JPH11175007A - 自発光可能な再帰性反射シートおよびその製造方法 - Google Patents

自発光可能な再帰性反射シートおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH11175007A
JPH11175007A JP9321273A JP32127397A JPH11175007A JP H11175007 A JPH11175007 A JP H11175007A JP 9321273 A JP9321273 A JP 9321273A JP 32127397 A JP32127397 A JP 32127397A JP H11175007 A JPH11175007 A JP H11175007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
transparent
optical
particles
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9321273A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Araki
好則 荒木
Hidetoshi Abe
秀俊 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority to JP9321273A priority Critical patent/JPH11175007A/ja
Priority to EP98960269A priority patent/EP1032853B1/en
Priority to CNB988114151A priority patent/CN1144070C/zh
Priority to PCT/US1998/024668 priority patent/WO1999027396A1/en
Priority to US09/195,891 priority patent/US5988822A/en
Priority to DE69804494T priority patent/DE69804494T2/de
Priority to CA002310465A priority patent/CA2310465A1/en
Priority to AU15911/99A priority patent/AU1591199A/en
Publication of JPH11175007A publication Critical patent/JPH11175007A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/12Reflex reflectors
    • G02B5/126Reflex reflectors including curved refracting surface
    • G02B5/128Reflex reflectors including curved refracting surface transparent spheres being embedded in matrix
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/20Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
    • G09F13/22Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な再帰反射性を有し、かつ外部光源から
の照明がなく再帰性反射が生じない場合でも、夜間の視
認性が十分である様に自らの発光輝度が高められた自発
光可能な再帰性反射シートを提供する。 【解決手段】 少なくとも1つの主要面(11)を有する透
明基材(1)と、その主要面(11)に密着した光学層(2)と、
光学層(2)に密着した反射層(3)とを含んでなり、光学層
(2)は、透明基材(1)の主要面(11)に密着した第1透明ポ
リマー層(21)と、第1透明ポリマー層(21)に部分的に露
出した状態で埋設された屈折率1.4〜4.0の透明ビーズを
含む光学粒子層(23)と、光学粒子層(23)の露出部分を被
覆しかつ反射層(3)と密着した第2透明ポリマー層(22)
とからなり、反射層(3)が透明ビーズの焦点曲面に大略
沿って配置され、光学粒子が、外部エネルギーを吸収し
て発光する複数の発光粒子を更に含有する自発光可能な
再帰性反射シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる封入レン
ズ型再帰性反射シートの改良に関し、再帰反射性に加え
て、自発光性能も併せ持つ再帰性反射シートに関する。
【0002】
【従来の技術】封入型再帰性反射シートは、たとえば、
透明ポリマー層中に封入された複数の透明ビーズからな
る層と、そのポリマー層の光入射面側に配置された透明
基材と、上記透明ビーズの焦点面に沿って配置された円
弧状の反射層とからなる構造を有する。透明ビーズの層
は、通常、実質的に単層状に形成される。この様な再帰
性反射シートは、道路標識、広告看板、ガードレール、
大型車両の後部反射板、洋服等の物品の表面に貼り付
け、主にそれら物品の夜間の視認性を高める目的で広く
使用されている。
【0003】この様な封入型再帰性反射シートは、たと
えば、次の様にして製造される。まず、透明基材の上
に、第1透明ポリマーを含有する塗料を塗布し、その塗
料が固化する前に、透明ビーズを層状に撒布し、そのビ
ーズを塗料中に部分的に埋設させ、その後その塗料を固
化して、第1透明ポリマー層に部分的に露出した状態で
埋設された透明ビーズ層を形成する。続いて、透明ビー
ズ層の露出部分を被覆する様に第2透明ポリマーを含有
する塗料を塗布し、その塗料を固化して、透明ビーズの
焦点曲面に大略沿って配置された表面を有する第2ポリ
マー層を形成する。最後に、第2ポリマー層の上記表面
に沿って反射層を積層して、再帰性反射シートを完成さ
せる。この様な封入型再帰性反射シートの製造工程は比
較的簡単であり、製造コストを安くすることが容易であ
る。
【0004】しかしながら、この様な封入型再帰性反射
シートは、外部から照射された光を反射して初めて観察
者によって視認されるので、自動車のヘッドライト等の
限られた光源または照明源しか存在しない環境、例え
ば、近くに街灯がない道路脇などでは、夜間の視認性の
向上にも自ずと限界があった。すなわち、この様な環境
では、標識、看板等の表示体に適用し、歩行者に情報を
知らせる効果は不十分であった。
【0005】そこで、再帰性反射シートが有する上記問
題を解決するために、反射シートとエレクトロルミネッ
センス(EL)素子とを組み合わせた構成が、いくつか
の特許および特許出願、たとえば、特表平8−5021
31号公報(米国特許第5,315,491号及び米国特
許第5,300,783号に対応)、国際出願公開WO9
2/14173号(米国特許第5,243,457号及び
米国特許第5,237,448号に対応)等に提案されて
いる。これらの特許公報には、透明ビーズを用いないキ
ューブコーナープリズム型再帰性反射材と、EL素子ま
たは/および蓄光性顔料層とからなる面状発光体とを組
み合わせた、比較的薄型の自発光可能な反射シートが開
示されている。また、蓄光性顔料を含有する面状発光体
を、プリズム型再帰性反射材の背面に配置した再帰性反
射シートも知られており、たとえば、米国特許第5,4
15,911号、特開平7−218708号等の公報に
開示されている。
【0006】これらの再帰性反射シートは、再帰性反射
シートへの外部からの照明がほとんどない状態で、歩行
者等の外部光源を持たない観察者が観察する場合の輝度
(自発光輝度)を高め、夜間の視認性を高めることがで
きる。しかしながら、その反面、これらの再帰性反射シ
ートは、プリズム型再帰性反射材と、面状発光体とを別
々に作製し、それらを積層して製造されるので、製造工
程が比較的複雑であり、必然的に製造コストが高くなる
おそれがある。
【0007】一方、ガラスビーズを含む再帰性反射層
と、蓄光性顔料を含む光学層とが上下関係を持って配置
された、自発光可能な再帰性反射シートが、特開平5−
173008号公報、特開平6−160615号公報、
特開平7−218708号公報、特開平8−12935
1号公報等に開示されている。これらの再帰性反射シー
トでは、たとえば、再帰性反射層の表面を部分的に被覆
する様に光学層が配置され、光学層で被覆されていない
部分が再帰反射性を有する。しかしながら、再帰性反射
層と光学層とを別々に形成するので、製造工程を簡単に
することは比較的困難であり、また、再帰性反射に寄与
しない再帰性反射層部分が存在することになり、製造コ
ストを安くすることは容易ではない。
【0008】更に、ガラスビーズと蓄光性顔料とを含有
する分散液から形成された光学層と、その背面側かつ上
記ガラスビーズの焦点位置に配置された反射層とを含ん
でなる、自発光可能な反射シートが、特開昭60−20
5501号公報等に開示されている。この様な反射シー
トでは、製造工程を簡単にすることができ、製造コスト
を安くすることも容易である。しかしながら、分散液塗
布型の反射シートは、次の様な問題点を有する。すなわ
ち、上記光学層は、分散液の塗布、乾燥によって形成さ
れるので、ビーズの表面のほとんどが顔料で被覆され、
再帰反射性が低下する傾向がある。したがって、再帰反
射性を高めるには可能な限り蓄光性顔料の量を低減する
必要があるが、そうすると、自発光輝度が著しく低下す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述の様に、再帰性反
射シートへの外部からの照明がほとんどない状態で、歩
行者等の外部光源を持たない観察者が観察する場合の輝
度、すなわち自発光輝度を高めることは、道路標識、看
板等の表示体としての再帰性反射シートの用途において
は重要な課題の1つである。しかしながら、上記従来の
反射シートでは、十分な再帰反射性を有しつつ自発光輝
度を高め、しかも、製造工程を簡単にし、製造コストを
安くすることが困難であった。そこで、本発明の目的
は、十分な再帰反射性(反射輝度)を有し、かつ外部光
源からの照明がなく再帰性反射が生じない場合でも、夜
間の視認性が十分である様に自らの発光輝度が高めら
れ、しかも、製造工程が比較的簡単であり、製造コスト
を安くすることが容易である、自発光可能な再帰性反射
シートを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、(a)少なくとも1つの主要面(11)
を有する透明基材(1)と、(b)透明基材(1)の少
なくとも1つの主要面(11)に密着した光学層(2)
と、(c)光学層(2)に密着した反射層(3)とを含
んでなり、上記光学層(2)は、(I)透明基材(1)
の少なくとも1つの主要面(11)に密着した第1透明
ポリマー層(21)と、(II)第1透明ポリマー層(2
1)に部分的に露出した状態で埋設された、1.4〜
4.0の範囲の屈折率を有する複数の透明ビーズ(G)
を含有する光学粒子の層(23)と、(III)光学粒子
の層(23)の上記露出部分を被覆し、かつ反射層
(3)と密着した第2透明ポリマー層(22)とからな
り、上記反射層(3)が上記透明ビーズ(G)の焦点曲
面に大略沿って配置された、再帰性反射シートにおい
て、上記光学粒子が、さらに、外部からのエネルギーを
吸収して発光する複数の発光粒子(L)を含有し、透明
ビーズ(G)と発光粒子(L)との容積比(G:L)が、
10:90〜90:10の範囲にあることを特徴とする
自発光可能な再帰性反射シートを提供する。
【0011】さらに、本発明は、本発明の自発光可能な
再帰性反射シートの製造方法であって、 A:透明基材(1)の少なくとも1つの主要面(11)
の上に、第1透明ポリマーを含有する塗料を塗布し、そ
の塗料が固化する前に、上記透明ビーズ(G)と上記発
光粒子(L)とを含有する光学粒子を層状に撒布し、そ
の光学粒子の層を塗料中に部分的に埋設させ、その後そ
の塗料を固化して、第1透明ポリマー層(21)と、そ
のポリマー層(21)に部分的に露出した状態で埋設さ
れた光学粒子の層(23)とを形成し、 B:光学粒子の層(23)の露出部分を被覆する様に第
2透明ポリマーを含有する塗料を塗布し、その塗料を固
化して、光学粒子の層(23)と密着し、上記透明ビー
ズ(G)の焦点曲面に大略沿って配置された表面を有す
る第2ポリマー層(22)を形成し、 C:第2ポリマー層(22)の上記表面に沿って反射層
(3)を積層する、ステップを含んでなる製造方法を提
供する。
【0012】本発明の再帰性反射シートでは、光学層が
上記の様な構成を有するので、夜間の視認性を十分確保
できる様に、再帰性反射輝度と自発光輝度とを十分に高
めることが可能である。この様な作用は、光学粒子が層
状に、好適には単層状に配置された場合、特に顕著であ
る。これは、再帰性反射に寄与する透明ビーズは、光学
粒子層の最表面に位置し、発光粒子により被覆されるこ
とがない状態にできるからである。層状の光学粒子層
は、詳細は後述するが、複数の光学粒子を、それらを固
着する透明ポリマー層の表面に撒布することにより容易
に形成できる。
【0013】第1および第2の透明ポリマー層は、光学
粒子層を固定的に挟持し、光学層内に光学粒子を「封
入」するための層である。これらの層は、発光粒子が発
する光と、透明ビーズおよび反射層からなる再帰性反射
要素による反射光とを十分に透過させるために、高い透
明性を有するのが好適である。この様な観点から、これ
らのポリマー層の光透過率は、通常70%以上、好適に
は80%以上、特に好適には90%以上である。同じ理
由から、透明基材の光透過率も、通常70%以上、好適
には80%以上、特に好適には90%以上である。な
お、本明細書において、「光透過率」は、日本分光
(株)社製の紫外/可視分光光度計「型番:U best V
−560」を使用し、550nmの光を用いて測定した
光線透過率を意味する。
【0014】本発明の再帰性反射シートは、透明ビーズ
層を、透明ビーズと、外部からのエネルギーを吸収して
発光する複数の発光粒子とを含有する光学粒子の層に置
き換える以外は、前述の封入型再帰性反射シートの製造
方法と実質的に同一の製造工程によって製造可能であ
る。したがって、製造工程を比較的簡単にし、製造コス
トを安くすることが容易である。
【0015】再帰性反射シートに含まれる各層が互いに
密着することは、反射輝度および自発光輝度を高める様
に作用する。また、再帰性反射シートに、道路標識等の
用途において要求されるレベルの高耐久性も付与するこ
とができる。
【0016】透明ビーズ(G)と発光粒子(L)との容
積比G:Lが、10:90〜90:10の範囲である
と、反射輝度と自発光輝度とが、夜間の視認性を高める
のに十分なレベルに達する。透明ビーズと発光粒子のい
ずれかの含有量が10容積%未満であると、夜間の視認
性が低下する。これらの含有割合は、再帰性反射と自発
光のどちらを重視するかによって、上記範囲において適
宜決定できる。しかしながら、道路標識等の屋外に配置
される表示体に適用される場合、上記容積比は、好適に
は20:80〜80:20、特に好適には30:70〜
70:30の範囲である。
【0017】発光粒子は、外部からのエネルギーを吸収
して発光する材料からなるものであれば、いずれでも利
用できる。たとえば、外部から得た光エネルギーを蓄積
し、燐光を発する蓄光性顔料や、電気エネルギーを供給
されて発光する蛍光体粒子が使用できる。
【0018】発光粒子として蛍光体発光粒子を用いる
と、本発明により、エレクトロルミネッセンス(EL)
発光が可能な再帰性反射シートを提供することができ
る。すなわち、透明基材が透明電極層を有し、その透明
電極層の表面に光学層が密着し、その光学層の第1およ
び第2透明ポリマー層がともに高誘電率ポリマーを含ん
でなり、反射層は、導電性材料を含んでなる導電性反射
層である、再帰性反射シートであり、かつ、発光粒子が
蛍光体粒子である。この場合、透明電極層と導電性反射
層とを通じて光学層に印加された電気エネルギーを吸収
して発光粒子が発光する。EL発光は、燐光発光に比べ
て高い発光輝度を実現できるので、夜間の視認性をいっ
そう高めることができる。しかも、従来のEL自発光型
再帰性反射シートとは異なり、EL素子と再帰性反射シ
ートとを別々に形成し、それらを積層する方法によら
ず、封入レンズ型再帰性反射シートと実質的に同じ方法
で製造できる。
【0019】また、上記A〜Cのステップを含んでなる
本発明の製造方法は、それにより製造された再帰性反射
シートの反射輝度および自発光輝度を、夜間の視認性が
十分である様に高め、しかも、製造工程を簡単にし、製
造コストを安くすることが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】再帰性反射シート 本発明の再帰性反射シートの好適な形態を、図1を参照
して説明する。図1の再帰性反射シートは、透明基材
(1)と、透明基材(1)の少なくとも1つの主要面
(11)に密着した光学層(2)と、光学層(2)に密
着した反射層(3)とから構成される。図示の再帰性反
射シートはEL自発光型であるので、透明基材(1)
は、と光学層(2)側に、透明電極層(12)を有して
おり、反射層(3)は、導電性反射層である。
【0021】光学粒子の層(23)は、第1透明ポリマ
ー層(21)に部分的に露出した状態で埋設された、
1.4〜4.0の範囲の屈折率を有する複数の透明ビー
ズ(G)と発光粒子(L)とからなる単層状の層であ
り、光学粒子層(23)の露出部分は、第2透明ポリマ
ー層(22)によって被覆されている。第2透明ポリマ
ー層(22)は、光学粒子層(23)と密着し、かつ透
明ビーズ(G)の焦点曲面に大略沿った形状の表面を有
する様に形成されている。第2ポリマー層(22)が焦
点曲面に大略沿った形状の表面を有する様に形成する方
法は、従来の封入レンズ型再帰性反射シートにおける方
法と同じである。導電性反射層(3)は、第2ポリマー
層の焦点曲面に沿った形状の表面上に形成される。ま
た、発光粒子が蛍光体粒子ではない場合(たとえば、蓄
光性顔料などの場合)、反射層(3)は、従来の再帰性
反射シートで用いられ得る反射性材料を用いて形成でき
る。
【0022】透明ビーズの屈折率が1.4未満である場
合、反射層(3)とビーズとの間の距離(焦点距離)を
比較的大きくする必要があるので、それに応じて第2ポ
リマー層の厚みを大きくする必要がある。そうすると、
シート全体の厚みが大きくなり、取り扱いや製造が困難
になるばかりか、第2ポリマー層による光の吸収が無視
できなくなる場合があり、反射輝度が低下するおそれが
ある。また、EL発光型の場合、導電性反射層と透明電
極層との距離が大きくなるので、発光効率が低下し、発
光輝度も低下するおそれがある。一方、本発明では、屈
折率が4.0を越える透明ビーズも使用できるが、屈折
率が4.0を超える場合、透明性の高いビーズの製造が
困難になり、反射輝度を高めることができないおそれが
ある。この様な観点から、屈折率の好適な範囲は、1.
5〜3.0の範囲である。また、上記範囲であれば、異
なる屈折率を有する複数の透明ビーズを混合して用い、
広観測角特性を有する再帰性反射シートをつくることも
できる。
【0023】透明ビーズの粒子径は、通常15〜200
μm、好適には30〜100μmの範囲である。粒子径
が小さすぎると反射輝度が低下するおそれがあり、反対
に大きすぎると第2ポリマー層の厚みを大きくする必要
があり、上記と同様の不都合が生じるおそれがある。な
お、発光粒子の粒子径は、透明ビーズのそれと略同一で
あるのが好適である。透明ビーズとしては、従来の再帰
性反射シートに用いられ得るものが使用でき、たとえ
ば、ガラスビーズ、セラミックビーズ、ガラス−セラミ
ックビーズ等の無機質ビーズが挙げられる。
【0024】また、再帰性反射シートを標識板やガード
レール等の設置場所に固定的に配置する場合、反射層
(3)の背面(第2ポリマー層と接しない自由面)に密
着した、接着剤層(図示せず)を配置するのが好まし
い。接着剤としては、感熱型接着剤、感圧型接着剤、硬
化型接着剤、重合型接着剤、溶媒揮散型接着剤等が使用
できる。
【0025】再帰性反射性シートを、道路標識や広告等
の表示体用途に用いる場合、透明基材の表面に着色層ま
たは印刷層を設けることもできる。着色層または印刷層
は、透明性の高いアクリル系インク、塩酢ビ系インクを
含む塗料を用い、スクリーン印刷、静電プリント、イン
クジェットプリント等の通常の印刷手段で設けることが
できる。着色層または印刷層を有する光透過性のフィル
ムを、透明基材の表面に貼り付けても良い。また、上記
塗料が蛍光染料や蛍光顔料を含む場合、薄暮時の視認性
を向上させることもできる。
【0026】透明基材 通常、透明基材は、光透過率が70%以上、好適には8
0%以上、特に好適には90%以上の樹脂からなる。樹
脂としては、たとえば、アクリル樹脂、ポリフッ化ビニ
リデン系樹脂、アクリル系/ポリフッ化ビニリデンのポ
リマーブレンド樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、塩
化ビニル系樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリ
フッ化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂等が例示で
きる。
【0027】本発明の効果を損なわない限り、上記樹脂
に、紫外線吸収剤、吸湿剤、着色剤(蛍光染料を含
む)、燐光物質、熱安定剤、充填剤等の添加剤を含有さ
せることもできる。たとえば、透明基材に、光学層の発
光色と補色の関係にある色に発色する蛍光染料を含有さ
せ、白色発光させることもできる 透明基材の厚みは、通常10〜1000μmの範囲であ
る。また、本発明の効果を損なわない限り、2以上の樹
脂層を含む多層フィルムからなる基材を用いることがで
きる
【0028】第1ポリマー層および第2ポリマー層 第1ポリマー層および第2ポリマー層を形成する材料と
しては、透明性の高いポリマーが好適である。たとえ
ば、アクリル樹脂、ポリフッ化ビニリデン系樹脂、アク
リル系/ポリフッ化ビニリデンのポリマーブレンド樹
脂、ポリエステル、ポリウレタン、塩化ビニル系樹脂、
ポリイミド、ポリオレフィン系樹脂、エポキシ樹脂等で
ある。第1ポリマー層の厚みは、通常3〜1,000μ
mであり、第2ポリマー層の厚みは通常2〜1,000
μmである。なお、第1および第2のポリマー層を、異
なる種類のポリマーから形成することもできるし、同種
類のポリマーから形成してもよい。
【0029】EL発光型再帰性反射シートの場合、これ
らのポリマー層は、高誘電率ポリマーを含んでなる透明
な層である。本明細書において、高誘電率ポリマーは、
1kHzの交流電圧を印加して測定した誘電率が通常約
5以上、好適には7〜25、特に好適には8〜18の範
囲のポリマーを意味する。誘電率が低すぎると発光輝度
が高められないおそれがあり、反対に高すぎると、光学
層の寿命が短くなるおそれがある。
【0030】高誘電率ポリマーとしては、たとえは、フ
ッ化ビニリデン系樹脂、シアノ系樹脂等が挙げられる。
フッ化ビニリデン系樹脂は、たとえば、フッ化ビニリデ
ンホモポリマー、または、フッ化ビニリデンモノマー
と、少なくとも1種の他のフッ素系モノマーとの共重合
により得られる。他のフッ素系モノマーは、たとえば、
四フッ化エチレン、三フッ化塩化エチレン、三フッ化エ
チレン、六フッ化プロピレン等である。シアノ系樹脂
は、たとえば、シアノエチルセルロース、シアノエチル
化エチレン−ビニルアルコール共重合体等である。
【0031】通常、第1ポリマー層および第2ポリマー
層はポリマーだけからなるが、本発明の効果を損なわな
い範囲で、他の樹脂、充填剤、界面活性剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、防黴剤、防錆剤、吸湿剤、着色剤、燐
光物質等の添加剤を含有させることもできる。たとえ
ば、光学粒子層の発光色が青緑色である場合、ローダミ
ン6G、ローダミンB、ペリレン系染料などの赤色また
は桃色系の蛍光染料を含有させ、白色発光させることも
できる。
【0032】発光粒子 EL型再帰性反射シートの場合、発光粒子として、通常
のEL素子の発光層に用いられている蛍光体粒子が使用
できる。蛍光体は、たとえば、ZnS、CdZnS、ZnS
Se、CdZnSe等の蛍光化合物の単体、または蛍光化合
物にCu、I、Cl、Al、Mn、NdF3、Ag、B等の補
助成分を添加した複合体からなる。蛍光体粒子の平均粒
子径は、通常5〜200μm、好適には15〜100μ
mの範囲である。また、粒子化された蛍光体の表面にガ
ラス、セラミックス等の被覆膜を有するものを用いても
よい。
【0033】蛍光体粒子の代わりに、長時間残光型の蓄
光性顔料(たとえば、根本特殊化学(株)社製、「N夜
光(商品名)」)や、紫外線で発光する蛍光体粒子(た
とえば、根本特殊化学(株)社製の青色発光蛍光体、
「A−180(品番)」)などを使用することもでき
る。紫外線で発光する発光粒子を用いた場合、ブラック
ライト等のUVランプで再帰性反射シートの表面に紫外
線を照射している時は、鮮やかな色彩をもって道路標識
等が視認され、ヘッドライト等の可視光光源が照射され
た場合、通常の再帰性反射によって視認される。
【0034】発光粒子は、2種以上の発光粒子を含んで
いてもよい。たとえば、青、青緑、緑、オレンジなどの
色の光を発光し、互いに独立するスペクトルを持つ発光
体粒子を、少なくとも2種類混合し、白色発光する光学
層を形成することができる。また、光学層を2以上の層
からなる様にし、それぞれの層に異なる色に発光する粒
子を含ませることもできる。また、発光粒子は透明であ
っても不透明であっても良い。発光粒子の透明性が十分
に高く、かつ、その屈折率が上記透明ビーズにおいて規
定された範囲である場合、発光粒子を、透明ビーズ兼発
光体粒子として使用し、透明な発光粒子からなる光学粒
子層を形成できる。
【0035】光学粒子層は、発光体粒子以外の粒子(着
色材、ポリマー、無機酸化物等からなる粒子)を1種ま
たは2種以上を含有することができる。たとえば、青緑
色の光を発光する発光体粒子と、その光と補色の関係に
ある桃色着色材(ローダミン6G、ローダミンBなどを
含有する粒子等)とを混合し、白色発光する光学層を形
成することができる。光学粒子層の厚みは、通常5〜5
00μmである。
【0036】光学層 光学層は、たとえば、次のようにして形成する。まず、
透明基材の主要面(または、透明電極層の表面)上に第
1ポリマー層形成用の塗料を塗布し、その塗料が乾燥す
る前に、光学粒子層を通常の粉体コーティング法により
光学粒子を撒布し、塗布層中に粒子の層を部分的に埋設
し、その後その塗料を乾燥する。これにより、第1ポリ
マー層中に部分的に埋設され、かつその層に密着した発
光学粒子層が容易に形成できる。
【0037】光学粒子は、粒子の垂直方向長さ(たとえ
ば、略球状粒子であれば「直径」)の、通常は1〜99
%、好適には10〜90%、特に好適には20〜80%
の部分が、第1ポリマー層中に埋没する様にする。埋没
割合が1%未満であると、第2ポリマー層の形成段階で
粒子層が破損するおそれがあり、反対に99%を超える
様に埋設しようとすると、粒子層が均一に形成できない
おそれがある。
【0038】第1ポリマー層の塗布厚は、乾燥厚が、上
記の範囲になる様に選ばれる。塗料の固形分濃度は、通
常5〜80重量%の範囲である。塗料に用いられる溶剤
は、第1ポリマーを均一に溶解し得る様に、通常の有機
溶媒の中から選択される。塗料の調製には、ホモミキサ
ー、サンドミル、プラネタリーミキサー等の混合、混練
装置が使用できる。塗料は、バーコーター、ロールコー
ター、ナイフコーター、ダイコーター等の塗布装置を用
いて塗布することができる。乾燥条件は、塗料の溶剤の
種類、固形分濃度にもよるが、通常、常温(約25℃)
〜150℃、5秒〜1時間の範囲で適宜選ばれる。
【0039】光学粒子の撒布は前述の方法を用い、塗料
を塗布後、通常1分以内に行う。これにより、粒子の埋
設を容易にすることができる。この時の塗料の乾燥の程
度は、粒子と第1ポリマー層とのぬれ性にもよるが、固
形分濃度で表せば通常10〜95重量%、好適には20
〜90重量%の範囲である。続いて粒子が部分的に第1
ポリマー層中に埋没した状態にした後、乾燥して第1ポ
リマー層と光学粒子層とを互いに密着させる。最後に、
光学粒子層の上に第2ポリマー層を積層し、これら3者
が互いに密着した積層構造を形成する。第2ポリマー層
も、第1のポリマー層と同様にして、その層を形成する
材料を含んでなる塗料を塗布、乾燥して形成できる。
【0040】第1および第2ポリマー層の形成は、その
ポリマーを含有する材料を、加熱して流動性を有する状
態にして光学粒子層と密着させた後、冷却して固化する
方法や、放射線硬化材料と高誘電率ポリマーとを含有す
る塗料を用い、放射線照射による固化を行う方法でも、
光学層を形成することができる。
【0041】光学粒子の撒布は、通常、複数の透明ビー
ズと発光粒子との混合物を用いて行う。また、本発明の
効果を損なわない限り、第1ポリマー層または/および
第2ポリマー層が2層以上の積層体であってもよい。な
お、上記の様な光学層の形成方法は、従来の封入型再帰
性反射シートの製造における、ビーズが封入された樹脂
層の形成方法に準ずる。この様な封入型再帰性反射シー
トの製造方法は、たとえば、米国特許第2,407,68
0号等に開示されている。
【0042】EL発光型再帰性反射シート EL発光型再帰性反射シートの場合、透明基材の一部と
して第1ポリマー層側に透明電極層を配置し、反射層と
して導電性反射層を用いる。透明電極層は、たとえば、
透明基材樹脂層の表面上に、直接コーティングして形成
する。透明電極層には、ITO(インジウム・チン・オ
キサイド)膜などの透明電極が使用できる。透明電極層
の厚みは、通常5nm〜1000μmであり、表面抵抗
値は、通常100〜500Ω/□、好適には200〜3
00Ω/□である。また、光透過率は通常70%以上、
好適には80%以上である。ITO膜は、通常の蒸着、
スパッタリング、ペーストの塗布等のコーティング手段
により形成する。また、光学層の表面に透明電極層を形
成した後、透明電極層と透明基材樹脂層とを積層するこ
ともできる。
【0043】導電性反射層は、第2ポリマー層の表面に
形成された焦点曲面上に形成される。通常は、光学層
(第2ポリマー層)と直接接する様に配置される。導電
性反射層は、アルミニウム、銀、クロム等の金属膜;I
TO膜等の透明導電膜;が使用できる。金属膜は、たと
えば、蒸着膜、スパッタ膜、または金属箔などである。
導電性反射層の厚みは、通常5nm〜100μmであ
る。また、反射層が導電性を持たなくてもよい場合、反
射層の材料として、誘電反射体(クライオライト、Zn
S等)が使用できる。なお、導電性反射層がEL発光層
の背面電極として機能するには、この反射層は、実質的
に連続した層であるのが好ましい。
【0044】再帰性反射シートの使用方法 本発明の再帰性反射シートは、たとえば、標識基板に貼
り付け、再帰反射性の標識を形成するために用いること
ができる。白色発光する光学層を有する再帰性反射シー
トを使用した場合、反射シートの表面に設けられた標識
表示の下地の白色度が高められる。これにより、昼夜に
おける視認性が実質的に同じになり、また、EL発光、
未発光にかかわらず、夜間の視認性も実質的に差が生じ
ない。さらに、透明インクにより形成された標識表示の
美観も良好にできる。
【0045】EL型再帰性反射シートの発光は、通常、
透明電極層と導電性反射層との両方に設けられた2つの
端子に、電源を接続し、素子に電圧を印加して行う。た
とえば、乾電池、蓄電池、太陽電池等の電池を使用した
り、送電線から供給される交流電流を、インバータ(電
圧や周波数の大きさを変えたり、交流−直流間の変換を
行う装置)を介して発光層に供給する。交流周波数は、
通常50〜1000Hzの範囲である。また、印加電圧
は、通常3〜300Vの範囲である。
【0046】
【実施例】(実施例1)再帰性反射シートの形成 透明電極層つきポリエチレテレフタレート(PET)フ
ィルム(尾池工業(株)社製「(商品名)テトライトT
CF・KPC300−75(A)」)の透明電極層の上
に、以下の手順により、光学層、および導電性反射層を
この順に、各層が密着する様にして積層して、EL型再
帰性反射シートを完成させた。なお、透明電極層は、I
TO(インジウム−錫−オキサイド)からなり、厚さは
50nm、表面抵抗値は250Ω/□であった。
【0047】まず、高誘電率ポリマー(3M社製のテト
ラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−フッ
化ビニリデン共重合体「品番:THV200P」;誘電
率:8(1kHz)、光透過率:96%)と、酢酸エチ
ルとを混合し、ホモミキサーを用いて均一に溶解させ
て、第1ポリマー層形成用塗料を調製した。塗料の固形
分は約25重量%であった。
【0048】上記PETフィルムのITO層の上に、こ
の塗料をナイフコーターを用いて塗布し、塗布直後に、
蛍光体粒子とガラスビーズとを、容積比で52:48の
割合で含有する光学粒子を実質的に単層状に撒布し、粒
子が直径の約50%が埋没する様に埋設させた後、塗料
を、約65℃で約1分間乾燥した。第1ポリマー層と光
学粒子層とを合わせた乾燥後の厚さは、40μmであっ
た。発光粒子は、オスラム・シルバニア(株)社製のZ
nS系の蛍光体粒子「品番:S−728(平均粒子径は
約23μm)」であった。また、ガラスビーズの粒子径
は約53μm、屈折率は約2.3であった。
【0049】続いて、前述の第1ポリマー形成用塗料と
同じ組成の第2ポリマー層形成用塗料を、光学粒子層を
被覆する様に塗布し、約65℃で約1分間乾燥させ、第
2ポリマー層を形成した。これにより、上記ガラスビー
ズの焦点曲面に大略沿って配置された表面を有する第2
ポリマー層(22)が形成できた。また、第1ポリマー
層、光学粒子層および第2ポリマー層からなる光学層
は、いずれの層どうしの界面にも気泡が実質的に存在し
ない様な密着構造を有していた。光学層全体の乾燥後の
厚さは45μmであった。
【0050】最後に、第2ポリマー層の表面(ガラスビ
ーズの焦点曲面)上に、真空蒸着法を用いてアルミニウ
ムからなる導電性反射層を積層し、本例の再帰性反射シ
ートを形成した。なお、ここで用いた真空蒸着装置は、
ULVAC(株)社製「形番:EBV−6DA」であ
り、チャンバー内圧力10-5Torr以下、蒸着時間5
秒間の条件で行った。
【0051】再帰性反射シートの発光 本例の反射シート(平面寸法100mm×100mmの
正方形状に裁断したもの)の透明電極層および導電性反
射層にそれぞれ端子を設け、電源装置(菊水電子工業
(株)社製「PCR500L」)を接続して、a)10
0V、400Hz、およびb)120V、600Hzの
2つの条件にて、交流電圧を印加したところ、発光面全
面に亙って均一に明るく発光した。また、この時の輝度
(自発光輝度)を測定した。結果を表1に示す。自発光
輝度は、反射シートを暗箱内に設置し、トップフィルム
の表面から1m垂直方向に離れた点における発光輝度
を、ミノルタ(株)社製の輝度計「LS110」を用い
て測定した値である。
【0052】再帰性反射輝度の測定 本例の反射シートのEL素子未点灯時の反射輝度を、G
AMMA SCIENTIFIC(株)社製の測定装置
「モデル920」を使用して測定した。結果を表1に示
す。本例の反射シートは、十分に高い再帰性反射輝度が
得られることが分かった。
【0053】(比較例1)蛍光体粒子だけからなる光学
粒子を用いた以外は、実施例1と同様にして本例の再帰
性反射シートを作製した。この反射シートの発光輝度お
よび反射輝度を測定した結果を表1に示す。
【0054】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自発光型再帰性反射シートの断面
図。
【符号の説明】
1:透明基材、2:光学層、3:反射層、11:透明基
材の主要面、21:第1透明ポリマー層、22:第2透
明ポリマー層、23:光学粒子の層、G:透明ビーズ、
L:発光粒子。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)少なくとも1つの主要面(11)
    を有する透明基材(1)と、 (b)透明基材(1)の少なくとも1つの主要面(1
    1)に密着した光学層(2)と、 (c)光学層(2)に密着した反射層(3)とを含んで
    なり、上記光学層(2)は、 (I)透明基材(1)の少なくとも1つの主要面(1
    1)に密着した第1透明ポリマー層(21)と、 (II)第1透明ポリマー層(21)に部分的に露出した
    状態で埋設された、1.4〜4.0の範囲の屈折率を有
    する複数の透明ビーズ(G)を含有する光学粒子の層
    (23)と、 (III)光学粒子の層(23)の上記露出部分を被覆
    し、かつ反射層(3)と密着した第2透明ポリマー層
    (22)とからなり、 上記反射層(3)が上記透明ビーズ(G)の焦点曲面に
    大略沿って配置された、再帰性反射シートにおいて、 上記光学粒子が、さらに、外部からのエネルギーを吸収
    して発光する複数の発光粒子(L)を含有し、透明ビー
    ズ(G)と発光粒子(L)との容積比(G:L)が、1
    0:90〜90:10の範囲にあることを特徴とする自
    発光可能な再帰性反射シート。
  2. 【請求項2】 前記透明基材が透明電極層(12)を有
    し、その透明電極層の表面が前記少なくとも1つの主要
    面を形成し、 前記第1および第2透明ポリマー層がともに高誘電率ポ
    リマーを含んでなり、 前記反射層は、導電性材料を含んでなる導電性反射層で
    あり、かつ前記発光粒子が蛍光体粒子であり、上記透明
    電極層と上記導電性反射層とを通じて前記光学層に印加
    される電気エネルギーを吸収して発光することを特徴と
    する請求項1に記載の自発光可能な再帰性反射シート。
  3. 【請求項3】 請求項1の自発光可能な再帰性反射シー
    トの製造方法であって、 A:透明基材(1)の少なくとも1つの主要面(11)
    の上に、第1透明ポリマーを含有する塗料を塗布し、そ
    の塗料が固化する前に、上記透明ビーズ(G)と上記発
    光粒子(L)とを含有する光学粒子を層状に撒布し、そ
    の光学粒子の層を塗料中に部分的に埋設させ、その後そ
    の塗料を固化して、第1透明ポリマー層(21)と、そ
    のポリマー層(21)に部分的に露出した状態で埋設さ
    れた光学粒子の層(23)とを形成し、 B:光学粒子の層(23)の露出部分を被覆する様に第
    2透明ポリマーを含有する塗料を塗布し、その塗料を固
    化して、光学粒子の層(23)と密着し、上記透明ビー
    ズ(G)の焦点曲面に大略沿って配置された表面を有す
    る第2ポリマー層(22)を形成し、 C:第2ポリマー層(22)の上記表面に沿って反射層
    (3)を積層する、ステップを含んでなる製造方法。
JP9321273A 1997-11-21 1997-11-21 自発光可能な再帰性反射シートおよびその製造方法 Pending JPH11175007A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9321273A JPH11175007A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 自発光可能な再帰性反射シートおよびその製造方法
EP98960269A EP1032853B1 (en) 1997-11-21 1998-11-19 Luminous retroreflective sheeting and method for making same
CNB988114151A CN1144070C (zh) 1997-11-21 1998-11-19 发光的逆向反射片及其制造方法
PCT/US1998/024668 WO1999027396A1 (en) 1997-11-21 1998-11-19 Luminous retroreflective sheeting and method for making same
US09/195,891 US5988822A (en) 1997-11-21 1998-11-19 Luminous retroreflective sheeting and method for making same
DE69804494T DE69804494T2 (de) 1997-11-21 1998-11-19 Selbstleuchtende retroreflektive folie und verfahren zu deren herstellung
CA002310465A CA2310465A1 (en) 1997-11-21 1998-11-19 Luminous retroreflective sheeting and method for making same
AU15911/99A AU1591199A (en) 1997-11-21 1998-11-19 Luminous retroreflective sheeting and method for making same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9321273A JPH11175007A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 自発光可能な再帰性反射シートおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11175007A true JPH11175007A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18130739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9321273A Pending JPH11175007A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 自発光可能な再帰性反射シートおよびその製造方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5988822A (ja)
EP (1) EP1032853B1 (ja)
JP (1) JPH11175007A (ja)
CN (1) CN1144070C (ja)
AU (1) AU1591199A (ja)
CA (1) CA2310465A1 (ja)
DE (1) DE69804494T2 (ja)
WO (1) WO1999027396A1 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010067750A (ko) * 2001-03-16 2001-07-13 윤세원 발광기능이 부여된 재귀반사시트
KR20010081460A (ko) * 2000-02-14 2001-08-29 황건이 역반사 시트
JP2002198184A (ja) * 2000-10-18 2002-07-12 Sharp Corp 発光型表示素子
WO2005046971A1 (en) * 2003-11-12 2005-05-26 Kyung Tae Park A sheet paper for irregular reflection and method of fabricating the same
JP2006318842A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Casio Comput Co Ltd 発光装置及び発光型ディスプレイパネル
JP2007165331A (ja) * 2000-10-18 2007-06-28 Sharp Corp 発光型表示素子
KR20100112152A (ko) * 2008-01-04 2010-10-18 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 반사기 폴
JP2011221205A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Oz Tech Kk 表示器具
JP2016170399A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 シチズンホールディングス株式会社 夜光性装飾物
KR101986434B1 (ko) * 2017-12-08 2019-06-05 재단법인대구경북과학기술원 투명 발광체, 무기발광소자 및 유기발광소자

Families Citing this family (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1115415A (ja) * 1997-06-16 1999-01-22 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 自発光可能な再帰性反射シートおよびその製造方法
US6479941B1 (en) * 1998-10-30 2002-11-12 3M Innovative Properties Company Electroluminescent device and method for the production of the same
US6445128B1 (en) * 1999-08-23 2002-09-03 Durel Corporation EL panel made with low molecular weight PVDF/HFP resin
US6342119B1 (en) * 1999-11-08 2002-01-29 Ying-Chi Shih Manufacturing method of a compound substrate for light-reflective application
US7068434B2 (en) * 2000-02-22 2006-06-27 3M Innovative Properties Company Sheeting with composite image that floats
US6828005B2 (en) * 2000-06-05 2004-12-07 Rohm And Haas Company Wear-resistant composite and method for producing the composite
JP3686348B2 (ja) * 2001-04-10 2005-08-24 株式会社巴川製紙所 光学フィルムおよびその製造方法
DE10247708C5 (de) * 2002-01-31 2010-09-02 Fitzke Werbetechnik Prägefähiges Kennzeichenschild für Kraftfahrzeuge
ATE369268T1 (de) 2002-01-31 2007-08-15 Volkswagen Ag Schild, insbesondere kennzeichenschild fuer kraftfahrzeuge
US6517166B1 (en) * 2002-02-07 2003-02-11 Giant Manufacturing Co., Ltd. Light-reflective wheel rim
US7036944B2 (en) * 2002-04-11 2006-05-02 3M Innovative Properties Company Retrochromic articles
US6978896B2 (en) * 2002-04-11 2005-12-27 3M Innovative Properties Company Method of making retrochromic beads and kit thereof
JP2003315516A (ja) * 2002-04-18 2003-11-06 Three M Innovative Properties Co 反射積層体
US20040188012A1 (en) * 2003-03-31 2004-09-30 Westberg Aaron R Custom gauge panel and system and method for manufacture thereof
WO2004088365A1 (de) * 2003-04-02 2004-10-14 Erich Utsch Ag Selbstleuchtendes kfz-kennzeichen
DE10356297A1 (de) * 2003-04-02 2004-10-14 Erich Utsch Ag Selbstleuchtendes Kfz-Kennzeichenschild
DE10318790B4 (de) * 2003-04-25 2018-02-22 Volkswagen Ag Kraftfahrzeugemblem
GB2405022A (en) * 2003-08-12 2005-02-16 Wai Hung Au Electroluminescent traffic sign
US7901760B2 (en) * 2003-11-11 2011-03-08 Heartvision Enterprises, Inc. Laminate assembly and method of manufacture
DE202004017675U1 (de) * 2004-11-15 2005-01-05 Sauer, Arno Martin Selbstleuchtende Oberbekleidung
US7453634B2 (en) * 2005-03-07 2008-11-18 Avery Dennison Corporation Discontinuous or variable thickness gain modification coating for projection film and method for making same
US20090065583A1 (en) * 2005-03-11 2009-03-12 Mcgrew Stephen P Retro-emissive markings
US8718437B2 (en) 2006-03-07 2014-05-06 Qd Vision, Inc. Compositions, optical component, system including an optical component, devices, and other products
WO2007103310A2 (en) 2006-03-07 2007-09-13 Qd Vision, Inc. An article including semiconductor nanocrystals
US7733017B2 (en) * 2005-07-08 2010-06-08 Peysakh Shapiro Display apparatus with replaceable electroluminescent element
GB0517951D0 (en) * 2005-09-05 2005-10-12 Viz Reflectives Ltd Retro-reflective coatings and articles
US20070141305A1 (en) * 2005-12-21 2007-06-21 Toshihiro Kasai Superhydrophobic coating
US9874674B2 (en) 2006-03-07 2018-01-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Compositions, optical component, system including an optical component, devices, and other products
US7911673B1 (en) 2006-11-27 2011-03-22 Hrl Laboratories, Llc Display screen with optical memory
GB2445561A (en) * 2007-01-11 2008-07-16 Philip Lancaster Marker for safety, decorative or lighting purposes
US8836212B2 (en) 2007-01-11 2014-09-16 Qd Vision, Inc. Light emissive printed article printed with quantum dot ink
WO2009014707A2 (en) 2007-07-23 2009-01-29 Qd Vision, Inc. Quantum dot light enhancement substrate and lighting device including same
US8128249B2 (en) 2007-08-28 2012-03-06 Qd Vision, Inc. Apparatus for selectively backlighting a material
DE102007048177A1 (de) 2007-10-02 2009-04-16 W. Quandt Gmbh & Co. Kg Dachbahnen- Und Dachstoff-Fabrik Dachabdeckung mit lichtabstrahlender Beschichtung
DE102008016813B4 (de) * 2008-04-01 2021-08-12 Tesa Scribos Gmbh Holographischer Datenspeicher
JP2011524064A (ja) 2008-05-06 2011-08-25 キユーデイー・ビジヨン・インコーポレーテツド 量子閉じ込め半導体ナノ粒子を含有する固体照明装置
WO2009137053A1 (en) 2008-05-06 2009-11-12 Qd Vision, Inc. Optical components, systems including an optical component, and devices
US9207385B2 (en) 2008-05-06 2015-12-08 Qd Vision, Inc. Lighting systems and devices including same
US7997235B2 (en) * 2008-10-02 2011-08-16 NITE Glow INDUSTRIES Omnidirectionally reflective pet leash
US8840956B2 (en) * 2008-10-31 2014-09-23 Potters Industries, Llc Retroreflective coating and method for applying a retroreflective coating on a structure
US20100272962A1 (en) * 2009-04-22 2010-10-28 Potters Industries Inc. Reflective substrate surface system, reflective assembly, and methods of improving the visibility of a substrate surface
US8647013B2 (en) * 2010-02-09 2014-02-11 Potters Industries, Llc Reflective substrate surface system, reflective assembly, and methods of improving the visibility of a substrate surface
US9643211B2 (en) * 2012-05-16 2017-05-09 United States Of America, As Represented By The Secretary Of The Navy Passive chemical system for detection of gamma irradiation
US10126485B2 (en) 2014-05-21 2018-11-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical film and lighting and display products including same
IT201700067511A1 (it) * 2017-06-16 2018-12-16 Valli Zabban S P A Metodo per la produzione di un prodotto piano fotoluminescente e prodotto cosi’ ottenuto, in particolare una membrana impermeabilizzante o un nastro adesivo
US10926572B2 (en) * 2018-03-27 2021-02-23 3M Innovative Properties Company Security element with metallized beads

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2407680A (en) * 1945-03-02 1946-09-17 Minnesota Mining & Mfg Reflex light reflector
US2592882A (en) * 1946-12-04 1952-04-15 Minnesota Mining & Mfg Reflex light reflector
US2963378A (en) * 1955-04-25 1960-12-06 Minnesota Mining & Mfg Ass beads hemispherically reflectorled with metallic coating and compositions thereof
US3025764A (en) * 1956-10-04 1962-03-20 Minnesota Mining & Mfg Retroreflective elements and structures
US3190178A (en) * 1961-06-29 1965-06-22 Minnesota Mining & Mfg Reflex-reflecting sheeting
US3253146A (en) * 1962-08-16 1966-05-24 Prismo Safety Corp Fluorescent marker pigment for roadways
US3420597A (en) * 1964-04-13 1969-01-07 Minnesota Mining & Mfg Retroreflective structure and method of making same
GB1034037A (en) * 1964-05-19 1966-06-29 Prismo Safety Corp Fluorescent glass spheres
US3830682A (en) * 1972-11-06 1974-08-20 Rowland Dev Corp Retroreflecting signs and the like with novel day-night coloration
US4005538A (en) * 1973-11-23 1977-02-01 Minnesota Mining And Manufacturing Company Internally illuminated retroreflective signs
US4025159A (en) * 1976-02-17 1977-05-24 Minnesota Mining And Manufacturing Company Cellular retroreflective sheeting
US4367920A (en) * 1979-10-01 1983-01-11 Minnesota Mining And Manufacturing Company Retroflective sheeting
JPS60205501A (ja) * 1984-03-30 1985-10-17 Soko Seiren Kk 蓄光性を有する明彩色再帰反射シ−ト状物
US5243457A (en) * 1991-02-05 1993-09-07 American Ingenuity, Inc. Material with enhanced visibility characteristics
US5237448A (en) * 1991-02-05 1993-08-17 American Ingenuity, Inc. Visibility enhancing material
JP3081667B2 (ja) * 1991-05-24 2000-08-28 紀和化学工業株式会社 蓄光性を有する高輝度反射シート及びその製造方法
US5415911A (en) * 1992-01-16 1995-05-16 Stimsonite Corporation Photoluminescent retroreflective sheeting
US5300783A (en) * 1992-05-26 1994-04-05 American Ingenuity, Inc. Layered reflecting and luminous material
US5315491A (en) * 1992-09-30 1994-05-24 American Ingenuity, Inc. Reflecting and luminous layered material
JP3217164B2 (ja) * 1992-11-19 2001-10-09 紀和化学工業株式会社 再帰性反射シート及びその製造方法
JPH06287917A (ja) * 1993-03-31 1994-10-11 Akasaka Natsusen:Kk 雪に埋没した道路等の境界目印用ポール
JPH0784109A (ja) * 1993-09-14 1995-03-31 Yamaha Motor Co Ltd 蓄光性及び反射性を有するシート
JPH07218708A (ja) * 1994-01-31 1995-08-18 Nippon Carbide Ind Co Inc 夜光再帰反射シート
US5516227A (en) * 1994-07-07 1996-05-14 Iit Research Institute Spherodized fluorescent beads for improved roadway pavement marker visibility
JP3552763B2 (ja) * 1994-11-01 2004-08-11 根本特殊化学株式会社 蓄光性蛍光発色再帰反射シート
WO1996018920A1 (fr) * 1994-12-16 1996-06-20 Nippon Carbide Kogyo Kabushiki Kaisha Feuille retroreflechissante emettant un lumiere lorsqu'elle est irradiee par des rayons ultraviolets
JPH10143098A (ja) * 1996-11-08 1998-05-29 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 自発光可能な再帰性反射シートおよび反射性標識
JPH10335064A (ja) * 1997-05-19 1998-12-18 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010081460A (ko) * 2000-02-14 2001-08-29 황건이 역반사 시트
JP2002198184A (ja) * 2000-10-18 2002-07-12 Sharp Corp 発光型表示素子
JP2007165331A (ja) * 2000-10-18 2007-06-28 Sharp Corp 発光型表示素子
KR20010067750A (ko) * 2001-03-16 2001-07-13 윤세원 발광기능이 부여된 재귀반사시트
WO2005046971A1 (en) * 2003-11-12 2005-05-26 Kyung Tae Park A sheet paper for irregular reflection and method of fabricating the same
JP2006318842A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Casio Comput Co Ltd 発光装置及び発光型ディスプレイパネル
KR20100112152A (ko) * 2008-01-04 2010-10-18 코닌클리즈케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. 반사기 폴
JP2011221205A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Oz Tech Kk 表示器具
JP2016170399A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 シチズンホールディングス株式会社 夜光性装飾物
KR101986434B1 (ko) * 2017-12-08 2019-06-05 재단법인대구경북과학기술원 투명 발광체, 무기발광소자 및 유기발광소자

Also Published As

Publication number Publication date
DE69804494D1 (de) 2002-05-02
CA2310465A1 (en) 1999-06-03
EP1032853A1 (en) 2000-09-06
CN1279768A (zh) 2001-01-10
US5988822A (en) 1999-11-23
CN1144070C (zh) 2004-03-31
EP1032853B1 (en) 2002-03-27
DE69804494T2 (de) 2002-10-31
WO1999027396A1 (en) 1999-06-03
AU1591199A (en) 1999-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11175007A (ja) 自発光可能な再帰性反射シートおよびその製造方法
US6142643A (en) Electroluminescent retroreflective article
EP0990178B1 (en) Self light-emitting retroreflective sheet and method for producing the same
US6617784B1 (en) Electroluminescent device and method for producing the same
US6441551B1 (en) Electroluminescent device and apparatus
US6613455B1 (en) Electroluminescent device and method for producing same
JPH118063A (ja) エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法
JPH10335064A (ja) エレクトロルミネッセンス素子およびその製造方法
US6479941B1 (en) Electroluminescent device and method for the production of the same
EP0998836B1 (en) Electroluminescent device and apparatus
AU750438B2 (en) Electroluminescent device and method for the production of the same
EP1147688B1 (en) Electroluminescent device and method for producing same
JP2001524687A (ja) 発光性再帰反射シートおよびその製造方法
JP2001284053A (ja) エレクトロルミネッセンス素子
MXPA99011358A (en) Self light-emitting retroreflective sheet and method for producing the same
MXPA99004219A (en) Electroluminescent retroreflective article