JP2002169502A - 薄型ディスプレイの画素制御方法と薄型ディスプレイの画素制御装置 - Google Patents

薄型ディスプレイの画素制御方法と薄型ディスプレイの画素制御装置

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JP2002169502A
JP2002169502A JP2000403740A JP2000403740A JP2002169502A JP 2002169502 A JP2002169502 A JP 2002169502A JP 2000403740 A JP2000403740 A JP 2000403740A JP 2000403740 A JP2000403740 A JP 2000403740A JP 2002169502 A JP2002169502 A JP 2002169502A
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Japan
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image signal
gate
pixel
liquid crystal
photocathode
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JP2000403740A
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English (en)
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Yasumasa Sakamoto
康正 坂本
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Kanazawa Institute of Technology (KIT)
Original Assignee
Kanazawa Institute of Technology (KIT)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックライトを備えたディスプレイの画素輝
度を制御するために要するスイッチング能動素子ならび
に画像信号メモリ素子の数を大幅に削減する。 【解決手段】 各画素に対向してその輝度を制御する多
数の画素輝度制御素子(フォトカソードや液晶セルな
ど)を、同一のゲート線からのゲート信号と同一の画像
信号線からの画像信号によって制御される画素輝度制御
素子ごとの画素輝度制御素子ブロックに分け、各画素輝
度制御素子ブロックに属する画素輝度制御素子を、各ブ
ロックごとに個別のスイッチング能動素子ならびに画像
信号メモリ素子を介して、上記同一の画像信号とゲート
信号で制御し、各画素輝度制御素子ブロックの中のそれ
ぞれ一つの画素輝度制御素子の動作タイミングおよび作
動期間を、ゲート信号に関係付けた個別のアドレス信号
で共通に選択制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アクティブマト
リクス方式の液晶ディスプレイ(LiquidCrys
tal Display:LCD)や、電界制御型フォ
トカソードを用いたCRTディスプレイ(Cathod
e Ray Tube Display)で構成される
大画面薄型フラットディスプレイにおいて、薄膜トラン
ジスタ(Thin Film Transistor:
TFT)や金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(M
etal Oxide Semiconductor−
Field Effect Transistor:M
OS−FET)などのスイッチング能動素子ならびにメ
モリ素子(コンデンサ)を用いて各画素の輝度を制御す
るための画素制御方法とその画素制御回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】大画面薄型フラットディスプレイの需要
が高まる中でアクティブマトリックス方式の液晶ディス
プレイが多用されているが、近年本願発明者等によっ
て、大画面薄型フラットディスプレイに適合する電界制
御型フォトカソードディスプレイが提案されている。
【0003】この電界制御型フォトカソードディスプレ
イの基本的な構造については既に特開平11−3396
97公開特許公報で明らかである。すなわち電界制御型
フォトカソードディスプレイは、バックライトからの光
照射を受けて光電子を放出するフォトカソードを電子源
とし、そのフォトカソードからの放出電子ビーム量を、
バックライトの発光量制御によるのではなく、フォトカ
ソードに接続したX変調電極(画像信号電極)とフォト
カソードの近傍に配設したYアドレス電極(アドレス信
号電極)の間の電位差による電界で制御するもので、本
来CRTが備える高解像度、高輝度、高発光効率などの
優れた特性に加え、バックライトを含めてもディスプレ
イの厚みを20mm程度の薄型にすることが容易で、デ
ィスプレイのアノード電圧は従来のブラウン管に比べて
1/4程度となり、消費電力が小さくドライブ電圧も低
くできるなどの特長を有する。
【0004】しかし周知のように、従来のアクティブマ
トリクス方式の液晶ディスプレイの画素制御回路は、図
7に示すように、各画素(カラーディスプレイでは1画
素を構成するRGBサブ画素)(本願ではサブ画素を含
めて画素という)にそれぞれ対応する画素輝度制御素子
となる多数の液晶セルLの全てに対し、各液晶セルL
を通過する光量をそれぞれ個別に制御するTFT(T
)を設け、それらのTFT(T)を、互いに絶縁さ
れてマトリクス状に配設された画像信号線(X電極)X
71,X72,X73,・・・・とゲート線(アドレス
線)(Y電極)GY71,GY72,GY73,・・・
・の各交点の近傍に配設し、各TFT(T)のゲート
にそれぞれ所定のゲート線GY71,GY72,G
73,・・・が接続され、ドレインDにそれぞれ所
定の画像信号線X71,X72,X73,・・・が接続
され、各TFT(T)のソースSと共通電極P
間に各液晶セルLが配設され、各液晶セルLと並列
にメモリ素子となるコンデンサ(図示省略)が形成され
る。
【0005】また上記電界制御型のフォトカソードカラ
ーディスプレイにおいても、各画素の輝度を制御するた
めの従来の画素制御回路は、図8に示すように、各RG
Bサブ画素(以下、画素という)に対する画素輝度制御
素子となる多数のフォトカソードの全てに対し、各フォ
トカソードから放出される電子ビームをそれぞれ個別に
制御するためのMOS−FET(スイッチング能動素
子)Tとコンデンサ(メモリ素子)Cを設け、これ
らのMOS−FET(T)とコンデンサCを、互い
に絶縁されてマトリクス状に配設された画像信号線(X
電極)X81,X82,X83,・・・・・とゲート線
(Y電極)GY81,GY82,GY83,・・・・・
の各交点の近傍に配設し、各MOS−FET(T)の
ゲートBにそれぞれ所定のゲート線GY81,GY
82,GY83,・・・が接続され、ドレインDにそ
れぞれ所定の画像信号線X81,X82,X83,・・
・が接続され、ソースSには、フォトカソードに電気
的に接続されるX変調電極FとコンデンサCが接続
されている。
【0006】したがって従来のアクティブマトリクス方
式の液晶ディスプレイあるいは電界制御型フォトカソー
ドカラーディスプレイのいずれにおいても、各画素にそ
れぞれ個別に対応させてスイッチング能動素子ならびに
メモリ素子を設けるため、画素制御回路の構成に要する
スイッチング能動素子とメモリ素子数は極めて多くな
る。ちなみに例えば30万画素のカラーディスプレイの
場合には90万個のスイッチング能動素子とメモリ素子
が必要である。しかしこれら多数の素子を全て完全に製
造することは極めて困難で、ディスプレイの完成歩留が
低くなることから、その歩留を改善するために更に2〜
3倍の能動素子が必要となり、その結果として薄型ディ
スプレイの製造コストが上昇する難点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ディスプレイ画面の拡
大に伴い画素数が増大すると、1画素に割り当てられる
駆動時間が短くなることから画素の輝度が低下してコン
トラストの低下に繋がるので、全ての画素に個別対応さ
せて多数のスイッチング能動素子とメモリ素子を設ける
ことは高い輝度を得るために有効ではあるが、この発明
は、この種のフラットディスプレイにおいて、実用上十
分な輝度が得られる条件下において、画素の輝度を制御
するために要するスイッチング能動素子とメモリ素子
(コンデンサ)の数を大幅に減じ、スイッチング能動素
子を制御するゲート線の数も削減して、薄型フラットデ
ィスプレイの製造歩留を改善し製造コストの低減を図ろ
うとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題・目的を達す
るために、この発明は、バックライトを備えた薄型ディ
スプレイのドットマトリクス表示画面を構成する各画素
の輝度を、互いに絶縁されてマトリクス状に配設された
画像信号線とゲート信号線からそれぞれ送られてくる画
像信号とゲート信号に基づいて、スイッチング能動素子
とこれに繋がる画素輝度制御素子(フォトカソードや液
晶セルなど)を介して制御するものにおいて、各画素の
それぞれに対向してその画素の輝度を制御する多数の画
素輝度制御素子を、同一の一つのゲート線からのゲート
信号と同一の一つの画像信号線からの画像信号によって
制御される数個の画素輝度制御素子を組にした多数の画
素輝度制御素子ブロックに分け、それら各画素輝度制御
素子ブロックに属する画素輝度制御素子を、各画素輝度
制御素子ブロックごとに個別の一組のスイッチング能動
素子ならびにメモリ素子を介して、同一の画像信号とゲ
ート信号で制御すると共に、各画素輝度制御素子ブロッ
クの中のそれぞれ一つの画素輝度制御素子の作動タイミ
ングおよび作動期間を、ゲート信号に関係付けた個別の
アドレス信号で共通に選択制御する。
【0009】そしてバックライトとそのバックライトの
光を受光して光電子を放出するフォトカソードを備えた
電界制御型ディスプレイのドットマトリクス表示画面に
ついては、各画素のそれぞれに対向しバックライトから
の光の照射を受けてその対向する画素に向けて光電子を
放出する多数のフォトカソードを、同一の一つのゲート
線からのゲート信号と同一の一つの画像信号線からの画
像信号によって制御される数個のフォトカソードを組に
した多数のフォトカソード・ブロックに分け、それらの
各フォトカソード・ブロックに属するフォトカソード
を、各フォトカソード・ブロックごとに個別の一組のス
イッチング能動素子ならびにメモリ素子を介して、前記
同一の画像信号とゲート信号で制御すると共に、各フォ
トカソード・ブロックの中のそれぞれ一つのフォトカソ
ードの光電子放出タイミングおよびその放出期間を、上
記のゲート信号に関係付けた個別のアドレス信号で共通
に選択制御する。
【0010】また、液晶ディスプレイについては、各画
素のそれぞれに対向しバックライトから各画素を照射す
る光量を制御する多数の液晶セルを、同一の一つのゲー
ト線からのゲート信号と同一の一つの画像信号線からの
画像信号によって制御される数個の液晶セルを組にした
多数の液晶セル・ブロックに分け、それらの各液晶セル
・ブロックに属する液晶セルを、各液晶セル・ブロック
ごどに個別の一組のスイッチング能動素子ならびにメモ
リ素子を介して、上記の同一の画像信号とゲート信号で
制御すると共に、各液晶セル・ブロックの中のそれぞれ
一つの液晶セルの作動タイミングおよび作動期間を、上
記のゲート信号に関係付けた個別のアドレス信号で共通
に選択制御する。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の基本的な実施形態の一
つは、バックライトを備えた薄型ディスプレイのドット
マトリクス表示画面を構成する各画素の輝度を、互いに
絶縁されてマトリクス状に配設された画像信号線とゲー
ト信号線からそれぞれ送られてくる画像信号とゲート信
号に基づいて、スイッチング能動素子とこれに繋がる画
素輝度制御素子を介して制御する画素制御方法であっ
て、各画素のぞれぞれに対向してその画素の輝度を制御
する多数の画素輝度制御素子を、同一の一つのゲート線
からのゲート信号と同一の一つの画像信号線からの画像
信号によって制御される数個の画素輝度制御素子を組に
した多数の画素輝度制御素子ブロックに分け、それら各
画素輝度制御素子ブロックに属する画素輝度制御素子
を、各画素輝度制御素子ブロックごとに個別の一組のス
イッチング能動素子ならびにメモリ素子を介して、前記
同一の画像信号とゲート信号で制御すると共に、前記各
画素輝度制御素子ブロックの中のそれぞれ一つの画素輝
度制御素子の作動タイミングおよび作動期間を、前記ゲ
ート信号に関係付けた個別のアドレス信号で共通に選択
制御する薄型ディスプレイの画素制御方法である。
【0012】この発明の他の実施形態は、バックライト
とそのバックライトの光を受光して光電子を放出するフ
ォトカソードを備えた電界制御型ディスブレイのドット
マトリクス表示画面を構成する各画素の輝度を、互いに
絶縁されてマトリクス状に配設された画像信号線とゲー
ト信号線からそれぞれ送られてくる画像信号とゲート信
号に基づいて、スイッチング能動素子とこれに繋がるフ
ォトカソードを介して制御する画素制御方法であって、
各画素のそれぞれに対向してその画素の輝度を制御する
多数のフォトカソードを、同一の一つのゲート線からの
ゲート信号と同一の一つの画像信号線からの画像信号に
よって制御される数個のフォトカソードを組にした多数
のフォトカソード・ブロックに分け、それら各フォトカ
ソード・ブロックに属するフォトカソードを、各フォト
カソード・ブロックごとに個別の一組のスイッチング能
動素子ならびにメモリ素子を介して、前記同一の画像信
号とゲート信号で制御すると共に、前記各フォトカソー
ド・ブロックの中のそれぞれ一つのフォトカソードの光
電子放出タイミングおよびその放出期間を、前記ゲート
信号に関係付けた個別のアドレス信号で共通に選択制御
する薄型ディスプレイの画素制御方法である。
【0013】またこの発明の他の実施形態は、液晶ディ
スプレイのドットマトリクス表示画面を構成する各画素
の輝度を、互いに絶縁されてマトリクス状に配設された
画像信号線とゲート信号線からそれぞれ送られてくる画
像信号とゲート信号に基づいて、スイッチング能動素子
とこれに繋がる液晶セルを介して制御する画素制御方法
であって、各画素のそれぞれに対向してその画素の輝度
を制御する多数の液晶セルを、同一の一つのゲート線か
らのゲート信号と同一の一つの画像信号線からの画像信
号によって制御される数個の液晶セルを組にした多数の
液晶セル・ブロックに分け、それらの各液晶セル・ブロ
ックに属する液晶セルを、各液晶セル・ブロックごとに
個別の一組のスイッチング能動素子ならびにメモリ素子
を介して、前記同一の画像信号とゲート信号で制御する
と共に、前記各液晶セル・ブロックの中のそれぞれ一つ
の液晶セルの作動タイミングおよび作動期間を、前記ゲ
ート信号に関係付けた個別のアドレス信号で共通に選択
制御する薄型ディスプレイの画素制御方法である。
【0014】この発明の基本的な他の実施形態は、ドッ
トマトリクス表示画面を構成する多数の画素と、バック
ライトと、前記画素のそれぞれに対向し前記バックライ
トからの光の照射を受けて前記各対向する画素に向けて
光電子を放出する多数のフォトカソードと、互いに絶縁
されてマトリクス状に配設された画像信号線ならびにゲ
ート線と、前記各画像信号線からの画像信号を前記画像
信号線とゲート線の間の所定のマトリクス位置にある前
記フォトカソードに印加する多数のX変調電極と、前記
各ゲート線からのゲート信号に関係付けて前記所定マト
リクス位置にある前記各フォトカソードの光電子放出タ
イミングおよびその放出期間を選択するアドレス信号を
受ける多数のYアドレス電極を備え、前記各X変調電極
と、そのX変調電極に接続されたフォトカソードの光電
子放出を制御するゲート線ならびに画像信号線の間に、
それぞれ個別のスイッチング能動素子を接続し、その各
スイッチング能動素子を通じて画像信号線からの画像信
号が蓄積される個別のメモリ素子を前記各X変調電極に
接続してフォトカソードを電界制御する薄型CRTディ
スプレイの画素制御装置である。
【0015】またこの発明の他の実施形態は、ドットマ
トリクス表示画面を構成する多数の画素と、バックライ
トと、前記画素のそれぞれに対向し前記バックライトか
らの光の照射を受けて前記各対向する画素に向けて光電
子を放出する多数のフォトカソードと、互いに絶縁され
てマトリクス状に配設された画像信号線ならびにゲート
線と、前記各画像信号線からの画像信号を前記画像信号
線とゲート線の間の所定のマトリクス位置にある前記フ
ォトカソードに印加する多数のX変調電極と、前記各ゲ
ート線からのゲート信号に関係付けて前記所定マトリク
ス位置にある前記各フォトカソードの光電子放出タイミ
ングおよびその放出期間を選択するアドレス信号を受け
る多数のYアドレス電極を備え、前記多数のフォトカソ
ードを、同一の一つのゲート線からのゲート信号と同一
の一つの画像信号線からの画像信号によって光電子放出
が制御される数個のフォトカソードを組にした多数のフ
ォトカソード・ブロックに分け、その各フォトカソード
・ブロックに属するフォトカソードを共に前記X変調電
極の個別の一つに電気的に接続し、前記各Yアドレス電
極をそれぞれ、同じゲート線からのゲート信号によって
制御される前記各X変調電極上のそれぞれ一つのフォト
カソードの周りに共通アドレス電極として配設し、前記
各X変調電極と、そのX変調電極に接続されたフォトカ
ソードの光電子放出を制御するゲート線ならびに画像信
号線の間に、それぞれ個別のスイッチング能動素子を接
続し、その各スイッチング能動素子を通じで画像信号線
からの画像信号が蓄積される個別のメモリ素子を前記各
X変調電極に接続してフォトカソードを電界制御する薄
型CRTディスプレイの画素制御装置である。
【0016】またこの発明の他の実施形態は、ドットマ
トリクス表示画面を構成する多数の画素と、バックライ
トと、前記画素のそれぞれに対向し前記バックライトか
ら各画素を照射する光量を制御する多数の液晶セルと、
互いに絶縁されてマトリクス状に配設された画像信号線
ならびにゲート線と、前記各画像信号線からの画像信号
を前記画像信号線とゲート線の間の所定のマトリクス位
置にある前記液晶セルに印加する多数のX変調電極と、
前記各ゲート線からのゲート信号に関係付けて前記所定
マトリクス位置にある前記各液晶セルの作動タイミング
およびその作動期間を選択するアドレス信号を受ける多
数のYアドレス電極を備え、前記多数の液晶セルを、同
一の一つのゲート線からのゲート信号と同一の一つの画
像信号線からの画像信号によって作動制御される数個の
液晶セルを組にした多数の液晶セル・ブロックに分け、
前記各液晶セル・ブロックに属する液晶セルを共に前記
X変調電極の個別の一つに電気的に接続し、前記各Yア
ドレス電極をそれぞれ、各液晶セル・ブロックにあって
同一のゲート線からのゲート信号によって制御される液
晶セルに共通アドレス電極として接続し、前記各X変調
電極と、そのX変調電極に接続された液晶セルを制御す
るゲート線ならびに画像信号線の間に、それぞれ個別の
スイッチング能動素子を接続し、その各スイッチング能
動素子を通じて画像信号線からの画像信号が蓄積される
個別のメモリ素子を前記各X変調電極に接続して各液晶
セルの動作を制御する液晶ディスプレイの画素制御装置
である。
【0017】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参考に説明す
る。図1ないし図5はこの発明を実施した電界制御型フ
ォトカソードディスプレイの例を示している。図1は同
電界制御型フォトカソードディスプレイのごく一部の画
素制御部分を切り出して拡大した斜視図で、同電界制御
型フォトカソードディスプレイの基本構成を示すもので
ある。図2は図1のA−A’線による部分断面図であ
る。図3は同電界制御型フォトカソードディスプレイの
画素制御回路の一部拡大平面図、図4は同画素制御回路
の基本単位部分の説明図、図5は同画素制御回路の制御
信号波形図である。
【0018】図1ないし図4に示すように、背面ガラス
1と前面ガラス2の間に形成された真空領域3内に、透
明アース電極層4、透明絶縁層5、X変調電極群6(X
変調電極1X,1X,1X,・・・;2X,2
,2X,・・・からなるX変調電極群)、フォト
カソード7R,7G,7B、絶縁層8、Yアドレス電極
群9(Yアドレス電極Ya1,Ya2,Ya3
b1,Yb2,Yb3;・・・からなるYアドレス電
極群)、画像信号線X,X,X,・・・、ゲート
線G,G,G,・・・、メタルバックアノード電
極10、カラー画素を構成するRGB蛍光体の画素11
R,11G,11Bが配設されている。
【0019】すなわち、背面ガラス1の内面全面にイン
ジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide:
ITO)が塗布されて透明アース電極層4が形成され、
その透明アース電極層4の表面全面に重ねて透明絶縁層
5が形成されている。一方、前面ガラス2の内面には、
1つのカラー画素を構成する3色(RGB)の画素(サ
ブ画素)11R,11G,11Bを形成するカラー蛍光
体が塗布され、さらにアルミニウム拡散によるメタルバ
ックアノード電極10が形成されている。なお、12は
サブ画素11R,11G,11Bを区画するブラック・
マトリクスである。
【0020】また透明絶縁層5の上には、Y方向(垂直
方向)に伸びX方向(水平方向)に多数並行する画像信
号線X,X,X・・・と、X方向(水平方向)に
伸びY方向(垂直方向)に多数並行するゲート線G
,G・・・がマトリクス状に配設され、画像信号
線X,X,X・・・とゲート線G,G,G
・・・の各交点には絶縁体13が介在し、これにより画
像信号線X,X,X・・・とゲート線G
,G・・・が互いに絶縁されている。また画像信
号線X,X,X・・・とゲート線G,G,G
・・・の各交点の近傍にはスイッチング能動素子であ
るところのMOS−FET(T)と、メモリ素子となる
コンデンサCが配設されている。
【0021】各X変調電極1X,1X,1X,・
・・;2X,2X,2X,・・・は、Y方向に長
い短冊状の透明導電体で、画像信号線X,X,X
・・・とゲート線G,G,G・・・で形成される
各格子区画内に位置して、透明絶縁層5上に配設されて
いる。透明な各X変調電極1X,1X,1X,・
・・;2X,2X,2X,・・・の上には、1組
のフォトカソード7R,7G,7Bが島状に配設され電
気的に接続されており、フォトカソード7R,7G,7
Bは、それぞれ画素11R,11G,11Bに対向し
て、各画素11R,11G,11Bに向けて光電子を放
出するものである。
【0022】各Yアドレス電極Ya1,Ya2
a3;Yb1,Yb2,Yb3;・・・は、X方向に
長く伸び、フォトカソード7R,7G,7Bの近傍上方
にあって絶縁層8を介して透明絶縁層5の上に重ねられ
ている。Yアドレス電極Ya1,Ya2,Ya3;Y
b1,Yb2,Yb3;・・・からなるYアドレス電極
群9と絶縁層8のそれぞれには、フォトカソード7R,
7G,7Bの位置に合わせた透孔9a、透孔8aが形成
されており、その透孔9a、透孔8aを通して、フォト
カソード7R,7G,7Bが画素11R,11G,11
Bと対向している。そしてまた、X変調電極群6と透明
絶縁層5と透明アース電極層4によってコンデンサCが
形成されている。
【0023】そして画像制御回路の一部を取り出した図
4に示す例から明らかなように、MOS−FET(T)
のゲートBは所定の1つのゲート線、例えばゲート線G
に接続され、ドレインDは所定の1つの画像信号線、
例えば画像信号線Xに接続され、ソースSは、3個の
フォトカソード7Bに電気的に接続されている所定の1
つのX変調電極、例えばX変調電極2Xとコンデンサ
Cに接続されている。
【0024】背面ガラス1のさらに背後にはバックライ
ト14が取り付けられており、バックライト14からの
光が背面ガラス1、透明アース電極層4、透明絶縁層
5、透明なX変調電極群6を通してフォトカソード7
R,7G,7Bを照射し、この光照射によってフォトカ
ソード7R,7G,7Bから光電子が放出し、この放出
光電子が、高電圧が印加されているメタルバックアノー
ド電極10に引かれて、対向する画素11R,11G,
11Bのカラー蛍光体に衝突してこれを励起し、前面ガ
ラス2にカラー表示を映し出す。
【0025】フォトカソード7R,7G,7Bからの光
電子放出量は、各X変調電極1X,1X,1X
・・・;2X,2X,2X,・・・と各Yアドレ
ス電極Ya1,Ya2,Ya3;Yb1,Yb2,Y
b3;・・・の間の電位差によって制御される。すなわ
ち、X変調電極1X,1X,1X,・・・;2X
,2X,2X,・・・の電位に対しYアドレス電
極Ya1,Ya2,Ya3;Yb1,Yb2,Yb3
・・・の電位が十分高くなれば、フォトカソード7R,
7G,7Bの電位に比しその周辺の電位が高くなること
から光電子が放出し、逆にX変調電極1X,1X
1X,・・・;2X,2X,2X,・・・の電
位に対しYアドレス電極Ya1,Ya2,Ya3;Y
b1,Yb2,Yb3;・・・の電位が低くなれば、フ
ォトカソード7R,7G,7Bの電位に比しその周辺の
電位が低くなることから光電子の放出が抑えられ、ある
いはフォトカソード7R,7G,7Bから画素11R,
11G,11Bに向かう光電子の流れをカットオフ状態
にする。なお、Yアドレス電極Ya1,Ya2,Y
a3;Y b1,Yb2,Yb3;・・・は、フォトカソ
ード7R,7G,7Bから画素11R,11G,11B
に向かう光電子の流れを集束し、画素11R,11G,
11Bに集中させて高輝度・高解像度の画像を得る集束
電極の作用も成す。
【0026】またYアドレス電極Ya1,Ya2,Y
a3;Yb1,Yb2,Yb3;・・・は、それぞれア
ドレス線Y,Y,Y,Y,Y,Y,・・・
に接続され、アドレス線Y,Y,Y,Y
,Y,・・・からアドレス信号を受ける。そして
例えばゲート線G,G,Gに現れるゲート信号
(クロック信号)t,t,tと、これに基づいて
アドレス線Y,Y,Y・・・からYアドレス電極
a1,Ya2,Ya3に印加されるアドレス信号(O
N・OFF信号)の関係は図5に示す通りで、ゲート信
号t,t,tによってMOS−FET(T)がO
N・OFF制御され、Yアドレス電極Ya1,Ya2
a3;Yb1,Yb2,Yb3;・・・に送られるア
ドレス信号によってフォトカソード7R,7G,7Bか
ら画素11R,11G,11Bに向かう光電子の放出が
制御される。
【0027】図3および図4に示すディスプレイの例と
して、走査線数:525本、画素数:525×525×
(4/3)×3=1102500個、とすれば、ゲート
線G,G,G・・・の数:525÷3=175
本、画像信号線X,X,X・・・の数:525×
(4/3)×3=2100本となる。そして、画像信号
は先ずフレームメモリに記憶され、ゲート線GがON
状態で、1水平走査分の画像データが画像信号線X
2100とこれらに接続されたMOS−FET(T)
を介してX変調電極1X〜2X2100に接続された
コンデンサCに蓄積され、ゲート線GがOFF状態に
なった後も、そのコンデンサCに蓄積された電圧が、X
変調電極1X〜1X2100に、1/180秒間印加
される。そして1水平走査期間(63.5μ秒)の後、
ゲート線GがON状態となり、第4番目の水平走査部
の画像信号が、画像信号線X〜 X2100とこれら
に接続されたMOS−FET(T)を介してX変調電極
2X〜2X2100に接続されたコンデンサCに蓄積
され、各コンデンサCに蓄積された電圧は1/180秒
間保持されてX変調電極2X〜2X2100に印加さ
れ、以下ゲート線G以降についても同様に作動する。
【0028】ここで重要なことは、いわゆるドットマト
リクス表示画面を構成する極めて多数の画素11R,1
1G,11Bにそれぞれ対応する多数のフォトカソード
7R,7G,7Bを、同一の画像信号線(画像信号線X
,X,X・・・の一つ)から画像信号を受ける数
個のフォトカソードごとに組にして多数のフォトカソー
ド・ブロックに分け、各ブロックのフォトカソード7
R,7G,7Bを1つのX変調電極(X変調電極X変調
電極1X,1X,1X,・・・;2X,2
,2X,・・・のいずれか)の上に配設すると共
に、各ブロックのそれぞれ一つのフォトカソード7R,
7G,7Bを共通に制御するYアドレス電極Ya1,Y
a2,Ya3;Yb1,Yb2,Yb3;・・・を設
け、各ブロックのフォトカソードからの光電子の放出
を、前記一つのX変調電極(X変調電極1X,1
,1X,・・・;2X,2X,2X,・の
いずれか)とYアドレス電極Ya1,Ya2,Ya3
b1,Yb2,Yb3;を介して、前記他のブロック
のフォトカソードの制御に無関係な個別の1組のMOS
−FET(T)とコンデンサCで制御していることであ
る。
【0029】上記実施例では、各一つのフォトカソード
・ブロックに属するフォトカソード7R,7G,7Bの
数(N)は3個で、これにより全ての画素ごとにMOS
−FETを接続した従来の薄型カラーディスプレイに比
し、1つのカラーディスプレイに組み込むMOS−FE
T(T)とコンデンサCの数を、ぞれぞれ3分の1に減
ずることができる。上記実施例では、各ブロックに属す
るフォトカソードの数Nを3としたが、その数(N)を
さらに適当に増すこともでき、実用上その数(N)を2
ないし10にすることができる。そして各ブロックに属
するフォトカソードの数をNとすれば、ディスプレイに
組み込むMOS−FET(T)とコンデンサCの数をN
分の1(1/N)に大幅に減ずることができる。
【0030】図6は、この発明を実施したアクティブマ
トリクス液晶ディスプレイの例で、その画素制御装置の
概略構成を示している。61は多数の画素面61r,6
1g,61bが形成されたドットマトリクス液晶表示画
面、62はバックライト、Lは液晶セルで、液晶セル
は、各画素面61r,61g,61bにそれぞれ対
向しバックライト62から各画素面61r,61g,6
1bを照射する光量を制御する。G61,G62,・・
・はゲート線、X61,X62,X63・・・は画像信
号線、1X61,1X62,1X63・・・;2
61,2X62,2X63,・・・はX変調電極、Y
a61,Ya62,Ya63;Yb61,Yb62,Y
b63;・・・はYアドレス電極である。TはMOS
−FET(スイッチング能動素子)、BはMOS−FE
TC Tのゲート、DはMOS−FETC Tのド
レイン、SはMOS−FETCTのソース、Cはコ
ンデンサ(メモリ素子)である。画像信号線X61,X
62,X63・・・とゲート線G61,G62・・・は
互いに絶縁されたマトリクス状に配設されている。
【0031】前記多数の液晶セルLは、同一の一つの
ゲート線G61,G62・・・からのゲート信号と同一
の一つの画像信号線X61,X62,X63・・・から
の画像信号によって作動制御される数個の液晶セルL
を組にした多数の液晶セル・ブロックに分けられ、各液
晶セル・ブロックに属する液晶セルLが共にX変調電
極1X61,1X62,1X63・・・;2X61,2
62,2X63,・・・の個別の一つに電気的に接続
され、各Yアドレス電極Ya61,Ya62
a63;Yb61,Yb62,Yb63;・・・がそ
れぞれ、各液晶セル・ブロックにあって同一のゲート線
線G61,G62・・・・からのゲート信号によって制
御される液晶セルLに共通接続され、各X変調電極、
1X61,1X62,1X63・・・;2X61,2X
62,2X63,・・・と、そのX変調電極、1
61,1X62,1X63・・・;2X61,2X
62,2X63,・・・に接続された液晶セルLを制
御するゲート線線G61,G62・・・ならびに画像信
号線X61,X62,X63・・・の間に、それぞれ個
別のスイッチング能動素子Tが接続され、その各スイ
ッチング能動素子Tを通じて画像信号線X61,X
62,X63・・・からの画像信号が蓄積される個別の
メモリ素子Cが、前記各X変調電極1X61,1X
62,1X63・・・;2X61,2X62,2
63,・・・に接続されたものである。そしてゲート
線G61,G62・・・、画像信号線X61,X62
63・・・、X変調電極1X61,1X62,1X
63・・・;2X61,2X62,2X63,・・・、
Yアドレス電極Ya61,Ya62,Ya63;Y
b61,Yb62,Yb63;・・・、MOS−FET
(スイッチング能動素子)T、コンデンサ(メモリ素
子)Cで液晶セルLの動作を制御する機能は、前記
図3、図5で記したところと同等である。
【0032】
【発明の効果】上記実施例からも明らかなように、この
発明に係る薄型ディスプレイの画素制御方法ならびにそ
の画素制御装置によれば、各画素のそれぞれに対向して
その画素の輝度を制御する多数の画素輝度制御素子を、
同一の一つのゲート線からのゲート信号と同一の一つの
画像信号線からの画像信号によって制御される数個の画
素輝度制御素子を組にした多数の画素輝度制御素子ブロ
ックに分け、それら各画素輝度制御素子ブロックに属す
る画素輝度制御素子を、各画素輝度制御素子ブロックご
とに個別の一組のスイッチング能動素子ならびにメモリ
素子を介して、前記同一の画像信号とゲート信号で制御
すると共に、前記各画素輝度制御素子ブロックの中のそ
れぞれ一つの画素輝度制御素子の作動タイミングおよび
作動期間を、前記ゲート信号に関係付けた個別のアドレ
ス信号で共通に選択制御することにより、各画素のそれ
ぞれに対向してその画素の輝度を制御する多数の画素輝
度制御素子の全てにそれぞれ個別にスイッチング能動素
子と画像信号メモリ素子を接続した従来のディスプレイ
の画素制御方法・装置に比し、一つのディスプレイに組
み込むスイッチング能動素子ならびに画像信号メモリ素
子の数を大幅に削減ずることができ、これによって薄型
ディスプレイの製造歩留が改善され薄型ディスプレイの
製造コストを大幅に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した電界制御型フォトカソード
ディスプレイの要部を一部切り出して拡大した斜視図。
【図2】図1のA−A’線による部分断面図。
【図3】同電界制御型フォトカソードディスプレイの画
素制御回路の一部拡大平面図。
【図4】同画素制御回路の基本単位部分の拡大構成図。
【図5】同画素制御回路の制御信号波形図。
【図6】この発明を実施したアクティブマトリックス液
晶ディスプレイの画素制御回路の概略構成図。
【図7】従来のアクティブマトリックス液晶ディスプレ
イの画素制御回路の概略構成図。
【図8】従来の電界制御型フォトカソードディスプレイ
の画素制御回路の概略構成図。
【符号の説明】
1:背面ガラス 2:前面ガラス 3:真空領域 4:透明アース電極層 5:透明絶縁層 6:X変調電極群 7R,7G,7B:フォトカソード(画素輝度制御素
子) 8:絶縁層 8a:透孔 9:Yアドレス電極群 9a:透孔 10:メタルバックアノード電極 11R,11G,11B:画素(サブ画素) 12:ブラック・マトリクス 13:絶縁体 14:バックライト 61:液晶表示画面 62:バックライト C:コンデンサ(メモリ素子) D:ドレイン B:ゲート S:ソース T,T:MOS−FET(スイッチング能動素子) L:液晶セル(スイッチング能動素子) G,G,G・・・;G61,G62・・・:ゲー
ト線 X,X,X・・・:画像信号線 1X,1X,1X,・・・;2X,2X,2
,・・・;・・・:X変調電極 1X61,1X62,1X63,・・・;2X61,2
62,2X63,・・・;・・・:X変調電極 Y,Y,Y,Y・・・:アドレス線 Ya1,Ya2,Ya3;Yb1,Yb2,Yb3;・
・・:Yアドレス電極 Ya61,Ya62,Ya63;Yb61,Yb62
b63;・・・:Yアドレス電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/22 G09G 3/22 Z 3/36 3/36

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックライトを備えた薄型ディスプレイ
    のドットマトリクス表示画面を構成する各画素の輝度
    を、互いに絶縁されてマトリクス状に配設された画像信
    号線とゲート信号線からそれぞれ送られてくる画像信号
    とゲート信号に基づいて、スイッチング能動素子とこれ
    に繋がる画素輝度制御素子を介して制御する画素制御方
    法において、各画素のそれぞれに対向してその画素の輝
    度を制御する多数の画素輝度制御素子を、同一の一つの
    ゲート線からのゲート信号と同一の一つの画像信号線か
    らの画像信号によって制御される数個の画素輝度制御素
    子を組にした多数の画素輝度制御素子ブロックに分け、
    それら各画素輝度制御素子ブロックに属する画素輝度制
    御素子を、各画素輝度制御素子ブロックごとに個別の一
    組のスイッチング能動素子ならびにメモリ素子を介し
    て、前記同一の画像信号とゲート信号で制御すると共
    に、前記各画素輝度制御素子ブロックの中のそれぞれ一
    つの画素輝度制御素子の作動タイミングおよび作動期間
    を、前記ゲート信号に関係付けた個別のアドレス信号で
    共通に選択制御することを特徴とする薄型ディスプレイ
    の画素制御方法。
  2. 【請求項2】 バックライトとそのバックライトの光を
    受光して光電子を放出するフォトカソードを備えた電界
    制御型ディスプレイのドットマトリクス表示画面を構成
    する各画素の輝度を、互いに絶縁されてマトリクス状に
    配設された画像信号線とゲート信号線からそれぞれ送ら
    れてくる画像信号とゲート信号に基づいて、スイッチン
    グ能動素子とこれに繋がるフォトカソードを介して制御
    する画素制御方法において、各画素のそれぞれに対向し
    てその画素の輝度を制御する多数のフォトカソードを、
    同一の一つのゲート線からのゲート信号と同一の一つの
    画像信号線からの画像信号によって制御される数個のフ
    ォトカソードを組にした多数のフォトカソード・ブロッ
    クに分け、それら各フォトカソード・ブロックに属する
    フォトカソードを、各フォトカソード・ブロックごとに
    個別の一組のスイッチング能動素子ならびにメモリ素子
    を介して、前記同一の画像信号とゲート信号で制御する
    と共に、前記各フォトカソード・ブロックの中のそれぞ
    れ一つのフォトカソードの光電子放出タイミングおよび
    その放出期間を、前記ゲート信号に関係付けた個別のア
    ドレス信号で共通に選択制御することを特徴とする薄型
    ディスプレイの画素制御方法。
  3. 【請求項3】 液晶ディスプレイのドットマトリクス表
    示画面を構成する各画素の輝度を、互いに絶縁されてマ
    トリクス状に配設された画像信号線とゲート信号線から
    それぞれ送られてくる画像信号とゲート信号に基づい
    て、スイッチング能動素子とこれに繋がる液晶セルを介
    して制御する画素制御方法において、各画素のそれぞれ
    に対向してその画素の輝度を制御する多数の液晶セル
    を、同一の一つのゲート線からのゲート信号と同一の一
    つの画像信号線からの画像信号によって制御される数個
    の液晶セルを組にした多数の液晶セル・ブロックに分
    け、それらの各液晶セル・ブロックに属する液晶セル
    を、各液晶セル・ブロックごとに個別の一組のスイッチ
    ング能動素子ならびにメモリ素子を介して、前記同一の
    画像信号とゲート信号で制御すると共に、前記各液晶セ
    ル・ブロックの中のそれぞれ一つの液晶セルの作動タイ
    ミングおよび作動期間を、前記ゲート信号に関係付けた
    個別のアドレス信号で共通に選択制御することを特徴と
    する薄型ディスプレイの画素制御方法。
  4. 【請求項4】 各ブロックに属する画素輝度制御素子あ
    るいはフォトカソードあるいは液晶セルの数を2ないし
    10に設定したことを特徴とする請求項1ないし請求項
    3のいずれかの項に記載の薄型ディスプレイの画素制御
    方法。
  5. 【請求項5】 ドットマトリクス表示画面を構成する多
    数の画素と、バックライトと、前記画素のそれぞれに対
    向し前記バックライトからの光の照射を受けて前記各対
    向する画素に向けて光電子を放出する多数のフォトカソ
    ードと、互いに絶縁されてマトリクス状に配設された画
    像信号線ならびにゲート線と、前記各画像信号線からの
    画像信号を前記画像信号線とゲート線の間の所定のマト
    リクス位置にある前記フォトカソードに印加する多数の
    X変調電極と、前記各ゲート線からのゲート信号に関係
    付けて前記所定マトリクス位置にある前記各フォトカソ
    ードの光電子放出タイミングおよびその放出期間を選択
    するアドレス信号を受ける多数のYアドレス電極を備
    え、前記各X変調電極と、そのX変調電極に接続された
    フォトカソードの光電子放出を制御するゲート線ならび
    に画像信号線の間に、それぞれ個別のスイッチング能動
    素子が接続され、その各スイッチング能動素子を通じて
    画像信号線からの画像信号が蓄積される個別のメモリ素
    子が、前記各X変調電極に接続されたことを特徴とする
    薄型ディスプレイの画素制御装置。
  6. 【請求項6】 ドットマトリクス表示画面を構成する多
    数の画素と、バックライトと、前記画素のそれぞれに対
    向し前記バックライトからの光の照射を受けて前記各対
    向する画素に向けて光電子を放出する多数のフォトカソ
    ードと、互いに絶縁されてマトリクス状に配設された画
    像信号線ならびにゲート線と、前記各画像信号線からの
    画像信号を前記画像信号線とゲート線の間の所定のマト
    リクス位置にある前記フォトカソードに印加する多数の
    X変調電極と、前記各ゲート線からのゲート信号に関係
    付けて前記所定マトリクス位置にある前記各フォトカソ
    ードの光電子放出タイミングおよびその放出期間を選択
    するアドレス信号を受ける多数のYアドレス電極を備
    え、前記多数のフォトカソードは、同一の一つのゲート
    線からのゲート信号と同一の一つの画像信号線からの画
    像信号によって光電子放出が制御される数個のフォトカ
    ソードを組にした多数のフォトカソード・ブロックに分
    けられ、前記各フォトカソード・ブロックに属するフォ
    トカソードが共に前記X変調電極の個別の一つに電気的
    に接続され、前記各Yアドレス電極がそれぞれ、同じゲ
    ート線からのゲート信号によって制御される前記各X変
    調電極上のそれぞれ一つのフォトカソードの周りに共通
    して配設され、前記各X変調電極と、そのX変調電極に
    接続されたフォトカソードの光電子放出を制御するゲー
    ト線ならびに画像信号線の間に、それぞれ個別のスイッ
    チング能動素子が接続され、その各スイッチング能動素
    子を通じて画像信号線からの画像信号が蓄積される個別
    のメモリ素子が、前記各X変調電極に接続されたことを
    特徴とする薄型ディスプレイの画素制御装置。
  7. 【請求項7】 前面ガラスの内側に、ドットマトリクス
    表示画面を構成する多数の蛍光体の画素が形成され、背
    面ガラスの外側にバックライトが設けられ、前記背面ガ
    ラスと前面ガラスの間に形成された真空領域内に、互い
    に絶縁されてマトリクス状に配設される画像信号線とゲ
    ート線、前記画素のそれぞれに対向してその各画素に向
    けて光電子を放出する多数のフォトカソード、前記各画
    像信号線からの画像信号を前記画像信号線とゲート線の
    間の所定のマトリクス位置にある前記フォトカソードに
    印加する多数のX変調電極、前記各ゲート信号に関係付
    けて前記所定マトリクス位置にある前記フォトカソード
    の光電子放出タイミングおよびその放出期間を選択する
    アドレス信号を受ける多数のYアドレス電極が配置さ
    れ、前記背面ガラスの内面に透明アース電極層が形成さ
    れ、その透明アース電極層の表面に重ねて透明絶縁層が
    形成され、その透明絶縁層の上に、Y方向に伸びX方向
    に多数並行する前記画像信号線とX方向に伸びY方向に
    多数並行する前記ゲート線が配設され、その画像信号線
    とゲート線の各交点の近傍にスイッチング能動素子とメ
    モリ素子が配設され、短冊状の透明導電体の前記X変調
    電極が前記画像信号線とゲート線で形成される各格子区
    画内に位置して前記透明絶縁層上に配設され、前記多数
    のフォトカソードは、前記画像信号線ならびにゲート線
    のうち同一の画像信号線からの画像信号と同一のゲート
    線からのゲート信号に基づいて光電子制御される数個の
    フォトカソードごとに組分けされた多数のフォトカソー
    ド・ブロックに分けられ、その各フォトカソード・ブロ
    ックに属するフォトカソードが共に前記X変調電極のそ
    れぞれ別個の一つの上に電気的に接続され、前記各Yア
    ドレス電極がそれぞれ、同一のゲート線からのゲート信
    号によって制御される前記各X変調電極上のそれぞれ一
    つのフォトカソードの周りに共通して配設され、前記各
    X変調電極とそのX変調電極に接続されたフォトカソー
    ドの光電子放出を制御するゲート線ならびに画像信号線
    の間にそれぞれ個別の前記スイッチング能動素子が接続
    され、その各スイッチング能動素子を通じて画像信号線
    からの画像信号が蓄積される個別の前記メモリ素子が前
    記各X変調電極に接続されたことを特徴とする薄型ディ
    スプレイの画素制御装置。
  8. 【請求項8】 ドットマトリクス表示画面を構成する多
    数の画素と、バックライトと、前記画素のそれぞれに対
    向し前記バックライトから各画素を照射する光量を制御
    する多数の液晶セルと、互いに絶縁されてマトリクス状
    に配設された画像信号線ならびにゲート線と、前記各画
    像信号線からの画像信号を前記画像信号線とゲート線の
    間の所定のマトリクス位置にある前記液晶セルに印加す
    る多数のX変調電極と、前記各ゲート線からのゲート信
    号に関係付けて前記所定マトリクス位置にある前記各液
    晶セルの作動タイミングおよびその作動期間を選択する
    アドレス信号を受ける多数のYアドレス電極を備え、前
    記多数の液晶セルは、同一の一つのゲート線からのゲー
    ト信号と同一の一つの画像信号線からの画像信号によっ
    て作動制御される数個の液晶セルを組にした多数の液晶
    セル・ブロックに分けられ、前記各液晶セル・ブロック
    に属する液晶セルが共に前記X変調電極の個別の一つに
    電気的に接続され、前記各Yアドレス電極がそれぞれ、
    各液晶セル・ブロックにあって同一のゲート線からのゲ
    ート信号によって制御される液晶セルに共通接続され、
    前記各X変調電極と、そのX変調電極に接続された液晶
    セルを制御するゲート線ならびに画像信号線の間に、そ
    れぞれ個別のスイッチング能動素子が接続され、その各
    スイッチング能動素子を通じて画像信号線からの画像信
    号が蓄積される個別のメモリ素子が、前記各X変調電極
    に接続されたことを特徴とする薄型ディスプレイの画素
    制御装置。
  9. 【請求項9】 各ブロックに属するフォトカソードある
    いは液晶セルの数が2ないし10に設定されたことを特
    徴とする請求項5ないし請求項8のいずれかの項に記載
    の薄型ディスプレイの画素制御装置。
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