JP2002170076A - 情報読み取り装置 - Google Patents
情報読み取り装置Info
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Abstract
Sテープを磁気ヘッドで読み書きしている。しかし、こ
の磁気ヘッドは磁気テープから発生する磁気粉等で汚れ
てしまい正常に読み書きが出来なくなってしまう。この
問題解決のため定期的にヘッドの清掃を行うがMSの使
用頻度が少ない装置に置いても定期メンテナンスを行い
磁気ヘッドの清掃を行っているのが現状である。そこで
磁気ヘッドの汚れ具合をメンテナンス作業者にわかる手
段を提供し、無駄なメンテナンスを無くすことで容易化
し、且つ信頼性向上することにある。 【解決手段】MSユニットの磁気ヘッドに汚れ検出用セ
ンサ9を形成し、ヘッドの汚れ具合をMSの動作毎に監
視する。そしてヘッドの汚れ具合が設定値以上となった
時点でヘッド汚れ警告LED5を点灯させ、メンテナン
ス作業者に知らせる。
Description
備えた情報読み取り装置に関し、特に通帳プリンタのM
Sヘッド汚れ検出回路を備えた情報読み取り装置に関す
るものである。
テープ)等の情報担体から情報を読み取る読み取り手段
が設けられた情報読み取り装置、例えば通帳プリンタの
MS磁気ヘッドの汚れは、一般的に定期メンテナンス等
で掃除を行うのが通例となっているが、近年定期メンテ
ナンスの項目や回数を削減し容易化することが要求され
ている。しかしながら、従来の情報読み取り装置におい
ては、使用していると情報担体から発生した屑等が情報
読み取り手段に付着していき、情報担体の情報を正しく
読み書きできなくなってしまう。現在この問題は所定の
サイクルを以て実施される定期メンテナンス時に清掃を
行うことにより解決しているが、その定期メンテナンス
の項目により、メンテナンス回数の削減ができないとい
う問題があった。
許第2738126号によれば、情報読み取り装置に設
けられた読み取り手段が形成された面に付着した汚れ等
を検出する手段として、前記読み取り手段から得られた
情報の出力値と、予め設定された基準値との比較を行っ
て前記汚れを検出するという技術が開示されている。
2738126号に開示された技術においては、情報読
み取り装置の汚れの検出を前記出力値に基づいて行って
いるため、例えば情報担体を磁気テープとし、情報読み
取り手段を磁気ヘッドとした場合には、以下の要因によ
って読み取り装置の汚れを検出する精度の信頼性が低下
することあった。 1.磁気を磁気テープに書き込んだときの書き込み出力
の大きさ 2.磁気ヘッドと磁気テープの距離や位置 3.磁気テープの経年変化や磁石を近づける等による磁
気力低下 すなわち、情報読み取り装置の汚れの検出としては不正
確であるばかりでなく、情報読み取り装置がまったく汚
れていない状況においても、汚れが存在すると判断して
しまう不具合が発生する可能性が大きかった。
鑑みてなされたものであり、定期メンテナンスの項目や
回数を削減し、定期メンテナンスの労力を軽減する情報
読み取り装置を提供することを目的とする。また、本発
明は、情報読み取り装置の汚れを高精度で検出する情報
読み取り装置を提供することを目的とする。
に提供する本願第一の発明に係る情報読み取り装置は、
少なくとも情報担体から情報を読み取る読み取り手段が
設けられた読み取り面と同一の面に形成された一以上の
汚れ検出領域部と、係る汚れ検出領域部に光を照射する
光源部及びその反射光量を検知する受光部からなる一以
上の検出部と、予め設定した所定の光量よりも前記反射
光量が低下したときに報知する報知手段とが設けられた
ことを特徴とする。
と独立した検出部が読み取り面における汚れを光の反射
量に基づいて直接的に検出するため、高精度の検出結果
を得ることができる。
二の発明に係る情報読み取り装置は、少なくとも情報担
体から情報を読み取る読み取り手段が設けられた読み取
り面と同一の面に形成され、光透過性の材質よりなる一
以上の汚れ検出領域部と、係る汚れ検出領域部に光を照
射する光源部及び前記汚れ検出領域部を透過した光の受
光量を検出する受光部からなる一以上の検出部と、予め
設定した所定の光量よりも前記受光量が低下したときに
報知する報知手段とが設けられたことを特徴とする。
と独立した検出部が読み取り面における汚れを光の透過
量に基づいて直接的に検出するため、高精度の検出結果
を得ることができる。
三の発明に係る情報読み取り装置は、請求項1に記載の
情報読み取り装置において、前記汚れ検出領域部が読み
取り面とほぼ同様の素材からなることを特徴とする。
おける汚れを均一に検知することができ、汚れ検出領域
部が形成されていない領域にのみ汚れが付着していると
いう状態を可及的に防ぐことができる。
四の発明に係る情報読み取り装置は、請求項1乃至請求
項3の何れか一に記載の情報読み取り装置において、前
記汚れ検出領域部が着脱可能とされたことを特徴とす
る。
メンテナンスと併せて、汚れ検出領域部を常に正常な検
出結果を得られる状態に保持することができる。
五の発明に係る情報読み取り装置は、請求項1乃至請求
項4の何れか一に記載の情報読み取り装置において、前
記汚れ検出領域部が形成された領域は、前記読み取り手
段を除く読み取り面であることを特徴とする。
おける汚れを広範囲にわたって検出することができ、高
精度の汚れ検出結果を得ることができる。
六の発明に係る情報読み取り装置は、請求項1乃至請求
項5の何れか一に記載の情報読み取り装置において、前
記報知手段がLEDであることを特徴とする。
していないときには読み取り面の清掃の必要は無く、定
期メンテナンスの清掃はLED点灯時のみ行えば良くな
り、汚れていない状態での情報読み取り装置、特に読み
取り面に対しての定期メンテナンス実行を行う必要が無
くなるという効果が得られる。
り装置の一実施の形態における構成について図面を参照
して説明する。図1は、本発明に係る情報読み取り装置
の一実施の形態における構成を示すブロック図である。
また、図2は、本発明に係る情報読み取り装置の一実施
の形態における情報読み取り装置の構成を示す図であ
る。また、図3は、本発明に係る情報読み取り装置の一
実施の形態における磁気ヘッド汚れ検出部の構成を示す
ブロック図である。ここで、本発明に係る情報読み取り
装置の一実施の形態においては、通帳プリンタのMS制
御部及びその磁気ヘッドについて説明する。図1に示す
ように、通帳全体を制御する通帳プリンタ制御部1を有
する。通帳プリンタ制御部1からのデータはMSユニッ
ト制御部2に供給され、MSユニット3を制御する。M
Sユニット3内の磁気ヘッド6には、磁気テープ読み取
り部7とそして、本発明に従って汚れ検出窓8が設けら
れている。この汚れ検出窓8は磁気テープ読み取り部7
の側に位置し、白色等の光を反射し易い色となってい
る。この汚れ検出窓8には汚れ検出センサ9から光が当
てられ、同時に反射する光量を汚れ検出センサ9にて検
出する。反射光量は汚れ検出センサ9からアナログ値と
して出力され磁気ヘッド汚れ検出部4内のA/Dコンバ
ータ10にてデジタル値へと変換されMS制御部2でそ
のデータは保持される。ヘッド汚れ検出部4内のタイミ
ング生成部11ではA/D変換を行うタイミングを制御
する。かくして得られた反射光量データは、MSユニッ
ト制御部2により予め設定されているアラームレベルと
比較されヘッド汚れがアラームレベルを超えたらプリン
タ制御部1に信号を出力する。その出力により通帳プリ
ンタ制御部1はヘッド汚れ警告LED5を点灯させる。
以下、本実施の形態の動作につき説明する。まず、通帳
プリンタの動作について図1のブロック図を用いて説明
する。MS等の通帳アクセスを行う時には上位制御部で
ある通帳プリンタ制御部1からMS制御部2へ命令が発
行されMS制御部2はその命令に従いMSユニット3を
制御する。MSユニット3は通帳印字やMSリード及び
MSライトを実行し、MSリード時は読み取ったデータ
をMSユニット制御部2へデータを転送する。
実施の形態における動作について図面を参照して以下に
説明する。図2及び図3に示すように、MSユニット制
御部2は通帳MSアクセス時には必ず磁気ヘッド汚れ検
出部4に信号を送りMSユニット3内の磁気ヘッド6の
汚れを監視する。その方法は、まず磁気テープ読みとり
部7の横にある汚れ検出窓8へ汚れ検出センサ9から光
を当てる。その光の反射光量を同じく汚れ検出センサ9
で受光し光の強さに応じたアナログ信号を磁気ヘッド汚
れ検出部4へ送る。磁気ヘッド6が磁気テープから発生
する磁気粉等で汚れてくると反射光量は減少するため磁
気ヘッド6の汚れ具合を監視できる。ヘッド汚れを監視
するタイミングは磁気ヘッド汚れ検出部4内のタイミン
グ生成部によって通帳MSが動作する毎に発行される。
そのタイミングに同期してA/Dコンバータ10は反射
光量のアナログ値をデジタル値へ変換しMSユニット制
御部2へ転送する。MSユニット制御部2では予め設定
されているヘッド汚れアラームレベル値とA/Dコンバ
ータ10のデジタル値を比較し、汚れがアラームレベル
を超えたら通帳プリンタ制御部1へ信号を出力する。通
帳プリンタ制御部1ではその信号を受け取ったらヘッド
汚れ警告LEDを点灯させる。このように、本発明は磁
気ヘッド6の汚れを監視し警告することで、無駄なメン
テナンスを減らすことが可能となる。また信頼性向上も
可能となる。
態として、その基本的な構成は上述の本発明の一実施の
形態と同様であるが、汚れ検出センサについてさらに工
夫している。図4は、本発明に係る情報読み取り装置の
他の実施の形態における構成を示す斜視図である。図4
に示すように、汚れ検出領域部及び検出部の構成が反射
型から透過型に変更されている。受光センサ12を磁気
ヘッドの上部へ、発光センサ14をヘッド内部へ搭載し
汚れ検出窓ガラス13をヘッドへ準備する。発光センサ
14から発光した光は汚れ検出窓ガラス13を透過し受
光センサ12へ到達する。ヘッドが磁気粉等で汚れると
汚れ検出窓ガラス13を透過する光も減少し受光センサ
12によって汚れ具合が監視できることになる。
ば、無駄なメンテナンスを無くし容易化させ、また汚れ
検出結果の信頼性向上を実現した情報読み取り装置を提
供することができる。
における構成を示すブロック図である。
における磁気ヘッドの構成を示すブロック図である。
における磁気ヘッド汚れ検出部の構成を示すブロック図
である。
における透過型センサの構成を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】少なくとも情報担体から情報を読み取る読
み取り手段が設けられた読み取り面と同一の面に形成さ
れた一以上の汚れ検出領域部と、係る汚れ検出領域部に
光を照射する光源部及びその反射光量を検知する受光部
からなる一以上の検出部と、予め設定した所定の光量よ
りも前記反射光量が低下したときに報知する報知手段と
が設けられたことを特徴とする情報読み取り装置。 - 【請求項2】少なくとも情報担体から情報を読み取る読
み取り手段が設けられた読み取り面と同一の面に形成さ
れ、光透過性の材質よりなる一以上の汚れ検出領域部
と、係る汚れ検出領域部に光を照射する光源部及び前記
汚れ検出領域部を透過した光の受光量を検出する受光部
からなる一以上の検出部と、予め設定した所定の光量よ
りも前記受光量が低下したときに報知する報知手段とが
設けられたことを特徴とする情報読み取り装置。 - 【請求項3】前記汚れ検出領域部が読み取り面とほぼ同
様の素材からなることを特徴とする請求項1に記載の情
報読み取り装置。 - 【請求項4】前記汚れ検出領域部が着脱可能とされたこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一に記載
の情報読み取り装置。 - 【請求項5】前記汚れ検出領域部が形成された領域は、
前記読み取り手段を除く読み取り面であることを特徴と
する請求項1乃至請求項4の何れか一に記載の情報読み
取り装置。 - 【請求項6】前記報知手段がLEDであることを特徴と
する請求項1乃至請求項5の何れか一に記載の情報読み
取り装置。
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---|---|---|---|
JP2000365365A JP3626677B2 (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | 情報読み取り装置 |
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JP (1) | JP3626677B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014219827A (ja) * | 2013-05-08 | 2014-11-20 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 磁気読取装置および紙幣取扱装置 |
-
2000
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