JP2002168932A - 温度可変型nmrプローブ及び温度較正用治具 - Google Patents

温度可変型nmrプローブ及び温度較正用治具

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JP2002168932A JP2001245844A JP2001245844A JP2002168932A JP 2002168932 A JP2002168932 A JP 2002168932A JP 2001245844 A JP2001245844 A JP 2001245844A JP 2001245844 A JP2001245844 A JP 2001245844A JP 2002168932 A JP2002168932 A JP 2002168932A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】10φNMR試料管のような大口径NMR試料
管や超臨界流体用の高温高圧NMR試料管を用いて40
0℃以上の高温でNMRを測定する際でも、NMR試料
管の下部と上部の間の温度勾配を極めて小さくできるよ
うな温度可変型NMRプローブを提供する。 【解決手段】NMR試料管の上部に保温カバーを設ける
と共に、流体を加熱するためにNMR試料管の下方に本
来備わっているヒーターの他に、NMR試料管の上部付
近にも別のヒーターを設けてNMR試料管を加熱するよ
うにした。このヒーターに供給される電力量は、専用の
温度較正用治具を用いることにより、容易かつ迅速に最
適値に調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高分解能核磁気共
鳴(NMR)装置に用いられる温度可変型NMRプロー
ブ及びその温度較正治具に関し、特に、測定試料の温度
を400℃以上の高温に維持してNMRの測定を行なう
際に用いられる温度可変型NMRプローブ及びその温度
較正治具に関する。
【0002】
【従来の技術】温度可変型NMRプローブは、NMR装
置を用いて物性の研究を行なう際に、無くてはならない
重要なアタッチメントである。とりわけ、測定試料の温
度を400℃以上の高温に維持する必要のある超臨界流
体の研究分野や、無機材料の研究分野などでは、温度可
変型NMRプローブは必要不可欠の要素と言っても過言
ではない。
【0003】図1に、従来の温度可変型NMRプローブ
(高温専用タイプ)の構造を示す。図中1は、窒素ガ
ス、アルゴンガスなどの不活性ガスを主成分とする流体
を取り入れる流体取り入れ口である。流体取り入れ口1
から送り込まれた流体は、温度可変型NMRプローブ内
に設けられた流路に沿って流れ、NMR試料管6が置か
れた位置の上流側に設けられたヒーター3によって加熱
される。ヒーター3には、電源コネクター2を介して、
外部の図示しない電源から加熱のための電力が供給され
る。
【0004】加熱された流体を、高温を維持したままの
状態でNMR試料管6の位置まで供給するために、流体
の流路は、真空二重管7などの断熱手段によって取り囲
まれ、外部から断熱された構造になっている。流体の温
度は、NMR試料管6の直下に設けられた温度測定点5
において、熱電対などの温度センサー4によって計測さ
れ、計測された温度の値に基づいて、ヒーター3に供給
される電力を制御している。すなわち、流体の温度が予
め設定された値よりも低い場合は、ヒーター3への電力
供給量を増やすようにし、流体の温度が予め設定された
値よりも高い場合は、ヒーター3への電力供給量を減ら
すようにする。このように構成することによって、窒素
ガス、アルゴンガスなどの不活性ガスを主成分とする流
体を所望の温度に制御することができる。
【0005】加熱された流体は、温度可変型NMRプロ
ーブ内の断熱された流路を通って、NMR試料管6に吹
き付けられ、NMR試料管6と流体との間の熱交換によ
り、NMR試料管6は高温に加熱される。NMR試料管
6の温度を400℃以上の高温に維持するためには、加
熱された流体を真空二重管等の断熱手段で外界から充分
に断熱すると共に、ヒーター3として、高電力のものを
採用する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図1に示す
通り、従来の温度可変型NMRプローブは、加熱された
流体をNMR試料管6の下部から上部に向けて吹き上げ
る構造になっているため、NMR試料管6の底部の温度
が最も高くなり、NMR試料管6の上部に行くほど温度
が低下して、NMR試料管6の高さ方向に温度勾配を生
じるという問題があった。このような温度勾配は、流体
の設定温度が高くなるほど大きくなり、また、NMR試
料管6の外径が大きくなるほど大きくなるという傾向が
あり、NMR試料管内の試料を均一な温度に加熱するこ
とを極めて困難にする。
【0007】特に、測定の対象が超臨界流体であるよう
な場合、試料に、高温のみならず高圧をも印加する必要
があるため、高い圧力に耐えられるようにするために、
NMR試料管を肉厚に構成する必要がある。その結果、
NMR試料管の外径が大きくなり、温度勾配の増大を招
く。また、超臨界流体用のNMR試料管の場合、NMR
試料管の上部には、加圧用の金属製チューブを結合する
ためのジョイントとホルダーが付属しているため、熱が
特に逃げやすくなり、温度勾配の程度が非常に大きくな
る。温度勾配が大きくなると、NMR試料管の下部と上
部で異なった性質の超臨界流体が生成し、得られるNM
Rデータが極めて複雑なものになってしまうという問題
を生じる。
【0008】本発明の目的は、上述した点に鑑み、10
φNMR試料管のような大口径NMR試料管や超臨界流
体用の高温高圧NMR試料管を用いて400℃以上の高
温でNMRを測定する際でも、NMR試料管の下部と上
部の間の温度勾配を極めて小さくできるような温度可変
型NMRプローブを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明にかかる温度可変型NMRプローブは、温度
制御された流体をNMRプローブ内に設けられた流路に
沿って流すことにより、該流路内に設置されたNMR試
料管内の測定試料の温度を制御するように構成された温
度可変型NMRプローブであって、前記測定試料が設置
されている位置よりも上流側に、流体の温度を制御する
ための第1の温度制御手段を、また、前記測定試料が設
置されている位置よりも下流側に、少なくとも前記NM
R試料管を加熱するための第2の温度制御手段を、それ
ぞれ設けたことを特徴としている。
【0010】また、前記温度制御手段は、ヒーターであ
ることを特徴としている。
【0011】また、前記流体は、不活性ガスを主成分と
していることを特徴としている。
【0012】また、前記流体の温度は、400℃以上の
高温であることを特徴としている。
【0013】また、温度制御された流体をNMRプロー
ブ内に設けられた流路に沿って流すことにより、該流路
内に設置されたNMR試料管内の測定試料の温度を制御
するように構成された温度可変型NMRプローブであっ
て、前記測定試料が入っているNMR試料管の上部に、
外界との熱交換を遮断するための断熱手段を設けたこと
を特徴としている。
【0014】前記流体は、不活性ガスを主成分としてい
ることを特徴としている。
【0015】また、前記流体の温度は、400℃以上の
高温であることを特徴としている。
【0016】また、前記断熱手段は真空二重管であるこ
とを特徴としている。
【0017】また、測定試料が設置されている位置の上
流側と下流側に、それぞれ温度制御手段を備えた温度可
変型NMRプローブ内の温度較正に使用される温度較正
用治具であって、温度可変型NMRプローブ内の所定の
深さの温度を実測する温度センサーと、該温度センサー
の温度可変型NMRプローブ内への挿入の深さを検出す
る手段とを合わせ備えたことを特徴としている。
【0018】また、前記温度センサーは、熱電対である
ことを特徴としている。
【0019】また、前記挿入の深さを検出する手段は、
位置スケールであることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。図2は、本発明にかかる温度可
変型NMRプローブ(高温専用タイプ)の一実施例を示
したものである。図中1は、窒素ガス、アルゴンガスな
どの不活性ガスを主成分とする流体を取り入れる流体取
り入れ口である。流体取り入れ口1から送り込まれた流
体は、温度可変型NMRプローブ内に設けられた流路に
沿って流れ、NMR試料管6が置かれた位置の上流側に
設けられた第1のヒーター3によって加熱される。第1
のヒーター3には、電源コネクター2を介して、外部の
図示しない電源から加熱のための電力が供給される。
【0021】加熱された流体を、高温を維持したままの
状態でNMR試料管6の位置まで供給するために、流体
の流路は、真空二重管7などの断熱手段によって取り囲
まれ、外部から断熱された構造になっている。流体の温
度は、NMR試料管6の直下に設けられた温度測定点5
において、熱電対などの温度センサー4によって計測さ
れ、計測された温度の値に基づいて、第1のヒーター3
に供給される電力を制御している。すなわち、流体の温
度が予め設定された値よりも低い場合は、第1のヒータ
ー3への電力供給量を増やすようにし、流体の温度が予
め設定された値よりも高い場合は、第1のヒーター3へ
の電力供給量を減らすようにする。このように構成する
ことによって、窒素ガス、アルゴンガスなどの不活性ガ
スを主成分とする流体を所望の温度に制御することがで
きる。
【0022】加熱された流体は、温度可変型NMRプロ
ーブ内の断熱された流路を通って、NMR試料管6に吹
き付けられ、NMR試料管6と流体との間の熱交換によ
り、NMR試料管6は高温に加熱される。NMR試料管
6の温度を400℃以上の高温に維持するためには、加
熱された流体を真空二重管などの断熱手段で外界から充
分に断熱すると共に、第1のヒーター3として、高電力
のものを採用する必要がある。
【0023】NMR試料管6と熱交換した高温の流体
は、更に上方に向けて吹き上がり、温度勾配を生じなが
ら外界に向けて排気される。このときに生じるNMR試
料管の下部と上部の間の温度勾配をなくすために、NM
R試料管6が置かれた位置の下流側、すなわち、NMR
試料管の上部を取り囲む位置に、プローブボビンの内壁
とNMR試料管6の外壁を同時に加熱するための第2の
ヒーター8を新たに設置する。
【0024】この第2のヒーター8は、予め決められた
量の電力が供給されるように構成されている。そして、
この第2のヒーター8からの熱伝導によって、温度勾配
のできたプローブボビンの内壁を加熱すると共に、NM
R試料管6の上部の外壁を第2のヒーター8からの熱輻
射により加熱して、NMR試料管6の下部と上部との間
に温度勾配が発生するのを防がせる。NMR試料管6
は、熱伝導率の高いサファイアで作られているので、N
MR試料管6の上部の熱を、すみやかにNMR試料管6
の下部まで伝達することができ、NMR試料管6に生じ
る温度勾配を抑制させることができる。
【0025】このとき、NMR試料管6の周囲に、例え
ば加熱されても酸化しない金などでできた厚さ0.2m
m程度の金属製の熱伝達用パイプを、サンプルコイルか
ら5mmほど離れた位置まで接近させて取り付けると、
第2のヒーター8からの熱の伝達の効率は一段と向上す
る。この熱伝達用パイプの内径は、NMR試料管6の外
径よりも0.3mmほど太く設定して、NMR試料管6
の挿脱を容易ならしめるように構成する。
【0026】尚、この実施例では、第2のヒーター8に
ただ決められた量の電力を供給するだけの形に限定した
が、本発明はこれに限られるものではない。すなわち、
新たに設置された第2のヒーター8の近傍に温度測定点
を設け、熱電対などの温度センサーによってプローブボ
ビンおよびNMR試料管6の上部の温度を計測し、計測
された温度の値に基づいて、第2のヒーター8に供給さ
れる電力を制御しても良い。すなわち、プローブボビン
およびNMR試料管6の上部の温度が予め設定された値
よりも低い場合は、第2のヒーター8への電力供給量を
増やすようにし、プローブボビンおよびNMR試料管6
の上部の温度が予め設定された値よりも高い場合は、第
2のヒーター8への電力供給量を減らすようにする。こ
のようにすることによって、プローブボビンおよびNM
R試料管6の上部の温度を、より所望の温度に近づける
ことができる。
【0027】また、NMR試料管6が超臨界流体測定用
に作られている場合は、NMR試料管6の上部に加圧用
の金属製チューブを結合するためのジョイントを備えた
ホルダー9が付属しているため、そこから特に熱が逃げ
やすくなり、温度勾配の程度が非常に大きくなる。そこ
で、そのような場合には、真空二重管などの断熱手段を
使用した保温カバー10でホルダー9を覆って、ホルダ
ー9の部分から熱が逃げるのを防がせるようにする。こ
れにより、NMR試料管6の下部と上部の間に生じる温
度勾配を抑制することができる。
【0028】図3は、NMR試料管の上部に保温カバー
を設け、更に新たに設けられた第2のヒーターに電力を
供給しなかった場合と第2のヒーターに電力を供給した
場合の温度勾配の実測値を示したものである。今、NM
R試料管(サファイア管)の底部を原点とし、底部から
上方に向かって座標系を設定すると、座標値にして0〜
20mmの範囲が、サンプルコイルの存在する領域に相
当し、ちょうど10mmの位置がコイルセンターとな
る。また、座標値にして60〜100mmの範囲が、温
度勾配を補正するために新たに設けられた第2のヒータ
ーの設置位置となる。
【0029】この第2のヒーターに対して、電力を全く
供給しなかった場合は、サンプルコイルの下端付近(0
mmの位置)の温度が421.5℃であるのに対して、
サンプルコイルの上端付近(20mmの位置)の温度は
415.4℃で、両者の間に6.1℃の温度勾配ができ
る。しかるに、第2のヒーターに40Wの電力を供給す
ると、NMR試料管の上部が加熱された結果、サンプル
コイルの下端付近(0mmの位置)の温度が421.3
℃であるのに対して、サンプルコイルの上端付近(20
mmの位置)の温度は418.8℃となり、両者の温度
勾配は2.5℃に縮まる。更に、第2のヒーターに82.
5Wの電力を供給すると、NMR試料管の上部が更に加
熱されて、サンプルコイルの下端付近(0mmの位置)
の温度が426.0℃であるのに対して、サンプルコイ
ルの上端付近(20mmの位置)の温度は424.8℃
となり、両者の温度勾配は1.2℃にまで縮まる。
【0030】これを折れ線グラフで表わすと、図4のよ
うになる。縦軸は、原点付近の温度からの温度差
(℃)、横軸は、温度測定位置(座標値、mm)であ
る。図4から明らかなように、第2のヒーターを焚かな
かった場合よりは40Wで第2のヒーターを焚いた場
合、40Wで第2のヒーターを焚いた場合よりは82.
5Wで第2のヒーターを焚いた場合の方が、温度勾配の
発生量が小さくなっており、NMR試料管の上部で第2
のヒーターを焚いた場合の温度勾配の抑制効果には、歴
然としたものがあることが分かった。
【0031】尚、上記第2のヒーターに供給する電力の
最適値は、専用の温度較正用治具を用いることにより、
容易かつ迅速に決定することができる。図5は、温度可
変型NMRプローブの上部ヒーターの電力供給量を最適
値に調整するための温度較正用治具を示したものであ
る。図中11は、NMRプローブを載せるプローブ固定
台である。温度較正用治具の使い方としては、まず最初
に、プローブ固定台11にNMRプローブ12を取り付
け、適当な高さに固定した上で、NMRプローブ12内
の温度可変に必要なケーブル、配管などの接続を行な
う。このとき、NMRプローブ12の上部を覆う保護カ
バー13は、温度可変時の高温の排気ガスが直接人体な
どに当たらないようにするためのものである。
【0032】次に、熱電対などでできた温度センサー1
4の挿入の深さを測るための位置スケール15をNMR
プローブ12の上端部に取り付けた後、温度センサー1
4の先端の温度検出部をNMRプローブ12の所定の深
さ、例えばNMR試料管16が設置される深さまで挿入
し、温度センサー14からのケーブルを温度表示装置1
7に接続する。これにより、NMR試料管16の配置さ
れる所定位置近傍の温度を、容易かつ迅速に測定するこ
とができる。
【0033】最後に、温度センサー14の先端部の挿入
の深さを位置スケール15で確認しながら、温度センサ
ー14の先端部の位置を変化させ、同時に温度表示装置
17に表示される温度を見ながら、第2のヒーターに電
力を供給している電源の電力供給量が最適になるように
調整すれば、NMRプローブ12内、特にNMR試料管
16自身の温度勾配を容易かつ迅速に改善することがで
きる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の温度可変型
NMRプローブによれば、NMR試料管の上部に保温カ
バーを設けると共に、流体を加熱するためにNMR試料
管の下方に本来備わっているヒーターの他に、NMR試
料管の上部付近にも別のヒーターを設けてNMR試料管
を加熱するようにしたので、サンプルコイル付近の温度
勾配の発生量を大幅に抑制することが可能になった。
【0035】また、NMRプローブの上端から位置スケ
ールを介して温度センサーを所定の深さまで挿入し、N
MRプローブ内の所定位置の温度を実測しながら、NM
Rプローブに設けられた温度制御手段の設定温度を調整
する温度較正用治具を用いるようにしたので、NMRプ
ローブ内に発生する温度勾配を容易かつ迅速に改善する
ことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の温度可変型NMRプローブを示す図であ
る。
【図2】本発明にかかる温度可変型NMRプローブの一
実施例を示す図である。
【図3】本発明の温度可変型NMRプローブで発生する
温度勾配を測定した図である。
【図4】本発明の温度可変型NMRプローブのサンプル
コイル付近で発生する温度勾配の量を示す図である。
【図5】本発明にかかる温度較正用治具の一実施例を示
す図である。
【符号の説明】
1・・・流体取り入れ口、2・・・電源コネクター、3・・・ヒ
ーター(第1のヒーター)、4・・・温度センサー、5・・・
温度測定点、6・・・NMR試料管、7・・・真空二重管、8
・・・第2のヒーター、9・・・ホルダー、10・・・保温カバ
ー、11・・・プローブ固定台、12・・・NMRプローブ、
13・・・保護カバー、14・・・温度センサー、15・・・位
置スケール、16・・・NMR試料管、17・・・温度表示装
置。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度制御された流体をNMRプローブ内に
    設けられた流路に沿って流すことにより、該流路内に設
    置されたNMR試料管内の測定試料の温度を制御するよ
    うに構成された温度可変型NMRプローブであって、前
    記測定試料が設置されている位置よりも上流側に、流体
    の温度を制御するための第1の温度制御手段を、また、
    前記測定試料が設置されている位置よりも下流側に、少
    なくとも前記NMR試料管を加熱するための第2の温度
    制御手段を、それぞれ設けたことを特徴とする温度可変
    型NMRプローブ。
  2. 【請求項2】前記温度制御手段は、ヒーターであること
    を特徴とする請求項1記載の温度可変型NMRプロー
    ブ。
  3. 【請求項3】前記流体は、不活性ガスを主成分としてい
    ることを特徴とする請求項1記載の温度可変型NMRプ
    ローブ。
  4. 【請求項4】前記流体の温度は、400℃以上の高温で
    あることを特徴とする請求項1記載の温度可変型NMR
    プローブ。
  5. 【請求項5】温度制御された流体をNMRプローブ内に
    設けられた流路に沿って流すことにより、該流路内に設
    置されたNMR試料管内の測定試料の温度を制御するよ
    うに構成された温度可変型NMRプローブであって、前
    記測定試料が入っているNMR試料管の上部に、外界と
    の熱交換を遮断するための断熱手段を設けたことを特徴
    とする温度可変型NMRプローブ。
  6. 【請求項6】前記流体は、不活性ガスを主成分としてい
    ることを特徴とする請求項5記載の温度可変型NMRプ
    ローブ。
  7. 【請求項7】前記流体の温度は、400℃以上の高温で
    あることを特徴とする請求項5記載の温度可変型NMR
    プローブ。
  8. 【請求項8】前記断熱手段は真空二重管であることを特
    徴とする請求項5記載の温度可変型NMRプローブ。
  9. 【請求項9】測定試料が設置されている位置の上流側と
    下流側に、それぞれ温度制御手段を備えた温度可変型N
    MRプローブ内の温度較正に使用される温度較正用治具
    であって、温度可変型NMRプローブ内の所定の深さの
    温度を実測する温度センサーと、該温度センサーの温度
    可変型NMRプローブ内への挿入の深さを検出する手段
    とを合わせ備えたことを特徴とする温度較正用治具。
  10. 【請求項10】前記温度センサーは、熱電対であること
    を特徴とする請求項9記載の温度較正治具。
  11. 【請求項11】前記挿入の深さを検出する手段は、位置
    スケールであることを特徴とする請求項9記載の温度較
    正治具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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