JP2001159421A - 転がり軸受装置 - Google Patents

転がり軸受装置

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JP2001159421A
JP2001159421A JP34196099A JP34196099A JP2001159421A JP 2001159421 A JP2001159421 A JP 2001159421A JP 34196099 A JP34196099 A JP 34196099A JP 34196099 A JP34196099 A JP 34196099A JP 2001159421 A JP2001159421 A JP 2001159421A
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sleeve
housing
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gap
thermal expansion
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JP34196099A
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Chuichi Sato
忠一 佐藤
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Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C25/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for wear or play
    • F16C25/06Ball or roller bearings
    • F16C25/08Ball or roller bearings self-adjusting

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱変形に伴う主軸の先端位置の軸方向への熱
変位量を限りなく零に近い量にすることができるととも
に、ラジアル方向の熱変形に起因する軸受焼き付けの発
生の恐れがない転がり軸受装置を提供する。 【解決手段】 スリーブ20は、内部にアンギュラ玉軸
受4a,4bを収容する本体21と、第1ハウジング部
1aに一体的に固定されるフランジ22とを有する。ス
リーブ20は、回転軸2の熱膨張係数より大きな熱膨張
係数を有する材質から構成されるとともに、本体21と
第1ハウジング部1aとが所定の温度範囲内で熱膨張し
た際に本体21と第1ハウジング部1aとの間に所定量
以上の隙間が残存するように、本体21と第1ハウジン
グ部1aとの間に予め隙間を設けて第1ハウジング部1
aに組み込まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングに組み
込まれ、主軸が挿通されたスリーブと、スリーブに収容
され、主軸を回転可能に支持する転がり軸受とを備える
転がり軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械に用いられるスピンドル
として、回転軸を回転駆動するためのモータを内蔵する
いわゆるビルトインスピンドルがある。このビルトイン
スピンドルにおいては、特に、モータの発熱、回転軸の
回転に伴う発熱などが生じるので、転がり軸受に対する
熱対策が施されている。
【0003】この熱対策が施されているビルトインスピ
ンドルについて図4を参照しながら説明する。図4は従
来のビルトインスピンドルの構成を示す縦断面図であ
る。
【0004】ビルトインスピンドル40は、図4に示す
ように、互いに結合されている第1ハウジング部41
a、第2ハウジング部41bおよび第3ハウジング部4
1cを含むハウジング部41と、第2ハウジング部41
b内に組み込まれ、回転軸42を駆動する高周波モータ
43とを備え、高周波モータ43は、第2ハウジング部
41bに固定されたステータ43aと、回転軸42に固
着されたロータ43bとを有する。
【0005】第1ハウジング部41aの外面は、ジャケ
ット47で覆われ、第1ハウジング部41aとジャケッ
ト47との間に形成された冷却水循環経路47aには、
軸受用冷却水が流される。この冷却水循環経路47aに
流された冷却水は、外部に導かれて再び冷却された後に
冷却水循環経路47aに戻される。第2ハウジング部4
1bはマシン本体のフレーム46に固定されている。第
2ハウジング部41bには、その内部空間に冷却用エア
ーを供給するためのエアー供給口48aと、その内部空
間に供給されたエアーを外部に排気するための排気口4
8bとが設けられている。また、ステータ43aの外筒
43cとそれに対向する第2ハウジング部41b内面と
の間には、冷却水循環経路49が形成されている。
【0006】回転軸42の前端部(工具装着側端部)
は、2つのアンギュラ玉軸受44により、回転軸42の
後端部は、2つのアンギュラ玉軸受45によりそれぞれ
支持されている。回転軸42の前端部を支持する各アン
ギュラ玉軸受44間には外輪間座44aおよび内輪間座
44bが挿入され、各アンギュラ玉軸受44の外輪は、
第1ハウジング部41aに取り付けられた外輪押え50
により、第1ハウジング部41aに固定されている。ま
た各アンギュラ玉軸受44の内輪は、回転軸42に嵌合
されているとともに、回転軸42のねじ部42aに螺合
されている内輪固定ナット51により回転軸42に固定
されている。
【0007】第3ハウジング部41cには、スリーブ5
2が回転軸42の軸方向に滑り移動可能に挿入され、ス
リーブ52内には回転軸42の後端部を支持する各アン
ギュラ玉軸受45が収容されている。各アンギュラ玉軸
受45間には外輪間座45aおよび内輪間座45bが挿
入され、各アンギュラ玉軸受45の外輪がスリーブ52
に固定されている。各アンギュラ玉軸受45の内輪は回
転軸42に嵌合されているとともに、回転軸42のねじ
部42bに螺合されている内輪固定ナット56により回
転軸2に固定されている。スリーブ52には押当部材5
3が挿入され、この押当部材53の前端は、一方のアン
ギュラ玉軸受45の外輪に突き当てられている。押当部
材53の後端にはフランジ部53aが設けられ、フラン
ジ部53aはねじ部材(図示せず)によりスリーブ52
に一体的に結合されている。
【0008】第3ハウジング部41cと押当部材53の
フランジ部53aとの間には、予圧用コイルバネ55が
挿入されている。このコイルバネ55がフランジ部53
aを付勢することによって、スリーブ52が第3ハウジ
ング41cの内面に案内されながら滑り移動し、このス
リーブ52の移動量に応じた予圧力が各アンギュラ玉軸
受45に付与される。
【0009】このように上記ビルトインスピンドル40
では、第1ハウジング部41aのジャケット47との間
に形成された冷却水循環経路47aを用いて軸受用冷却
水を循環させ、ステータ43aの外筒43cとそれに対
向する第2ハウジング部41bの内面との間に形成され
た冷却水循環路49を用いて冷却水を循環させ、また第
2ハウジング部41b内に冷却用エアーを供給すること
により、モータ43の発熱、回転軸42の回転に伴う発
熱による装置全体の温度上昇が抑制される。
【0010】ここで、基台46におけるビルトインスピ
ンドル40の取付基準面をXとし、この取付基準面Xに
取り付けたビルトインスピンドル40における熱変形を
考えると、取付基準面Xに対する回転軸42の先端(工
具取付面)の熱変形による変位δは、加工精度に直接影
響する重要な因子である。この変位δは、特に、回転軸
42における取付基準面Xからアンギュラ玉軸受44ま
での部分(長さl2)の伸び、および回転軸42におけ
るアンギュラ玉軸受44から先端位置までの部分(長さ
l1部分)の伸びにより支配される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記ビルトインスピン
ドルにおいては、冷却水循環経路47aを循環する軸受
用冷却水による冷却作用により、発熱によるアンギュラ
玉軸受44の外輪、第1ハウジング部41aの温度上昇
を小さく抑制するので、アンギュラ玉軸受44に対する
熱対策を行うことはできるが、回転軸42の熱変形に対
する対策は不完全である。具体的には、回転軸42の長
さl2部分の伸びは抑えられるが、長さl1部分の伸びを
抑えることができない。その結果、回転軸42の先端
(工具取付面)が熱変形により変位し、この変位が加工
精度に大きな影響を与えることになる。
【0012】このような回転軸42の先端(工具取付
面)の熱変形による変位に対応するために、熱変形によ
る回転軸42の伸びを補正して加工精度の低下を抑制す
る方法が提案されている。この方法について図5を参照
しながら説明する。図5は図4のビイルトインスピンド
ルに組み込まれたアンギュラ玉軸受の熱変形時における
外輪と内輪との相対位置関係を示す図である。
【0013】この方法では、図5に示すように、アンギ
ュラ玉軸受44の外輪61を基準として内輪62の位置
変位を考える。アンギュラ玉軸受44の内輪62の熱膨
張により軸受隙間が減少した際の内輪62の位置変位量
をδ1とし、内輪62および回転軸42の伸びによる回
転軸42における長さl部分の変位量をδ2とし、回転
軸42の先端位置の変位量をδとすると、この変位量δ
は次の(1)式により表される。
【0014】 δ=δ1+δ2 …(1) ここで、内輪62の位置変位量δ1は、アンギュラ玉軸
受44の内輪62の熱膨張により軸受隙間が減少した際
に接触角αがα'に変化することにより発生する変位量
であり、このときの外輪61の熱変形はないもとしてい
る。
【0015】そして、コンピュータ解析により、上記内
輪62の位置変化量δ1および回転軸42における長さ
l部分の変化量δ2を求め、上記(1)に従い求めた各
変化量δ1,δ2から回転軸42の先端位置の変化量δを
算出し、この変化量δを工具先端位置決め駆動制御によ
り補正する。これにより、回転軸42の先端の位置決め
を高精度で行うことが可能であることが報告されてい
る。なお、実際には、上記各変位量δ1,δ2の算出は、
温度分布、遠心力による接触角αの変化(回転数の違
い)などの種々の条件を考慮して解析されるが、本説明
では、簡単化している。
【0016】しかしながら、熱による変形は履歴現象で
あり、且つ時間遅れを伴うものであるので、回転軸42
の回転数を頻繁に変化させ、且つ回転、停止の繰返し伴
う回転軸42の立ち上がり動作、立ち下がり動作を短時
間で行う運転を要求される場合には、変位量δ1,δ2の
解析において熱変形の履歴現象を正しく組み入れて回転
軸42の変位量δを算出することは難しい。即ち、回転
軸42の先端位置の変位量δの補正を時間遅れなしに行
うことは非常に難しい。その結果、変位量δに対する補
正が、加工精度の低下を抑制することにならない場合が
ある。
【0017】次に、ラジアル方向の熱変形を考えると、
上記冷却構造では、冷却水循環経路47aを循環する軸
受用冷却水による冷却作用により第1ハウジング部41
aの熱膨張が非常に小さく抑制され、また、第1ハウジ
ング部41aとアンギュラ玉軸受44の外輪と間の隙間
量が小さいことにより、アンギュラ玉軸受44の外輪の
熱膨張は第1ハウジング部41aにより規制される。し
かしながら、冷却水循環経路47aを循環する軸受用冷
却水による冷却作用がアンギュラ玉軸受44の内輪に十
分に与えられず、その結果、アンギュラ玉軸受44の内
輪の熱膨張量が外輪の熱膨張量より大きくなってアンギ
ュラ玉軸受44の隙間が減少し、この隙間がマイナス側
になる恐れがあり、ひいては焼き付けを起こすことがあ
る。また、同様に、上記の補正方法では、接触角αが
α'に変化することにより発生する内輪62の位置変化
量δ1を算出するが、軸受の焼き付けの原因になるラジ
アル方向の変位量に対する補正を考慮していないので、
ラジアル方向の変位に起因する軸受の焼き付けの発生を
未然に防止することはできない。
【0018】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、熱変形に伴う主軸の先端位置
の軸方向への熱変位量を限りなく零に近い量にすること
ができるとともに、ラジアル方向の熱変形に起因する軸
受焼き付けの発生の恐れがない転がり軸受装置を提供す
ることにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、主軸と、ハウ
ジングと、前記ハウジングに組み込まれ、前記主軸が挿
通されたスリーブと、前記スリーブに収容され、前記主
軸を回転可能に支持する転がり軸受とを備える転がり軸
受装置において、前記スリーブは、内部に前記転がり軸
受を収容する筒状の本体と、前記本体の外面から立ち上
がり、前記ハウジングに一体的に固定されるフランジと
を有し、前記スリーブは、前記主軸の熱膨張係数より大
きな熱膨張係数を有する材質から構成されるとともに、
前記本体と前記ハウジングとが所定の温度範囲内で熱膨
張した際に前記本体と前記ハウジングとの間に所定量以
上の隙間が残存するように、前記本体と前記ハウジング
との間に予め隙間を設けて前記ハウジングに組み込まれ
ていることを特徴とする。
【0020】本発明では、スリーブが、内部に転がり軸
受を収容する筒状の本体と、本体の外面から立ち上が
り、ハウジングに一体的に固定されるフランジとを有
し、スリーブは、主軸の熱膨張係数より大きな熱膨張係
数を有する材質から構成されるとともに、本体とハウジ
ングとが所定の温度範囲内で熱膨張した際に本体とハウ
ジングとの間に所定量以上の隙間が残存するように、本
体とハウジングとの間に予め隙間を設けて前記ハウジン
グに組み込まれている主軸の熱膨張係数より大きな熱膨
張係数を有する材質から構成されるので、熱変形に伴う
主軸の先端位置の軸方向への熱変位量を限りなく零に近
い量にすることができるとともに、ラジアル方向の熱変
形に起因する軸受焼き付けの発生の恐れがない。
【0021】主軸が鋳鉄、鋼などの材質から構成されて
いる場合、主軸の熱膨張係数より大きな熱膨張係数を有
する材質としては、ステンレス、黄銅、アルミ合金など
があり、これらの材質でスリーブを構成することが可能
である。主軸の回転に伴い転がり軸受などから熱が発生
すると、主軸およびスリーブは熱変形する。主軸の先端
は、スリーブのフランジのハウジングへの取付位置を基
準として軸方向へハウジング外方に向けて伸びる。スリ
ーブにおいては、そのフランジがハウジングに固定され
ているので、例えば本体をフランジの取付位置からハウ
ジング内方に向かう筒状に構成することによって、フラ
ンジの取付位置を基準として本体が軸方向へハウジング
内方に向けて伸びるように規制することが可能である。
また、スリーブの熱膨張係数は主軸の熱膨張係数より大
きいので、スリーブの本体が軸方向へハウジング内方に
向けて伸びる量を上記主軸先端の軸方向への伸び量と等
しくなるように調整することが可能である。これによ
り、主軸先端の軸方向への伸びに伴う主軸の先端位置の
変位量を限りなく零に近づけることが可能になる。
【0022】また、スリーブは、スリーブとハウジング
とが所定の温度範囲内で熱膨張した際に本体とハウジン
グとの間に所定量以上の隙間が残存するように本体とハ
ウジングとの間に予め隙間を設けてハウジングに組み込
まれているので、スリーブのラジアル方向への熱変形は
ハウジングにより規制されず、スリーブ内の転がり軸受
における軸受隙間が軸受焼付けを起こすほどに減少する
ことが回避される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0024】図1は本発明に係る転がり軸受装置の実施
の一形態における主要部構成を示す縦断面図、図2は図
1の転がり軸受装置に設けられている回転軸前端部側の
スリーブを示す図、図3は図1の転がり軸受装置に設け
られている回転軸後端部側のスリーブを示す斜視図であ
る。本実施の形態では、内面研削盤用ビルトインスピン
ドルを例にして説明する。
【0025】内面研削盤用スピンドルは、図1に示すよ
うに、互いに結合されている第1ハウジング部1a、第
2ハウジング部1bおよび第3ハウジング部1cを含
み、回転軸2を駆動する高周波モータ3を内蔵するハウ
ジング1を備え、ハウジング1は、マシン本体のフレー
ム10に組み込まれている。
【0026】第1ハウジング部1aはマシン本体のフレ
ーム10に固定されている。第1ハウジング部1aには
スリーブ20が組み込まれ、スリーブ20には、回転軸
2の前端部(工具装着側端部)を支持する2つのアンギ
ュラ玉軸受4a,4bが収容されている。このスリーブ
20は、回転軸2の熱膨張係数より大きい熱膨張係数を
有する材質から構成されている。このスリーブ20の材
質の選定については後述する。スリーブ20は、図2
(a)および(b)に示すように、回転軸2が挿通され
ている円筒状の本体21と、本体21の外周面に一体的
に連なる円環状のフランジ22とを有する。フランジ2
2には、複数のボルト受入穴22aおよび放電ワイヤ加
工による平行ばね機構23がそれぞれ形成されている。
【0027】平行ばね機構23は、スリーブ20の軸方
向と直交する面に形成されている複数の溝23a〜23
hからなる。平行ばね機構23におけるばね定数k2
1、ばね部位置(各溝23a〜23hの相対位置および
長さ)、各溝23a〜23hにおける連結点の穴径d、
ヒンジ部の距離Δ(隣り合う溝23a〜23hの連結点
間の距離)などの各諸元は、有限要素法により決定され
る。具体的には、スリーブ20にアンギュラ玉軸受4
a,4bが収容されている場合、ラジアル方向の剛性を
アンギュラ玉軸受4a,4bのラジアル剛性以上の値、
好ましくは1.5〜2倍程度の値になるように平行ばね
機構23の各諸元が設定される。よって、この平行ばね
機構23により、フランジ22にスリーブ20のアラジ
アル方向へのばね作用を持たせることが可能になり、フ
ランジ22のスリーブ20のラジアル方向への静剛性の
みを小さくすることができる。また、スリーブ20に円
筒ころ軸受が収容されている場合、ラジアル方向の剛性
のみが円筒ころ軸受のラジアル剛性以下、好ましくは1
/3〜1/2倍程度の値になるように平行ばね機構23
の各諸元が設定される。この平行ばね機構に関する技術
的事項は、1996年度砥粒加工学会学術講演会講演論
文集、「B8大型数値制御超精密研削加工機の直線送り
装置」に記載されている。
【0028】スリーブ20は、図1に示すように、第1
ハウジング部1a内に挿入され、ボルト受入穴22a
(図2(a)に示す)に挿入されたボルト(図示せず)
により第1ハウジング部1aに固定されている。スリー
ブ20の本体21の外径および長さは、本体21の端面
(第1ハウジング部1aの内方側端面)を含む外面と第
1ハウジング部1aの内面との間に隙間S1が形成され
るように第1ハウジング部1aの内径および長さに対し
て設定される。隙間S1は、第1ハウジング部1aとス
リーブ20との間に挿入された複数のOリング5により
外部からシールされ、この隙間S1には、第1ハウジン
グ部1aに設けられた油供給路1dを介して供給された
所定粘度の油が充填される。この隙間S1の隙間量は、
有限要素法などを用いて、スリーブ20と第1ハウジン
グ部1aとが所定の温度範囲内で熱膨張した際に本体2
1と第1ハウジング部1aとの間に所定量以上の隙間が
残存するように、また平行ばね機構23のばね定数など
を考慮して所定の減衰係数が得られるように決定され
る。例えば、隙間S1の隙間量は100〜150μmの
範囲の値に設定される。
【0029】アンギュラ玉軸受4a,4bにおいては、
その外輪がスリーブ20の本体21に嵌合され、内輪が
回転軸2に嵌合されている。また、各アンギュラ玉軸受
4a,4b間には外輪間座6aおよび内輪間座6bが挿
入されている。アンギュラ玉軸受4aの内輪は、回転軸
2のねじ部2aに螺合されている内輪固定ナット7によ
り回転軸2に固定され、これにより、アンギュラ玉軸受
4bの内輪も同様に回転軸2に固定されることになる。
アンギュラ玉軸受4aの外輪は、スリーブ20に挿入固
定された外輪押え8により本体21の内面に固定され、
これにより、アンギュラ玉軸受4bの外輪も同様に本体
21の内面に固定されることになる。
【0030】スリーブ20には、カバー部材9が取り付
けられ、このカバー部材9により、スリーブ20の平行
ばね機構23の形成面が覆われる。
【0031】第2ハウジング部1b内には、モータ3が
組み込まれている。モータ3は、回転軸2に固定されて
いるロータ3aと、ロータ3aの周囲に配置され、第2
ハウジング部1bに取り付けられているステータ3bと
を有する。第2ハウジング部1bとステータ3bの外筒
3cとの間には冷却水循環経路11が設けられ、この冷
却水循環経路11には、冷却水が流される。この冷却水
循環経路11に流された冷却水は、外部に導かれて再び
冷却された後に冷却水循環経路11に戻される。第2ハ
ウジング部1bには、第1ハウジング部1aに設けられ
た冷却媒体供給口12aから冷却媒体(水素)が供給さ
れ、この供給された冷却媒体は、第3ハウジング部1c
に設けられた冷却媒体排気口12bを介して外部の冷却
媒体タンク側に戻される。本実施の形態では、この冷却
媒体として水素を用いていることにより、従来の冷却エ
アーを用いている場合に比して、モータ3の鉄損、風損
による発熱に対する冷却効率を高めることができる。
【0032】第3ハウジング部1cにはスリーブ30が
挿入され、スリーブ30には、回転軸2の後端部を支持
する2つのアンギュラ玉軸受4c,4dが収容されてい
る。スリーブ30は、回転軸2が挿通されている円筒状
の本体31と、本体31の外周面から垂直に立ち上がる
フランジ32とを有する。
【0033】スリーブ30の本体31の端面には、図3
に示すように、後述する外輪押え17を固定するための
ボルト(図示せず)を受け入れるための複数のねじ穴3
1cが形成されている。フランジ32は、本体31の外
周面に一体的に連なりかつ該外周面から垂直に立ち上が
る4つの柱状部33と、各柱状部33をそれぞれ一体的
に繋ぐように形成されたリング状の連結部34とから構
成される。各柱状部33は、本体31の外周面に沿って
等間隔に配列されている。各柱状部33には、ボルト受
入穴33aおよび放電ワイヤ加工による平行ばね機構3
5がそれぞれ形成されている。平行ばね機構35は、柱
状部33におけるスリーブ30の軸方向と直交する面に
形成されたZ状の溝35aと、柱状部23のスリーブ2
0の軸方向と直交する面に、溝35aにおける始点、終
点を含む各連結点に対向して直線状に伸びるように形成
された4つの溝35bとを有する。平行ばね機構35に
おけるばね定数k22、ばね部位置(溝35a,35b
の位置)、溝35aの上記各連結点の穴径d、ヒンジ部
の距離Δ(溝35aの上記各連結点と対応する溝35b
との間の距離)などの各諸元は、有限要素法により決定
される。具体的には、各アンギュラ玉軸受4c,4dに
正規の予圧力を付与するために、スリーブ30のラジア
ル、軸回転方向の静剛性が所定の値を満足することを条
件に軸方向の静剛性のみが小さくなるように平行ばね機
構35の各諸元が設定される。よって、この平行ばね機
構35により、フランジ32にスリーブ30の軸方向へ
のばね作用を持たせることが可能になり、スリーブ30
の軸方向への静剛性のみを小さくすることができる。
【0034】また、フランジ32の連結部34には、各
アンギュラ玉軸受4c,4dへ潤滑油を供給するための
複数の供給口34a,34bが形成され、同様に本体3
1に各アンギュラ玉軸受4c,4dへの潤滑油の供給口
31a,31bが形成されている。供給口34aと供給
口31aおよび供給口34bと供給口31bは、流体論
理回路素子用パイプなどの柔軟性を有するパイプ36
a,36b(図中の二点鎖線で示す)を介して接続さ
れ、各供給口34a,34bは、第3ハウジング部1c
内の潤滑油供給路(図示せず)に連通する。各供給口3
1a,31bはパイプ36a,36bを介して供給され
た潤滑油をアンギュラ玉軸受4c,4dに導く。
【0035】スリーブ30は、図1に示すように、第3
ハウジング部1c内に挿入され、ボルト受入孔33aに
挿入されたボルト13により第3ハウジング部1cに固
定されている。スリーブ30は、その本体31の一方の
端面側部位(ハウジング1の内方側)とハウジング1の
内周面との間に所定隙間量を有する隙間S2が形成され
るように第3ハウジング部1c内に挿入されている。こ
の隙間S2は、スリーブ30の本体31と第3ハウジン
グ部1cとの間に挿入された複数のOリング14により
外部に対してシールされている。隙間S2には、第3ハ
ウジング部1cに形成された油供給路1eを介して作動
油が供給され、この隙間S2に供給される作動油によ
り、アンギュラ玉軸受4c,4dに対して軸方向への予
圧が付与される。このアンギュラ玉軸受4c,4dに対
する予圧は、隙間S2に供給する作動油の圧力を制御す
ることにより可変することが可能である。
【0036】アンギュラ玉軸受4c,4dにおいては、
その外輪がスリーブ30の本体31に嵌合され、内輪が
回転軸2に嵌合されている。また、各アンギュラ玉軸受
4c,4d間には外輪間座15aおよび内輪間座15b
が挿入されている。アンギュラ玉軸受4cの内輪は、回
転軸2のねじ部2bに螺合されている内輪固定ナット1
6により回転軸2に固定され、これにより、アンギュラ
玉軸受4dの内輪も同様に回転軸2に固定されることに
なる。アンギュラ玉軸受4cの外輪は、スリーブ30に
取り付けられた外輪押え17によりスリーブ30の内面
に固定され、これにより、アンギュラ玉軸受4dの外輪
も同様にスリーブ30の内面に固定されることになる。
ここで、外輪押え17はスリーブ30の各ねじ穴31c
(図3に示す)に螺合されたボルト(図示せず)により
スリーブ30に固定されている。
【0037】第3ハウジング部1cの端面には、リング
状のダンパ盤18がスリーブ30のフランジ32と対向
するように取り付けられている。ダンパ盤18とスリー
ブ30間には、所定の隙間量を有する隙間S3が形成さ
れ、この隙間S3の一部S31は、ダンパ盤18とスリ
ーブ30との間に挿入された複数のOリング19により
外部に対してシールされている。隙間S31には、ダン
パ盤18に形成された油供給路18aを介して供給され
た所定粘度の油が充填されている。この隙間S31に充
填された油により、スリーブ30と第3ハウジング部1
cとの間にダンピング作用が付与されることになる。こ
の隙間S31における油圧は、アンギュラ玉軸受4c,
4dに付与される予圧に影響を与えない程度の低圧力に
設定される。
【0038】予圧を各アンギュラ玉軸受4c,4dに付
与する際には、加工状態に応じた圧力の作動油が隙間S
2に供給され、スリーブ30には作動油の圧力が掛る。
このとき、スリーブ30は、フランジ32の固定部位
(ボルト13により第3ハウジング部1cに固定されて
いる部位)を中心とし、平行ばね機構35により軸方向
に回転軸2の後端側に向けて弾性変形する。このスリー
ブ30の軸方向の弾性変形量は、作動油の圧力に応じた
値である。この弾性変形に伴い各アンギュラ玉軸受4
c,4dの外輪には、作動油の圧力に応じた軸方向への
予圧力が付与されることになる。よって、隙間S2に供
給される作動油の圧力を制御することにより、予圧を、
回転軸2の規定回転数への立ち上がり時または立ち下が
り時に対応する大きさの予圧、高速軽切削または低速重
切削時に対応する大きさの予圧にそれぞれ切り換えるこ
とができる。
【0039】また、スリーブ30においては、平行ばね
機構35により軸方向への静剛性のみを小さく設定して
いるので、このスリーブ30の軸方向への静剛性が小さ
くなった分、隙間S31に充填した油によるダンピング
が有効に作用することになる。同様に、スリーブ20に
おいても、その平行ばね機構23によりラジアル方向へ
の静剛性のみを小さく設定しているので、このラジアル
方向への静剛性が小さくなった分、隙間S1のダンピン
グ効果が有効に作用することになる。その結果、加工時
には適正な予圧を安定に保持することができるととも
に、加工時の軸方向の不安定現象例えばびびりなどの発
生をなくすことができる。
【0040】次に、スリーブ20の材質の選定について
説明する。本実施の形態においては、熱変形による回転
軸2の先端位置の軸方向変位を零にするために、スリー
ブ20を回転軸2の熱膨張係数より大きな熱膨張係数を
有する材質から構成する。
【0041】ここで、図1に示すように、第1ハウジン
グ部1aのフレーム10への取付面を基準面Xとし、こ
の基準面Xに対する回転軸2の先端位置の変位を考え
る。基準面Xを基準とし、第1ハウジング部1aの代表
長さをl1、この第1ハウジング部1aにおける温度上
昇をΔt1とし、スリーブ20の本体21の代表長さを
l2、本体21におけ温度上昇をΔt2とし、回転軸2の
代表長さをl3、この長さl3部分における温度上昇をΔ
t3とすると、回転軸2の先端位置の変位δは、次の
(2)式により表される。
【0042】 δ=α1Δt1l1−α2Δt2l2+α3Δt3l3 …(2) ここで、α1は第1ハウジング部1aの熱膨張係数、α2
はスリーブ20の熱膨張係数、α3は回転軸2の熱膨張
係数である。
【0043】上記(2)式から変位δを零にするような
熱膨張係数α2を有するスリーブ20の材質を選択する
ことによって、回転軸2の先端位置の変位を零にするこ
とが可能である。即ち、スリーブ20の材質として、第
1ハウジング部1aおよび回転軸2のそれぞれの熱膨張
係数α1,α3より大きい熱膨張係数α2を有する材質を
選択すればよい。
【0044】ここで、スリーブ20と第1ハウジング部
1aとの間の隙間S1は、スリーブ20と第1ハウジン
グ1aとが所定の温度範囲内で熱膨張した際にスリーブ
20の本体21と第1ハウジング部1aとの間に所定量
以上の隙間量が残存するように設定され、また隙間S1
には油が充填されているので、回転軸2の発熱に伴う内
輪、外輪の温度上昇は同じであり、接触角の変化はな
い。そして、スリーブ20の温度上昇は軸受に同じであ
り、また回転軸2の温度上昇も同じ(Δt3=Δt2)と
し、第1ハウジング部1aの温度上昇はない(Δt1=
0)とし、上記(1)式を用いて、変位δ=0の条件を
満足するスリーブ20の熱膨張係数α2を求めると、 α2={Δt3l3/(Δt2l2)}α3=(l3/l2)α3 …(3) 上記(3)式に、図1に示す各長さをl2=22mm、
l3=41mmとして代入すると、 α2=1.9α3 …(4) となる。
【0045】また、第1ハウジング部1a、スリーブ2
0、回転軸2における温度上昇がそれぞれ同じである
(Δt1=Δt2=Δt3)とすると、 α2=(α1l1+α3l3)/l2 …(5) 上記(5)式に、図1に示す各長さをl1=21mm、
l2=22mm、l3=41mmとして代入すると、 α2=0.95α1+1.9α3 …(6) となる。
【0046】回転軸2の材質を中炭素鋼とすると、その
熱膨張係数α3は10.7×10-6(1/K)となる。また、第1
ハウジング部1aの材質を鋳鉄とすると、その熱膨張係
数α1は11.8×10-6(1/K)となる。これらの値を上記
(4)式に代入して熱膨張係数α2を求めると、α2=2
1.3×10-6(1/K)が得られる。この熱膨張係数α2に近
い熱膨張係数を有する材質として、例えば黄銅(α2=2
0.8×10-6(1/K))、ステンレス(α2=17.3×10-6(1
/K))を選択することができる。また、上記(6)式か
ら熱膨張係数α2を求めると、α2=32.5×10-6(1/K)
が得られる。この熱膨張係数α2に近い熱膨張係数を有
する材質として、例えばアルミ合金(α2=23.4×10-6
(1/K))を選択することができる。
【0047】実際には、上記各式から求めた熱膨張係数
α2に等しい熱膨張係数を有する材質を選択することは
難しく、上記各式から求めた熱膨張係数α2に近い熱膨
張係数を有する材質を選択することになり、この選択し
た材質の熱膨張係数α2を用いて回転軸2の先端位置の
変位δを零にするように、各長さl1,l2,l3を再度
決定する必要がある。
【0048】なお、軸受材質などを考慮してさらに詳細
に解析することによってより適切な熱膨張係数を有する
材質を選択することが可能になる。また、例えば隙間S
1へ供給する油をその油温(例えば室温)を制御しなが
ら循環させた場合には、第1ハウジング部1aの温度上
昇Δt1を限りなく零に近づけることが可能であるの
で、この場合には、上記(3)式が用いられることにな
り、上記例では、ステンレス(α2=17.3×10-6(1/
K))が選択されることになる。
【0049】このように、本実施の形態によれば、回転
軸2の先端位置の軸方向への変位量を限りなく零に近づ
けることが可能になる。また、スリーブ20の熱膨張係
数が軸受外輪の熱膨張係数より2倍程度大きいので、ス
リーブの温度上昇が軸受外輪の温度上昇に比して2倍程
度であっても、それぞれのラジアル方向の熱変形量(熱
膨張量)がほぼ同じになり、軸受隙間は小さくならな
い。よって、軸受焼き付けの発生の恐れがない。また、
スリーブ30については、このラジアル方向の隙間の減
少を考慮して、スリーブ20と同様の材質にすることが
望ましい。
【0050】なお、本実施の形態では、回転軸2の後端
部の支持構造としてスリーブ30を用いた支持構造を採
用しているが、これに代えて図4に示す回転軸42の後
端部の支持構造を採用してもかまわない。この場合も、
同様に、回転軸2の先端位置の軸方向への変位量を限り
なく零に近づけることが可能になるとともに、ラジアル
方向の熱変形に起因する軸受焼き付けの発生の恐れがな
いという効果を得ることができる。
【0051】また、本実施の形態では、アンギュラ玉軸
受を用いているが、これに代えて円筒ころ軸受などの他
の転がり軸受を用いることも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スリーブが、内部に転がり軸受を収容する筒状の本体
と、本体の外面から立ち上がり、ハウジングに一体的に
固定されるフランジとを有し、スリーブは、主軸の熱膨
張係数より大きな熱膨張係数を有する材質から構成され
るとともに、本体とハウジングとが所定の温度範囲内で
熱膨張した際に本体とハウジングとの間に所定量以上の
隙間が残存するように、本体とハウジングとの間に予め
隙間を設けて前記ハウジングに組み込まれている主軸の
熱膨張係数より大きな熱膨張係数を有する材質から構成
されるので、熱変形に伴う主軸の先端位置の軸方向への
熱変位量を限りなく零に近い量にすることができるとと
もに、ラジアル方向の熱変形に起因する軸受焼き付けの
発生の恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転がり軸受装置の実施の一形態に
おける主要部構成を示す縦断面図である。
【図2】(a)は図1の転がり軸受装置に設けられてい
る回転軸前端部側のスリーブを示す正面図、(b)はス
リーブの縦断面図である。
【図3】図1の転がり軸受装置に設けられている回転軸
後端部側のスリーブを示す斜視図である。
【図4】従来のビルトインスピンドルの構成を示す縦断
面図である。
【図5】図4のビイルトインスピンドルに組み込まれた
アンギュラ玉軸受の熱変形時における外輪と内輪との相
対位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 第1ハウジング部 2 回転軸 4a,4b アンギュラ玉軸受 20 スリーブ 21 本体 22 フランジ 33 平行ばね機構 33a〜33h 溝 S1 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸と、ハウジングと、前記ハウジング
    に組み込まれ、前記主軸が挿通されたスリーブと、前記
    スリーブに収容され、前記主軸を回転可能に支持する転
    がり軸受とを備える転がり軸受装置において、前記スリ
    ーブは、内部に前記転がり軸受を収容する筒状の本体
    と、前記本体の外面から立ち上がり、前記ハウジングに
    一体的に固定されるフランジとを有し、前記スリーブ
    は、前記主軸の熱膨張係数より大きな熱膨張係数を有す
    る材質から構成されるとともに、前記本体と前記ハウジ
    ングとが所定の温度範囲内で熱膨張した際に前記本体と
    前記ハウジングとの間に所定量以上の隙間が残存するよ
    うに、前記本体と前記ハウジングとの間に予め隙間を設
    けて前記ハウジングに組み込まれていることを特徴とす
    る転がり軸受装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100422976B1 (ko) * 2001-09-11 2004-03-16 위아 주식회사 수직형 머시닝센터의 베어링 설치구조
EP2025450A2 (en) 2007-08-07 2009-02-18 JTEKT Corporation Grinding apparatus and method of controlling grinding apparatus
US7666062B2 (en) 2007-03-15 2010-02-23 Jtekt Corporation Grinding apparatus with magnetic bearings

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