JP2002170259A - ディジタル自動利得制御装置および光ディスク装置 - Google Patents

ディジタル自動利得制御装置および光ディスク装置

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JP2002170259A
JP2002170259A JP2000369600A JP2000369600A JP2002170259A JP 2002170259 A JP2002170259 A JP 2002170259A JP 2000369600 A JP2000369600 A JP 2000369600A JP 2000369600 A JP2000369600 A JP 2000369600A JP 2002170259 A JP2002170259 A JP 2002170259A
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Yoshinori Ishikawa
義典 石川
Yukinobu Tada
行伸 多田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスクからの反射光量レベルがトラック間
や記録層間によって変化する場合においても、フォーカ
スエラー信号やトラッキングエラー信号の振幅を自動的
に基準レベルに調整できるようにすること。 【解決手段】アナログ・ディジタル変換した総受光量信
号のゲインとオフセットを記録部位毎に調整することに
より、記録/再生のモードや記録部/未記録部などの条
件が同一のときは利得係数も同一となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル自動利
得制御装置および光ディスク装置に関わり、特に光ディ
スクからの反射光量レベルがトラック間や記録層間によ
って変化する場合においても、フォーカスエラー信号や
トラッキングエラー信号の振幅を自動的に基準レベルに
調整できるようにしたディジタル自動利得制御装置と、
これを用いて情報の読み取り精度および記録精度を向上
できるようにした光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置においては、情報が光学
的に記録されるディスク(以下光ディスクと呼ぶ)にレー
ザーを照射して情報を書きこんだり、またはレーザーの
反射光量の差から記録された情報を読み取る。このとき
公知の非点収差法等により生成されるフォーカスエラー
信号(以下FE信号)および公知のプッシュプル法等によ
り生成されるトラッキングエラー信号(以下TE信号)を
用いて、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボの
制御を行い、光ディスクの記録面および記録トラックに
レーザースポットを追従させる。
【0003】このとき光ディスクへのデータの記録また
は消去を行う場合は、データの読み取りを行う場合より
も照射するレーザー光量を大きくするので、反射光量の
レベルが大きくなる。また光ディスク毎や光ディスクの
内周部分、外周部分によっても反射光量のレベルが変化
することが一般的に知られている。このように光ディス
クからの反射光量レベルが変化すると、その変化に応じ
てFE信号やTE信号(以下これらを総称してサーボエ
ラー信号と呼ぶ)の振幅レベルが変化するので、サーボ
ループのゲイン・位相を補償するサーボ補償回路の特性
を一定に保てないという問題が発生する。
【0004】そこで、アナログ可変利得増幅回路を用い
てサーボエラー信号の信号レベルを、光ディスクからの
反射光量に応じて一定に保つアナログ自動利得制御回路
(Auto Gain Control:以下、AGCという)に関する
様々な方式が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、溝状にトラック
を形成し、溝と溝間部の両方に信号を記録する光ディス
クが実用化されている。その一例として、図5に光ディ
スクの模式図を示す。
【0006】図5(a)は、光ディスクを記録面側から見
た図であり、図5(b)はその一部の拡大図である。
【0007】光ディスク40は、溝状にトラックが形成
されている。さらに、溝にはうねりが付けられており、
うねりの周波数から再生情報を識別する際に用いる基準
クロックが生成される。図4(b)において、レーザ入
射面側から見て凸になっている部分をランド41、凹に
なっている部分をグルーブ42とする。ランド41、グ
ルーブ42の表面は層変化材料から成る層変化膜であ
り、レーザー光の照射によって情報が記録される。ま
た、記録面は、傷保護のために透明な保護層43に覆わ
れている。
【0008】光ディスク40においては、記録面にレー
ザー光が照射されると、層変化膜の温度が上昇して結晶
状態からアモルファス状態に変化して記録部44にな
る。アモルファス状態の記録部は結晶状態の未記録部に
比べて光の反射率が低いので、情報を再生するときはレ
ーザーの反射光の強弱を識別することで情報の有無を求
めることができる。
【0009】上記のように、ランドとグルーブの両方に
情報を記録再生する場合、ディスクの構造上の問題や光
学系の問題などにより、ランドとグルーブで光の反射率
が異なる場合があり、ランドとグルーブでサーボループ
ゲインが異なる原因となる。このことより、フォーカス
やトラッキングの残留偏差が大きくなるので、ディスク
に記録された情報の誤読み取りや、ディスクへの情報の
誤記録の原因となる。
【0010】
【課題を解決するための手段】光ディスクからの反射光
をその強度に応じた電気信号に変換して出力する光検出
手段と、前記光検出手段の出力を用いてフォーカスエラ
ー信号またはトラッキングエラー信号の少なくともどち
らかを演算して出力するサーボエラー信号演算手段と、
前記光検出手段の出力を用いて前記光検出手段の総受光
量に応じた総受光信号を演算して出力する総受光量演算
手段と、前記サーボエラー信号演算手段の出力と前記総
受光量演算手段の出力とをアナログ・ディジタル変換す
るアナログ・ディジタル変換手段と、前記アナログ・ディ
ジタル変換した総受光信号に対してゲインとオフセット
を調整する調整手段と、前記調整手段の出力に応じて所
定の値を出力する係数出力手段と、前記アナログ・ディ
ジタル変換したサーボエラー信号演算手段の出力と前記
係数出力手段の出力を演算して出力するディジタル演算
手段と、前記ディジタル演算手段の出力のゲインを補正
するゲイン補正手段とを備え、前記サーボエラー信号演
算手段の出力振幅が光ディスクからの反射光量に応じて
変化すると共に、情報の記録部位間によって反射光量が
異なる場合においても前記ゲイン補正手段の出力振幅が
一定となるようにディジタル信号処理により利得制御す
る。
【0011】前記ディジタル自動利得制御装置におい
て、前記調整手段は、記録部位毎に対応する所定のゲイ
ン調整係数を乗算するゲイン補正手段と、記録部位毎に
対応する所定のオフセット調整係数を加算するオフセッ
ト補正手段とを備え、アナログ・ディジタル変換した総
受光量信号のゲインとオフセットを記録部位毎に調整す
る。
【0012】なお、前記ディジタル自動利得制御装置に
おいて、前記ゲイン調整係数と前記オフセット調整係数
は、自動利得制御回路が基準状態であるときに、情報の
記録部位によらずに前記係数出力手段の出力信号が基準
値となる値である。
【0013】さらに、前記ディジタル自動利得制御装置
において、前記ゲイン補正手段は記録部位毎に対応する
所定のゲイン補正係数を備え、記録部位によってゲイン
補正係数を切換えて前記ディジタル演算手段の出力とゲ
イン補正係数とを演算する。
【0014】なお、前記ゲイン補正手段において、前記
ゲイン補正係数は基準状態における前記係数出力手段の
出力の逆数を設定する。
【0015】あるいは、光ディスクからの反射光をその
強度に応じた電気信号に変換して出力する光検出手段
と、前記光検出手段の出力を用いてフォーカスエラー信
号またはトラッキングエラー信号の少なくともどちらか
を演算して出力するサーボエラー信号演算手段と、前記
光検出器の出力を用いて前記光検出器の総受光量に応じ
た総受光信号を演算して出力する総受光量演算手段と、
前記サーボエラー信号演算手段の出力と前記総受光量演
算手段の出力とをアナログ・ディジタル変換するアナロ
グ・ディジタル変換手段と、前記アナログ・ディジタル変
換した総受光信号に対してゲインとオフセットを調整す
る調整手段と、前記調整手段の出力に応じて所定の値を
出力する係数出力手段と、前記アナログ・ディジタル変
換したサーボエラー信号演算手段の出力と前記係数出力
手段の出力を演算して出力するディジタル演算手段と、
前記ディジタル演算手段の出力のゲインを補正するゲイ
ン補正手段とを備え、前記ゲイン補正手段の出力を用い
てフォーカス制御またはトラッキング制御の少なくとも
どちらかを行う。
【0016】前記光ディスク装置において、前記調整手
段は、記録部位毎に対応する所定のゲイン調整係数を乗
算するゲイン補正手段と、記録部位毎に対応する所定の
オフセット調整係数を加算するオフセット補正手段とを
備え、アナログ・ディジタル変換した総受光量信号のゲ
インとオフセットを記録部位毎に調整する。
【0017】また、前記光ディスク装置において、前記
ゲイン調整係数と前記オフセット調整係数は、光ディス
ク装置が基準状態であるときに、情報の記録部位によら
ずに前記係数出力手段の出力信号が基準値となる値であ
る。
【0018】さらに、前記光ディスク装置において、前
記ゲイン補正手段は記録部位毎に対応する所定のゲイン
補正係数を備え、記録部位によってゲイン補正係数を切
換えて前記ディジタル演算手段の出力とゲイン補正係数
とを演算する。
【0019】なお、前記ゲイン補正手段において、前記
ゲイン補正係数は基準状態における前記係数出力手段の
出力の逆数を設定する。
【0020】本発明は以上の手段により構成され、光デ
ィスクからの反射光量レベルがランド/グルーブといっ
たデータの記録部位によって変化する場合においても、
FE信号やTE信号の振幅を自動的に基準レベルに調整
できるようにすると共に、その調整範囲が一定であるデ
ィジタル自動利得制御回路(以下ディジタルAGC回路
と呼ぶ)と、これを用いて情報の読み取り精度および記
録精度を向上できるようにした光ディスク装置とを提供
するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】この問題を解決するための第1の
参考例として、光ディスクからの反射光量レベルを用い
たディジタル信号処理により、増幅回路の入力オフセッ
トの影響を回避してフォーカスサーボまたはトラッキン
グサーボのループゲインを一定にするディジタルAGC
回路を以下に説明する。
【0022】図2に上記ディジタルAGC回路の模式図
を示す。なお、以下のディジタルAGC回路の説明はフ
ォーカスサーボついて説明するがトラッキングサーボに
ついても同様の方式を用いることができる。
【0023】図2において1は4分割光検出器、1aか
ら1dは光検出器、2はFE信号演算回路、3は総受光
量演算回路、4、5はA/D変換器、6、7はオフセッ
ト設定メモリ、8、9は加算回路、101から10nと
11はゲイン設定メモリ、12、14は切換えスイッ
チ、13は制御回路、15は乗算回路、16はフォーカ
スサーボ制御回路である。
【0024】以上の構成において、光検出器1aから1
dにより構成される4分割光検出器1には、図示せぬ光
ディスクから反射されたレーザー光が集光されてビーム
スポットspを形成する。ここで光ディスクに集光する
レーザー光の焦点がジャストフォーカスかつジャストト
ラッキング状態のとき、ビームスポットspが前記4分
割光検出器1上に略真円となるよう、かつ前記4分割光
検出器1の中心に位置するよう4分割光検出器1は配置
されている。光検出器1aから1dは、受光したレーザ
ーの反射光量に応じた電気信号を各出力Sa、Sb、S
c、SdとしてFE信号演算回路2、総受光量演算回路
3に供給する。
【0025】FE信号演算回路2は、前記光検出器1a
から1dの各出力Sa、Sb、Sc、Sdを用いて、例
えば
【0026】
【数1】
【0027】で表される演算を行うことで、公知の非点
収差法に基づいたFE信号を算出してA/D変換器4の
入力端子に供給する。
【0028】総受光量演算回路3は、前記光検出器1a
から1dの各出力Sa、Sb、Sc、Sdを用いて、例
えば
【0029】
【数2】
【0030】で表される演算を行うことで、4分割光検
出器が受光したレーザー光量に対応する総受光量信号
(以下PE信号と呼ぶ)を算出してA/D変換器5の入力
端子に供給する。
【0031】A/D変換器4は、FE信号演算回路2か
ら供給されるFE信号を一定のサンプリング周期でA/
D変換したディジタルデータFEDを加算回路8に供給
する。
【0032】A/D変換器5は、総受光量演算回路3か
ら供給されるPE信号を一定のサンプリング周期でA/
D変換したディジタルデータPEDを加算回路9に供給
する。
【0033】オフセット設定メモリ6は、設定された所
定の値ofs1を加算回路8に供給する。なお所定の値
とは、A/D変換器4がFE信号の基準電圧をA/D変
換した際に、その出力が0レベルとなるようにFE信号
のA/D変換オフセットを補正する値である。
【0034】オフセット設定メモリ7は、設定された所
定の値ofs2を加算回路9に供給する。なお所定の値
とは、A/D変換器5がPE信号の基準電圧をA/D変
換した際に、その出力が0レベルとなるようにPE信号
のA/D変換オフセットを補正する値である。なおオフ
セット設定メモリ6、7については、RAMやフリップ
フロップ回路等を用いることができる。
【0035】加算回路8は、A/D変換器4の出力FE
Dとオフセット設定メモリ6の出力を加算した信号FE
Oを乗算回路15に供給する。
【0036】加算回路9は、A/D変換器5の出力PE
Dとオフセット設定メモリ7の出力を加算したディジタ
ルデータ(以下PEOと呼ぶ)を切換えスイッチ12の
制御信号として切換えスイッチ12へ供給する。
【0037】ゲイン設定メモリ101は、所定の値G1
を切換えスイッチ12の入力端子i0に供給する。ゲイ
ン設定メモリ102は、所定の値G2を切換えスイッチ
12の入力端子i1に供給する。ゲイン設定メモリ10
3は、所定の値G3を切換えスイッチ12の入力端子i
2に供給する。ゲイン設定メモリ10nは、所定の値G
nを切換えスイッチ12の入力端子i(n−1)に供給す
る。なお図2では図示しないが、切換えスイッチ12の
入力端子i3からi(n−2)には所定の値G4からG
(n−1)を出力するゲイン設置メモリが接続されるもの
とする。またゲイン設定メモリ101から10nには、
RAMやフリップフロップ回路等を用いることができ
る。所定の値G1からGnについては後述する。
【0038】ゲイン設定メモリ11は、所定の値Kを切
換えスイッチ14の入力端子bに供給する。所定の値K
については後述する。
【0039】切換えスイッチ12は、加算回路9から出
力されるPEO信号により入力i0からi(n−1)を切
換えて出力する。図2においては、PEO信号が0のと
きは入力i0を、1のときは入力i1を、以下同様に
(n−1)のときは入力i(n−1)を出力するものとす
る。なお切換えスイッチ12の出力は、切換えスイッチ
14の入力端子aに接続される。また切換えスイッチ1
2の入力端子の数nは、PEO信号のビット数をBとす
ると
【0040】
【数3】
【0041】と表される。
【0042】制御回路13は、切換えスイッチ14を制
御する制御信号selを切換えスイッチ14に供給す
る。
【0043】切換えスイッチ14は、制御回路13から
供給される制御信号selがHiの場合は入力端子a側
に切換わり、Lowの場合は入力端子b側に切換わり、
その出力を乗算回路15に供給する。
【0044】乗算回路15は、加算回路8から出力され
るFEO信号と切換えスイッチ14の出力とを乗して、
その乗算結果(以下FEG信号と呼ぶ)をフォーカスサ
ーボ制御回路16に供給する。
【0045】フォーカスサーボ制御回路16は、乗算回
路15から出力されるFEG信号に、ディジタル信号処
理によってフォーカス制御に必要なゲイン・位相の補償
を行う。なお、フォーカスサーボ制御回路は図示せぬフ
ォーカス駆動回路に入力され、前記フォーカス駆動回路
の出力が図示せぬフォーカスアクチュエータを駆動する
ことでフォーカスサーボループが構成される。
【0046】まず、自動利得制御を行わない場合につい
て図2および図3を用いて説明する。図3は、図2の各
信号波形である。ここで自動利得制御を行わない場合の
条件は、光ディスクからの反射光量レベルが一定でFE
信号の最大振幅が変化しないことである。
【0047】自動利得制御を行わない場合は、図2にお
いて制御回路13から出力される制御信号selはLo
wとなっており、切換えスイッチ14は入力端子b側に
切換わっている。このときのFE信号は、図3(a)に示
す振幅α[Vpp](ピーク・ピーク電圧がα(V))の
信号であって、A/D変換器4でA/D変換されて図3
(b)に示すディジタルフォーカスデータFED信号にな
る。なお、図3(b)では、ディジタルデータ値をアナロ
グ的に表している。このとき、一般的にA/D変換した
信号には変換オフセットが生じる。図3(b)において
は、変換オフセットがΔFEDで示されている。
【0048】この変換オフセットΔFEDを補正するた
め、FED信号の振幅中心測定などにより変換オフセッ
トΔFEDを測定して、オフセット設定メモリ6の設定
値ofs1を
【0049】
【数4】
【0050】となるように設定する。このofs1を加
算回路8においてFED信号と加算することで、図3
(c)に示すFEO信号はオフセットが0レベルとなるよ
うに補正される。
【0051】乗算回路15には、FEO信号が入力され
ると共に切換えスイッチ14を介してゲイン設定メモリ
11から出力される所定値Kが入力される。このため、
図3(d)に示す信号FEGは振幅がK・α[Vpp]とな
る。ここで、所定値Kはフォーカスサーボ制御回路16
への入力信号の振幅を基準振幅に設定する基準利得であ
る。
【0052】以上の動作により、常に基準振幅K・α[V
pp]となる信号がフォーカスサーボ制御回路16に入
力されるので、フォーカスサーボループのゲイン・位相
を補償するフォーカスサーボ制御回路16を所望の特性
に保つことができる。
【0053】次に、自動利得制御を行う場合について図
2および図4を用いて説明する。図4は、図2の各信号
波形である。ここで自動利得制御を行う場合の条件は、
光ディスクからの反射光量レベルが変化することにより
FE信号の振幅もそれに応じて変化することである。
【0054】自動利得制御を行う場合は、図2において
制御回路13から出力される制御信号selはHiとな
り、切換えスイッチ14は入力端子a側に切換わる。
【0055】光ディスクの情報再生、消去、記録を行う
とき、各モードにおいてレーザー光レベルを変化させる
方法が一般的に用いられる。例えば図4の(a)に示すよ
うに、消去期間T2におけるレーザー光レベルに比べ
て、再生期間T1におけるレーザー光レベルは小さい。
また消去期間T2におけるレーザー光レベルに比べて、
記録期間T3におけるレーザー光レベルは大きい。本実
施例では、期間T1、T2、T3におけるレーザー光レ
ベルは、それぞれL、3L、5Lと変化するものとす
る。図4の(b)に示すPE信号はレーザー光レベル(a)
と比例関係にあるので、レーザー光レベル(a)に応じて
P、3P、5Pと変化する。本実施例では、加算回路9
が出力するPEO信号が仮に3bitの信号で、かつオ
フセット設定メモリ7の出力ofs2が0レベルに設定
されているとすると、PE信号(b)がP、3P、5Pと
変化するのに応じて、 図4(c)に示すPEO信号は
1、3、5と変化する。なお、PE信号(b)は4分割光
検出器1の総和であるので、その値は常に正極性であ
る。このことより、PEO信号(c)も同様に正極性の値
となる。
【0056】ここで、PE信号とFE信号の振幅は比例
関係にあるので、FE信号のダイナミックレンジを2
[Vpp]とすると、PEO信号(c)とFE信号の振幅と
の関係は表1に示すようになる。
【0057】
【表1】
【0058】このことより本実施例では、期間T1、T
2、T3におけるFE信号の振幅は図6(d)に示すよう
に、0.5[Vpp]、1.0[Vpp]、1.5[Vpp]
とする。このFE信号(d)をA/D変換し、A/D変換
オフセット補正を行ったFEO信号を図6(e)に示す。
なお本実施例では、A/D変換器5の変換ゲインは0d
B、つまりFE信号(d)とFEO信号(e)の振幅は同じ
ものとする。
【0059】ゲイン設定メモリ101から10nについ
ては、前述したように加算回路9の出力のビット数をB
とするとその数nは(数3)で示される。本実施例では加
算回路9から出力されるPEO信号(c)は3ビットであ
るので、ゲイン設定メモリの数は所定値G1からG8を
出力する8つである。つまり、PEO信号(c)により、
所定値G1からG8のうちから選択された所定値が切換
えスイッチ12から出力される。以下切換えスイッチ1
2の出力をAG信号と呼ぶ。
【0060】図4(f)は、切換えスイッチ12から出力
されるAG信号である。AG信号(f)は、PEO信号
(c)のビット数をB、FE信号(d)の基準振幅をα、F
E信号が基準振幅であるときのPEO信号(e)をP、F
E信号(d)のダイナミックレンジをDとすると
【0061】
【数5】
【0062】と表すものとする。本説明では、PEO信
号(c)のビット数は3、FE信号(d)の基準振幅を1
[Vpp]、FE信号が基準振幅であるときのPEO信号
(c)が3、FE信号のダイナミックレンジが2[Vpp]
であるので、PEO信号(c)に対するゲイン設定メモリ
とその設定値は表2に示す通りになる。
【0063】
【表2】
【0064】このことより、図4においてPEO信号
(c)が1、3、5と変化するに伴い、AG信号(f)は
2、1、0.667と変化する。
【0065】図4(g)は、乗算回路15から出力される
FEG信号である。乗算回路15の一方の入力は信号F
EO(e)であり、他方は切換えスイッチ14を介して供
給されるAG信号(f)である。すなわちFEG信号(g)
は、FEO信号(e)とAG信号(f)を乗したものであ
り、結果的にFE信号(d)の基準振幅である1[Vpp]
となる。
【0066】なお、図2においては表2のG4にFEG
信号(g)の振幅基準を決める基準ゲインが設定されてい
るが、この設定値とゲイン設定メモリ11の設定値Kは
同じ値である。
【0067】以上の動作により、光ディスクからの反射
光レベルが変化しても基準振幅1[Vpp]となる信号が
フォーカスサーボ制御回路16に入力されるので、フォ
ーカスサーボループのゲイン・位相を補償するフォーカ
スサーボ制御回路16を所望の特性に保つことができ
る。
【0068】なお、以上の説明ではFEO信号(e)の振
幅をVppと表したが、FEO信号(e)がディジタルデ
ータで表されている場合でも同様に振幅を一定にでき
る。
【0069】以上に説明した参考例においては、光検出
器1の総受光量に応じた所定値とサーボ誤差信号を乗算
することでサーボ誤差信号の自動利得制御を行い、サー
ボ誤差信号の振幅を基準振幅にすることができる。
【0070】ここで、ランド41を再生、消去、記録す
るときのFE信号の振幅範囲が0〜2[Vpp]であり消
去時のFE信号の振幅が1[Vpp]であるとする。この
とき、光ディスク40のランド41に記録された情報を
消去するときのレーザー光強度を基準として自動利得制
御を行う場合、消去時のPE信号のレベルにおいて図2
の加算回路9から出力されるPEO信号は3となる。こ
のとき、切換えスイッチ12からは表2のゲイン設定メ
モリG4の設定値1.000が出力され、乗算回路15の出
力信号FEGの振幅は1.000[Vpp]の基準振幅とな
る。また記録時のレーザー光強度は消去時の2倍である
とすると、FE信号は2.000[Vpp]、PEO信号は7
となりゲイン設定メモリG8の設定値0.500が切換えス
イッチ12から出力されることによりFEG信号は1.00
0[Vpp]の基準振幅に利得制御される。
【0071】グルーブ42に記録された情報を消去する
ときのレーザー光の強度は、ランド41の情報を消去す
るときと同じである。しかし、ランド41とグルーブ4
2の光の反射率が異なる場合がある。例えばランド41
に対してグルーブ42の方が光の反射率が高いとする。
このときのレーザ光強度とPEO信号の関係の一例を図
6に示す。図6においては、情報消去時のレーザ光強度
におけるランド、グルーブのPEO信号はそれぞれ5、
3である。また、情報の記録時のレーザ光強度における
ランド、グルーブのPEO信号は共に7である。ここで
注目すべきは、グルーブの光反射率がランドに対して高
いため、情報記録時のレーザ光強度に達する前にAD変
換器5のリミット処理によりPEO信号が7に達するこ
とである。
【0072】そのため、例えばグルーブ42の情報消去
時のFE信号振幅が1.500[Vpp]、PEO信号が5だ
とすると、表2よりゲイン設定メモリG6の設定値0.66
7が切換えスイッチ12から出力される。このときに
は、切換えスイッチ12から出力される0.667という係
数によってFE信号は基準振幅の1.000[Vpp]に利得
制御される。一方、記録時にはFE信号は消去時の2倍
の3.000[Vpp]となるがPEO信号は7でリミット処
理される。そのため、切換えスイッチ12はゲイン設定
メモリG8の設定値0.500を出力するので、FEG信号
の振幅は1.500[Vpp]となり基準振幅の1.000[Vpp]
まで小さくすることができない。つまり、情報の消去と
いう基準モードにおいてランド/グルーブの基準ゲイン
が異なるために、利得制御の制御範囲が不足するという
問題が生じる。
【0073】そこで、この問題を回避する本発明に係る
自動利得制御回路の第1の実施例について説明する。
【0074】図1は、本発明の実施形態を示す模式図で
ある。なお、先に説明した図2に対応する部分には同一
符号を付して説明を省略する。
【0075】図1が図2と異なる点は、ゲイン設定メモ
リ17、18、25、26、オフセット設定メモリ1
9,20、切換えスイッチ21、22、27、乗算回路
23、28、加算回路24が構成に含まれている点と、
制御回路13が切換えスイッチ21、22、27の切換
えを制御する信号LGを出力している点、および乗算回
路15の出力が乗算回路28に供給されている点であ
る。
【0076】以下、本実施形態の光ディスク装置の構成
概要について説明する。
【0077】ゲイン設定メモリ17は、所定のゲイン値
GainLを切換えスイッチ21の入力端子aに供給す
る。
【0078】ゲイン設定メモリ18は、所定のゲイン値
GainGを切換えスイッチ21の入力端子bに供給す
る。
【0079】オフセット設定メモリ19は、所定のオフ
セット値OfsLを切換えスイッチ22の入力端子aに
供給する。
【0080】オフセット設定メモリ20は、所定のオフ
セット値OfsGを切換えスイッチ22の入力端子bに
供給する。
【0081】切換えスイッチ21は、制御回路13が出
力する信号LGがLowのときは入力端子aへの入力信
号GainLを、制御信号LGがHiのときは入力端子
bへの入力信号GainGを切換えて出力し、出力信号
を乗算回路23へ供給する。
【0082】切換えスイッチ22は、制御回路13が出
力する信号LGがLowのときは入力端子aへの入力信
号OfsLを、制御信号LGがHiのときは入力端子b
への入力信号OfsGを切換えて出力し、出力信号を加
算回路24へ供給する。
【0083】乗算回路23は、加算回路9の出力信号と
切換えスイッチ21の出力信号とを乗算して、その出力
を加算回路24に供給する。
【0084】加算回路24は、切換えスイッチ22の出
力と乗算回路23の出力とを加算して、その出力信号P
EO’を切換えスイッチ12の制御信号として切換えス
イッチ12に供給する。
【0085】ゲイン設定メモリ25は、所定のゲイン値
GainXLを切換えスイッチ27の入力端子a側に供
給する。
【0086】ゲイン設定メモリ26は、所定のゲイン値
GainXGを切換えスイッチ27の入力端子b側に供
給する。
【0087】ゲイン値GainXL、GainXGにつ
いては後述する。
【0088】切換えスイッチ27は、制御回路13が出
力するLG信号がLowのときは入力端子a側に、LG
信号がHiのときは入力端子b側に切換り、その出力を
乗算回路28に供給する。
【0089】乗算回路28は、乗算回路15と切換えス
イッチ27の出力とを乗算して、その出力信号FEG’
をフォーカスサーボ制御回路16に供給する。
【0090】本発明の実施形態は、以上のように構成さ
れているが、以下、この実施形態の動作について説明す
る。但し、以下の説明はフォーカスエラー信号FEに関
するものであるが、トラッキングエラー信号TEに関し
ても同様の動作である。
【0091】まず、利得制御を行わない場合は、ゲイン
設定メモリ25、26の設定値GainXG、Gain
XLを1に設定するものとし、乗算回路28は乗算回路
15の出力をスルーで出力する。また、制御回路13が
出力する信号selはLowであり、切換えスイッチ1
4はb側に接続されている。このときの動作は参考例と
同様である。
【0092】一方、利得制御を行う場合は、信号sel
はHiであり切換えスイッチ14はa側に接続される。
ゲイン設定メモリ17、18、25、26の設定値は1
に、オフセット設定メモリ19、20は0に設定してお
くものとする。
【0093】この状態で、ランドトラック用の調整を行
う場合は、制御回路13は信号LGにLowを出力し
て、切換えスイッチ21、22、27を入力端子a側に
接続する。このとき、情報消去時におけるレーザー光強
度のときに信号PEO’が3であり、かつ情報の書き込
み時におけるレーザー光強度のときに信号PEO’が7
であるときは、図6のグルーブにおけるPEO信号のよ
うにリミット処理されることはないのでゲイン設定メモ
リ17、25、およびオフセット設定メモリ19を調整
する必要はない。
【0094】一方、情報消去時におけるレーザー光強度
のときに信号PEO’が3ではない、または情報の書き
込み時におけるレーザー光強度のときに信号PEO’が
7ではない場合には、情報消去時に信号PEO’が3と
なり、かつ情報の書き込み時に信号PEO’が7となる
ようにゲイン設定メモリ17の設定値GainLとオフ
セット設定メモリ19の設定値OfsLを調整する。こ
の場合、例えば図7(A)の左図に示す調整前のFE信
号が1.25[Vpp]でありPEO’信号が4であった
場合は、切換えスイッチ12の出力信号AGは表2の設
定より0.800であり、この値とFE信号とを乗算す
ることにより図7(A)中図に示す乗算回路15の出力
信号は基準振幅となる。ところが、信号PEO’が3と
なるようにゲイン設定メモリ17とオフセット設定メモ
リ19を調整したため信号AGは表2の設定より1.0
00となる。そのため、本来は0.800がAGCゲイ
ンとなるべきなのに図7(B)の左図および中図に示す
ように、1.000がAGCゲインとなるので、乗算回
路15の出力は1.000/0.800倍の1.25
[Vpp]となり、基準振幅の1[Vpp]より大きくなっ
てしまう。そこで、ゲイン設定メモリ25の設定値Ga
inXLに
【0095】
【数6】
【0096】で計算される0.800を設定する。この
ため、乗算回路28によってGainXLの設定値0.
800と乗算回路15の出力とが乗算されるので、図7
(B)の右図に示すように乗算回路28の出力信号FE
G’は基準振幅となる。つまり、ゲイン設定メモリ17
とオフセット設定メモリ19を調整する場合は、調整前
の情報の消去時における信号AGの逆数をゲイン設定メ
モリ25に設定する。このことにより、ゲイン設定メモ
リ17とオフセット設定メモリ19の調整によって発生
する基準ゲインの変動を補正することができる。
【0097】また、グルーブトラックにおいて調整する
場合は、制御回路13は信号LGにLowを出力して、
切換えスイッチ21、22、27を入力端子bに切換え
る。この状態で、上記の調整をゲイン設定メモリ17を
ゲイン設定メモリ18に、オフセット設定メモリ19を
オフセット設定メモリ20に、ゲイン設定メモリ25を
ゲイン設定メモリ26に代えて行えばよい。
【0098】以上に説明した本発明の実施例において
は、ランド/グールブ毎にPE信号のゲインとオフセッ
トを調整することにより、ランド/グルーブの反射光量
が異なる場合でも、自動利得制御の制御範囲を一定に保
つことができる。
【0099】さらに、乗算回路28によってゲインを補
正できる構成とすることによって、ランド/グルーブの
基準ゲインを同じにすることによって生じるサーボルー
プゲインの変動を補正することができる。
【0100】なお、以上の説明ではランド/グルーブと
いうトラックの違いにおいて光の反射率が異なる場合に
ついて述べたが、記録層が2層以上ある多層光ディスク
においても記録層毎に反射率が異なる場合があり、その
場合にも本発明を用いることができる。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、光ディスクからの反射
光量レベルがトラック間や記録層間によって変化する場
合においても、フォーカスエラー信号やトラッキングエ
ラー信号の振幅を自動的に基準レベルに調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の模式図
【図2】参考例の模式図
【図3】参考例の波形図
【図4】参考例の波形図
【図5】光ディスクの模式図
【図6】レーザ光強度と反射光量信号の模式図
【図7】本発明の実施例の波形図
【符号の説明】
1 4分割光検出器 1a〜1d 光検出器 2 FE信号演算回路 3 総受光量演算回路 4、5 AD変換器 6、7 オフセット設定メモリ 8、9 加算回路 101〜10n、11 ゲイン設定メモリ 12、14 切換えスイッチ 13 制御回路 15 乗算回路 16 フォーカスサーボ制御回路 17、18 ゲイン設定メモリ 19、20 オフセット設定メモリ 21 切換えスイッチ 23 乗算回路 24 加算回路 25、26 ゲイン設定メモリ 27 切換えスイッチ 28 乗算回路 40 光ディスク 41 ランド 42 グルーブ 43 保護層 44 記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D118 AA16 BA01 BF01 CA01 CA05 CB03 CB07 CC12 CD02 CD03 CD11 CD12 CD13 CD14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクからの反射光をその強度に応じ
    た電気信号に変換して出力する光検出手段と、前記光検
    出手段の出力を用いてフォーカスエラー信号またはトラ
    ッキングエラー信号の少なくともどちらかを演算して出
    力するサーボエラー信号演算手段と、前記光検出手段の
    出力を用いて前記光検出手段の総受光量に応じた総受光
    信号を演算して出力する総受光量演算手段と、前記サー
    ボエラー信号演算手段の出力と前記総受光量演算手段の
    出力とをアナログ・ディジタル変換するアナログ・ディジ
    タル変換手段と、前記アナログ・ディジタル変換した総
    受光信号に対してゲインとオフセットを調整する調整手
    段と、前記調整手段の出力に応じて所定の値を出力する
    係数出力手段と、前記アナログ・ディジタル変換したサ
    ーボエラー信号演算手段の出力と前記係数出力手段の出
    力を演算して出力するディジタル演算手段と、前記ディ
    ジタル演算手段の出力のゲインを補正するゲイン補正手
    段とを備え、前記サーボエラー信号演算手段の出力振幅
    が光ディスクからの反射光量に応じて変化すると共に、
    情報の記録部位間によって反射光量が異なる場合におい
    ても前記ゲイン補正手段の出力振幅が一定となるように
    ディジタル信号処理により利得制御することを特徴とす
    るディジタル自動利得制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のディジタル自動利得制御
    装置において、前記調整手段は、記録部位毎に対応する
    所定のゲイン調整係数を乗算するゲイン調整手段と、記
    録部位毎に対応する所定のオフセット調整係数を加算す
    るオフセット調整手段とを備え、アナログ・ディジタル
    変換した総受光量信号のゲインとオフセットを記録部位
    毎に調整することを特徴とするディジタル利得制御装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のディジタル自動利得制御
    装置において、前記ゲイン調整係数と前記オフセット調
    整係数は、自動利得制御回路が基準状態であるときに、
    情報の記録部位によらずに前記係数出力手段の出力信号
    が基準値となる値であることを特徴とするディジタル自
    動利得制御回路。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のディジタル自動利得制御
    装置において、前記ゲイン補正手段は記録部位毎に対応
    する所定のゲイン補正係数を備え、記録部位によってゲ
    イン補正係数を切換えて前記ディジタル演算手段の出力
    とゲイン補正係数とを演算することを特徴とするディジ
    タル利得制御装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のゲイン補正手段におい
    て、前記ゲイン補正係数は基準状態における前記係数出
    力手段の出力の逆数を設定することを特徴とするディジ
    タル利得制御装置。
  6. 【請求項6】光ディスクからの反射光をその強度に応じ
    た電気信号に変換して出力する光検出手段と、前記光検
    出手段の出力を用いてフォーカスエラー信号またはトラ
    ッキングエラー信号の少なくともどちらかを演算して出
    力するサーボエラー信号演算手段と、前記光検出手段の
    出力を用いて前記光検出手段の総受光量に応じた総受光
    信号を演算して出力する総受光量演算手段と、前記サー
    ボエラー信号演算手段の出力と前記総受光量演算手段の
    出力とをアナログ・ディジタル変換するアナログ・ディジ
    タル変換手段と、前記アナログ・ディジタル変換した総
    受光信号に対してゲインとオフセットを調整する調整手
    段と、前記調整手段の出力に応じて所定の値を出力する
    係数出力手段と、前記アナログ・ディジタル変換したサ
    ーボエラー信号演算手段の出力と前記係数出力手段の出
    力を演算して出力するディジタル演算手段と、前記ディ
    ジタル演算手段の出力のゲインを補正するゲイン補正手
    段とを備え、前記ゲイン補正手段の出力を用いてフォー
    カス制御またはトラッキング制御の少なくともどちらか
    を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の光ディスク装置におい
    て、前記調整手段は、記録部位毎に対応する所定のゲイ
    ン調整係数を乗算するゲイン調整手段と、記録部位毎に
    対応する所定のオフセット調整係数を加算するオフセッ
    ト調整手段とを備え、アナログ・ディジタル変換した総
    受光量信号のゲインとオフセットを記録部位毎に調整す
    ることを特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の光ディスク装置におい
    て、前記ゲイン調整係数と前記オフセット調整係数は、
    光ディスク装置が基準状態であるときに、情報の記録部
    位によらずに前記係数出力手段の出力信号が基準値とな
    る値であることを特徴とする光ディスク装置。
  9. 【請求項9】請求項6に記載の光ディスク装置におい
    て、前記ゲイン補正手段は記録部位毎に対応する所定の
    ゲイン補正係数を備え、記録部位によってゲイン補正係
    数を切換えて前記ディジタル演算手段の出力とゲイン補
    正係数とを演算することを特徴とする光ディスク装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載のゲイン補正手段におい
    て、前記ゲイン補正係数は基準状態における前記係数出
    力手段の出力の逆数を設定することを特徴とする光ディ
    スク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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