JP2002168442A - 調理機器 - Google Patents

調理機器

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JP2002168442A
JP2002168442A JP2000368055A JP2000368055A JP2002168442A JP 2002168442 A JP2002168442 A JP 2002168442A JP 2000368055 A JP2000368055 A JP 2000368055A JP 2000368055 A JP2000368055 A JP 2000368055A JP 2002168442 A JP2002168442 A JP 2002168442A
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cooking appliance
thermoelectric element
power supply
control means
external power
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JP2000368055A
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English (en)
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Naoto Naganuma
直人 永沼
Koji Furuichi
弘司 古市
Hiroyuki Senda
博之 千田
Hideki Yamakawa
秀樹 山川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池のような外部電源の負担を軽減する。 【解決手段】 調理機器制御手段5の電源として熱を電
力に変換する熱電素子6と外部電源11とを備え、熱電
素子6は切り換え手段7を介し、外部電源11は逆流防
止手段12を介してそれぞれ調理機器制御手段5の端子
5a、5bに接続して電源とし、この調理機器制御手段
5が、端子5d、5cを通じて外部電源11の電圧と熱
電素子6の起電圧とを比較し、熱電素子6の起電圧の方
が大きいと判断すると、切り換え手段7を動作させて熱
電素子6を調理機器制御手段5に接続するようになり、
外部電源11の負担が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理機器、特にガ
ス調理機器における制御手段の給電装置の技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ガス調理機器においては、調理
時に油温度が過昇するのを防止したり、あるいは、ガス
の燃焼が立ち消えた時にガスの供給を停止したりするな
ど、安全性を高めるための制御手段が搭載されている。
【0003】従来の調理機器について、図5および図6
を参照して説明する。
【0004】図5は、立ち消え安全装置のみを搭載した
従来のガス調理機器のブロック図である。
【0005】燃焼を開始させる時には、閉子21と安全
弁22とを手動で開き、バーナ23にガスを供給して点
火する。燃焼が開始すると、熱電対24の熱起電力によ
って電磁コイル25が励起され、安全弁22を開状態に
維持し、燃焼が継続される。そして、何らかの影響で、
ガス燃焼の立ち消えが起こった場合には、熱電対24の
熱起電力がなくなるので、安全弁22が閉じてガスの供
給を遮断するようにしている。なお、26は鍋のような
被加熱物である。
【0006】しかし、安全性を高めるには、センサなど
を用いて電子回路により制御することが不可欠となって
きている。その結果、圧電着火方式のように電源を必要
としない方式のガス調理機器の場合でも、安全性を確保
するために、電子回路を搭載することが必要となり、そ
の電源として電池が必要になってきた。更に、自動火力
調節などの機能を追加するようになると、必要とする電
力が増えるので、用いる電池の数量が増加するようにな
った。
【0007】図6は、立ち消え安全装置、および、鍋底
の温度を監視する温度センサを搭載した従来のガス調理
機器のブロック図である。
【0008】燃焼を開始させる時には、閉子21と安全
弁22とを手動で開き、バーナ23にガスを供給して点
火するとともにマイクロスイッチ27がオンとなる。そ
して、電池28から端子29a、29bを通して調理機
器制御手段29に電力が供給されると、調理機器制御手
段29が動き始める。燃焼が開始して熱電対24に起電
力が生じ、調理機器制御手段29がその起電圧を検知す
ると、調理機器制御手段29は、電池28の電力によ
り、電磁コイル25に吸着保持電流を流し、安全弁22
を開状態に維持して燃焼を継続させる。
【0009】そして、被加熱物26の温度が異常に上昇
した場合、例えば調理油の温度が過昇状態になった場合
には、被加熱物26の底部に接触している温度センサ3
0が所定の温度を検知して調理機器制御手段29を動作
させる。また、何らかの影響で、ガスの燃焼の立ち消え
が起こった場合には、熱電対24の起電圧がなくなった
り、被加熱物26の温度が低下して温度センサ30が所
定の温度を検知したりするので、調理機器制御手段29
を動作させる。この調理機器制御手段29が動作して電
磁コイル25へ流す吸着保持電流を中断し、安全弁22
を閉じてガスの供給を遮断するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス調理機器に
あっては、温度センサ30からの信号を処理するために
調理機器制御手段29が必要となり、また、その調理機
器制御手段29を動作させるための電源が必要になり、
さらに、安全弁22を開状態に維持させるための電源も
必要になり、その消費電力が大きくなるので、電源とし
ての電池を多数必要とし、その消耗も大きくなるという
課題があった。また、安全性、利便性を高めるために多
機能化すると、消費電力も増加し、より多数の電池が必
要になるという課題もあった。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の調理機器は、熱を電力に変換する熱電素子
と外部電源とを備え、この熱電素子と外部電源とを調理
機器制御手段に接続し、この調理機器制御手段と前記熱
電素子との間には切り換え手段を挿入し、前記調理機器
制御手段が、熱電素子の起電圧と外部電源の電圧とを検
知、比較して切り換え手段を動作させることとしてい
る。
【0012】そして、上記発明によれば、調理機器制御
手段の電源として用いる熱電素子の起電力が、外部電源
のそれよりも大きくなると、熱電素子が調理機器制御手
段に接続されるように切り換るので、電池のような外部
電源の負担を軽減することができ、しかも、安全性は確
保することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の調理機器は、それぞれの
請求項に記載したような形態で実施することができ、そ
の構成に作用効果を併記して実施の形態について、以下
に説明する。
【0014】すなわち、請求項1に記載のように、調理
機器制御手段の電源として、調理機器本体から発生する
熱を電力に変換する熱電素子と電池のような外部電源と
を用い、前記熱電素子は、切り換え手段を介して前記調
理機器制御手段の電源端子に接続され、前記外部電源
は、逆流防止手段を介して前記調理機器制御手段の電源
端子に接続され、前記調理機器制御手段により前記外部
電源の電圧と前記熱電素子の起電圧とを比較して予め定
められた状態、すなわち、前記熱電素子の起電力の方が
大きくなる状態、を検知すると、前記切り換え手段が予
め定められた方向に動作し、前記調理機器制御手段の電
源が、熱電素子に切り換えられるものである。
【0015】そして、調理機器制御手段の電源として用
いる熱電素子の起電力が、外部電源のそれよりも大きく
なると、熱電素子が調理機器制御手段に接続されるよう
に切り換えるので、外部電源の負担を軽減し、その消耗
を少なくすることができる。また、自動火力調節機能の
ように多量の電力を消費する機能を付加した場合でも、
外部電源を増やすことなく、熱電素子により対応するこ
とができる。さらに、燃焼が立ち消えたり、被加熱物が
異常過熱したりした場合には、従来の場合と同様にガス
が遮断されるので安全性は確保することができる。
【0016】また、請求項2に記載のように、熱伝導素
子を備え、この熱伝導素子により熱を熱電素子に伝導す
るものである。
【0017】そして、調理機器本体で発生する熱を熱伝
導素子により感知して熱電素子の高温側部に伝導させる
ようにすることにより、熱電素子の低温側部は、調理機
器本体内の温度が低い位置に配置させることができるの
で、熱電素子における高温側部と低温側部との間の温度
差が大きくなり、発電効率が向上して外部電源の負担を
より軽減させることができる。
【0018】また、請求項3に記載のように、調理機器
本体から発生する熱を電力に変換する熱電素子と外部電
源とを電源とする調理機器制御手段、および、前記調理
機器本体にガスを供給するガス通路、ならびに、熱を前
記熱電素子に伝導する熱伝導素子を備え、前記熱電素子
の高温側部は前記熱伝導素子に、低温側部は前記ガス通
路にそれぞれ配置し、前記外部電源は逆流防止手段を介
し、前記熱電素子は切り換え手段を介してそれぞれ調理
機器制御手段の電源端子に接続し、この調理機器制御手
段により前記外部電源の電圧と前記熱電素子の起電圧と
を比較し、熱電素子の起電力の方が外部電源のそれより
も大きくなると、前記切り換え手段を動作させ、熱電素
子の起電力を調理機器制御手段に供給させるものであ
る。
【0019】そして、ガスの燃焼熱を、熱伝導素子によ
り感知して熱電素子の高温側部に伝導させ、熱電素子の
低温側部は、調理機器本体にガスを供給するガス通路に
配置することにより、低温側部は温度が低い位置に配置
することができるので、熱電素子における高温側部と低
温側部との間の温度差が、より大きくなって発電効率が
さらに向上する。
【0020】さらに、請求項4に記載のように、外部電
源に充電可能な電池を用い、この充電可能な電池の充電
は、熱電素子からの起電力を充電手段により充電するも
のである。
【0021】そして、調理機器制御手段の電源として用
いる外部電源を充電可能な電池とし、熱電素子の余剰電
力が、この充電可能な電池に充電されるようになるの
で、外部電源に一次電池を用いた場合と比べて経済的で
電池交換の手間も不要となり、効果的である。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1から図
4を参照して説明する。
【0023】(実施例1)本発明の実施例1について、
ガス調理機器、特にその調理機器制御手段の給電装置の
構成を示す図1を参照して説明する。
【0024】図1において、1はバーナ、2はバーナ1
にガスを供給するガス通路を開閉する閉子、3は閉子2
に連動するマイクロスイッチ、4はガス通路に設けた安
全弁、5は調理機器制御手段で、端子5a、5b、5
c、5d、5eを有する。6はバーナ1の燃焼炎による
燃焼熱を高温側部で感知して電力に変換する熱電素子
で、一方は端子5cと端子5aとに接続され、他方は端
子5bに接続されている。なお、熱電素子6と端子5a
との間には、スイッチのような切り換え手段7が挿入さ
れ、この切り換え手段7は開状態では端子5eの側に開
くようになっている。8はバーナ1の燃焼炎に接触させ
て燃焼熱を感知する熱電対で、調理機器制御手段5に接
続されている。9は鍋のような被加熱物10の温度を検
知する温度センサで、調理機器制御手段5に接続されて
いる。11は電池のような外部電源で、一方は端子5d
と端子5aとに接続され、他方は端子5bに接続されて
いる。なお、外部電源11と端子5aとの間には、ダイ
オードのような逆流防止手段12が挿入されている。
【0025】このような構成による動作について説明す
る。切り換え手段7は、予め開いており、燃焼開始時に
は、閉子2と安全弁4とを手動で開き、バーナ1にガス
を供給して点火すると共に、マイクロスイッチ3がオン
となる。マイクロスイッチ3がオンすると、調理機器制
御手段5には、外部電源11の電力が端子5a、5b間
に供給されるので、調理機器制御手段5が駆動する。
【0026】燃焼が開始すると、熱電対8には起電力が
発生し、熱電素子6には、燃焼熱を受ける高温側部と熱
電素子6の周辺部の低温側部との間の温度差によって電
圧が発生する。熱電素子6より発生した電圧は、端子5
cより調理機器制御手段5が検知し、外部電源11の電
圧は、端子5dより調理機器制御手段5が検知し、両者
を比較する。また、調理機器制御手段5は、熱電対8に
生じた起電力を検知すると、電磁コイル13に吸着保持
電流を流し、安全弁4は開状態を維持して燃焼が継続さ
れる。
【0027】そして、熱電素子6より発生した電圧が、
外部電源11の電圧より大きくなると、調理機器制御手
段5は切り換え手段7を閉じ、調理機器制御手段5に
は、熱電素子6で発生した電力が供給され、外部電源1
1からの電力供給は停止される。燃焼の立ち消えにより
熱電対8の起電力がなくなったり、被加熱物10が過熱
されて温度センサ9が予め定めた所定の温度を検知した
りすると、調理機器制御手段5は切り換え手段7を開
き、そして、電磁コイル13への吸着保持電流の供給を
停止して安全弁4を閉じ、ガスを遮断する。
【0028】調理機器制御手段5の電源として熱電素子
6と外部電源11とを用い、両者の電圧を比較して熱電
素子6のそれの方が大きくなると、調理機器制御手段5
は、切り換え手段7を動作させて熱電素子6が調理機器
制御手段5に接続されるように切り換えるので、外部電
源11の負担を軽減し、電池のような外部電源11の消
耗を少なくして電池交換などの手間を減少させることが
できる。また、自動火力調節機能のように多量の電力を
消費する機能を付加した場合でも、使用電池の個数を増
やすなどして外部電源11の電力を増すことなく対応で
きる。さらに、燃焼が立ち消えたり、被加熱物10が異
常過熱したりした場合には、ガスが遮断されるので安全
性は確保することができる。
【0029】(実施例2)本発明の実施例2について、
ガス調理機器、特にその調理機器制御手段の給電装置の
構成を示す図2を参照して説明する。なお、実施例1で
説明した構成と同じ構成の部分については、同じ符号を
付してその説明は省略する。
【0030】図2において、14はバーナ1の燃焼熱を
感知して熱電素子6の高温側部に伝導する熱伝導素子で
ある。その動作について説明する。切り換え手段7は、
予め開いており、燃焼開始時には、閉子2と安全弁4と
を手動で開いて、バーナ1にガスを供給して点火すると
共に、マイクロスイッチ3がオンとなる。マイクロスイ
ッチ3がオンすると、調理機器制御手段5には、外部電
源11の電力が端子5a、5b間に供給されるので、駆
動を開始する。
【0031】燃焼が開始すると、熱電対8は起電圧を発
生し、熱電素子6には、熱伝導素子14によって燃焼熱
が伝導される高温側部と熱電素子6の周辺部の低温側部
との間の温度差によって電圧が発生する。熱電素子6よ
り発生した電圧は、端子5cより調理機器制御手段5が
検知し、外部電源11の電圧は、端子5dより調理機器
制御手段5が検知して両者を比較する。また、調理機器
制御手段5は、熱電対8に生じた起電圧を検知すると、
電磁コイル13に吸着保持電流を流し、安全弁4は開状
態を維持し、燃焼が継続される。
【0032】そして、熱電素子6より発生した電圧が、
外部電源11の電圧より大きくなると、調理機器制御手
段5は切り換え手段7を閉じ、調理機器制御手段5に
は、熱電素子6で発生した電力が供給され、外部電源1
1からの電力供給は停止される。燃焼開始後、立ち消え
により熱電対8の起電圧がなくなったり、温度センサ9
が予め定めた所定の温度を検知したりすると、調理機器
制御手段5は、電磁コイル13への吸着保持電流の供給
を停止することで安全弁4を閉じ、ガスを遮断する。
【0033】バーナ1の燃焼熱を熱伝導素子14により
感知して熱電素子6の高温側部に伝導させるようにする
ことにより、熱電素子6の低温側部は、調理機器本体内
の温度が低い位置に配置させることができるので、熱電
素子6における高温側部と低温側部との間の温度差が大
きくなり、発電効率が向上して外部電源11の負担をよ
り軽減させることができる。
【0034】さらに、実施例1の場合と同様に、調理機
器制御手段5の電源として、熱電素子6と外部電源11
とを切り換えて使用し、外部電源11の負担を軽減させ
るので、電池などの消耗を少なくして電池交換の頻度を
減少させることができる。また、自動火力調節機能のよ
うに多量の電力を消費する機能を付加した場合でも、外
部電源の電力を増やすことなく対応できる。また、燃焼
が立ち消えたり、被加熱物10が異常過熱したりした場
合には、ガスを遮断して安全性を確保することもでき
る。
【0035】(実施例3)本発明の実施例3について、
ガス調理機器、特にその調理機器制御手段の給電装置の
構成を示す図3を参照して説明する。なお、実施例1お
よび実施例2で説明した構成と同じ構成の部分について
は、同じ符号を付してその説明は省略する。
【0036】図3において、15は熱伝導素子14によ
り感知されたバーナ1の燃焼熱が高温側部に伝導される
熱電素子6の低温側部で、ガス通路16に接触させて配
置している。その動作について説明する。燃焼開始時に
は、閉子2と安全弁4とを手動で開いて、バーナ1にガ
スを供給して点火すると共に、マイクロスイッチ3がオ
ンとなる。マイクロスイッチ3がオンすると、調理機器
制御手段5は、外部電源11の電力が端子5a、5b間
に供給されるので、駆動を開始する。
【0037】燃焼が開始すると、熱電対8は起電圧を発
生し、熱電素子6には、熱伝導素子13によって燃焼熱
が伝導される高温側部とガス通路16に接触している低
温側部15との温度差によって電圧が発生する。熱電素
子6より発生した電圧は、端子5cより調理機器制御手
段5が検知し、外部電源11の電圧は、端子5dより調
理機器制御手段5が検知して比較する。また、調理機器
制御手段5は、熱電対8に生じた起電圧を検知すると、
電磁コイル13に吸着保持電流を流し、安全弁4は開状
態を維持し、燃焼が継続される。
【0038】そして、調理機器制御手段5により比較し
て熱電素子6より発生した電圧が、外部電源11の電圧
より大きいと判断すると、調理機器制御手段5は切り換
え手段7を開き、調理機器制御手段5には、熱電素子6
で発生した電力が逆流防止手段7を介して供給され、外
部電源11からの電力供給は停止される。燃焼開始後、
立ち消えにより熱電対8の起電圧がなくなったり、温度
センサ9が予め定めた所定の温度を検知したりすると、
調理機器制御手段5は、切り換え手段7を閉じ、そし
て、電磁コイル13への吸着保持電流の供給を停止する
ことで安全弁4を閉じ、ガスを遮断する。
【0039】バーナ1の燃焼熱を、熱伝導素子14によ
り感知して熱電素子6の高温側部に伝導させ、熱電素子
6の低温側部15は、調理機器本体のバーナ1にガスを
供給するガス通路16に接触させて配置することによ
り、低温側部15が温度の低い位置に配置されるので、
熱電素子6における高温側部と低温側部との間の温度差
が、より大きくなって発電効率が向上し、外部電源11
の負担をより軽減させることができる。
【0040】さらに、実施例1の場合と同様に、調理機
器制御手段5の電源として、熱電素子6と外部電源11
とを切り換えて使用することにより、外部電源11の負
担を軽減するので、外部電源の消耗を少なくして電池な
どの交換頻度を減少させることができる。また、熱電素
子6の発電効率が向上することにより、自動火力調節機
能のように多量の電力を消費する機能を付加した場合で
も、外部電源の電力を増やすことなく対応できるので、
調理機器の多機能化が図れる。また、燃焼が立ち消えた
り、被加熱物10が異常過熱したりした場合には、ガス
を遮断して安全性を確保することもできる。
【0041】(実施例4)本発明の実施例4について、
ガス調理機器、特にその調理機器制御手段の給電装置の
構成を示す図4を参照して説明する。なお、実施例1〜
実施例3で説明した構成と同じ構成の部分については、
同じ符号を付してその説明は省略する。
【0042】図4において、17は充電手段で、ダイオ
ード18と抵抗19との直列回路からなり、一端は熱電
素子6と切り換え手段7との接続点に、他端は外部電源
11と逆流防止手段12との接続点に接続されている。
なお、外部電源11としては充電可能な電池を用い、熱
電素子6よりダイオード18を通過した電圧が、外部電
源11の電圧より大きくなると、熱電素子6より発生し
た電力が、充電手段17により外部電源11を充電する
ようになる。
【0043】その動作について説明する。切り換え手段
7は、予め閉じており、燃焼開始時には、閉子2と安全
弁4とを手動で開いて、バーナ1にガスを供給して点火
すると共に、マイクロスイッチ3がオンとなる。マイク
ロスイッチ3がオンすると、調理機器制御手段5は、電
池11の電力が端子5a、5b間に供給されるので、駆
動を開始する。
【0044】燃焼が開始すると、熱電対8は起電圧を発
生し、熱電素子6には、熱伝導素子14によって燃焼熱
が伝導される高温側部と熱電素子6の周辺部の低温側部
との温度差によって電圧が発生する。熱電素子6より発
生した電圧は、端子5cより調理機器制御手段5が検知
し、外部電源11の電圧は、端子5dより調理機器制御
手段5が検知して比較する。また、調理機器制御手段5
は、熱電対8に生じた起電圧を検知すると、電磁コイル
13に吸着保持電流を流し、安全弁4は開状態を維持
し、燃焼が継続される。
【0045】そして、熱電素子6より発生した電圧が、
外部電源11の電圧より大きくなると、調理機器制御手
段5は、切り換え手段7を閉じ、熱電素子6で発生した
電力が切り換え手段7を介して供給され、外部電源11
からの電力供給は停止する。また、熱電素子6より発生
し、ダイオード18を通過した電圧が、充電可能な電池
からなる外部電源11の電圧より大きいと判断される
と、熱電素子6より発生した電力は、余剰電力として抵
抗19を通して充電可能な電池からなる外部電源11に
充電される。
【0046】燃焼開始後、燃焼の立ち消えにより熱電対
8の起電圧がなくなったり、温度センサ9が予め設定し
た所定の温度を検知したりすると、調理機器制御手段5
は、電磁コイル13への吸着保持電流の供給を停止して
安全弁4を閉じ、ガスを遮断する。
【0047】調理機器制御手段5の電源として熱電素子
6と充電可能な電池からなる外部電源11とを用い、こ
れらの電圧を比較して切り換え手段7を動作させること
により、調理機器制御手段5と熱電素子6もしくは外部
電源11とを切り換えられるので、外部電源11の負担
を軽減し、また、熱電素子6の余剰電力により外部電源
11を充電するので、一次電池を用いた場合に比較して
経済的で電池などの交換手間も不要となる。さらに、燃
焼が立ち消えたり、被加熱物10が異常過熱したりした
場合には、ガスが遮断されるので安全性は確保すること
ができる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0049】すなわち、請求項1の発明によれば、外部
電源の電圧と比較して切り換え手段を動作させ、熱を電
力に変換する熱電素子を、調理機器制御手段の電源に用
いることにより、外部電源の負担を軽減することがで
き、外部電源に電池を用いた場合は、電池交換の頻度を
少なくすることができる。
【0050】また、請求項2の発明によれば、電力に変
換する熱を熱伝導素子により熱電素子の高温側部に伝導
させることにより、熱電素子の低温側部は、調理機器本
体内の温度が低い位置に配置させて熱電素子による発電
効率を向上させ、外部電源の負担をより軽減させること
ができる。
【0051】また、請求項3の発明によれば、燃焼熱を
熱伝導素子により熱電素子の高温側部に伝導させ、熱電
素子の低温側部は、調理機器本体にガスを供給するガス
通路に接触させて配置することにより、発電効率が向上
して外部電源の負担をさらに軽減することができる。
【0052】さらに、請求項4の発明によれば、外部電
源に充電可能な電池を用い、熱電素子の余剰電力を充電
することにより、外部電源の交換を不要にするなど取り
扱い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1によるガス調理機器のブロッ
ク図
【図2】本発明の実施例2によるガス調理機器のブロッ
ク図
【図3】本発明の実施例3によるガス調理機器のブロッ
ク図
【図4】本発明の実施例4によるガス調理機器のブロッ
ク図
【図5】従来のガス調理機器で立ち消え安全装置のみを
搭載した場合のブロック図
【図6】従来のガス調理機器で立ち消え安全装置および
鍋底の温度を監視する温度センサを搭載した場合のブロ
ック図
【符号の説明】
5 調理機器制御手段 6 熱電素子 7 切り換え手段 11 外部電源 12 逆流防止手段 14 熱伝導素子 15 低温側部 16 ガス通路 17 充電手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千田 博之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山川 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K005 TB06 VA24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理機器制御手段の電源として熱を電力
    に変換する熱電素子と外部電源とを備え、前記外部電源
    は逆流防止手段を介し、前記熱電素子は切り換え手段を
    介してそれぞれ調理機器制御手段に接続し、この調理機
    器制御手段により前記外部電源の電圧と前記熱電素子の
    起電圧とを比較して前記切り換え手段を動作させる調理
    機器。
  2. 【請求項2】 熱伝導素子を備え、この熱伝導素子によ
    り熱を熱電素子に伝導する請求項1記載の調理機器。
  3. 【請求項3】 熱を電力に変換する熱電素子と外部電源
    とを電源とする調理機器制御手段、および、調理機器本
    体にガスを供給するガス通路、ならびに、熱を前記熱電
    素子に伝導する熱伝導素子を備え、前記熱電素子の高温
    側部は前記熱伝導素子に、低温側部は前記ガス通路にそ
    れぞれ配置し、前記外部電源は逆流防止手段を介し、前
    記熱電素子は切り換え手段を介してそれぞれ調理機器制
    御手段に接続し、この調理機器制御手段により前記外部
    電源の電圧と前記熱電素子の起電圧とを比較して前記切
    り換え手段を動作させる調理機器。
  4. 【請求項4】 調理機器制御手段の電源を構成する外部
    電源として充電可能な電池を用い、この充電可能な電池
    に、熱電素子からの起電力を充電する充電手段を備えた
    請求項1または3記載の調理機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013152063A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Rinnai Corp ガスコンロ
CN110332569A (zh) * 2019-07-10 2019-10-15 广东长青(集团)股份有限公司 控制件可分离的燃气灶及其控制方法

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JP2013152063A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Rinnai Corp ガスコンロ
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