JP5617782B2 - 多極回路遮断器 - Google Patents

多極回路遮断器 Download PDF

Info

Publication number
JP5617782B2
JP5617782B2 JP2011156792A JP2011156792A JP5617782B2 JP 5617782 B2 JP5617782 B2 JP 5617782B2 JP 2011156792 A JP2011156792 A JP 2011156792A JP 2011156792 A JP2011156792 A JP 2011156792A JP 5617782 B2 JP5617782 B2 JP 5617782B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit breaker
signal output
trip
rotating member
pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011156792A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013025889A (ja
Inventor
尚 山中
尚 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2011156792A priority Critical patent/JP5617782B2/ja
Priority to CN201210018016.6A priority patent/CN102881521B/zh
Publication of JP2013025889A publication Critical patent/JP2013025889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5617782B2 publication Critical patent/JP5617782B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H73/00Protective overload circuit-breaking switches in which excess current opens the contacts by automatic release of mechanical energy stored by previous operation of a hand reset mechanism
    • H01H73/02Details

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

この発明は、回路遮断器、特に1極分の開閉機構および過電流引きはずし素子を具備した単極用遮断器を複数個積層した多極回路遮断器に関し、詳しくは、単極用遮断器の動作に連動した複数のスイッチを内蔵する付属装置を当該単極用遮断器の側面に配設した多極回路遮断器に関するものである。
複数、例えば2組のスイッチでは、c接点出力となる端子に接続されたそれぞれの板バネが、それぞれの回動部材を介して、a接点出力またはb接点出力となる固定接触子に、回路遮断器の動作に応じて、接離を繰り返しているが、このとき、回路遮断器の開閉機構部、または操作ハンドルに連動した一方の回動部材は補助スイッチとして機能し、他方の回動部材はOFF操作における、その回動の非拘束あるいは拘束によって、同様に補助スイッチあるいは警報スイッチとして、それぞれ機能している(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−243264号公報(第8頁第40行〜第49行)
従来の付属装置では、その接点出力として板バネを用いていたことから、その回動部材の大形化が避けられなかった。そのため、回動部材毎に、その回動中心を配設せねばならず、部品のコストダウンあるいは機構のコンパクト化の弊害となっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、回動部材の小形化および機構のコンパクト化を図った付属装置を備えた多極回路遮断器を得ることを目的とするものである。
この発明に係る多極回路遮断器は、単極用遮断器の接点の導通および非導通を外部に知らしめる一方の補助信号出力と、単極用遮断器が過電流引きはずし動作したことを外部に知らしめる警報信号出力とを備え、一方の補助信号出力および警報信号出力は、マイクロスイッチとこのマイクロスイッチの内部接点を切り換えるアクチュエータ、およびマイクロスイッチの内部接点と電気的に接続される端子とでそれぞれ構成され、さらに、一方の補助信号出力のアクチュエータは、一の回動部材と当接し、警報信号出力のアクチュエータは、二の回動部材と当接し、第一の回動部材は、単極用遮断器の操作ハンドルの位置に応じてベースに設けた固定ピンを回動中心として回動し、第二の回動部材は、第一の回動部材の変位に、拘束部材により拘束されていないときに同じ固定ピンを回動中心として追従し、かつ、第二の回動部材が拘束部材により拘束されているときに、その拘束を解除できる解除部材を備えるとともに、この解除部材をベースに係合させ、拘束部材が第二の回動部材を常に拘束しないようにしたことで、警報信号出力を他方の補助信号出力として機能せしめた付属装置を複数個積層した単極用遮断器の側面に配設したものである。

この発明は以上説明したように、付属装置を構成する部品の小形化および削減を図った安価な多極回路遮断器を提供することができる。
この発明の実施の形態1および2における、単極用遮断器の左側面に付属装置を取り付けた多極回路遮断器の外観斜視図である。 この発明の実施の形態1における付属装置の内部構造図である。 この発明の実施の形態2における付属装置の内部構造図である。
実施の形態1.
図1は複数個(この場合は2個)積層した単極用遮断器151の左側面に付属装置101を取り付けた多極回路遮断器の外観斜視図、図2は付属装置101のカバー2を外し、図1紙面上A方向から見た内部構造図であり、(a)はOFF状態を、(b)はON状態を、(c)はトリップ状態を、それぞれ表している。
図1において、電路の過電流を検出したとき、開閉機構部を開動作させ、過電流を遮断する周知の単極用遮断器151の操作ハンドル51と付属装置101のハンドル1は図示しないピンなどによって連結されており、操作ハンドル51の手動によるONおよびOFF操作にハンドル1が連動している。また、単極用遮断器151のフタ52は左側面にも設けられており、このフタ52を外し、ラッチ同士、すなわち、カバー2より突出するラッチ3(図2参照)を単極用遮断器151の図示しないラッチと組み合わせることで、開閉機構部の過電流引き外し動作に伴うラッチの変位がラッチ3に伝わり、付属装置101は単極用遮断器151と同様、トリップ状態となり、後述するリセットつまみ17dが、紙面上、上方向に移動する。なお、紙面上、上側が電源側端子53、下側が負荷側端子54であることから、操作ハンドル51およびハンドル1はOFF状態を示しているが、このときトリップボタン4を押下すれば、上述したトリップ状態が再現できる。
続いて、図2に基づき、付属装置101の機能を説明する。電源側端子53の隣極に相当する位置に、補助信号出力(以下、AXと称す)となる端子AXc、AXa、AXbが紙面上、上から配列されており、これら端子は、AX用マイクロスイッチ5のコモン(以下、Cと称す)端子5c、ノーマルクローズ(以下、NCと称す)端子5b、ノーマルオープン(以下、NOと称す)端子5a、にそれぞれ図示しないリード線により接続されている。一方、負荷側端子54の隣極に相当する位置に、警報信号出力(以下、ALと称す)となる端子ALc、ALa、ALbが紙面上、上から配列されており、これら端子は、AL用マイクロスイッチ6のC端子6c、NO端子6a、NC端子6b、にそれぞれ図示しないリード線により接続されている。
これらAX用マイクロスイッチ5およびAL用マイクロスイッチ6の押しボタン5dおよび6dは、それぞれ、AX用アクチュエータ7およびAL用アクチュエータ8によって操作されることで、その内部接点が切り換わり、端子AXc、AXa、AXb、およびALc、ALa、ALbを介して使用者側にて配線されるAXおよびAL表示(音声あるいはブザーなど)が変化する。すなわち、OFF状態である(a)では、5c−5a間が導通することで、AXc−AXb間を、また、6c−6b間が導通することで、ALc−ALb間を、それぞれ活用して、「投入されていない」および「トリップしていない」という当該多極回路遮断器の状態(以下、情報)を使用者は知り得ることができる。ON状態である(b)では、5c−5b間が導通することで、AXc−AXa間を、また引続きALc−ALb間を、それぞれ活用して、「投入された」および「トリップしていない」という情報を使用者は知り得ることができる。トリップ状態である(c)では、再び5c−5a間が導通することで、AXc−AXb間を、また、6c−6a間が導通することで、ALc−ALa間を、それぞれ活用して、「投入されていない」および「トリップした」という情報を使用者は知り得ることができる。
次に、本発明の要部となるAX用アクチュエータ7およびAL用アクチュエータ8の動作過程を、OFFからON、ONからトリップ、トリップからONの順に説明する。前述したように、操作ハンドル51のON操作に伴い、ベース9のハンドル用固定ピン9aに嵌入されたハンドル1が、このハンドル用固定ピン9aを回動中心として時計方向に追従するが、このとき、ハンドル1にリンクピン10で連結されたリンク11の相対向する面を横貫するラッチピン12が、引きバネ13によって係着されたラッチ3とAXアーム14(第一の回動部材)によって形成される「見かけ上のU字部の底」に位置することから、AXアーム14はAXメインバネ15による時計方向の付勢力に抗して、ラッチ3とともにアーム用固定ピン9bを回動中心として反時計方向に回動を始める。
このAXアーム14の反時計方向の回動により、第一凸部14aがAX用アクチュエータ7と当接し、AX用アクチュエータ7はヒネリバネ16による反時計方向への付勢力に抗して、アクチュエータ用固定ピン9cを回動中心として時計方向に回動する。一方、リンクピン10は、ハンドル用固定ピン9aとラッチピン12を結ぶ線上に位置(このことを、以下、力線と呼ぶ)したのち、さらにハンドル1の回動により力線を越える、つまり、紙面上、ハンドル用固定ピン9aとラッチピン12を結ぶ線より上側に位置すると、AXメインバネ15の付勢力が、ハンドル1を時計方向へ回動せしめるよう働くため、AXアーム14を(b)で示す位置に保持、すなわちON状態を保持させ、前述したようにAX表示が変化する。
このOFFからONに関し、やはりアーム用固定ピン9bを回動中心とするALアーム17(第二の回動部材)は、その位置をほとんど変えていないことは、前述したAL用マイクロスイッチ6の機能説明より明らかであるが、(a)と(b)では、ALアーム17の第一凸部17aがトリップバー18(拘束部材)に係合しているか否かの違いがある。これは前述したON操作の過程で、力線を越えるとハンドル1が、トリップバー用固定ピン9eを回動中心とするトリップバー18の第一凸部18aに当接することで、押しバネ19により時計方向に付勢されているトリップバー18を反時計方向に回動せしめるためである。なお、ALアーム17はALメインバネ20により時計方向に付勢されているが、トリップバー18との係合が解除される前、換言すると、第一凸部18aがハンドル1に当接するより前に、AXアーム14の第二凸部14bがALアーム17に当接することで、その時計方向の回動を防いでいる。
なお、ONからOFFについては、前述したOFFからONの逆、すなわち、リンクピン10が力線を下回れば、直ちにラッチ3およびAXアーム14はAXメインバネ15により時計方向に回動するが、このとき、力線に到達する前に押しバネ19によりトリップバー18は元の位置(OFFの位置)に戻るため、第一凸部17aと再び係合することで、第二凸部14bによる拘束が解除されても、なお引続きALアーム17は、ほぼその位置に留まることになる。つまり、ALアーム17は、OFF状態ではトリップバー18によって、またON状態ではAXアーム14によって、それぞれその動きが拘束されることで、ONおよびOFF、換言すればトリップ以外では作動が必要ないAL用アクチュエータ8のヒネリバネ21の付勢力による、その反時計方向の回動を防いでいる。
続いて、過電流が流れて、単極用遮断器151がトリップした場合の、この付属装置101の動作、すなわちONからトリップの動作を説明する。前述したように、単極用遮断器151の開閉機構部の過電流引き外し動作に伴う図示しないラッチの変位がラッチ3の係合ピン3aを介して伝わり、ラッチ3は時計方向に回動する。すると、「見かけ上のU字部」の形態が崩れることで、ラッチピン12による拘束が解かれたAXアーム14も直ちに時計方向に回動し、この回動に伴い、第三凸部14cに当接するラッチ3も引続き時計方向に回動する。一方、操作ハンドル51の反時計方向への回動にハンドル1も追従することから、このハンドル1との当接が解かれたトリップバー18は時計方向に回動するが、この回動より前に、第二凸部14bとの当接が解かれたALアーム17は既に回動を始めていることから、「ONからOFF」の項で述べた第一凸部17aとトリップバー18の係合は行われない。したがって、AX用アクチュエータ7の反時計方向への回動とともに、ALアーム17が第二凸部14bに当接するまで回動することでAL用アクチュエータ8もアクチュエータ用固定ピン9dを回動中心として反時計方向に回動し、前述したようにAXおよびAL表示が変化する。
なお、前述したように、ラッチ3は引きバネ13によりAXアーム14に係着されていることから、再び「見かけ上のU字部」の形態が現れ、ハンドル1の反時計方向への回動に伴い移動してくるラッチピン12を捕捉、つまり、(c)に示すように、再び、その底部にラッチピン12が位置することになる。また、ALアーム17にはベース9に設けた表示窓9fから臨める表示部17cを具備しており、この状態、すなわち表示部17cが現れたことでも、使用者は当該多極回路遮断器がトリップしたことを知り得ることができるようになっている。つまり、これまでの説明で明らかなように、(a)で示したOFFと、この(c)で示したトリップとでは、ALアーム17およびこのALアーム17に従動するAL用アクチュエータ8を除く各回動部材の位置は変わらない。
過電流トリップの原因を取り除いたのち、再び当該多極回路遮断器を配設した電路を導通、すなわち、このトリップからONに至る単極用遮断器151の動作に伴う、付属装置101の動作については、前述したように、ハンドル1、ひいては操作ハンドル51の位置がOFFと同じであることから、前述したAL用アクチュエータ8およびALアーム17の回動が加わる以外は、先に説明した「OFFからON」と同じである。つまり、第二凸部14bに当接しているALアーム17が、AXアーム14の反時計方向の回動に追従することで、第二凸部17bがAL用アクチュエータ8と当接し、このAL用アクチュエータ8をヒネリバネ21による反時計方向への付勢力に抗して時計方向に回動させることが加わり、この結果、「OFFからON」で説明したAX表示と、ALアーム17およびAL用アクチュエータ8が第二凸部14bに拘束されることによるAL表示が、それぞれ変化することで、トリップ状態からON状態への移行を確認することができる。なお、ALアーム17の回動過程において、一旦はトリップバー18と係合するが、直ちにその係合が解除されることは、「OFFからON」の項で述べた通りである。
なお、過電流トリップの原因を取り除くまでは、当然ながらAL表示は変化しないため、場合によっては、使用者側にて設置された音声やブザーが鳴り続けることが考えられる。これを解消するにあたり、原因を取り除く前に、前述したON操作を施すことは得策とは言い難い。特に、本発明を適用する多極回路遮断器は、これまでの説明でも明らかなように、トリップとOFFにおける操作ハンドル51の位置が同じであることから、単極用遮断器151に対しての何らかの操作は期待できない。そこで、前述した、付属装置101におけるトリップとOFFの違いに着目し、ALアーム17をトリップバー18に係合、すなわち(a)に示すOFF状態を形成するために、表示部17cの先端に表示窓9fより突出するリセットつまみ17dを具備させた。(c)において、このリセットつまみ17dを反時計方向に回動させれば、「トリップからON」で説明した第二凸部14bに代わって、AL用アクチュエータ8の時計方向への回動およびそれに伴うトリップバー18との係合が図れ、AX表示は不動のままAL表示のみを変化させることができる。換言すると、リセットつまみ17dによってALアーム17を回動させることが「トリップからOFF」に相当する。
一方で、使用者側にて配線されるAX表示およびAL表示を確認、いわゆるシーケンスチェックを行うにあたり、AX表示については、当該多極回路遮断器のONおよびOFF操作を行うことで容易に実現できるが、AL表示については、本発明を適用する多極回路遮断器がトリップボタンを備えていない場合が多いことから、やはり単極用遮断器151に対しての何らかの操作は期待できない。だからと言って、電路にわざわざ過電流を流すことは言うまでもなく現実的とは言い難い。そこで、(a)に示すように、トリップバー18とALアーム17が唯一係合するOFF状態に着目し、トリップバー18の近傍に、押しバネ22により紙面上、上方向に付勢されるトリップボタン4(解除部材)を配設した。このOFF状態で、トリップボタン4を押下すると、斜面4aが第二凸部18bに当接し、なお押下を続けると、トリップバー用固定ピン9eを回動中心としてトリップバー18は反時計方向に回動するので、拘束が解除されたALアーム17が時計方向に回動し、「ONからトリップ」で述べたようにAL表示が変化することで、使用者はそのシーケンスチェックを行うことができる。つまり、(a)と(c)は、トリップボタン4あるいはリセットつまみ17dを操作することで、互いの状態を容易に実現させることができる。
このように、AXおよびALを、マイクロスイッチおよびこのマイクロスイッチの内部接点を切り換えるアクチュエータを介して表示させるようにしたので、単極用遮断器の動作をアクチュエータに伝達させる各回動部材の小形化が図れる。よって、これら各回動部材の回動中心を一箇所にまとめることができたので、機構のコンパクト化はもとよりその耐久信頼性も高めることが可能となる。
実施の形態2.
特許文献1では、1組のAXと1組のALの組み合わせ、もしくは2組のAXの組み合わせが選択できる付属装置であったが、この選択を同様に実現させることを実施の形態2として説明する。なお、図3はこの実施の形態2における図2相当図である。
図3において、紙面上、右側にAXとなる端子AXc、AXa、AXbが配列されていることは実施の形態1と同様であるが、左側もAXとなる端子AXc、AXb、AXaが配列されており、これら端子は、ここではAX用となるマイクロスイッチ6のC端子6c、NO端子6a、NC端子6b、にそれぞれ図示しないリード線により接続されている。なお、左側の端子配列が、AL時(実施の形態1)は上からc・a・bに対し、このAX時はc・b・aとなるのは、端子同士のリード線による接続は活かしつつ2組のAXへの切換を実現させることに他ならない。
その切換であるが、図2の(a)(b)(c)を見比べると明らかなようにOFF時における、AX用アクチュエータ7と、ここではAX用となるアクチュエータ8の位置が唯一異なっていることから、このアクチュエータ8の時計方向への回動を解除すべく、ここではAX用となるアーム17とトリップバー18を非係合とすることで実現させた。すなわち、図3に示すように、トリップボタン4の押下により凸部4bと第二凸部18bの当接状態を保持させることで、アーム17とトリップバー18の係合ポイントに対しトリップバー18を若干、反時計方向に回動させておけば、ONからOFFへの移行に際し、実施の形態1で説明したようなアーム17の拘束継続はなされない。ただし、やはり実施の形態1で説明したように、トリップボタン4は押しバネ22により上方向に付勢されているため、この付勢力を抑えるために、トリップボタン4にスナップ部4cおよびベース9に係合孔9g(図1も参照)を設けた。これにより、トリップボタン4の押下でスナップ部4cが係合孔9gに係合され、前述した「当接状態」が保持されることになる。
この押下および係合により、ONおよびトリップ状態では、前述した通り、この付属装置101に変化は見られないが、OFF状態に限り、トリップバー18とアーム17の係合解除による、このアーム17の時計方向の回動により、表示部17cが表示窓9fに現れる。この表示部17cは、実施の形態1では、「トリップ情報」として扱われていたが、ALを具備しない、この実施の形態2では、「非導通情報」として扱われることになる。したがって、AX表示を2組、それぞれ独立させて活用できる、というメリットがある半面、この「非導通情報」だけでは、その非導通に至った経緯、すなわち、OFF操作が施されたのか、それとも過電流トリップが発生したのか、は判別することはできない。よって、(a)と(c)の各回動部材の位置は全く同一であるとともに、リセットつまみ17dは、この場合、その機能を停止させることになる。
なお、係合孔9gに例えばドライバーなどを差し込み、スナップ部4cの係合を解除すれば、トリップボタン4は押しバネ22の付勢力により元の位置、すなわち実施の形態1に示す位置に戻るため、左側を再度、AL端子として活用することができる。このように、1組のAXと1組のALの組み合わせ、もしくは2組のAXの組み合わせが選択できることで、例えば、多極回路遮断器を配電盤などに設置工事時は、そのシーケンスチェックの融通性を高めるために2組のAXとて使用し、実通電後は、一方をALとして活用する、といった使用者側のニーズに応じた付属装置を提供することが可能となる。しかも、その切換を、特別な切換部材を具備させることなく、既存の部品(本発明ではトリップボタン4)の形状などを一部工夫しただけで実現させたので、そのコストパフォーマンスも極めて高い。また、特許文献1のように、切換部材を具備することは、AX設定時であっても、トリップボタンが押下なされる状況を導出してしまうことを意味し、このため、押下による不作動をもって、異常と勘違いされるケースも考えられるが、本発明では、AX設定時には既にトリップボタン4はベース9との係合により、その機能を停止させているので、誤って押下なされる状況が導出されない、という副次的効果も期待できる。
4 トリップボタン、5 AX用マイクロスイッチ、
6 (AL用)マイクロスイッチ、7 AX用アクチュエータ、
8 (AL用)アクチュエータ、9 ベース、9b アーム用固定ピン、
14 AXアーム、17 (AL)アーム、18 トリップバー、51 操作ハンドル、
101 付属装置、151 単極用遮断器。

Claims (1)

  1. 1極分の開閉機構および過電流引きはずし素子を具備した単極用遮断器を複数個積層し、かつ上記単極用遮断器の側面にカバーおよびベースから成る付属装置を配設した多極回路遮断器において、
    上記付属装置は、
    上記単極用遮断器の接点の導通および非導通を外部に知らしめる一方の補助信号出力と、
    上記単極用遮断器が過電流引きはずし動作したことを外部に知らしめる警報信号出力とを備え、
    上記一方の補助信号出力および警報信号出力は、マイクロスイッチとこのマイクロスイッチの内部接点を切り換えるアクチュエータ、および上記マイクロスイッチの内部接点と電気的に接続される端子とでそれぞれ構成され、
    上記一方の補助信号出力のアクチュエータは、一の回動部材と当接し、
    上記警報信号出力のアクチュエータは、二の回動部材と当接し、
    上記第一の回動部材は、上記単極用遮断器の操作ハンドルの位置に応じて上記ベースに設けた固定ピンを回動中心として回動し、
    上記第二の回動部材は、上記第一の回動部材の変位に、拘束部材により拘束されていないときに上記固定ピンを回動中心として追従し、
    かつ、上記第二の回動部材が上記拘束部材により拘束されているときに、その拘束を解除できる解除部材を備えるとともに、この解除部材を上記ベースに係合させ、上記拘束部材が上記第二の回動部材を常に拘束しないようにしたことで、上記警報信号出力を他方の補助信号出力として機能せしめたことを特徴とする多極回路遮断器。
JP2011156792A 2011-07-15 2011-07-15 多極回路遮断器 Active JP5617782B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011156792A JP5617782B2 (ja) 2011-07-15 2011-07-15 多極回路遮断器
CN201210018016.6A CN102881521B (zh) 2011-07-15 2012-01-19 多极电路断路器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011156792A JP5617782B2 (ja) 2011-07-15 2011-07-15 多極回路遮断器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013025889A JP2013025889A (ja) 2013-02-04
JP5617782B2 true JP5617782B2 (ja) 2014-11-05

Family

ID=47482810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011156792A Active JP5617782B2 (ja) 2011-07-15 2011-07-15 多極回路遮断器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5617782B2 (ja)
CN (1) CN102881521B (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3149374A1 (de) * 1981-12-12 1983-06-16 Licentia Patent-Verwaltungs-Gmbh, 6000 Frankfurt "hilfs- und signalschalter"
AT402582B (de) * 1995-03-15 1997-06-25 Felten & Guilleaume Ag Oester Zusatzschalter
JPH11508400A (ja) * 1997-04-02 1999-07-21 スクウエアー ディー カンパニー 回路遮断器アクセサリモジュールアクチュエータ
FR2795860B1 (fr) * 1999-07-02 2001-09-14 Schneider Electric Ind Sa Module auxiliaire de signalisation pour un appareil electrique a declencheur
JP4100356B2 (ja) * 2004-02-24 2008-06-11 三菱電機株式会社 回路遮断器の付属装置
CN102024631B (zh) * 2009-09-15 2012-12-19 上海诺雅克电气有限公司 辅助触头装置
CN201853663U (zh) * 2010-11-05 2011-06-01 浙江天正电气股份有限公司 一种同步辅助报警触头

Also Published As

Publication number Publication date
CN102881521A (zh) 2013-01-16
JP2013025889A (ja) 2013-02-04
CN102881521B (zh) 2015-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5552755A (en) Circuit breaker with auxiliary switch actuated by cascaded actuating members
JP4816246B2 (ja) 漏電遮断器
JP5422086B1 (ja) 回路遮断器
RU2490747C1 (ru) Прерыватель цепи
US6040746A (en) Actuation mechanism for trip actuated breaker auxiliary multiple microswitch
US3973230A (en) Circuit breaker accessories incorporating improved auxiliary switch
JP6188554B2 (ja) 漏電遮断器
WO2002061783A1 (en) Circuit breaker
JP5617782B2 (ja) 多極回路遮断器
JP5217019B2 (ja) 回路遮断器の開閉機構
US3103565A (en) walker etal
JP5217020B2 (ja) 回路遮断器の開閉機構
JPH0676723A (ja) 多極形回路遮断器
JPH08124471A (ja) 回路遮断器
JP5009606B2 (ja) 回路遮断器の接触子開閉機構
US20060158813A1 (en) Electronic type protective relay
US6949998B2 (en) Apparatus for motor protection and control
JP4100356B2 (ja) 回路遮断器の付属装置
JPH06111704A (ja) 回路遮断器
EP1805776B1 (en) Mechanism for safety switch
JP2575639B2 (ja) タイマ機能付回路しや断器
JP5324503B2 (ja) 電子式回路遮断器
JP3143292B2 (ja) 漏電遮断器の手動引外し機構
JP3933387B2 (ja) 回路遮断器
JP2610818B2 (ja) タイマ機能付回路しや断器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131119

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140603

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140819

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140901

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5617782

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250