JP2002169492A - 視認性及び誘目性に優れる表示具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量で薄く、いかなる場所や狭少なスペース
でも取りつけや係止装着ができ、而も高輝度で多彩な発
光色光と多様な模様やデザインを発光点滅表示しえ、以
って視認性と誘目性に著るしく優れる表示具を提供す
る。 【構成】 合成樹脂フィルム素材からなる透明電極の上
面に発光厚膜層が多様な模様やデザイン或いは発光色光
毎に絶縁区画されて塗着され、且該発光厚膜層の上面に
は誘電体厚膜層が積層されたうえ、その上面には発光厚
膜層の絶縁区画に対応して背面電極が積層され、これら
全体が透明合成樹脂フィルム材で密封されてなる外部保
護層が形成されたエレクトロルミネッセンス表示板材
と、透明電極及び背面電極と連結されその端末が外方に
延出されて集約された連結ソケットと、交流電源若しく
は直流電源を制御器を介して多様な通電パターンとなし
連結プラグより通電させる制御回路からなる構成。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は大型店舗等における多種
多量の商品が陳列展示される場所において、特定商品へ
の注目と選択購買を図るため販促用表示具を初め、登山
や釣り等アウトドアレジャーにおける着衣に装備させて
緊急時や遭難時における所在の確認や捜索性を高めるた
めの表示具として、若しくは着衣、帽子、バッグ等に装
着させて自己パフォーマンスを楽しむための表示具とし
ては極めて好適な視認性及び誘目性に優れる表示具に関
する。

【０００２】

【従来技術】今日においては消費財はもとより耐久消費
財に至るまで、その主たる購入場所はスーパー、デパー
ト、量販店、専門店等の大型店舗に集約されつつある。
ところでこれら大型店舗内には極めて多種多量の消費財
や耐久消費財が陳列展示されるものであるから、それぞ
れ各個の消費財や耐久消費財には選択的購買を企図して
多彩な色調とデザインからなる包装が施され、或いは商
品説明を兼ねたタグやシール等が付帯されている。

【０００３】然るに多種多量の消費財や耐久消費財が高
密度に陳列展示されている状況下においては、仮令斬新
な色調やデザインが施された包装やタグ或いはシールが
付帯されても、購買者には店舗内照明光の反射色光とし
て視覚されるに過ぎず、且多種多量の消費財若しくは耐
久消費財からの色光とが混在視覚されるため、特定消費
財若しくは耐久消費財の視認性は著るしく低い状況にお
かれている。加えて大型店舗内では歩行購買がなされる
ものの、反面陳列展示される消費財や耐久消費財は固定
陳列されてなるから、反射色光も固定され特別な誘目性
も創出されず、従って購買者の蓋然的恣意的選択に委ね
られたままにある。

【０００４】更に近年においては登山やハイキング、釣
り、ヨット等のアウトドアレジャーが著しく増大化して
おり、且これらレジャーは日没や夜間に亘っての活動も
多く、従って天候の急変や夜間行動等に伴い迷走や遭難
事故も頻発している。そして迷走や遭難に際しては早期
の発見と救助が絶対条件とされるものの、多数の救助隊
が出動しても所在が不明のまま広大な自然の中で、且夜
間や悪天候時における探索ライトでの発見は不可能に近
いとさえ言われている。かかる対応策として、アウトド
アレジャーに要する着衣や帽子、靴等の一部分に、光回
帰性反射テープ片や蛍光反射テープ片を装着させて、迷
走や遭難時に早期発見できるような試みもなされている
が、これら手段は探索ライト等の照射光線が直射された
場合にその反射光で初めて所在が確認されるものである
から、自動車等の往来する道路上においては所在確認が
なしえるものの、広大な自然の中、特には夜間や悪天候
下では実効性すら認められない。

【０００５】加えて最近では、特に若者の個性化が進ん
でおり、且社会環境も昼夜を問わず活動していることか
ら若者等は特異な色彩やデザイン等が施された着衣を初
め奇異な装身具等をまといパフォーマンスを主張する傾
向にあるが、これら着衣や装身具は昼間のみの訴求性し
かなく、従って日没後や夜間では短時間の化学発光に係
るケミライトやＬＥＤ発光ペン等点発光や線発光体を使
用せざるを得づ、十分なパフォーマンスが主張できない
状況にある。

【０００６】かかる実情に鑑み、発明者等は研究を重ね
た結果、極めて軽量且薄型に形成しえ而も低電圧低電力
で面全体が高い輝度で発光しえるエレクトロルミネッセ
ンスに着目した。即ち現状におけるエレクトロルミネッ
センスはバックライトや夜間照明、及び各種機器類の平
面ディスプレイにも採用されつつあるもので、大別して
分散型エレクトロルミネッセンスと薄膜型エレクトロル
ミネッセンスがあるが、本発明に適合する分散型エレク
トロルミネッセンスは図５に示す如く、全体の保形性を
維持するガラス基板Ａの上面に透明電極Ｂを積層し、且
この透明電極Ｂの上面に誘電体ペーストに蛍光体粉末Ｃ
を分散させてなるバインダーを用い、スクリーン印刷法
により略３０乃至５０μｍ程度の厚さで発光厚膜層Ｄを
塗着形成し、更に該発光厚膜層Ｄの上面に安定性改善の
ための誘電体厚膜層Ｅを積層させたうえ、その上面には
アルミ薄膜からなる背面電極Ｆが積層されてなる構成の
ものである。

【０００７】そこで発明者等は、該エレクトロルミネッ
センスについて更なる研究を重ねた結果、全体の保形性
を維持するためのガラス基材の使用は、本発明の如く比
較的面積が小さく且ＰＯＰ広告用表示具の如く、多種多
量に陳列展示される消費財若しくは耐久消費財相互の僅
かなスペースに載置し或いは係止させるものでは他の消
費財や耐久消費財自体或いはそのパッケージに損傷を与
える危険があり、更には着衣等に装着されるため衝突時
や転倒時の破損や傷害発生も危惧される。これがため透
明性と可撓性並びに剛性を保持する合成樹脂フィルム素
材の一側面に透明導電膜をコーティングすることによ
り、透明電極と且保形機能を保持できること、並びに発
光厚膜層が誘電体ペーストに蛍光体粉末が分散されてな
るバインダーをスクリーン印刷により塗着し形成させる
ものであるから、適宜の模様やデザインを絶縁区画して
且この絶縁区画毎に異る色光で発光するバインダを用い
て発光厚膜層を形成しえること、及びこの発光厚膜層の
上面に誘電厚膜層を介して、絶縁区画された発光厚膜層
の形状及び面積に対応するよう背面電極を配し、透明電
極との間に所要のパターンの通電をなすことにより、高
輝度と多様な色光を以って模様やデザインを発光表示し
えることを究明し本発明に至った。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】即ち本発明は極めて軽
量で且薄く、いかなる場所でも載置若しくは係止装着で
き、而も高輝度で多彩な色光と多様な模様やデザインで
発光表示し、以って視認性と誘目性に著るしく優れる表
示具を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明が用いた技術的手段は、透明で可撓性及び剛
性を有する合成樹脂フィルム素材の一側面に透明導電膜
をコーティングして透明電極となし、且この透明電極の
上面に誘電体ペーストに蛍光体粉末が分散されたバイン
ダーを、スクリーン印刷により所要の厚さで且適宜模様
やデザインが絶縁区画され、而も絶縁区画毎が異なる色
光で発光するよう発光厚膜層が形成されてなり、更にこ
の発光厚膜層の上面には所要の厚さの誘電体厚膜層が積
層されてなるとともに、該誘電体厚膜層の上面には、絶
縁区画された発光厚膜層のそれぞれの形状および面積に
対応した背面電極が積層されて、且この全体が透明合成
樹脂フィルム材で密封されたエレクトロルミネッセンス
表示板材と、それぞれの絶縁区画に通電するため背面電
極と連結されてなる端末並びに透明電極と連結された端
末とが集約されてエレクトロルミネッセンス表示板材の
外方に延出されてなる連結ソケットと、交流若しくは直
流電源を所要の通電パターンを以って透明電極及び絶縁
区画された発光厚膜層の形状及び面積に対応して配位さ
れた背面電極に制御通電させる制御回路とにより構成さ
れてなるものに存する。加えてエレクトロルミネッセン
ス表示板材の裏面適宜位置にマジックテープ片、粘着テ
ープ片若しくは適宜の係止具が取付けられてなる構成に
存する。

【００１０】

【作用】本発明は上述の如き構成からなるため、以下の
ような作用を有する。即ち保形のためのガラス基板を用
いず且透明で可撓性と剛性を有する合成樹脂フィルム素
材の一側面に透明導電層がコーティングされて透明電極
が形成され、この透明電極の上面に誘電体ペーストに蛍
光体粉末が分散されたバインダーを、スクリーン印刷法
により所要の厚さに、而も多様な模様及びデザインがそ
れぞれ絶縁区画され且この絶縁区画の各個が適宜の色光
で発光しえるよう発光厚膜層が塗着形成され、更にこの
発光厚膜層の上面には適宜厚さの誘電体厚膜層が積層さ
れ且その上面には発光厚膜層の絶縁区画に対応した形
状、面積の背面電極が積層されたうえ、この全体が透明
合成樹脂フィルム材で密封されてエレクトロルミネッセ
ンス表示板材が形成されてなるから、極めて軽量且薄肉
なうえ変形も自在であるから曲面部にも係止固定ができ
るとともに、外部衝撃に際しても変形緩和作用が働いて
エレクトロルミネッセンス表示板が保護され、更には耐
水性や防塵性が保持されて発光に係る電気的トラブルも
発生せず、特には紫外線に脆弱な蛍光体粉末も密封合成
樹脂フィルム材で遮断されるため長期に亘り安定した発
光が実現される。

【００１１】そして発光厚膜層が模様やデザイン毎に絶
縁区画され且この絶縁区画のそれぞれが異る色光で発光
するよう形成されてなるから、これら絶縁区画各個に若
しくは適宜数の絶縁区画に同時に、且通電パターンを制
御のうえ通電することで、高輝度と多彩な色光を有する
模様やデザインが発光表示されるため極めて視認性が高
く而も模様やデザインが可動するよう看取されることか
ら著しく高い誘目性も発揮される。更にエレクトロルミ
ネッセンス表示板材への通電に際しては、背面電極に連
絡されてなる端末及び透明電極に連結されてなる端末が
該エレクトロルミネッセンス表示板材の外方に延出され
た連結ソケットに集約されているため、適宜の交流若し
くは直流電源を所要の通電パターン及び絶縁区画各個若
しくは適宜数の絶縁区画に同時に通電させるため、制御
器を介した制御回路からの出力を、該連結ソケットに嵌
入接続するのみで、視認性と誘目性に優れる発光表示が
なしえる。

【００１２】

【実施例】以下に本発明実施例を図とともに詳細に説明
すれば、図１はエレクトロルミネッセンス表示板材１の
拡大断面図であって、透明電極１０は素材として透明で
可撓性及び剛性を保持するものが好適であるところか
ら、具体的にはポリカーボネールフィルムやポリエステ
ルフィルム、ポリアミドフィルム或いはセルローストリ
アセテート等の合成樹脂フィルム素材１０Ａが挙げら
れ、且その厚さはＰＯＰ広告表示具の如く比較的広面積
のものでは略０．１乃至０．５ｍｍ程度が望ましく、更
に着衣や帽子、バッグ等に装着させるワッペン状の物で
は面積も狭く、寧ろ衝突や転倒時における安全性の面か
らは柔軟であることも必要なため、０．０７乃至０．１
ｍｍ程度のものが望まれる。そしてかかる合成樹脂フィ
ルム素材１０Ａの一側面、より正確には上面には透明導
電層１０Ｂがコーティングされてなるもので、この透明
導電層１０Ｂは透明な合成樹脂コーティング材に導電成
分として酸化錫（ＳｎＯ_２）や硫化亜鉛（ＺｎＳ）、硫
化亜鉛と酸化インジウム（ＺｎＳ−ＩｎＯ_２）との化合
物が挙げられ、且合成樹脂コーティング材は使用される
合成樹脂フィルム素材１０Ａとの被着性の良いものが選
択されれば良い。

【００１３】かくしてなる透明電極１０の上面には、所
要の厚さで発光厚膜層１１がスクリーン印刷法により塗
着形成されてなるもので、この発光厚膜層１１は誘電体
ペースト１１Ａに所要の色光を発光しえる蛍光体粉末１
１Ｂを分散配合させたバインダー１１Ｃを用いてスクリ
ーン印刷を施すもので、該発光厚膜層１１の一般的な厚
さとしては略３０乃至１００μｍである。かかる場合に
おいて誘電体ペースト１１Ａの具体的なものとしてはシ
アノエチル系樹脂接着剤が挙げられ、且所望する色光と
使用する蛍光体粉末の成分を挙げれば、発光波長５０８
ｎｍの青色では硫化ストロンチウム（ＳｒＳ）とセレン
（Ｃｅ）の化合物、発光波長５４５ｎｍの緑色では硫化
亜鉛（ＺｎＳ）とテルビウム（Ｔｂ）、フッ素（Ｆ）及
び酸素（Ｏ）等のドナー性不純物、発光波長が６５０ｎ
ｍの赤色では、硫化亜鉛（ＺｎＳ）とサマリウム（Ｓ
ｍ）、及び塩素（Ｃｌ）等のドナー性不純物が好適で且
該蛍光体粉末の粒径としては、微粒なものが分散性及び
発光性のうえから望まれるため、通常においては、その
粒径は略０．５乃至５μｍ程度のものが使用される。

【００１４】加えて発光厚膜層１１の形成に際して肝要
なことは、多様な模様やデザイン１１Ａを多彩な色光を
以って適宜の通電パターンでそれぞれを各個に若しくは
適宜の組合せで発光表示させ、以ってその高輝度及び色
光による視認性と可動的表示による誘目性を創出させる
ため、その模様やデザイン１１Ａ或いは背景１１Ｂが相
互に絶縁区画されて塗着形成されることであってこの絶
縁区画１１Ｄの形成手段は相互の絶縁区画１１Ｄの間に
略１０乃至３０μｍの絶縁間隔１１Ｅを設けて塗着形成
させる方法や絶縁間隙１１Ｅの相当部分を無発光の塗膜
で形成する方法が提案される。

【００１５】そしてかかる発光厚膜層１１の上面には、
通電により発光厚膜層１１の発光の安定性を図るうえか
ら、誘電体厚膜層１２が積層されている。この誘電体厚
膜層１２の素材としてはポリエステルフィルムやポリア
ミドフィルムが挙げられ、且その厚さは発光厚膜層１１
に所要の電界を付加させるうえから略１０乃至３０μｍ
程度で形成されれば良い。更にこの誘電体厚膜層１２の
上面には、発光厚膜層１１のそれぞれの絶縁区画１１Ｃ
に電界を有効に付加せしめるうえから、背面電極１３が
積層されている。即ち該背面電極１３は、発光厚膜層１
２のそれぞれの絶縁区画１１Ｃを電界付加により独立し
て発光せしむるため、絶縁区画１１Ｃと対応した形状及
び面積に形成させることが望ましく、且該背面電極１３
の素材としては一般にアルミ金属膜が用いられる。

【００１６】かかる如くして透明電極１０、発光厚膜層
１１、誘電体厚膜１２、及び背面電極１３が相互に積層
された積層体全体の外表面には、該積層体を外部衝撃か
ら保護し或いは水分や塵埃などの侵入並びに付着を防止
し、長期に亘って安定した発光表示がなされるよう、透
明な合成樹脂フィルム材により密封される外部保護層１
４が形成されて、エレクトロルミネッセンス表示板材１
が構成されている。無論かかる外部保護層１４の密封形
成に際しては、図２に示すように透明電極１０及びそれ
ぞれの絶縁区画１１Ｃと対応した背面電極１３に通電の
ために、それぞれに連結された連結線２Ａの端末２Ｂが
外方に延出されたうえ連結ソケット２に集約されてい
る。

【００１７】図３は本発明の制御回路３の説明図であっ
て、使用電源３Ａとしては交流電源でも直流電源でも使
用可能であって、店舗内等での使用途には室内電源を降
圧して使用することが好都合であるが、着衣や帽子等に
装着させ携行使用させる場合には、当然に小型乾電池が
使用される。そして、この電源３Ａはその模様やデザイ
ン若しくは色光等によるそれぞれの絶縁区画１１Ｃと対
応して形成された背面電極１３に多様な通電パターンで
通電させるための制御器３Ｂが介在されるが、該制御器
３Ｂは特段の制約はなく、所望する通電パターンに半導
体を適宜に組合わせたもので十分使用でき、而してし所
望の通電パターンに制御された電源３は連結プラグ３Ｃ
により連結ソケット２と連結され通電発光表示がなされ
ることとなる。

【００１８】図４は、制御回路３で通電パターンを制御
のうえ通電させた発光表示の態様図であってＡは絶縁区
画１１Ｃの内のＰ１の区画のみに通電された場合の発光
表示であり、ＢにおいてはＰ１の区画及びＬ１、Ｌ２、
Ｌ３の区画に通電された発光表示を示し、更にＣにおい
てはＰ１及びＰ２、並びにＬ１乃至Ｌ７の区画に通電さ
れた場合の発光表示を示している。加えて本発明は陳列
棚を初め着衣や帽子等広範な場所や個所で装着使用され
ることから、エレクトロルミネッセンス表示板材１の裏
面には装着のための適宜の係止具４（図示せず）が取付
けられている。

【００２０】

【発明の効果】本発明は以上述べたように、エレクトロ
ルミネッセンス表示板材が、透明の合成樹脂フィルム素
材を用いた透明電極の上面に発光厚膜層がそれぞれの模
様やデザイン或いは発光色光毎に絶縁区画されて塗着形
成され、且その上面に誘電体厚膜層が積層されたうえ更
にその上面には、絶縁区画された発光厚膜層がそれぞれ
独立して発光表示できるよう、背面電極が該絶縁区画に
対応して積層されたうえ、これら全体が透明な合成樹脂
フィルム材で密封されてなるから、極めて軽量で薄く且
可撓性を有するとともにその裏面には適宜の係止具が取
り付けてなるため陳列棚を初め着衣、帽子、バッグ等の
僅かなスペースでも容易に載置若しくは装着使用でき、
而も衝撃付加に際しても可撓性による緩和作用が働いて
破損することがなく、且身体や装着物を損傷する危険も
なく、更に水分や湿気或いは塵埃の侵入も確実に防止さ
れるため、長期に亘って安定した発光表示がなしえる。
加えて本発明はエレクトロルミネッセンスによる発光を
用いるから、低電圧低電力で発光表示がなしえるため維
持費用が安価で且発光厚膜層が模様やデザイン或いは発
光色光毎に絶縁区画され、この絶縁区画毎に制御回路を
介して多様なパターンの通電がなされるため、高輝度と
模様やデザイン及び特有の蛍光色光によるコントラスト
が相俟って極めて高い視認性が発揮され、更には模様や
デザイン或いは背景等が多様なパターンで発光点滅され
ることにより可動的に視覚されて強い誘目性も創出され
る等、本発明では極めて新規で特長の多い視認性及び誘
目性に優れた表示具といえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】エレクトロルミネッセンス表示板材の断面説明
図である。

【図２】ＰＯＰ表示具として用いた場合の見取図であ
る。

【図３】制御回路の説明図である。

【図４】発光表示の説明図である。

【図５】従来のエレクトロルミネッセンスの説明図であ
る。

【符号の説明】

１ エレクトロルミネッセンス表示板材 １０ 透明電極 １０Ａ 合成樹脂フィルム素材 １０Ｂ 透明導電層 １１ 発光厚膜層 １１Ａ 誘電体ペースト １１Ｂ 蛍光体粉末 １１Ｃ バインダー １１Ｄ 絶縁区画 １１Ｅ 絶縁間隙 １２ 誘電体厚膜層 １３ 背面電極 １４ 外部保護層 ２ 連結ソケット ２Ａ 連結線 ２Ｂ 端末 ３ 制御回路 ３Ａ 電源 ３Ｂ 制御器 ３Ｃ 連結プラグ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 照捷 東京都文京区小石川３丁目１番５号 (72)発明者 石山 慶泰 東京都調布市飛田給２丁目10番地３ アス タルテ調布201号 Ｆターム(参考） 3K007 AB02 BA06 CB01 DA05 EB00 5C094 AA10 AA15 AA47 BA27 CA01 EA05 5C096 AA22 AA24 AA25 BA04 CA06 CA22 CC07 DC04 DD01 DD02 EA06 EB03 FA01

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 透明で可撓性を有する合成樹脂フィルム
   素材からなる透明電極の上面に誘電体ペーストに蛍光体
   粉末が分散されたバインダーを、スクリーン印刷法によ
   り適宜厚さで且所要の模様及びデザイン若しくは発光色
   光によりそれぞれの絶縁区画が発光されるような発光厚
   膜層が塗着形成され、而も該発光厚膜層の上面には誘電
   体厚膜層が積層され、且その上面にはそれぞれの絶縁区
   画に所要の通電パターンを以って通電させるため、該絶
   縁区画に対応した形状及び面積の背面電極が積層されて
   なり、この全体が透明な合成樹脂フィルム材で密封され
   たエレクトロルミネッセンス表示板材と、該エレクトロ
   ルミネッセンス表示板材の外部に延出され、且透明電極
   及び背面電極に連結された連結線の端末が集約された連
   結ソケットと、交流若しくは直流電源より所要の通電パ
   ターンを以って制御通電せしむる制御回路とにより構成
   される、視認性及び誘目性に優れる表示具。
2. 【請求項２】エレクトロルミネッセンス表示板材の裏面
   の適宜位置に、マジックテープ（登録商標）片若しくは
   粘着テープ片或いは適宜の係止具が取付けられてなる請
   求項１記載の視認性及び誘目性に優れる表示具。