタクトとチップ導体に接続されるコンタク
トとをプラグ挿入口内に交互に配列したモジュラコネク
タにおいて、上記コンタクトを、モジュラプラグの挿入
方向に沿って配置されモジュラプラグの接触子に弾接す
るコンタクトピン部と、前記コンタクトピン部に電気的
に接続されコンタクトピン部と略平行に配置されるコン
タクトリード部とでそれぞれ構成し、コンタクトピン部
は、一端側が固定され自由端となる他端側をプラグ挿入
口の開口側に向けてモジュラプラグの挿入方向と略平行
に配置されており、接触子との接触部位と固定端との間
の部位が、モジュラプラグの挿入方向及びコンタクトの
配列方向と略直交する方向において互い違いに位置する
ように、コンタクトピン部を配置したことを特徴とし、
対をなすコンタクトのコンタクトピン部を互いに離隔す
ることによって、漏話特性を所望の特性に調整すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本実施形態のモジュラコネクタを
図1乃至図7を参照して説明する。このモジュラコネク
タは8極8芯用のコネクタであり、例えば10BASE
−Tや100BASE−Tなどに用いられるRJ−45
型モジュラコネクタが接続されるように構成されてお
り、「カテゴリ5」などのコネクタとして機能する。
【0016】このモジュラコネクタは、絶縁性を有する
合成樹脂成型品からなるボディ2とカバー3とで構成さ
れるハウジング1を備える。カバー3は、モジュラプラ
グ(図示せず)が挿入されるプラグ挿入口3aが前面上
部に開口するとともに、ボディ2の前端部が挿入される
取付孔3bが後面下部に開口する中空体である。そし
て、プラグ挿入口3aの内部にはモジュラプラグの接触
子に電気的に接続される複数本(例えば8本)のコンタ
クト4a,4bが一列に配列されている。ここで、図1
中の一番下側のコンタクト4aを1番ピンとし、1番ピ
ンから8番ピンまでのコンタクト4a,4bを同図中下
から順番に配列している。尚、本実施形態では説明を簡
単にするために、特に説明がない場合は図1中の左右を
前後方向、同図中の上下を左右方向、図3中の上下を上
下方向として説明を行う。
【0017】ところで、一対の平衡線を構成する2本の
導体の内、一方をチップ導体、他方をリング導体と言
い、プラグ挿入口3aの内部にはチップ導体に接続され
る4本のコンタクト4aとリング導体に接続される4本
のコンタクト4bが交互に配列されている。例えば1番
ピン、3番ピン、5番ピン、7番ピンのコンタクト4a
がチップ導体に対応し、2番ピン、4番ピン、6番ピ
ン、8番ピンのコンタクト4bがリング導体に対応して
いる。また、1番ピンと2番ピン、3番ピンと6番ピ
ン、4番ピンと5番ピン、7番ピンと8番ピンのコンタ
クト4a,4bをそれぞれ同じ対の平衡線に接続してい
る。
【0018】ボディ2はベース2aと端子台2bとの2
部材により構成され、端子台2bはベース2aの上面に
取り付けられる。ボディ2の内部には略凸字状のプリン
ト基板8が収納されている。プリント基板8には、ボデ
ィ2の端子台2bと対向する部位の左右両側縁に、外部
からの電線が接続される接続端子9が4本づつ2列に実
装されており、接続端子9の上端部は端子台2bを貫通
する貫通孔(図示せず)から上方に突出している。ま
た、プリント基板8には8本のコンタクト4a,4bの
一端部が半田付けされており、コンタクト4a,4bは
他端部をプラグ挿入口3a内に臨ませるようにして、ベ
ース2aの短幅方向に沿って一列に配置されている。プ
リント基板8の上面におけるコンタクト4a,4bの接
続部位とプラグ挿入口3a側の端部との間の部位には、
ベース2aの短幅方向に沿って延びる支持台13が設け
られており、各コンタクト4は支持台13によって一端
側が支持され、他端側が自由端となる片持ち梁構造とな
っている。ここに、各コンタクト4a,4bにおける支
持台13よりも前方の部位からコンタクトピン部5が構
成される。
【0019】ここで、各コンタクト4の他端部先端に
は、先端に行くほどベース2a上面に近付く向きに傾斜
し、モジュラプラグの接触子と弾接する弾接片4cが一
体に形成されている。また、チップ導体に対応する4本
のコンタクト4aでは、図4に示すように、弾接片4c
と支持台13との間の部位が下向きに屈曲されている。
一方、支持台13には、リング導体に対応するコンタク
ト4bと対向する部位に上方に突出する凸台部13aが
突設されており、凸台部13a上にコンタクト4bが載
置されている。而して、コンタクト4a,4bのコンタ
クトピン部5は、チップ導体に対応するコンタクト4a
のコンタクトピン部5が図中下側、リング導体に対応す
るコンタクト4bのコンタクトピン部5が図中上側に位
置するように上下方向(モジュラプラグの挿入方向及び
コンタクト4a,4bの配列方向と略直交する方向)に
おいて互い違いに配置されており、チップ導体に対応す
るコンタクトピン部5とリング導体に対応するコンタク
トピン部5との間の距離を大きくし、互いに離隔するこ
とによって漏話特性を調整している。尚、凸台部13a
の上面にはコンタクト4bが入り込む溝13bが形成さ
れており、コンタクト4bを溝13bでガイドすること
によって、コンタクト4bの位置がずれるのを防止して
いる。また、コンタクト4aは凸台部13aの両側部に
配置されるため、コンタクト4aの位置がずれることは
ない。
【0020】また、チップ導体に対応する4本のコンタ
クト4aは、支持台13の近傍で略直角に折り曲げら
れ、プリント基板8に形成されたスルーホール16に先
端部を通して、プリント基板8に半田付けされる。各コ
ンタクト4aと対応する接続端子9との間はプリント基
板8の半田面に形成された配線パターン10a〜10d
を介してそれぞれ電気的に接続されている。配線パター
ン10a〜10dの内、1番ピン、3番ピン、5番ピン
のコンタクト4aに接続される配線パターン10a〜1
0cは、コンタクト4a側の一端部からコンタクトピン
4aと略平行に延びるパターン部分(図5中に斜線で示
す部位)を有しており、このパターン部分と各コンタク
ト4aにおけるプリント基板8との接続部と支持台13
との間の部位とでコンタクトリード部6aが構成され
る。また、各配線パターン10a〜10dにおけるコン
タクトリード部6a以外の部位から接続導体7aが構成
される。なお、プリント基板8は高誘電率の誘電体によ
り形成されており、コンタクトリード部6aを構成する
配線パターン10a〜10cの間にはプリント基板8を
形成する高誘電率の誘電体が存在するので、各コンタク
トリード部6aの間の誘電率が高くなっている。
【0021】一方、リング導体に対応する4本のコンタ
クト4bは、支持台13からさらに後方に延長されてお
り、所定の部位で略直角に折り曲げられ、プリント基板
8に形成されたスルーホール17に先端部を通して、プ
リント基板8に半田付けされる。ここで、2番ピンのコ
ンタクト4bは支持台13から後方に2mm程度延長さ
れ、他の3本のコンタクト4bは支持台13から後方に
10mm程度延長されている。そして、4本のコンタク
ト4bと対応する接続端子9との間は、プリント基板8
の部品面及び半田面に形成された配線パターン11a〜
11eを介してそれぞれ電気的に接続されている。ま
た、4本のコンタクト4bの内、4番ピン、6番ピン、
8番ピンの3本のコンタクト4bは、プリント基板8と
の接続部と支持台13との間の部位が高誘電率の誘電体
14で覆われており、3本のコンタクト4bの間の誘電
率が高くなり、コンダクタンス結合を高めている。ここ
に、各コンタクト4bにおけるプリント基板8との接続
部と支持台13との間の部位からコンタクトリード部6
bがそれぞれ構成され、配線パターン11a〜11eに
より接続導体7bが構成される。
【0022】次に、各コンタクト4a,4bにおいて漏
話の大きさや位相を調整する構成について簡単に説明す
る。先ずコンタクトリード部6a,6bにおいて漏話の
大きさや位相を調整する構成を説明する。1,2対と
3,6対のコンタクト4a,4bでは、4本のコンタク
ト4a,4bの内、チップ導体側(1,3番ピン)のコ
ンタクト4aに対応するコンタクトリード部6aと、リ
ング導体側(2,6番ピン)のコンタクト4bに対応す
るコンタクトリード部6bとをプリント基板8の上下に
離隔して配置しており、対をなすコンタクトリード部6
a,6b間の距離を、チップ導体側のコンタクトリード
部6a間の距離及びリング導体側のコンタクトリード部
6b間の距離よりも長くしている。また、リング導体側
(2,6番ピン)のコンタクト4bでは、2番ピン側の
コンタクトリード部6bの長さを4番ピン側に比べて短
くしており、両者の平行長を短くすることによって、コ
ンタクトリード部6b同士のインダクタンス結合を抑制
している。また、チップ導体側(1,3番ピン)のコン
タクト4aでは、コンタクトリード部6aを構成する配
線パターン10a,10bを互いに平行させ、且つ、両
配線パターン10a,10bの間をプリント基板8を構
成する高誘電率の誘電体でコンダクタンス結合してい
る。而して、1,2対と3,6対のコンタクト4a,4
bを上述のように構成することによって、各対のコンタ
クト4a,4b間、チップ導体に対応するコンタクト4
a間、リング導体に対応するコンタクト4b間のNEX
T所望の大きさ及び位相にコントロールしている。
【0023】1,2対と4,5対のコンタクト4a,4
bでは、4本のコンタクト4a,4bの内、チップ導体
側(1,5番ピン)のコンタクト4aに対応するコンタ
クトリード部6aと、リング導体側(2,4番ピン)の
コンタクト4bに対応するコンタクトリード部6bとを
プリント基板8の上下に離隔して配置しており、対をな
すコンタクトリード部6a,6b間の距離を、チップ導
体側のコンタクトリード部6a間の距離及びリング導体
側のコンタクトリード部6b間の距離よりも長くしてい
る。また、リング導体側(2,4番ピン)のコンタクト
4bでは、2番ピン側のコンタクトリード部6bの長さ
を4番ピン側に比べて短くしており、両者の平行長を短
くすることによって、コンタクトリード部6b同士のイ
ンダクタンス結合を抑制している。また、チップ導体
(1,5番ピン)側のコンタクト4aでは、コンタクト
リード部6aを構成する配線パターン10a,10cを
互いに平行させ、且つ、両配線パターン10a,10c
の間をプリント基板8を構成する高誘電率の誘電体でコ
ンダクタンス結合している。而して、1,2対と4,5
対のコンタクト4a,4bを上述のように構成すること
によって、各対のコンタクト4a,4b間、チップ導体
に対応するコンタクト4a間、リング導体に対応するコ
ンタクト4b間のNEXTを所望の大きさ及び位相にコ
ントロールしている。
【0024】3,6対と4,5対のコンタクト4a,4
bでは、4本のコンタクト4a,4bの内、チップ導体
側(3,5番ピン)のコンタクト4aに対応するコンタ
クトリード部6aと、リング導体側(4,6番ピン)の
コンタクト4bに対応するコンタクトリード部6bとを
プリント基板8の上下に離隔して配置しており、対をな
すコンタクトリード部6a,6b間の距離を、チップ導
体側のコンタクトリード部6a間の距離及びリング導体
側のコンタクトリード部6b間の距離よりも長くしてい
る。また、リング導体側(4,6番ピン)のコンタクト
4bではコンタクトリード部6bが互いに平行に配置さ
れており、6番ピン側のコンタクト4bを折り曲げて、
6番ピン側のコンタクトリード部6bを4番ピン側のコ
ンタクトリード部6bに近接させることにより、コンタ
クトリード部6b間の距離をコンタクトピン部5に比べ
て短くし、さらに両コンタクトリード部6bを誘電体1
4で覆うことによって、両コンタクトリード部6bの間
のコンダクタンス結合を高めている。同様に、チップ導
体側(3,5番ピン)のコンタクト4bではコンタクト
リード部6bを構成する配線パターン10b,10cを
互いに平行に配置しており、3番ピン側の配線パターン
10bを5番ピン側の配線パターン10cに近接するよ
うに引き回して、コンタクトリード部6b間の距離をコ
ンタクトピン部5に比べて短くし、両配線パターン10
b,10cの間にプリント基板8を構成する高誘電率の
誘電体を介在させることによって、両コンタクトリード
部6bの間のコンダクタンス結合を高めている。而し
て、3,6対と4,5対のコンタクト4a,4bを上述
のように構成することによって、各対のコンタクト4
a,4b間、チップ導体に対応するコンタクト4a間、
リング導体に対応するコンタクト4b間のNEXTを所
望の大きさ及び位相にコントロールしている。
【0025】3,6対と7,8対のコンタクト4a,4
bでは、チップ導体側(3,7番ピン)のコンタクト4
aに対応するコンタクトリード部6aと、リング導体側
(6,8番ピン)のコンタクト4bに対応するコンタク
トリード部6bとをプリント基板8の上下に離隔してお
り、対をなすコンタクトリード部6a,6b間の距離
を、チップ導体側のコンタクトリード部6a間の距離及
びリング導体側のコンタクトリード部6b間の距離より
も長くしている。また、チップ導体側(3,7番ピン)
のコンタクト4aでは、7番ピンのコンタクトリード部
6aの距離を短くして、平行長を略零にすることによ
り、チップ導体同士の結合を低減する。さらに、リング
導体側(6,8番ピン)のコンタクト4bでは、コンタ
クトリード部6bを互いに平行に配置し、且つコンタク
トリード部6aよりも距離を離している。而して、3,
6対と7,8対のコンタクト4a,4bを上述のように
構成することによって、各対のコンタクト4a,4b
間、チップ導体に対応するコンタクト4a間、リング導
体に対応するコンタクト4b間のNEXT所望の大きさ
及び位相にコントロールしている。
【0026】4,5対と7,8対のコンタクト4では、
チップ導体側(5,7番ピン)のコンタクト4aに対応
するコンタクトリード部6aと、リング導体側(4,8
番ピン)のコンタクト4bに対応するコンタクトリード
部6bとをプリント基板8の上下に離隔しており、対を
なすコンタクトリード部6a,6b間の距離を、チップ
導体側のコンタクトリード部6a間の距離及びリング導
体側のコンタクトリード部6b間の距離よりも長くして
いる。また、チップ導体側(5,7番ピン)のコンタク
ト4aでは、7番ピンのコンタクトリード部6aの距離
を短くして、平行長を略零にすることにより、チップ導
体同士の結合を低減する。さらに、リング導体側(4,
8番ピン)のコンタクト4bでは、コンタクトリード部
6bを互いに平行に配置し、高誘電率の誘電体14で覆
っている。而して、4,5対と7,8対のコンタクト4
a,4bを上述のように構成することにより、各対のコ
ンタクト4a,4b間、チップ導体に対応するコンタク
ト4a間、リング導体に対応するコンタクト4b間のN
EXT所望の大きさ及び位相にコントロールしている。
【0027】1,2対と7,8対のコンタクト4では、
チップ導体側(1,7番ピン)のコンタクト4aに対応
するコンタクトリード部6aと、リング導体側(2,8
番ピン)のコンタクト4bに対応するコンタクトリード
部6bとをプリント基板8の上下に離隔しており、対を
なすコンタクトリード部6a,6b間の距離を、チップ
導体側のコンタクトリード部6a間の距離及びリング導
体側のコンタクトリード部6b間の距離よりも長くして
いる。また、チップ導体側(1,7番ピン)のコンタク
ト4aでは、7番ピンのコンタクトリード部6bの距離
を短くして、平行長を略零にすることにより、チップ導
体同士の結合を低減する。さらに、リング導体側(2,
8番ピン)のコンタクト4bでは、2番ピンのコンタク
トリード部6aの距離を短くして、平行長を短くするこ
とにより、リング導体同時の結合を低減している。而し
て、1,2対と7,8対のコンタクト4a,4bを上述
のように構成することによって、各対のコンタクト4
a,4b間、チップ導体に対応するコンタクト4a間、
リング導体に対応するコンタクト4b間のNEXT所望
の大きさ及び位相にコントロールしている。
【0028】上述のように本実施形態では、チップ導体
に対応するコンタクト4aのコンタクトピン部5とリン
グ導体に対応するコンタクト4bのコンタクトピン部5
とを上下方向において段違いに配置し、且つ、チップ導
体に対応するコンタクト4aのコンタクトリード部6a
をプリント基板8の上面(部品面)側に配置するととも
に、リング導体に対応するコンタクト4bのコンタクト
リード部6bをプリント基板8の下面(半田面)側に配
置しているので、コネクタ全体の大きさを大きくするこ
となく、チップ導体側のコンタクトピン部5及びコンタ
クトリード部6aと、リング導体側のコンタクトピン部
5及びコンタクトリード部6bとの間の距離を大きくと
ることができる。
【0029】また接続導体7a,7bについては、チッ
プ導体側の接続導体7aを構成する配線パターン10a
〜10dがプリント基板8の部品面側に形成され、リン
グ導体側の接続導体7bを構成する配線パターン11a
〜11dがプリント基板8の半田面側に形成されてお
り、プリント基板8の部品面と半田面に分けて配置され
ているので、接続導体7a,7bにおいて各対のチップ
導体とリング導体との結合を小さくすることができる。
【0030】以上説明したように、接続導体7a,7b
の配置や、コンタクトリード部6a,6bの長さ及び各
コンタクトリード部6a,6b間の誘電率を適宜設定す
ることにより、各対間の漏話の大きさや位相を所望の値
に調整することができる。
【0031】尚、図7はプリント基板8の内装面のパタ
ーン図を示しており、特定の対の間に互いに近接して配
置され容量結合される配線パターン15a,15bを付
加し、コンタクトリード部6a,6bでの容量結合や接
続導体7a,7bでの容量結合によるノイズ補償と組み
合わせることにより、各対間での漏話の大きさや位相を
調整することができる。
【0032】また、本発明は上記実施形態に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、適宜変更され
得ることは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、モジ
ュラプラグを挿入するプラグ挿入口が開口するハウジン
グと、プラグ挿入口の中に配列されモジュラプラグの接
触子に電気的に接続される複数のコンタクトと、前記コ
ンタクトに電気的に接続されると共に外部からの電線が
接続される複数の端子板と、各コンタクトと各端子板と
の間をそれぞれ電気的に接続する複数の接続導体とを備
え、上記コンタクトは、一対のリング導体及びチップ導
体からなる複数の平衡線の各導体にそれぞれ接続され、
リング導体に接続されるコンタクトとチップ導体に接続
されるコンタクトとをプラグ挿入口内に交互に配列した
モジュラコネクタにおいて、上記コンタクトを、モジュ
ラプラグの挿入方向に沿って配置されモジュラプラグの
接触子に弾接するコンタクトピン部と、前記コンタクト
ピン部に電気的に接続されコンタクトピン部と略平行に
配置されるコンタクトリード部とでそれぞれ構成し、対
をなすリング導体及びチップ導体にそれぞれ接続される
コンタクトリード部の間の距離を、チップ導体にそれぞ
れ接続されるコンタクトリード部の間の距離、又は、リ
ング導体にそれぞれ接続されるコンタクトリード部の間
の距離の内、少なくとも何れか一方の距離よりも長くし
たことを特徴とし、一対の平衡線を構成するリング導体
及びチップ導体に接続されたコンタクトリード部の間の
距離を、リング導体にそれぞれ接続されるコンタクトリ
ード部の間の距離、又は、リング導体にそれぞれ接続さ
れるコンタクトリード部の間の距離よりも長くしている
ので、対をなすコンタクトリード部の間を離隔すること
によって、漏話特性を所望の特性に調整することができ
るという効果がある。
【0034】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、少なくとも何れか1つのコンタクトについて、チッ
プ導体にそれぞれ接続される隣接したコンタクトリード
部の間の距離、又は、リング導体にそれぞれ接続される
隣接したコンタクトリード部の間の距離の内、少なくと
も一方の距離を当該コンタクトリード部に電気的に接続
されるコンタクトピン部の間の距離よりも短くしたこと
を特徴とし、請求項1の発明と同様に、漏話特性を所望
の特性に調整することができるという効果がある。
【0035】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、リング導体にそれぞれ接続される複数のコン
タクトリード部、又は、チップ導体にそれぞれ接続され
る複数のコンタクトリード部の内、少なくとも何れか一
方のコンタクトリード部について、少なくとも一部のコ
ンタクトリード部の間に容量性結合を高めるための誘電
体を配置したことを特徴とし、請求項1又は2の発明と
同様に、漏話特性を所望の特性に調整することができる
という効果がある。
【0036】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、複数のコンタクト及び複数の接続端子がそれぞれ実
装され、各コンタクトと各接続端子との間を配線パター
ンでそれぞれ接続した回路基板を有し、少なくとも一部
のコンタクトリード部を上記配線パターンで構成したこ
とを特徴と、請求項3の発明と同様の効果を奏する。
【0037】請求項5の発明は、請求項1乃至4の発明
において、プラグ挿入口の中には3対以上の平衡線にそ
れぞれ接続されるコンタクトが配列されており、各対の
リング導体及びチップ導体にそれぞれ接続されるコンタ
クトリード部の間、チップ導体にそれぞれ接続されるコ
ンタクトリード部の間、リング導体にそれぞれ接続され
るコンタクトリード部の間の距離、平行長及び誘電率を
それぞれ個別に設定したことを特徴とし、請求項1乃至
4の発明と同様の効果を奏する。
【0038】請求項6の発明は、モジュラプラグを挿入
するプラグ挿入口が開口するハウジングと、プラグ挿入
口の中に配列されモジュラプラグの接触子に電気的に接
続される複数のコンタクトと、前記コンタクトに電気的
に接続されると共に外部からの電線が接続される複数の
端子板と、各コンタクトと各端子板との間をそれぞれ電
気的に接続する複数の接続導体とを備え、上記コンタク
トは、一対のリング導体及びチップ導体からなる複数の
平衡線の各導体にそれぞれ接続され、リング導体に接続
されるコンタクトとチップ導体に接続されるコンタクト
とをプラグ挿入口内に交互に配列したモジュラコネクタ
において、上記コンタクトを、モジュラプラグの挿入方
向に沿って配置されモジュラプラグの接触子に弾接する
コンタクトピン部と、前記コンタクトピン部に電気的に
接続されコンタクトピン部と略平行に配置されるコンタ
クトリード部とでそれぞれ構成し、少なくとも一部のコ
ンタクトリード部を平行近接させてインダクタンス結合
させるとともに、少なくとも一部の接続導体を互いにコ
ンダクタンス結合させることを特徴とし、一部のコンタ
クトリード部を平行近接させてインダクタンス結合させ
るとともに、一部の接続導体をコンダクタンス結合させ
ることにより、コンタクトリード部及び接続導体におい
て漏話特性を所望の特性に調整することができるという
効果がある。
【0039】請求項7の発明は、モジュラプラグを挿入
するプラグ挿入口が開口するハウジングと、プラグ挿入
口の中に配列されモジュラプラグの接触子に電気的に接
続される複数のコンタクトと、前記コンタクトに電気的
に接続されると共に外部からの電線が接続される複数の
端子板と、各コンタクトと各端子板との間をそれぞれ電
気的に接続する複数の接続導体とを備え、上記コンタク
トは、一対のリング導体及びチップ導体からなる複数の
平衡線の各導体にそれぞれ接続され、リング導体に接続
されるコンタクトとチップ導体に接続されるコンタクト
とをプラグ挿入口内に交互に配列したモジュラコネクタ
において、上記コンタクトを、モジュラプラグの挿入方
向に沿って配置されモジュラプラグの接触子に弾接する
コンタクトピン部と、前記コンタクトピン部に電気的に
接続されコンタクトピン部と略平行に配置されるコンタ
クトリード部とでそれぞれ構成し、コンタクトピン部
は、一端側が固定され自由端となる他端側をプラグ挿入
口の開口側に向けてモジュラプラグの挿入方向と略平行
に配置されており、接触子との接触部位と固定端との間
の部位が、モジュラプラグの挿入方向及びコンタクトの
配列方向と略直交する方向において互い違いに位置する
ように、コンタクトピン部を配置したことを特徴とし、
対をなすコンタクトのコンタクトピン部を互いに離隔す
ることによって、漏話特性を所望の特性に調整すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のモジュラコネクタを示し、ベース
にプリント基板を取り付けた状態の上面図である。
【図2】同上の一部破断せる上面図である。
【図3】同上の側断面図である。
【図4】同上を示し、ベースにプリント基板を取り付け
た状態の側面図である。
【図5】同上に用いるプリント基板の半田面を上側から
見たパターン図である。
【図6】同上に用いるプリント基板の部品面を上側から
見たパターン図である。
【図7】同上に用いるプリント基板の内装面を上側から
見たパターン図である。
【図8】従来のモジュラコネクタの側断面図である。
【図9】同上の一部省略せる上面図である。
【符号の説明】 4a,4b コンタクト 5 コンタクトピン部 6a,6b コンタクトリード部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 耕司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA10 FB07 FB15 FC19 FC32 MA09 MA18 MA31 MB08 5E023 AA04 AA24 AA29 BB01 BB03 EE10 EE20 EE27 FF01 GG02 GG15 HH01 HH15 HH17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モジュラプラグを挿入するプラグ挿入口が
    開口するハウジングと、プラグ挿入口の中に配列されモ
    ジュラプラグの接触子に電気的に接続される複数のコン
    タクトと、前記コンタクトに電気的に接続されると共に
    外部からの電線が接続される複数の端子板と、各コンタ
    クトと各端子板との間をそれぞれ電気的に接続する複数
    の接続導体とを備え、上記コンタクトは、一対のリング
    導体及びチップ導体からなる複数の平衡線の各導体にそ
    れぞれ接続され、リング導体に接続されるコンタクトと
    チップ導体に接続されるコンタクトとをプラグ挿入口内
    に交互に配列したモジュラコネクタにおいて、 上記コンタクトを、モジュラプラグの挿入方向に沿って
    配置されモジュラプラグの接触子に弾接するコンタクト
    ピン部と、前記コンタクトピン部に電気的に接続されコ
    ンタクトピン部と略平行に配置されるコンタクトリード
    部とでそれぞれ構成し、対をなすリング導体及びチップ
    導体にそれぞれ接続されるコンタクトリード部の間の距
    離を、チップ導体にそれぞれ接続されるコンタクトリー
    ド部の間の距離、又は、リング導体にそれぞれ接続され
    るコンタクトリード部の間の距離の内、少なくとも何れ
    か一方の距離よりも長くしたことを特徴とするモジュラ
    コネクタ。
  2. 【請求項2】少なくとも何れか1つのコンタクトについ
    て、チップ導体にそれぞれ接続される隣接したコンタク
    トリード部の間の距離、又は、リング導体にそれぞれ接
    続される隣接したコンタクトリード部の間の距離の内、
    少なくとも一方の距離を当該コンタクトリード部に電気
    的に接続されるコンタクトピン部の間の距離よりも短く
    したことを特徴とする請求項1記載のモジュラコネク
    タ。
  3. 【請求項3】リング導体にそれぞれ接続される複数のコ
    ンタクトリード部、又は、チップ導体にそれぞれ接続さ
    れる複数のコンタクトリード部の内、少なくとも何れか
    一方のコンタクトリード部について、少なくとも一部の
    コンタクトリード部の間に容量性結合を高めるための誘
    電体を配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の
    モジュラコネクタ。
  4. 【請求項4】複数のコンタクト及び複数の接続端子がそ
    れぞれ実装され、各コンタクトと各接続端子との間を配
    線パターンでそれぞれ接続した回路基板を有し、少なく
    とも一部のコンタクトリード部を上記配線パターンで構
    成したことを特徴とする請求項3記載のモジュラコネク
    タ。
  5. 【請求項5】プラグ挿入口の中には3対以上の平衡線に
    それぞれ接続されるコンタクトが配列されており、各対
    のリング導体及びチップ導体にそれぞれ接続されるコン
    タクトリード部の間、チップ導体にそれぞれ接続される
    コンタクトリード部の間、リング導体にそれぞれ接続さ
    れるコンタクトリード部の間の距離、平行長及び誘電率
    をそれぞれ個別に設定したことを特徴とする請求項1乃
    至4記載のモジュラコネクタ。
  6. 【請求項6】モジュラプラグを挿入するプラグ挿入口が
    開口するハウジングと、プラグ挿入口の中に配列されモ
    ジュラプラグの接触子に電気的に接続される複数のコン
    タクトと、前記コンタクトに電気的に接続されると共に
    外部からの電線が接続される複数の端子板と、各コンタ
    クトと各端子板との間をそれぞれ電気的に接続する複数
    の接続導体とを備え、上記コンタクトは、一対のリング
    導体及びチップ導体からなる複数の平衡線の各導体にそ
    れぞれ接続され、リング導体に接続されるコンタクトと
    チップ導体に接続されるコンタクトとをプラグ挿入口内
    に交互に配列したモジュラコネクタにおいて、 上記コンタクトを、モジュラプラグの挿入方向に沿って
    配置されモジュラプラグの接触子に弾接するコンタクト
    ピン部と、前記コンタクトピン部に電気的に接続されコ
    ンタクトピン部と略平行に配置されるコンタクトリード
    部とでそれぞれ構成し、少なくとも一部のコンタクトリ
    ード部を平行近接させてインダクタンス結合させるとと
    もに、少なくとも一部の接続導体を互いにコンダクタン
    ス結合させることを特徴とするモジュラコネクタ。
  7. 【請求項7】モジュラプラグを挿入するプラグ挿入口が
    開口するハウジングと、プラグ挿入口の中に配列されモ
    ジュラプラグの接触子に電気的に接続される複数のコン
    タクトと、前記コンタクトに電気的に接続されると共に
    外部からの電線が接続される複数の端子板と、各コンタ
    クトと各端子板との間をそれぞれ電気的に接続する複数
    の接続導体とを備え、上記コンタクトは、一対のリング
    導体及びチップ導体からなる複数の平衡線の各導体にそ
    れぞれ接続され、リング導体に接続されるコンタクトと
    チップ導体に接続されるコンタクトとをプラグ挿入口内
    に交互に配列したモジュラコネクタにおいて、 上記コンタクトを、モジュラプラグの挿入方向に沿って
    配置されモジュラプラグの接触子に弾接するコンタクト
    ピン部と、前記コンタクトピン部に電気的に接続されコ
    ンタクトピン部と略平行に配置されるコンタクトリード
    部とでそれぞれ構成し、コンタクトピン部は、一端側が
    固定され自由端となる他端側をプラグ挿入口の開口側に
    向けてモジュラプラグの挿入方向と略平行に配置されて
    おり、接触子との接触部位と固定端との間の部位が、モ
    ジュラプラグの挿入方向及びコンタクトの配列方向と略
    直交する方向において互い違いに位置するように、コン
    タクトピン部を配置したことを特徴とするモジュラコネ
    クタ。
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JP2011222441A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Toyota Motor Corp 通信コネクタ。

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