JP2002170185A - 警報器の交換時期告知システム - Google Patents

警報器の交換時期告知システム

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JP2002170185A
JP2002170185A JP2000366158A JP2000366158A JP2002170185A JP 2002170185 A JP2002170185 A JP 2002170185A JP 2000366158 A JP2000366158 A JP 2000366158A JP 2000366158 A JP2000366158 A JP 2000366158A JP 2002170185 A JP2002170185 A JP 2002170185A
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龍雄 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 警報器の交換時期に関する告知を、最適なタ
イミングで行うこと等のできる、警報器の交換時期告知
システムを提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明にかかる警報器の交換時期告知シ
ステムは、警報器1の交換時期が到来したか否かを検出
するCPU24と、交換時期の状態に関する情報を記憶
するRAM22とを備える。また、CPU24は、検出
結果に関する情報を告知するための告知タイミングが到
来したことを検出し、RAM22によって記憶された情
報に基づいて、検出結果に関する情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の物理量を検
出して警報を発する警報器に関連し、この警報器の交換
時期に関する告知等を行うための、警報器の交換時期告
知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般住宅等において、火災やガス漏れを
検出して警報を発する各種の警報器が広く利用されてい
る。このような警報器は、一般住宅等の安全性を監視す
るという極めて需要な役割を担うものであるため、その
構造等に応じて有効期限が設定されており、この有効期
限が切れた場合には、新しい警報器に確実に交換しても
らう必要がある。このため、従来から、警報器には、有
効期限を表示する銘板が設けられていることが多く、ユ
ーザがこの銘板に表示された有効期限を見て、警報器の
交換を自発的に行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな交換時期の報知方法では、ユーザが能動的に銘板の
表示内容を確認する必要があるため、ユーザが確認を怠
ったような場合には、有効期限が切れている警報器が交
換されないまま使用され続ける場合があった。このよう
な場合には、検出素子が劣化すること等によって、検出
感度が適正感度からズレたり、機能に異常が生じること
があり、火災やガス漏れ等が発生した場合に、この発生
を検出することができなくなる可能性があった。したが
って、警報器の交換時期をユーザに確実に報知するため
のシステムを構築することが求められていた。
【0004】このような交換時期を報知するためには、
有効期限が切れた際に、その旨の告知を表示や音声によ
って行うことが考えられる。しかしながら、このような
告知をユーザの活動時間と無関係に行った場合には、ユ
ーザが警報器の近傍に居ない場合にも告知が行われてユ
ーザが有効期限切れに気づかない可能性があったり、ユ
ーザが安眠中のような場合にまで告知が行われてユーザ
に不快感を与える可能性があった。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、警報器の交換時期に関する告知を、最適なタイミン
グで確実に行うこと等のできる、警報器の交換時期告知
システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、請求項1に記載の警報器の交換時期告知システ
ムは、所定の物理量を検出して警報を発する警報器につ
いて、交換時期に関する告知を行うための、警報器の交
換時期告知システムであって、上記警報器の交換時期が
到来したか否かを検出するための交換時期検出手段と、
上記交換時期検出手段による検出結果に関する情報を記
憶する記憶手段と、上記検出結果に関する情報を告知す
るための告知タイミングが到来したことを検出するタイ
ミング検出手段と、上記タイミング検出手段によって上
記告知タイミングが到来したことが検出された際、上記
記憶手段によって記憶された情報に基づいて、上記検出
結果に関する情報を出力する告知手段とを備えることを
特徴とする。
【0007】このシステムによれば、警報器の交換時期
の状態が検出され、この検出結果に関する情報が記憶さ
れ、告知タイミングが到来したことが検出された際、記
憶された情報に基づいて、交換時期の検出結果に関する
情報が出力される。したがって、この告知タイミングを
適切に設定等することによって、ユーザが警報器の近傍
に居る場合に告知を行うことができ、交換時期が到来し
たこと等をユーザに確実に報知することができる。
【0008】また、請求項2に記載の警報器の交換時期
告知システムは、請求項1に記載の警報器の交換時期告
知システムにおいて、上記タイミング検出手段は、当該
警報器にて検出される上記所定の物理量に基づいて、上
記告知タイミングが到来したことを検出することを特徴
とする。
【0009】このシステムによれば、警報器にて検出さ
れる物理量(例えば、火災検出手段によって検出される
温度や煙濃度、あるいは、ガス検出手段によって検出さ
れる炭化水素ガス濃度やCOガス濃度)に基づいて、告
知タイミングが到来したことが検出される。したがっ
て、個別の検出機構を設けることなく、告知タイミング
の到来を判断することができるので、警報器を簡易かつ
安価に構成することができる。
【0010】また、請求項3に記載の警報器の交換時期
告知システムは、請求項1または2に記載の警報器の交
換時期告知システムにおいて、告知手段は、上記交換時
期検出手段によって交換時期が到来したことが検出され
た後の経過時間に応じて、または、上記タイミング検出
手段によって上記告知タイミングが到来したことが検出
された後の経過時間に応じて、上記検出結果に関する情
報の出力形態を変更することを特徴とする。
【0011】このシステムによれば、警報器の交換時期
が到来した後や、告知タイミングが到来した後に、その
経過時間に応じて、検出結果に関する情報の出力形態が
変更される。したがって、例えば、経過時間が長くなる
程、交換時期を厳しく促したり、交換時期が到来した旨
の表示を一層目立つようにすることで、警報器の交換を
一層確実に促すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる警報器の
交換時期告知システムの実施の形態を図面に基づいて詳
細に説明する。この実施の形態においては、本システム
を、火災およびガスを1台で検出して警報を行う、火災
ガス漏れ警報器に適用した場合について説明する。な
お、この実施の形態によりこの発明が限定されるもので
はない。
【0013】(警報器の構成)まず、警報器の構成につ
いて説明する。図1は警報器の全体斜視図、図2は警報
器の要部構成を示すブロック図である。図1に示すよう
に、警報器1は、略方形の筐体2に、火災検出部3、ガ
ス検出部4、スピーカ5、電源ランプ6、火災警報ラン
プ7、CO警報ランプ8、および、ガス漏れ警報ランプ
9を備えて構成されている。
【0014】このうち、火災検出部3は、例えば、サー
ミスタ式あるいは散乱光式の火災検出手段である。ま
た、ガス検出部4は、ガス検出素子により、炭化水素ガ
スまたはCOガスを検出するガス検出手段である。ま
た、スピーカ5は、後述する音声メッセージ等を出力す
る出力手段である。また、電源ランプ6、火災警報ラン
プ7、CO警報ランプ8、および、ガス漏れ警報ランプ
9は、所定時に点灯または点滅されることにより、警報
器1の交換時期が到来した旨や、火災またはガスの検出
状態をユーザ等に報知する報知手段である。
【0015】また、図2に示すように、警報器1は、電
源部10、火災検出回路11、ガス検出回路12、音声
警報回路13、表示灯回路14、火災移報回路15、有
電圧移報回路16、および、制御回路20を備えて構成
されている。
【0016】このうち、電源部10は、AC100V電
源に図示しないコンセントを介して接続され、当該警報
器1の各部に電力を供給する。また、火災検出回路11
は、図1の火災検出部3に接続され、火災検出部3によ
って検出された温度や煙濃度に応じた電圧の信号を出力
する。また、ガス検出回路12は、図1のガス検出部4
に接続され、ガス検出部4によって検出された炭化水素
ガスやCOガスに応じた電圧の信号を出力する。
【0017】また、音声警報回路13は、図1のスピー
カ5に接続され、制御回路20から出力された音声信号
に基づいて、スピーカ5から音声メッセージ等を出力さ
せる。また、表示灯回路14は、図1の電源ランプ6、
火災警報ランプ7、CO警報ランプ8、および、ガス漏
れ警報ランプ9に接続され、制御回路20から出力され
た点灯信号または点滅信号に基づいて、これら各ランプ
6〜9を点灯または点滅させる。
【0018】また、火災移報回路15は、制御回路20
から出力された信号に基づいて、所定の火災監視盤等へ
の移報を行う。具体的には、火災移報回路15は、火災
が検出された場合には、図示しないリレーを短絡させる
ことにより無電圧状態を生じさせ、これによって移報を
行う。また、有電圧移報回路16は、制御回路20から
出力された信号に基づいて、所定のガス監視盤等への移
報を行う。具体的には、有電圧移報回路16は、警報器
1が故障状態であることが検出された場合には0v出力
を行い、警報器1が正常状態であることが検出された場
合には6v出力を行い、炭化水素ガスが検出された場合
には12v出力を行い、COガスが検出された場合には
18v出力を行う。
【0019】また、制御回路20は、警報器1の各部を
制御する制御手段である。この制御回路20は、ROM
(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memor
y)22、A/D(Analog Digital)コンバータ23、およ
び、CPU(Central Processing Unit)24を備えて構
成されている。
【0020】このうち、ROM21は、警報器1の各部
を制御するために必要になるプログラムおよびデータを
不揮発的に記憶する記憶手段である。特に、ROM21
には、警報器1の交換時期告知を行うための交換時期告
知プログラムと、火災発生を判断するための電圧の閾値
と、炭化水素ガス漏れやCOガス発生を判断するための
電圧の閾値と、当該警報器1の交換時期とが記憶されて
いる。また、ROM21には、警報器1の交換時期につ
いての告知を行うための、音声メッセージの音声データ
が記憶されている。この音声データとしては、後述する
経過時間に応じて、複数の音声データが記憶されてい
る。
【0021】また、RAM22は、警報器1の各部を制
御するために必要になるプログラムおよびデータを揮発
的に記憶する記憶手段である。特に、RAM22は、C
PU24による交換時期の検出結果に関する情報(検出
結果情報)を記憶する記憶手段である。また、A/Dコ
ンバータ23は、制御回路20以外の各回路のアナログ
信号と、CPU24のデジタル信号との間のA/D変換
を行う。
【0022】そして、CPU24は、ROM21に記憶
されたプログラムをRAM22にロードして実行等する
制御手段である。特に、CPU24は、当該警報器1の
各部と協働して、警報器1の交換時期が到来したか否か
を検出するための交換時期検出手段と、この交換時期の
検出結果情報を告知するための告知タイミングが到来し
たことを検出するタイミング検出手段と、告知タイミン
グが到来したことが検出された際、RAM22によって
記憶された検出結果情報に基づいて、交換時期に関する
情報を出力する告知手段を構成する。なお、これら各部
において行われる具体的な処理の内容については、後述
する。
【0023】(処理の内容)次に、このように構成され
た警報器1の交換時期の告知に関する処理の内容につい
て説明する。図3は、この処理のフローチャートであ
る。この図3に示すように、CPU24は、交換時期が
到来したか否かを監視する(ステップS−1)。具体的
には、当該警報器1の電源投入後、CPU24は、当該
CPU24の内部タイマを作動させる。そして、この内
部タイマによる積算時間を、ROM21に記憶されてい
る警報器1の交換時期(例えば、5年)と所定間隔で比
較し、積算時間が交換時期と同一または超えている場合
には、交換時期が到来したものと判断する。
【0024】そして、交換時期が到来したものと判断し
た場合、CPU24は、検出結果情報として、警報器1
の有効期限が切れた旨の情報(例えば、フラグ情報)を
RAM22に記憶する(ステップS−2)。また、CP
U24は、表示灯回路14に点滅信号を出力することに
より、電源ランプ6を点滅させる。このことにより、警
報器1の有効期限が切れた旨の告知が、簡易かつ迅速に
行われる。
【0025】その後、CPU24は、検出結果情報を告
知するための告知タイミングが到来したか否かを監視す
る(ステップS−3)。この告知タイミングが到来した
か否かの判断の具体的内容については後述する。そし
て、この告知タイミングが到来した場合には、検出結果
情報を告知するための制御を行う。具体的には、RAM
22に記憶されている検出結果情報を呼び出し(ステッ
プS−4)、この検出結果情報が、警報器1の有効期限
が切れた旨の情報である場合には(ステップS−5)、
所定の音声メッセージの音声データをROM21から呼
び出して音声警報回路13に出力する。これにより、音
声メッセージがスピーカ5から出力される(ステップS
−6)。
【0026】この音声メッセージの具体的な内容は任意
である。例えば、「有効期限を過ぎています。販売店に
ご連絡ください。」のような音声メッセージを出力する
ことができる。このように、警報器1の交換時期が到来
した事をユーザに報知することにより、警報器1の交換
を促すことができる。これにて、交換時期告知システム
に関する一連の処理が終了する。
【0027】(経過時間に応じた出力内容の変更に関す
る処理)その後、CPU24は、内部タイマによる積算
時間に基づいて、上記ステップS−1において交換時期
が到来したものと判断した後の、経過時間を監視する。
そして、この経過時間が所定時間に達する毎に、音声メ
ッセージの内容を、より厳しい内容のメッセージに変更
する。すなわち、経過時間が所定時間t1(>0)に達
した場合には、2番目の所定の音声メッセージの音声デ
ータをROM21から呼び出して音声警報回路13に出
力する。これにより、2番目の音声メッセージがスピー
カ5から出力される。例えば、「警報器の有効期限を過
ぎています。できるだけ早く、販売店にご連絡くださ
い。」のような音声メッセージを出力することができ
る。
【0028】さらに、経過時間が所定時間t2(>t
1)に達した場合には、3番目の所定の音声メッセージ
の音声データをROM21から呼び出して音声警報回路
13に出力する。これにより、3番目の音声メッセージ
がスピーカ5から出力される。例えば、「警報器の有効
期限をかなり過ぎています。機能低下の可能性がありま
す。至急、販売店にご連絡ください。」のような音声メ
ッセージを出力することができる。このように、販売後
の経過時間に応じて厳しい内容の音声メッセージを出力
することにより、ユーザに警報器1の交換を一層強く促
すことができる。
【0029】なお、このような経過時間に応じた告知
は、音声メッセージ以外の出力形態でも行うことができ
る。例えば、上記したように、交換時期が到来したもの
と判断した場合には電源ランプ6を点滅させる。その
後、経過時間が所定時間t1に達した場合には、さらに
CO警報ランプ8を点滅させ、経過時間が所定時間t2
に達した場合には、さらにガス漏れ警報ランプ9を点滅
させることができる。
【0030】(音声メッセージの出力間隔の制御に関す
る処理)なお、上述のように音声メッセージの出力は、
あまり頻繁に行うと却ってユーザに不快感を与えるおそ
れ等がある。そこで、音声メッセージの出力間隔を制御
するようにしてもよい。すなわち、CPU24は、音声
メッセージを出力する毎に、その日時を公知の方法で取
得して、RAM22に記憶する。そして、CPU24
は、音声メッセージを出力する前に、RAM22に記憶
されている日時を呼び出し、この日時をその時点の日時
と比較することによって、最後に音声メッセージを出力
してからその時点までの経過間隔を算定する。そして、
CPU24は、この経過間隔が所定の最短告知間隔(例
えば、1日〜1週間)以上になるまで、音声メッセージ
の停止する。あるいは、CPU24の内部タイマ等の計
時手段を用いて最短告知間隔の経過を監視し、この最短
告知間隔が経過する迄は、音声メッセージを出力しない
ようにしてもよい。
【0031】(処理の内容−告知タイミングの到来の判
断に関する処理)次に、告知タイミングが到来したか否
かを判断するための具体的処理について説明する。この
判断を行うためには、いくつかの処理パターンが考えら
れるため、以下、各処理パターンについて順次説明す
る。
【0032】(処理の内容−告知タイミングの到来の判
断に関する処理−処理パターン1)まず、処理パターン
1について説明する。この処理パターン1は、温度に基
づいて、告知タイミングが到来したか否かを判断する処
理である。具体的には、CPU24は、当該警報器1の
周囲の温度を所定間隔で監視する。この温度は、新規に
設けた温度センサから取得してもよいが、火災検出部3
がサーミスタ式である場合には、火災検出回路11から
の信号の電圧に基づいて取得することができる。次い
で、CPU24は、上記温度の上昇率を、ROM21に
記憶されている所定の閾値と比較する。そして、この温
度の上昇率が、閾値を超えた場合には、ユーザが暖房を
開始したり、ユーザが厨房で調理を始めた可能性が高
く、ユーザが警報器1の近傍に居る可能性が高いものと
判断して、告知タイミングが到来したものと判断するこ
とができる。
【0033】ただし、このように温度に基づいて告知タ
イミングを判断する場合には、季節や冷暖房の有無によ
る温度変化パターンの違いを考慮することが好ましい。
具体的には、冬季であって暖房が使用される場合には、
1日の最低温度と最高温度との差が大きいため、上述の
ように温度の上昇率に基づく判断を比較的高精度で行う
ことができる。一方、夏季であって暖房が使用されない
場合には、1日の最低温度と最高温度との差が小さいた
め、温度の上昇率に基づく判断で高精度で行うことが困
難になる場合も考えられる。
【0034】このため、上記温度に基づいて時期を判断
し、この時期に応じて、告知タイミングの判断方法を変
えることもできる。具体的には、1日の最低温度が低い
(例えば、15℃以下)であれば冬季であって暖房が使
用される時期であると判断し、1日の最低温度が高い
(例えば、18〜20℃以上)であれば夏季であって暖
房が使用されない時期であると判断する。そして、夏季
であって暖房が使用されない時期の場合、CPU24
は、上記温度を長期に取得することによって、1日の最
低温度を判断する。そして、最低温度が取得された時間
(例えば、4:00頃)から所定時間(例えば、4時
間)が経過した時点で、ユーザが起床していて当該警報
器1の近傍に居る可能性が高いと判断して、告知タイミ
ングが到来したものと判断してもよい。
【0035】ただし、1日のうちで温度が大きく変化し
ない日もあるため、複数の日の温度を取得すると共に、
これら温度に基づいて最低温度の算定や見直しを学習的
に行うことにより、上記判断精度を向上させることが好
ましい。また、必ずしも1つの判断のみでなく、複数の
判断を組み合わせて最終的な判断を行うことも可能であ
る。例えば、温度の上昇率が閾値を超えた場合であり、
かつ、最低温度が取得された時間から所定時間が経過し
た時点で、告知タイミングが到来したものと判断しても
よい。
【0036】(処理の内容−告知タイミングの到来の判
断に関する処理−処理パターン2)次に、処理パターン
2について説明する。この処理パターン2は、煙濃度に
基づいて、告知タイミングが到来したか否かを判断する
処理である。具体的には、CPU24は、当該警報器1
の周囲の煙濃度を所定間隔で監視する。この温度は、新
規に設けた煙センサから取得してもよいが、火災検出部
3が散乱光式である場合には、火災検出回路11からの
信号の電圧に基づいて取得することができる。次いで、
CPU24は、上記煙濃度の上昇率を、ROM21に記
憶されている所定の閾値と比較する。そして、この煙濃
度の上昇率が、閾値を超えた場合には、ユーザが厨房で
調理を始めた可能性が高く、ユーザが警報器1の近傍に
居る可能性が高いものと判断して、告知タイミングが到
来したものと判断することができる。
【0037】(処理の内容−告知タイミングの到来の判
断に関する処理−処理パターン3)次に、処理パターン
3について説明する。この処理パターン3は、ガス濃度
に基づいて、告知タイミングが到来したか否かを判断す
る処理である。具体的には、CPU24は、当該警報器
1の周囲の炭化水素ガス濃度やCOガス濃度を所定間隔
で監視する。この温度は、新規に設けたガスセンサから
取得してもよいが、ガス検出回路12からの信号の電圧
に基づいて取得することができる。
【0038】次いで、CPU24は、上記炭化水素ガス
濃度やCOガス濃度の上昇率を、ROM21に記憶され
ている所定の閾値と比較する。ここで、炭化水素ガス濃
度が閾値を超えた場合には、ユーザが厨房でガスを使用
している可能性が高く、あるいは、COガス濃度の上昇
率が閾値を超えた場合には、ユーザが厨房で使用したア
ルコールがCOガスとして検出された可能性が高い。し
たがって、これらの場合には、ユーザが厨房で調理を始
めた可能性等が高く、ユーザが警報器1の近傍に居る可
能性が高いものと判断して、告知タイミングが到来した
ものと判断することができる。
【0039】(処理の内容−告知タイミングの到来の判
断に関する処理−処理パターン4)次に、処理パターン
4について説明する。この処理パターン4は、光、赤外
線、あるいは、音に基づいて、告知タイミングが到来し
たか否かを判断する処理である。まず、光に基づいて判
断を行う場合について説明すると、警報器1に受光素子
等を設け、この受光素子の受光量を、ROM21に記憶
された所定の閾値と比較することによって、警報器1の
周囲が、昼間状態、夜間における点灯状態、夜間におけ
る消灯状態のいずれであるのかを判断する。そして、昼
間状態や夜間における点灯状態にはユーザが警報器1の
近傍に居る可能性が高いため、告知タイミングが到来し
たものと判断することができる。
【0040】次に、赤外線に基づいて判断を行う場合に
ついて説明すると、警報器1に赤外線センサ(人感セン
サ)を設け、この赤外線センサによって人等の存在が検
出された場合には、告知タイミングが到来したものと判
断することができる。
【0041】次に、音に基づいて判断を行う場合につい
て説明すると、警報器1に音センサを設け、この音セン
サによる検出音量をROM21に記憶された所定の閾値
と比較して、検出音量が閾値を超えている場合には、ユ
ーザが警報器1の近傍に居る可能性が高いため、告知タ
イミングが到来したものと判断することができる。
【0042】この他にも、匂いセンサによって所定量以
上の匂いが検出された場合、振動センサによって所定量
以上の振動が検出された場合、あるいは、圧力センサに
よって所定量以上の圧力が検出された場合等に、告知タ
イミングが到来したものと判断することができる。
【0043】また、これまで説明した各処理パターン1
〜4による判断を、相互に組み合わせて最終的な判断を
行うこともできる。例えば、パターン1のように温度に
基づいて告知タイミングが到来したものと判断され、か
つ、パターン3のようにガス濃度に基づいて告知タイミ
ングが到来したものと判断された場合に、最終的に、告
知タイミングが到来したものと判断することができる。
【0044】さて、これまで本発明の実施の形態につい
て説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外に
も、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内
において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいも
のである。例えば、上記の実施の形態においては、交換
時期告知に関する機構を警報器1に設けた例を示した
が、この機構の一部または全部を、警報器1の外部に設
けることもできる。例えば、複数の警報器1を集中監視
盤に電気的に接続し、各警報器1からの検出結果情報を
集中監視盤に出力して、この集中監視盤において告知タ
イミングを判断して告知を行ってもよい。
【0045】また、交換時期が到来した旨を告知するも
のとして説明したが、交換時期が到来していないことが
検出された場合には、交換時期が到来していない旨を告
知することにより、交換時期についてのユーザの不安感
を解消することもできる。また、上記の実施の形態にお
いては、交換時期が到来した場合の告知を音声メッセー
ジによって行うものとしたが、この告知の具体的な形態
は任意であり、例えば、ブザー音等によって告知を行う
こともできる。また、このような交換時期の告知を行う
ための機能は、警報器1に設けたデイップスイッチ等の
切替手段によってON/OFF切替できるようにしても
よい。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、警報器の交換時期の状態が検出され、告知タイミン
グが到来したことが検出された際、交換時期の検出結果
に関する情報が出力されるので、この告知タイミングを
適切に設定等することによって、ユーザが警報器の近傍
に居る場合に告知を行うことができ、交換時期が到来し
たこと等をユーザに確実に報知することができる。
【0047】また、本発明によれば、警報器にて検出さ
れる物理量に基づいて、告知タイミングが到来したこと
が検出されるので、個別の検出機構を設けることなく、
告知タイミングの到来を判断することができるので、警
報器を簡易かつ安価に構成することができる。
【0048】また、本発明によれば、交換時期が到来し
たことや、告知タイミングが到来したことが検出された
後の経過時間に応じて、上記検出結果に関する情報の出
力形態が変更されるので、経過時間が長くなる程、交換
時期を厳しく促したり、交換時期が到来した旨の表示を
一層目立つようにすることで、警報器の交換を促すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における警報器の全体斜視
図である。
【図2】警報器の要部構成を示すブロック図である。
【図3】交換時期の告知に関する処理のフローチャート
である。
【符号の説明】
1 警報器 2 筐体 3 火災検出部 4 ガス検出部 5 スピーカ 6 電源ランプ 7 火災警報ランプ 8 CO警報ランプ 9 ガス漏れ警報ランプ 10 電源部 11 火災検出回路 12 ガス検出回路 13 音声警報回路 14 表示灯回路 15 火災移報回路 16 有電圧移報回路 20 制御回路 21 ROM 22 RAM 23 A/Dコンバータ 24 CPU
フロントページの続き (72)発明者 藤本 龍雄 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 土井 敏行 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA12 AA32 AA37 AA42 CC02 CC23 DD04 DD05 DD07 DD08 DD25 DD26 EE08 EE18 FF01 FF04 FF19 FF20 GG24 GG40

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の物理量を検出して警報を発する警
    報器について、交換時期に関する告知を行うための、警
    報器の交換時期告知システムであって、 上記警報器の交換時期が到来したか否かを検出するため
    の交換時期検出手段と、 上記交換時期検出手段による検出結果に関する情報を記
    憶する記憶手段と、 上記検出結果に関する情報を告知するための告知タイミ
    ングが到来したことを検出するタイミング検出手段と、 上記タイミング検出手段によって上記告知タイミングが
    到来したことが検出された際、上記記憶手段によって記
    憶された情報に基づいて、上記検出結果に関する情報を
    出力する告知手段と、 を備えることを特徴とする警報器の交換時期告知システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記タイミング検出手段は、当該警報器
    にて検出される上記所定の物理量に基づいて、上記告知
    タイミングが到来したことを検出すること、 を特徴とする請求項1に記載の警報器の交換時期告知シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 上記告知手段は、上記交換時期検出手段
    によって交換時期が到来したことが検出された後の経過
    時間に応じて、または、上記タイミング検出手段によっ
    て上記告知タイミングが到来したことが検出された後の
    経過時間に応じて、上記検出結果に関する情報の出力形
    態を変更すること、 を特徴とする請求項1または2に記載の警報器の交換時
    期告知システム。
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