JP2002168319A - 送りネジ装置 - Google Patents

送りネジ装置

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JP2002168319A
JP2002168319A JP2000364837A JP2000364837A JP2002168319A JP 2002168319 A JP2002168319 A JP 2002168319A JP 2000364837 A JP2000364837 A JP 2000364837A JP 2000364837 A JP2000364837 A JP 2000364837A JP 2002168319 A JP2002168319 A JP 2002168319A
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groove
nut
feed screw
hole
cylindrical
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Pending
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JP2000364837A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kitamura
彰浩 北村
Kosaku Kitamura
耕筰 北村
Shigeru Yamada
滋 山田
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Kitamura Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kitamura Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナット部に発熱対策を施し、長時間連続で使
用しても高い位置決め精度を得ることができる送りネジ
装置を提供する。 【解決手段】 送りネジ部11とこれに係合するナット
部20を備えた送りネジ装置において、ハウジング13
は軸方向に円筒状の貫通穴21を有し、その円筒状の貫
通穴21の内周面に第1の溝16が形成されており、ナ
ット部20がナット本体12を有し、そのナット本体1
2がハウジング13の円筒状の貫通穴21の内周面に対
応する円筒状の外周面を有し、そのナット本体12の外
周面に第2の溝31が形成されており、ナット本体12
の外周面がハウジング13の貫通穴21で直接支持され
ており、かつ、第1の溝16と第2の溝31が交互に配
置されており、第1の溝16と第2の溝31に冷却油を
供給してナット本体12の外周面を冷却油で直接冷却
し、ナット部20の熱膨張を抑える構成にしたことを特
徴とする送りネジ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送りネジ部とこ
れに係合するナット部を備えた送りネジ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】数値制御工作機械は、近年、高速化・高
精度化が急速に進んでいる。
【0003】高速化を図るためには、「早送り位置決
め」動作における送り速度をより速くすることが必要で
ある。
【0004】一般に、送り速度を高速化すると、ボール
ネジが高速で回転するため、ネジ部とナット部で発生す
る摩擦熱もそれだけ大きくなる。
【0005】ネジ部は、摺動面が露出しており、ナット
部と較べて正味の摺動長さも長いため、加熱し難い。
【0006】しかしながら、ナット部は、摺動面が内側
にあって壁部に囲まれており、実質的な摺動長さもネジ
部に較べて著しく短いため、加熱し易い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このため、長時間連続
で工作機械を稼働させた場合には、ボールネジのナット
部が発熱して熱変位を起こし、これが原因で位置決め精
度が悪化することがあった。
【0008】ナット部の近くにらせん溝を設けて冷却す
る構造が知られているが、冷却スピードに限界があり、
熱変位にムラが生じ、その結果、高い精度が得られない
欠点があった。
【0009】また、「早送り位置決め」を行う工程での
加工精度とそうでない工程での加工精度の間に差異が生
じることもあった。
【0010】このような従来技術の問題点に鑑み、本発
明は、ナット部に発熱対策を施し、長時間連続で使用し
ても高い位置決め精度を得ることができる送りネジ装置
を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明は、送りネジ部
(11)とこれに係合するナット部(20)を備えた送
りネジ装置において、ハウジング(13)は軸方向に円
筒状の貫通穴(21)を有し、その円筒状の貫通穴(2
1)の内周面に第1の溝(16)が形成されており、ナ
ット部(20)がナット本体(12)を有し、そのナッ
ト本体(12)がハウジング(13)の円筒状の貫通穴
(21)の内周面に対応する円筒状の外周面を有し、そ
のナット本体(12)の外周面に第2の溝(31)が形
成されており、ナット本体(12)の外周面がハウジン
グ(13)の貫通穴(21)で直接支持されており、か
つ、第1の溝(16)と第2の溝(31)が交互に配置
されており、第1の溝(16)と第2の溝(31)に冷
却油を供給してナット本体(12)の外周面を冷却油で
直接冷却し、ナット部(20)の熱膨張を抑える構成に
したことを特徴とする送りネジ装置を要旨としている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の送りネジ装置は、送りネ
ジ部とこれに係合するナット部を備えた送りネジ装置に
おいて、ナット部を直接ハウジングに設けてナット部を
冷却油で直接冷却し、ナット部の熱膨張を抑える構成に
している。
【0013】冷却油を流す溝は、ハウジング側の第1の
溝とナット部側の第2の溝を組合せたものであり、いず
れの溝も螺旋状に形成することが好ましい。
【0014】第1の溝と第2の溝は交互に配置されてい
る。冷却油は、それら第1及び第2の溝を流れるとき、
ナット本体の外周面を直接冷却する。その際、冷却油
は、第1の溝と第2の溝との組合せにより、ナット本体
の外周面のより多くの面に接している。そのため、放熱
効率が格段に向上する。第1の溝と第2の溝を組合せる
ことにより、ナット部から冷却油へ放熱する面積を大幅
に増加させることができるのである。たとえば、2つの
円筒面の1方のみに溝を形成した従来の構造に比較し
て、本発明のように第1及び第2の溝を組合せる構造
は、冷却油に対する放熱面積を2倍以上にすることが容
易である。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0016】図1は本発明の送りネジ装置を示す斜視
図、図2はその断面図である。
【0017】送りネジ装置10は、送りネジ部11と、
これに係合するナット部20で構成されている。
【0018】ナット部20は、ナット本体12と、その
外側に取り付けられるハウジング13で形成される。
【0019】送りネジ部11とナット本体12は、通常
のボールネジの送りネジとナットをそのまま用いること
ができる。
【0020】ハウジング13は平板状の取付部15を有
している。取付部15は図1では上側に位置しており、
4個の取付穴14を有している。
【0021】送りネジ装置10は、取付穴14によっ
て、例えば図示しないX−Yテーブル等の移動体に固定
される。
【0022】ハウジング13は軸方向に貫通穴21を有
しており、その周面には螺旋状の第1の溝16が形成さ
れている。螺旋状の第1の溝16の両端部は、周面から
半径方向に形成された通路22,23を経て、さらに軸
方向通路24,25を介し、冷却油供給管17と冷却油
回収管18に接続されている。配管17と18はフレキ
シブルな材料で構成される。
【0023】螺旋状の第1の溝16の両端部の外側に
は、オイルシール30が配置されている。
【0024】供給管17と回収管18には図示しない冷
却油循環装置が接続され、所定温度の冷却油を供給・回
収できる構成になっている。必要に応じ、ナット本体1
2の温度や回収した冷却油の温度を測定し、その温度に
基づいて供給する冷却油の温度が調整される。
【0025】ナット本体12の一端には、取付穴26を
有する取付用フランジ9が形成されている。ハウジング
13には、取付ネジ穴27が設けられている。ナット本
体12とハウジング13は、この取付穴26と取付ネジ
穴27を用いて、取付ボルト28で固定される。
【0026】ナット本体12の外周はハウジング13の
貫通穴21の内周面に対応する円筒形状を有しており、
そのナット本体12の外周面にらせん状の第2の溝31
が形成されている。螺旋状の第2の溝31の両端部は、
半径方向に形成された通路32,33を経て、前述の軸
方向通路24,25を介し、冷却油供給管17と冷却油
回収管18に接続されている。
【0027】第1の溝16と第2の溝31は交互に配置
されている。冷却油は、それら第1及び第2の溝16、
31を流れるとき、ナット本体12の外周面を直接冷却
する。その際、冷却油は、第1の溝16と第2の溝31
との組合せにより、ナット本体12の外周面のより多く
の面に接している。
【0028】
【発明の効果】本発明の送りネジ装置においては、ハウ
ジング13は軸方向に円筒状の貫通穴21を有し、その
円筒状の貫通穴21の内周面に第1の溝16が形成され
ており、ナット部20がその円筒状の貫通穴21の内周
面に対応する円筒状の外周面に第2の溝31を形成した
ナット本体12を有し、そのナット本体12の外周面が
ハウジング13の貫通穴21で直接支持されており、第
1の溝16と第2の溝31に冷却油を供給してナット部
の発熱が全体的に安定して抑制されるため、「早送り位
置決め」動作における送り速度をより速くすることがで
き、また、長時間連続で使用しても高い位置決め精度が
得られる。
【0029】なお、本発明は前述の実施例に限定されな
い。例えば、冷却油を流す第1及び第2の溝の形状は、
螺旋状に限らず、数本の分枝状通路であっても良い。ま
た、ハウジングは、2つの分割体で形成することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送りネジ装置の実施例を示す斜視図。
【図2】図1の送りネジ装置の断面図。
【符号の説明】
10 送りネジ装置 11 送りネジ部 12 ナット本体 13 ハウジング 16 螺旋状の第1の溝 17,18 冷却油用配管 31 螺旋状の第2の溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 滋 富山県高岡市戸出光明寺1870番地 キタム ラ機械株式会社内 Fターム(参考) 3J062 AA21 AB21 CD02 CD22 CD73

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送りネジ部(11)とこれに係合するナ
    ット部(20)を備えた送りネジ装置において、ハウジ
    ング(13)は軸方向に円筒状の貫通穴(21)を有
    し、その円筒状の貫通穴(21)の内周面に第1の溝
    (16)が形成されており、ナット部(20)がナット
    本体(12)を有し、そのナット本体(12)がハウジ
    ング(13)の円筒状の貫通穴(21)の内周面に対応
    する円筒状の外周面を有し、そのナット本体(12)の
    外周面に第2の溝(31)が形成されており、ナット本
    体(12)の外周面がハウジング(13)の貫通穴(2
    1)で直接支持されており、かつ、第1の溝(16)と
    第2の溝(31)が交互に配置されており、第1の溝
    (16)と第2の溝(31)に冷却油を供給して、ナッ
    ト本体(12)の外周面を冷却油で直接冷却し、ナット
    部(20)の熱膨張を抑える構成にしたことを特徴とす
    る送りネジ装置。
  2. 【請求項2】 第1の溝(16)と第2の溝(31)が
    螺旋状であることを特徴とする請求項1に記載の送りネ
    ジ装置。
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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040203