JP2002170472A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP2002170472A JP2000362647A JP2000362647A JP2002170472A JP 2002170472 A JP2002170472 A JP 2002170472A JP 2000362647 A JP2000362647 A JP 2000362647A JP 2000362647 A JP2000362647 A JP 2000362647A JP 2002170472 A JP2002170472 A JP 2002170472A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉ユニットとトリップユニットにラッチ手
段を有し、トリップユニット側のラッチ手段が動作した
とき開閉ユニット側のラッチ手段を動作させる回路遮断
器において、開閉ユニット側のラッチ手段が動作したと
きトリップユニット側のラッチ手段も動作させる。 【解決手段】 開閉ユニットに含まれるトリップレバー
22及びフック23とフック23とフック受け24との
2段のラッチ手段が動作したとき、フックのトリップ駆
動端23dがトリップユニット側に突き出てトリップユ
ニットに備えられている開閉ユニットトリップ中継レバ
ー54を介してトリップユニットを動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路遮断器に関
し、より具体的には、附属装置のテストが可能なテスト
機構および誤動作を検知させる機構を備えた回路遮断器
に関する。
【0002】
【従来の技術】回路遮断器には、開閉接触子、ラッチ手
段と人為的に開閉接触子を開閉するハンドルとを含む開
閉機構、過電流が流れたとき動作して開閉機構のラッチ
手段を自動的に動作させて開閉接触子を開離させる引外
し機構及び消弧装置などと共に、開閉機構のラッチ手段
が正常に動作することを確認するための機械的なテスト
ボタンが設けられることがある。また、ラッチ手段が動
作したとき警報を発する警報スイッチと呼ばれる附属装
置が顧客の要求により設けられることもある。
【0003】さらに、このような回路遮断器の中には、
開閉機構に含まれる第1ラッチ手段とは別に過電流引外
し機構に設けられる第2ラッチ手段を含むものがある。
この第2ラッチ手段の動作によって第1ラッチ手段が動
作して開閉接触子が開離するが、第1ラッチ手段は第2
ラッチ手段から独立している。ここで、「第1ラッチ手
段が第2ラッチ手段から独立している」とは、特に手段
を設けない限り、第1ラッチ手段が動作しても第2ラッ
チ手段は動作しないように設けられていることをいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような二つのラッ
チ手段を備える従来の回路遮断器にあっては、構造上の
理由から、テストボタンを第1ラッチ手段に対して作用
するように設けるとともに、警報スイッチを第2ラッチ
手段の動作をキャッチするように装着するタイプのもの
がある。このような構造のものにあっては、テストボタ
ンを押しても第1ラッチ手段のみが動作するため警報ス
イッチの動作を確認できないという問題があった。ま
た、異常な衝撃が回路遮断器に加わり第1ラッチ手段の
みが誤動作したとき、第2ラッチ手段が作動しないため
警報スイッチが動作せず、オペレータがその誤動作を容
易に検知できないという問題もあった。
【0005】したがって、本発明の目的は、テストボタ
ンを用いて警報スイッチの動作を容易に確認できるとと
もに、ラッチ手段が誤動作したとき容易に誤動作を検知
できる回路遮断器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、開閉接触子、動作をしたときに接触状
態にある開閉接触子を開離する第1ラッチ手段を含む開
閉機構、及び動作したとき第1ラッチ手段に上記の動作
をさせる第2ラッチ手段を含む過電流引外し機構を備
え、第2ラッチ手段の動作によらないで第1ラッチ手段
が上記の動作をしたときに第1ラッチ手段の動作に応じ
て第2ラッチ手段を動作させる逆引外し手段を備えるこ
ととしている。
【0007】このような構成により、第1ラッチ手段を
動作させるテストボタンを操作しても、又、第1ラッチ
手段が誤動作しても、第2ラッチ手段を動作させること
ができる。上記第2ラッチ手段の動作によらないで第1
ラッチ手段を動作させる機構として、第1ラッチ手段に
直接作用するテストボタン等がある。また、衝撃等に起
因する誤動作によっても、第1ラッチ手段のみが作動す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図14で示される実施例によって説明する。この実施例
の回路遮断器は3極型であって、開閉ユニット、トリッ
プユニット及び結合された両ユニットを覆うカバーを有
しており、図2はこの実施例の回路遮断器全体の正面
図、図1は図2の略A−Aから見た断面図である。
【0009】開閉ユニットは、図1ないし図8に図示さ
れており、合成樹脂成形絶縁物製の消弧ケース1、消弧
ケース1の内部に収納された開閉接触子と消弧装置及び
消弧ケース1の外側に構築された開閉機構を有してい
る。
【0010】消弧ケース1には、接点2を備えた固定接
触子3、両端部にそれぞれ接点4及び可撓リード5とを
有する可動接触子6並びに絶縁板7に保持された複数の
磁性板8を有する消弧装置9が収納されており、その右
端の開口部は壁を有する端子ベース10によって覆われ
ている。
【0011】可動接触子6は、3極共通の合成樹脂成形
絶縁物製のクロスバー11に軸12によって回転自在に
保持されるとともにクロスバー11の壁との間に設けら
れたばね13によって時計方向に付勢されている。可撓
リード5の他端にはリード端子14が接続されており、
各極のリード端子14を収納するリード端子ベース15
は、合成樹脂成形絶縁物製であってリード端子14の収
納部分にはナット16をはめ込む六角形の窪みが形成さ
れている。クロスバー11は、図示はしていないが、両
端に円柱形状の支持部を有し、支持部が消弧ケース1の
両側壁に形成されているU字状の溝とリード端子ベース
15に形成された円弧状の凹部との間に挟まれることに
よって回転自在に保持されている。
【0012】クロスバー11を回転させる開閉機構は、
消弧ケース1の中央極部分の両側壁に沿って設けられた
一対のフレーム17上に構築されている。この開閉機構
にはトグルリンク機構が採用されており、軸18によっ
て互いに回転自在に連結されたそれぞれ一対のリンク1
9とリンク20と、いずれもフレーム17上に回転自在
なるように設けられたハンドルレバー21、トリップレ
バー22、トリップレバー22の時計方向の回転を阻止
するフック23及びフック23の反時計方向の回転を阻
止するラッチ24と、軸18とハンドルレバー21との
間に取り付けられたばね25と、ハンドルレバー21の
角に差し込まれた合成樹脂成形絶縁物製のハンドル26
とを有している。
【0013】ハンドルレバー21はその両腕がフレーム
17と同じ平面内を移動するようにコ字状に折り曲げら
れて形成され、その両腕の円弧状端部21aがフレーム
17に形成された切欠の円弧状凹部17aにばね25の
力によって押し付けられている。トリップレバー22は
その両腕がフレーム17の内側に隣接する面を移動する
ようにコ字状に折り曲げられて形成され、その両腕の円
弧状にカールしたカール端部22aが一対のフレーム1
7の対向面に形成された円柱状の突起17bにはめ込ま
れている。一対のリンク19はトリップレバー22の腕
と同じ平面内を移動するように配置されており、その円
弧状に形成された円弧状端部19aがトリップレバー2
2の両腕に形成された切欠の円弧状凹部22bにばね2
5の力によって押し付けられ、一対のリンク20は軸2
7によって回転自在にクロスバー11と連結されてい
る。
【0014】図7はフレーム17の外面に沿った面から
見たこの開閉機構の一部を示しており、その両脚23a
がフレーム17に形成された三角形の孔17cに配置さ
れているフック23及びその両脚24aがフレーム17
に形成されたV字形の切欠17dに配置されているラッ
チ24は、ばね28の力によってそれぞれ時計方向に付
勢されている。
【0015】このように構成された開閉ユニットについ
ては、以下に説明するように開閉ユニット単独で開路、
閉路、トリップ、リセット操作をすることができる。な
お、図4、図5及び図6は、それぞれ閉路状態、トリッ
プ状態及びリセット操作状態を示す側面断面図である。
図7及び図8は手前側のフレーム17の外側面から見た
断面のそれぞれ閉路状態及びトリップ状態の部分図であ
る。
【0016】図4に示されている閉路状態において、ば
ね25の力によりその円弧状端部21aを中心として時
計方向に付勢されているハンドルレバー21の回転は、
フレーム17の縁に接して阻止されている。ばね25の
力により軸18及びリンク19を介してフレーム17の
突起17bの周りを時計方向に付勢されているトリップ
レバー22は、そのラッチ部22cとフック23のラッ
チ受部23bとの係合によってばね28の力に抗してフ
ック23を反時計方向に付勢している。そして、この付
勢によってフック23のラッチ部23cとラッチ24の
ラッチ受部24bを介してラッチ24が時計方向に付勢
される。このラッチ24の回転がフレーム17の切欠1
7dのV字の辺によって阻止されているため、フック2
3及びトリップレバー22の回転も阻止された状態とな
っている。一方、ばね25の力により軸18は右方向に
付勢されているが、リンク20とリンク19が略一直線
の状態でリンク19の下端部がトリップレバー22のカ
ール端部22aに押し付けられて停止し、クロスバー1
1が時計方向に回転した状態で接点2と接点4が接触し
ている。
【0017】開路操作は閉路状態にある回路遮断器のハ
ンドル26を反時計方向に回転することによって行われ
る。この回転によりばね25の力の作用線がリンク19
の円弧状端部19aを右から左へ移動したとき、軸18
が左方向に移動しリンク20とリンク19がく字状に折
れ曲がる。その結果、図示はしていないが、クロスバー
11が反時計方向に回転して接点を開離させた後消弧ケ
ース1の図示していない部分に接してその回転が停止
し、ハンドルレバー21の回転もその折曲部21bがト
リップレバー22に接して停止し開路状態となる。
【0018】閉路操作は開路状態ある回路遮断器のハン
ドル26を時計方向に回転させることによって行われ
る。この回転により、ばね25の作用線がリンク19の
円弧状端部19aを左から右へ移動し、リンク19とリ
ンク20とを伸直させながら軸18が右方向へ移動する
ためクロスバー11が時計方向に回転し図4の閉路状態
となる。
【0019】トリップ動作は閉路状態においてラッチ2
4が反時計方向に回転することによって実現する。この
回転によってラッチ24とフック23との係合及びフッ
ク23とトリップレバー22との係合が解消し、トリッ
プレバー22が時計方向へ回転してフレーム17の折曲
部17eに接して停止する。このとき、ハンドルレバー
21を反時計方向に回転させるとともに、クロスバー1
1を反時計方向に回転させながらリンク19とリンク2
0が共に上方へ移動し、接点が開離した後クロスバー1
1が消弧ケース1に接してその回転が停止した図5及び
図8のトリップの状態となる。また、フック23は、ト
リップレバー22との係合が解消したあと、トリップレ
バー22の肩部22dに押されてさらに反時計方向へわ
ずかに回転し、図8に示されているようにトリップ駆動
端23dが左方向へ突き出る。
【0020】リセット操作はトリップ状態にある回路遮
断器のハンドル26を反時計方向に回転させることによ
って行われる。この回転により、ハンドルレバー21の
折曲部21bに押されてトリップレバー22が反時計方
向に回転し、その肩部22dの移動に追随してフック2
3が時計方向に回転しラッチ24も時計方向に回転し
て、図6のごとくトリップレバー22とフック23が係
合可能な状態となる。この状態でハンドル26を自由状
態にするとトリップレバー22とフック23及びフック
23とラッチ24が係合して開路状態となる。
【0021】トリップユニットは、主として図1及び図
9ないし図12に示されているように、合成樹脂成形絶
縁物製のトリップユニットケース32内に構築され、そ
れぞれ各極毎に備えられる主回路導電部であるヒーター
33及び端子34、バイメタルトリップ素子及びインス
タントトリップ素子並びに3極に共通に備えられる回転
自在のトリップ軸36及びラッチ軸37を有している。
【0022】バイメタルトリップ素子は、図1に示され
ているようにヒーター33の逆U字状の屈曲部に根元が
取り付けられたバイメタル38を有し、過電流が流れた
ときヒーター33において発生するジュール熱によって
バイメタル38が徐々に左方向に湾曲し、所定時間の
後、その先端がトリップ軸36の腕36aに取り付けら
れたピン39を押して図示されていないばねによって時
計方向に付勢されているトリップ軸36を反時計方向に
回転させる。
【0023】インスタントトリップ素子は、図1に示さ
れているようにヒーター33に取り付けられた固定コア
ー40と軸41に回転自在に設けられたコ字状に曲げら
れている可動コアー42と、可動コアー42を反時計方
向に付勢するばね43を有し、ばね43の付勢力を超え
る電磁吸引力を発生する電流がヒーター33に流れたと
き瞬時に可動コアー42が時計方向に回転しその先端が
トリップ軸36の下部の腕36bを押してトリップ軸3
6を反時計方向に回転させる。
【0024】ラッチ軸37は、ラッチ腕37a、開閉機
構トリップ腕37b、二つのトリップ指示腕37c及び
トリップ装置リセット腕37dとを有するとともに、ば
ね44によって図1において反時計方向に付勢されてお
り、リセット状態においてラッチ腕37aがトリップ軸
36に設けられたラッチ受け36cと係合しその回転が
阻止されている。さらに、トリップユニットケース32
の前面壁32aにはリセットレバー45が軸46によっ
て回転自在に設けられ、リセットレバー45の切欠部と
ラッチ軸に偏心して設けられたピンとが噛み合うように
組み合わされているため、リセットレバー45とラッチ
軸37とは互いに一方が回転したとき他方も回転するよ
うになっている。
【0025】このような、トリップユニットの動作につ
いて説明する。なお、図11はトリップしていない状態
を示している図10のB−Bから見た断面図であり、図
12はトリップ後の状態を示している。インスタントト
リップ素子又はバイメタルトリップ素子が動作してトリ
ップ軸36が反時計方向に回転すると、ラッチ腕37a
とラッチ受け36cとの係合が解消してラッチ軸37が
反時計方向に回転し、開閉機構トリップ腕37bの先端
がトリップユニットケース32の前面壁32aから突き
出るとともにリセットレバー45が時計方向に回転す
る。
【0026】トリップユニットをリセットする操作は、
ばね44の力に抗して手でリセットレバー45を反時計
方向に回転することによって実現する。この回転により
ラッチ軸37が時計方向に回転し、ラッチ腕37aとラ
ッチ受け36cが係合可能な状態となってからリセット
レバー45を自由状態にすると、ラッチ軸37が反時計
方向に回転し双方が係合したリセット状態となる。
【0027】以上説明したように、この回路遮断器は、
開閉ユニットと結合することなくトリップユニット単独
でインスタントトリップ素子やバイメタルトリップ素子
の動作調整や動作確認をすることができる。
【0028】次に、図1ないし図3及び図13におい
て、以上のように構成された開閉ユニットとトリップユ
ニットの結合について説明する。
【0029】両ユニットの結合は、図1において、ヒー
ター33の端部33aとリード端子14が重なるととも
にトリップユニットケース32の底部右端の傾斜面と消
弧ケース1の底部左端の傾斜面が重なるように両ユニッ
トを組み合わせて、裏面からねじ47をまわしてナット
16と共同してリード端子14とヒータ33を接続固定
するだけでよい。
【0030】このように結合された両ユニットは、図1
3に示されている成形絶縁物製のカバー48でよって覆
われており、図3において、カバー48の正面部分の両
側縁からは側壁48aが密着するようにトリップユニッ
トケース32及び消弧ケース1の側壁に沿って延び、カ
バー48が側壁48aの下縁部に形成された複数の方形
の穴48bと消弧ケース1及びトリップユニットケース
32の双方に形成されたそれぞれ複数の突起1a及び突
起32bとをはめ合わせることによって固定されてい
る。
【0031】なお、カバー48の正面には中央極部分に
ハンドル26が突き出る開口部48cが形成され、端極
部分には内部附属品を収納するための窪み48dが形成
されており、カバー48には図3に鎖線で示されている
ごとくヒンジ状に開閉できる窪み48dを覆う補助カバ
ー50が設けられている。
【0032】このように結合された回路遮断器の操作及
び動作について説明する。なお、開路操作及び閉路操作
は、前述の開閉ユニット単独の動作と同様であるためこ
こでは説明を省略する。
【0033】前述のごとくバイメタルトリップ素子やイ
ンスタントトリップ素子によってトリップユニットが動
作したときは、トリップユニットは図9のごとくラッチ
軸37の開閉機構トリップ腕37bがトリップユニット
ケース32の前面壁32aから突き出る。トリップユニ
ットと直接関連する開閉ユニットの部材であるラッチ2
4が図11及び図12に鎖線で示されており、図12に
おいて、そのトリップ腕24cが開閉機構トリップ腕3
7bに押されてラッチ24が反時計方向に回転するため
開閉ユニットがトリップする。
【0034】リセット操作は、図12に鎖線で示されて
いるように、トリップ状態においてハンドル26を反時
計方向に回転させることによって行われる。この操作に
より、ハンドル26の左端部26aがリセットレバー4
5のリセット縁45aを押してリセットレバー45を反
時計方向に回転させてリセット可能な状態となり、ハン
ドル26を自由状態にすると前述のごとく開閉ユニット
と共にトリップユニットもリセットされる。
【0035】この実施例の回路遮断器には、トリップユ
ニットが動作したとき動作する警報スイッチの装着が可
能である。
【0036】警報スイッチ51は、図14に示されるよ
うにカバー48の窪み48dに装着され、トリップユニ
ットが動作してラッチ軸37が回転したとき、トリップ
指示腕37cが前面壁32aから突き出て、警報スイッ
チの動作レバー52が時計方向に回転し内蔵されるマイ
クロスイッチが切り替わる。トリップユニットがリセッ
トされてラッチ軸が復帰回転すると、図示されていない
ばねによって動作レバー52が復帰回転し、マイクロス
イッチも復帰する。このトリップ指示腕37cはラッチ
軸37の2個所に設けられており、カバー48の左右の
窪み48dのいずれにでも又は両方に装着が可能であ
る。さらに、窪み48dは片側に3個のトリップ警報ス
イッチを装着するスペースがあり、トリップ指示腕37
cの数の多いラッチ軸を使用することによってトリップ
警報スイッチの装着数を増やすこともできる。
【0037】この回路遮断器には、図2及び図7に示さ
れているように、開閉ユニットが正常にトリップ動作を
することを確認するためのトリップボタン53が設けら
れており、このボタンは図7において上下方向にスライ
ド自在であって図示されていないばねによって上方向に
付勢されてカバー48に装着されている。そして、回路
遮断器の表面部からテストボタン53を押し込むと、図
7において、その先端部53aがテストボタン受部24
dを押してラッチ24を反時計方向に回転させて開閉ユ
ニットにトリップ動作を行わせることができる。トリッ
プユニットに回転自在に設けられている開閉ユニットト
リップ中継レバー54は、このようなとき、トリップユ
ニットを介して警報スイッチ51の動作も確認できるよ
うに設けられたものである。その動作は、図8に示され
るように開閉ユニットがトリップ状態になったときフッ
ク23のトリップ駆動端23dがトリップユニット側に
突き出る。そして、このトリップ駆動端23dが、図1
0において、先端部54aを押して開閉ユニットトリッ
プ中継レバー54を反時計方向に回転させ、この回転に
よって中央極の腕36aを押してトリップ軸36を反時
計方向に回転させてトリップユニットをトリップ状態に
する。
【0038】なお、本発明において、第1ラッチ手段
は、ラッチ24およびフック23によって構成され、第
2ラッチ手段は、ラッチ軸37、ラッチ軸の腕37a、
開閉機構トリップ腕37b、トリップ軸36、トリップ
軸の腕36a,36b、ラッチ軸受け36c等から構成
される。また、逆引外し手段は、開閉ユニットトリップ
中継レバー54、先端部54a、トリップ駆動端23
d、および中央極の腕36aによって構成される。
【0039】このような動作は、トリップボタンの操作
による開閉ユニットのトリップ動作だけでなく、異常な
機械的衝撃が加わって開閉ユニットのラッチ機構の係合
が解消して開閉ユニットがトリップ状態になったときも
警報スイッチ51が動作し警報を発することができる。
【0040】上記に、本発明の実施の形態について説明
を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、
あくまでも例示であって、本発明の範囲は上記の発明の
実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲
は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許
請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべて
の変更を含むことが意図される。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明した形態で実施さ
れ、開閉機構に含まれる第1ラッチ手段と第1ラッチ手
段を動作させる第2ラッチ手段が設けられる回路遮断器
において、第2ラッチの動作によらないで第1ラッチが
動作したとき第2ラッチを動作させる逆引外し手段を有
することとしているため、開閉機構の第1ラッチ手段を
動作させるようなテストボタンを操作しても、又、異常
な衝撃などにより第1ラッチ手段だけが動作しても、第
2ラッチ手段を動作させることができ、第2ラッチ手段
の動作によって動作する警報スイッチを動作させること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による回路遮断器の一実施例の側面断
面図である。
【図2】 図1の回路遮断器の外観正面図である。
【図3】 図1の回路遮断器の外観側面図である。
【図4】 図1の回路遮断器の開閉ユニットの閉路状態
の側面断面図である。
【図5】 図1の回路遮断器の開閉ユニットのトリップ
状態の側面断面図である。
【図6】 図1の回路遮断器の開閉ユニットのリセット
操作中の側面断面図である。
【図7】 図4とは異なる切り口から見た部分側面断面
図である。
【図8】 図5とは異なる切り口から見た部分側面断面
図である。
【図9】 図1の回路遮断器のトリップユニットの外観
斜視図である。
【図10】 図9の平面図である。
【図11】 図9の側面断面図である。
【図12】 図9の側面断面図である。
【図13】 カバーの斜視図である。
【図14】 トリップ警報スイッチを装着した部分側面
断面図である。
【符号の説明】
1 消弧ケース、3 固定接触子、5 可撓リード、6
可動接触子、9 消弧装置、10 端子ベース、11
クロスバー、13,25,43,44 ばね、14
リード端子、15 リード端子ベース、17 フレー
ム、19,20リンク、21 ハンドルレバー、22
トリップレバー、23 フック、24ラッチ、26 ハ
ンドル、47 ねじ、32 トリップユニットケース、
33ヒーター、34 端子、36 トリップ軸、37
ラッチ軸、38 バイメタル、40 固定コアー、42
可動コアー、45 リセットレバー、48 カバー、
50 補助カバー、51 警報スイッチ、52 動作レ
バー、53 テストボタン、54 開閉ユニットトリッ
プ中継レバー、59 マイクロスイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉接触子、 動作をしたときに接触状態にある前記開閉接触子を開離
    する第1ラッチ手段を含む開閉機構、及び動作したとき
    前記第1ラッチ手段に前記動作をさせる第2ラッチ手段
    を含む過電流引外し機構を備え、 前記第2ラッチ手段の動作によらないで前記第1ラッチ
    手段が前記動作をしたときに前記第1ラッチ手段の動作
    に応じて前記第2ラッチ手段を動作させる逆引外し手段
    を備えることを特徴とする、回路遮断器。
JP2000362647A 2000-11-29 2000-11-29 回路遮断器 Expired - Fee Related JP3862498B2 (ja)

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